標茶町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月8日
高速通信網を生かすための戦略は
2020年12月8日、標茶町議会の一般質問で、類瀨光信議員が「高速通信網を生かすための戦略は」について質問し、町長 佐藤彦、総務課長 齊藤正行、企画財政課長 武山正浩が答弁しました。
- 質問者
- 類瀨光信 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤彦、総務課長 齊藤正行、企画財政課長 武山正浩
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 類瀨光信
最後の質問ですが、高速通信網を生かすための戦略はということです。町内全域に高速通信網が整備されようとしています。これに伴い、インターネット利用者が増加することは想像に難くないわけです。これまで標茶町では、平成8年8月に開局した公設民営のプロバイダーがインターネットの導入と地域情報化に大変大きく貢献してきました。今般の高速通信網整備は、スマートフォンの普及とともに町民の生活と一次産業のIT化を加速させるだろうと考えます。高速通信のメリットをより多くの町民が享受するためには、町が所有するサーバーの更新や管理体制を強化するための支援が必要ではないかと思います。特に、地域プロバイダーの弱点であるサポート体制の構築に町の後押しが必要と考えます。また、地域プロバイダーを育成、支援することは、順調に実績を上げつつある「ふるさと納税」をオール標茶の体制で、受付から発送までオール標茶の体制で取り組むことを可能にすると考えます。これらについて町長の所見を伺います。
答弁 町長 佐藤彦
2番、類瀨議員の高速通信網を生かすための戦略はとのお尋ねにお答えいたします。本町におけるインターネット環境の整備につきましては、NTT東日本により令和4年5月から利用開始を予定して、光回線の整備が進んでおり、町内令和2年11月末現在で703回線の事前申込みをいただいております。議員ご指摘の高速通信網のメリットをより多くの町民が享受するためには、町が所有するサーバーの更新、管理体制を強化するための支援が必要ではないかということにつきましては、高速通信網への接続プロバイダーについては、近年多数のプロバイダー事業者が運営されており、様々なサービスの下、利用者自ら選択する時代となっております。また、町所有のサーバーについてですが、町においては平成8年、当時役場庁舎内にサーバーを設置し、地域プロバイダー事業が運営しておりましたが、その後、町としてサーバーの設置は行っておらず、更新も地域プロバイダー事業者が行い、平成22年よりデーターセンターにサーバーを再構築したと聞いております。2つ目の地域プロバイダーの弱点であるサポート体制というご指摘ですが、本町の地域プロバイダーはNPO法人でありますが、運営形態からすると、専門家をスタッフとして雇用するには至っておりませんので、対応するために高度な専門性が必要なトラブルや要望などへの即応性には課題を感じてはいますが、原則的には事業者の努力によるべきと考えるところです。なお、これまでの関わりとしては、公衆無線LAN利用希望時において、直接利用を希望する方から相談を受け付け、地域プロバイダー事業者を紹介するなどの対応を行っていました。また、このたびの光回線の導入に際しても、町職員に対し有効活用あるいは対応など、課題を含めた検討するよう指示しているところであります。まずは、職員の学習も必要であるから、近々研修も予定しており、光回線敷設後を見据え、どういった対応が望ましいのか検討を始めているところでありますので、ご理解を願います。また、地域プロバイダーを育成、支援することは、順調に実績を上げつつある「ふるさと納税」をオール標茶の体制で取り組むことを可能にするということにつきましては、地域プロバイダーの育成、支援とふるさと納税は直接的には関係が薄いものと考えております。ふるさと納税は、町外在住者が標茶を応援したいという気持ちを寄附金として表していただくもので、寄附者側の通信環境等に依存しているものであると考えます。順調に実績を上げつつあるふるさと納税をオール標茶の体制で取り組むということに関しては、そのとおりになるよう今現在も取り組んでおりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
質問 2番 類瀨光信
開設当時は町でサーバーを設置したけれども、現在は町有でないということのお答えをいただいたと。ただ、ここで今、答弁にあったNPO法人に対して、町では委託料を支出していたのではないかと認識しているのですが、それは、これは私の誤認なのでしょうか。
答弁 総務課長 齊藤正行(総務課長は2024年3月まで)
お答えしたいと思います。議員ご指摘の平成8年当時には地域プロバイダー、役場に設置した役場所有のサーバーをNPO法人に利用させてあげたと、そういった支援をしたというのは事実でございます。その後の経過としまして、自前でサーバーを持つことというのは、当初あったのですけれども、そのセキュリティーの問題、それからサーバー更新の費用等々も勘案して、その更新の費用が多額になるということも含めまして、プロバイダー自ら自前で更新をし、さらには平成22年からはクラウド上で、簡単に言うと自分のところでサーバーを買わないでほかのところから借りてその使用料を払うというほうが経営的にもセキュリティー的にも安心だということをお聞きして、そういったふうに切り替えられているということを承っているところでございます。それから、さらには委託料を支払っているのではないかということでございますけれども、平成16年からこれはNPO法人と委託契約ということで業務をお願いしているということでございますので、その業務というのはメールサーバーですとか、アカウントですとか、そういったことの情報管理の部分ですとか、あと平成24年から31年までは教職員のメールのアカウント管理ということで、移動後の設定ですとか、そういった部分について委託業務を発注していたという経過はございます。以上でございます。
質問 2番 類瀨光信
NPOの現状について高度な専門的知識を有する人を直接雇用することが難しい状況にあるだろうと言いながら、平成24年までは教職員のそういった対応をされて委託していたと。それから、業務の内容は詳しく分かりませんけれども、メールサーバーの管理というのを平成16年から委託してきたということで、現実にそれに関わっていた方々は手弁当でそこに関わっていて、NPOですから、今回利用者が増えるというのは、そういう意味では、非常にそういった方々、NPO法人にとって、チャンスになるのではないかと単純に思うわけです。そのことがあって、結局ふるさと納税なんかを、額も伸びてきて、例えば10%なり15%行政さんに払う分を、町内で回すことが単純にできないかなという、物すごくそういう単純な発想でいるわけですけれども、ただ、そういった意味で、現在はそうするとNPO法人に対して、そういったメールサーバーの管理とか、何かしらの委託というのはされているのですか。それとも、もう全く何もない状況なのですか。そのベースはもうなくなっている状態なのですか。
答弁 総務課長 齊藤正行(総務課長は2024年3月まで)
ちょっと前段申し上げますけれども、教職員のメールアカウントの管理につきましては、平成24年から平成31年まで委託を行っていたということでございまして、一方、役場側のメールアカウントの管理につきましては、平成16年から平成31年まで実施していたということで、いずれにつきましても、本年度から委託のほうはしておりません。といいますのも、これは委託側のNPO法人と協議しながら進めてきた経過がございまして、令和2年度については業務を遂行できないということで協議がありましたので、やむを得ず私どもは、やっていただけるのであれば、ずっとこのまましていきたかったというのが本音でございます。ということもありまして、やむなく業者というか、発注、受注業者を変えさせていただいたというのが経過でございます。なお、そういった町内、先ほど町長から答弁ありましたように、そういった部分については、原則には事業者の努力というのがありましたけれども、基本的には民間の方々がこれをビジネスチャンスと捉えて、そういったアフターケアあるいは例えばそういったパソコン講習などについても経済活動の一環として取り組むことをチャンスと捉えていただければ、これはいいことかなというふうに思っています。その中で、町が担うべきものが町民の中からあれば、それは町として研究をさせていただきながら応えていきたいと思っておりますし、そういった意味でも、まずは町職員自ら勉強するということで近々研修会も開催しておりますので、私どもも実際、光回線を敷設した後、どのように変わっていくのか、その中で町の皆さんにどういうことを提供しなければならないのかというのはイメージが全部ついているわけでもございません。ですので、これから研究すべきものもあるかと思いますけれども、そういったことを踏まえながら、今、情報収集等々、それから近々研修会もありますので、そういったことで勉強させていただきたいなというふうに考えておりますので、ぜひご理解いただきたいと思います。
答弁 企画財政課長 武山正浩(企画財政課長は2022年3月まで)
NPO法人が今回の光回線の敷設を機にオール標茶でふるさと納税というご質問でございましたが、私このオール標茶の意味をちょっと勘違いして答弁をつくらせていただいたわけなのですけれども、オール標茶で、今、私ども取り組むというのは、町内の事業者さんと町を含めて町民のご理解も得ながら、このふるさと納税の事業に対して町全体で取り組んでいきたいという考えで私ども答弁書を書かせていただいたわけなのですけれども、先ほどの議員のご質問でございますとNPO法人のほうにふるさと納税の管理をさせるというような考えもございましたが、今現在、私どもふるさと納税でこのサイトを委託しておりますのは、4社でやっておりますけれども、商品の管理、発送からワンストップ制度の申請用紙の発送等、資金回収まで全て業者が行っているというところでございますので、それをNPO法人が実際にふるさと納税の管理サイトと、管理会社として運営していけるというのであれば、それは標茶であろうがどこであろうがお願いするということは可能かと思いますけれども、今、全国ベースで展開している業者のほうに、私どももこのサイトに掲載させていただいて、ふるさと納税の標茶町の制度として運営していただいているということでございますので、その辺はご理解をいただきたいと思います。
質問 2番 類瀨光信
ふるさと納税のことに関して、現状では、ではNPO法人が対応できるかできないかと言われれば、それは無理ということは理解できます。ただ、地域おこし協力隊員のような制度もあったりとか、現にそういったもので専門性のある方を招いて、そういったことで事業を起こして、それがふるさと納税にもつながっているというような、そういう仕組みをもし考えられればなと。そのベースとして、例えばNPO法人であったり、全国でもまれな町自治体がプロバイダーを運営したという、その実績というものは動かないわけですよ。揺るがないのです。そのことをこの先もできれば標茶町のよい伝統として育てていくような、そういったことが、ふるさと納税の例えば各サイトに支払っている1,000万円というお金、なかなか今の町の財政からひねり出すということは難しいですよね。でも、現状ではそれがそういった専門業者に行くわけで、その中で何かしら地元でも関わることができる、逆にそういう時代なのだろうと。そんなことがあるものですから、今後もし機会があれば、そういったことを検討していただきたい。あとは、昨年までメールサーバーの管理ですとか教職員のアカウントの管理を委託していたということですけれども、そのことに関して、最後ですけれども、現状はどうなっているのですか。現状は誰がそれを管理しているのですか。
答弁 総務課長 齊藤正行(総務課長は2024年3月まで)
お答えしたいと思います。釧路の業者に同様の委託を発注している状況でございます。
質問 2番 類瀨光信
委託契約がされているということですか。
答弁 総務課長 齊藤正行(総務課長は2024年3月まで)
そのとおりでございます。
質問 2番 類瀨光信
いずれにしても、NPOが運営してきたSIP(シップ)というそのドメインについては今でも標茶町が所有している、来年の8月までは標茶町の所有であります。今年度の8月の更新も町長名で行われているという事実がございます。このNPO法人、頼りない部分がというか、いろいろな要望に応えられない時代になってきたのかなということを答弁の中から考えるわけですけれども、質問の中に入れているとおり、そこのところ、その頼りない部分についていろんなものを活用しててこ入れをするとか、そういったことについてぜひ研究していただきたいと思うのですが、いかがですか。
答弁 総務課長 齊藤正行(総務課長は2024年3月まで)
お答えしたいと思います。議員からご指摘されている8月の更新の名前が町長名というのは、すみません、私どもも確認が取れていません。基本的にSIPはNPO法人であり、町とは別な組織のものであるというふうに認識をしておりますけれども、どういった経過で更新が町長名だというのは、大変申し訳ありませんが、今この場で私ども確認しておりませんので、お答えいたしかねるところでございます。いずれにしましても、NPO法人、経過につきましては、議員ご指摘のとおり、貴重な経過、貢献度も私も理解しているところでございますし、私どもも過去からの経過も含め、先ほどの委託についてはこれからもずっと行っていただきたいという思いで協議をさせていただいておりました。ただし、その中でやっぱり人員の確保等が困難であるということで、やむを得ず断念したという経過がありますので、私どもは非常に残念な思いの中で今年4月以降、契約しなければ業務遂行できませんので、新たな業者さんを探して契約したというのが事実でございます。今後も、私ども、この光回線の敷設に伴ってNPO法人さんとは協議させていただきますけれども、その中で新たな展開の中でNPO法人さんが担っていただける部分について、ご本人方がやりたいということも確認しながら、担っていただける部分があるのであれば、それは当然やっていただきたい、そういうふうに考えておりますので、その辺はNPO法人さんのほうとこれからも継続的に協議させていただきながら、お願いするところはお願いしていくというふうになろうかと思いますので、まずは私どもの課題を研究し、それからNPO法人さんとお話しさせていただきたいと、そのように考えておりますので、ぜひご理解いただきたいと思います。
答弁 企画財政課長 武山正浩(企画財政課長は2022年3月まで)
先ほど議員のほうから、地域おこし協力隊を利用したふるさと納税の在り方について今後考えていただきたいというお話がございましたが、今現在も、せんだってまで今年の6月まで地域おこし協力隊をしていた隊員が、地域おこし協力隊の任を解かれまして、今現在、個人事業主で事業を行っているわけなのですけれども、来年のNPO法人化に向けて今ちょっと動きをしているところなのですけれども、この隊員が標茶に入ってきて以来、このクラウドファンディングのアイデアとか、あと今現在やっている「馬と共に暮らせる町…標茶」という使途内容について寄附を募っているわけなのですけれども、昨日時点で寄附額が2,492万円、件数でいくと1,780件ほどの寄附が入っているわけなのですが、この元地域おこし協力隊であった人間が関東方面の乗用馬の関係者とか、その乗用馬の馬に関わる部分での事業に賛成をするという方々に対して寄附の働きをしていただきながら、こういった形で事業展開されているということも今現在進んでいるという状況でございます。それと、あと先ほど議員のほうから出ました、サイト管理の手数料が900万円ほど流れているということでございますが、前回の9月定例会で鈴木議員から出ましたが、寄附額の部分から支出されているのかというご質問がございましたが、そのとおりですということで、1,000万円の寄附額があれば3割相当額が返礼品として寄附者さんのほうに渡ると。2割から2割5分がサイト管理者のほうに行って、残りの5割から4割5分ほどが町への寄附金として残るというご説明をさせていただいていますので、財源的にはサイト管理の手数料についても、皆様から頂く寄附金の中から支出しているということでご理解いただきたいと思います。(「以上です」の声あり)