みんなの議会

更別村議会 令和3年第2回定例会 2021年6月17日

更別村こども夢基金の支援内容の拡充

2021年6月17日、更別村議会の一般質問で、太田綱基議員が「更別村こども夢基金の支援内容の拡充」について質問し、教育長が答弁しました。

質問者
太田綱基 議員
答弁者
教育長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 太田綱基

それでは、更別村こども夢基金支援内容の充実について質問させていただきます。要旨は、夢基金の有意義な活用方法についてです。更別村こども夢基金は、更別村のために集められた寄附から成る21世紀を担う子どもたちのためにある基金です。現在は、夢を持った子どもの健全な育成の推進を図ることなどを目的に、個人や団体が特色ある新たな取組や体験交流活動など、裾野を広げるような活動を中心に様々な支援を行っています。夢基金の事業実績は、5年間で大会への派遣5件、文化、茶道、アートの体験事業で5件と年間平均2回で、令和2年度末のこども夢基金残高は1,200万円を超えております。今のままでは、夢基金は将来へ夢を持った子どものためにあるものの、子どもの社会教育における課題に対し夢基金が活用しにくい状況にあり、夢基金の在り方について改めて検討し直す必要があると思います。少子化の中、社会教育における少年団活動の今後の在り方や村外のクラブ活動や高校通学、文化芸術に対する活動など、更別村で課題となることを教育委員会が中心となってアンケートなどを行い、精査し、新たな目線で支援していく必要があると思います。夢基金は、ばらまきではなく、特色のある新たな取組に対して助成することは承知ですが、課題を整理する中で見えてくる新しいニーズに合った取組に対しても助成の幅を広げていくべきですし、それがこれからを生きる子どもたちにとって有意義な活動につながることだと思います。夢基金で支援できる活動が今のままでいいのか、教育委員会が中心となり、進めることが必要であると感じますが、夢基金に対する考え、子どもの社会教育に対する活動の考えについて教育長にお伺いいたします。

答弁 教育長

太田議員の更別村こども夢基金の支援内容の拡充について、ご質問に対しお答えを申し上げます。初めに、私の夢基金に対する考えについてであります。こども夢基金は、子どもの夢と希望を育み、あしたへの目標を持ち、夢に挑戦できる子どもを育てることを目的に、多くの方々からのご寄附を原資とし、次世代の育成支援に関する事業を支援するために平成20年4月に基金条例を施行いたしました。現在も多くの方からいただいております寄附金につきましては、寄附された目的に活用されますよう、更別村寄付条例第2条に規定されたそれぞれの事業ごとに仕分けられ、関連する事業の財源として運用されていることから、直接こども夢基金に積み立てられることはなくなりました。さて、助成金の交付事業は大きく3つの項目で構成されております。1つ目は健全育成活動として読書活動や教育教材の開発、普及活動のほか、社会教育団体活動、または学校教育活動以外の多様な活動など、2つ目は自然体験や社会奉仕体験などの体験活動と宿泊学習等による他校との交流活動、3つ目は芸能、芸術の鑑賞活動となっております。助成額は、それぞれ事業に要する経費の8割以内、1事業100万円を限度としております。項目立てはしておりますが、内容を四角四面に限定しているわけでありませんので、幅広い用途でご活用いただける内容と考えております。しかしながら、質問にありましたように、実績については思うように伸びていないことから、有効活用に向けて何らかの対応が必要と考えているところでございます。周知不足やどんなことに使えるのかよく分からないといった部分もあるのではないかと推察しておりますので、改善が必要と思われる点につきましては見直しを進めてまいります。基金の運用に当たっては、21世紀を担う夢を持った子どもの健全な育成を推進するための新たな取組や様々な活動を趣旨としております。これまでも学校教育、社会教育に関わる活動につきましてはそれぞれの要綱等に基づき、本村の子どもたちへの遠征費用等の助成を実施しておりましたが、住民の方々からの相談あるいは要望によりまして、これら要綱等に該当しない子どもたちに対してもひとしく同様な支援ができるよう、本基金の運用を改善してまいりました。制度がスタートしてから13年が経過し、この間子どもたちを取り巻く背景も急速に変化しております。課題の整理や内容の精査を行い、より皆様にご活用いただけるよう、工夫、検討を進めてまいります。次に、私の子どもの社会教育に対する活動の考えについてであります。子どものときに経験した自然体験やスポーツ活動、芸術や文化に接した感動などは、一生の財産として子どもたちの記憶に残り、これからの自分を切り開くかけがえのない思い出になることは言うまでもありません。今年度より第9次更別村社会教育中期計画がスタートいたしました。ここでは、少年教育について学校、家庭及び地域住民がそれぞれの役割と責任を自覚しつつ、地域全体で教育に取り組む体制づくりを目指す必要があるとされております。子どもの社会教育的な体験活動は多岐にわたります。それに対応できるよう、教育委員会としても様々な事業を実施しておりますが、これで全ての子どもの要求に応えているとは考えておりません。子どもたちがさらに目を輝かせて活動できる場面を創設するためには、やはり教育委員会だけではなく地域の皆様のご協力が必要と感じております。子どもたちの社会教育をさらに推進するために、家庭、地域、学校、行政の連携をより一層強めてまいりたいと考えております。社会教育事業が新型コロナ感染症防止対策により制約されている中、なかなか思うような活動ができない状況が続きますが、社会教育の活動の灯は消さないよう、職員一同鋭意努力してまいりたいと思います。以上、答弁とさせていただきます。

質問 5番 太田綱基

今のご答弁でもあったように、夢基金の活動内容に対してはその見直しをして、幅広く使えるようなニーズに変えてきたという経緯もあるということでご答弁いただきました。確かにそういった経緯もありながら、活動内容の部分に対して、健全育成活動、体験活動、鑑賞活動、これ本当にただこの要綱の部分で聞くと、すごく幅広くて何にでも対応したものかなというふうに私も最初感じました。いざそれを自分に置き換えて使ってみようと思ったときに、要綱の中の細則という部分があるのですけれども、健全育成振興活動に対する助成の活動例というところにいくと、1、子どもを対象とする読書活動など、これ分かります。2、子どもの健全育成を目的とする団体活動、子ども会設立記念等に伴う活動事業、何かよく分からないなというところが、現実と今本当に子どもたちが夢基金を通して必要とされているのかなというところがちょっと違和感を感じるところがあります。また、子どもの教育教材開発、普及活動、これは子どもの体験活動、交流活動の支援、分かります。この4つ目、これも少し分からないところなのですけれども、子どもの社会教育団体活動、または学校教育活動以外の多様な活動、恐らくこれはスポーツ大会等の派遣なのだろうなと思うのですけれども、そこの下の部分に社会教育団体活動、または学校教育活動の助成の対象とならない文化、スポーツ活動、同じことを同じ4番の例えの文で言っているのですけれども、部活動とか学校活動以外の多様な活動に支援しますよといいながら、その対象とならない文化、スポーツ活動、臨時的な備品と書いてあるのです。現在の子どもの夢基金として、教育長も答弁でおっしゃられたとおり、すごく夢のある幅のある基金なのですけれども、細則で見たときにどうしても、活動内容を自分で何かできないかなというアクションを考えたときに、大体の保護者がここで何だかよく分からないなというか、何か使いにくいような雰囲気に感じてしまったり、幅広い割には細則の部分で限定されているような例えになっているのではないかなということもちょっと見受けられますので、そういう働きかけの工夫なんていうものもあると夢基金もっともっと有効に利用していただけるかなと思いますので、ぜひこの課題精査のときに参考にしていただければと思っております。また、課題整理していく中で、夢基金の幅を少しでも広げていくことがやはり求められていると思うのですけれども、現在子どもたちの活動、どのようなことを見ても広域になってきたり多様化されて、時代が変わっているなというふうに感じています。少年団活動一つ取っても、現在では子どもが少なくて活動人数が限られていたり、クラブ活動が多様化していて、ほかの村外でクラブ活動してみたり、そういったことで広域ということに対しての課題、親、保護者、子どもたちが必要とすることというのがあると思うのです。そういったことを何か夢基金に併せていけないものかということも同時に課題整理していただきたいと思いますし、少年団に併せて言うなら、指導者に関する課題、いろんなスポーツ少年団、現在もあると思うのですけれども、片やこの少年団は学校の先生がついていて、しっかり運営がなされている。だけれども、ほかの少年団見てみると学校の先生はついていなくて、地域の方々がバックアップする。バックアップしているところまではいいのですけれども、それが本当に長く継続的に、子どもたちが少なくなってきて活動が制限されてきて、いろんなことやりたくてとやっているときに、先生、しっかりした指導者の確保とか指導者の体制、その指導者に対する援助も必要ですし、全ての少年団活動の在り方についても夢基金というところで何か当てはまらないかなということで見直しというものも必要だと思いますし、そういった活動の幅を広げて、分かりやすく伝えていくということが必要なのではないかなと思っております。新たなニーズにも対応できることをアピールしていった働きかけというものが必要になっていると思いますし、子どもたちの未来のために何が必要な支援なのか、教育委員会はそれを求めて活動、精査していく必要があると思います。必要な支援の在り方の検討、働きかけの工夫について改めて教育長の見解をお伺いいたします。

答弁 教育長

初めにご質問のありました細則が非常に分かりにくいというご指摘がございました。私の最初の答弁の中でもご説明いたしましたけれども、そういう部分が結局この夢基金の運用の足かせになっているのかなという部分も考えられますので、ご指摘の部分につきましては今後検討して、分かりやすい内容に改めていきたいなというふうに思っております。あわせて、本夢基金についてはこういう事業だよということを広く村民の方に分かるような形で広報、発していきたいなというふうに考えております。次なのですけれども、夢基金の運用の関係で、少年団の活動の内容も広域にわたると。あわせて、指導員の先生方の確保についても少年団ごとにいろいろな差があるというようなご指摘でございます。私もそのように思っております。先生方も、小学校の先生方が主に少年団についてはついていただいておりますけれども、これは先生方の本当に厚意で地域にご貢献いただいている状況であります。そういう関係上、全ての少年団に満遍なく先生方が張りついてという状況にはない状況にもなっております。ただ、指導員の先生がいないから少年活動を中止するとか、解散するということは、これはぜひ避けなければいけませんので、そういう部分についてもどういうような支援ができるのか、今後検討していかなければならないのかなというふうに考えております。先ほどからスポーツ少年団にばかり私も答弁させていただいておりますけれども、スポーツ少年団以外の部分の夢基金の活用についても今後いろいろ検討していかなければならないのかなとも考えております。私は、今年度から実施されます9次の中期計画の中でもうたっておりますけれども、今の少年教育の問題点については更別村に愛着を持って誇りを持てるような、そういう少年教育の社会教育の部分についてはちょっと手薄でないかという指摘があります。あわせて、自然体験、異文化交流についてもちょっと手薄でないか。あるいは、子どもたちのコミュニケーション能力を高めるための活動も手薄でないかというような指摘があります。9次計画に基づく課題解決のために、今後新しい取組も考えておりますので、そういう部分で取り組んでいきたいなというふうに考えております。いずれにしましても、子どもたちの活動が停滞したり、あるいは失われることがないような取組については多くの方のご意見を伺いながら取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。

質問 5番 太田綱基

ありがとうございます。課題整理を進めていく中で見えてくる課題というものが、聞き取りなど、子どもたちの話や夢を語っていただいたり、保護者にも聞き取り等をしていけば、必ず夢基金の在り方という方向性が見えてくるのではないかなと思います。また、そういった取組から、夢基金のみならず、指定寄附で受けている人が育つまちづくりという部分で支援できるのではないかなとか、夢基金から始まって、人が育つまちづくりとか、大きな社会教育という枠になっても課題でクリアしていって、これはこういうほうに回していこう、こういうところでクリアできるのではないかというふうに新たなニーズと新たな目線でぜひ取り組んでいってほしいなと思います。田舎だからこんなことができない、スポーツできない、勉強がこんなふうにできない。芸術面でもなど、何か本当はやりたいことが子どもたちができないなんていうことが、そういった困ったことがないように広く支援できる制度が、せっかく夢基金という制度があるのですから、少しでもニーズに合った施策を取ってほしいと思っております。私も2回目の質問で少年団活動のことを言いましたけれども、子どもたちの社会教育全般ということに関して言えば、村内の、3つ目の質問なのですけれども、夢基金、子どもたちの社会教育、特に文化芸術について3回目の質問をしようと思うのですけれども、更別村ってなぜかスポーツ少年団とか、そういったものがすごく活発で、成績も収めているのですけれども、なぜか芸術に乏しいところというのが教育長、あると思わないですか。僕は、生活していても更別に芸術性ってないなと、ないなと言ったらちょっと失礼なのですけれども、ちょっと乏しい部分があるのではないかなと思います。町並み、まちを歩いて散歩していたり自転車乗ったりしていても、町並みを見て、こういうのって子どもたちこういうふうにつくったり、いろんな先代の人たちつくって残してきたものなのだなという愛着というか、芸術的観点というもの、もしくは分譲地をしたとしても区画割りばあっとするのですけれども、そこの中でちょっとした記念に木植えてみようかとか、何か後々に残るような、郷土を愛するというか、そういった取組もちょっと少ないかなというように感じるところもあります。デマンド交通の資料であったものなのですけれども、将来運転が困難になったときの移動手段のアンケート取っていたのですけれども、このうちの21.5%の人が村外の便利な場所に引っ越すと回答したのです。企画政策課の方々も恐らく相当びっくりされたかなと、私自身もびっくりしたのですけれども、引っ越してしまう人が21%もいるということは、全体の3,200人で考えれば640人も更別からいなくなってしまうということを回答しているのです。だから、そういった芸術面、文化面にとって更別の社会教育から成る郷土愛を持たせる活動という取組が夢基金を通して何かできないかなと、そういった更別文化芸術プロジェクトみたいな感じで題して、子どもたちが夢を持って更別村に住んでもらう。一度外に出ても将来更別に帰ってきたいと思わせる施策が必要だと思うのですけれども、教育長はどのように考えるでしょうか。今の子どもたちが大きくなって振り返ったときに、更別村の文化や芸術活動で子どもたちがつくり上げてきたものを歴史、伝統として守り、村を誇りに思うような取組、こういったことを夢基金プロジェクトなるものを立ち上げて地域がみんなで創造し、未来の子どもたちから次世代の子どもたち、村民に向けて芸術的な文化的に残していく活動が必要だと思いますけれども、最後にその必要性について教育長にお伺いいたします。

答弁 教育長

最初のほうでご質問のありました夢基金の在り方、要するにそれをどういうふうな形で進めていくかということなのですけれども、少しでも多くの方のご意見を伺わなければならないのかなと考えております。幸いに教育委員会には様々な協議会があります。学校にもあります。そういう方々の意見をいろいろ拾いながら今後進めていきたいなと思っております。それと、あと郷土愛を育む夢基金に沿った活動ということでございます。私の子どもたち、もう30代半ばぐらいなのですけれども、その子たちが小さかった頃には、例えば郷土の話をすると、神社でお相撲取ったことがあるだとか、あるいは露店でいろいろ型抜きをしただとか、そういう思い出がすごくあるのです。あわせて、冬は冬で、昔はビバサンタカーニバルってたしかあったと思うのですけれども、それにも子どもたち出て、あのときに歌った歌、今でも子どもたち歌えます。ただ、そういう活動が少しずつなくなってきて、それに代わるものが少しずつ、もうなかなかないのかなというのが実態なのかなというふうに思っております。議員が言われました更別村の歴史を学ぶ、そういう学習、これも非常に大切だと思っております。ただいま、先ほども申し上げましたが、第9次の社会教育中期計画では新しい事業を今いろいろ検討しております。その中に今議員がいろいろ説明していただきました内容について盛り込めるような方向でちょっと検討してまいりたいと思います。以上でございます。

質問 5番 太田綱基

夢基金はとてもよい制度だと思いますし、今後継続されていく中でぜひ有意義な活動になる検討をしていただければと思います。終わります。

出典:更別村議会 令和3年第2回定例会 2021年6月17日 議事録 PDF(18ページ) 間違いを知らせる