みんなの議会

更別村議会 平成30年第4回定例会 2018年12月17日

村政の運営

2018年12月17日、更別村議会の一般質問で、上田幸彦議員が「村政の運営」について質問し、村長が答弁しました。

質問者
上田幸彦 議員
答弁者
村長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 上田幸彦

それでは、通告に従い、一般質問させていただきます。今回の質問は、今後の村政の運営についてでございます。村政を着実に進め、10年、20年先を見据えた更別のため、なすべきときは今であります。これは、村長が日ごろから口癖のように言っている言葉であり、心強く感じている人も大変多いものと思います。西山村長は、平成27年4月に村政を担ってからことしで3年8カ月になります。その間、第6期更別村総合計画の策定を初め、子育て応援課の新設、上更別認定こども園の開園、地方創生関連交付金を活用した十勝さらべつ熱中小学校の開校やさらべつカントリーパークの施設改修、さらべつ版生涯活躍のまち、CCRCの基本構想に着手など、数多くの事業を積極的に推進してきたことは多くの方が高く評価しているものと思っているところであります。村長は、子どもからお年寄りまで笑顔と笑い声があふれ、住民一人一人が輝く更別をスローガンに村づくりの3原則として、1つとして、住みたい村、住み続けたい村、子育て支援や教育、福祉、介護、医療などの充実、2つとして、働ける村、農業、商工業の振興、雇用機会の創設、3つとして、訪れたい村、観光振興、これはイベント等でありますけれども、交流人口の増加等を掲げて、就任以来政策の実現に努力されていることはご承知のとおりであります。村の政策は、人口対策を一つの例としたならば、全国的にも人口減少が進む中では更別の人口が減るのは仕方ないというふうに捉えるのか、それとも危機的な状況として捉えるのかによって大きく変わるものと思っているところであります。その考え方が西山村長の掲げるなすべきときは今につながるものだと私は思っているところであります。今年度が村長としての任期の最終年に当たることから、次の点について質問したいと思います。1つとして、公約の進捗状況とそれに対する総括的な自己評価についてであります。2つとして、今後の村政運営として、来春村長の改選期を迎えるに当たって再度村政を担う考え方があるのかどうなのかについてです。以上2点について村長に伺いたいと思います。

答弁 村長

上田議員さんの村政の運営についてのご質問にお答えをいたします。初めに、公約の進捗状況と4年間の村政執行の総括的な評価であります。村民の皆様の信託を得て、不肖私が平成27年4月より村政を担わせていただくことになりました。私もこれまで村づくり3原則として掲げた1、住みやすい村、住み続けたい村、2、働ける村、3、訪れたい村を基本理念に、子どもからお年寄りまで笑い声と笑顔があふれ、住民一人一人が輝く更別村を信条といたしまして、全ては村民のために、村民との対話をもとに村政に新しい風をのスローガンのもと、その実現を目指し、村政に全力で取り組んでまいりました。振り返りますと、この4年間近くで公約に掲げた全ての施策が実現、または進行中でありまして、新規の事業、政策にも着手し、ほぼ順調に推移することができました。これもひとえに住民の皆様の多大なご支援とご協力、ご指導のたまものであり、心より厚くお礼と感謝を申し上げる次第であります。次に、村づくり3原則の各総括につきまして、1の柱である住みたい、住み続けたい村の実現では、柱となる子育て支援と高齢者福祉、障害者福祉の向上において、子育て応援課を新規に設置し、子ども・子育て応援宣言のもと、子育て世代の要望が大きかった経済負担軽減策として多子世帯の幼稚園、保育園の保育料並びに学校給食の給食費の軽減事業、子ども医療給付金事業の高校生までの無償化、子ども予防接種事業、母子保健事業、特定不妊治療助成等に続き、上更別地区の子育て拠点となる上更別認定こども園を本年4月に開園、また妊娠期から学童期まで切れ目のない子ども・子育て包括支援システムも新たに構築し、村の宝であり、村の未来そのものである子どもたちの健やかな成長を願い、子育て支援策の充実を図ってまいりました。また、高齢者福祉におきましては、更別村地域包括ケアシステムを構築し、医療、福祉、介護などの切れ目のない連携を進め、認知症になりにくい村宣言など、認知症予防や介護予防に結びつく大人のまなびやの開設、社会福祉協議会が中心となって住民の皆さんの自主的、自発的な活動であるささえ愛さらべつの取り組みへの支援、特定健康診査や特定保健指導、各種健康診断、予防接種事業の拡充、医療業務委託事業の推進と充実に努めてまいりました。障害者福祉では、4月に村内初となる就労支援施設、B型事業所の開設を行い、多くの方々が生き生きと活動しておられます。さらには、積年の課題であるリラクタウン構想につきましても、さらべつ版CCRC、生涯活躍のまちづくりの大きな柱として住民の皆様や保護者、関係機関の皆様のご要望、ご意見をお聞きしながら、その一日も早い実現に向け、計画立案、実施要綱の策定を精力的に進めているところであります。2つ目の柱である働ける村の実現では、農業、商工業の振興、雇用機会の創出への取り組みを柱に、基幹産業である農業において若者や後継者が夢を持てる農業を目指し、道営事業を中心とする農業基盤整備事業の計画的な推進、大型明渠排水事業等の土地改良等の計画実施とともに、危機的な酪農家の戸数減少対策として、JAさらべつさんや生産者の方々と協議を重ね、哺育・育成牛預託施設の整備拡充、また産地パワーアッププランの推進、畜産クラスター計画に基づく安定した農業経営や生産者の所得向上を目指し、計画的な農業基盤整備を関係者と連携、あるいはタッグを組んで取り組んでまいりました。商工業におきましては、新しく中小企業振興条例を制定し、その積極活用と充実、ふるさと創生基金事業の充実、更別版ハローワークの新設等により、村内での雇用の確保、村内業者を核とするリフォーム事業、チャレンジ資金事業などの各種支援事業などで商工業の振興や商店街の活性化を図ってきたところであります。3つ目の柱である訪れたい村の実現につきましては、観光振興の推進、関係人口の増加など、魅力ある訪れたい村更別の実現に向けた取り組みを更別ブランディング事業として3年計画で進めながら、カントリーパークのトレーラーハウスの更新、遊水路の再整備、農村公園大型遊具のPR、各種イベントの誘致支援、地元企業や農業高校と連携したスモモを活用した特産品開発の振興等を行ってきたところであります。また、地方創生の新しい取り組みである十勝さらべつ熱中小学校の取り組みにおきましては、管内、道内はもとより、全国からたくさんの方々にお越しいただき、新規企業や東京大学などの研究施設、中央の通信企業の参入、そして商品開発等の大きな化学変化が起きています。本年全ての関連施設が完成、稼働し、旧開発跡地の整備が完了したことにより、より一層の経済効果が見込まれ、移住、定住の促進を図る基盤となりました。現在引き続き国家戦略特区指定の実現、内閣府より採択を受けた世界トップレベルのスマート1次産業の実現に向けた実証フィールド形成による地方創生、近未来技術等社会実装事業の展開、2年後の教育指導要領への登載が決定している総務省の採択を受けたプログラミング学習事業による先進技術の開発、普及へ向けた取り組みを通し、更別村から日本や世界に向けて意欲的に発信したいと考えているところであります。私の残された4カ月の任期中、第6期総合計画に示された年次計画、施策、重要課題につきましてしっかりと進めることにより、4年間の合格点をいただけるよう努力してまいる所存であります。このような状況下、先日私の後援会代表より温かいご支援と激励のお話をいただいたところであります。現在少子高齢化、人口減少という地方存続の危機が迫っており、TPPイレブンの発効、日欧EPA、米国とのTAG交渉など国際的な農業情勢は目まぐるしく変化する中、引き続き予断を許さない状況も続いており、また国内経済におきましても、景気の回復、上昇感があるとの話でありますけれども、都市部と比べまして地方においてはその実感ができず、国の財政規律のもと、地方交付税や国庫補助金の削減、地方の基金の見直し等、厳しい財政状況や先行き不透明な状況が続いているのが現状と認識しております。世界的にも第4次産業革命という人工知能AIやビッグデータなど、高度な技術革新が恐るべきスピードで進み、時代の激変期が訪れている中、本村においてもさまざまな課題が山積していると認識しております。基幹産業である農業の基盤整備や商工業の振興、医療、福祉、教育、介護の充実、子育て支援は待ったなしの状況であり、いっときの停滞も許されません。懸案事項である農村地帯の高速通信網の整備、バイオガスプラントの建設、高齢者の交通手段の確保、CCRCやブランディング事業を初め、総合戦略で掲げた目標の達成、第6期総合計画の着実な前進と施策の実施など、10年、20年後の豊かで持続可能な村の実現に向け、スピード感を持って取り組んでいかなければなりません。皆様の信託に応えるべく歩んでまいりました4年間、しかしながらこれは私一人の力で行ってきたことではありません。私の全力疾走を職員の皆さんがその政策立案や財源確保に奔放し、飛び回り、そして私を支えてくれたことにより、この4年間の成果が築けたものと思っております。心から職員の皆さんに感謝を申し上げる次第であります。これら4年間の総括のもと、これからも村民の皆様との対話や情報共有に最大限に努めながら、今回も村民の皆様のお許しを得ることができれば、微力ではありますが、更別村の存亡をかけた地方創生へのチャレンジ、次世代への確実なバトンタッチを目指し、新たな気持ちで再び村政を担わせていただきたく、ここに立候補の決意をした次第であります。これまで以上に村民の皆様のご支持をいただけますように全力で誠心誠意頑張ってまいりますので、何とぞよろしくお願い申し上げたいと思います。なせばなる、なさねばならぬ何事も、ならぬは人のなさぬなりけりとは、尊敬する米沢藩主、上杉鷹山の言葉であります。種をまかなければ、花も実も育ちません。行動しなければ、何も生まれません。20年後、30年後の村を考えるとき、まさに行動すべきは今であります。将来村のあちこちで笑い声と笑顔があふれ、一人一人が躍動して輝く村更別を皆さんとともにつくっていきたいのであります。結びに、上田議員さんより身に余る光栄なご質問をいただきましたことに心よりお礼を申し上げ、答弁とさせていただきます。ありがとうございました。

質問 5番 上田幸彦

ただいま西山村長から、2期目も村長として村政を担いたいと大変力強い表明がありました。村長には多くの村民の方から支持を得て、今後も村の発展のためにぜひ先頭に立って頑張っていただきたい、そんなエールを送りたいという気持ちであります。先ほどの村長の答弁では、自身が掲げる村づくりの3原則を基本に事業の展開はこの4年近くでほぼ順調に推移することができたということで評価しており、そのことは多くの村民の方が認めるところだと私も思っておりますが、熱中小学校やリラクタウン構想の再構築を目指すさらべつ版生涯活躍のまち、CCRCの構想の策定、あるいは第4次更別村行政改革大綱の策定の有無、定住化対策としての団地造成、こういったものが現在進行中、あるいは今後計画しなければならない政策が数多くあるものと思っております。これは、村長にとってまだまだ道半ばの事業ではないかというふうに私も察しているところであります。2期目の村政を目指すに当たり、西山村長は更別村の将来をどのように考え、何を重要課題として村づくりを進めようとしているのか。先ほどの力強い答弁で概略はわかりました。先ほどの答弁以外にもさらなる考え方、あるいは村長個人で結構ですので、思いがあれば、再度お聞きしたいなと思います。酷な質問になると思いますけれども、ひとつよろしくお願いしたいと思います。

答弁 村長

今のご質問の件でありますけれども、具体的な課題としては、今お話がありましたとおり、行政改革の部分も必要ですし、CCRCの具体的な運営、今後の計画の立案等について実施段階まで持っていかなければなりません。さらには、定住化対策でありますけれども、何回か議会で答弁をさせていただきました。大型の分譲地の開発とか、そういう部分についてもしっかり取り組んでいかなければいけないというふうに考えております。活気があふれ、そして人が集まり、雇用が実現するには、全てのことを同時進行しなければ私は進まないというふうに考えております。例えば農業基盤の整備をやってから移住、定住策をやる。あるいは、教育の部分を先にやってから子育て支援とか、いろんな部分とかというようなことがありますけれども、私としては常日ごろ思っているのは全てを一歩ずつ確実に実施をしていくということであります。その点におきましては、皆様方からアンケートをいただいて策定しました第6期の総合計画、これの具体的な計画並びに財政のいろんな計画があります。そのことを一つ一つしっかりやっていかなければなりませんし、大きな中学校の改修であるとか、給食センターの改修、そういう部分も含んでおりますので、この部分についてもしっかり皆さん方と意見を交換しながら、また住民の皆さんのニーズを確実に把握をしながらやっていかなければいけないというふうに考えております。抽象的なお話で申しわけなかったのですけれども、私は選挙のときにも立起するときにもお話ししましたけれども、ケネディ大統領が愛してやまない米沢藩、上杉鷹山、17歳で若くして米沢藩を担うことになりました。財政危機、そして疲弊した米沢藩を立て直し、そして今日までの繁栄を築いた。彼は、17歳で藩主になったときにこういう歌を読んでおります。受け継ぎて国のつかさになり得れば忘れまじきは民の父母、お父さんやお母さんが子どもを大切にし、慈しむように、また子どもたちが父、母、祖母を本当に敬う、そういうような住民に親しまれる、そして尊敬をされる、そういう父母になるべきであると、そういう心の誓いを立てて、そして藩主になりました。私は、そのことがすごく大きな感銘として残っています。特産品の開発もやり、財政危機を見事に打開しました。あの当時6次産業化というのは本当にあったのだなというようなことを、江戸中期のときにそういうことを実現しております。私は彼らに遠く及ばないと思いますけれども、その意気込みを持ってしっかりと住民の信託に応える、信頼に応える村政を目指して今後熱意と情熱と危機感と自覚を持ってしっかりと一歩一歩職員とともに前へ進んでまいりたいという決意であります。以上であります。

質問 5番 上田幸彦

ありがとうございました。力強い答弁をいただき、その決意には大変敬意を表するところであります。基幹産業である農業を中心に、保健、医療、福祉、介護、教育、こういったものをさらに充実させていただいて、村づくりのテーマである住みたい、住み続けたいまちを目指して待ったなしで果敢に挑戦していく必要があるものと思っているところであります。10年、20年、30年先の将来を見据えたさらなる村づくりを目指していただきたい。こういうことを申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。以上です。

出典:更別村議会 平成30年第4回定例会 2018年12月17日 議事録 PDF(21ページ) 間違いを知らせる