みんなの議会

標茶町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月9日

「憩の家かや沼」の改修工事の内容

2020年6月9日、標茶町議会の一般質問で、黒沼俊幸議員が質問し、町長 佐藤䭾彦が答弁しました。

質問者
黒沼俊幸 議員
答弁者
町長 佐藤䭾彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 黒沼俊幸

2つ目は、この改修工事が完成したときの運営形態と事業の中身について計画を示していただきたい。以上でございます。

答弁 町長 佐藤䭾彦

10番、黒沼議員の「憩の家かや沼」の改修工事の内容のお尋ねにお答えいたします。まず、1点目の破産管財人の報告はどのようなものになるかのお尋ねでありますが、破産管財人弁護士により、未収金の状況、出資金の状況、収支の状況が示されるものと聞いております。2点目の来月7月8日の4回目の結果が最終になるのかのお尋ねでありますが、大地みらい信用金庫の出資金である1万円が入金されるのが6月から7月の予定となっていることから、この出資金が入金になるまでは長期分割金となっている和解金の回収を行い、その後、財団債権の一部弁済を行って債権回収業者に売却を予定していることから、最終の債権者集会については10月頃をめどとしているとのことでご理解をお願いいたします。3点目の隈研吾事務所による基本計画はどのようなものかのお尋ねでありますが、基本計画で示されている工事費につきましては、宿泊施設本体で7億7,218万9,000円、宿泊施設入り口のバリアフリー化を含む外構工事、今後の安定的な供給を図るための温泉の再掘削、安全な飲用水の確保のための水処理施設の導入と老朽化した井戸の再掘削に1億8,794万6,000円として、総事業費は9億6,013万5,000円となっております。資金計画につきましては、環境省の国立公園利用拠点滞在環境等上質化事業の補助メニュー採択を目指しております。完成後の運営形態につきましては、公設民営として公募により運営先を選定することとし、町が運営には参加せず完全な民間運営として、運営手法につきましては、釧路湿原国立公園唯一の宿泊施設として十分な機能を発揮できるよう研究してまいります。事業計画につきましては、令和2年度には補助金の採択に向けて町、観光協会、茅沼地域町内会、環境省、釧路自然環境事務所、北海道釧路総合振興局保健環境部環境衛生課を構成員とする地域協議会を設置し、利用拠点計画を作成します。さらに、別途実施設計を委託するとともに、運営先の選定作業を予定しております。令和3年から4年度には宿泊施設の改修工事、外構工事、情報発信計画の策定を予定しておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

再質問 10番 黒沼俊幸

疑問に思っていることについて再度質問いたします。3月に経営の行き詰まりで破産となって、ここにおられて今説明していただきました町長が破産宣告をして、裁判所が管財清算人を選出して、何度も協議している状況であると理解しておりますが、私もこういうことには何度か出くわしておりまして、実は破産管財清算人にお尋ねをいたしました。そして、お話ができましたが、どうしてこんなに時間がかかるのですかと言ったら、黒沼は債権者でないからお答えできないという話をいただきました。当然かなと思いまして、それではこれ最終の結論はどうなりますかねと、それにはお答えしていただきまして、今年の秋までには終わるように努力中であると。だから、今、町長が10月頃になるというお話は、私も直接破産管財清算人の弁護士さんにお聞きをしているので、随分時間がかかるなと。このことと、私、基本計画が、今あらすじ、金額とか、環境庁の補助事業導入の予定をしているとか、ここにちょっと私が考えていることをお話をしなければならないなと、こう思ってございます。なぜ私が何度も清算のことを町長にお尋ねするのかというと、40年ちょっと憩の家が頑張って、私らも毎年毎年何回も憩の家で楽しく風呂に入ったり騒いできた一人ですから、このホテルというか、施設のよさは十分理解している一人だというふうに私は自分で思ってございます。そういうことでありますから、いろんな方が、お亡くなりになったマネジャーさんも、この前辞めて札幌に戻られたマネジャーさんも、本当に頑張ってかや沼を愛してこられたと。何が原因で行き詰まったのか、私は破産に至るあれは、40期ぐらいの決算の数値を見ますと、やはり利用回数が人口減と大体同じですね。私、1万人ちょっといるときの標茶の状況も知っていますし、今7,500人ぐらいしかいない。これだけの人口が減ると、やはりどうしてもお風呂に行く方は若い人は少ないので、私の地元の磯分内のことを言えば、ほとんど自分で運転も不自由になり、遠いお風呂には行けないと。そんなことで、憩の家の利用が下火になったのかなというふうに、私は外的なそういうことを考えてございます。それで、私がこの新しい改修計画について、この破産の整理が一段落した後でないとうまくないのではないかという考えをずっと持っております。なぜかというと、今、私が何例か申し上げましたように、皆さん出資もしているし、利用もしている。それから、当然お得意さんとして油やらお米やら、その他資材を取引してございます。その方々がこの破産の整理がつかないと、恐らく何にも動けないのではないかと。不満だけは、破産したら俺は出資金もらえないなという声も私に届いていますし、いやいや、引っかかっちゃったでやと。それから、弟子屈の車屋さんは、まさか憩の家潰れるとは思わんかったなと、こんな話を随分受けるわけで、やはり基本計画を着実に理事者はやっておりますが、この方々が破産が一段落して、みんな裁判所が決めたのだからこれで終わったわ、こういうふうになった時点が私は基本計画に、私もそういうことなら、みんな協力してやるかというふうに持っていくべきだ、そうでないと、いや、危なくて協力できないわ、こういう人たちが今債権者の中にも実際いるわけですから、なかなか標茶が、かや沼を本当にすばらしい温泉だと思っている人たちがまた復活するのには、なかなかそういうことを一段落する必要がある、こういうふうに考えております。まず、この点についてお答えをいただきたいと思います。

答弁 町長 佐藤䭾彦

お答えしたいと思います。今、黒沼議員のほうから、昨年3月以降の経過についてお話があったのだと思うのですが、私も当時、昨年3月のことは本当に私としては、全く違う提案を議会に出していて、本当に予期しない展開でそうせざるを得なくなったという状況を踏まえて、さらにかや沼をこれまで多くの町民が利用していただいた、さらに町外の方も宿泊の9割以上は町外の方であります。人口減少の話がありましたが、実はかや沼の魅力がそんな人口減少に影響もなく多くの方に利用されている施設だったということは、当時3月のときにも私ゴールデンウイーク、8月まで多くの利用者が予約を入れている、そういうことも踏まえてお話をたしかしたというふうに記憶しております。そんな状況を踏まえて、多くの町民の方々がそれ以降、多くの議員さんもその後、私のところに一日も早い再開を望むということも多くの声が寄せられました。さらに2,000筆を超える多くの書面もいただきまして、それを受けて、いつから例えば再開に向けたタイミングを検討を始めていいのか含めて、今回、破産管財人の弁護士である方とも協議を行いながら、昨年の6月の時点で1回目の債権者集会が終わった後に一定程度の先の数字的な見込みも見えてきたので、施設については町のほうにお返しします、それで再建に向けて準備を執り行うのは構いませんということを受けて、実は私は、その後、皆さんに相談して、基本計画に着手させていただきたいと、そういう手順を踏みながらここまで来たのかなというふうに思っていますので、黒沼議員のその心配については十分承知はしていますし、今後も債権者集会の最後の結果を受けて、それぞれ関係する債権者の株主の方やそういった方々に、大株主の町として何ができるのか、破産管財人の弁護士と相談しながら、その部分については対応していきたいと、そんなふうに思っていますので、決してこれまでかや沼の運営を守り立てていただいた株主の方や営業を支えていただいた方の企業の気持ちを無視しながら、それだけで無視しながら進んでいると、そんなふうな部分は一切持ち合わせておりませんので、ご理解をいただきたいと思います。

再質問 10番 黒沼俊幸

今、町長から破産の最終の段階では私が危惧しているようなことについても考えているようなお話でありましたので、ぜひそのようにやっていただくよう、私はここで申し上げておきます。それで、何点か質問しようと思っていたのですが、まず最後の公設民営化を考えている、これは漠然として、どうとでも取れる表現でございます。何か示唆する方向はきっと持っておられると思うので、もうこの時期ですから、そういうことはお話ししていただければいいのではないかと思います。以前には、町内業者優先だと、それを誰も応募しなかったら町外からも募集する、これは誰でも言えることで、腹案というものはおありになると思うのです。そのことを今発表できるか、今発表できないからしまっておくとおっしゃるのか、その点どうでしょうか。

答弁 町長 佐藤䭾彦

お答えをしたいと思います。公設民営の考え方につきましては、これまでの第三セクターで、途中からそういう第三セクターのスタイルに変わったと思うのですけれども、指定管理者の制度になって、これまでの運営形態、前回これまでのかや沼の運営の総括、部分的ではありますが、断片的に担当の総務課中心になってまとめて、皆さんにご提示もしていると思います。その中で、やはり第三セクターの限界というものが、今回やはり最終的な段階で出てきたのかなと。それと、私ども実は社長になって一月で会社を倒産せざるを得ない状況になったのですが、やはり素人感覚でホテル業という専門的な分野に関与するのは非常に危険だなと、そんなふうに感じていますし、これまでの運営、責任の在り方を含めて皆さんもそう思ったと思います。そういったことを考えると、やはり経営感覚のホテル経営とか、そういったものに精通した方々が中心となって運営していただく、そのことが私は一番だなというふうに思って、そういう提案をしたいというふうに考えております。腹案があるのかという話ですが、私のところに多くの方からいろんな話がこれまでも、昨年の6月以降が多いのですが、町外の方を含めて、かや沼にもし声がかかるのなら協力したいというような声もありますし、地元の方々からもそういった声があります。私は、基本的には地元の若いこれからを背負って立つ、そういう人たちに、ぜひ標茶のこれからの新しいかや沼の経営の母体になっていただきたい、そういう思いでこれから声をかけていきたいと思っていますし、ただ若いだけではなくて、その中にはしっかりしたホテル経営の関係者が中に入っていただいたりとか、そういったことも踏まえてこれから判断していきたい、そんなふうに思っていますので、ご理解をいただきたいと思います。

再質問 10番 黒沼俊幸

おぼろげながら、何となく町長の考えが分からないような分かったようなことであります。やはりどなたかは、憩の家は1度ではなくて過去も含めると2度潰れているような状態があった、今度は待ったなし。しかし、町長はマイナスからの出発だとおっしゃっています。私は、マイナスからの出発なんてほとんど無理だというふうな見解であります。ゼロから新しく借金も何もないところからいろんな資金やら財産やらを提供されたりしてほとんどの企業はやっておりますが、やはり40年この方やった事業が、企業にも寿命というのがあるということは私はいろんな書物で拝見しておりまして、酪農は相当長く続く職業でありますけれども、商売については20年説とか、30年説とか、そういうことは私もよく学んでいるつもりであります。したがって、今、町長は漠然と、町長も私から見たら、商売にはあまり詳しくないようなずっとお立場でこられたと思うのですね。これは本当に慎重に、プロの人も今このコロナで、例えば有名なリゾートをやっている人らもテレビに出て、もう本当に駄目だと。近隣の阿寒国立公園の老舗のホテルの人らも、もう休業でやっていけないと。この中でマイナスから立ち上がるなんていうことは私は不可能と思っていますので、そういうことを申し上げて、町長はプロの人に相談しながらおやりになる。そういうお考えであるようでございます。最後に、もう私の持ち時間ありませんから、そういうことでやるということで、私は終わっていいですか。

再質問 10番 黒沼俊幸

なければ、そういうふうに答弁なしということで、私は終わります。

出典:標茶町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月9日 議事録 PDF(32ページ) 間違いを知らせる