大空町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月8日
年末から2月上旬にかけて開催されたふれあいトークにても、この問題に意見等を求めて
2017年3月8日、大空町議会の一般質問で、原本哲己議員が「年末から2月上旬にかけて開催されたふれあいトークにても、この問題に意見等を求めて」について質問し、教育長、町長が答弁しました。
- 質問者
- 原本哲己 議員
- 答弁者
- 教育長、町長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 原本哲己
今年も昨日から高校入試試験が行われており、我が大空町の二つの高校は来年度の定員を大きく下回ることか確実となりました。私は平成27年度第1回定例議会で、高校の生徒数が減る中、一つの高校を残すために、大空町の二つの地域間で綱引き状態にならないように進めてほしい旨の一般質問をさせていただきました。その後、さらに生徒数減少が続き、この問題を大空町の高等学校教育を考える協議会に検討を付託し論議され、新しい総合学科の町立高校をつくる方向へと進んでまいりました。この方向をもとに、それぞれの地域で住民説明会を開き、高校の問題について検討されてきました。また、年末から2月上旬にかけて開催されたふれあいトークにても、この問題に意見等を求めてまいりました。私の所属する産業建設文教常任委員会においても教育委員会からの説明を受け、今後の方向についても検討してまいりました。6今回私は、一般質問をするにあたり、この問題が住民の間にきちんと理解された形で進むこと願い、また数多い賛同得た方向となることを目指し、あえて今まで聞き及んでいることも含めて質問をしたいと思います。では、質問に入らせていただきます。1点目、最初に、今まで検討されてきた計画の中での6回にわたり住民説明会、2月上旬まで行われたふれあいトークでの町民の反応はどのようなものだったのか、また、どう感じ取られたかお聞きしたいと思います。2点目、ここから具体的内容です。今回の入試のように定員割れが続く中、またさらに生徒数の減少も考えられる中、もしこのまま進むとしたら、今ある2校はいつごろまで存続できるのか伺いたいと思います。また、何らかの対策を打つことで存続させる方法は考えられないのかも伺いたいと思います。3点目、今回の総合学科という形の新しい高校を考えるにあたり、その基準となった考え方は何だったのか。また、大空町の高等学校教育を考える協議会での議論の方向性を初めから決めて進んだということはないのか。その上で、我が町の二つの高校、全日制普通科、定時制農業科との継承、整合性はどうなのか。また新しい高校へ移行する過程での問題点はないのかお聞きしたいと思います。4点目、現在の予定スケジュールの中で、平成32年開校予定となっていますが、今後の説明会の状況、また準備期間等から変更の可能性があるのか伺い、1回目の質問としたいと思います。
答弁 教育長
原本議員からの一般質問にお答えを申し上げたいと思います。1番目の町民説明会とふれあいトークの状況についてでございますが、これまでの本町における高等教育のあり方についての協議経過を含め、御答弁をさせていただきたいと存じます。大空町の新しい高校づくりについては、町内の中学校及び高校のPTAや同窓会、振興協議会の役員の方々で構成されます大空町の高等学校教育を考える協議会を中心に、本町の高等学校教育のあるべき姿について、さまざまな角度から議論を重ねてまいりました。平成18年度に本協議会が設置をされておりますけれども、当初は町立の東藻琴高校と道立の女満別高校の現状などを認識し合うとともに、存続に向けた具体的方策の検討を行ってきたところでございますが、近年の厳しい少子化の状況を踏まえ、平成27年からは、高校統合へ向けた本格的な議論を進めてまいりました。またその際、地元中学生やその保護者に対するアンケート調査の実施を初め、町7広報を通じて町民の皆様から本町の将来の高校教育に関する御意見をいただくなど、広くそれらの意向を議論に反映してまいりました。平成28年3月には、東藻琴高校と女満別高校を発展的に1校に統合することを確認するとともに、4月には町立の全日制高校、6月には総合学科として平成32年の開校を目指すとの原案をまとめ上げたところでございます。その後、協議会が示した方向性について、町広報を初め、町民説明会やふれあいトークの場を通して、町民の皆様に内容の説明を行ってまいりました。昨年11月に開催いたしました町民説明会は、町内6カ所で開催し、76名の参加をいただいております。また、昨年12月から2月にかけまして実施いたしました町政懇談会、ふれあいトークでは23会場522名の参加をいただいたところでございます。町民の皆様からは、統合を支持する方、また存続を希望する方など、さまざまな観点から多くの御意見をいただきました。とりわけ総合学科や二つの校舎の活用における質問が多く寄せられましたが、内容の詳細や目的、意義がこれまでの町広報や周知活動だけでは、まだまだ十分に浸透がなされていないという、そのような印象を受けた次第でございます。しかしながら、御意見を総合的に見ますと、地域の少子化が急速に進む中、現行のまま高校2校を維持していくことは難しいということや、新しい高校においても農業をベースとしたカリキュラムが引き継がれていくこと、また、広く全国から生徒募集を行い、存続を図るという方向性については、御理解が得られたものと考えているところでございます。それら町民の皆様からいただいた御意見をもとに協議会において、再度、大空町の高校教育の方向性について協議、検討した結果、町立の全日制の総合学科の開校を目指すことで再確認がなされました。また教育委員会におきましても、協議会での議論の結果を尊重し、大空町の高校教育の目指すべき方針を決定させていただいたところでございます。今後、新しい高校づくりの方針が町民の皆様に丁寧にわかりやすく伝えられるよう、今月21日及び22日に開催を予定しております町民説明会や町広報への特集記事の掲載などさまざまな方法により、広く周知に努めてまいりたいと考えてございます。2点目の御質問の今ある2校の存続の可能性と延命のための対応策についてお答えを申し上げます。生徒の確保策については、これまで両校に対し、特徴ある教育活動に対する事業補助や英検などといった資格取得のための受験費用の助成、また制服購入費の全額補助、さらには、スクールバスの運行による通学支援や寄宿舎の運営などを通して、教育環境の充実整備や保護者への経済的支援策などを積極的に講じてまいりました。8ここ数年、両高校への入学者数が、コンスタントに20人台を維持するなど、一定の効果が見られたものの、少子化による中学卒業者数の減少始め、地元進学率の低下、町外高校の定員割れの実態、さらにはJRやバスによる町外の通学が可能といった交通の利便性など、大空町ならではの特異性の影響などによりまして、町内両高校への志願者数は減少傾向にあります。昨日は、全道一斉に公立高校の入学試験が実施されたところでございますが、平成29年度の町内高校への出願状況について申し上げますと、女満別高校が16人、東藻琴高校は13人となっており、昨年度と比較しますと、女満別高校は昨年28人でしたので、12人の減少、東藻琴高校は昨年20人でしたので、9人の減少と大幅に昨年を下回る状況となっております。大空町は学区で言いますと、オホーツク東学区に属しておりまして、学区の範囲は網走市、大空町、斜里町、清里町、小清水町の1市4町となっております。北海道教育委員会が公表いたしましたオホーツク東学区の今後の中卒者の見込み数でありますけども、4年後の平成33年度には、本年度に比べ約110人もの生徒が減少する見込みとなっております。とりわけ網走市内の中学生が多く減る見込みとなっておりまして、網走市内出身の生徒を学校全体で6割から7割受け入れしております町内の両高校にとっては、生徒確保がさらに厳しくなるものと大変危惧しているところでございます。さらに、北海道教育委員会では、これまで新たな高校教育に関する指針に基づき、計画的に高校の再編を進めてきておりますが、現在、現行の指針の見直し作業が進められており、その中で、全日制の1学年2学級以下の高校については、今後も他の高校に通学可能な地域にある学校は、再編整備を進める必要があるとしています。また、道立の昼間定時制高校は、就職しながら学ぶ生徒が少ないという理由から、昨年度、平成27年度に全ての昼間定時制の高校が廃止されたところでございます。そのような道立の定時制高校の流れを受け、市町村立で残されている道内の昼間定時制高校6校につきましても、そのあり方について今後協議を進める必要があるとされております。現在、道立の女満別高校については、既に再編の対象となっているところであり、また町立の東藻琴高校につきましても、今後そのあり方について道との協議が進められていくことになってございます。今後の中学卒業者数の減少や道の指針に照らし、今後とも両高校現状のまま存続させることは難しいものと考えているところでございます。3点目の御質問になりますが、総合学科が導き出された理由と普通科と農業科の整合についてでございます。昨年11月に開催いたしました町民説明会やふれあいトークの場におきましても、町民の皆様から同様の御質問をいただいておりますが、総合学科については、普通9科などと比べなじみが薄く、高校教育における特徴ある学科の一つとしての認識が余り広まっていないことから、御質問が多くなったものと考えております。高校教育では、進路に応じて高度な普通教育及び専門教育を施すとされており、教育内容も普通科や専門学科に加え、単位制高校や総合学科、中高一貫教育制度などがこれまで導入されてきたところでございます。学科を検討するにあたって、大空町の高等学校教育を考える協議会では、こうした現行の教育制度の研究や中学生及び保護者のアンケート調査結果を踏まえた上で、福祉系の学科や観光の分野、さらには外国語の専門学科など、幅広い視点から協議検討を行ってまいりました。それぞれに特徴があるとともに、今まさに社会が求める人材育成の分野であることから、協議会としても強い関心を持ちましたが、管内や道内の高校の実態を把握してみますと、生徒の確保や専門の教員、指導者、外部講師などの確保にあたり、多くの課題があることもわかってまいりました。また、福祉や観光分野の学科は、既に管内の高校が開設しており、競合は避けるべきとの判断もございました。総合学科は現在、全道で16校設置されており、管内では道立の斜里高校及び留辺蘂高校が導入しております。また、市町村立としては、剣淵高校が農業と福祉の二つの系列を設け堅実な学校運営を行っておられます。協議会では、そのような状況を認識した上で、最終的に現在の東藻琴高校及び女満別高校のすばらしい教育実践活動を引き続き生かすことができ、かつ生徒それぞれの個性や学力に応じて将来の進路選択につなげるための科目が自由に選択できる総合学科が本町にとってふさわしい学科であると考えたところでございます。町民の皆様からいただいた御意見の中では、総合学科は選択科目の多さから1間口40人の生徒が分散され、農業教育がなくなってしまうのではと危惧される御意見もございましたが、農業の系列を当初から設けるとともに、東京農業大学との連携を今以上に図りながら、充実した農業教育を継続して行うこととしております。また、町内に2校の高校が現在持っております推薦枠の維持継続によって、大学進学の道も引き続き確保してまいりたいと考えております。さらに、大手ポータルサイトの運営企業とタイアップしたデジタル人材育成や情報教育、その他さまざまな分野の外部講師の登用など、多くの生徒が興味、関心を持ってもらえるような特徴と魅力のある高校づくりを推進することとしております。また、総合学科は生徒が進路を考えるための教職員によるアドバイスやガイダンスが充実されており、加えて小規模校というメリットを生かすことで、一人一人に行き届いた教育が行われることが最大の利点であると考えております。最後に4番目の御質問にお答え申し上げますが、平成32年開校の変更の可能性についてでありますが、少子化の大きな波を受け、中卒者数の減少と地元高校への入学者の激減の状況を鑑みれば、大空町における高等学校教育の進むべき方向を早10期に内外に示す必要があると考えております。現在の町内の中学生生徒や小学生児童、またその保護者に対しても、大空町の新しい高校の内容や魅力を早期に発信することで、地元高校への進学率を高めることにもつながるものと考えております。北海道教育委員会による新たな高校教育に関する指針の見直し動向を踏まえましても、まさに待ったなしの状況であると認識しております。そういうようなことから、教育委員会といたしましては、平成32年の開校を目指し、新年度から新しい高校づくりに向けた準備に入ってまいりたいと考えているところでございます。以上、原本議員への1回目の答弁とさせていただきます。
質問 原本哲己
大変丁寧に説明していただきありがとうございました。問題の性格上、ちょっと私の質問が前後することがありますが、理解願いたいと思います。まず1点目は、一応その状況報告ですので、そのまま次に移りたいと思いますけれども、2点目から、まず今の教育長の答弁の中に、町外網走市からですか、約6割か7割という話があったんですけど、実際に町内の中学生の進路として、普通科、職業科、また就職する方もおられると思うんですけど、その比率がわかれば教えていただきたいと思います。また、この女満別高校と東藻琴高校に町内から進学している比率がわかれば教えていただきたいと思います。
答弁 教育長
御質問にお答えしたいと思っております。本町の中学生の進路の状況、また地元高校への進学率の状況についての御質問ではないかなと思っております。大空町の中学生の卒業後の進路については、ここ数年間、就職はなく、ほとんどが高校や高専といった学校への進学となってございます。学科別の進学先については、普通科へ進学出願する生徒が8割程度と多く、職業系の学科を希望する生徒は、年度によって異なりますけれども、概ね2割から3割程度といった割合となっております。ここ最近では語学系や看護系、また芸術系の学科を希望されて管外へ進学するといった、そのような進路の多様化も進んできているところでございます。11また地元高校への進学状況につきましては、昨年、平成28年3月の状況を申し上げますと、町内の中学校卒業者数83人のうち東藻琴高校は3人、女満別高校は11人といった状況になっております。いわゆる地元の進学率は、平成26年度については22%、平成27年度が24%、平成28年度については17%と下降しておりまして、ここ数年は3割にも満たない状況が続いております。先ほどちょっと御答弁申し上げましたように、少子化による中卒者数、学区内全体の減少を初めとして、町外高校の定員割れといったものがあります。さらにはその交通のアクセスが非常に良い、このことは大空町に来てくれる生徒さんもいるんですけれども、一方で外にも非常に出て行きやすいような大空町ならではの特徴がございまして、地元の進学率に大きく影響しているのかなと、そのようなことを思っております。新しい高校づくりにあたっては、安定的に運営していくためにも地元の進学率を高めるということが必須条件であると考えておりまして、新しい高校の魅力づくり、地元の子どもたちが、ぜひ行ってみたいと思う、そのような内容というものを真剣に今後考えてまいりたいと思っているところでございます。以上、答弁とさせていただきます。
質問 原本哲己
今の説明で、地元の生徒の進学率が平均して2割ぐらいで、大変低くなっているということがわかりました。実は私も東藻琴高校第19期卒業生です。16名の卒業生でした。そのときは、当時、東藻琴村でしたので、村外から来ていた方は1名という状況でした。でも、決して私の16名だったクラスが、人数的に良かったというふうには考えられなかったと思います。そういう意味で、一つの高校として生徒数の確保が必要不可欠と考えられると思います。そこで、3点目にも関わりますが、説明の中で今回の総合学科の高校、あえて東藻琴の高校を農業科と呼ばせていただくと、この東藻琴高校が多方面で話題となり、その実績、地域貢献などから基幹産業の農業と深く結びついた高校として知られるようになってきています。今回の総合学科は、この職業科的要素を多く残した高校と判断されます。それならば東藻琴高校に女満別高校を合併させる。またはその逆もありきという考え方ではないかとも思います。再度くどいかもしれませんが、あえて新しい高校をつくる意義、考え方が何か、もう一度伺いたいと思います。12
答弁 教育長
お答え申し上げたいと思います。現在の中学生の卒業者は、能力や適性、興味や進路希望に応じてほとんどの生徒が高校へ進学しているという状況であります。そのようなさまざまな子どもたちの多様化したニーズに応えるために、全日制や定時制、さらには通信課程を設けるといったことがあったり、教育内容に応じ普通科や専門学科、総合学科といった学科を設置してきているというのが、現制度ではないかなと思っております。全国的な状況をちょっと調べてみますと、7割を超える生徒が大学や専門学校に進学をするというような状況があります。また、御質問がありました、町内にある2校について、どちらかの高校に統合できないかという、そういう御質問かなと思いますけれども、仮に東藻琴高校に一つにまとめるということになった場合については、定時制の農業高校となって、単課の職業系高校として残ることになります。職業学科に国全体では、昭和40年頃というのは全国の40%の生徒が通っていたということでありますけれども、先ほどの説明ともちょっと重複しますけれども、やっぱり大学進学率が上昇したという影響を受けて、現在は、職業学科に対しては22%まで減少していると、いろんな状況が今生まれています。また、東藻琴高校の在校生の状況について申し上げますと、現在、在校生のうち農業の担い手を志望されている方というのは、以前と比べまして、全体の16%程度と割合が減少し、その多くは他の分野への進路を希望しているという、そのような実態がございます。そのようなことから、今の東藻琴高校の生徒の進路先も必ずしも農業分野ということではないというようなこともあって、多様な進路実現ができる高校を期待する生徒が多くを占めているという中では、農業一本で存続させていくというのは難しいのではないかなと思っております。また、町立高校として一校存続させられましても、農業分野を希望しない地元の生徒については、せっかく町立の高校が地元にあっても、地元への進学の道が閉ざされ、町外への通学を余儀なくされるといった一面も出てまいります。一方、女満別高校に東藻琴高校を統合するとした場合については、全日制の普通科となって、進学への対応は可能となりますけれども、普通科では、大空町の中心産業である農業の担い手を育てるためのカリキュラムとはなりません。農業の道が閉ざされてしまうということになってしまいます。また、先ほども触れましたけれども、現在もアクセスの良さから網走市や北見市への大学進学あるいは専門学校進学を考えた多くの生徒が町外の普通科に進学していると、そのような現状にありまして、どちらの方式をとっても十分地元の生徒に13応えられるような、そういう状況を生まないと、そのような考え方を持っているところでございます。間口の小さいとこであっても、やはりさまざまな進路が実現できる魅力ある高校として、存続し続けるためには、普通科といったものではなく、また、農業に特化ということでもなく、それらと差別化して特徴あるもの新たにつくり出していかなければ、生徒の確保は今後とも難しいものと、そのように判断をしたところでございます。そのようなことから、町内いずれかの高校を現状のまま存続させるということよりも、やはり両校の価値を残すために、新しい高校として発展的な統合を目指すべきであると、そのような結論を持ったところでございます。以上、御答弁とさせていただきます。
質問 原本哲己
今、考えている方向性について大分お聞きしましたので、それなりの理解をしているつもりです。その中で、ちょっと聞き漏らしたのかもしれないのですけども、昼間的定時制と、教育長は言われたと思うのですけども、今の東藻琴高校の定時制スタイルが、道教委としては、それは将来的に整理していきたいという考え方、それは間違いないですか。
答弁 教育長
1回目の答弁の中で御説明をさせていただきましたけれども、現在その小規模校、特に全道各地に小規模校が存在しているということでありまして、今後の方向性について道教委では、その指針のあり方といいますか、指針自体を今見直しをしているということでございます。その中の今の議論の中では、昼間定時性、これは市町村立の定時制についても、今後、道に準じた形で協議が行われていくという、そのような情報をいただいているところでございます。昼間定時ということでありますので、実態としては、本町東藻琴高校もそうでありますけれども、4年間で卒業すればいいということになっているのが、定時制の一つのメリットではないかなと思っておりますけれども、昼間定時制ということなので通常の全日制の高校とほぼ同じ日中の授業時間の中で、授業を受けるということになっておりまして、そのようなことから実質全日制的な学校運営のものについては、廃止をするという大きな決断が北海道の方ではあったということでありまし14て、今後、町立であっても同じような考え方を道としては、町に押しつけということは余りよくないかもしれませんけども、そのようなことが十分今後考えられているところでございます。
質問 原本哲己
今の話、実は今日初めて聞いたものですから、その辺の話がとても大事な一部分を占めるかなと思っています。新しい高校をつくる意義、またその事由、その辺の住民の理解がとても大切と考えられます。ここからは、具体的なことですので、また伺っていきたいと思います。私の所属する産業建設文教常任委員会では、平成28年度新しい高校を考えるにあたり、檜山北高校という総合学科の高校を視察してまいりました。全体の規模の違いはありますが、総合学科として進み出して比較的年数の浅い高校でした。その中で進路に応じた授業は、とても好感の持てるものでした。小人数のグループに分かれ熱心に授業を受けている光景は、もし私が学生だったら、うらやましくも感じるものだと思いました。しかし、その背景には多くの教員の確保が必要に見えました。これからつくろうとしている総合学科は、標準的な教員の配置からどのくらいの増員が必要かお聞きしたいと思います。また、当然増えるであろう人件費等の考え方についてもお聞きしたいと思います。さらに現在の計画の中で東藻琴高校、女満別高校の二つの校舎を使いスクールバスで移動する予定となっていますが、時間的ロスや物理的な問題はどのように解決できるのか。再度伺いたいと思います。
答弁 教育長
お答えを申し上げたいと思います。必要な教員数のまず配置について、最初に御答弁申し上げたいと思っております。教職員数については、公立高等学校の適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律に定められた基準に基づきまして、設置者である都道府県及び市町村は、教職員定数を条例で定めることとされております。現在の町内の高校の基準数について、さきに申し上げたいと思いますけれども、これは管理職員とか、事務職員、一般の先生、養護の先生を含めた数字でありますけど、東藻琴高校の定数は現在13人、女満別高校は11人となっているところであります。15新しく総合学科となれば、今は1間口校ということで考えているわけでありますけれども、1間口校の試算ということで、14人と試算上は想定をしております。そのような状況でありますけれども、実際現在でも、その基準配置数だけでは十分な教育活動が展開されないということもありまして、町内の両高校に対して、町独自に職員を増員配置をしているという実態がございます。東藻琴高校には時間講師として1名配置をするほか、実習補助員として3名、また事務職員1名の増員配置を行っております。また、道立ではありますけれども女満別高校に対しましては、平成26年度に2間口から1間口校と減少した際、教職員数が17人いたものが11人と、一気に6人もの先生の数が減少するという、そのような事態となりました。女満別高校では、女高タイムといった特徴ある教育活動に大きな影響を及ぼすことになるということを大変心配いたしまして、教育水準の維持確保のため、また教育活動の支援のため、町独自に教職員1名を現在も配置しているところでございます。ただし、高校におきましても教育の質を重視した魅力ある高校として運営していくために、また、生徒のニーズに応えられる高校とするために教職員の増員を図るなど、やっぱり必要な体制をしっかりとつくっていかなければならないと考えております。昨年、11月の町民説明会のときには、新しい高校を維持するためにどれだけの経費が掛かるかといった部分もシミュレーションいたしまして、御説明をさせていただきました。現在、両高校に対する、町の実質負担というのが、おおよその額でかなり大ざっぱになりますけども4,000万円ほど掛っていると、新しい高校では8,000万円、ほぼ倍の額が実質負担額となるという説明をさせていただきましたけれども、実質4,000万円ど増えるわけでありますけれども、そのうちの約半分の2,000万円は、教員の増員に係る人件費分と、そのように試算をしておりまして、当時は基準人数プラス3人を増員する形で、そのような額となったということでありますけれども、今後カリキュラムでありますとか、生徒の選択科目の状況、それらもろもろ総合的に判断した上で、適切な人員確保、増員等も今後考えてまいりたいという考え方を持っているところでございます。それとバスの移動に係る負担のことについても、御質問をいただいたかと思っております。まず、なぜ二つの校舎を利用することになったかということでありますけれども、新しい高校づくりにおいては、これまで新しい時代を担う子どもたちにどのような教育が必要なのかと、そういった視点から真剣に議論を重ねてまいりまして、導き出された学科が総合学科ということになったわけでありますけれども、その総合学科を開設するにあたって必要となる教室数や施設の確保の面から検討いたしました16結果、既存の両高校の校舎や圃場やハウスといった、もろもろの財産をより有効に活用していくということが必要であると、そのような考え方に至ったところでございます。またその両高校の校舎を活用しての学びというのは女満別、東藻琴両地区の地域性を学ぶ機会となるとともに、町民の皆さんとのより多くのふれあいが大空町を愛し、未来を担う人材としての育成につながるものと、そのようにも考えております。両校舎間は、スクールバスでの移動を考えております。町民の方からも御意見の中で、生徒の移動に時間が掛かると、負担が掛かるということを心配する御意見もいただきました。片道20分程度の所要時間を想定しておりますけれども、カリキュラムの工夫などによって、曜日や回数を決めて移動するなど、負担が最小限となるよう、今後詳細を詰めてまいりたいと考えております。また協議会ではバスの移動時間を有効に使うために、タブレット端末による事前学習を行ったり、また英会話CDを常時車内で流すなど、話せるための英語教育などを行ってはといったアイデアも出していただいているところでございます。総合学科は、単位制の高校となっておりまして、3年間で必要な単位数である74単位以上を卒業までに取得することになっておりますが、年間、毎日6時間授業を実施する必要はなく、バスの移動時間はかかりましても必要な単位は十分余裕を持って取得できるものと、そのように考えております。二つのキャンパスを利用している高校としては、道立の名寄産業高校がございます。今後、そのような道内の事例なども参考とさせていただきまして、生徒や教員の負担がかからないよう、今後カリキュラムの内容や効率性の高い学校運営方式というものを具体的に検討してまいりたいと考えてございます。以上、御答弁とさせていただきます。
質問 原本哲己
大変いろいろありがとうございました。今いろいろお聞きしたのですけども、その中で、総合学科としてやっていくことがかなり大変なことだということは、十分わかりました。しかしその方向に進む以上は、きちんといろんなことを整理していかなければならないと思います。今月の21日、22日に再度住民説明会が予定されています。まだまだ町民のいろんな声が出てくると思います。また、これから細かな準備も必要になってくると思います。そういう意味で、正式に総合学科の新しい高校をつくるという決定、それと開校時期を決める、それはいつの時期にするのか、その辺をちょっと伺いたいと思います。
答弁 教育長
お答えしたいと思います。現在新しい高校の開校の時期につきましては、平成32年を目標としておりまして、これまでの御答弁のとおり、中学卒業者数の減少と地元高校への入学者の減少の状況から見て、開校時期の先送りは避けたいと考えております。開校が遅れれば遅れるほど、今後、生徒の確保は一層難しくなるものと、そのように判断をしております。今後、想定しているスケジュールでは、両高校の教職員を中心とした準備委員会を立ち上げ、教育目標や教育課程、校名や校章、校歌に至るまで、多岐にわたる内容を決定していかなければならないこととなっております。また、地域が期待する高校及びその学校運営を実現するためには、町民の皆様を初め地域の皆様の御支援、御協力が不可欠であると考えておりまして、多くの方に学校経営に参画をいただく仕組みづくりもあわせて進めていかなければならないと、そのように考えております。新しい高校の開校の時期はと言いますか、開校の決定の時期につきましては、道立高校と町立高校の統合ということでもございまして、今後、北海道教育委員会との十分な協議によって、決定されていくということになっております。新年度に入りましてから、改めて協議によって決定すると、そのような場面を迎えているということでございます。
質問 原本哲己
今の回答ですと、平成29年度中には決定するということで理解してよろしいですか。
答弁 教育長
はい、そのように考えているところでございます。
質問 原本哲己
よくわかりました。最後です。今ある二つの高校の存続は無理となる中、新しい町立高校をつくることが将来の大空町を支えるために必要と私も考えます。ただ、大切なのは多くの中学生に関心の持たれるために、単なる二校をまとめた形の高校ではないことも大切だと思います。総合学科として進学も目指せ、就職に向かっての選択肢もできることが可能な18ことが十分魅力のある学校に見えるようになっていくと思います。中学生にも喜ばれるというか、行ってみたいと思われる高校、そして父兄もうちの子どもをここにやってみたいというような高校を目指してほしいと思います。また、基幹産業の農業を守るためにも、今ある東藻琴高校農業科のすばらしい活動実績を受け継いだ学科に、是非してまいりたいと思います。この問題が町民に十分理解され、確実に一歩一歩進んで行くことを願って、一般質問を終わりたいと思います。最後に、町長に新しい高校についての考え方、意見等あればお聞きして終わりたいと思います。
答弁 教育長
自然は一番の教科書であると、そのように言った先生がおられます。大空町には、自然を初めとした教育資源が豊富に揃っておりまして、空港のある町として、大きな可能性を秘めたまちであると思っています。厳しい現実に立ちすくむのではなく、あらゆる可能性を開花させるため熱意をもって立ち向かって行きたいと、そのように考えております。今、お話がありましたように、大空町の高校が今持っている魅力をしっかりと新しい高校に引き継ぎながら、多くの子どもたちのニーズに応えられる、そのような高校の実現に向けて鋭意努力してまいりたいと思っております。大空町が目指す新しい高校では、道立や近隣の高校に先駆けて、あらゆる困難を乗り越える力の育成を重視した教育を転換してまいりたいと思っております。そのためには、地域の多くの皆様による御協力がなければ、特徴と魅力のある新しい高校の実現は難しいものと考えております。今後、教育委員会として、新しい高校の目指すべき方向を住民の皆様に丁寧に御説明申し上げ、御理解いただけるよう最大の努力を傾注してまいりたいと考えておりますので、引き続き御指導賜りますようお願い申し上げます。
答弁 町長
私にも、考え方といいましょうか、御答弁の機会をいただきましてありがとうございます。大空町における教育に関わる私の考え方なども少し踏まえながらといいましょうか、お話を申し上げたいと思います。大空町の高校に対する私の考え方でございますけれども、過去の議会においても答弁をさせていただいたことがございました。19また、私が書いております広報の手記の中でも、この二校のことについて触れたことがございました。さらに、町政懇談会などでも、いろんな御意見を賜り、その中で私の考え方を述べることもございました。また、さきに教育長から答弁のあった高等学校教育を考える協議会、これが立ち上がった折、町長はどのように考えているのかということで、その当時の考え方などについて、発言をさせていただいたこともありました。折に触れ、いろいろな場面で私の考え方をお伝えしてきたところでございます。また今般は、高等学校教育を考える協議会の中でも、非常に深度の深い、そんな議論をされたことと承っておりますし、その内容についても私にお知らせをいただきました。それらを踏まえてお話を申し上げたいと思います。大空町の教育全般に対する施策というものは私にとってまちづくりをする、進める中で、いの一番に掲げなければならないものでもありまして、そのことを常に旨として取り組んできたところでございます。幼児教育の充実でありますとか、学校教育における補助教員の配置、また、施設の計画的な整備でありますとか、コンピューター機器を含めた機材の導入、さらに、食育の推進でありますとか、奨学金制度の拡充など、保護者の負担軽減はもちろんでありますけれども、子どもたちをいの一番に考えて、この地域で育まれる子どもたちの創造性というものを育むことに努めてきたところでございます。高等学校教育におきましても、制服購入の補助でありますとか、スクールバスの運行、寄宿舎の運営など、入学者を確保をしたい、そういう想いからいろいろな取り組みを行ってきたところであります。また、地域の子どもたち、高校に通う子どもたちは、両校の生徒とも地域社会に対する貢献を深めてきてくださいました。その活動は内外に広く知れ渡っております。フレッシュマーケットでありますとか、除雪のボランティア、いろいろな面でまちづくりに重要な役割を果たして、町民からも高く評価を受けているところでございます。東藻琴高校においては、町の特産品となるチーズの開発を行ってまいりました。また女満別高校は、選抜甲子園出場という偉業をなし遂げてきたところであります。こうした活躍は、生徒の努力はもちろんであります。さらに、教職員の熱心な指導の賜物でもあります。また、そうした基盤をしっかりと支えてくださったのが町民の方々のいろいろな支援によるものだと、そのようにも思ってございます。しかしながら、中学校の卒業生の数は減少し、両校とも定員割れが続いている状況でございます。そんな中で、ここ数年来議論を深めてきてくださいました高等学校教育を考える協議会の皆様には長きにわたって協議をいただいて、最終的な方針20をいただいたところでもございます。また、教育委員会においても、この方針を尊重するという判断を賜ったところでございます。私自身は、町民説明会にも出席をさせていただきました。また、その後の町政懇談会でも27年度、28年度2年間にわたり、いろいろなお話をさせていただく中で、町民の方からは、期待でありますとか、一方での不安、また、正直諦めたような、そういう発言もありました。一方では、将来に向かっての希望を語る若い町民の方もいらっしゃいました。いろんな意見をちょうだいしたところであります。また議会にも、その状況などを報告させていただき、いろいろな機会を通じて、議員各位の考え方なども感じさせていただいたところであります。私の役割と申しますのは、より多くの方々の意見を聞き、またさまざまな立場の方々の意見を拝聴し、現時点で将来にわたる、将来を見据えて、どのような選択をすることが望ましいのか、そのことに責任を持って判断することだと考えております。しかし、その根底にありますものは、大空町のまちづくりの根源にかかわるものだと思っております。昨年の3月、大空に人・花・心育む町、を普遍的理念とした宣言を行ってくださいました。生涯にわたる教育を人という言葉であらわしております。このことからも、この地域における高等教育、高等学校をなくしては、まちづくりはあり得ないと、そのように考えております。これまでの町民の皆さんのいろいろな議論、御意見を深く受けとめ、議会の御意見も賜りながら、町としての判断を行ってまいりたいと考えてございます。3月21日、22日、両日に新しい高校づくりにおけるは町民説明会、開催することとなってございます。その中で、これまで真剣に御議論を御協議いただいた皆さんの思いというものを受けとめて、町の判断も示しながら、より多くの方にお伝えをしてまいりたいと思っております。先ほど教育長も申しましたとおり、子どもたち、特に高等学校の教育には、今までも町民の皆さんに深く関わっていただきました。そのことによって、生徒はもちろん教職員も発奮し、すばらしい教育を展開してきてくださったものと思っております。しかしこれから次の時代に向かっていくためには、さらに地域として、この高校支えるという気運を高めていかなければならないと、さらに強く感じてございます。そういった町民の機運を醸成していくこと、高めていくこと、それが私のもう一つの役割ではないかと、そのように考えているところでございます。将来にわたって、決してこの地域の方々の落胆につながらないように、この地域全体で教育を支えるということを町としても取り組んでまいりたい、そのような決意を申し上げて、御答弁とさせていただきたいと存じます。よろしくお願いいたし21ます。