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雄武町議会 平成24年12月議会 2012年12月13日

オホーツク紋別空港利用促進助成金について

2012年12月13日、雄武町議会の一般質問で、福原峯雄議員が「オホーツク紋別空港利用促進助成金について」質問し、町長 中川原秀樹、財務企画課長 佐々木幸博が答弁しました。

質問者
福原峯雄 議員
答弁者
町長 中川原秀樹、財務企画課長 佐々木幸博

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 1番 福原峯雄

それでは通告順に質問させて頂きたいと思います。最初にオホーツク紋別空港利用促進助成金についてであります。オホーツク紋別空港の利用促進助成金というのは以前からあったわけなんですけれども、それは紋別空港を利用するという町民に助成することによって利用を促進していくと。羽田、紋別と羽田間の直行便の維持だとか地域観光の振興、こういった雄武町の発展に寄与するということが、そういう意味で一定の役割を果たしてきたと思います。この直行便がですね、4月から10月までの夏の期間に千歳経由便に変更になったということを受けて、その内容、それから助成の金額、それを増額したということが全体に、実はこの前に説明なんかもあったんですが、やはり利用増に繋がったと、そういうふうにして思われます。ところがですね、ここに着目した旅行会社が参入したということで事態が大きく動き出したわけなんですよね。説明によりますと7月から見込客も含めて来年の3月までの助成額の合計、これが7153万円の内、ツアーに関わる助成金というのは5180万、これは見込も含めてですね。ですから72%が旅行会社の企画したツアーの客というものが占めることになるわけですよね。熾烈な過当競争の中にある旅行会社ですから、こういった制度に着目してツアーを企画するということは当然のことだとしても貴重な町民のお金をこういう形で支出するということについて批判が起きるというのは、これは当然のことだと思います。この同じ制度、来年も継続する、同じ形で継続するということはないと思いますけれども、道新の記事によりますと、一部見直した上で来年度も補助制度を継続する、そういうことでしたので、そこで何点かお聞きしたいと思います。まず今回この事態についてですね、やっぱり当然、反省すべき点と、それから前進面と、こういったものをきっちり分けて検証すべきだと思うわけですよね。もちろんこのことは来年度どういう形で継続するかということと関連してくる、そういうことだと思いますので、検証したのであれば伺いたいと思います。

答弁 町長 中川原秀樹(町長は2019年9月まで)

福原議員の前段の部分なんですけども、この本町のオホーツク紋別空港利用促進助成事業についてはですね、航空機利用に関わる負担を軽減して紋別空港の利用促進を図ると共に地域観光の振興と交流人口の拡大及び移住定住施策の推進等、雄武町の発展に寄与するということが目的で要綱を制定しておりますので、前段にお話しのあった内容については、紋別市のものとごっちゃにしてるのではないかというような感じをしておりますので、今一度、雄武町の要綱を見て頂きたいというふうに思います。このオホーツク紋別空港の利用促進助成金についての私の考えをちょっと披露させて頂きたいと思います。私はオホーツク紋別空港は紋別市に設置されているから紋別市の空港ということではなくて、西紋、東紋地区の地域の空港であると理解しておりまして、合わせて雄武町にとって非常に重要な空港であると強く認識しております。町から車で50分のところに空港があるとないとでは、鉄道が廃止されている現在、町のイメージに大きく負の影響を与え、また医師の確保や観光の振興発展には、なくてはならない重要な空港であるとの強い認識の下で搭乗率向上を図って当該空港を将来的に存続させることを目的として利用促進助成制度を成立したものであります。利用制度の内容についてはご承知の通り町民に空港利用を促すために利用した町民に対する助成と町民以外で当該空港を利用した方で町内の自治体申請支援策に宿泊した方、また町民以外で当該空港を利用して町内の旅館やホテルといった宿泊施設に宿泊した方で助成する3本の柱からなっております。助成制度制定当初は搭乗率向上に重きを置いた制度でありましたが、旅行会社によるツアーが人気となりまして、搭乗率向上効果と合わせて本町の観光振興の起爆剤として大いに期待を寄せる事業となったものであります。なお、11月末現在の搭乗率は前年比39%増と大幅に伸びておりまして、この制度が搭乗率向上に貢献し、初期の目的を達成しております。特にツアー客の搭乗増がなければ大幅な伸びはなかったと言っても過言ではありません。この搭乗率は大変重要な数字でありまして、空港の存続は勿論でありますが、使いかってのよい発着時間帯への変更交渉にも重要な資料となるものであります。また雄武町の観光につきましては、今後の町の発展には欠かすことのできない施策でありまして、重要であるとのご意見やご提言を従前から議会の皆様から頂いており、私も観光行政は雄武町として産業振興と共に最も重要で期待できる分野であると強く認識し、現在もその認識は不変であります。従前から雄武町の観光振興の最大の目標は豊かな自然や食材といった地域資源を活かした通過型から滞在型への転換であると言われておりましたが、今日までその実現のための具体的施策についてどのような行動や体制を取ったらよいか分からなくて、町も民間も暗中模索の中で現在まで手が付けられない状態でありましたが、この助成制度による搭乗率向上効果とツアーの受け入れによる相乗効果によりまして滞在型観光への転換の悲願達成にやっと一筋の光を見出すきっかけが出来たと思っております。また、首都圏に対して宣伝広告費を使わないで雄武町を売り込むことができたことはツアーを受け入れられたことによるものであり、大変効果的な事業であると強く思っているところであります。待っていても観光客はやってきません。何も行動しなければ物事は解決しません。停滞している雄武町の観光振興を図るには、まず観光客を呼び込むための行動を起こすことでありまして、その中でも町も民間も、今なすべきかを、今何をなすべきかを考えることが大切であります。その意味では助成制度の取り組みと合わせました、ツアー客の呼び込みが絶好のタイミングの事業であり、観光振興の起爆剤になったと言えます。観光振興のための各種施策に関わる町費投入は町外に住む人を対象に町費を投入することによって、町外から人を呼び込み、町にお金を落としてもらうことで経済的に町が潤い、これが町民の福祉の向上に繋がっていくものであることをまずもってご理解を頂きたいと思います。この助成制度によって雄武町の観光が悲願であった通過型から滞在型への現実味を帯びてきた現在、町も民間も町内における受け入れ態勢も含めて何をなすべきかを考える機運が高まってきておりますので、この状況を継続して町と民間における緊密な連携と協議の場を構築していくことが今後の課題であると考えております。なお雄武町へ入ったツアー観光客は異口同音に本町の自然に魅せられたことをアンケートに記述しております。このアンケートの結果によって、首都圏の観光客が雄武町に求めているものは何かが分かったことは非常に貴重でありまして、今後雄武町が目指す観光のあり方といった本町の観光行政執行にあたっての貴重な資料となるものであると確信をしております。従いまして当該事業の執行は搭乗率向上だけではなくて、本町の観光振興にも波及しておりまして、一石二鳥ではなくて三鳥にも四鳥にもの効果が揚がっていることを私は強調したいというふうに思います。オホーツク紋別空港利用促進助成事業に関わる予算補正につきましては、この後、ご審議頂く一般会計予算補正に計上しておりますが、助成金に関わる補正額、6705万4千円の財源の内訳は、ご承知のとおり過疎債3500万円、一般財源3205万4千円となっております。当該助成事業は過疎債ソフト事業に合致しておりまして、地域医療の確保や交通手段の確保、地域の活性化といった国も認める事業であることを是非理解して頂きたいと思います。ツアーに関わります町内における経済波及効果及び観光客を雄武町に呼び込むために新聞紙等広告媒体に載せた場合の広告料等々につきましては、このあと財務企画課長からご説明を致します。なおオホーツク紋別空港利用促進助成金要綱制定施行に際しまして5月21日に総務常任委員会にご説明させて頂きましたが、福原議員におきましては、当該要綱に反対されておりませんでしたので、この立場から町民の方から当該事業について質問を受けた際に事業費の財源内訳や経済効果等の詳細につきまして、町民の方に説明して欲しかったと残念に思っております。また議員は当該助成制度を非常に強く批判しておりますので、本町の観光振興策につきまして有効な施策をお持ちと推察致します。可能であれば今回のツアーで呼び込んだ観光客数及び経済効果をクリアーできる内容の施策につきましてお教え頂ければ大変嬉しく思っております。なお、この種の事業につきましては、一定の期間継続することが効果的と考えますので、オホーツク紋別空港搭乗率向上と本町の観光振興発展を図るために要綱の一部を見直しまして来年度も継続したいというふうに考えておりますので、ご理解を頂きたいと思います。

答弁 財務企画課長 佐々木幸博(財務企画課長は2020年3月まで)

ただ今町長からの説明の中での部分についてご説明致します。今回の事業に係るツアーの、ツアー客に限ってでありますけれども、ツアー客に係る分の経済波及効果につきましては、北海道の経済波及効果分析等の指標を使いまして推測したところ、4400万ほどの波及効果があると試算しております。各種メディアの関係でございますけれども、宣伝広告費の関係でございますが、一例を挙げますと例えば東京方面の新聞一面広告、これは1回の金額でございますが、例えば日経新聞の一面広告を搭載した場合、そこに係る経費につきましては約5000万、また4大紙、読売、朝日、毎日、産経につきましては2000万から4000万というような広告料金が掛かるということでございます。またテレビCM等につきましてもスポット15秒間で200万から300万というような広告料金の設定がございます。以上です。

質問 1番 福原峯雄

色々多岐にわたって色々言ってきたんで、その全てに言うことできないかも知れませんけれども、まずひとつはですね、このツアーの企画というのは、だいぶ後から出たもので実際問題、この要綱の作成時には想定していたものではない、このことはお互いにそうだと思うんですよね。ただ私のメモによりますと、このツアー企画というものはいきなり来たものではなくて、当然色んな紹介を経た中で来たものだと思います。11月12日、実はそのことが議題になった協議会ではないんですけれども、その一部の情報、その時に1200人程度のそういった紹介もあるんだというようなことが言われました。これが本当に現実的な見通しになった時に実際に3000人だそうですけれども、3000人というと6000万円出てくるんだと。この時にですね、やはりこれは議会の方にも説明、相談するなり、議員協議会でもよろしいですし、相談するなり、それが普通だと思いますよね。議会の説明において進めていくわけですから、その点、どうしてそういった相談がなくて、こういった事態に立ち至ったのかと。これ実際問題としては、実際に払わなければならないお金だから、進んでしまったらもう止めるというわけにはいかないじゃないですか。その点どうだったんでしょう。

答弁 町長 中川原秀樹(町長は2019年9月まで)

この制度にツアーが乗っかった時点で、例えば2000人、3000人来ると致します。その時点で町と致しましては、観光振興にこの町に、観光振興にこの町に、1000人、2000人、3000人来ることはまずもってあり得ない。で、これだけ来ることは他の観光振興の色んな施策を考えてもまず不可能であるのではないか。そういう意味からですね、このツアー客が例えば総勢3000人を想定した中で、来る、来た結果の経済効果、あるいは経済効果等々を考えればいわゆるひとつの観光振興策として議会議員の皆様にもご理解頂けるものと考えた結果、議会にお示しを示さなかったということであります。その辺は私の至らない点もありましたけれども、結果的に2000人、3000人の観光客が町に入ってくるということは前代未聞の事態でありまして、このタイミングを逃すことはないということで、ゴーサインを出したところでありますので、ご理解を頂きたいと思います。

質問 1番 福原峯雄

観光振興の起爆剤って言ってますけれども、この金額から言ってね、本当に起爆剤なのかね、爆弾を抱えることにならないかという心配をみんなしてるんですよね。それで地域観光の振興という点なんですけれども、雄武町では第一次産業の中心の町ですよね。特に鮭だとか、それからカニ、そういったものはブランド品として名を馳せているわけです。それでも以前水産加工協の方と懇談した事があります。冬場の雇用を生み出すための加工製品、夏は漁に出たり、漁から揚がったものの製品があるんですけれども、どうしても冬場の雇用が確保できないという悩みを訴えていらっしゃいます。水産加工の方ですけれども、やっぱり雄武町の雇用の何とか確保したいということで心配なさっているんだなと。ということは雇用を生み出すための加工製品の創作というのはやっぱり課題なんだということですね。今すでに例えばだったんそばだとか、それから鮭節、こういったものは取り組みがありますし、酪農ではチーズ制度だのそういった取り組みがあるわけですから、それらの取り組みを町の特産品としてですね、町としてどう支援していくか、まずその取り組んで、そういうところから取り組んでいくべきだと私は思います。先ほど花田さんとちょっと被る面もあるかも知れませんけれども、やっぱりね、そういった土台の上に立ってこそ、観光客の誘致だとか、それに関わる雇用も生まれてくるんだと思います。観光振興とは言ってもやっぱりね、その土台があってこそでありまして、この言わばこのツアーを組んだ、旅行会社に何となく依拠した形で進めるというのは、これはね、観光の大きな落とし穴になる恐れもある、私はそう思います。それから金額の問題で6000万ですからね。この6000万というのはやはり大きい。本当に町民の理解が得られるのかということはもう一度考え直す必要があると思います。これから観光をどうするんだって言って、大きくここに依拠するということは、これは旅行会社というのは商売ですからね、手を引く時には一気に手を引きますよ。そうした時にどうするんだってことになります。私は先ほどこの点について伺いたいと思った点にまだ答えていないようですんで、もう予算を作成する時期ですので、来年度どういう形で継続するだろう。まさかこのままの形で継続する金額を減らしただけで、というお考えなのかどうなのか。是非、答えて頂きたいと思います。

答弁 町長 中川原秀樹(町長は2019年9月まで)

ですから先ほども言いました通り、これから考えていきたいというふうに思っておりまして、今のところは具体的には例えば金額を減らすとか、人数を減らすとかそういう具体的には考えておりません。

質問 1番 福原峯雄

先ほど答弁の中に出てきました、ツアー客が来た中での経済波及分析ということで4400万ありました。もちろんこれは道のマニュアルですね、それに当てはめるとこうなりますよということですから、実態が本当に反映されてるかどうかというのは、分からないわけですよね。実際どうかと言いますと、このツアーの企画、これは古いんだって言ってましたね。ですから古いんだっていうこと言われたその中味については言いませんけれども、でもとっかりセンターだとか、それからオホーツクタワーを見学するだとか、流氷科学館センターをあれするだとか、だいたい観光は紋別中心なんですよね。雄武の場合は泊まる、あとホテルの中にある売店でちょっと物を買ってもらう、実際にあったんですよね。雄武町内にある漁組の売店でちょっと覗いてもらう、今のところはそれぐらいですよね。というのは、やっぱりそういう観光をもし進めるとしたらやっぱり色んな準備が必要だということですよ。やっぱりそれがなくてね、来年も金額は減らすけれども続けるよということに対して本当に町民の理解が得られるとは私は思わないですね。これから色んな議員の意見だとか、それから町民の意見だとか聞くと言っておりますので、その点ではですね、雄武観光というだけに止まるとやっぱりこの産業振興、言ってみればここは水産加工だとか、それから酪農だとかっていう、言ってみれば基地みたいなもので、獲れるものはブランド品が多いわけですから、実際いまやっていることをどう支援するかっていうことを土台にして考えてそこに大きな支援をしていく方向に切り替えて頂きたいとそういうふうに思います。これは私の意見ですけれども、もし町長に意見がなければ次に進みたいと思いますが、どうでしょう。

答弁 町長 中川原秀樹(町長は2019年9月まで)

私の意見は前段にちょっと時間掛かりましたけれども、全て言いましたので、それでおわかりのことと思います。

質問 1番 福原峯雄

今言いましたように、これからも色々な意見を出す場が恐らくセットされることだろうと思いますので、その場に期待しまして、だいぶ時間も過ぎておりますので、次の問題に移らせて頂きたいと思います。

出典:雄武町議会 平成24年12月議会 2012年12月13日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる