みんなの議会

猿払村議会 平成18年第3回定例会 2006年9月19日

命の尊さについて

2006年9月19日、猿払村議会の一般質問で、巽昭議員が「命の尊さについて」質問し、教育長 上島賢司が答弁しました。

質問者
巽昭 議員
答弁者
教育長 上島賢司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 巽昭

5番目の命の尊さという所に入りたいと思います。1番目、稚内の事件の影響はないのか、その調査と対策というところであります。皆さんご存知のように8月27日に稚内市におきまして、二人の高校生が関わる大きな事件が発生いたしました。実はこの事件の経過は私は中国のホテルにいてビックリいたしました。今世界中どこでもいつでも衛星放送で日本の事は知ることが出来ます。8月30日付けで北海道教育委員会教育長の名で緊急アピールも出ております。また、9月7日の日刊宗谷によりますと、稚内ではショックで学校に行けない子が現れ、緊急のカウンセラーの派遣も決めました。そして、この件に関し議会の民生文教常任委員会も開催されております。また、市の連合PTAもアピールを採択しております。また、15日の道新にも稚内市の教育委員会が学校の教職員に講習会を開催したとの報道があります。隣町の当村でその影響が全く無かったのか不安が残ります。稚内の事件の影響の調査は何かしたのか。またその対策を何かしたのかを教育長にお聞きしたいと思います。

答弁 教育長 上島賢司(教育長は2011年3月まで)

それでは巽議員さんからの命の尊さの関係につきましてご答弁申し上げます。調査という関係ですけれども、その前にこの稚内でのこの事件につきましては私達の常識では本当に思いも付かなく、全く理解が出来なく本当にこのような大変痛ましい事件がおきたということは極めて憂慮すべき事と受け止めております。そういった中で、調査では対策という事なのですけれども、校内の村内の各小中学校に対しまして、命を大切にする教育についてこの事件を機に、今実際の授業での取り組みはどうなのかと。また、稚内市の事件により特に取り組んだ点はという部分で各学校に照会をして、その状態を把握させていただきましたけれども、そういった中では幸いにもこのことを機に現時点では村内の小学校・中学校からは不登校になったであるとかカウセリングが必要になったというような報告はされておりません。また、巽議員さんもお話したとおり、稚内市においては色々とカウセリング色々とやっておりますけれども、心の痛む問題ですけれども今の時点では私達の方にはそういった報告はなされておりません。この事件の関係で、こういう表現は好ましくないかも分かりませんけれども、隣町でもあります村内においてもこの事件の報道によって、二人の高校生の家庭環境というものは非常に大きくクローズアップされております。これは一般論でございますけれども、そういった中で家庭環境との子供との関わりというものをこの事件を通して今一度みんなが考えると、振り返って見るというきっかけになったのではないかというそういう面も考えております。また、教育委員会としまして、先程議員さんからもお話があったとおり、道教委の道教育長からの緊急アピール、かけがえのない命を大切にするためにという事を出されましたので、各学校長に対してもそういったアピールをして命を大切にする教育について更にこれまで以上の指導等をお願いしている所でございます。いずれにしましても、この問題につきましては心の問題でございますので、事件の背景にある少年達のこの生活実態とか心の動きというのはなかなか分からない部分ありまして、今色々と調べているところでございますけれども、学校・家庭・社会全体が協力連携をする中で子供達の心の変化として発する子供達の小さなサインを見逃さずに、子供達の話に耳を傾けていればある程度こういった問題は防げたのではないのかなと、個人的には残念に思う部分もございます。こうしたことを考えますと、家庭の中で問題を解決出来ず、児童生徒が心の安定を欠いてしまいそうな時にまさに瞬間捉えて、素早く適切な対応を取る事が必要ではないかと思いますので、今後においても学校生活における教師の目はもちろんの事、地域の中においてもそういった子供達を常に暖かく見守るということが重要と考えますので、教育委員会としても更にそうした気運を高める努力をしてまいりたいと思いますので、よろしくご理解を賜りたいと存じます。

質問 巽昭

そういたしますと、猿払では特に目に見えた影響は無いということでよろしい訳ですね。そうしますと次の質問に移りたいのですけれども、今のもう教育長の答弁とかなり重なる部分がありますけれども、実は8月15日にも教育長もご存知のように伊達で高校生同志の喧嘩により男子1名が死亡しております。この命の尊さを考えなければいけない事件がこの数年続発しております。これについて教育長はどのようにお考えか。また今学校ではどのように命を大切にする教育に取り組んでいるのか。この辺の事についてお答え下さい。

答弁 教育長 上島賢司(教育長は2011年3月まで)

それではお答えいたします。先程の高校生が喧嘩してという他の所での事件もございますけれども、本当に最初申しましたとおりこういった痛ましい事件が起きているという事は最初申しましたとおり極めて憂慮すべきことだなと、またどうしてそういう時代になったのかなというような問題も考えてますし、なかなか答えが出ない部分がございます。この事件、他でもそうですけども、子供に対するまた色んな取り組みの事件の内容も非常に変わってきて、予期してない部分がかなりあるのかなと思います。それは私の個人的な部分でございますけれども、そういった中では何とかみんなで取り組みをしていかないとなかなか解決は出来ないだろうなというのは私の個人的な思いです。今は教育環境の整備でございますけれども、児童生徒の豊かな心の育成という部分では学校では道徳の時間で行われている指導が柱となってます。また間接的にはそれぞれの教科の指導や総合的な学習の時間などで全ての学校と横断的に命の問題について連携して行うこととなってます。具体的に学校では道徳の指導の中において文部科学省が作成・配布している心のノートあるいは学校備え付けの副読本を活用しまして、子供達が自らの内面を見つめたり、他の意見を聞いたり、話し合いをしたりすることでそういった問題をより深く理解していこうというふうになっております。また、総合的な学習の時間の中では動植物に直接触れたり、体験的な活動を取り入れておりますので、また国語の中では物語り風に勉強していったり、理科においては自然を理解する部分、社会における人々の生活の学習、あるいは性教育、学校行事の中で色んな集団的な行動としても指導しているというのは毎日の学校の状況です。命の尊さという点につきましては、人間にとっては根元的な問題でありますので、各学校における指導の中においても命は尊いということが大前提になってますので、これから更に点検しながらこういった事件が起きないよう、勉強もしていかなければならない、そういうふうに思ってます。命の尊さというのは心の問題でございますけれども、学校や教師が関与するだけではなく、家庭でも重要な要素を占めてますので、こうした心が真っ直ぐにそして豊かに育っていくよう様々な学習や体験を通じて色々な面での指導もしていきたいなと考えてます。また、命の尊さに限らず地域の子供は地域で支えるという意味からも教育委員会としても機会を捉えて今後更に学校・家庭・地域社会全体がなお一層に連携協力し合って、先程申し上げました子供達の心の変化として発する子供達のちっちゃなサインを敏感に受け止め子供達の話に暖かく耳を傾けていく必要性を訴え、また強くアピールもしてまいりたいと考えますので、どうぞよろしくご理解をお願い申し上げます。

質問 巽昭

これで一般質問終わります。

出典:猿払村議会 平成18年第3回定例会 2006年9月19日 議事録 PDF(14ページ) 間違いを知らせる