猿払村議会 平成19年第2回定例会 2007年6月25日
村議会議員選挙の反省について
2007年6月25日、猿払村議会の一般質問で、巽昭議員が「村議会議員選挙の反省について」質問し、村長 森和正が答弁しました。
- 質問者
- 巽昭 議員
- 答弁者
- 村長 森和正
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 巽昭
7番、巽昭。一般質問通告書に基づき質問を開始いたします。質問事項1、村議会議員選挙の反省。(1)村長の目から見た今回の選挙の感想、これから入ります。このように再び村長と議論を交わす機会を得たことに心より感謝いたします。前回選挙前の3月議会一般質問、これで最後になるかもしれないと質問ということで少し厳しいことも言わせてもらいました。本当に心の片隅では少しだけあれを最後の質問にして議員活動を終えようという気持ちがあったのも事実です。なぜ辞めようと考えたかと言いますと、4年間の議員活動でほとんど議会・村に貢献出来ませんでしたし、これからますます議員の責任が大きくなるのが解っていたからであります。しかし、猿払村にとりましてこれから一番大事な4年間、もしかしたら私でも何か貢献出来るのではないかという未練と私のわがままでもう一度立候補させていただきました。村長もご存知のように想定外の突然の選挙となりました。村長にこの4月の村議会選挙の感想をまずお聞きいたします。村長は2年前11月の選挙で再選されました。その直後の12月議会、私はその選挙について一般質問をしております。今手元にその議事録がございます。これを読みますと1年生の私が生意気なことも言っております。自分の発言でなければ後ろから頭を叩いてやりたいところであります。自分で自分の発言を述べるのもおかしいのですけれども当時このように述べております。今回の村長選挙、悲しいかな論点・論争が見えなかった。何の為に選挙をしないといけないのか。その辺が全然見えてこない。こんな選挙しない方がいい。このように批判しています。生意気ですね。そしてその後、私は唯一合併を争点にして住民に選択させるべきではなかったかという問い掛けに村長は、政策には掲げなかったが結果として自立の道を歩んでいる自分を村民は選んだのだからその方向で進むべき、と答えております。その他にも、マニフェストを作成したかとか、村民の支持は本当に得たのかとか、色々私は批判しております。これが村長選挙が終わった直後、議会での私と村長の議事録からのやり取りであります。岡目八目という言葉がございまして、人は自分が当事者でなければ冷静に物事を判断することが出来ます。今回は村長が私の選挙を通して私なり、選挙のやり方を批判する番であります。実は今回の選挙、直前まで選挙になる様子がなく、私はほとんど準備しておりませんでした。これはまったく有権者を無視した行動であり、村長に非難される前に十分に反省しております。この点を含め冷静に外から見られており、いろんな感想を村長はお持ちでありましょう。今回の村議会選挙の感想を率直にお聞きいたします。よろしくお願いいたします。
答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)
巽議員さんの1つ目のご質問にお答えしたいと思います。巽議員さんが前回村長選の選挙を批判したということでございますけれども、その中での論点・論争が見えないということでございましたけれども、私は当初から1期目から一貫として協働という考え方の基に一貫して考え方を貫いてきて、今もその考え方に変わりはないわけでございまして、私の論点としては一応村民が主体性を持つ、村民主権、地域主権、そういうような問題から協働と、行政と村民が一体となった村民の意見を尊重しながら村政を執行していくという私の考え方には変わりはございません。そういうことで2期目の論点と論争というのが見えなかったのかなとは思っているところでございます。また、合併の関係についてもいろいろと論議、各議員さんとも論議したところでございますけれども、私としても広域連携自立というような感え方の基、進んで来ているというような状況に現在も変わりはないわけでございますけれども、これも後からまたお話をしたいと思います。ただ、今回の村議会議員の選挙につきましての村長が批判する番だということでございますけれども、私は批判するつもりはありません。私が批判するとしたならば、北海道・道庁・国の行政の在り方しか批判をするつもりはありません。今回の村議会議員選挙は公職選挙法に則り執行されたもので、無投票でなく選挙戦があったことは村民にとっても私にとっても民意が反映され、大変うれしく思っているところでございます。そういう意味におきましては、立候補された議員さんの責務が果たされたのでないのかなと、このような感想を持っているところでございます。以上でございます。
質問 巽昭
選挙に対する批判は無いという答弁なのですけれども、非常に残念であります。というのは、次の質問にも関連するのですけれども、選挙というのはこれからのまちづくりにとって一番大切なことなのです。民主主義にとりましても一番大切なのが選挙なのです。今どのような選挙が行われているのかは、私どもはなかなかよく解りませんけれども、選挙を変えなければまちづくりは私は変わらないと思っております。ですから村長の目から見て今回の村議会選挙が理想的な選挙だったのかどうかは解りませんけれども、どこかやはり村長からの目から見ておかしいということがあった、なければおかしいと思うのです。そういう点を私はどこか批判して欲しいという思いで質問をしました。これから村長の協働まちづくり、村民の意見を尊重しながらやるのが村長の持論であると、だからそれが、それを常に言っているのだけれども見えなかったのだろうということなのですけれども、それも常々聞いております。ただ私はこの4年間、村長のその協働まちづくりのやり方を見ておりますと、あまり好意的には見えてはおりません。というのは、逆に協働まちづくりということは、村民の意見を聞くということにおいて逆に自分達が仕事をしていないのではないのか。私はそう見えて仕方ないです。村民の声を聞くということを理由に自分が、自分達職員達が成すべき仕事をしていないのではないのか、と思えてならないのですが、いかがですか。
答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)
まちづくりのための選挙等云々ということで、議員さんおっしゃいましたけれども、それはもう既に議員さん方が個々承知していることでありまして、私も当然承知していることであります。従いましてその件についての答弁はいたさなかったところでございます。ただ、今言われましたことに関しては決してそういうことではなくて、議会をそういう面で批判をするというようなことではなく、議会と行政と村民と執行方針の中にも掲げておりますけれども、そういう三位一体の中での共通した考え方の基に執行していくことが正しいことなのかなというふうな考えをもっているところでございますので、その点について理解をしていただければと思いますし、また、私の任期もまだ若干残っておりますし、これから議員さんはまだ4年ありますし、その間どのような形で社会情勢、またこれから議員が質問される状況の問題が推移していくのかということについても、現段階として不透明な部分もあるわけでございまして、そういう面ではこれから十分民意を反映していかなければならないと感じでいるところでございます。私は選挙という目的、民主主義という目的、そういう目的については私も議員さんもそれはもう当然解っていることだろうと私は考えておりますし、そのようにも議員さんも言われております。私はこの民意が選挙によって反映されるということは、当然民主主義につながっていく問題でもございますし、大変私としては良かったと思っているところでございます。無投票でなく選挙があったことに対し、私は大変意義深いものであったと感じているところでございます。そういうことでご理解を賜りたいと思います。
質問 巽昭
また同じような議論になりますので、2番目の選挙に住民の意思は反映されるかという項目にいきます。民主主義の基本は選挙です。村長・議員は住民の代表であり、住民の声を代弁するものでなければなりません。選挙によりまちづくり、地域づくりの方向性が決定されるのです。そして、議員にとりまして住民の声を確認する最大の機会が選挙であります。選挙において候補は自分の思い、政策を住民に問い掛けなければなりません。そうすることにより、住民の意思が村政に反映されるのです。時々色んな選挙が終わった後、本当に選挙を通し住民の意思は反映されているかと疑問に思う時があります。村長、本当に選挙で住民の意思は示され反映されると思われますか。しかし、納得がいかなくとも選挙の結果が住民の意思なのです。それが我々が選んでいる民主主義であります。今回の村議会選挙を通しても住民の意思は反映されているはずです。今回の選挙を通し、住民のどのような声が村長に聞こえてきましたか。また、ご自身で2度の選挙を体験し、選挙そのものをどのように感じられておられますか。お願いいたします。
答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)
次に2番目の関係の選挙の住民の意思は反映されたかということでございますが、果たしてこの件に関して私が答えるべき性格なものかどうなのかというのは疑問に思うところでもございます。選挙戦術という言葉があるように、候補者自身の問題であると私は考えます。民意をどのように反映させるのかを考えなければならないと思います。議員がどのように、どのようなお考えかまだ解らないところがございますが、民意を反映させるためにはどうあるべきか、候補者自身が考えることというふうに私は考えているところでございます。そういうことで行政と議会並びに村民の連帯というものが必要と考えるところでございます。私が候補者でありませんので、その点は計り知りうることが出来ないところでございますけれども、ただその貢献と選挙が最大の民主主義という、そのための貢献という意味におきましては、若干述べさせていただきますが、明治21年に市制町村制において戸籍事務等、国の事務を執行させる方式で施行をされ、その後全てと言ってもいいでしょう、中央集権が始まったもので、国民の意思、憲法第3章国民の権利義務がねじ曲げられたことは憲法に反すると私は考えております。これは市町村の問題でなく、国側の問題と私は考えているところでございます。この度地方分権法等によりまして、機関委任事務制度が100年余り続き、地方行政の統制の根幹を出してきたものであり、大きな欠陥であったとも思っております。今までどちらかと言えば行政執行部の基、脇役的な存在に近かった地方議会と議員はその本来の機能を果たせず十分に果たしていくためには活性化を目指し、その制度と運用の在り方の改革に果敢に議会として乗り出さなければならなかったと考えます。そうでなければ民意を反映させることは、議会は代表機関としての存在意義は住民に明確に示すことは私は出来ないと思っております。こうなってきますと住民から見離されていく可能性があるわけでございます。そういう意味におきましても、先程申しましたように選挙があったことによって民意が反映され、民主主義がそこで存在していくということについて大変うれしく思っていると申し上げたところでございます。このような意味で新たな時代の到来には実に議会にとっては危機再来の到来の発生であるとも存じているところでありまして、これからの議会におきましては十分にその中央集権から脱皮した今の地方分権に対して議会活動というものも活発な形で出来るものだと思われます。私はこの選挙について先程議員がおっしゃったように、本当に反映されるか、その第三者の目で見てどうなのかということでございますけれども、私は議員のそのような今後の議会自体のシステムの変更ということも考え合わせた形の中では反映されるべきものと考えます。また、反映されなければならないものだとも考えているところでございます。住民の意思が見えたかということでございますけれども、私は選挙をやったことによって住民の意思は私なりに見えたとは思っておりますが、一部若干疑問の点もあるわけでございますけれども、この場では巽議員さんの質問でございますのでその点については避けさせていただきたいとこのように思っているところでございます。よろしくお願い申し上げます。
質問 巽昭
ただ今村長より自分が候補者でなかったので解りずらいという答弁がございましたのでもっと解りやすく具体的に候補者の私からもう一度質問いたします。今回予定外の選挙に急遽なりました。その時は正直言いまして私はまいりました。非難されても仕方ないのですが、直前まで私は他の人の選挙で疲れておりまして、あまり選挙をやりたくなかった。しかし、嫌々選挙に突入した夜なかなか眠れない中、思い出したのが先程の村長を非難した自分の質問であります。村長の選挙を論争・政策の無い選挙と非難しておきながら自分だけ目的のない選挙をするわけにいかないだろう。それで次の日の朝、後援会長はじめとする支持者の皆さんにその時の私の持論、稚内との合併を政策として訴え、村民の声を聞きたいと提案し了解をもらい、それ以降は選挙カーでひたすら稚内との合併を訴えました。選挙の結果次第で当選後の4年間の議員活動の方向性を決めようと思っておりました。村民の皆さんは冷静で選挙の結果は当選はさせてもらいましたが、当選順位は中間ぐらいで、稚内との合併の政策が支持されたのか、支持されなかったのかよく解りません。稚内との合併が村民のために一番良い選択との思いは変わりませんが、今一度冷静に考えなければならないと思っております。2年前の村長選挙、そして今回の村議会選挙を通し村民は稚内との合併よりも自立を望んでいると村長は判断いたしますか。お願いいたします。
答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)
巽議員さんが立候補したその理由と目的というものが、一応最終的に稚内市との合併ということを目的に掲げてということについて良くわかりました。そういう状況の中で、稚内市との合併の関係につきましても道とのクラスター構想ということについても巽議員さんはよくご存じのことと存じます。今現在といたしましては、道の方にその合併について将来どうなるのかと、財源的にもどうなるのかと、どういう方法でどのようなメリットが出てくるのかということについて支庁の合併担当参事とやり取りした経過もございます。そういう状況の中では道としては今の段階としてはまるっきり不透明であるというような状況でございます。私としてもそれらを住民にきちんと説明することが出来ないので何とか早めにそういう情報を掴んでいただきたいということも申し入れた経過もございます。その稚内市との合併が巽議員さんが支持されたのか、支持されなかったのか、解らないということでございます。本人巽議員さんが解らないのであるわけでございますから、当然私としてもその意味というものはなかなか理解出来ないと、計り知れないところがあるとは申したところでもございます。今後これらがどのような形になっていくかということについては、その推移を見なければならないと思います。合併になるかもわかりませんし、また自立と公益的な連携の基の自立という形になるかもわかりませんし、その辺についてはまた今、国の情勢等も道の情勢等も若干変わってきているような感じも私もしております。そういう状況の中で今後この問題について更なる論議もしていかなければならないだろうとも思っておりますし、更にはこの合併の問題については一議員が唱えて、それを民意として受け止め、それを主張するということについては私はどうなのかなというふうに思います。各議員さんでも自立を主張される議員さんもおられるでしょう。広域連携というふうなことを目指しながらやっていこうという議員さんも居ると考えます。また、一部広域連合というものも作りながらやっていこうという議員さんも居ると思います。こういうような問題につきましては、なかなか結論の出せない問題であろうと思います。私としてもそうですし、議会としてもそうだろうと思います。その為の村民参加条例の中、住民投票条例、住民投票というものもあるわけでございますので、これらのことは自分達の地方分権に基づいて、自分達のことは自分達でとそういう視点的な意味も踏まえた形の中で、いざとなればそのような村民投票ということも私はすることもしなければならないのかなとも感じているところでございます。そのような形でご理解を願えれば、また、その他にも合併の問題についてもご質問がまたあるようでもございますし、その辺についてもまたお話を後で後程させていただきたいなとも思っている次第でもございます。よろしくお願い申し上げたいと存じます。
質問 巽昭
村長の2回の村長選挙及び今回の選挙を通しましても、なかなか民意が掴めないというところなのかなという気でおります。ただ、一議員が合併とか自立をどうのこうのするのはいかがなものかという意見もあったのですけれども、ただ私が知りたいのは村民の心なのです。今村民が本当にどう思っているのか。大多数の村民が多少の犠牲を払ってもいいからこの猿払村という自治体を残したいのか。それともそれほどのこだわりがないのか。その辺が私はどうしても知りたいのです。数字的な分析とか色んなことを考えれば、私は稚内と合併した方がいいのかなという考えなのですけれども、ただやはり村民の中にある程度の犠牲にしても残したいという気持ちがあるのならばもう少し頑張った方がいいのかなという気持ちもありますし、その辺のことはまた、今村長も言いましたように後でも質問を用意してますので、今回は質問も多いので次の3番目の質問に移らせてもらいます。3、議員の責任、議会の体質。先の5月18日恒例の管内議員研修が礼文町で開催されました。行き帰り時化という状況の元、久しぶりに船酔いいたしました。講演は全国町村議会議長会事務総長高田様より町村議会を取り巻く諸問題についてという演題で行われました。新型交付税等の新たな財政の取組、夕張市の財政再建、これからの町村議会等の説明がありました。その中で印象に残った言葉が2つだけあります。後は寝ていてほとんど聞いておりませんでした。ということではなくて、特にこの2つの言葉が頭に残ったということです。1つ目は、破綻するまでの夕張市の粉飾決算は議会も承知していたはずだという言葉、そしてもう一つは、議員もこれからは訴訟をされることに備えておかなければならないという言葉であります。最初のわかっていながらもチェックしなかった夕張議会についてはどのように考えられますか。今の猿払議会なら同様の事が起きればチェックできると考えておりますか。2つ目の訴訟される問題は、今会社の株主訴訟が当たり前の時代となってきております。株主に不利益を与えた場合、経営者は責任をとらなければなりません。議員もこれからは住民の生活に不利益を与えた場合、訴訟され責任をとらされるのでありましょうか。わかっていながらもチェック出来なかった夕張議会の体質、そしてこれからは訴訟されるのも考えながら行動しなければならない議員の責任について今の猿払村議会の体質、または同じ選ばれた者としての村長の責任も考え合わせお答え下さい。
答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)
(3)の件でございます。先般、議員研修会で講師の講演の全体的な意図が分かり兼ねます。一部今議員さんから記憶に残った言葉をおっしゃられたところでございますけれども、私は始めここで質問なさっていることは不正経理とは何を指すのか村の各会計の意味するものか。あるいは問題とされている市・道・国の議員の政務調査費といわれるものを指すのか、不正経理という問題について若干分からなかった部分があるわけでございますけれども、このような色々な今騒がれているような不正経理というものもあろうかと思います。当然そういうものは不正と分かっているのであれば、私は正さなければならないと考えているところでございます。また、夕張市の破綻の問題についても、当然議会等においてもチェック機能というものもあるわけでございますし、それぞれ決算審査も当然行っていることでございましょうし、それ以前に監査委員もその件に関して監査していることであると私は考えているところでございます。当然、分かっていることをわかりつつやっていたということは、非常に私としては行政執行者としてのあるまじき行為であると考えているところでございます。また、議員の訴訟の関係でございますけれども、行政サイドといたしましては司法機関ではありませんので、不正ということで私は議員がどうなるのかということについては、内容をよく承知していないところでございますけれども、告発する何かがあって告発されるということになれば、司法の手続きに委ねられると考えますが、夕張市の問題に関してのことにだけ捉えてみれば、訴訟という形には恐らくならないだろうなという形を持っているところでございます。これは、道・国もその夕張市に対する再建計画というものをきちんと出していただいた形の中で国の監督圏の基に経理が成されているということでございますので、そのようなことにはなってはいかないだろうと思っているところでございます。議員の訴訟というのは議会全体の問題ではなくて、議員個々の問題であろうと考えます。ましてこれは夕張市の議会の議員のモラルの問題として考えなければなりませんし、議員としての倫理観の問題も考えなければならない。当然私はこの関係については以前から知っていた問題であって、それありきで進んできたのではないのかなと思っているところでございます。一部市民についてもこの件については恐らく分かっている人もいるでしょう。しかし、分からない人もいるでしょう。しかし、市民はそのような状況になっているということは分かっていても、計数的には分からないという部分は私はあると思います。そういう面で市民はこのような破綻状態になるというようなことも恐らく分からない部分もあったのではなかろうかと考えます。ただ、執行者側それから議会、それから監査委員含め市全体、市民個々ではなく、市全体の責任として考えなければならない問題であろうと考えます。それから村の破綻の関係について一部出され質問されましたけれども、私達はこのような形にならないがために今以前から行財政改革というものを進めていっているわけでございまして、そのような改革をずっとしていく状況の中でその内容についても村民に公表をしているところでもございますし、そういう状況の中では村として破綻状態に陥ることは私は今の段階としては考えられないと思っているところでもございますのでその点ご理解を賜りたいと思います。以上でございます。
質問 巽昭
なかなか私が意図した質問と噛み合わないのですけれども、申し訳ないのですけれども当然村長はその研修を受けていないわけですから、こういう質問をする方が無理なのかもわからないのですけれども、あの時の説明ではそれまでずっと黒字決算できて、急に赤字決算になって破綻してしまったと、これは黒字決算のうちから決算が粉飾されていたというのがわかっていたはずだろうという、そのような説明でありました。そういうことについてどうかというかということでありました。あの時の説明では、だから私としては議員が町のこと市のことを考えて納得していたのかな、なんてことを考えていたのですけれども、それと訴訟の問題につきましても、具体的な話をしますと村長もご存知だと思いますけれども、最近増毛町でも訴訟問題起きてます。6月19日の読売新聞に載っていたのですけれども、6月19日の読売新聞に増毛町の住民グループが町長に1億5,000万賠償請求の記事が載っております。ここに記事がございます。町長に1億5,000万賠償請求、町営事業所漫然と再建放棄とこういうタイトルで新聞に載っております。記事によりますと、町長が町営の事業所の不良債権を放棄し、住民に損害を与えたと訴訟されたようです。議会はこの事業所の決算を認定していなかったためか、訴訟されておりません。このような問題が現実に近隣でも起きております。今回の6月議会にも2つの会社、猿払振興公社、猿払村畜産振興公社の決算が報告されますが、不良債権が発生した時には同じようなことが起こることを想定しておかなければならないのでしょうか。仮に1億円の不良債権が発生したとしたら、責任度合いから考えて村長に5,000万、議長に1,000万、各議員に500万ずつの訴訟を起こされたらどうしますか。礼文の研修の高田事務総長の言葉ではないのですけれども、我々もそれに対する準備をしておいた方がよろしいのでしょうか。いかがですか。
答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)
今のご質問でございます。お答えいたします。現在村としては一応そのような実態になりうる可能性というのは無いとお考えをいただきたいと思います。公社等の問題、それから第三セクターの問題一つずつありますけれども、そういう部分での粉飾決算なり赤字という問題については、当然今の段階としては考えは考えられないと私は考えておりますのでそれ以前にそういうような状況になるのであれば、それ以前に何らかの手立てをしなければならないという考え方でおりますので、今議員さんが言われたような形にはならないという事を申し添えておきたいと思います。よろしくお願いいたします。
質問 巽昭
実態は無いということですけれども、もし実態があれば我々もそういうことを覚悟しなければいけないということでありますので、当たり前のことでありますけれども、これから私らは決算認定その他、十分慎重に今まで以上にやらなければいけないと思っております。そういうことで次の2番目の財政負担というテーマの質問に移りたいと思います。ここでも3つほど質問を用意しております。質問事項2、財政破綻。(4)今の猿払の地方債残高をどのように思っているか。4月8日の北海道新聞に、道内市町村の住民1人当たりの地方債残高が載っておりました。それもここにございます。猿払村は道内で上から6番目に多く約275万円となっておりました。道内の市町村数は確か180でしたね。180の内で上から6番目です。これは上位だから良いというわけにはいきません。なるべくなら下の方が良いわけです。私の家族は5人ですから我が家の借金は1,500万近くなるわけです。交付税で入ってくるものもあるらしいですから実質半分ぐらいですか。それでも750万、大変な金額です。私もこの役所の仕事にかかわるようになってから5年目になります。今まで何度かこの席でも申し上げているのですが、このお金に関する感覚がそちらの席に座っている方とは少し違うようです。我々企業人はお金、特に借金については異常に神経質、臆病になります。それはもし返却出来なければ全てを失う可能性があるからです。それでありながら借金をしなければ私らは商売を続けることは出来ません。ですから慎重に慎重に機密に計画を立ててお金を借ります。私もよく言われます。石橋を叩いても渡らないと、でも石橋を叩いて渡る時も本当はドキドキしながら普段は信仰心もないのに、その時だけは神様にお祈りしながら順調にいくことを願って渡るのであります。しかし、それが一つの制御力になるのです。無駄な投資、無駄なリスクと思われるものは経営者は決してしません。それが自分を守るため生きるためです。地方債の残高、今述べたような感覚で商売人にとりまして、あまり気持ちのいい問題ではありません。つまり、自分の借金か自分に関係の無い借金か、どっちなのだ。そこでもう少し企業と自治体の借金は違うのかを村長にハッキリさせて下さい。私が一番心配するのは、村の借金がもし払えなくなった時、誰が払うのかという点であります。住民は何となく国が最終的に補償してくれるという感覚でいます。本当に国が補償してくれるのでしょうか。夕張の事件があってから自治体の破綻について何冊も本が発行されております。私も何冊か目を通しております。その中の一冊に書かれておりました。地方債の担保は、自治体の課税権であり、国は制度として補償している。国が補償していると書いている本は一冊もありませんでした。つまり国の立場はこのようです。金融機関に貸し倒れのおきないシステムを作っているから安心して村にお金を貸しなさい。もしまかり間違って貸し倒れが起きた場合、村は住民から税金をかけて徴収し、それで返済しなさい。住民はその地域に住んでいる限り自分で返さなければならないようです。今の猿払村地方債残高金額について我々はどのような認識でいればよろしいのでしょうか。道内でも6番目に多い地方債残高を持っている住民の心構えについてお伺いいたします。
答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)
お答えいたします。まず新聞に出されていた6番目という状況でございます。総額をどのような形でこの新聞が捉えていたのかというところに私疑義を感じるところでございます。その部分については恐らく新聞紙上では載っていないのではないのかなと感じているところでございます。ただ、総額を単純に住民基本台帳の人口で割るというような形をとっていたのではないのかなと感じているわけでございます。まず先にそれを申し上げておきたいと思います。村の公債費残高につきましては、約100億弱で出来る限り有利な起債を用いて上限を設定し、事業を実施していかなければならないと、その関係上地方交付税で元利償還が補填される率は約54%村にはあるわけでございまして、残り46%、46億3,000万円が実質負担という形になるわけでございまして、果たしてこれを割り貸した場合に人口一人当たり、果たしていくらになって何番目になるのかということがきちんと新聞紙上で示されなければ論議の的にはなってこないだろうと私は思います。そういう状況の中で予算規模からすると、今現在の補填される、されないは別問題として、規模からすると私は今の村の借金は高いと考えます。これらを極力抑制する必要があります。地方債残高を減らすには地方債を発行しなければ一番良いわけですが、自主財源が規模から乏しい状況からもそうもいかない現状でもございます。現在では一人当たり160万円程度になっているわけでございますけれども、財源に弾力性を持たせる目安はありませんが、歳入に対応した地方債を発行する必要というふうに考えます。歳入が無いからといって無闇に地方債を発行するということではございません。地方債に補償はあるのかということではございますけれども、先程議員さんもおっしゃったように自治体は協議等において総務大臣の同意を得た地方債についてのみ、公的資金に借り入れることが出来ます。総務大臣等が同意を得た地方債についてのみ、公的資金を借り入れることが出来まして、総務大臣等が同意した地方債の元利償還金は地方財政計画に算入されるという交付税措置のメリットがございます。それが先程言った数字でございます。国が債務補償をすることは、意味するものではありませんし、国が面倒を見てくれるものでもありません。しかし、利率の高い借入をしたものについては、今現在低利な資金に借り換えることが出来るというような制度も国の方で考え実行に移す形になっているところでございます。確かに民間と行政サイドの借金の仕方、やり方については違うとは考えます。考えますが、借金については出来るだけ借りないというのが一番いい方法でございますけれども、そうなってきますと住民に十分なサービスが出来ないというような実態も起きてくるというような状況にもあるわけでございます。財政悪化の原因は、バブル崩壊後の景気対策としての公共事業の追加に対する地方の協力に伴う借金の増額、これが一番大きいわけでございまして、その後の財政健全化路線の中での地方交付税の大幅削減が大きい、地方は放漫な財政運営をしていなくても財政が急迫してきているというのが実態でございます。国に比べ地方の方がはるかに実質的な額で削減に努力している、国レベルでよくわかっていないのではないのかなと思っているところでもございます。総務大臣はこの法案に対しては国等の関与についてはあくまで当該自治体における議会や住民の前向きな取組を喚起するためのものであり、当該団体の事情、努力を促し確実な財政の再生を図る観点から必要最低限のものであるべきという考え方と述べております。議員はさらに地方団体は、交付税削減の影響が深刻で格差が広がったことの国の責任、格差是正に向けて国が果たすべき役割は大変重いと思っているところでございます。総務大臣はやはり財政指標や基準にかかわる政省令の策定や運用に当たっては、地方6団体から意見を十分聞いた上で策定したいと述べているところでございます。且つ自民党の某議員でございますが、病院赤字等、当該自治体の財政運営の不味さで問題が起こっているとは言いきれない、外的要因、地域事情からやむなく赤字になっている部分もあると、これは国として制度を改正する等、施策を改めるところは改める、そういう外部要因で希薄しているところは殊の外、自主的努力だけでは問題は解決しない、そういう事情も考慮して弾力的、柔軟な法律を運用する姿勢を是正すべきであるとこう申しているところでもございます。これらについては、総務大臣は十分に意見を聞き入れるというような形になっているところでもございます。そういうような状況の中で先程も申したように借金というものは若干、今の段階としては予算規模に応じて多いと私は感じておりますし、これを落としていく必要性というものがあると思います。今現在でもその目安といたしましては、2億から3億の公債費の借り入れ、それも有利な借り入れという形の中でしか今実施していないわけでございまして、これらをむやみやたらに発行することによってどんどんと公債費が増えていくということについては、それらが大きくなり、財政が硬直化し財政が破綻するというような状況になるのではないのかなとも思っているところでもございます。そういうような意味でご理解を賜れば有難いなと思っているところでございます。以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
質問 巽昭
今いろんな答弁いただいたのですけれども、要は私確認したいのはただ一つで、村長なり職員の皆さんなり、そして私ども議員なり、みんなに皆さんに先程私制御力という言葉使ったのですけれど、この借金が自分で返すという気持ちがあるのか、ないのか、そういう気持ちがあってお金を借りているのか、その辺を確認したいわけであります。村長は地方債を発行する時、その借金は自分で返すという意思を持ってお金を借りてますか。
答弁 村長 森和正(村長は2009年6月まで)
当然そのとおりでございます。当然、借りたものについては返さなければならない。このような責務は当然発生してくるわけでございまして、その為の前段での事務事業評価の検討というものも必要となってきますし、そういう状態の中で借金を借り入れて自分で返すと、そういうことはこれは最も基本的な事でございまして、大切な事でもあると考えているところでございます。
質問 巽昭
その言葉を聞いて安心しました。それを住民一人ひとりにも周知させるようにお願いいたします。