みんなの議会

蘭越町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月17日

新幹線札幌延伸に伴う並行在来線対策協議会の議論と町長の立場について

2019年9月17日、蘭越町議会の一般質問で、栁谷要議員が「新幹線札幌延伸に伴う並行在来線対策協議会の議論と町長の立場について」質問し、町長 金秀行が答弁しました。

質問者
栁谷要 議員
答弁者
町長 金秀行

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 栁谷要

次の質問を行います。新幹線札幌延伸に伴う並行在来線対策協議会の議論と町長の立場についてお伺いしたいと思います。行政報告にもありましたように、7月の対策協議会では、1延伸時の交通確保の手段の決定を前倒しにして早めるんだと。それから2、その時期を早めるんだという結論で協議をしたとあります。改めてその詳細と確認事項への町長の所見を伺いたいと思います。会議には、道の交通担当者が出席したようですが、鉄路の存否の経費についてどんな財政支援があるのか言及があったのか伺います。また、国への支援、要請について道の見解が語られたかどうか伺いたいと思います。これは知事が変わって間もないので改めて伺いたいと思います。並行在来線の存廃は公共交通、とりわけ住民の日常の足を国や道、町がどう守るか鮮明でなければならないと思います。町長の所見を求めたいと思います。

答弁 町長 金秀行

栁谷議員の、新幹線札幌延伸に伴う並行在来線対策協議会の議論と町長の立場についての御質問にお答えします。7月22日に倶知安町で開催された「北海道新幹線並行在来線対策協議会、第6回ブロック会議」の内容につきましては、8月臨時会において御報告させていただいておりますので詳細については控えさせていただきますが、会議は主に、今後の協議の進め方について、2030年度予定の新幹線の札幌延伸時に、JR北海道から経営分離される並行在来線、函館線小樽から長万部について、具体的な検討をスタートすること、また、鉄路の存廃の判断を、延伸の5年前から前倒しを目指し、スピード感をもって取り組んでいくこと、さらに、沿線自治体の首長から様々な意見・要望が述べられたところでございます。議員御質問の、鉄路の存否についての財政支援、また、国への支援・要請についての道の見解については、道の担当者からのこれらについての言及はございませんでしたが、これまでの、札幌開業の53五年前までに方向性を決定するという考え方にとらわれず、決定時期の前倒しを目指すことを沿線自治体と合意し、交通の手段や、国・道と沿線自治体の役割分担、財源措置などを含め、今後、検討を進めていくというものでございました。経営分離後の鉄路の存廃や地域交通のあり方については、この並行在来線を、存続する、廃止する、というのが、一つの大きな論点でありますが、5年、10年先ではなく、50年後の地域の公共交通のあり方を見据えての議論が必要と考えており、そこには、当然、膨大な町の財政負担が生じることも考えられます。現在、協議会では、主に調査・研究を重ね、スピード感をもって論点を整理している途上にありますので、それが一定程度なされた後には、議員や町民の皆さんに、適宜情報を提供し、課題の共有を図ってまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、北海道が中心となって沿線自治体が一つになることが前提となりますが、私は、日常の町民の足を守る行政の長として、あらゆる可能性を探りながら、町の将来を見据えて議論を重ねてまいりたいと考えておりますので、御理解願います。

質問 9番 栁谷要

在来線の存続を願う住民の会のメンバーでもございますので、私は在来線を存続してほしいという立場での質問になりますので、公平さを欠かないように2、3の質問をしたいと思います。まず、鉄路存続の意味についてですね、公共交通をどのように町長は捉えていらっしゃるか、そのことを第1点伺いたいと思います。第2点、経済効率のみでバス展開をした場合、バスの路線は町村間のバスは町村で充実しておりますが、あ、町村内ですね、町村間の交通が、例えば今、南後志でニセコバスが黒松内間、寿都間を縮小、長万部間も縮小、なくしたのかな、それから島牧も路線廃止という状況ですね。で、行政は、消防組合など沿岸を一つの組合として活動しております。住民の足が経済圏も含めて、医療関係も含めて岩内に集中している状況が分断されるという状況が生まれてきているわけですね。これは北見方面でも同じ状況が、旧雄武町などでも、端野町などでも町の中は町村のバスが走っているけれども、町村間を結ぶ路線というのはなくなってきていると。つまり、当初はこの町村54間を結ぶ路線というのは確保しなければならない、利用者もある、ところが利用者が少なくて赤字経営になってくるとどんどん廃止されていくということですね。江差間、江差北見間を結ぶ路線というのは今ほとんどバスがない、自家用車しかないという状況になってるんですね。全道いたるところでそういう姿が見えてるということです。つまり、公共交通としての国の財政支援やそれから鉄路存続によるランニングコストを計算に入れた行政の役割は非常に大きいと私は思っております。で、280万人の青ナンバーの営業車ドライバーが今後不足するだろうというのは民間の調査機関の発表です。どんどん運転手がいなくなるという状況でございます。私は鉄道の果たす役割について、今改めて考えていく必要があるのではないかと、それがまず第1点でございます。それから次の、実は早めるとはいうのですが、バス転換を早めるのか、在来線を廃止する時期を早めるのか、まあ延伸を早めるという状況が生まれてきてるから、玉突き状態でそんな状況が生まれてくるんでしょうが、現在走って住民に使われている在来線がどういう状況か、私はほとんど安楽死状態を毎年加速させてる、そのためにどういう根拠が語られてるかというと、こま切れ状態にして長万部と目名までのその減らした路線の数でもって乗客数をはじき出してる、2016年長万部小樽間、乗らない住民の責任ではないですけど、乗らない路線を、便数を減らした状態で乗客数を出す、キロあたりの乗客密度を出すという、それを根拠にして、お客さんがいないのでこういうふうにしますということですね。それがまず二つ目。それから倶知安駅の状況ですが、今、高規格道路が、工事乗り入れが始まります。それから新幹線の駅の工事が始まります。それから在来線の乗り場の工事が始まります。で、在来線というのは3本あるんですね、ホームが。これを1本減らして2本にすると。しかしこれ、高規格道路が入ってくると、高架の新幹線と既存の鉄道とバッティングしますよね。どういうふうにするのか、アンダーパスにするのか高架にするのか。町が分断されるという倶知安の住民の皆さんの声も聞いています。これ、なぜ私がそのことを言うかというと、乗り換えを固定化して、小樽から倶知安、倶知安から蘭越、蘭越から長万部、短距離で列車をつなぐダイヤ編成にどんどんなっていく、これでは列車の使命感が果たせるのか、どんどん経費を切り詰めて利用しづらくする、お客さんが減る、そしたらまたその人数を減らす、限りなく安楽死に近づける状況が生まれています。55それから蘭越を乗りやすくするにはどうするかと。私は跨線橋使わない方が一番いいというふうに思っています。上りも下りも駅側のホームを使うと。これは倶知安の駅でもボタンひとつ押せばできるんですよ。なぜそれをしないのか。それから、もう一つ、目名はですね、朝6時53分からお昼過ぎの14時12分まで今のところ列車がないんですね。小樽行き、札幌行きがない。これを、蘭越駅8時51分の始発を目名まで行っていただいて、目名を始発にすると。そうすると往復で約20分、時間使うだけです。そういうダイヤ編成をやることが必要でないかと思っています。文書化したものの質問ではなく口頭での質問なので町長も答弁しづらいと思うんですが、検討していただきたいと思っております。いずれにしても、バス転換は簡単ですけど、住民の足、実は十数年前に亡くなった私の母も、バスでもって厚生病院に通院しておりました。大丈夫かと思っていたんですが、国道の停留所でバスから顔面で転んだんですね。向かいの床屋さんに助けられて、2回ほどありました。列車の場合はそういうことないかと思います。町内のバスの運転手さんは大変な苦労を担っているんじゃないかと。高齢化社会に向かって、ますます私は列車の運行が住民本位になってるということに、私は最後町長に答弁を。

答弁 町長 金秀行

栁谷委員の再質問にお答えをいたします。何点かお話をされたので、その分の中で全て答弁をできるかどうかという分はございますが、まず公共交通をどう考えているのかという部分でございます。これについては、車運転社会と言われていますが、その中でも交通弱者という方々がいます。その方々のための交通の足を確保するというのは大切なことだと、それは進めていかなければならないというふうに町長としては考えているところでございます。住民の足の確保、教育の部分とか、福祉の部分とか、様々な関連する弱者の方々がいますから、その方々のための交通、これが今はJRを使ったりですとか、バスとか、そういう公共交通として推進すべきだと考えているところでございます。それと、議員がおっしゃってるJRの分がだんだん使いづらくな56ってるんじゃないかという分の中から、それがそもそもそういうことを理由に廃線というか、残さないような対策を取ってるんではないかと、全体を通してはそういうような御質問ではないかと考えております。実際に倶知安駅、在来線が2本になると。それとダイヤの改正によって非常に不便になっていってると、これも事実の事だと思います。それと、蘭越の跨線橋を使わないでそれを1本にすればいいんでないかと、これも事実で、この辺のところは、首長として、倶知安の駅長なり、跨線橋じゃなく蘭越から倶知安に行くときはこちらの前からですね、乗るような方法ができないかというお話を、以前にも要請をしたことがあります。ダイヤ改正の中で非常にコンピュータ化されているものですから、このシステムを変える部分の中で数千万かかるんだと。ですからその要望は分かるんですけど、なかなかそこの現状をそういうようなかたちにすぐ取り組んでいけないというような回答は実はいただいたことがあります。ただ私は、町民の足の確保という分の中では、ある程度新幹線の並行在来線もそうなんですが、当初開業5年前までに結論を出せばいいだろうというような考え方から、そうではなくて、住民の足の確保を守る方法としてそれは1町村だけではなく、この沿線自治体の組長、さらには関係機関がある程度一致した部分の条件の中で交通体系というものを決めていかなかったらならない部分があるので、スピード感を持って行うべきだろうと。そしてなるべく早く、その方向性を出すためには、いろんな資料も出しながら住民の皆さんに判断をしてもらうということが大切であろうということで、今、進めているところでございます。議員がおっしゃった町内の交通、これは各町村の部分の中で守ると。さらに町村間を今、JR、それがJRがいいのか、それに代わるものになるのか、それは最後は町民の皆さんと判断をしながら、沿線自治体の首長方で協議をしながら、JRさらには北海道、そこで進めてまいりたいと思いますが、その使い易さというのはどういうふうなかたちをしてですね、さらには議員おっしゃった、公共交通をどう思うか、これは住民の足をどう守っていくかというかたちになると思いますので、今の段階で道のほうではこういうふうにしますよとか、JRとしてこうしますよというところまでは出てないものですから、その資料を早急に、いま報道ではですね、いろんな維持費、これだけかかります、何かかりますというかたちが出ていますが、そういうところも含めて今後どう57したら住民の足を守っていく方法が、こういうかたち、こういうかたちというのが出てきて、そこから皆さんの協議も含めて私は、町村の方向性も見つけていくべきではないかというふうに思っておりますので御理解願いたいと思います。あの、議員おっしゃったそれぞれの答弁の中、足りない部分あったかもしれませんが、私の考え方としては今後申し上げた部分の中で進めていきたいと考えております。御理解を願います。

質問 9番 栁谷要

平成16年台の平成の大合併の交付金削減の大嵐の中で、給料の削減やカット、そのほかの状況というのは職員の生活設計狂わして、当時20億あった基金を600万円までの削減計画を立ててそして財政再建をはたしてきた、現在50億近い基金があるとしたって、私はそれは大半は職員の生活設計の犠牲によってやっぱりなされたというふうにとらえているんです。住民の補助金はなるべく減らさないように議会でも留意してきましたので、各種住民生活に及ぶようなそんな削減というのはあんまりなかったと。そういうような状況で、例えばホームを変えて、中学校側のホームを駅側のホームに変えて乗りやすいようにしてくださいと、それが1,000万かかりますと。やればいいでしょう、私は、それは1,000万ぐらい大した金でないです。そのぐらいの度量があって、むしろJRのほうが笑われますよ、そんな事言ったら。本当に1,000万かかるのか、誰のための線路なのということになるんですよね、私は。だからそれは貯金を使ったって住民は納得すると。どうしても払わなければいけないものであれば。私そういう気概が私は町長にあるのかないのかということが問題だと思うんですよ。それでこそ、安楽死状態を座して眺めるという、住民の首長としてのそういう姿勢が問われてくると思っています。交渉事ですから、1,000万になるかどうか、分かりませんが、そういう気概をもって町長は交渉にあたってほしいと思っております。以上です。

答弁 町長 金秀行

栁谷委員の再質問にお答えいたします。並行在来線問題、私も存続できればその方がいいと今は考えており58ます。ただし、これは1町村だけの判断ではいかないということも御理解願います。そのために、いろんな資料、現状、そういうものも皆さんに住民含めて提示しながら、やはり方向性としてこういうかたちの中で進める方がいいだろうと、それは最後私が判断して、議会の方に決定していただくというような方向かなと思っております。ただ、そうなるまでには時間がまだ、1年以内に決めるとかそういうことではございませんので、私は今の協議会の中いろんな資料を出してくださいと。そして存続する場合にはこういうような方法、さらには違う方法、何パターンか出して、町民の方にも説明して、先ほど議員おっしゃった財政負担という部分も、これはやはり、組長、私としてはこれでいいと仮になっても、先ほど言ったとおり、沿線自治体の大きな問題ですから、そういう共通の中で地域交通というのは確保していかなかったらならないと考えておりますので、その辺のところ、議員も十分理解していただいてる中での御質問と思っておりますので、今後出されたいろんな資料、そういうものは町民含めて議会の方にも報告しながらともに議論をしてですね、鉄路の在り方、その分については十分に協議をしてまいりたいと考えております。御理解を願います。

出典:蘭越町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月17日 議事録 PDF(52ページ) 間違いを知らせる