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標茶町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月8日

食肉加工センター建設は断念したのか

2020年12月8日、標茶町議会の一般質問で、類瀨光信議員が「食肉加工センター建設は断念したのか」について質問し、町長 佐藤彦、副町長 牛﨑康人が答弁しました。

質問者
類瀨光信 議員
答弁者
町長 佐藤彦、副町長 牛﨑康人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 類瀨光信

それでは、次に、食肉加工センター建設は断念したのかについてであります。酪農・畜産以外の分野では、長期にわたり新たな雇用が生まれていません。建設が凍結中の食肉加工センターは、食肉加工のみならず、周辺に様々な業種を誘致することが可能な施設であると考えております。本町経済の活性化と釧路・根室圏の酪農振興には欠かせない施設であると思いますが、どうでしょう。平成30年10月に開催された平成29年度決算審査特別委員会において、前町長は、凍結解除の見込みについて至難の業であると答弁されています。また、その2か月後の平成30年12月定例会で、町長は、この問題について関係機関と協議し、実現に向け努力すると答えていますが、現在はどう考えておられるのか。町長就任からこの2年間、具体的にどのような努力をされ、現在はどのような状態にあるのか、また、今後どのように取り組むつもりか、町長の所見を伺います。

答弁 町長 佐藤彦

2番、類瀨議員の食肉加工センター建設は断念したのかのお尋ねにお答えします。食肉加工センターの建設につきましては、酪農・畜産業が基幹産業として位置づけられている釧路・根室管内においては、酪農・畜産業の振興に必要な施設であり、これまで根釧合同農協組合長会や根釧と畜場食肉加工施設整備検討委員会において、釧根管内の中心である本町を建設候補地として協議がなされてきておりました。しかしながら、下流域関係者からの理解が得られなかったことや費用面などから、と畜場・食肉加工センター建設計画は根釧合同農協組合長会において一時凍結の決断をされ、その後の根釧と畜場食肉加工施設整備検討委員会において、組合長会の意思を尊重し一時凍結するものの、今後の設置に向けた環境が好転する見通しが生じた時点で設置に向けた協議を再開したいとの意思が表示されたことをご報告させていただいております。現在も酪農・畜産業が基幹産業の本町にとっては、酪農・畜産業の振興に必要な施設であるという考えに変わりはありません。食肉加工センター建設については、生産者、生産者団体の考えが極めて重要でありますので、JAをはじめとする関係者から情報収集に努めておりますが、現状では残念ながら議論が再開される状況ではないものと認識しております。今後におきましても、関係者による議論がどのように進展していくのか、その動向に注意し、引き続き情報収集に努めていきたいと考えています。また、新たに動き出したときには、本町として果たせる役割があれば努力していきたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 2番 類瀨光信

先日、釧路市議会において、屠場整備の協議が凍結されて3年がたとうとしているが全く進んでいない、釧路地域の農業発展にとって欠かせない施設である、釧根のリーダーとして働きかけるべきということが市議会の中で質問が出て、それに対して釧路市長は、経済団体の動向を注視していくことが必要であり、声かけすることで議論がスタートするのであれば模索してみたいと。釧路・根室圏の自治体のリーダーシップという点で、こういったことを発言されています。今、町長にご答弁いただいた中で、ちょっとはっきりしない部分がありますけれども、周辺の環境とかのことがあるので断言できないのかもしれないのですけれども、まず、食肉加工センターの建設は断念したのかしないのかという点で言うと、それはどうなのですか。

答弁 町長 佐藤彦

過去にお答えしているとおり、現在中心となる根釧合同農協組合長会において一時凍結されて、さらにその後、根釧と場食肉加工施設整備検討委員会が組合長会の意思を尊重し一時凍結するというふうに理解しておりますので、その意向を反映して状況を推移しているという状況にあるというふうに考えております。

質問 2番 類瀨光信

一旦凍結されて、要するに真っさらな状態ということなのかどうか、私は実はこの質問をするに当たって、そうは考えていなくて、認識がちょっと誤っているのかもしれませんが、依然として食肉加工センターを建設するに当たっては、立地の面、それから、それ以外の条件面で標茶町というのは中心になっていく、そういったことを今でも担っているのかなと思ってこういう質問になっています。とすれば、関係機関と協議し実現に向け努力するというふうに答えておられたわけで、凍結前、建設に同意を求めた際に、結果として反対された例えば自治体であるとか、漁業団体であるとか、そういったところと何かしらの協議をするとか、情報収集をするとか、そういったことというのは、凍結されたことによって標茶町としてはできないものなのですか。

答弁 副町長 牛﨑康人

お答えいたします。町長から2度にわたり答弁があったわけなのですけれども、基本的にはこれまでのスキームは、生産者団体の総意として標茶町に設置したいので立地の町として協力をいただきたい、それに基づいて私どものほうとして管内の町村にも協力を呼びかけてきたという経過であります。特に水質であるとか風評であるとか、そういった理由で下流域からの反対の声が上がって、それを覆すことができなかったという、ご理解いただけなかったという、そういう状況であります。議員のご質問は、3年が経過して、この間というか、これからというか、下流域の自治体と、あるいは団体とそういった水質がどうなのだという、これまでネックになっていた部分が理解いただけないのか、そういう作業ができないのかという質問であるというふうに理解しておりますけれども、前提となる部分が、例えばどこにどういったものがどの程度のものがとか、あるいはどういう手法で、どういう方法で排水が出るのか、どの程度のものなのか、そういったものが、今、前提条件が崩れてなくなっている状況ですので、それはできないのかなというふうに思います。前回と同じようなレベルの話であれば当然下流域からははねつけられるのではないかという、そういう観点から以前の議会の中では相当難しいというお答えをしている、そういう理解でおりますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 2番 類瀨光信

一度そういったことで棚上げになってしまって、今の標茶町の立場というのは、フラットであると、そういうことかと思うのですけれども、仮にまた立地の面とか、それから資金繰りの面とか、いろんなことで標茶町にというふうにお話があった時点で、例えば理解いただけなかった河川の下流域の方々と、ある日突然にその支障となっていた部分を解消するというのは、非常に難しいことではないかなと思うわけです。日々の生産体制、そこのところから水質のこととかいろんなことを積み重ねて考えていかなければ、いざというときに急にその条件を整えることは逆にできないのではないか。それは食肉加工センターがあるかないかという、計画があるかないかということにかかわらず、河川の上流域で生産活動を行う自治体としてそういったことの取組を始めて、そして、そういったところから関係の自治体なり漁業団体とかにアプローチをしていくという、そういう根回しというか、準備というか、そういったものというのはあってもいいのではないかと思うのですが、そのことが標茶の酪農のレベルアップにもつながると思うのですが、いかがですか。

答弁 副町長 牛﨑康人

お答えいたします。1つ前のご質問でもやり取りをさせていただきましたけれども、私も消費者に主眼を置いた生産現場でなければいけないというのは思っておりまして、環境とか水をどうやって持続させるのかというのは、本当に大事にしなければならない視点だというふうに考えております。その点では、これまでも生産者団体とのやり取りの中ではお話はさせていただいておりますし、これからも大切にしなければいけないというふうに思っております。また、根回しというお話でしたけれども、非常にこれは微妙な案件でありまして、言ってしまえば、あたかも今、標茶が誘致したいがためにそういった話をしているという、そういう動きを取るのはいかがなものかなというふうに考えております。先ほど町長の答弁にもあったとおり、そういった話があって環境が整ったときに私たちが果たせる役割、それを考えた上で、地元の意見も聴きながら前に進むべきではないのかなというふうに考えているところであります。また、環境の部分で言うと、あざとくそれをやっているわけではありませんけれども、虹別川水系、それから別寒辺牛川水系、釧路川水系、それぞれの団体で植樹等の環境活動を行っておりまして、その点ではまさしく民のレベルではそこそこお話をしたりとか、できている環境がありますので、これからも意を払いながら進めていきたいというふうに考えております。

質問 2番 類瀨光信

ぜひ、あざとくない、そういうやり方というか、そういうことで誘致の環境整備を着々と進めていただければいいなと思います。やはり釧路市議会の中でこのことが議論されたということに関しては、前の食肉加工センターが釧路市にあったわけですから、下流域、漁業団体とのそういう障害がほぼないということで、やはりそういったところにあったほうがいいのではないかという、そういう議論に流れていくことを危惧しておりますので、ぜひ最初に標茶町にというふうに言われたのには、それなりの理由がしっかりとあるわけですから、そこのところで再度その話がスタートしたときに、やっぱり標茶町というふうに言われるよう、周辺環境をぜひ整えていっていただきたいと思います。

出典:標茶町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月8日 議事録 PDF(40ページ) 間違いを知らせる