猿払村議会 平成20年第3回定例会 2008年9月17日
猿払村国保病院について
2008年9月17日、猿払村議会の一般質問で、須藤武保議員が「猿払村国保病院について」質問し、村長 森和正が答弁しました。
- 質問者
- 須藤武保 議員
- 答弁者
- 村長 森和正
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 須藤武保
5番、須藤。通告書に基づいて6問質問いたします。始めに地方交付税や税収入の減等、財政難が厳しい中、村民の健康を守るため医療のみならず、福祉・介護等様々な施策を講じていますが、今日猿払村国保病院を始めとする多くの病院では多くの課題を抱えております。医師や看護師の不足や診療報酬のマイナス改定により病院財政の状況は厳しいものになっております。このような中、道は昨年8月、道内を30区域に分けて地域医療体制の維持を図ろうとする自治体病院等広域化・連携構想案を示しております。この構想案は医師不足や自治体の財政難に対する市町村の区域を越えた広域な連携体制を確立し自治体病院の規模や機能見直しを行うといった、道から市町村、住民への提案ということで示されております。道としては今後この構想を踏まえて地域の住民が深まり、住民に身近な医療提供体制づくりに繋がることを期待すると、地域自治体が主体的に検討を行うことを求めています。一方この構想案は各自治体病院ごとに規模縮小や診療所化等の方向性が示されており、財政経営面からのみの改革を強く意識したものとしか受けとれません。確かに村国保病院も診療報酬のマイナス改定等で経営的に厳しい状態です。しかし、財政経営面からのみで病院をとらえることは大きな疑問があります。地方において地域医療等、社会保障が破壊することは過疎化に一層の拍車がかかり、猿払という地域の破壊に繋がり兼ねません。地域を守るということは、将来の安心・安全を担保しなければなりません。そのために将来の医療等、社会保障をきちんとしていなければならないと考えます。未来永劫、産業を守り、地域を守っていくためにも、自治体病院の問題について行政と地域住民とで多くの課題について真の自治体病院のあり方を地域から議論していく必要があると考えます。この連携構想案は道内を30の区域に分けており、猿払村は稚内を中心とする圏域に入っております。天塩・幌延を加えた北宗谷の自治体で、宗谷地域自治体病院等広域化・連携検討会議を設けておりますが、この連携検討会議における構成、検討会議の開催回数や議題等、その検討状況と議論の内容について明らかにされたい。そこでお尋ねします。今年5月、宗谷地域自治体病院等広域化・連携検討会議が開催されたと思いますが、会議の目的、構成、村からの参加者、会議の開催回数をお伺いしたい。問題等、その検討状況と議論内容等を伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。
答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)
自治体病院の広域化・連携構想の関係でございます。お答えを申し上げたいと存じます。この関係については一回しか実施されておりません。このような広域的な大きな問題を一回しか実施されていないということ自体が私はおかしい、そういうふうに感じます。それも市町村職員を集めての会議です。このような重要な問題をこのような形で行って良いものか、どうなのかと非常に疑問を感じてなりません。批判ではこれはありませんけれども、私は単なる国に対するアリバイづくりをしているとしか考えられないと思っております。もしそうでなければもっともっと内容を中身を詰めた会議をやっても良いのではないかというようなことも考えられますし、私は単なる会議であってはならないと、やはり広域行政というものは道が担うべき、道の広域行政は道が担うべき性格なものであって、道の職員が各構成市町村にあれだけの人数が居るわけです。出向いてやはりその意向を聞き取る、そういうようなことがあったって私はしかるべきだと考えます。そういう意味から全ての会議に、道がやる会議についてはこの会議ばかりではなくして同じような手法でやられているということに対しては果たして広域行政に対する考え方だとか、地方分権に対する意識だとかというものがまるっきり欠けているのではないのかとこのような感じがしてなりません。やはり道の職員がですね、支庁の職員が出向いて来て行政の意見を聞くなり、やはり地域の村民の住民の意見を聞くなりして、そこで改めてやはり問題等の発掘が出来るのではないのかと私は考えているところでございます。やはり、その調査等これらをこういう連携会議、広域化を図るのであればそのような調査等を明確にやはりしていただいて、構成町村の意見等を十分に把握することがやはり必要である。単なる会議だけで済ませること自体問題であると私はそう考えます。その場で意見の出ない町もあるでしょう。そうなるとどうなるのですか。これは大変な問題だと私は思います。検討とか課題をやはり発見するためには、為す術は私はこの会議ではないと思っております。それが道の手法と言えば手法であると考えざるを得ない、そういうふうに私は思います。道職員が市町村を回って歩くところにやはり検討材料とか課題が見つかるものであります。この会議ばかりでなく全ての会議等、この手法でございますので、道職員はもっともっとやはりそういう今の道財政も含めた行財政改革も含めた形の中での危機管理意識をきちんと持った形の中でやらなければならないと思います。このような自治体病院等の広域化・連携構想についても行財政改革の一貫であると、道の行財政改革の一貫であると私は認識をしているところでございます。そういう意味におきましては、道の職員をやはりどんどんどんどんとやはり地域に降ろす、そして地域の直接会って意見を聞くなり何なりしなければやはり明確なこの連携構想何て出てこないと私はそう考えております。一回しかやっていない、まだ今だに何も伝わっていないということはどういうことなのかと、まずそこを私は考えなければならないだろうと思っております。これが重要なものであるのであれば、もっともっとやはり早急に会議を煮詰めてどんどんどんどんとやっていかなければならない問題であろうと思います。従って先程言ったように単なる国から降ろされたアリバイづくりに過ぎないのではないのかなと言ったのはそこにあるわけでございまして、決して道を批判するつもりはございませんけれども、その手法に私は問題があるのではないのかなと考える次第でございます。よろしくその点ご理解賜りたいと存じます。
質問 須藤武保
一回しか実施していない、道の手法が悪いと村長の答弁ですが私もそう思います。村長の話聞いていると道は何をやっているのだろうかとそう思います。続いてその中の議題とか、検討、議論内容等をお伺いしたかったのですが、これではお伺いするのがないですよね。分かりました。良いですか。
答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)
若干また補足的な説明をさせていただきます。この会議には当村の二津事務長が参加しているところでございます。構成町村は先程議員もおっしゃったように稚内市・猿払村・豊富町・利尻町・利尻富士町・礼文町・天塩町・幌延町の8市町村の構成となっております。浜頓別・中頓別・枝幸町については、上川北部というふうになっているところでございます。検討会議は稚内市で5月19日一回のみの開催で、この会議については先程言いました事務長が出席しておられます。そういう状況の中でうちの事務長が質問に立って、その問題点等を十分説明あった問題点について質問をした結果、道の職員は黙りこくってしまったという実態も事務長から報告を受けて、復命を受けているところでございます。やはり道としては、稚内市を中核とする周辺町村立病院を診療所化にするという考え方がありありと見えると、これが一つの検討材料の大きな目的であっただろうと思うところでございます。このような地方分権を無視するような動きに思われる地域医療の崩壊に繋がり兼ねない内容であったということでありますし、事務長はそういう考え方には立っておりませんし、そういう意味におきまして質問をしたところ道は黙りこくってしまって後は進まなかったということも事務長から復命を受けているところでもございますので、その点も合わせて報告をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
質問 須藤武保
事務長が出席したと、でも事務長が質問しても答弁がないということでよろしいのですね。地域医療の放棄という感じですか。大変遺憾なことです。続いてこの中で、道はこの連携構想案の住民の集約を各自治体が行うものと見解を示している。道の連携構想にしても総務省の経営改善ガイドラインにしても多くの地域住民がその内容を認識しているか疑問である。村はこのことについて村民へ周知、住民の声を集約する考えはありますかお伺いしたいと思います。
答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)
お答えいたします。私、前段での道の見解として集約を各自治体が行う等、これはもっての他だというふうに私は考えます。道が国から指示されてこのような考え方に基づいてやられていること、これはやはり道が広域行政として、道がやるべきことであって、先程も言ったようにやはり何で市町村がこれをやらなければならないのかということですよ。この問題に関してはやはり道は道としてのきちんとした行政をやってもらわなければならない。道庁にはこれに対する責任というものがあるわけですよね。単なる市町村に対する責任の転嫁でしかないと私は考えます。そのように考える中で村におきましては、道がそのようなことをやる前に村は、自分達の出来ることは自分達でという形の分権の主旨に基づいて住民の声を集約することはこれまで幾度か実施しております。平成16年にはまちづくり会議、村民11名と職員・委員6名で有床の診療所について協議・検討していただきました。提言では一概に無床の診療所への意向は考えづらい、病院の問題を議論すると安心感を取るか、金を取るかという選択になってしまいます。結論としては病院の存続が必要であるという結論付けがされております。こういうような提言を貰っております。また、平成18年度に実施した病院のアンケート調査、これはインフルエンザの時だったと思いますけれども、回答者410人の自由記載欄にも診療所化するという希望する意見はまるっきりございませんでした。従って住民の意見集約は、現段階ではするつもりは私としてはございません。あとやっていただくのであれば道がきちんと自分の道の責任においてやっていただくということが私は必要であろうと考えているところでございます。よろしくお願いいたします。
質問 須藤武保
今の村長の答弁では、現在は集約をするつもりはないということで良いのですね。
答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)
はい。
質問 須藤武保
分かりました。この連携構想は自治体病院ごとの規模縮小や診療所化の方向が示されている、また昨年暮れに総務省が公立病院経営改善ラインを示し、公立病院の経営改善を求めているが、経営面だけではなく真の自治体病院のあり方について地域から議論すべきと考えるが理事者の考えを明確に伺いたいということで、これの答弁いただけませんか。
答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)
お答えいたします。この連携構想案は、自治体病院ごとの規模縮小や診療所化の方向が示され、総務省は公立病院の経営改善を求めていると、経営面でなく真の自治体病院のあり方について地域が議論するべきことと考えると、これは当たり前のことだと私は考えます。これが私の理事者としての当たり前のことだということで、自分達のことは自分達で行うということがやはり基本に立った形の中でこういう問題はきちんと整理していかなければならない問題だろうと考えているところでございます。また、先程申した住民の意見集約の関係ですけれども、これはあくまでも診療所化希望する場合についての意見の集約であって、その場合についてはやりませんよということでございますので、その点そのように思っていただいて、いただければと思っているところでございます。
質問 須藤武保
村長の言うことは十分分かります。もうこれはそのとおりだと思っております。この連携構想は、北海道の押し付けで村長が日頃おっしゃっている地方分権に反するものであります。今日の自治体病院の課題というものは、上から押し付けでなくガイドラインを示し公立病院経営改善プランの提出を求められていますが、総務省のガイドラインに添って病院のあり方を検討するならば、病院経営の面からだけの検討となるのではないでしょうか。村の財政から考えますと病院への助成は1自治体では限度があります。地域のあり方について、地域住民を巻き込んだ議論をすべきと考えます。総務省の公立病院改善ガイドラインは特例債にふれておりますが、そのお考えはありますか。お伺いしたいと思います。
答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)
一つ須藤議員さんにお伺いしたいのです。特例債の意味というのは何かお調べになったことございますか。
質問 須藤武保
特例債を使うのか、使わないのか。
答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)
使うのか、使わないのか、特例債の意味というのは。
質問 須藤武保
私は知りません。
答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)
特例債というのは要するに不採算病院、そういうような赤字の部分にこれを不良債務ですね。不良債務を抱えている病院に対したもの、これがやはり特例債ということでありますので、うちの場合についてはそういうようなものは抱えておりませんので、特例債の必要性というのは私はないと考えているところでございます。色々とこれから病院を経営していく上において色々な問題がまた色々と発生してくるとは思います。こういう制度も国の方でもってもらっても私は当然のことだろうと考えているところでございます。しかし今の段階としては、特例債は使う必要性はないと考えているところでございます。
質問 須藤武保
私もちょっと聞きたかったのは、これからの病院経営には特例債も使っていかなければ成り立たないのかなという気持ちで質問をいたしました。今後、今のことろは特例債を使う必要がないということですね村長。
答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)
そこで冒頭私お伺いしたのは大変失礼とは存じますが、特例債の意味というのはお分かりですかと聞いたのはそこなのです。従って病院で不良債務を抱えているという場合について特例債が発行出来るということなので、うちの病院の場合、不良債務というものは抱えておりませんので特例債を使う必要性はないということでございます。そういうことでございますのでよろしくお願いします。
質問 須藤武保
私も病院経営の実態を再三村長の方から聞いて分かっておりますが、ある程度こういう赤字財政になっていないということは伺っております。今後こういう状態が出た場合には、その赤字財政とかこれに向かって病院経営をやっていくためにはその後、特例債を使ってでもまだ今の病院を現状維持しなければならないのかなということを聞きたいのです。分かりますか言ってること。
答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)
私はこの特例債の関係につきましては、一応現在不良債務を抱えている病院に対して20年度限りの時限的な取扱いでございますので、その後の問題についてはまた別に考えなければならないものだと考えておりますし、やはりその不良債務を出さないような形の中での病院経営というものをやはり今後目指していく、それが本来の責務であると私は考えているところでございますので、その点はご理解を願いたいなと思っているところでございます。以上です。
質問 須藤武保
分かりました。赤字財政を出さないように、これらからも本来の責務、村長に本来の責務を遂行していってほしいと思います。続きます。