大空町議会 平成24年第2回定例会 2012年6月19日
議事録に件名の記載なし
2012年6月19日、大空町議会の一般質問で、勝田鉄城議員が質問し、町長、教育長が答弁しました。
- 質問者
- 勝田鉄城 議員
- 答弁者
- 町長、教育長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 勝田鉄城
私からは、3点にわたって町長に、あるいは教育長にお伺いをしたいと思います。まず、1点目、本町に住む珍しいコウモリ、ヒメヒナコウモリのお話でございますけれども、昨年の11月にこのヒメヒナコウモリが国内で初めて本町で繁殖、営巣していることが確認されたということが根室市の近藤学芸員より発表がありました。近藤憲久学芸員です。環境省のレッドリストによりますと、情報不足との分類だそうですけれども、詳細を確認後、カテゴリー分類を再検討するということでありましたけれども、その後生息状況と環境省の対応はどうなったのかをお聞きしたいと思います。営巣場所が旧小学校の木造体育館の壁のすき間であり、町の総合計画によると平成26年、この体育館は解体予定となっておりますけれども、ヒメヒナコウモリは総合計画を知らないことと思います。解体まで残すところあと2年、解体をしてコウモリを追い払うのでしょうか。ヒメヒナコウモリにとって大空町は安住の地となるのかをお伺いしたいと思います。次、2点目ですが、ことしの夏の節電対策についてであります。昨年の東日本大震災によって福島原発が事故を起こし発電停止となったことから、このことが発端となり、全国で原子力発電所がとまってしまいました。夏の電力不足が予想され、北海道もことしの夏、一昨年より7%以上の節電が要請されております。1つ目、公共施設における節電対策は整ったのでしょうか。あと約1カ月後に迫りました期間までの間、対策は整ったかどうかということであります。2つ目は、町内の企業あるいは一般家庭への節電の啓発対策はどのようなものが考えられているのかお聞きしたいと思います。3つ目に、節電期間が終了しますのが9月14日でございますので、9月15日からはどのような節電対策をするのか、考えがあればお伺いをしたいと思います。次、3つ目の法務省所有の山林の活用についてでありますけれども、これについては古くは町長のお父さんである山下律雄議員、そして福田志津男議員、近くでは樫原達也議員が一般質問されておりましたけれども、事が動くことには至らなかったということではありますけれども、平成24年度予算で町長は調査の予算を計上し、山林の活用に向けて一歩前へ踏み出したというふうに思われますけれども、町長の活用に対する考えと今後の調査のスケジュールについてお伺いをしたいと思います。以上、3点にわたってお伺いをいたします。
答弁 町長
勝田議員から3点にわたり一般質問をいただきました。お答えを申し上げたいと思います。まず、最初の項目でありますけれども、場所につきましてはいろんな書物を見ておりますと、特定をしていないと、大空町というような言い方、もしくはオホーツク管内というような言い方でとどめている部分がございますので、私の答弁についてもそういうような表現程度にとどめておきたいと思いますことを、まず御理解賜りたいと思います。昨年ヒメヒナコウモリの繁殖コロニーが国内で初めて大空町で確認をされた。東京農業大学で11月に開催をされました野生生物保護学会において、根室市の近藤憲久学芸員が発表をされました。ヒメヒナコウモリというのは、体長が5センチ前後、主にヨーロッパで生息をしていると。国内では2003年に礼文島で初めて確認をされ、そのほか青森県外ヶ浜町や羽幌町など日本海側に近い地域で見つかっておりますけれども、いずれも1匹だけであったという状況でございます。今回コロニーが見つかりましたのは、現在町としては使用していない施設の壁のすき間でございます。雌の成獣と幼獣100匹以上から成るものでございました。その後、環境省の職員の現地調査が行われ、日本の絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト、いわゆるレッドリストへの登録を目指して事務が取り進められているということでありますが、ヒメヒナコウモリについてはなかなか情報が多くないということもあり、他の場所でもひょっとしたら繁殖をしているということなども考えられるというようなこともありました。継続して調査をしていくということで、その後詳しい調査内容について環境省のほうからは町などには特別報告はないようでございます。未確認の部分が多いということでありますけれども、例えば現在の場所で繁殖を何回も何回も繰り返していくものなのか、例えば子育てが終われば、また別にねぐらをかえていくのか、そういうところも詳しくはわかっていない。しばらくは静観をし、調査をするということになっているかと思います。町といたしまして、このような希少なコウモリが本町にいたこと、大変驚いております。大変貴重なものであると認識すると同時に、現在地域の方々にお伺いしても、住民環境への問題と言われるようなものまでにはないようでありますので、専門家の意見も聞き入れながらその状況を見守ってまいりたいと思っております。また、この施設でありますけれども、築50年以上経過して老朽化しております。総合計画の中では解体をするということになっておりますけれども、先ほど申しましたように希少野生動植物の指定や、場合によっては絶滅危惧種の保全、保護対策の検討等というものも想定されます。そのため、当面は現状を維持しつつ推移を見守りたいと、そのように考えております。ヒメヒナコウモリの運命やいかにというようなお尋ねでありましたけれども、運命はヒメヒナコウモリのみぞ知るということかと思います。環境を変えないように、私どものほうでは今の状況をそのままとりあえず保全をしていきたいなと思っているところでございます。次に、節電の関係でございます。ことしの夏における電力需給の見通しが全国的に非常に厳しいという状況から、5月18日に電力需給に関する検討会合、さらにエネルギー環境会議の合同会合において国のことしの夏の電力供給対策が示されました。北海道電力からは、私どものところに5月21日に説明と協力依頼がありました。5月22日付の文書で北海道から協力依頼がございました。さらに、6月の5日には管内の地域電力需給連絡会というものが開催をされ、北海道経済産業局、北海道電力、北海道から改めて電力需給の見通しの説明と節電に関する協力要請がございました。その中を少し御紹介申し上げたいと思います。北海道内におけるこの夏の見通しでありますけれども、供給では原子力発電所が現在停止しておりますことや主力の火力発電所の定期検査による停止などによりまして、安定的に供給できる電力は485万キロワット日産程度であるようでございます。予備電力15万キロワットを除きますと、実質的に供給可能電力量は日産470万キロワットと言われております。一方で需要の部分でありますけれども、一昨年、平成22年度の猛暑時には1日で最大506万キロワットの使用実績がございます。これらを比較いたしますと7.3%程度の電力需要の抑制が必要ではないかというようなことから、7%以上の節電が要請されております。ただ、全体の電力使用量ということではなくて、7月23日から9月7日まで、この間は午前9時から午後8時まで、9月10日から9月14日までにつきましては午後5時から午後8時まで、お盆の期間、8月の13、14、15日を除いた平日の期間、さらには先ほど言いました時間帯で一昨年と比較して7%以上の節電というものを目標としております。町の節電対策でありますけれども、以前から取り組んでもおりますが、照明の間引きを行ったり、二重の自動ドアの内側を開放するなど、公共施設ごとに現在所管課において計画表というものを取りまとめているところであります。先週までに各課から担当課に対して提出があり、とりあえず一覧表までは整理してございます。ただ、隣の施設とこちらの施設、まだ見比べておりませんので、それらを含めて全体的に公共施設としてどのような取り組みをするか、そのあたりを内部で十分協議して徹底を図っていきたいというふうに考えてございます。また、役場庁舎と総合支所には本年度電力監視装置、デマンドコントローラーというものを購入して、設置をいたしました。それらも活用して節電につなげてまいりたいと、そのように思ってございます。まとまりました町としての公共施設の節電対策につきましては、広報でお知らせをするということと、施設などにも掲示をするなどして住民周知に努め、御協力をお願い申し上げていきたいと思ってございます。一般家庭に対する啓発についても、当然広報誌等も活用したいと思っておりますが、そのほか全国的なレベルとしてテレビや新聞等でも公表されていくのではないかというふうに思ってございます。また、役場の各施設の取り組み状況を町民の皆さん方、肌で感じていただくということもある意味PRにつながっていくのではないか、そのように考えているところでございます。さらに、北海道電力からは各ご家庭に戸別にお願いのお知らせをするというふうにも伝え聞いております。また、この定例会の中に補正予算として予算案を計上させていただきましたけれども、各御家庭で一定の節電が達成された方にそらっきーカードポイントを交付するというような取り組みを実施して、町民の節電機運というものを高めてまいりたいと、そのように考えております。さらに、節電期間終了後の対応でありますけれども、火力発電所が10月末に稼働すると言われております。当然電力の供給量がふえるわけでありますけれども、冬期間は夏場よりも北海道の場合使用電力量が大きくなるという中で、どういった節電が求められていくのかというようなところがまだ見えない部分もあります。しかし、それはそれとしながらも、二酸化炭素の排出量にかかわります地球温暖化対策などの関連もありますので、町民生活への影響などを考慮して継続して取り組めるものについては取り組んでまいりたいなと、そのように思っております。また、この機会に私どものライフスタイルというのでしょうか、生活形態そのものを見直していくということも啓発の一つとして行っていくべきではないか、そのように考えているところでございます。続きまして、3点目でございます。法務省用地の関係でございます。法務省の所有地であります網走刑務所住吉作業所は、約503ヘクタールございます。その大部分を山林が占めており、大正13年に開拓が始まり、当時はまきや炭を確保するための伐採作業でありますとか食料供給のための水田開発などが行われておりました。昭和45年に減反政策が出されました折、水田は廃止をされ、それ以後現在に至るまで網走刑務所造林班の収容者の皆さんによる伐採、造林作業が行われてきている状況にあります。作業の実施箇所は、全体の面積のごく一部分であり、ほとんどが手つかずのままとなっているようにお見受けをしております。この法務省用地を有効に活用して地域振興、町づくりに結びつける可能性について、今年度調査委託により検討を行うこととしてございます。委託調査の内容でありますけれども、まず1つ目には当該地の状況、現況調査して、どのような資源が存在をするか、その把握をしたい。さらに、その特性を生かした活用方法について検討したい。最後でありますけれども、内容が町にどの程度の波及効果をもたらすのか、経済効果があるのか、地域の活性化に及ぼす要素があるのかということを検証するとともに、いろいろな課題などについて考えていきたいというふうに思ってございます。きょう入札を行いましたので、業者が決まりました。委託期間は11月の末までとしているところでございます。当然調査を進めていく中で全部が出てからということではなく、途中いろいろなものがある程度見えてきた段階で議会の皆さんにも当然内容等情報を提供してまいりたいと思ってもおりますし、当然現在の所有者であります網走刑務所などとも協力、連携をしながらこの調査などを進めてまいりたいと思っているところでございます。もともとの発想でありますけれども、国の用地で503ヘクタールもあるわけでありますけれども、現在町の財源的な部分でありますとか地域活性化に資するという要素は極めて少ない状況にあるなというふうに思っております。過去には払い下げを要請いたしました。当時は農地として活用したいということでありましたけれども、取得費、さらには造成費を考えると非常に大きな財源が必要になってくると。農作物の価格が一番高かった昭和60年代、その前半……少し前ぐらいに要望が上がりましたけれども、それ以降農作物価格なども下がり、造成費に対する農業者の皆さんの見方というものが大分変わってきたことなども影響があったかと思いますけれども、最終的には大きな予算が必要ということで、その取り下げといいましょうか、断念をした経過にもありました。しかし、あそこの土地は農業振興地域でもなければ、森林などのいろいろな用途指定などの規制がかかっている土地ではないわけであります。そういうことを考えると、何がしかの可能性があるのではないか、今のまま置いておくのはもったいないなというのが私の発想にございました。また、議員が先ほど申されましたように、過去に議員の皆様方からもその活用について、再三にわたり御質問をいただいていた経過もある。私が思いますのは、なかなか踏み切れる機会が少ないわけでありますけれども、あそこには宝が眠っているのではないかなと、そんなふうに思います。天然林や人工林の宝庫でもあります。多様な植生があるのではないかと。さらには、過去には農地として使っていた部分、また山岳部分でありますとか川も流れているということからいえば、さまざまな生態系もあるのではないかと、そんなふうにも思います。また、古い女満別の町史を見ますと、標高296メートルの美奈見山ということで表現がされております。北海道の8分の1、大雪から知床、阿寒にかけての大眺望がきく場所だというような言い方もありますし、さらに400ヘクタールあります住吉牧野との隣接地、さらには北見市になりますけれども、オホーツクの森との接続点にもなります。そういうことを考えますと、これらを何とか活用するすべがないものか。大胆に開発をするという発想だけではなくて、利用していくというような視点も含めて、今回の調査でそういうところをひもといてまいりたいというのが趣旨でございます。まだまだどんなようものが出てくるかわかりませんけれども、そういうような内容についてお諮りをしながら、いろんな方の意見を聞いて町としての、地域としての考え方がまとまっていけばありがたいなと、そのように思っているところでございますので、今後とも御指導いただきますようにお願い申し上げます。以上、答弁とさせていただきます。
質問 勝田鉄城
まず、コウモリの運命ということなのですが、私の息子もあの学校でお世話になったのですが、当時この珍しい種のコウモリかどうかわかりませんけれども、飛んでいたと。子供たちと一緒になって遊んでいたということを言われておりました。ですから、恐らくもう20年以上前になると思うのですが、そのころからこの種のコウモリかどうかは確認できませんけれども、いたということは言われておりました。地域の方は、近くの方は何か朝夕出たり入ったりしているぞという話は早くからしておりましたので、恐らくこの種類ではないのかなというふうに地域の方も想像はしております。コウモリから見れば、運命はコウモリしか知らないと言いますけれども、その運命を握っているのは施設を持っている町でないのかなというふうに思っております。以前体育館を補修したときに北東側が雪が入るということで、町が木造をトタンにかえて、壁をトタンにしました。途端にコウモリがいなくなって、反対側の壁に今度住み着くようになったというふうに地域の人は言っておりました。ですから、運命というのは町も握っているのかなというふうに思っております。せっかくこのような日本で初めて確認されたという珍しいものですから、観光の目玉にはなりませんけれども、ぜひ生態系が……我が町はコウモリに選ばれたのでないかなというふうに思いますので、町は静観ということですが、もう少し体育館を、いわば大きな巣箱みたいなものですが、今、中は地域住民がバレーをやったりお年寄りがこの間集まって行事をやったりだとか結構使っておりますので、中は中として外を、屋根も塗装がはげてしまったりだとか、壁も一部傷んだり柱も少し土台のほうが傷んだりしておりますので、あのまま静観すると朽ち果ててしまうということになりますので、幾らかコウモリに影響がないような形で補修しながら静観していったらいいのではないのかなというふうに思っております。あとほかの情報としては、満福寺がお参りの際に、坊さんがお経を上げている最中に頭上をぴゅっと飛んだのがコウモリだったそうです。お寺の坊さんが言っておったから間違いないと思いますが、それから神社の責任役員に聞きますと、コウモリが入って困るのだと。網をかけて入らないようにしようと思っているのですけれども、どこからか入ってしまうというようなことで、木造のところにやはり営巣しようという、環境がいいのですね。そのような行動をされていると聞いておりますので、木造は朽ち果ててしまってだめだと言わずに、少しずつ補修しながら生態系を守っていくのがいいのではないのかなというふうに思っておりますので、その補修の件に関しても町長のお答えをいただきたいと思います。
答弁 町長
現在根室市において道東のコウモリ展、ちょっと名前が違ったかもしれません、ラジオで聞いた内容でございましたので、というものが開催をされて、7月の末まで根室市のどこかの会館でそういう写真などがPRされていると。監修は、先ほど言いました根室市の近藤学芸員ということでございます。また、きょうは「faura」という雑誌を持ってまいりました。「北海道の自然を知る」というふうに副題として書いてあるものでありますけれども、女満別湖畔の湿生植物群落も載っておりますけれども、ここに業界を揺るがす2種類のコウモリということで、内容などを読みますと、北海道、特に道東にはコウモリが多数生息をしているというような内容のことが書かれてあります。先ほどコウモリのみぞ知るという話だったのですけれども、まさかコウモリに聞くわけにもいきませんので、専門家にはいろいろ聞いてみたいというふうに思います。鉄板でやった、トタンでやったという話なのですけれども、それは正直言ってコウモリがいるかいないか、そういう生態系に影響が及ぼすかどうかということがわからない折にそういうような対応、それは地域の方々の要望なども含めてやったということだろうと思いますけれども、今回そういうような話だとすれば、当然専門家にどういうような形がいいのか聞いてみて判断をしなければならないなと。引き合いに出しては大変申しわけありませんけれども、私などの稚拙な発想だけで補修を加えていいものかどうかというところも専門家の方にお話を聞いて、そしてそういうのは必要なのではないかということであれば検討してみたいと思いますし、とりあえず余りさわるなと、今見ておけということであれば、それはそのように見ておくのがいいのかなというふうに思っています。先ほど言いましたのは、私どもとして今コウモリが生息している環境を積極的に何か、私どもが起点になって先に動いて何かをするというつもりはありませんと。まずは、そこのところの専門家の意見を聞きながら今の環境を維持しておいて、まず状況を見ましょうというところからスタートしたいということでございます。必要だということであれば、それは十分検討いたしますし、そのあたりについて専門家の意見を十分お聞きしながら対処したいと、このように思います。
質問 勝田鉄城
それから、生息場所が小学校の体育館ということで、以前子供たちはコウモリと一緒に授業を受けていたわけですけれども、教育長にお尋ねをしたいのですが、コウモリが学校にいたということは、子供たちは知らなかったかもしれないけれども、こういう珍しい品種であれば教材になるのかなと、教育的なことを考えれば。それで、せっかくですから、我が町の、日本にはここにしかないのだぞというようなコウモリの種を教材に使ってはどうかなというふうに考えておりますけれども、教育長のお話を聞きたいと思います。それから、天然記念物になるかどうかはわかりませんけれども、環境省がどのように発表するかわかりませんけれども、それによってそういう天然記念物に指定されるような可能性があるのかどうかということについても教育長にお聞きをしたいと思います。
答弁 教育長
勝田議員からのただいまの御質問にお答えを申し上げたいと思います。昨年町内でヒメヒナコウモリが発見されたわけでありますけれども、まとまった数で繁殖、営巣を行っていると。その事例として大変貴重なものであると、教育委員会といたしましても認識しているところでございます。また、ヒメヒナコウモリについては、今後も根室市在住の学芸員の方の研究あるいは環境省による継続した調査が今後も行われると伺っているところでありまして、教育委員会といたしましても、町長部局と同様にまずは静観をしながら調査の状況の推移を見守っていきたいと、こう思っております。また、鳥獣保護の担当課であります産業課とも連携の上、研究者や国の調査の妨げとならないよう、許される範囲で情報の収集でありますとか、また学芸員の方は論文も発表されているということであります。そういった論文なんかも、差しさわりがないのであればそういったものも教育委員会として記録等を進めてまいりたいと、こう考えてございます。また、教育の分野への活用についての御質問がございました。広く一般町民の皆さんに対してであったり、また児童生徒に対する学習の題材として活用が考えられるわけでありますけれども、これについてもやはり研究者の方の御意向でありますとか、また学校ともどういった場面での活用が可能なのか、それらを協議の上、その活用方法について検討してまいりたいと考えてございます。また、天然記念物についての指定にかかわる御質問もいただきました。天然記念物というものは1950年に制定された文化財保護法に基づいて文部科学大臣が指定した学術上の価値の高い動物、植物、地質、鉱物、天然保護区域などを指すものであると言われておりますけれども、このヒメヒナコウモリについては、先ほどの答弁にもありましたけれども、まだその生態を含めまだまだ詳細な情報や資料が不足しているということでございます。そういった意味からも、やはり今後の調査、研究の推移というものを見守りながら、また関係機関、さらには専門家の意見も十分伺いながら、果たしてその天然記念物となり得るものなのかどうなのか、この点についても慎重に検討させていただきたいなと、このように考えているところでございます。以上、答弁とさせていただきます。
質問 勝田鉄城
タンチョウヅルですとかトキですとか、あのようなたぐいとは比べ物にならない小さなコウモリの話ですけれども、ぜひ大空町が安住の地となるように環境を守っていかなければならないなという、私たち人間の一つの警鐘といいますか、コウモリから教育されているような感じかなというふうに私はとりましたので、町もできる限りの策をとりたいということですので、静観しながら見守っていきたいなと私たちもそう思っております。次に、2点目の節電の対策についてでありますけれども、先日国が大飯の原発を2つ動かすということが決まったようでありますけれども、あの原発が動いたら電力不足は解消したかのように、国民のみんなはほっと胸をなでおろしたような感じがするのかなと。それは私だけかもしれませんけれども、あれほど足りない、大変だと大騒ぎしたのがニュースから大分消えていくような気がいたします。地球温暖化の関係で先ほど町長が話しておりましたけれども、平成24年度が最終目標で、電力に関しては排出ガスの中の50%が電力を占めるというのはあの当時の資料で出されておりました。平成18年度比ですか、平成24年度までに33万キロワットアワーを節減しましょうということで、あの計画が組まれていたかと思います。そして、もう一点、先ほど町長も言っておられましたけれども、デマンドコントローラーですか、それも予算化して今年度から使用しているということなのですけれども、そういうことでかなりな節電対策というのは早くから我が町はとってきたと。それがさらに今回7%以上節電してもらいたいということですので、果たして絞った節電対策をさらに進めるというのは大変なのかなと思います。庁舎の電気を消せば何ぼかという数字もあるかもしれませんけれども、かなり抜本的にやらないと、この7%以上というのは協力できないのかなというふうに。終わってから7%いかなかったわというようなことになったのでは、町民にポイントカードを付与するといっても、自分がやっていないではないかということになりかねませんので、相当腹を固めてやらなければならないのかなというふうに思っております。担当に聞きますと、節電するというのはわかりづらいと。1カ月たってからでないと使用電力計では数字が出てこないからわからないということでしたけれども、テレビの報道によりますと、何かの機械ではかって、その期間はかって、節電、これなら7%以上できるぞということを最初にシミュレーションしてやっているところがありました。北電がそういうことをやってくれれば庁舎全体でやって、きのうよりこうやってやったら何ぼ減ったと。それによって何%以上減らせるのでないかというめどが立つのですけれども、この議場もそれほど明るくありませんけれども、それをさらに絞って、あれも消してこれも消してといっても、なかなか7%というのは難しいと僕は思っております。特に電気を使うのは熱を発生するものが使うそうですから、湯沸器ですとか炊飯器ですとか、ああいうたぐいのものですか。ああいうのが余計電気を使用するそうであります。このように目に見えない節電を7%以上と掲げてやるわけですけれども、大変なことでないのかなというふうに私は思っているのですが、そこできのう、おとついですか、雨でしたので、ちょっとテレビを見ていますと、契約電力を変更することができると。例えば一般家庭ですと、50アンペアで契約していたものが10アンペア下げても大丈夫だというふうになれば、40アンペアにできると。これは原則1年間変えられないそうですけれども、電力契約というのは、家庭の契約したときに電気製品を一遍に使った場合にブレーカー落ちないためにどれだけ必要かというようなことで設定されているそうです。ですから、公共施設の中にも全部一遍に使わない場所があると思うのです。学校であれば生徒数が減って半分も使わないのでないかとか、そのような場所があるかと思います。そういうところは、このデマンドコントローラーをつけたときに委託会社に相談して、そういうことでやったのかもしれませんけれども、さらにそのようなことができるのではないのかなというふうに私はテレビを見ました。ただ、一般家庭と公共施設の電力をたくさん使うところは一緒にならないかもしれませんけれども、そのような方法もあるのではないかということ。これは、公共的なことかもしれませんけれども、検討の余地があるなと思いながら私はテレビを拝見させていただきました。電力は北電に全部今まではお願いしておったのですけれども、だんだんと自立分散型といいますか、地域に合った、地域の賄えるようなエネルギーは地域で賄おうというような考え方というのがだんだん出てくるかなというふうに思っております。町長の、この次の後の住吉の山林の件に関しても再生エネルギーのこともどうなのかなというような考えがあるように聞いておりますし……違いますか、ごめんなさい。いろんな意味で節電できることがあるし、節電すれば電気をつくったことになるという考え方もあるということで、このエネルギーの需給というものにだんだんと向かっていくべきではないのかなというふうに私は思っておりますので、そこら辺のところも考えに入れながれ、さらに町長のお話をお聞きしたいというふうに思っております。
答弁 町長
コウモリの関係でありますけれども、町とすれば、先ほど言いましたように専門家の方々にいろいろ聞きながら、いろいろな形、生息ができるような環境を整えるように努力をしていきたいと思いますし、また地域の方々にもそういった意味で御協力を願わなければならないものもあろうかと思います。そういったところでもいろいろ説明する機会などをできればつくってまいりたいなと思っております。また、節電の関係でありますけれども、今までも節電をしている中で、さらに節電を進めるというのは大変ではないかということでございます。そのとおりでありますけれども、今まではできるだけ町民の方に不便を感じさせないように節電できるところは節電をするという考え方を持って対処してきた部分もございます。しかし、今回のような場合につきましては、場合によっては計画停電をしなければならない、もしくは計画停電ではなくて、急遽あるときどこかで停電になってしまうということ、そういうものを避けるということのために節電をするということであれば、ある意味大変申しわけありませんけれども、町民の方々にも不便をみんなで分かち合うというところまで踏み込んで努力をしていかなければならないものというのも出てくるのではないかなと。今まで全く不便を感じないのであれば、それは電力需給がどうのこうのというよりは、経費の節減のためにそれはやって当たり前だということだというふうに私は思います。そういった意味では、多少町民の皆さん方に御不便をかけるところというものも出てこようかというふうには思いますけれども、そういうところも含めて御協力を願っていかなければならないなと、そのように感じております。また、節電のポイントでありますけれども、正直言って先ほど言った期間、そして時間帯で7%節減をすると言っておりますけれども、では各御家庭が、例えば公共施設がその時間帯に過去の平成22年にどれだけ使っていたかというところの数字がはっきりとあるわけではありません。ですので、今回7%として示されているものは、言い方が少しおかしくなるかもしれませんけれども、努力目標というような言い方もされております。そのため、北海道電力などにおきましては、例えば一つの例を出しながら、例えばこんな取り組みをした場合、通常の御家庭でいうと何%節電効果があると。例えばエアコンの温度を1度下げたら何%だとか、温水洗浄式便座を利用している場合の便座を温かくする部分を切ると何%だとか、使用蛍光灯の数を何本を何本に間引いたときには何%というような、そういうような目安を発表しております。これが各御家庭に今後PRされていくものの中に示されてくるだろうと。私どももそういったものを一つのよりどころとしながら取り組みを進めていこうというような状況になります。例えば2階の事務スペースのフロアでありますけれども、30カ所の蛍光灯設置箇所があります。本数にいたしますと60本、全部入れると配置になるわけでありますけれども、今現在そのうちの10カ所、20本、率にすると33%、3分の1を間引くというような言い方、さっきいたしましたけれども、取り外しをしている、そういう状況にあります。ですので、今まで以上に暗いというようなところもあって、職員もやはり不便を感じている部分というのもあるかもしれませんけれども、それをみんなで何とか克服して停電としないための努力をしていこうというふうに考えているところでございます。それと、契約電力の変更でありますけれども、これは過去にも勝田議員から御質問があった中で、いろいろな契約電力の節電の仕方、専門家に見てもらったほうがいいのではないかというような御指摘をいただいたときもありましたけれども、その前後して、もう既に役場の公共施設などは取り組んで、例えば幾つかの施設についてはその契約電力を変更して、そして今までの使用電力量のところを下げるような形で契約をしている、これは既に取り組んでございます。また、分散をかけるということが最も必要なことで、単に消すということ、使わないということだけではなくて、使う時間帯や曜日を例えば変えるというようなことも必要になってこようかと。そういうところも含めて節電というものを取り組んでいかなければならないなと思っております。例えばこの議会を今ここで開催しておりますけれども、議会が年に何回か開催される。ここを使っていることによって、先ほどのデマンドコントローラーで見ますと、議会開催日における使用電力量というのは通常のところから見ると、グラフにあらわすと幾らかとんと飛び出ます。そこのところが最高値として契約電力がなってくる。さらに、先ほど言った平日のところ、そういうような使い方、そこを下げなければならないと、平準化させるということであれば、例えばでありますけれども、先ほど言った期間、時間帯以外のところで電力を使うところを動かすというようなこと。例えば体育施設などで日曜日が休館のような施設があります。ですけれども、日曜日はもともとが低いので、それ以上下げなくても大丈夫ですよという言い方があります。それであれば、平日使わないで日曜日に使うようにして、そこで電力を、例えば通常と同じ量でありますけれども、使うなどというようなやり方も一種の最高値を下げるという意味での節電効果というものはあるというふうに考えております。ですので、単に使わないということの発想だけではなくて、平準化をさせてピーク時の山を少なくする、そういう取り組みもあわせて行っていきたい。そういうところもしっかりと説明していかなければならないだろうと、そのように考えているところでございます。そんな取り組みをしながら、町民の皆さんとともに、この節電という形で示された期間を乗り切ってまいりたいと思いますので、今後とも御指導いただきますようにお願いをいたします。
質問 勝田鉄城
ちょっと年度を忘れたのですが、デマンドコントローラーをつけるということで決まったのは、一昨年の補正予算だったかなと思うのですけれども、ちょっと時期を忘れてしまったのですけれども、その後委託に出したのが電気保安協会だったと思うのです。電気保安協会というのは、北電の下請、子会社というか、そういう位置づけにあるかと思うのです。あのときは、まだ震災がないときだったかと思うのですが、その前、普通電気は、北電は使ってもらうためにこのぐらいはできますよというようなことが示されるかもしれないけれども、さあ一転こうなると、今度はうんと節電しないと大停電になりますよとかという、去年の大震災を境にそういう状況に変わったのかなと思うのですけれども、年度が違いましたら申しわけないのですけれども、委託に出して電気保安協会がやったときには、去年の3月11日以降ではなくて、その前だったかなと思うのですが、もしそうだとしたらもう少し変わった状況が生まれるのかなというふうに思っておりますけれども、松田議員が質問したかと思うのですけれども、あれはいつでしたかね。去年だったと思うのですけれども。
答弁 町長
業者が下請会社云々という話もありましたけれども、それはそれとして、節電をするというのは経費をかけないために節電をする。それは、契約電力を先ほど言ったような形で見直しをするとか、それはお金を払わなくていいという見方の経費節減のための節電と、私はエネルギーそのものを例えば上手に使って、全体の使うピークを下げる、全体的な使用量を下げるための節電というものがあるのではないかと。その中で、今回言われているのはピークを下げる、全体の使用量を下げるための節電を国民が求められているということだと思うのです。デマンドコントローラーを設置を正式にいたしましたのは、今年度でございます。昨年度は、その前の年に委託に出しました関係から一部試験的にお借りして測定をしてみたということがあります。その中で、例えばこの議場の電力量などもある程度使用日に上がるというようなことがわかりまして、例えばLEDにかえさせていただいたとか、そういうような取り組みをさせていただいているわけでございます。ですので、先ほど言ったピークを下げる、全体の使用量を抑えるというところをこれからは町民の皆さんにPRをしていかなければならないと、そのように考えているところでございます。
質問 勝田鉄城
次、3番目に移りたいと思います。網走刑務所が所有しております山林の活用についてでありますけれども、あそこには503ヘクタールといいましたか、自然林が300ヘクタールぐらい、人工林が200ヘクタールぐらいというふうに大まかに担当の者は話していたかと思うのですが、その中に水田が40ないし50ヘクタールぐらいあると聞いたのですが、私も10年ほど前、樫原議員に連れられてみんなと、町民とあそこをバスで登っていきまして作業所を見学させてもらったのですが、その両わきには水田があって、自然に木が、柳の木がほとんどだと思うのですけれども、生えて、ほとんど農地というふうには見えませんでした。ですが、あれはやはりある意味の資源であって、これは法務省が何と言うかわからないのに議論してもしようがないのですが、いずれ話をいただくというようなことで考えながら話をするのですが、あそこの水田は、今国営事業は本郷でやっておりますけれども、あの国営事業にのせて農地開発できるのではないのかなと僕は思っております。そして、四、五十町あると思うのですが、水田に戻すのではなくて、今ですから畑に戻ることになるのですが、あそこを農地開発して地元の方に農地配分するということが最大の開発行為でないのかなというふうには思っております。それですとか、自然林はやはりこの辺ではどの程度の自然林かわからないのですが、知床の山は一度も切っていないということで本当の自然、生態系が残っているということですが、刑務所も大正13年度に開設ということだったのですが……開発か。それから手をつけていないとすれば、相当な自然林が残っているかと思います。自然林というのは、先ほど中堀議員とのお話の中にも出ていましたけれども、作物というのは適地にしか生えないのです。ですから、水田のようなところに柏の木を植えても柏の木は育ちません。ヤチダモですとか柳ですとか、その土地に合った植物しか育たないという。ですから、あそこはほぼゼロメートルから二百九十何メートルでしたか、町長言っていました。その間の植生というのは、そこに合ったものが育っているはずです。そして、あそこにはそれに対する動植物ですか、クマもいるとか聞きますし、シカは当然おりますし、キツネもおります。町長言っておられた道立オホーツクの森には2色のキツネがいるといったかな、何というキツネだったか忘れましたけれども、これも珍しい種で初めて発見されたというような話もありましたので、もしかするとあの山にもいるのかもしれません。そんなようなことで、自然体系が残っているということであれば、そのまま置くわけにはいきませんけれども、皆伐するようなことのないように。そこに、これはドイツの例ですけれども、子供たちが、幼稚園というのがないところがあるそうです。幼稚園がなくて、親が山へそのまま連れていって、子供たちと保母さんがそこで1日お弁当を食べて、川で遊んだり山で遊んだりして、そして山から帰ってくると。幼稚園はないというようなところがドイツではあるそうです。そんなような利用の仕方もあるかなというふうに思います。それから、先ほど言われておりました森林セラピーですか、アロマセラピーといいますか、芳香療法といいますか、津別町や下川町でもやっているということですけれども、そんなことにも利用できるだろうし、あとトレイルランニングだとか、山の中を走る競技ですか、こういうのも都会の人は結構やる人口があるそうです。やると100人とか200人とか来るということもあります。ウオーキングはもちろんですけれども、そんなようなことでいろんなことに使えるというふうに思いますけれども、町長のお父さんはどのようなことを考えていたかわかりませんけれども、恐らくこんなようなことを考えておられたのでないのかなと。あそこを農地にしてしまえとかなんとかということではなかったのでないのかなというふうに僕は思っておりますので、町長のお考えをお父さんのお考えも含めながらもう少しお話をしていただきたいなというふうに思います。
答弁 町長
今の質問の中で確認ですけれども、農地開発をして農地として払い下げをしたほうがいいのではないかというような趣旨の御質問と、それから今の自然をそのまま残しながら、そこの植生なり生態系なり自然を活用してというようなことでのお話がありましたけれども、それはそのうちの人工林と天然林を分けて考えるときに、人工林は、もしくは天然林はこうだというようなことでよろしいのでしょうか。
質問 勝田鉄城
町長のように上手に話しできませんので、申しわけないのですが、503ヘクタールの中に300ヘクタールは自然林があって、200ヘクタールぐらいが人工林ですよという担当の話でした。その503ヘクタールの中に水田が四、五十町あったのではないかという昔の、僕も10年前に聞いた記憶なのですけれども、それはそれとして農地開発できるのでないか。300ヘクタールは水田はないでしょうから、自然林ですから、そういう生態系の利用の仕方。人工林は人工林として活用していくということのとおりです。
答弁 町長
503ヘクタールのうちに、過去農地となった面積でありますけれども、約45ヘクタール程度ということであります。水田が大体15ヘクタールから16ヘクタール程度、それから畑が25ヘクタール程度、牧草地が5ヘクタール程度ということで、四十四、五町というところかと思います。そのほか503ヘクタールのうち天然林が約300ヘクタール、人工林が先ほどの面積を除いたところでありますので、百五十五、六ヘクタールぐらいかというふうに思います。過去に払い下げを、昭和55年当時陳情といいましょうか請願などもありまして、要望したときにはその当時は農地開発面積約200ヘクタールぐらいあるのではないかという議論がありました。うちの父親は、専ら農地にして払い下げろと、その一点張りだったような気がいたします。ですけれども、これを職員との中で現況の航空写真から見た中で、コンタ図などを見た中で、今農地開発を例えばもしやるとしたらどれぐらいの面積が確保できるだろうかということで、この45ヘクタール、先入観として与えないで土木の担当の職員などと話をしたことがあります。その中で、いいところ四、五十ヘクタールではないだろうかというような話がありました。当然昭和50年代の後半というのは農作物の値段なども非常に上がっておりました。さらに、農地の値段も非常に高くなっておりまして、その当時は10アール当たり、例えば10万円とか20万円の山林を購入をし、造成費をさらに20万円かけて、反当40万円の農地でも安いと。一般に求めれば50万円ぐらいするのだというようなことで、随分と農地造成が行われた時代であったかと思います。そのときには、かなり急峻なところも含めて農地造成をして畑にしてきたという経過なども含めて200ヘクタールというような発想といいましょうか、面積規模が出たのではないかなと、私はそのように推測をしております。しかし、今の時代、それだけ大きな事業費をかけて開発を例えばするということは、さてどうかというような向きもあります。従来畑になっていた程度ぐらいのところを農地として、例えば活用するということであれば理解はできるのではないかなと。それ以外の部分については、今人工林と天然林があるという中で、例えばそれをある程度踏襲していくとすれば、人工林は人工林としての活用の仕方についてどうであろうかとか、さらには天然林としては先ほど議員が言われたようないろんな森林セラピー、それから山の中を走るのもあれば、例えば馬で歩くのもあるかもしれません。いろんなもの、さらには林産副産物と言われるようなもの、さらには先ほどの話ではありませんけれども、ヒメヒナコウモリ以上に希少な例えば生態系がひょっとしたらあるかもしれないというようなこと。今回いろんな可能性について、まずは許可をいただかないとなかなか入れないというところでもありますので、町としてそこのところについてはお許しをいただいて、調査をさせていただきたいというふうにお願いをしてございます。あくまでも今時点では他人様の用地でございますけれども、例えば網走市が過去に法務省から払い下げを受けた用地などもこのように使いたいという明確なビジョンがあって、それでその内容審査をされて、ではいいでしょうというようなことになりました。ただ、今私どもが持っているのは、今言われたようにこんなこともあんなこともいいなと思いながら、なかなか意見として一つにまとまっていないという中では、将来何とかうまく使いたいから譲ってくれというのでは説得力がないというようなことから、今回いろいろこういうような調査をして、町民意見をいただきながら話が一つの方向にまとまれば、それをもとに地域の活性化として使わせていただきたい。しからば買わせていただくことは、もしくは無償払い下げができないかとか、そんなことも思うわけでありますけれども、そういうような形になっていければいいなと、そんな思いでのことしの予算計上でございますので、きょうのこの議論だけですべてが終わるわけではなくて、今後いろんな方の御意見や、また調査結果からの判断などもいただきたいと思っておりますので、今後ともそういったところでまた御指導いただいた中で議論を進めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
質問 勝田鉄城
今、町長は購入についてというようなことで、できれば無償でということだったのですけれども、私もそのように思います。国民の公共に供するものであれば、たとえ大空町にあったにしても、無償で国は払い下げてもいいのではないのかなというように思っております。自治体が特別売って利益を得るだとか、そういうことではありませんので、私はそういうように思っております。一例ですけれども、女満別小学校を今新築するときに国有地があったのですが、国有地の上に学校が建っているのですが、あれは財務省から年間何十万円でしたか、賃貸料を払って町が学校を設置したと。設置は町かもしれませんけれども、先生の給料から施設から教育内容からすべて国が責任を持ってやっているわけなのに、なぜああいう賃貸料を払わなければならないのかというのが当時常任委員会の中でも質問があったりして、いまだに私は理解をできないでおります。ですので、そこら辺も難しい法律があるのでしょうけれども、できればこれを突破口にして無償の払い下げを強力に進めるということにしていただきたいなというふうに私は思いますし、議長もよければそのような方向で、できないかもしれませんけれども、頑張っていただきたいと。これは、町民の意見をどんどんと喚起するように町長も言っておりますから、議長も事あるごとにその辺の話は中央に行ったときに話をしていただければいいのではないのかなというふうに思っております。以上、終わります。
答弁 町長
昨年、高橋知事がふるさと訪問で当管内北網地域に来ましたときに、私どもの町の課題というよりは夢としてこういうような土地の活用というものがあると。私どもの町の行政区域に所在するわけでありますけれども、例えば北海道と一緒になってこういうようなものの活用、考えていく、活用していく、そんなことがあってもいいのではないかというようなお話をさせていただきました。また、ことしの2月にはオホーツクの総合振興局長と私、それから職員、刑務所の職員の方でスキーを履いて、あのところに許可をいただいて中を少し、調査という言い方ではないのですけれども、探索といいましょうか、そういうようなことで行ってまいりました。そういう中で北海道などにも、単に私どもの町だけで考えるのではなくて、大きな視点でそういうような応援をしていただければありがたいなと、そんなふうにも思っております。古い資料などによると、出典はちょっと定かではありませんけれども、町が作成して議会などに説明した、昔の当時の資料かと思いますけれども、その当時でいいますと用地価格は10アール当たり、1,000平米当たり3万円で約1億5,000万円、それから立ち木の価格が2億5,000万円、あわせて4億円ぐらいというような時価評価というような資料もございました。ただ、土地の値段は当時から見ると大分下がっているのではないかと思いますが、一方でそれから大分樹齢がふえましたので、立ち木の値段はひょっとしたらそれよりも評価が高くなっているかもしれません。そういったことなども今回の調査の中で少し見えてくればいいなと、そのように思っております。政策というのは、日々の生活ももちろん大切な部分もありますけれども、町民の皆さんにとって将来にわたる夢みたいなものを与えていくというか、一緒になって考えていくということも大切なことではないかと思います。一朝一夕に結論が出る問題ではありませんけれども、今回のことをきっかけに町民の皆さんといろいろ議論をといいましょうか、お話をしながら何かいい方法を考えていければいいなと、そんな思いでございますので、今後とも御指導いただきますようにお願いを申し上げます。