蘭越町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月15日
文献調査に伴う交付金受取り辞退の方針を受け、今後のまちづくりにおいても貫いてくださるか
2021年9月15日、蘭越町議会の一般質問で、田村陽子議員が「文献調査に伴う交付金受取り辞退の方針を受け、今後のまちづくりにおいても貫いてくださるか」について質問し、町長 金秀行が答弁しました。
- 質問者
- 田村陽子 議員
- 答弁者
- 町長 金秀行
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 3番 田村陽子
3番田村です。文献調査に伴う交付金受取り辞退の方針を受け、今後のまちづくりにおいても貫いてくださるか、町長にお伺いいたします。先日の隣町からの高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定に向けた文献調査に伴う電源立地地域対策交付金の受取り辞退の町長の御決断は、筋の通った芯のある姿勢で多くの町民の方も大変安心したとの声です。敬意を表します。自然資源を生かした1次産業中心のまちづくりをする中で核のごみはそぐわないという理由は、シンプルで一番重要なことだと理解しております。今後、隣町の調査が次に進んだ段階や、将来、財政が厳しくなった時も、蘭越町のまちづくりをしていく中では、この類の交付金を受取らない方針と捉えてよろしいでしょうか。お願いいたします。
答弁 町長 金秀行
田村議員の文献調査に伴う交付金受取り辞退の方針を受け、今後のまちづくりにおいても貫いてくださるかについての御質問にお答えします。寿都町の高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定に向けた文献調査に伴う電源立地地域対策交付金について、既に御承知のとおり、8月18日、寿都町に対し、当該交付金の受取りについて、辞退させていただく旨をお伝えをいたしました。この交付金については、8月4日、寿都町で開催された交付金の打合せにおいて、隣接及び隣々接の島牧村長、黒松内町長、岩内町長と私に対し、寿都町長から、配分について方針が伝えられ、8月20日までに回答するよう求められたことから、私としても、8月12日の議員全員協議会の場で、議員の皆様より、御意見を賜りながら、熟考を重ね、自然資源を生かした一次産業中心のまちづくりをする中で核のごみはそぐわないことから、交付金の受取りを辞退するという決断に至りました。なお、文献調査に伴う交付金辞退については、8月18日、町ホームページでお知らせをしましたが、9月15日発送の広報らんこし9月号においても掲載しておりますので、申し述べさせていただきます。また、文献調査に係る、次年度以降の協議は未定ですが、私としては、文献調査に伴う交付金は、今回と同様、受取りは辞退したいという考え方でおります。議員から今後、隣町の調査が次に進んだ段階や、将来、財政が厳しくなった時も、蘭越町のまちづくりをしていく中では、この類の交付金を受取らない方針と捉えてよろしいかとの御質問についてでございますが、特定放射性廃棄物の最終処分場の選定のための処分地選定調査の実施市町村決定プロセスでは、文献調査へ応募する場合は、当該市町村長だけが、また、文献調査から概要調査へ、そして概要調査から精密調査へとそれぞれ進む場合にも、当該市町村長と当該都道府県知事だけが意見できる仕組みとなっており、周辺市町村長及びその住民等の意見が尊重される法的仕組みが整っていない状況にあります。そうした中で、議員御承知のとおり、蘭越町議会は令和3年第1回定例会において、原子力発電環境整備機構が行う文献調査に関する決議を、全会一致で可決をしており、令和3年5月13日付けで北海道知事に、今後、概要調査地区選定に伴う知事の意見聴取に際しまして、私どもの決議や道民の声を参酌され、反対の立場から意見を申し述べていただきますようお願い申し上げますとの文書を議長名で提出をいたしております。私は、これまでも町の重要な判断は議会と協議をしながら進めてまいりましたし、今後もその考えに変わりはございません。概要調査に反対意見を述べることを知事に要請をして、町が交付金を申請するという考えは相反することと考えております。このようなことから、概要調査に移行する場合は、再度、当該町村から協議の場が設けられると考えており、その時点で議会とも協議をいたしますが、現在の私の考え方は、議会が知事に要請した内容と同じ考えであるということを、御理解を願いたいと思います。今後においても、寿都町から配分協議があるかどうか、現段階では分かりかねますが、協議の申し入れがあった場合は、改めて議員の皆さんと協議を行って判断してまいりたいと考えておりますので、御理解を願います。以上です。
議員の質問 3番 田村陽子
町長の決意は、とっても伝わる御答弁で、そこに関しては、本当に、今回の辞退の決断等含めて、とっても安心いたしましたし、この先も町長が在任されている間の不安はないのかなというふうにも思っております。ですが、これ、蘭越町の町長が、金町長が在任されている間は、もしかしてそういう町長のお話、決断が続くかとはもちろん思います。思うんですけれども、この先、例えば、離れられた際、蘭越町の進むべきまちづくりというものを、金町長として、次に次に、この先にもつないでいきたいという思いが、私は感じているんですけれども、それに対しての具体的な町長のメッセージを残しておくとか、そういうことを考えていることはありませんでしょうか。例えば、町長メッセージというかたちで、代わられたにしても、この先、代わられたにしても金町長はこういうふうにおっしゃってました、この議会での発言、御答弁は残るとはもちろん思うんですけども、町民へ向けての町長メッセージというかたちでも発信できるかと思います。そして、こういうお考えというか、この退かれた、この先ね、分かりませんけれども、町長がこの蘭越町の町長の職から離れた後にも、この蘭越のまちづくりとしてのこういう受け取らないという方向をつないでほしいというメッセージをして、まず出していただけるのかどうだかというのを、そこのところお伺いしたいと思います。
答弁 町長 金秀行
田村議員の御質問にお答えします。メッセージを出していただけるかどうかという部分の御質問だと思いますが、私の今の最終処分場の核のごみを持ち込まないという、その考え方は、私は今、町民の皆さんにも伝えているつもりでございます。これが未来永劫どのようになっていくかということは、私の段階ではそれは判断できるものではないなというふうには思っております。それはなぜかというと、その時々の情勢、そういうものも含めながら、その時々の理事者側と、それとその協議をする議会側、そういう部分の中でですね、協議をして、町の方向性というものが詰められていくのではないかと、そのための町と議会と、それぞれの役割があるのではないかなというふうに私は考えております。ですから、今、申し上げた、私の中では議会が全員一致でですね、可決したその内容、さらには知事へ出した、そういう文書、そういうものを私としても非常に理解できますし、私もこの部分については、反対の立場でお話をしているという部分の中で、まずは御理解を願いたい。その上で、今後、どうしていくかと、今段階では私の考え方を申すつもりでおります。ただ、それが未来という部分の中までどうつながって、私ができるのか、そのへんのところまでできるかというのはですね、今の中では私の思いを、今、伝えるという部分で御理解を願いたいというふうに思っております。以上です。
議員の質問 3番 田村陽子
ホームページにも町としての方向を出されたということで、それはそれで重々承知しております。次の段階に進んだ、例えば概要調査とかですね、そういう時に、今、町長もおっしゃられましたけれども、特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律第4条の5、概要調査に進む時に尊重される意見には、当該調査市町村と所在地の市町村長と都道府県の知事しか意見が尊重されないですよね、以前、去年の9月の定例会でも私、この核抜き、文献調査の応募に対する蘭越町の未来を見据えた町長のお考えを聞いております。その時点でもですね、周辺町村長、周辺町村の町なりやっぱり住民たちの意見がやはり反映されるような、まず聴く、言えるような法律の改正などの検討しないと、そういうことも必要だとおっしゃられてましたし、私たち自身もそういうふうに思ってます。ですから、そこに至るまでに町としてどのような働きかけを、法律改正に向けての働きかけをしようと考えていらっしゃるのか、また、周辺町村長との連携も必要かと思うんですよね。黒松内と寿都町、島牧村、3町村では本当に近隣ですから、あれなんですけれども、ですが、後志全域の町村長の中でのこういった話題というのが出てもやっぱりおかしくないと思いますし、町から一つ、二つ離れているから関係ないというような考えでいらっしゃる町村があるといしたら、トップがですね、それはちょっとやっぱり違うんじゃないかなというふうにも町長はそういうふうに思っていらっしゃるかどうだか、そこの二つ、ちょっとお伺いしたいと思います。
答弁 町長 金秀行
田村議員の御質問にお答えします。それぞれの町が、それぞれの町村の財源も含めてまちづくりを行っていくということは、そのそれぞれ町村長、さらには議会、関係する町民の中で協議をして決めていくべきだというふうに私は理解をしているところです。ですから、他の町村の部分の中でですね、その今回の核のごみに関して、今、電源立地交付金を、その分を申請する、申請しない、それはそれぞれの町村の考え方の中で行っておりますので、それを私は他の町村のところまでですね、そういう意見を言うべきものではないというふうには考えております。ただ、私としては電源立地交付金のそれに至ったその経過については、これまでも議会ともいろんな部分の中で話をしてきた部分がありますので、蘭越町としては、そういう方向性を進むべきだろうという判断の下で、私は辞退したということでございます。今後においても、次の概要調査のほうに進む段階においてですね、その前に、文献調査はもう1年ありますから、来年どのようなかたちでまた声がかかるのか、それとも、私どもは1回辞退をしているので、そのままいくのか、今の段階ではまだ未確定ではございませんが、先ほどの答弁の中でも申し上げた文献調査については、私は今の中では反対の立場で考えていると、次の段階にいった部分の中でも、議会が鈴木知事に要請を出している分、それを私も今、私の立場としては、その分は十分尊重しながら判断をしている、そういう考え方でおります。ですから、それを先ほど、今、議員がおっしゃった、私も今の法律の中で改正をして、周辺町村も含めた部分の中で決定できる、そういうようかたちであればいいんですが、現実にはそういうふうにはなっていないので、議会としての今、先ほど申し上げました、その反対する立場をとってくれと、そういう判断できる、知事に対してそれを議会として申請をした、要請をしたということでございますので、どういうかたちでですね、法律改正も含めながらなっていくかというのは、今の段階では私の立場では分かりませんけれども、近隣町村、いろんな部分の中で情報の交換というものはできると思いますので、そのへんのところは行っていきますが、あくまでも、全部が連携してこうだということは、なかなかやはり難しい。それぞれの町村でまちづくりは考えながら行っている。私はそれは尊重すべきだというふうに考えておりますので、御理解を願いたいと思います。
議員の質問 3番 田村陽子
近隣町村と、もちろんその近隣町村の決めることには口はもちろん出せないのはよく分かっておりますが、そういうお話をすることは必要だというふうに思っているということです。ですので、一番近くでの島牧村と黒松内町で去年から動かれている動きを、今後も蘭越、隣町を含めた蘭越のまちづくりの中でこういうものが必要ではない、この先、概要調査に進む時に、周辺の意見も聞いてもらえるような動きを町としても是非、具体的に動いて、積極的に動いていってもらいたいなと思っております。それは議会としても、多分これからやらなきゃ、取組むこともあるともちろん思いますし、町としても両方で金町長のまちづくり、蘭越のまちづくりをしっかりとこう進める上でも、それをやっていくことが町民に対する動きの、アクションの、よく分かるアクションだと思いますので、そちらのほうをお願いをしていきたいと思います。町長、最後、お願いします。
答弁 町長 金秀行
田村議員の御質問にお答えします。私もこれまでも3町村の首長方と連携をしながら、今回、文献調査に係る件について、寿都町長のほうにいろいろ申入れをした、そして懇談をしたという経過があります。今後について、どのようなかたちになるかという部分もありますけども、その情報交換なりですね、今の中でまた連携してやっていく意思がですね、ほかの町村もあるんであれば、できる部分はやっていく方法があるかなというふうには思っています。ただ、次の段階に行くに当たって、今の法的な部分からいくと、知事とその当該町村というのはですね、その中で意見を申し入れることができるというふうになってますので、その意見を申し入れることができる知事に対して、その町村としての意見を、是非、これをお願いしたいというようなことは、私はそれは必要だなというふうに思っております。ですから、法を変える部分の中というのは、やっぱりいろんな部分の中で困難な部分がありますのでね、今の言った、議会がとったそういう方法というのは、私は非常に今の蘭越の町をですね、今後どうしていくかということを、次に知事に託した部分の中で提出文書を出したというふうに理解をしておりますので、私も何かそういうような機会があれば、今の考え方というのは、申し述べていきたいなというふうに考えておりますので、御理解を願いたいと思います。それと併せて、また近隣町村の中でいろいろ情報交換は必要だというふうに思っております。ただそれぞれの町村の中で、今後、議会も含めて、今回の電源立地交付金に関する申請については、それぞれの中で温度差があるというふうにもありますので、そういう状況もですね、お話を伺いながら連携できるところはしていきたいというふうに考えておりますので、御理解願いたいと思います。
議員の質問 3番 田村陽子
最後、提案だけさせてください。ホームページでは発信されているのは、皆さん、ホームページを見る人は見て分かりますけれども、交付金だけに関わらず、今回の蘭越町長の決断に関しての町民の声を直接聞けるような場を設けてはいかがかなと思ってます。町長の今後のまちづくりにおいて、町政懇談会をやっているとかそういうのではなくて、本当にこのタイミングで、少し前の町長の決断のタイミング、このタイミングで町の人たちとどのような声が聴けるか、可能性が、さらにまた良いアイデアとか、町長の支えになるような声が聴ける可能性があるのではないかと思いますので、町政懇談会とは別に、本当に的を絞った核のごみなりの流れに特化した、こういう町民との場、いわゆる対話の場というか、そういう場を設けてはいかがかなと、御提案させていただいて、私は、最後になります。それだけお願いします。
答弁 町長 金秀行
田村議員の御質問にお答えします。私としてはいろんな場でですね、町民の意見を聴くというのを公約としております。ですから、今回の電源立地交付金を辞退したということもホームページでは出しましたが、先ほど答弁したとおり、今回の広報9月号にもその旨をですね、記載をして全戸にその旨を周知を図るというようなことをしたつもりでおります。その中で、私のいろんなとった行動を広報の中でも、町に対していろんな御意見、そういうものがあれば町の担当である広報広聴係のほうにですね、いろんな出てくると。今、議員がおっしゃった、もしかしたらそういうことをやれる団体、そういう話を聞いてくださいますかというような要請があれば、またそれはそれで、私は内部で検討しながら進めたいというふうに思っております。ですから、今現在でこれに関してこうしますという部分ではありませんが、なるべく多くの意見を聴きながら、町政に反映したいという気持ちは変わっておりませんのでご理解を願いたいと思います。
議員の質問 3番 田村陽子
はい。