大空町議会 平成22年第1回定例会 2010年3月8日
(1)地域にある新しいエネルギー導入について/(2)エネルギーの自給率目標について/(3)の古梅ダムの活用について
2010年3月8日、大空町議会の一般質問で、勝田鉄城議員が「地域にある新しいエネルギー導入について」「エネルギーの自給率目標について」「の古梅ダムの活用について」について質問し、町長が答弁しました。
- 質問者
- 勝田鉄城 議員
- 答弁者
- 町長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 勝田鉄城
私も4年間の任期を迎え、今回改選することとなりまして、最後の一般質問だと思います。まず初めに、地域エネルギー政策についてということでお聞きをしたいと思います。1点目の地域にある新しいエネルギー導入についての考えをお伺いしたいと思います。65年ぐらい前でしたか。第2次大戦の原因となった一つに海外からの石油輸入の道が断たれたということが挙げられておりますけれども、豊かで平和になった現在、化石エネルギーのありがたさを忘れてはならないと私は思っております。世界のエネルギーが今後いつまでもつのか、現在確認されている量から割り返すと石油で40年、天然ガスで60年、石炭は130年、原子力の燃料、ウランの235というのは80年しかもたないと言われております。これは、状況によって変わるかもしれませんが、いずれにしても化石エネルギーは有限であります。この先も値段の乱高下というのが予想され、22世紀にはなくなるかなというふうに思っております。ちょうど10年ほど前だったかと思いますが、私はエネルギー問題について一般質問に立つときに現在の竹内総務課長に勝田、その問題は自治体ではなく民間の問題だと。もう少しやわらかく言ったかとは思いますけれども、そのような指導を受けたことがあります。あれから10年、地域主権の時代になったわけであります。私たち一人一人は、自治体としても地域にある新しいエネルギーを発掘し、エネルギー自給に向けて進んでいかなければならないというふうには思っておりますけれども、町長の所見をお伺いしたいと思います。エネルギー政策の2点目ですが、エネルギーの自給率目標についてということですが、日本のエネルギーの自給率は4%しかないと言われております。民生部門の電力需要に対する自然エネルギー発電量の割合である電力自給率も全国では3.7%、そのうち北海道は5%ということで都道府県の中では23位、低いほうではなくてちょうど真ん中辺かと思いますけれども、北海道には資源がたくさんあるのに生かされていないというのが現状だと思います。太陽光発電に町も助成を出しておりますが、町としてやはり自給目標を持ったほうがよいのではないのかなというふうに私は思っておりますので、町長のお考えを聞きたいと思います。それから、3点目のエネルギー源としての古梅ダムの活用について。これは、昨年だったかと思いますが、国の平成22年度の予算編成のときに事業仕分けですか。あのときに古梅ダムの利用率の低さが指摘されましたけれども、私はあのダムをいつか水力発電に利用できないかと考えていましたので、よいチャンスが訪れたなというふうに思っておりました。これの有効活用について町長はどうお考えをお持ちかお聞きをしたいと思います。それから、大きな2番目で地球温暖化対策についてですが、1点目の実行計画の検証と削減方法の考察についてということで、昨年の12月の定例会において坂本議員が一般質問をされておりました。それで、あのときの数字は私も聞いておりますので、それはいいかとは思いますが、平成19年の3月に私は定例会において初めてこの問題について質問させていただきました。ですから、我が子のようなもので行く末が案じられますので、また質問をさせていただきたいと思いますが、平成20年と平成21年では1%も削減されなかったということが坂本議員の質問に対して回答されておりましたけれども、なかなかかけ声だけでは削減するというのは難しくて、むしろ専門会社があるとすれば、その専門会社による診断も考えられるのではないのかなというふうに私は思っております。それから、2番目の炭酸ガス吸収としての森づくりについて。これは、温暖化対策として全国各地で森林を利用して炭酸ガスを吸収する事例がふえております。隣の町の美幌町ですとか、滝上町、足寄町、下川町などが企業と連携をして炭酸ガス排出権取引の協定を結んでいますけれども、我が町にも町有林が1,430ヘクタール、民有林で9,100ヘクタールがありますけれども、この森林を利用し、炭酸ガス削減に取り組む考えはないのかをお伺いしたいと思います。3つ目の森林のカーボンオフセットクレジットの取り組みについて。これは、政府は1990年から2020年までの間に炭酸ガスを25%削減するという目標を掲げております。今後この森林を対象としたクレジット制度による排出権の取引がふえてくると私は思っております。今から制度の認証を受けるべく準備をしていくべきではないのかなというふうに思っておりますので、町長の考えをお聞きしたいと思っております。それから、大きな3つ目なのですが、農業土地改良政策について。1つ目の土地改良事業への取り組みの考えでありますけれども、ご存じのように昨年の長雨ですとか天候不順によって、農作物の被害は全道で599億円、大空町での被害も土地条件の悪いところは特に甚大であったというふうに聞いております。さらに、平成22年度、国の土地改良事業予算というのも大幅に削減される予定と聞いております。また、現在の農政も生産量を刺激しない制度と、片方ではまた自給率を上げるという政策、つまりブレーキとアクセルを同時に踏んでいるような政策でありまして、努力が報われない制度の中、気候の変動によって特に土地条件の悪いところは赤字が出てしまい、自力で土地改良をするだけの資金力がないというのが現状であります。国や道の事業によって継続的に生産基盤の整備が必要と考えますが、町長の考えをお伺いしたいと思います。それから、土地改良の2番目といたしまして、地域の資源を活用した堆肥製造の支援について。農産物は、安定した生産をするには、農地基盤整備と同時に緑肥栽培ですとか堆肥投入による土づくりが基本であります。土づくりは、個人が行うのが基本ですが、堆肥製造については多大な資本投下が必要となります。今は、化学肥料中心の農法ですけれども、この化学肥料もほとんどを海外から輸入に頼っているのであります。化石燃料と同様に限りある資源でありますので、いずれ輸入も途絶えてしまうかもしれません。堆肥製造の国や道の側面支援が必要かと思っておりますが、町長の考えをお伺いしたいと思います。以上、3点ご質問を申し上げます。
答弁 町長
勝田議員のご質問にお答えを申し上げたいと思います。この時期の一般質問でございますので、将来における具体的な取り組み等については、なかなか表現しづらい部分があることをご理解を賜りたいと思います。快適な家庭生活や産業活動を支えるためにエネルギーが大量に消費される時代であります。その多くは、石油等の化石燃料によって賄われているのが現状であります。当然限られた資源であり、発生する二酸化炭素などは地球温暖化の最大要因とも言われており、消費の削減や抑制が重要な課題となっております。新エネルギーというものにつきましては、開発導入に向けたさまざまな取り組みがされていると私も思います。また、住民の方々もそれらの関心が高まっていると、そのように思います。地域にあります地域エネルギー、新エネルギー、考えられるものは何かといいますと太陽光、太陽熱、風力、雪氷、水力、地熱、木材ですとか各種廃棄物のバイオマス、天然ガスというようなものが挙げられるかと思います。当町では、これらのエネルギーの活用の構想というものは持っておりませんけれども、網走管内においては地域新エネルギービジョンというようなものを2市5町において策定されている状況にあります。今後私どもの町においてもこういった構想について考えていかなければならないのではないかと、そのように思ってございます。現状でエネルギーの自給率というような目標設定は、構想がありませんので、しておりません。ただ、法律に基づく役場の、これは事業所としての役場という意味でありますけれども、地球温暖化対策の実行計画というようなものでエネルギーの削減というような目標は持ってございます。また、同じように町全体のことに関しましては、具体的な量というものについては持っておりませんけれども、町民、事業所のための地球温暖化対策行動指針というものを作成をしてございます。この策定している新エネルギービジョンでありますけれども、他の町村の例を見ますと、町民の行動指針等により、町内におけるエネルギーの消費がどの程度の量があるかというものをまず算出をして、その中でこの削減目標というものを設定している。そのためには、地域エネルギーを活用していくというような形になっているというふうに思われます。そういうことからしますと、町内の消費エネルギーを算出するというようなことから考えますと、コンサルタント会社等に委託をしていかなければ難しい面もあるのかなと、そのように思ってございます。ただ、新エネルギーをどのように導入をしていくかということで考えますと、導入量の目標設定ということであれば、また低エネルギーが、化石燃料の低エネルギーといいましょうか、低消費の商品への切りかえ率というようなものであれば、直ちに設定するということも可能ではないかと、そのように思っております。例えば化石燃料以外での地域エネルギーを活用した発電で何キロワット、例えば目標として掲げるとか、また先ほどお認めいただきました省エネルギーの電力による街灯に何%切りかえていくかというような目標であれば直ちにできるというようなことかなというふうに認識をしてございます。いずれにいたしましても、こういった目標を掲げていくということは町民のご理解をいただかなければなりませんし、町民の方々と一緒になって取り組むということが重要なことになってくる、そのように思ってございます。古梅ダムの活用についてのご質問もございました。古梅ダムは、農業ダムとして昭和51年に着工し、平成8年に完成をしております。有効貯水量が323万トン、成果といたしまして畑地かんがい用水によってかんがいですとか水害を防止をし、さらに野菜などの高収益作物の導入が図られてきております。しかし、この活用の実態というものがどの程度かということで農水省で190ある農業用ダムについて総点検が行われ、古梅ダムについては使用率というのでしょうか、64%、まだ利用率が低いダムだというような判定を受けてございます。これら課題を有するダムについては、課題解決に向けた取り組みを進めていかなければならないということになってございます。網走開発建設部、北海道、網走支庁、美幌町、大空町、両農協の担当者を構成員として畑地用水の利用推進会議を立ち上げるべく事務の打ち合わせを行っているところであります。議員の質問の中には、この古梅ダムを活用した水力発電というご発案がございましたけれども、私の想像力からはなかなかイメージがわいてきていないのが正直なところでありまして、本当にその部分がエネルギーの削減というところにつながるのかどうなのかというところもなかなか検証できないでおります。私といたしましては、ダムの活用ということでまずは農業分野での活用の拡充を図らなければならないのではないかと。それは、例えば今ある設定されている地域以外のところでの活用でありますとか、当初目的に入っていなかった畜産での活用というようなものについてさらに進めることはできないか、さらには農業以外として工業用水や生活用水、飲料水としての活用というものはどうか。先ほど深川議員の水の問題についてもありましたけれども、そういうところでの活用ということもあるのではないか。さらには、観光資源としてダムを活用するでありますとか、流雪溝などというものに例えば使うことはできないか、そういうものをまず検討していくことが優先的ではないかと、そのように感じているところでございます。多少関係がありますが、地球温暖化対策に関係してもご質問をいただきました。これは、法律によって地方公共団体に実行計画というものが義務づけられてございます。先ほど言いました自治体としての役場としてこの計画をつくってございます。期間は、平成20年から平成24年度まで5年間、二酸化炭素の排出量に換算をしてそれを抑制するということであります。基準年を平成18年度と設定して、このときには6%の削減を目標としてございます。平成18年度、6,132トンの換算量でありましたが、平成20年度の実績では6,110トンということで0.3%の削減にとどまっているということについては議員もご指摘のとおりであります。平成21年度、第3・四半期まで、12月末までの結果が出ております。しかし、四半期ごとの数量で申しますと、平成18年にはその基準となる数値が1年間トータルでしかなく、比較できるものは昨年度、平成20年度との比較になりますけれども、それで比較をいたしますと101.6%と1.6%逆にふえている状況にあります。ただ、1月、2月、3月も半ばになってまいりますが、それらの節約の状況、燃料の節約等々からいけば、今年度はさらにマイナスになっていけるのではないかと、そのように期待をしております。さらに、こういうものについて町民の方々に公表していくということも必要なことだというふうに思っておりますし、単にかけ声だけではないのですけれども、単に節約をするということだけでは大きな節減の効果にはなっていかないのではないかと、そのように思っております。そのようなことから、例えば駅と湖畔を結ぶ跨線橋のふれあい橋などについては、暖房といいましょうか、電気でもって融雪を行っておりますけれども、そういったものについて半分に間引いているとか、メルヘン公園や庁舎の照明についても多少間引いている部分がございます。また、先ほど補正予算でお認めをいただきました外灯については省エネルギータイプに切りかえるというような工夫もさせていただいております。そのほか、これはエネルギーそのものの節約ではありませんけれども、学校におけるウイークエンド契約でありますとか、山園のふるさと資料館、東藻琴のふれあい公園など、契約によってその節約を図るというようなことについて、電力についてはさせていただいております。また、使用する暖房等々の燃料については温度管理やアイドリングを控えるということはもちろんでありますけれども、暖房の本体の工事などを行って暖房効率をよくするということで体育館でありますとか、総合支所なども取り組んでおります。私ども予算編成の折にこういったことについていろいろ議論をして取り組んでいるところでありますけれども、民間の方々のノウハウを取り入れるということも効果があるのではないかと思っておりますので、今後そういう視点も大切にしていかなければならないと、そのように思っております。また、森林の整備というところについてのご質問をいただきました。樹木は、光合成によってCO2を吸収をし、炭素として蓄えます。木材として利用することでその炭素を固定化する、伐採した場所に新たな植林をすれば、再度CO2を吸収していくということでありますし、若い木ほどその吸収が大きいと言われております。林業活動を持続的に行っていくということは、地球温暖化の防止に役立つと、そのように言われております。本来森林の整備というものは、所有者の皆さんが責任を持って整備すべきですが、木材価格が長く低迷しておりましたり、また林業労働者の高齢化、担い手の不足などということで放棄された森林がふえているのも現状かと思います。森林の多面的機能が危ぶまれているという状況にあろうかと思います。そんな中で、企業の支援をいただいて森林の整備を行う、機能向上を図ると。それは、地球温暖化の防止における環境問題に貢献していただくということになろうかと思いますけれども、そういうことにおいても企業として1つには当然の対応だという見方もありますし、また社会、地域貢献としても必要なことだと、さらには企業のイメージアップとしても有効ではないかと私も思います。そのようなことから、町にかかわっているいろいろな企業の方などにそういったことについてのPRというものについて、呼びかけについて過去にも何回もさせていただいている状況にございます。3月6日の北海道新聞に下川町などの協議会が下川、足寄、滝上、美幌でしょうか。プロ野球機構と連携をして森づくりに当たるという記事が載っておりました。それは、カーボンオフセットクレジットという考え方に基づいてのものだと思います。企業が温室効果ガスの排出量を認識をして削減努力を行うと。しかし、削減が困難な場合に他の場所で実現した排出削減量等を購入するという考え方に立って、その排出した二酸化炭素を別なところで削減をすると、そういう相殺することによって地球温暖化対策に取り組むという考え方かと思います。平成20年にこういったオフセットクレジットの制度が確立をし、創設されました。森林所有者は、ここに登録して認証してもらうということによって、国内において排出削減対策への資金還流が起こるのではないかなと、そのように思います。それは、結果的に温室効果ガスの削減につながっていくものと思います。まず、森林の所有者、市町村でありますとか個人であります。それが登録をし、認証してもらう。認証をするのは第三者機関ということで、そういうところによって信頼性を高めるということであります。そういった方々が森林整備を行うことによって、認証された森林を整備することによってポイントを受け取る。その受け取ったポイントを企業などの方々が買い取るという制度であろうかと思います。そういうことが行われますと、費用的な問題で温室効果ガスの削減もなかなか実施できなかった企業の方々にもメリットがありますし、また費用の関係で管理が、十分な財源措置が立てられなくて管理が不十分だった森林を所有する側にもメリットがあるというふうな形のものだろうと、このように思っております。このほかにもほっかいどう企業の森林づくりという道が進めている制度などもありまして、これらも企業の資金を森林整備に充てると、その仲介をするというような制度であります。こういった取り組みに対して、昨年から私のほうも担当のほうに指示をしております。今後いろいろな形でその先進地の事例なども研究しながら、こういう考え方を広めていくということが必要ではないかと、そのように思っております。次に、農業関係であります。昨年は、長雨や日照不足によりまして天候不順、そして農作物の収量に、また特に圃場間によって大変大きな格差が生まれました。排水の悪い圃場では、長雨で作物の生育はもちろん、農作業にもおくれが出た状況であります。特に基盤整備の必要性を強く感じた1年でございました。大空町においては、現在国営で美女地区国営かんがい排水事業が今年度から着工しております。また、道営事業につきましては女満別本郷地区、東藻琴西部地区、東藻琴山ろく地区などに取り組んでおります。平成22年度から女満別東部高台地区に取り組むということで手を挙げておりましたけれども、北海道からの決定の通知はありましたけれども、国からについてはまだというような状況であります。議員がご指摘のとおり、平成22年度の農業農村整備事業の予算は過去最高の減少率となってございます。しかしながら、一方で農山漁村地域整備交付金というものが創設をされました。これは、北海道に交付される金額でありますけれども、全国で1,500億円、北海道は153億円と言われております。そのうち農山漁村でありますので、農業に関しては110億から120億程度であろうと言われております。そういったものもこの基盤整備等々の事業に活用されていくということになってございます。私の考え方でありますが、農地というのは国民共有の財産という視点を持っていると思います。農業の持続性ということからもそこを善良に管理していく必要があると。また、食料自給力というものを向上させるという国の視点からも、農業基盤の整備というものは必要ではないかと、今後も取り組んでいく必要があると、そのように考えております。一方で、健全な土づくりというものも基本であります。良質な堆肥の生産と適切な施用に努めることが地力を維持するために極めて重要だと、そのように思っております。大空町の総合計画においても土づくり対策の推進、堆肥の利用拡大、クリーン農業の推進をするということを記載して目標としてございます。土づくりは、農業の基本中の基本だろうと、そのように思っております。これは、農業者が主体的に行っていただくということが基本ではありますけれども、地域の耕種農家の方々と、さらには有畜農家の方々、そういう中でどのような仕組みをつくって地域の中でその堆肥を活用していけるかということを考えていくと、また提案をしていくということが大切になってくるのではないかと思います。農業者の方々がどんな内容を望んでいらっしゃるのか、またどんな内容であれば取り組めるのかということも踏まえながら、今後検討していくことになろうかと、このように思っております。以上を申し上げまして、1回目のご答弁とさせていただきます。
質問 勝田鉄城
私も改選ですが、町長も改選ということで、なかなか答弁しづらいというのは私も理解をできますので、余り立ち入っては質問をしないようにと思って、上辺だけで終わらそうかなというふうには思っておるのですが、この新エネルギー導入については、自給率を上げるということは、反対側では炭酸ガスの削減につながるということにもなるかと思います。目標を設定して取り進むということは期待をしておりますし、また新エネルギービジョンですか、町長の言われた。そのようなものも各2市5町でしたか。つくっているそうですけれども、近隣町村と共同で取り組むというようなこともあるのではないのかなというふうに私は理解をしております。単町村、1つの町村だけで頑張るというのもいいのですが、いろいろなことが、例えば古梅ダムでも、あれは我が町のものだけでなくて美幌町も関係しているものですから、そのほかにもまだまだこのエネルギーの問題については他町村と共同でやれる部分があるのかなというふうに思っておりますので、そこら辺はこれから町長が新しく次の機会、取り組むようになればぜひ取り組んでいただきたいなというふうに思っております。それから、古梅ダムの利用についてですけれども、私がダムにこだわるのはエネルギーの利用率という数値があるそうなのですけれども、これは産出するエネルギーと投入するエネルギーの比でありまして、例えば太陽光ですと0.98、1が基準なのですが、小水力発電ですと16.7、非常に効率がいいということですね。それから、原子力ですと17.4というような数値が出されております。これは民間ですが、これが正しいかどうかというのは私も検証できませんが、こういうので見ますとやはり水力の優位性というのは当然あるのかなというふうに思っております。太陽光は、つくるのに非常にエネルギーが要るということで国が推し進めておりますけれども、時代の変化とともに今太陽光発電も技術革新によって量子ドット法という非常に効率のいい方法が5年もすれば出てくるだろうと。10センチ角ぐらいの太陽光のあれに別途で光を集めてやれば、1軒の家で1日使う分ぐらいの発電はできるだろうというような夢のような話がいずれ実現するかもしれません。そんなようなことをいろいろ考えて、夢のある取り組みをしていただきたいなというふうに思っておりますし、ダムのことに関しましては新聞報道もされていますけれども、北海道には111カ所の水力発電可能な場所があるというような報道もされておりました。北海道も自治体ですとか企業、それから団体に事業計画の策定を支援する予定だというような報道もされておりましたので。それから、もう一つ事例を申し上げますと、美瑛町にある白金ダムについては発電もする設備を併設されておるというふうに聞いております。古梅ダムの水力発電の活用については、町長の言うように高いハードルがあるかと思いますけれども、あのようなすばらしい100億ぐらいかかったかと思うのですが、財産を何とか地域で利用できないのかなと、長い時間はかかっても取り組んでいくべきではないのかなというふうに思っておりますので、さらに町長のお考えをお聞きしたいと思います。
答弁 町長
新エネルギーでありますとか、CO2の削減というのは、単にこのことだけではなくて、いろいろな分野に派生する大きな課題になってくるのではないかなと、そのように思っております。今回議員のご質問でも2つには分かれておりましたけれども、エネルギーの活用と地球温暖化の防止というところは密接にかかわるものでもあろうかと思います。そういう意味で、これから町の大きな課題になってくるだろうと、そのように認識をしております。それから、古梅ダムの関係については、大変将来の大きな夢のあるご提言をいただいている部分なのですけれども、正直この一般質問のご通告をいただいてからいろいろ考えてはみるのですけれども、まだまだ私自身とすれば十分なイメージというものが構築できないでおります。どんなような今ある古梅ダムの活用ができれば水力発電というものができるのかなと、そんなところが正直イメージとしてはまだまだわいていない状況ではあります。ただ、議員が言われますように宇宙ステーションの中で人間が生活をする時代になってまいりました。いろいろなところで新エネルギーの備蓄というのでしょうかね。蓄電という、そういう考え方も技術革新で随分進んできているというような観点もございます。また、国のほうは農業ダムの利用率の低いところ、いろいろピックアップをしている現状もあります。そういう中で、議員ご指摘のような活用というものも今後議論されてくるのではないかと思います。私ももっと勉強をさせていただいて、そういうことについてどう取り組めるのかということについて今後も勉強していきたいなと、そんなふうに思いますので、今後ともご指導をいただければと思います。
質問 勝田鉄城
2番目の地球温暖化対策についてですが、町長のお話ですと専門会社に委託をしてでも削減をする努力をしなければならないのでないかというようなお話もいただきましたけれども、各課の現状を見ますとなかなか減らせないと。きょうの経済新聞でしたか。あれにも載っていましたけれども、東京大学が削減しようと思ってもなかなかできないと。学校ですとか研究機関というのは、逆にエネルギーを使うようになってしまうような組織ですので、簡単には削減ができないというような報道がされておりましたけれども、確かにうちらの町も一番使っているのは教育委員会であります。教育委員会と建設課でしたかね。一番エネルギーを消費していると。これは、なかなか大変なことなのですが、やはりエネルギーを、例えば今原油のものをガスタービンのエンジンに変えるですとか、何かそういうようながらっと変えることによってぐっと下がるというようなことがあれば、そういうものをぜひ取り入れるべきではないのかなと。それが元が取れるような、当然元が取れるような計算になって初めて転換するかなというふうには思うのですが、そのような取り組みをしなければ、電気を消しましょう、紙を大事に使いましょうといってもなかなか減らないということではないのかなというふうに思っております。それから、炭酸ガスの削減を森づくりによって行うというのは、姉妹都市である稲城市も環境意識の高まりで二、三年前でしたか。テレビで報道をされておりましたけれども、大都市では単独で炭酸ガス削減というのはなかなか難しいかと思うのです。稲城市に町有林の整備というのですか。私たちの町にある1,430ヘクタールの整備を資金面ですとか労力面から応援していただけないのかなというような取り計らいもしていったらいいのではないのかなと。それによって炭酸ガスの排出権から操作するというような取り組みをしていったらどうかなというふうに思っております。そのようなことから、あわせて都会等の人の交流というのも活発になればなというふうに思っておりますし、森林の価値というものを木材価格だけで考えるのではなくて、もっと都会の人に別な価値があるのですよというものを発信することがいずれ温暖化対策にもなるのではないのかなというふうに思っておりますので、姉妹都市である稲城市あるいは氷川町もそうですが、そういう制度の設計をする考えがあるかどうか、さらに町長の考えをお聞きしたいと思います。
答弁 町長
まず、削減をしていく努力、今年度のといいましょうか、平成22年度の予算編成のときにも職員にいろいろ指示を出した中の項目の一つに入れさせていただきました。単に節約をするといっても、今までもずっと節約を繰り返していましたので、100使っていたものを90、1割で90、次の1割では10減らしたものが今度は9になり、またそれが8になりということで、だんだん限界に近づいていくだろうと。発想を変えて取り組まなければ、そういうものはなかなか削減できないというような話もさせていただきました。一生懸命下げていっている部分はもちろんあるのですけれども、やはり新しい施設などができますと従来のものよりもエネルギーを多く使う、そういうような傾向がやはり見てとられますので、そこのところでまたもとにといいましょうか、もとの水準ぐらいまでに戻ってしまうなんていうこともあります。そういうところで、そういうものの発想を取り入れて新しい施設などでもそういうものが取り入れられないかというような発想というものも大切ではないかなと、そのように思ってございます。今後、先ほど民間の方々のノウハウもというようなお話もありました。最近そういう企業の方々にお話を申しましても契約の仕方だとか、使い方だとか、聞けばいろいろ教えていただける部分があります。単に知恵だけもらうということではなしに、正式に今お話をしながらそういうものの点検をするということも必要ではないかなと思いますので、そんなことはこれから当然のこととして考えていかなければならないのではないかと思います。また、森林の整備に対して所有者だけの財源というものではなく、いろいろな方々から資金提供をいただいて森林を整備するという考え方は、先ほどのカーボンオフセットクレジットの関係も含めて発想としてあるのではないかと思います。そのようなことから、国レベルとすれば森林交付税というような議論も出てきております。国といいましょうか、北海道が特に熱心なのかもしれませんけれども、今そういった話が立ち消えになっておりますけれども、いろいろな方々、森林の公益的といいましょうか、多面的な機能があるということから、所有者だけではなくていろいろな方々の財源をもって整備をしていく必要があるのではないかという考え方が徐々に出てきておろうかと思います。そんなことから、先ほどは企業のことについて、既にいろいろなPRもさせていただいて、お話もさせていただいているということでお話を申しましたけれども、稲城市や氷川町においてはそういった旨のお話をさせていただいたことは過去にはございませんでした。新しい発想かと思いますので、そういった考え方について機会があればまたお話をさせてもらいたいなと、そのように思うところであります。
質問 勝田鉄城
温暖化によって一番影響を受けるというのは、次の世代、今の子供たち、その次の世代が一番影響が大きいわけです。私たちが手をこまねいていると次の時代に大きな影響を及ぼすということですので、次の世代、時代の子供たちを念頭に置きながら、こういうことに取り組んでいかなければならないなというふうに私も思っております。それから、3点目の土地改良政策についてですけれども、食というのは人をよくすると書くそうであります。確かにそうでありますけれども、安全でおいしい食料を安定して生産するためには、国や道は土地改良をしていただき、私たち農業者は緑肥や堆肥を投入することによって土づくりをし、国民に有機栽培、最終的には有機栽培の安全なおいしい食品を届けるというのが、そういうお互いの役割分担があるかと思います。なかなか今は、有機栽培といいましても化学肥料でやっておりますので、簡単にはいきません。かといって、肥料がなくなったからといって急にはできません。今から有機栽培の勉強を農業者がしておいたほうがいいのではないのかなというふうに僕は思っております。この有機農業についての考え方があれば、町長のお考えを聞きたいと思います。
答弁 町長
環境等々にかかわる問題については、今そのものというよりは将来にわたっての課題になります。将来を担うためには、今の私たちがいろいろな手だてを打っておかなければならないと、そういう視点を大切にしていきたいと、そのように思います。私は、農業の基盤整備、通常公共事業と言われるもので整備はされてきております。例えば通常の事業の形態でいいますと、国が50%、北海道が25%、地元が25%というようなかなり高率の補助事業というようなものでありますけれども、これは個人所有は認めておりますけれども、農地というのは国家の財産であるという視点もあるからこそ公共事業なのではないかと、そのように思います。そういうようなことで農地法もある意味、個人の売買、個人所有は認めながらもある程度の制限をかけているというようなことではないかと。そういうことからすれば、この基盤整備というものは当然個人の方々にご負担いただく部分もありますけれども、基本的に国でありますとか北海道、市町村など、そういうところがかかわっていくということは、今後も私は必要ではないかと、そのように思っております。また、土づくりについては、議員もご指摘のとおりどちらかというと個人の方々の努力によるところが非常に大きいと。ただ、先ほど言いましたように個人だけでやるというところの限界もあります。その地域の仕組みづくりということであれば、私どもも一緒になってどのような形がいいかということを考えていかなければならないと、そのように思います。また、有機栽培に対する考え方でありますけれども、私どもの町には1万3,500ヘクタールの農地がありますけれども、これをすべて有機農業の中で化学肥料を使わないということは、これは難しいことだと、できないだろうと、そのように思います。しかし、特に野菜などの生鮮食料品と言われるようなもの、さらにはそういう有機栽培のものを特に欲している方々などに対するものについては、有機栽培というものが付加価値を高める一つの方法だろうというふうに思っております。通常の栽培技術の確立はもとより、もう一つ、有機栽培としての取り組みということは、面積的には小さなものかもしれませんけれども、価値とすれば大変重要なことではないかと、私はそのように理解をしております。ただ、なかなか現実には大きな労力もかかることでありますので、全員の方々が同じようにひとしく取り組むという形態になっておりません。私どもは、こういったことの大切さというものをPRしながら、ほかの町村で進んでいるところなどもありますので、そういうところも参考にさせていただければと、そのようにいつも思ってございます。
質問 勝田鉄城
町長も私も4年間の任期を終えて改選期を迎えることとなります。今回の私の質問は、私の考えの一部ではありますけれども、町長の肩に張れば楽になるこう薬ではなくて、多少肩が凝ってしまうようなこう薬として町長のマニフェストにでも入れていただければありがたいなというふうに思っております。町長は、間違いなく当選され、次の町政を担うこととなるでしょう。私の質問が町長に残す遺言となるかもしれませんけれども、私の意を酌んで適切に対応していただけますようお願いを申し上げて、私の質問を終わりたいと思います。
答弁 町長
マニフェストというのは、通常町民との、有権者との契約だというような言い方もされておりますが、私自身は国レベルの政党政治の中での今の体系と私が置かれている立場とは少し違う部分もあるという中では、町民の皆さんと私と例えば含めた、そういう共通のまちづくりの目標になるべきものではないかと、そのように思っております。今回ご質問をいただいた地域のエネルギー、関係して地球の温暖化というような視点でありますとか、さらには土地改良事業、また土づくりといった農業の基本中の基本になることということは、当然私どもの地域や、また農業を中心とする町の形態にあって、いずれも町民皆さんが関心が高く、重要なものだと、そのように考えてございます。どういう形になろうともこのことは地域の大きな課題であり、取り組んでいかなければならないものだと、そのように認識をしておりますので、今後ともいろいろな形の中でこのことについては考えを及ぼしてまいりたいと、そのように思っておりますので、今後ともご指導をいただければと、そのように思います。ありがとうございました。
質問 勝田鉄城
終わります。