みんなの議会

蘭越町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月16日

寿都町の核のごみ文献調査への応募検討に対する蘭越町の未来を見据えた町長のお考えについて

2020年9月16日、蘭越町議会の一般質問で、田村陽子議員が「寿都町の核のごみ文献調査への応募検討に対する蘭越町の未来を見据えた町長のお考えについて」質問し、町長 金秀行が答弁しました。

質問者
田村陽子 議員
答弁者
町長 金秀行

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 2番 田村陽子

2番田村です。寿都町の核のごみ文献調査への応募検討に対する蘭越町の未来を見据えた町長のお考えについてお伺いいたします。先日、寿都町が、核のごみ文献調査への応募を検討しているという、後志、特に日本海側に住む者にとって衝撃的な新聞報道がありました。隣町で漁業、農業、林業及び観光を町の特色としている我町にとって大変重大な事と感じております。自然界にないはずの物をこの豊かな地に埋める為の調査が、将来の子ども達や住民にプラスになるとは考え難いというのが、蘭越町民の多くの声だと思います。町長として今後どのように考え、行動されていくのかお聞かせ下さい。

答弁 町長 金秀行

田村議員の、寿都町核のごみ文献調査への応募検討に36対する蘭越町の未来を見据えた町長のお考えについての御質問にお答えします。先ほどの行政報告において、これまでの寿都町の文献調査の応募検討に当たっての私の動向、所見を述べさせていただきました。繰り返しになりますが、8月24日に私を含む黒松内町、島牧村の3町村長が寿都町役場へ出向き、今回の文献調査に当たっての対応についての申し入れを、文書により寿都町長へ直接渡しております。申し入れの内容でございますが、一つ目に隣接町村への事前説明がなく対応に苦慮していることから、応募検討の取組内容について情報提供すること、二つ目に近隣自治体等の意見も尊重すること、三つ目に応募を9月中に判断することについては、時間をかけて慎重に対処願うと共に応募について再考を促す申し入れを行っております。今回の文献調査の応募は、町民が安心して安全な生活を送る上で不安を引き起こすことは否めないと考えており、さらに一次産業や観光への風評被害などの影響で地域の価値やイメージの低下も懸念されます。また、北海道における特定放射性廃棄物に関する条例の趣旨を遵守すると共に住民説明会や意見等、時間をかけて協議いただくことを願っております。いずれにいたしましても、寿都町では各地区の住民説明会を開催後、応募の最終判断を10月以降に先送りする報道もあるところでございますが、最終的には寿都町が判断することになります。現時点での首長として対応、また行動できることは今時点ではここまでと考えており、今後の動向を静観してまいりたいと考えておりますので御理解を願います。以上です。

議員の質問 2番 田村陽子

ただ今の町長の御答弁や、8月22日の7町村、羊蹄山麓7町村の首長の申し入れにも書いてありますとおり、町長の発言として、町民が不安を抱えていると、まず寿都町に情報提供をお願いしたい、今の町長の御答弁の事をこの新聞で読ませていただいて、これは蘭越町としての、しっかりと反対という意思を表明されたということと捉えていいのでしょうか。そこの所を、そこの明確な態度を表明した上で、今後の対応なり働きかけができるかと思いますので、そこの所ちょっとお伺いしたいと思います。37

答弁 町長 金秀行

田村議員の御質問にお答えします。この事については、9月1日付の北海道新聞が行った高レベル放射線廃棄物の最終処分場選定に関するアンケート調査、その中で私蘭越町長の考え方として文献調査の応募検討に私は反対であるという回答をしておりますので、御理解を願いたいと思います。

議員の再質問 2番 田村陽子

その反対という表明を受けた上で、次の再質問をさせていただきたいと思っております。町内の子育て世代や各世代の方の声もお聞きしたりして回ったんですけど、行政区としては隣町だとはいえ、生活圏をほぼ同じくしている地域ですよね。寿都町にしても、後ほど手をあげられている、声を出された神恵内村にしてもですね。そこに対する、隣町ですけど、やはり生活している町民としてもすごく密接な地域の事だと思っております。ですから明確な意思表示がまずすごく大事だと思うとともに、例えばそれによって、今後進まる中で風評被害なりそういう物が出た時なんかの補償の交渉とか、そういう所というのも今後きっちりやっていくこともやらないと、やっていくべきだと思うんですよね。それは最終的に寿都町が調査に踏み切るという決定をした後の話ですけど、町として、蘭越町なり後志全体としても、やはり寿都町にそこの約束事とかそこの所を明確にすることが、我が蘭越町民を守ることになると思うので、町長の役目だと思っております。ですから、そういう行動をこの後される予定があるのかどうか、ちょっとお伺いしたいと思っております。

答弁 町長 金秀行

田村議員の再質問にお答えします。現在は、文献調査を行うかどうかというその寿都町としての判断をどうするかという状況ですから、私はその後まだ決まっておりませんので、今の段階で何します、こうしますということに関しては答弁は差し控えたいと思っております。ただ、文献調査の今の国の制度としては、文献調38査を応募するのは当該町村です。更に文献調査から概要調査、そういうものをいく場合は報道でも御存じのとおり、北海道知事、知事の意見そういうものを参考としながら国のほうで判断するというふうになっております。まずその辺の所が、私は今の国の制度、そういう物が近隣町村にこれだけ影響与えておりますので、そこは十分近隣町村の意見とかそういうものが反映できる、そういうような制度にしていってもらいたいというのは願っているところです。で、田村議員がおっしゃった町として、補償とも含めてという分については、繰り返しになりますが、今、寿都町で行うかどうかというのは寿都町で判断をするところでございますので、その状況の部分の中で見ながら、そして今後の事については、私一人の判断ではいきませんし、議会等も含めながらどういう対応を取っていけばいいのかというような部分は検討していかなかったらならないというふうに考えておりますが、今は静観しているというような状況でございますので、御理解を願いたいと思います。以上です。

議員の再質問 2番 田村陽子

まだ寿都町自体が決まっていないということで静観というのもわかりますが、食糧基地として後志並びに北海道全域の本当に問題だっていう、話だっていうことの共通認識っていうのは、やはりそれを持った上で寿都町なり神恵内村なりへの、町村長間でのお話の場とか、例えば福島県とか双葉町なり南相馬なり実害のあった地域とか、あと北海道の研究施設のある幌延町とかあちらへやはりまず見に行ったり、きっちり見て町や放射能物質の問題が入った後の今の町の現状とか、そういうのもきっちりと、寿都町も神恵内村も後志全域なり北海道の皆が見たりした上でのやはり協議とかは話し合いにしていかなきゃならないだろうと思いますので、ぜひ我が町もそこへの、私たちも含めてですけど、見に行って考える材料として、見に行くことを提案したいと思っております。ですから早急な応募をくれぐれも慎重に、まだ応募しないでくれっていうことは近隣町村としては強く言ってもいいのではないかと思っています。そこの見学しに行ったり、強い申し入れというのは静観するというより、地域の近隣としてそこを強く申し入れすることは必要ではないかと思っているんですが、そこの所いかがでしょうか。39

答弁 町長 金秀行

田村議員の御質問にお答えします。先ほど答弁でも、繰り返しになるかもしれませんが、私は寿都町が文献調査を行いたいということを新聞報道で初めて知って、その中で蘭越町民がこの事については非常に不安に思うことだろうというふうに感じました。それで今、町村長として何ができるかということを考えた時に、その不安を少しでも町長の立場として、寿都町長のほうにお話をしたいということで、実は8月24日に3町村で今回の文献調査について、最後には再考もしていただきたいと、考え直して欲しいということも文書で申し入れをしたところでございます。ですから、繰り返しになりますが、私は今は首長として町民の安心安全を図る、そういう不安を解消する部分の中でいち早く対応できることは、自分なり、まだ不足かもしれませんが、そういう対応は取って、まず第1段は取ったなというふうな部分で、私なりに考えているところですので、あといろんな今、市民団体とかいろんな方々が今回の文献調査の部分についていろいろ要請をしている部分もあります。これは最終的には寿都町民が判断をすることだと思います。先ほど田村議員が言った、もう少しいろんな場所も見て、そういう中で慎重に判断をしてもらいたいなと、これは私もそういうふうに願っているところでございますし、私もいろんな報道等の中では、やはり町民の方が今回の文献調査については慎重な対応を、協議をして判断をしてもらいたいと、これは繰り返し言ってるつもりですので、その状況を見ながら私としては今後の対応を考えていきたいというふうに考えておりますので、御理解願いたいと思います。

議員の再質問 2番 田村陽子

最後になりますけど、今回の寿都町の件に関してとても大切な事はもう一つあると思ってて、今、報道で町長自身も知られた、まして本当に町民自体が、寿都町民自体も報道で知ったという衝撃ですよね。こうやってすごく大きな、町内を二分するような問題なんかに関して、やはり普通の政策と同じように、町の中枢で考えて、で、説明会をやりますと持っていくやり方は、とてもそこに大きな問題があるんじゃないかと思っています。蘭越町もいろんなことで住民説明会とか開催されてきて、そこでの住民たちの、決まってから話をされても自分たちの意見はどこに反映、すでにされないじゃないかという話も今まであると思うんですよね。40ですから、今回の事の寿都町の事も含めてですけど、今後蘭越の町でも、そういう大きな、もし二分する問題とかは本当に町民と町がどれだけ話し合いをして、ある程度の方向が出て報道されるとか表に出すとか、そういう方向を取っていかないことにはすごく町民の受けるダメージというのは大きいと思うので、そこの所の今後の町の進め方というのをオープンな町として進めていっていただきたいと思っています。これ最後に町長、お聞かせ下さい。

答弁 町長 金秀行

田村議員の御質問にお答えします。今回の文献調査に限らずですね、いろんな事業をうちの町で行うプロジェクト、そういう部分については、町民の意見を反映しながら町政に反映するというのは、私の政策として取ってるところでございます。そのためには町民説明会も必要な分はありますが、議会とも十分、何かある、そういう時には事前に、本当にいろんな部分の中で説明をしながら協議をして、そして最終的にどうするかというようなかたちで今は持って行ってるつもりでおります。今、議員からおっしゃった、いろんな部分で町民にいろんなお話を聞きながら進めてくださいということについては、私もそのようにしたいと考えているところでございますが、いろんなまた何かあった時に議員の皆さんからも様々な意見を聞いて、そして協議をして進めてまいりたいということは、私はお約束をしたいと考えておりますので、御理解を願いたいと思います。

出典:蘭越町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月16日 議事録 PDF(35ページ) 間違いを知らせる