猿払村議会 平成30年第1回定例会 2018年3月6日
自然エネルギーについて
2018年3月6日、猿払村議会の一般質問で、野村雅男議員が「自然エネルギーについて」質問し、村長 伊藤浩一、産業課長 小林智司が答弁しました。
- 質問者
- 野村雅男 議員
- 答弁者
- 村長 伊藤浩一、産業課長 小林智司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 野村雅男
3点につきまして質問をいたしたいと思います。一番最初に自然エネルギーについて、風力発電の可能性を探求すべきではないか。平成30年度、この猿払村内に民間事業者が村内に9機の風力発電を開始する計画が昨年に浜鬼志別の会館で説明がありました。私もちょっとびっくりはしましたけれども非常に可能性のあるものだなというのと何か非常にあたふたという感じで売電の価格がこれ以上になったら今度下がるのでもうとにかく30年度中に稼働するというような、たいへんあたふたな説明でありました。しかし考えるにですね、今原発、日本の中で動いてるのって何基動いてますか。ほとんど止まってますよね。これから今、石狩湾だとか天然ガスですとか、いわゆる油ですとかそういうものがやはり高止まりになってる。それとこの何て言うんですか、車の社会も、2040年度くらいになるとヨーロッパを中心として、そしてまた今爆発的に経済が発展している中国やインドでもやはりこの油ではなくてEV、電気エネルギーにシフトしている。そうすると非常にこのバッテリーの寿命といいますかね、そういうものが新しく開発されてきて、今あわててどうのこうのするということではなくてですね、やっぱり近い将来に向けてこういう猿払村内でやっぱり私はこの風が強いという印象がありますし、また近く稚内市でも昨年は増幌地区ですか、民間の業者が大型の風力発電を9基くらい稼動させている。猿払村もそういう安定的なエネルギーを自前で持つこと、全然風が吹かないで地形がそういうことで風が無理だっていうんであれば話は別なんですけど、そういう資源があるということはやはり検討していく価値があるのではないのかなと、その辺についてひとつお尋ねしたいと思います。
答弁 村長 伊藤浩一
ただいまの野村議員のご質問にお答えをさせていただきたいと思います。皆様ご存じかと思いますけれども、現在村内にはどちらも民間ではございますけれども恵山辺地区におきまして大型風力発電施設1カ所と小型風力発電施設1カ所の2施設が北海道電力への売電を目的に稼働をしております。また、新たに北海道電力への売電に向けた小型風力の申請件数は議員おっしゃられたとおり9基あります。その後確認したところ、今年度分につきましては30基ほどと聞いております。その後、各企業が経済産業省の審査・認定を受け、建設に進んでいくものと考えております。議員ご質問の地域発展のための風力の活用についてでありますが、平成28年に村が所有する遊休地2カ所を民間に貸し出し、各種風力データの採取やそのデータの小中学校での活用と視察の受け入れ、また街灯への電力の利用など村への協力を求めながら小型風力発電施設建設の協議を行った経過があります。しかしながら、建設目前で予定機種のトラブルが発覚し、計画が取り下げられております。小型風力発電施設は建設費などで3,000万円程度が必要とされており、北海道電力への売電が有効でありますが、その買い取り価格が来年度申請分から大幅に下がる方向で協議されておりますことから、売電以外の効果的な活用方法を今後検討していきたいというふうに考えております。以上です。
質問 野村雅男
今村長さんのほうから平成28年ですか、風力データを取ったとそういう答弁でございました。値段がこのままだったら今の引き取りの値段だけだったらどうなんですか。値段が下がったからしない、ほかの民間のところも駆け込んでやってるんですけど、値段がそのままでしたら村としては小型風力でもどうですか。参入するというような考えはありませんか。
答弁 村長 伊藤浩一
ただいまのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。村として、独自に小型風力発電を建設して参入していくというところではなくて、あくまでも民間の方々にお任せをさせていただきたいというふうに思っております。以上です。
質問 野村雅男
民間の方々が入っていただくということもたいへん結構なことだと思います。ただ、値段が安くなるというのはひとつの国の政策の中でやっぱりエネルギーの価格が不安定だということからだと思います。しかし私はですね将来的にやはり油それからガス、そういうものはやはりもっと高止まりになるだろう。一番手近なガスそれから油、そういうものがやっぱり大きな人口を有している中国やインドなどそういう所となかなか対等に値を張ってやるということに関してはこの国際的に大変なことだろうとそういうふうに思うところであります。それはそれとして、風力の可能性がある地域だけにやっぱりそういうものを伸ばしていけるような施策を施していくべきではないだろうか、そんなふうに考えるところであります。村長さんは民間に開放すると、こういうことでございますが、発電をやはり考えていっていただきたいなとそんなふうに考えるところでございます。それからもう一つの自然エネルギー、2番目の堆肥による発電プラントの村内での増設の可能性というのはたいへん今この猿払村の産業は今は1基だけでありますけれども村営牧場や、また大型の経営体が今出現してきていると、あるいはまたそういう大型の経営体同士の近隣でそういう発電のプラントができないだろうか、そういう可能性があるのではないかと、それも一つですね猿払村の産業の構造から見てやはり身近なそういうものを十分にエネルギーとして変えられるのであれば非常に良いことだなというふうに思いますが村長さんのお考え方はいかがでしょうか。
答弁 村長 伊藤浩一
ただ今のご質問にお答えをさせていただきたいと思います。議員おっしゃるとおり、家畜糞尿を原料とするバイオガスプラントにつきましては、村内で1基が順調に稼働しております。議員もおっしゃるとおり本村のように酪農地帯においてバイオガス発電の可能性は大きいと考えており、北海道電力などと情報交換を行っております。一方でプラント設置には多額の費用が掛かりまして北海道電力への売電が経営安定の前提となりますが酪農家周辺における電線の空き容量が非常に少ないことから売電のため連携困難な状況となっているのが現状でございます。今後は、送配電線の増強などによる連携の可能性やまた道内でも研究されている水素ガス製造の実証化なども推移を鑑みながら考えていきたいというふうに考えております。以上です。
質問 野村雅男
北電に送電をされる、それが非常に難しいのではないかというお話でございますが、去年の秋ぐらいの朝日新聞にですね非常に京都大学の教授さんの記事だったと思うんですけど、2面ぐらいにたいへん大きく今の北海道内の送電網の整備、あの使用範囲というのがですねまだまだ相当量な空き容量があるとそのように新聞に出ておりました。ですから、私はそれは北電さんのあれの計算の方法はもう何でも全部全て最大値にとって、そしてその空き容量が無いと言っている、その教授さんの考え方はですね。そういうふうに言っているようですけど、実際は空き容量はもっともっとあるというようなお話でございました。ですから、そういうのもやはり一つの地域エネルギーの持っていき方としてお勉強もされて、私たちも一緒に勉強しなければならないと思いますけれどもやっぱり原料をやはり生かす、そしてまたそういうものを経営の糧として使えるのであれば生かす、そういうところにやはりまだ規制が入っている、それを少しずつでも破ってそういうところに入っていく努力は必要ではないかと思いますがそれにつきましては村長さんの考え方はいかがですか。
答弁 村長 伊藤浩一
ただ今のご質問にお答えをさせていただきたいと思います。平成18年に本村において地域新エネルギービジョンというものを策定させていただきました。さらに、平成21年か22年だと思いますけども、バイオマスタウン構想というのも策定しました。その中で家畜糞尿を利用した発電という中をうたっております。その中でいろいろ種々検討をしながらこれは酪農家さんの協力を得なければなかなかできない、どういうような手法でやるのか、大型な法人における酪農家さんでやっていただくのか、それともいろんな農家さんが拠点をつくっていただいて拠点回収をして堆肥を集めてバイオ発電をしていくのか、いろんな種々検討をしてきたんですけども、なかなかそこのところには上手くいかなかったという状況の中で当時、委員さんでありました北の大地さんで自発的に自分のところでぜひ取り組んでみようというような考え方の中で数年経ちましたけども、やっていただいたという経過もありますので、今後こういうことも含めながら家畜糞尿の処理の部分というのは今後堆肥場も含めて必ず問題になってきておりますので、どういうような形でいくのかということも含めながらJAさんとも検討していきたいというふうに考えております。以上です。
質問 野村雅男
今1軒やっていらっしゃる北の大地さんの売電の今の状況、収支の状況みたいのは村のほうでは把握とかあるいは情報収集等はそういうのは努められておりますか。
答弁 村長 伊藤浩一
現状としては把握はしておりません。
質問 野村雅男
現状把握していないんならこれ何も質問しても何も答えが出てこないっていうことでないの。こういうことを書いてあるということは、当然そこまで質問いくんじゃないですか。産業課長さんとかも聞いていないんですか。
答弁 産業課長 小林智司
ただいまの質問にお答えをしたいと思います。現状の今の施設についての売電の価格という話については、こちらのほうではまとめてはおりませんが、当初の計画の案というものについては、当初の計画書の計画の中では大体家畜糞尿の1あたりのトン数的に38トン、そのうち発電機用の発電について約2400kwくらいの発電の量が出るような形になってます。当時の買い取り価格につきましては、39円kwアワーという価格が計画書のほうになってございますので、現在これがどのように稼動してるかっていうところまでは押さえてません。以上です。
質問 野村雅男
計画のとおり2400kw、39円であればかなりの金額になるんではないですか。この小型風力発電のこと30年度に私説明を聞いたところでは9基の説明だったんですけど、大体1基3,000万円ぐらいするそうです。そして、その売電収入が約400万円ですか年間。7メートルの風、そして年間400万円の想定をしている。20年間8,000万円、それで1年に1回、25メートルぐらいの高さですから倒して、何日間かはそのメンテナンスにかかる。また、こう戻してまた回すと。ただし、電柱よりあまりにも遠いところになると非常に引込の関係からコストが掛かると。ですからやはりできるだけ電柱に近い所あるいは施設というんですか。やっぱり工事をするのに道路に近い所というような制約があるそうでございますが、儲かれば何でもやるのが今の世の中かもしれませんけども、しかし今度それが儲かるとなると、ばらばらばらっとやって、そして一気に今度値段が半分の20円になると。こんな、私ちょっと馬鹿な、馬鹿なと言ったらおかしいですけど、一つの国のエネルギーの施策が40円から20円に変わる、しかし、私たちが消費する電力ってのは値段変わりませんよね。高くなっただけですよ。そういうことからですね、村としても安定的なこういう地形、背景にあるわけですから、そういう安定的なものをやっぱり村としてもつくっていくということも私は必要ではないのかなと思います。プラントにつきましても、堆肥のプラントにつきましても、これは農家の方々がいろいろな形で研磨されるわけですから、もしそういう方たちが出られましたらですね、これ村も力をあげて後押しをするべきではないのかなとそんなふうに思うところです。