みんなの議会

斜里町議会 令和2年6月会議 2020年6月24日

(1)輪作年限延長は急務、政策支援で休閑緑肥導入の推進を/(2)地域における労働力の事業間連携について

2020年6月24日、斜里町議会の一般質問で、若木雅美議員が「輪作年限延長は急務、政策支援で休閑緑肥導入の推進を」「地域における労働力の事業間連携について」について質問し、町長 馬場が答弁しました。

質問者
若木雅美 議員
答弁者
町長 馬場

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 若木雅美

私は2項目、五点について質問いたします。1項目めは、輪作年限延長は急務、政策支援で休閑緑肥導入の推進を、です。昨年、町内においてジャガイモシロシストセンチュウの発生が確認されました。平成27年に国内で初めてジャガイモシロシストセンチュウがオホーツク管内で確認されてから5年が経過しています。当該地域では大字単位で防除区域が指定され、29年から国の指導の下、基本3年サイクルの緊急防除が実施されてきました。平成31年3月、農水省はこの緊急防除結果について、発生確認されたほ場のうち52%が検出限界以下となったと報告しています。また、この間、侵入原因の特定調査も並行して行われてきましたが、残念ですが特定には至っていないとも報告されています。一方、国が育種を進めているジャガイモシロシストセンチュウの抵抗性品種馬鈴しょは、一般ほ場に作付けが可能となるよう順調に進められてきています。町内においての当該地域は今年からこの緊急防除が実施されており、3年後に検出限界以下となるために生産者は関係者と共に取り組まれています。1年でも早く防除区域から除外されることを願っていますが、密度低下やまん延防止の難しさは、すでに発生確認されているジャガイモシロシストセンチュウで経験済みです。このため、これまで以上にまん延防止に取り組む必要があります。また、発生が確認された地域は土の移動が規制されることから、今年から農産物の出荷については運送事業者による出荷を行うなどの対応が検討されています。現在、第5次斜里町農業農村振興計画に基づき施策が展開されていますが、ジャガイモシロシストセンチュウ発生確認という新たな課題が生じてきたことを踏まえ、輪作年限の延長について積極的に取り組むべきと考えます。具体的には豆類の作付け拡大や休閑緑肥の導入が考えられますが、平成30年6月の一般質問においても私の考えを申しておりましたが、休閑緑肥に対する取り組みは、施策が誘導を図り推進していくことが必要と考えます。以上の考えから二点について町長の考えをお聞きします。一点目は、ジャガイモシロシストセンチュウ発生確認後の施策展開をどのように考えられていますか。二点目は、輪作年限延長は早期に取り組むべきと考えます。そのため休閑緑肥に対する作付面積あたりの支援を行い、政策誘導を図っていくべきではないでしょうか。2項目めは、地域における労働力の事業間連携について、です。新型コロナウイルス感染症の影響により、ホテルや飲食業をはじめ多くの事業者は休業を余儀なくされました。そのような中において事業者は、国の支援制度を活用しながら従業員の生活の安定確保のために雇用を維持されています。北海道においては、5月に人手を必要としている農業者と職を求めている方々との効率的で効果的なマッチングに向けた取り組みを推進するための連絡協議会が設置されました。この取り組みでは公共交通従事者のマッチングが行われているなどの事例が紹介されています。新型コロナウイルス感染症の影響による休業、失業中の労働者と労働力を必要とする事業者とを結び付けることで労働者の生活を支え、事業者の課題解消にもなると考えます。町内の労働力の事業間連携を行政が窓口となって進めていくべきと考えます。町長のお考えをお聞きします。

答弁 町長 馬場

若木議員のご質問にお答えします。はじめに、1項目めの、輪作年限延長は急務、政策支援で休閑緑肥導入の推進を、についてお答えいたします。議員ご存じのとおり、斜里町においてジャガイモシロシストセンチュウの発生が確認された町内5地区については、今年5月に植物防疫法に基づく緊急防除に関する農林水産省令および告示の一部改正が行われ、緊急防除区域に指定されたことにより、農水省主催による生産者説明会などを踏まえて、作付けの禁止や移動制限などのまん延防止対策が講じられてきたところです。また、発生確認ほ場においては、対抗植物を中心とした緊急防除方針及び農家毎の防除計画に基づき、北海道主体による緊急防除作業が始まっているところです。私も議員と同様に、一年でも早く防除区域の指定から解除されることを願っており、生産者はもちろんのこと関係機関においても指定解除は切に願っているところでありまてので、まずは第5次斜里町農業・農村振興計画に基づいた、土壌病害虫の侵入、まん延防止対策の一層の強化を図りつつ、そして、今年度の緊急防除作業の効果が十分に発揮できるよう、関係行政機関や農業団体等と連携した取り組みを進めることが重要であると考えています。まず、一点目の、ジャガイモシロシストセンチュウ発生確認後の施策展開についてですが、今後の施策展開については、第5次計画で掲げた各種取り組みの推進はもちろん、町、JA斜里町の役割分担の中、さまざまなまん延防止対策を講じていくことが必要であり、現在、JA斜里町で検討がなされている農作物の出荷体制の見直しなどの施策についても、優先順位なども考慮しての支援の検討が必要と考えています。二点目の、休閑緑肥に対する作付面積あたりの支援を行い、政策誘導を図っていくべきでは、についてですが、野菜や豆類、緑肥作物等を組み入れた4年輪作体系を推進していくことは重要であるとの考えは、前回の答弁と同様であり、また、第5次計画においても土づくりを基本とした適正輪作の推進を掲げており、近年は豆類の作付面積は拡大しているところです。一方、休閑緑肥については、多面的機能支払交付金による種子代支援を行っていますが、生産収益を確保する必要から、特に経営規模が小さい農家や借地を中心に、作付面積が進んでいないのが現状です。議員ご指摘のとおり、面積あたりの支援は、休閑緑肥のさらなる導入へ向けた政策誘導のひとつとしては有効でありますが、多額の財源を必要とするため、地方自治体が自ら負担することは困難であり、休閑緑肥に対する支援は今後も国の役割で行うべきであると認識しています。また、金銭的な支援だけではなく、生産者自らが休閑緑肥を導入する必要性を実感しなければ、持続的な作付けにはつながらないことから、緑肥による増収効果を具体的に示しながら、JA斜里町や関係機関が行う試験研究への協力はもちろん、今後のJA斜里町における営農指導等が重要であると考えるところです。いずれにしましても、休閑緑肥などを基幹作物の輪作体系の中で組み込むことで、病害虫の抑制などにも効果が得られることから、当面は多面的機能支払交付金による支援を継続し、国の補助事業の動向を見極めつつ、JA斜里町や関係機関と連携しながら輪作年限延長の推進を図っていくことを申し上げ、1項目めの答弁といたします。次に、2項目めの、地域における労働力の事業間連携についてお答えいたします。議員ご指摘のように、町内はもとより、全国的に観光業や飲食業、交通などコロナによる影響の大きい業種を中心に、休業を余儀なくされた方が多くいる中、北海道では、4月に短期おしごと情報サイトを立ち上げ、コロナによる影響を受けた業種と、人手不足の業種とのマッチングに取り組み始めました。これは、ハローワークや民間が担っている職業紹介や労働者派遣業務を補完しようとするものであると捉えているところです。今回のコロナ感染症の影響によって、休業する方が多くいる一方で、多くの事業所で解雇や雇止めが比較的少数にとどまっているのは、雇用調整助成金を活用し、懸命に雇用継続をしようと努めている事業主の姿が見てとれるところです。そうした中、休業しているからといって、行政が安易に連携に乗り出していくには、多くの課題があると考えているところです。もちろん、解雇された場合や本人が副業を望む場合において、従来のハローワークの他に、道の短期おしごと情報サイトのようなものを活用して、マッチングが図られることは望ましいことですが、雇用関係は、一歩間違えると、深刻なトラブルが生じ得るものであり、だからこそ、労働諸法によって、雇用条件、労働者派遣、職業紹介などが厳しく制約されているものと捉えています。行政としては、本人の意思により働いている現状の職場での雇用が継続されるような支援をまずは優先し、休業状態を解消するような需要回復を目指すべきであると考えているところです。いずれにしましても、町内の事業間連携については、コロナ禍に関係なく、魅力ある地域づくりとともに、課題解決に向けて長期的に考えるべきであることを申し上げ、若木議員への答弁といたします。

再質問 若木雅美

再質問いたします。一点目、斜里町の施策の展開についてですが、町長はさまざまなまん延防止対策を講じていく必要がある中で、今は斜里町のJAが検討している農作物の出荷体制の見直しについて支援していくなどを検討しているとのお考えでした。斜里町の現状の中でさまざまな支援が必要という考えはあると思います。それは具体的に農協が考えていることに支援するというお考えでしたが、他にどのようなことが必要か考えていますか。

答弁 町長 馬場

基本的に言えることは、まん延防止なので移動を、これもコロナと被ってきますが、移動しないことが、土の移動がないようにさまざまな手立てを講じることだろうと思います。その中で、工場に運び込まれた土を安全な形でまた農地に戻すようなこともありますが、さまざまそれらのことは施策として挙げられています。また、洗車をする、幌掛けなどありますが、洗車施設等とこれまでもシストセンチュウの対策で講じられたことは多々ありまして、そういうものについて必要度、タイミングを見極めてやっていくことだろうと思います。この組み立ては、あくまでJAが農業者と協議をしながらやっていくことであり、聞いている内容については、農協からきているものとしては、てん菜遊離土は、人参土砂、でんぷん土砂を加温加熱処理をして、加えてまた熱処理をする。それに対する何らかの支援ができないかということ。また、そういう加温施設を設置する周辺の道路や排水路の整備をやってもらえないか、洗車施設の設置の補助ができないか。ジャガイモの集荷を業者に委託する考えがあるようですが、その一部を助成してもらえないか等々、さまざまなものが挙げられています。それを全部できるかどうかは先ほども言ったように、支援のためにどの程度の事業費が掛かるのか、タイミングはいつなのか、そういうことを見渡しながら、見極めながら判断をしていく、そういう意味で検討していく必要があると申し上げたつもりです。

再質問 若木雅美

農協、現場と協議を進めながら早急な対応を協議されていることがわかりました。国の支援で該当地域は緊急防除が行われますが、町内全体の問題で、7月、8月に結果が出たほか、今後それ以上の広がりを確認した時に町内全体の農業がどうなっていくかを考えて、早急な検討が必要という視点から質問をしています。輸送のことですと、長距離になると輸送効率を上げるためにはトレーラーダンプなどの利用がビート輸送などでも広がっています。その出荷をする場合に対応して農村地域の道路の整備も今後必要になってくるのではないかと考えます。この点については、農村農業振興計画の中では具体的に書かれていませんが、こういうことも今後必要になってくるのではないかと考えます。この点についてはどうお考えでしょうか。

答弁 町長 馬場

若木議員が心配されるような側面もあろうかと思います。ただ、既存の道路を活用してどうやって運べるかが、まず大事だろうと思います。そういう意味で、いきなりその整備をうんぬんとはなかなかからない。これまでも道路整備については道営事業の中でいろいろ取り組んでやっているところです。それでもなかなか年数がかかってやっとやっている状況なので、できるところを確実に進めていくことは、これからも考えていかなければならないですが、今、具体的にどれとどれをというように今まで以上のスピードは、どこまでできるかは今は申し上げる段階ではないと思っています。

再質問 若木雅美

すぐに実現は難しいと思いますが、今後、長期的な農村地域の道路整備の中ではこういう視点を持った計画も検討していただければと考えています。土の移動の規制についてですが、土付きの農産物の受け入れ先の整備状況について出荷ができないことなども今後想定されます。こうした事態に陥った場合は、その農作物の面積が大幅に減少することも考えられます。こういった今後の広がりによって斜里町で作る農作物、加工馬鈴しょなどがどう変わってしまうかが生産現場では危惧しています。これについては何か具体的にお考えの点はありますか。

答弁 町長 馬場

今、具体的にどれだけの芋の作付けが、4月には土壌検診していますが、まだまだ見えていない中で、リスク管理は最悪を想定してといいながら、今の段階で現実問題をどう対応していくかが、課題と思います。そういう中で、この先のあちらもこちらも駄目という想定までしづらいのではないかと思っているところです。営農の中で、農協としてどういう作物をどれだけ作るかの中でこれも判断されていく部分ではないかと思います。

再質問 若木雅美

そういう大幅に減少することがないためのまん延防止、当該地域ではない斜里町全体の視点でのまん延防止対策が必要ではないかと思っています。次に、シストセンチュウの第一人者である奈良部先生が書かれている本などでは、日本国内初でシロシストセンチュウが発見された時にヨーロッパへ行って調査をしてきたというところで、フランス、ヨーロッパ、スコットランド、オランダで調査をされてきた中で、適切な輪作の維持や野良生え馬鈴しょの除去の徹底が必要ということが書かれていました。野良生え馬鈴しょの除去の徹底のところでは、斜里町はあまり取り組まれていないですが、雪踏みなどをして徹底的に凍らせることが効果があるのではないかといわれていたり、秋蒔き小麦を蒔くために馬鈴しょを早掘りすることで未熟な馬鈴しょが畑に落ちてしまう。そういうことで野良生えが増えてしまう。これを防ぐことも必要ではないかと考えますが、こういう必要性について考えをお持ちでしょうか。

答弁 町長 馬場

農業者自らが考えなければいけないし、農業界として農業全体を維持するためには当然この部分を考えなければいけないと思います。その中で、町としてできる部分は何かを考えながらやっていくわけですが、緊急防除で対抗植物を植えたが、これが十分効き目を発揮するか否かは、野良生えの芋を全部取らなければいけないということです。シロシストをだまして卵を産ませて死滅させる中で、食い付ける野良芋があったら意味がありません。それをするのは農業者です。農業者がいかに、単に対抗性植物を植えるだけではなく、この野良生えの芋を徹底してやっつけることがセットでなければ効果は発揮できない、くれぐれもということで言われているので、そういう部分は農協も理解されていますし、生産者への説明会でもそこはくれぐれもと言っていると聞いていますので、それをいかに確実に実行するかにかかっているのではないかと思います。雪踏みについても野良生えを避けるためにも必要といわれていますので、それはそのとおりと思います。

再質問 若木雅美

その野良生えを少なくするために馬鈴しょの早掘りを少なくさせる、秋蒔き小麦のために早く掘るのを防ぐために休閑緑肥が有効といわれています。休閑緑肥がシストセンチュウの対策にとても有効と思い、今回もまた質問しています。その前に、土づくりの視点で、連作交互作を防止する仕組みを考えることが、今回の第5次振興計画の中で検討されていますが、こちらの連作交互作についてはシロシストセンチュウの視点でも課題が大きいと思います。これについては、シロシストセンチュウのまん延防止の視点からここの部分を強力に何らかの対策を打つべきと思いますが、どうでしょうか。

答弁 町長 馬場

基本的に言えることは、輪作の年限が3年輪作でやっていますが、それを年限を延長して4年輪作になるようにということが懸念されている。野良生えを防ぐという方法も一つとそこは理解しているつもりです。

再質問 若木雅美

休閑緑肥の導入について、この課題では目先の収益に捉われない計画的な輪作推進をしていくことが重要とこの計画の中で書かれていて、実際に収入がない中で作物を作ることは、去年、清里の普及センターの所長のお話では、大規模な農家でないと無理ではないかとお話もされましたが、そればかりではなく土づくりも必要と理解した上で農業者が進めなくてはいけないことは、十分理解しています。シロシストセンチュウが発生してしまい、封じ込めなければいけない。シストセンチュウのように共存していくわけにはいかない時には、ここは引き締めて取り組んでいかなければという視点で、休閑緑肥をやっていかなければいけないのではないかと思っています。輪作年限の延長では、豆類の振興ということもありますが、大空町にビーンズファクトリーができ、オホーツク管内の豆の振興がクローズアップされています。施設については、管内的に面積が増えた時に保管施設が当町に必要で、出荷できたものを全て大空町に持って行けるものではないことが実態としてわかっています。豆類の振興も必要ですが、それに伴う施設を作らなければいけない課題も出てくると思いますが、それらの課題について、それにおいて豆の振興も必要と思っているということでよろしいでしょうか、施設です。

答弁 町長 馬場

4年輪作は基本で、それに近づけるようにいろいろ工夫しましょうということです。そこに豆が一つの道だろう。何にするというのは、私どもの町で豆にしなさい何にしなさいという話ではないと思います。やはり農協として営農指導の中でどういうものがよいか、あなたの畑ならということだと思います。どの程度作る気があるのか、作れるのか、出荷体制をしっかりと計画をしながらやっていくことになるかと思います。まずはJAでこういう部分はこのような方法があるというのはあると思いますが、その上でのお話と思います。先に町ということではないのではないかと思います。

再質問 若木雅美

休閑緑肥の面的支援については、財政的課題もあり、農業者の理解が必要というお話でした。答弁で多面的機能支払交付金による支援を継続するとありましたが、多面的機能における緑肥支援は、土の飛散防止であって、土壌菌のまん延防止などそういう目的はそこにないと思います。多面的機能は国民が受けている利益であり、それを農業者が保全するのに担い手に集中している、それに対する改善を図るための多面的機能支払交付金はそういう考えの下で行われていて、病害虫のまん延防止のためのメニューに緑肥種子代支援のメニューは入っているわけではないので、この部分の多面的機能支払交付金の継続は目的に沿った支援と思うので、まん延防止の視点での支援が斜里町では必要ではないかと思います。切り分けた交付金の目的とまん延防止という形の別の視点での支援という考えは持ち得ないでしょうか。

答弁 町長 馬場

多面的機能支払交付金は、農業は単に農作物を生産するだけではなく、それ以外にもさまざまな社会における機能があることに対して支援をしていく制度です。その中の一つとして、風による粉じんを防ぐ役目があり、それを一つの機能というか目的にしているのは事実です。その結果として緑肥の種子代が、最初の時点では年間4千万円、現在は少し減っているので3千万円ちょっとです。それが支給されているということです、少なくとも。それはそういう機能を果たしているのだといいながら農業に対する支援であることは間違いないことではないでしょうか。まん延防止の部分でさらに別途というお話のように聞こえますが、そうであれば多面的交付の部分で国としてそういう要素があるからもっと積み増してという話になるのではないかと思いますが、いかがですか。

再質問 若木雅美

多面的機能については面的交付なので、メニューはその町で決めることであったので、シロシストセンチュウが発生したので多面的機能の積み増しは要求できない仕組みになっていると思いますが、それは違いますか。

答弁 町長 馬場

確かに町で何をという部分はあるかもしれませんが、あくまでこれも予算あっての話です。先ほど4千万円から3千万円とお話させてもらいましたが、これも予算的に国から出て、町もおよそ3分の1、もしくは4分の1くらいの範囲ですが負担をしながらやっていくことです。元の部分が減っていることもあって、その範囲の中で何を選ぶかということでやってきているので、財源の枠がもっと増えていけばそれは可能だと思います。でも、今の財源の中でやるとしたら何かをやめてやるということにしかならないのではないかと思います。

再質問 若木雅美

多面的機能支払交付金の中での国民の皆さんが享受している農業が持つ国土保全や水源のかん養など自然環境の保全に対する支援ですので、こちらについては今後も手厚く支援していくことは必要と思いますが、今回はシロシストセンチュウの町内におけるまん延防止についての取り組みということですので、そちらのほうを視点に考えてきましたら、町長の答弁で国の補助金の動向を見極めつつという部分があります。これについては今回の斜里町の発生を踏まえると、清里町、網走市がオホーツクで三つの町が当該地域となりましたので、現場の声では休閑緑肥に支援を求める声はきちんとあるので、それらの要望を国に伝えることを連携した形でやっていくことは考えられないでしょうか。

答弁 町長 馬場

そのような現場の要望、思いはしっかりと踏まえながら、私たちが勝手に当事者が望んでいるということでは、説得力というのでしょうか、そういうことが出てきませんので、しっかりとそれを踏まえた上で連携をしながら訴えていくことになろうかと思います。

再質問 若木雅美

休閑緑肥の面的支援については過去の政策の中で国もありましたので、そちらのほうを再度実現するようにいろいろな立場での声を上げていきながら実現していきたいと思いますし、斜里町においてもそのような形での支援ができないか再度検討していただければと思います。次の項目に移らせていただきます。労働力の事業間連携についてです。今回、コロナのことで斜里町においては6月の商工会のアンケートで雇止めにあった人が6人、当初計画で見送りをした方が66人いらっしゃる。今後、7社で解雇を検討せざるを得ないというアンケート結果がありました。このような形でやはり斜里町でも少なからず職を失っている方がいらっしゃることが見て取れます。このような方々が斜里町に住みながら斜里町で働き続けてもらうためにどういうことができるか考えた時に、道で立ち上げた短期おしごと情報サイトのような形ですと、斜里町に留まって仕事ができるところまではつながらないかと思いますが、短期おしごと情報サイトに斜里町では登録があるのでしょうか。

答弁 町長 馬場

私の知っている限りではないです。

再質問 若木雅美

斜里町に住まれて、今、雇止めにあったり働こうと思っている方が仕事に就けていない方がいらっしゃるアンケート実態でいった時に、斜里町で仕事が続けられているかどうかの実態は調べられていますか。

答弁 町長 馬場

現在、その方々の追跡調査までは至っていません。

再質問 若木雅美

ぜひ追跡調査をしていただきたいと思います。最初の質問で言ったように、道では地域農業の労働力確保、援農に向けた取り組みが中央会などが、道と観光団体などが携わって5月に立ち上がり、その実態の中で観光バスのドライバーの仕事がないということで、それの仕事先がないかということがいろいろな地域で議論になっているというお話を聞きました。斜里町にもバス会社があり、観光事業がストップしている中でバスのドライバーの方々の実態、雇止めにあったのか、会社が頑張って雇用を守っているのか、それらの把握はされていますか。

答弁 町長 馬場

若木議員が具体的に挙げられましたバス会社において、そういう雇止め等の実態があるとは聞いていません。

再質問 若木雅美

雇止めにあっていないというお話ですが、事業体としては観光バスの運行がストップしているので、ドライバーの仕事がなくなっている部分があると思います。雇止めにあっていないことは安心しますが、ドライバーは有資格者で、斜里町の公共交通の中でもドライバーがいないことで充実した運行が、しゃりぐるの運行などもできない課題があります。ドライバーの有資格者が斜里町を離れない、仕事がないので別のところに行ってしまわないためということは、公共交通を維持するためにも必要だと思います。その観点から、こういうドライバーのような有資格者が、会社が仕事に困っていないか、ドライバーが雇止めになっていないといいますが今後なるのではないかなど、そういうことを把握しながら公共交通を維持するために実態を把握しながら行政が見守るというか現状を把握していくべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 馬場

地域公共交通を担うバス会社については、そこはしっかり事業が継続できるように、持続できるようにという思いで、5月1日の補正予算でも路線バスの支援をさせていただきました。それで全て足りるかというとそうではありませんが、すでにバス会社とも連携や情報交換をしながら臨んでいることはご理解いただきたいと思います。維持に向けてドライバーがいつの期間空いているのか、その時にどんな仕事と組み合わせられるのか、このことだと思います。何でもよいというわけではないと思います。今、仕事がないにしても、これから人の動きが少しずつ出て観光が動いていった時にどこまでならできる、ここから先はもう駄目という微妙なマッチングの場合の詰めがあると思います。基本は雇用調整助成金等々を生かして今の会社で働いてもらうことが一番と思います。そういうための国も最初の8千円代だったと思いますが1万5千円に上げたりして、その環境をより充実させるように努力しているので、それらを活用してやってもらうのが一番ではないかと思います。そういった上で、何が足りないという部分はハローワーク等がありますし、北海道のお仕事何とかという情報サイトもA社の方とBの方を引き合わせて交渉をする仲立ちをしているわけではなく、情報の健全化をしてそれぞれがそこにどうだろうというやり取りをしているということですから、十分そういう意味では、確かに町外に行く行かないという恐れはありますが、町内の事業者に可能性がないかというマッチングがあるとするなら、そこで上手くマッチすれば可能と思っているところです。

再質問 若木雅美

そういった登録をすることについての情報発信、斜里町で労働力を求めている事業者がそこに登録することで労働力が確保できるなど、そういう情報の発信も、職を失った斜里町の方でなくてもその情報に登録することで町外の労働者も新規に移住してもらえる可能性があると思います。それでいけば、短期おしごと情報サイトへの登録などの情報発信は町が担うべきではないでしょうか。そういうものに登録すべきではないかと、そういうサイトがあることを労働力を求める事業者への呼び掛けなどは町が行うべきではないでしょうか。

答弁 町長 馬場

それぞれ雇用している方々のお仕事がなくて何とか有効活用したいなど、そういうところがこの情報を知らないのではないかということでのとお話かと思います。どこまで知っているか知らないかもわかりませんので、その辺のこういう情報があるということは積極的にお伝えするような努力をしていければと思います。

再質問 若木雅美

最後に、このコロナ禍に関係なく町内の事業間連携については、課題解決に向けて長期的に考えるというお考えでしたが、第5次斜里町農業農村振興計画には、労働力の確保という課題の中で、地域内での労働力需給の実態を把握し、事業間での人材の融通、斡旋を図る仕組みの構築に向けた調査、検討を進めるということが、この5カ年事業の中であります。長期的に考えずに5カ年の中で何か具体的なことを農業の分野に関して示すことはあると思います。こういう動きが、今回、コロナがあるので積極的に進めていくべきではないかと思います。国においても令和2年度の補正予算の中で、農業の労働力確保緊急支援事業が立ち上がっており、これは町内、域内ではないですが、道外、道内の方からの移住、定住にもつながる支援事業の補正予算がされています。この部分ですとコロナ禍に関係なくではなく、今の状況を踏まえた中で労働力の連携、外部からも労働力を確保するという課題やこういう事業を利用しながら行なっていくという積極的な姿勢があってもよいのではないかと思いますが、この点はいかがでしょうか。

答弁 町長 馬場

農業ばかりではないでしょうが、各業界でいつも言われていることは1次産業が多いということで、繁忙期が重なっている。そこの違いの部分でうまくマッチングできないかということが、これまでも課題として何とかできないかということでした。コントラクターなどそういうことも含めてそれぞれ検討されていると思いますし、農業界も外国人労働者、今回、コロナで来られなくなっていますが、できるところから確保に向けて努力をされていると思います。情報提供をいただいた事業、これは私自身承知していないので、原課として把握しているかどうかわかりませんが、これらの事業もしっかりと勉強しながらやれるものはやっていくことになると思います。

出典:斜里町議会 令和2年6月会議 2020年6月24日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる