音更町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月14日
不法投棄の現状と今後の対策について
2020年9月14日、音更町議会の一般質問で、松浦波雄議員が「不法投棄の現状と今後の対策について」質問し、町長 小野信次、町民生活部長 荒井一好、環境生活課長 原弘美、保健福祉部長 重松紀行が答弁しました。
- 質問者
- 松浦波雄 議員
- 答弁者
- 町長 小野信次、町民生活部長 荒井一好、環境生活課長 原弘美、保健福祉部長 重松紀行
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 16番 松浦波雄
こんにちは。通告に基づき質問いたします。質問内容はごみ対策についてであります。ごみのポイ捨てや不法投棄は、安全で快適な生活環境を脅かし、町の美観が損なわれるばかりではなく、その撤去に労力と多額の費用が伴う、許すことのできない行為であります。町も住みよい生活環境づくり条例などに基づき各種対策を行っていますが、このまま現状を放置しておくと、観光地としての価値が低下するばかりか、子ども達の郷土愛の低下につながるのではと案じています。また、ごみのポイ捨てや不法投棄とごみの減量と資源化は表裏一体であると考え、町の対策を伺うとともに、本町議会でもたびたび指摘されているごみ屋敷問題についても伺います。最初に、不法投棄の現状と今後の対策について。不法投棄件数と投棄者を特定した件数。不法投棄に対して行った町の措置は。処理件数、ごみの種類と量、処理金額についてお答えください。町は各種対策を行っていますが、不法投棄やポイ捨ては現実問題として犯人を特定することはかなり難しく、結局のところ土地の所有者が自費で撤去することがほとんどだと思います。不法投棄をされてからでは遅く、やはり未然に防ぐことが重要と考えます。ごみのない美しい環境を守り続けていくためには、やむを得ない対策として、抑止力を期待し、防犯カメラを設置するのが効果的と思いますが、町の考えは。不法投棄やポイ捨て対策は町民の理解と協力が不可欠と考えます。この対策の一つとしてスマートフォンを使った住民参加型のまちづくりがあります。これは、道路に穴があいている、カーブミラーが見えにくい、公園の遊具が壊れている、水路が壊れている、街区表示板が破損しているといった不具合や、ごみの不法投棄、ポイ捨てを見つけた場合に、住民がスマートフォンのカメラ、GPS及びメール機能を利用して速やかに町に通報できるアプリで、迅速な修繕や撤去に役立つものであります。町としてこのシステムを導入する考えはありませんか。2問目として、ごみの減量と資源化について。ごみの減量を進める最も有効な手段は、住民と事業者と行政が力を合わせて、目標に向かって具体的な取組を進めることと考えます。なぜごみの減量が必要なのか、循環型社会を住民とともに形成する目的は何なのかを明らかにし、住民に協働を呼びかけるべきと考えます。家庭から排出されるごみの量と事業系ごみの量は。ごみの減量のためには分別の徹底が重要と考えますが、家庭ごみの分別の現状は。音更町の資源ごみのリサイクル率の現状は。ごみ問題に対する住民協働の現状は。ごみの減量と資源化のためには、燃やさないごみや粗大ごみの資源化が重要と考えますが現状と今後の方向性は。次に、ごみ屋敷対策。ごみ屋敷を作ってしまう背景には、生活の怠惰ではなく、病的な嗜癖によって物を収集してしまうというケースや認知症など、所有者が抱える様々な問題があると思います。町が把握しているごみ屋敷の現状と苦情件数は。ごみ屋敷は、住人の抱えている問題を個別に解決しない限り再びごみ屋敷になる可能性が大きい。町はどのように対応していますか。令和元年第3回定例会で、ごみ屋敷対策として、町内会や老人クラブなどに回収を依頼して補助金を出すコミュニティ支援型の方法を検討すると回答がありましたが、その進捗状況は。以上、御答弁よろしくお願いいたします。
答弁 町長 小野信次
ごみ対策についての御質問にお答えをいたします。はじめに、1点目の不法投棄の現状と今後の対策についてでありますが、町内での不法投棄件数はかなりの数に上ることから、正確な件数の把握は行っておりませんが、投棄されたごみの中から氏名などが判別でき、投棄者を特定できた案件については、過去3年間で申し上げますと、平成29年度、30年度はそれぞれ4件ずつ、令和元年度は5件であり、該当者には厳重注意するなど、適切な指導を行ったところであります。町で回収した不法投棄ごみの種類は、家庭から排出される一般的な可燃・不燃ごみやペットボトルなどの資源ごみをはじめ、廃タイヤ、家具などの大型ごみ、家電リサイクル法の対象品目であるテレビや冷蔵庫、洗濯機など多岐に渡っております。本町では、不法投棄されたごみは、ごみサポート事業やボランティアなどで回収したごみと一緒にくりりんセンターに搬入していることから、不法投棄ごみの処理件数や処理量、処理金額についての集計は行っておりませんが、家電リサイクル法の対象となるテレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機の4品目は処分時に町がリサイクル料金を負担しており、平成29年度は44台で12万6千円、30年度は27台で7万6千円、令和元年度は78台で24万6千円となっております。不法投棄を未然に防ぐために、町としても広報紙やホームページでの啓発を行っているほか、ポイ捨て禁止などの啓発看板の設置、職員による毎週のパトロールとごみの回収などを随時行っており、先月25日発行の広報紙にも記事を掲載し、「ごみのポイ捨ては犯罪です」との警告を行ったところであります。さらに、今月25日発行の広報紙と併せて配布を予定している新たな家庭用ごみ分別の手引には「不法投棄は犯罪です」の項目を追加掲載し、より一層の啓発を行うこととしております。御質問の防犯カメラの設置につきましては、町有地で不法投棄が行われる箇所の多くは道路であり、その延長が数キロメートルに及ぶ路線も多いため、設置箇所の選定が困難な状況であること、また、防犯カメラは安全・安心の確保に役立つ反面、不法投棄する人以外の容姿などについても撮影・記録する可能性があることから、プライバシー保護の観点もあり、現在のところ防犯カメラの設置は考えておりませんので、御理解をいただきたいと存じます。また、スマートフォンなどを活用した通報システムにつきましては、ごみの不法投棄だけでなく、道路や公園などの異常についても利用している自治体もありますが、現在のところ本町では、町内会をはじめ、町民の方からの電話やメールなどで直接通報をいただき対応しているところです。ただ、御質問の通報システムは、公共施設に異常が生じた際の早期の復旧や長寿命化などにも寄与するものと考えられますので、今後、情報収集を行い、導入の可能性を研究してまいりたいと存じます。次に、2点目のごみの減量と資源化についてでありますが、本町の過去3年間のごみの量は、家庭ごみでは、平成29年度が1万21トン、30年度が9,946.4トン、令和元年度が9,882.5トンで、事業系では、29年度が3,079.9トン、さらに30年度が3,060.8トン、元年度が3,051.1トン、合計では、29年度が1万3,100.9トン、30年度が1万3,007.2トン、元年度が1万2,933.6トンとなっており、ほぼ横ばいの傾向にあります。本町における家庭ごみは、大きく分けて可燃ごみ、不燃ごみ、プラスチック製容器包装や新聞紙などの9品目の資源ごみ、そして、大型ごみの計12品目に分別し、収集しております。このほか、可燃ごみではおむつ類、不燃ごみでは電池などの有害ごみ、刃物類などの危険ごみ、在宅医療ごみは、別途分別をして無料で収集しております。町では、これらの分別の方法を周知するため、家庭用ごみ分別の手引を全世帯に配付するとともに、ホームページや広報紙などでもお知らせしております。これらの分別方法に従って、ほとんどは適正に分別していただいておりますが、一部、特にプラスチック製容器包装の分別ができていない傾向にあります。これらのことから、今後もごみの分別について広く周知を図るとともに、町民の皆さんの更なる利便性の向上を図るため、現在、スマートフォンなどを利用したごみの分別に関するアプリケーションの導入準備を進めております。これは、ごみの名称を入力することで可燃や不燃などと、ごみの種別を表示するほか、事前に収集地区を登録することによって、カレンダーに収集日や種類を表示する機能を持つもので、11月頃までには運用を開始する予定となっております。資源ごみの過去3年間のリサイクル率につきましては、集団資源回収も含め、平成29年度が27.5%、30年度が27.2%、令和元年度が26.7%となっており、ごみ排出総量の約4分の1が資源として再利用されている状況となっております。ごみ問題に対する協働の取組としては、例年、町民の皆さんや町内事業所も参加して行う春と秋のクリーン作戦をはじめ、町内会や老人会などによるごみ拾いのボランティアや集団資源回収などを実施していただいております。クリーン作戦につきましては、本年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から実施には至っておりませんが、収束の動向などを注視しながら、今後も町民の皆さんと一緒にごみのないまちづくりに向けて取組を進めてまいります。本町のごみ減量に向けた取組につきましては、5月30日の「ごみゼロの日」に併わせて役場庁舎と木野支所でパネル展を開催し、資源化の過程で発生するアルミ缶やペットボトルを圧縮した塊を展示したほか、ごみの減量を訴えるリーフレットなどの配布を行ったところであり、10月30日の「食品ロス削減の日」にも同様の取組を行うこととしております。また、町のごみを処理しているくりりんセンターでは、不燃ごみと大型ごみから鉄、アルミニウム、被覆銅線を回収し、資源化しておりますが、現在整備を検討している新中間処理施設でも同様の資源化を行う予定とお聞きしております。今後におきましても、地球環境負荷削減を進める上で、ごみの減量化・資源化は大変重要な課題と考えておりますので、引き続き町民の皆さんに対する周知を幅広く行うなどの取り組みを進めてまいりたいと考えております。最後に、3点目のごみ屋敷への対策についてでありますが、町が把握しているごみ屋敷に関する過去3年間の相談件数は、平成29年度は3件、30年度は2件、令和元年度は10件となっておりますが、いずれも苦情ではなく、親族や近所の方が、お住まいの方の体調や安否などを心配する内容となっております。なお、このうち3件については、継続して対応に当たっているところであります。ごみ屋敷への対応は、ごみを認識している人と認識していない人で異なります。身体の衰えや病気などで足腰が弱ってごみ出しができなくなった住人で、ごみを認識している場合は、親族と協働で片付けを行ったり、町のごみサポート事業や介護保険制度のヘルパーによる生活支援などを活用することで問題を解決しております。一方、周囲がごみと判断しても、本人がごみと認識しない場合については、認知症や何らかの精神疾患などが考えられ、ごみを処分するような指導をしても拒否されるため、町といたしましては、定期的に家庭訪問を行いながら、状況によっては医療機関への受診を促すなど、その方との信頼関係を構築しながら、親族と協働で、それぞれのケースに応じた適切な対応に努めているところであります。ごみ出しが困難となった高齢者などのごみ出しを手伝い、そのごみを収集するごみ出し支援には、自治体が直接行う「直接支援型」と、町内会や老人クラブなどの地域コミュニティが行う「コミュニティ支援型」があり、本町では、平成26年度から町職員が週1回自宅を訪問し、分別した家庭ごみを玄関先から収集する直接支援型のごみサポート事業を実施しております。なお、コミュニティ支援型の導入につきましては、住民のマンパワーを活用した先駆的な取組と認識しておりますが、マンパワーの確保やプライバシーに対する配慮といった課題もありますので、先進事例について引き続き研究してまいりたいと考えております。近年、不法投棄されたプラスチックごみなどが、道路側溝や河川を通じて海に流れ出ることなどにより、海洋汚染が環境問題として広く認識されるようになってきております。ごみ削減の取組は地球全体に関わる大変重要な問題であることから、地球温暖化対策としてもごみ減量化に向けた町民への働きかけを引き続き行ってまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
再質問 16番 松浦波雄
答弁ありがとうございました。では再質問をいたします。ごみ問題というのはやはり非常に深刻な問題でございまして、音更町のみならず全国全ての自治体がいろいろな活動を行い、そしてその対応に苦慮しているというのが現実だと思います。しかしながら、投棄されたごみは、何百年、下手すれば千年、2千年たっても残っているかもしれない。その間、地下水を汚染し、そのかけら等が海に流れ、回り回って結局私たちの口の中に入っていくというものなのかなというふうに思います。不法投棄の現状については町では把握していないということでございましたが、道の資料によると、平成29年度に道内の市町村において把握した一般廃棄物の不法投棄の件数は9,164件、そしてそのごみの種類はどうなっているかというと、約70%が生活系のごみ、2%が事業系のごみ、28%が不明というふうになっております。ではその撤去する措置はどうしたのかというと、市町村による措置が全体の92%を占めております。続いて土地所有者に撤去依頼等を行い措置されたものが3%、投棄者に対して撤去指導を行い、措置されたものが2%ということであるようです。また、投棄者が特定されたのは1,300件で14%です。そのうち住民による投棄が1,272件と98%を占めるという状況であります。つまり不法投棄の約70%が生活系のごみであり、また、不法投棄者のたった14%しか特定することができない。そして、不法投棄されたごみの措置は市町村が92%行っているという現状です。本当に捨てていった犯人を特定することは難しいと。そこで、旭川の取組があるんですけれども、旭川市では、市内のハイヤー協会と不法投棄などの通報に関する協定を締結し、車両内にステッカーを添付することで不法投棄の早期発見と市民の意識向上とを行っております。このように各種事業者と協定する取組について、これを行う考えはないかお聞かせください。
答弁 町民生活部長 荒井一好(町民生活部長は2021年3月まで)
今御提言がありましたことにつきましては、現時点では我々想定はしておりませんでした。ただ、御提言いただきましたので、今後におきまして研究、検討させていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
再質問 16番 松浦波雄
了解いたしました。やはりこれはいろんな各種手段をやらなければいけないと思いますので、もしそういうことに協力してくれるような事業者があれば、ぜひ前向きに検討してもらえればなというふうに思います。次に、定期的なパトロールについても、回答がありましたが、もう少しどのように行っているのか詳しくお答えください。例えば何名で、車両何両でどれくらい、大体おおむねどこら辺を回っているのかとか。また、もし道などほかの関係機関の取組を承知であれば、それも分かっている範囲でお答えください。
答弁 町民生活部長 荒井一好(町民生活部長は2021年3月まで)
道路延長、音更町は相当ありますので全ては回れないと。ただ、ある程度不法投棄されやすい部分を把握しておりますので、車1台でございます。週に1回程度、2名体制、そしておおむね、特にひどいというふうに把握している場所は20か所ほどを重点ポイントとして捉えております。ですから、週に平均4か所程度行きますとおおむね、ほぼ1か月で一巡していると。ですから、そういったところを中心に順次パトロールをしておりまして、不法投棄されたものがあれば回収しております。ただ、残念ながらほかの市ですとか町の取組については存じ上げておりません。以上でございます。
再質問 16番 松浦波雄
町における不法投棄の現状はと。これについては、お答えいただいたように、家庭から排出される一般的な可燃・不燃ごみやペットボトルなどの資源ごみをはじめ、廃タイヤ、家具などの大型ごみ、家電リサイクル法の対象品目であるテレビや冷蔵庫、洗濯機など多岐に渡って捨てられているという現状を把握いたしました。先ほど町長からありましたように広報等、それぞれ看板等もありますけれども、なかなかこの不法投棄、また、ポイ捨てが減らないというのがやはり現状かなというふうに思います。そこで私は防犯カメラの設置を提案したわけでございます。町は防犯カメラの設置については考えていないということでした。その理由のまず一つがプライバシーということで、当然プライバシーはあると思います。町民の中にもプライバシーについては様々な意見はあると思います。しかし、やはり現状をしつ知すれば真剣に考えなければいけないのかなというふうに思います。また、設置箇所については、道路延長が長くてというお答えもありましたが、今の部長の回答にありますように重点ポイントというのは必ずあると思います。そして、カメラも固定型ではなく移動型というのがございます。ですから、順繰りにダミーとか本物を組み合わせてやるとかそういうものができないのかなというふうに思います。ちなみに奈良市が最近こういう防犯カメラも設置したようでございますが、この費用を例に挙げると、設置に約1,200万ほどかかっているという状況でございました。内訳といたしましては、システム構築費用が200万円、システム運用費用が1千万円ですか。これは5年間の長期継続契約というような内容のようです。先ほど述べたような理由とこのような予算を踏まえて再度前向きな調査・研究を要望したいと思いますが、それについてお答えください。
答弁 町民生活部長 荒井一好(町民生活部長は2021年3月まで)
防犯カメラの設置につきましては、先ほど町長から答弁申し上げましたように、現時点では考えていないというのが現実でございます。ただ、今他市町村の状況、奈良の状況ですとかお伺いをいたしました。そういった部分につきまして、前向きにというのはなかなか難しいのかなと思いますけれども、どのような対策ができるのか今後研究・検討をさせていただきたいと思いますので、どうぞ御理解をいただきたいと存じます。
再質問 16番 松浦波雄
よく検討のほどをよろしくお願いいたします。次、スマートフォンによる通報システムの導入ですが、導入した自治体の例を見ると、ごみのポイ捨てを含む不法投棄、このほか、道路や公園などの補修箇所を写真で判別でき、位置も自動判別して送信されるので迅速に対応できるようになったということです。先ほど、町民から電話やメールとありましたが、位置を知らせるというのが非常に難しくて、特に山の中あたりだったらどこを何と言えばいいのか分からないというのが本当に現実だと思うんです。ところがこのアプリを使うとすぐにGPS情報が入って送られてきますので、これはお互いにやはり便利なのかなというふうには思っております。何よりこれは町民参加型でまちづくりを進めていくアプリだと思います。町の情報をアプリ上で町民と町が共有できるので、効率的で能動的なまちづくりに期待できると思います。また、災害時などの迅速な対応にもつなげられるという効果もあります。先ほど検討するというふうにありましたが、再度もう一回お願いしたいんですが、これについても前向きに検討していただきたいと要望いたしますが、お考えをお聞かせください。
答弁 町民生活部長 荒井一好(町民生活部長は2021年3月まで)
通報システムについてのアプリの導入ということでございます。先ほど町長から答弁申し上げましたように、公共施設に異常が生じた際の早期な復旧、長寿命化など、こういったものに寄与すると考えておりますので、先ほどと同じ答弁にはなりますけれども、今後情報収集を行い、導入の可能性、こういったものを研究してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
再質問 16番 松浦波雄
次に、ごみの減量と資源化についての質問に移ります。環境省によると、日本全体の家庭から排出されるごみの量と事業系ごみの量は1日1人当たり918グラム、この内訳として、生活系ごみが約70%、事業系のごみが約30%とあります。音更町はここまで先ほど答弁なかったと思うんですけれども、まずここの部分について、音更も1人1日当たり何グラム、どれぐらいというのは把握されていますか。
答弁 町民生活部長 荒井一好(町民生活部長は2021年3月まで)
音更町につきましては、ここ数年おおむね1日当たり800グラムというような数字になっております。そして、ここ数年ほぼ横ばいでございます。以上でございます。
再質問 16番 松浦波雄
音更町の規模で800グラムというのは、いいほうなのかなというふうに思います。いずれにしろごみを減らすためにはまずは住民への啓発活動が重要だと思います。そこで各種手段での啓蒙・啓発が重要と考えます。先ほどお答えもいただきましたが、町の取組について、もうちょっと詳しくこの部分についてお答えください。
答弁 町民生活部長 荒井一好(町民生活部長は2021年3月まで)
町のごみ減量化の取組というような御質問かなというふうに考えております。先ほど町長から答弁申し上げましたように、家庭用ごみ分別の手引、これを今月の25日、広報紙とともに全世帯に配布しようと。平成28年度以来ですから、4年、5年、そういった部分の一定程度のリニューアルをしております。また、ホームページですとか広報紙、こういったものでも周知をしております。さらにスマートフォンなどを利用したごみ分別に関するアプリケーション、こちらにつきましても11月を目途に、町長から答弁申し上げましたように、ごみの名称を入力することで可燃や不燃、こういったごみの種類を表示する機能、あと、事前に自分の収集地区を登録することによって、今日は例えば可燃ごみの日なのかどうなのか、そういったようなごみの種類や収集日、こういったものを表示する機能をあわせ持っております。ですから、こういったものを使いましてごみの適正な排出といいますか、こういったものに周知をしてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
再質問 16番 松浦波雄
了解しました。では次に、音更町のごみ処理に当たり1トン当たり幾らかかっているのか、町民1人当たり年間幾らの経費がかかっているのか、これについてお答えください。休憩(午後 2時07分)
答弁 環境生活課長 原弘美(環境生活課長は2022年3月まで)
ごみの処理に関わります経費でございます。昨年度、令和元年度の経費で申し上げますが、1トン当たり約3万6千円、それから1人当たりで申しますと約1万円経費がかかっております。以上でございます。
再質問 16番 松浦波雄
町民1人当たり年間ごみ処理に1万円かかっているというのは、やはり非常に莫大な金額なのかなというふうに思います。やはりごみを減らすということが必要、重要なのかなというふうに思います。では、ただ減らす減らすといってもどう減らしたらいいのかというのがあるんですけれども、試算したんですけれども、ごみを減らすと幾ら節約できるのかということで、これは町民の1人1日当たりごみの量をおにぎり1個分、100グラムをもし減らすと、音更町の人口は4万4,200人ということで、これが1人100グラムとすれば約1日で4.4トン、それとごみの1トン当たりの処理経費、これが3万6千円ですから、4.4トン掛け3万6千円で、ざくっと計算すると15万ぐらい、1日ですよ。1日15万ぐらいは削減できるんじゃないのかなと。数字の上ではそうなります。これをなぜ挙げたかというと、わずか100グラムのごみの減量でも、町民の皆さん全員が取り組めば大きな成果になります。ごみを減量すればごみ処理経費が削減され、その分を福祉や教育などのほかの取組に使うことができます。町民の皆さんにはできればこのように分かりやすく、かつ住民が減量に参加しようというような気分になるような言葉で訴えていただければなというふうに思います。町でも一般廃棄物会計基準に従って作成した一般廃棄物処理事業の財務諸表を公表するということで、町民に対する説明責任を果たしているとは思いますけれども、やはり分かってもらわないと意味がないということで、住民の理解と協力なくしてはごみの減量はできないと思いますので、ぜひそこら辺工夫しながらやっていただければなというふうに思います。あと、音更町のリサイクル率は約27%とありましたが、今後の目標と、目標達成のための具体的取組についてお聞かせください。
答弁 町民生活部長 荒井一好(町民生活部長は2021年3月まで)
まずごみの部分につきましては、町の廃棄物の処理計画、こちらの目標数値が一応810グラムということになっております。ですから、今がほぼ800グラムでありますので、おおむねそれは達成しているというような状況でございます。また、今年度、廃棄物処理計画、中間見直しを行うこととしております。ですから、そういった中で全体の部分検討していきたいなと思っております。また、リサイクルにつきましては、町長から答弁申し上げましたように、集団資源回収も含めて約4分の1、27%というような状況でございます。なかなかマンパワーの確保等々が難しいというのも実態になっているのがございます。ですから、現在も広報紙等で「集団資源回収行いませんか」というような記事の呼びかけ、こういったものをさせていただいておりますけれども、なかなか増にはつながっていないと。また、町内会を対象に「集団資源回収行いませんか」というような文書も今年配布をさせていただきました。こちらにつきましても残念ながらまだ成果には至っておりません。ただ、こういった地道な取組を進めながらごみのリサイクル率の向上、こういったものを少しでも上げたいというふうに考えております。そういった取組を今後も進めてまいりたいと思いますので御理解をいただきたいと存じます。
再質問 16番 松浦波雄
やはりごみの減量と資源化ということについては、ごみになるものの発生の抑制、再使用、再資源化が重要であると思います。これは住民の理解に基づく住民協働なくしてはできないと思いますので、難しいのはよく理解いたしますが、現状に加え、さらにあらゆる施策に取り組んでもらいたいと思います。次に、ごみ屋敷対策として、町内会や老人クラブなどに回収を依頼して補助金を出すコミュニティ支援型の方法について答弁がありました。これについてもいろいろ問題も含め検討しているということでございましたが、あれから、提案があった後、検討するとありましたが、町が把握して、問題点等についてどのようなことがあったか、具体例等があればお聞かせください。
答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)
ごみ屋敷問題の問題点ということでございますけれども、まず、本人がごみをごみとして認知していないというのが最大の問題というふうに認識しております。それからそれによって、ごみがたまることによって悪臭や害虫などが発生してしまうということで御近所に迷惑がかかるといったことが大変問題となっているというのと、あと、ごみをごみと思わないという方たちにとりましては精神的な疾患等を有しているということでございまして、一度解決しても、ごみを処分しても、そのままですと、放置しているとまた再び起こってしまうといった点が問題点というふうに認識しているところでございます。以上でございます。
再質問 16番 松浦波雄
了解しました。先ほどの町長の答弁と同じなのかなと思いますけれども、確かにこれも難しいことはよく理解しております。でも現状としてごみ屋敷についても御近所についてみれば非常にやっぱり大変な問題でございまして、そういう地域の協働で、力で何とか解決するような力含めてそういう施策も進めていただければなというふうに思います。今、部長からありましたように、コミュニティー支援型の問題点等についても理解いたしました。これは最後になりますけれども、ごみ対策は全国の自治体が頭を悩ます難しい問題です。しかし、環境省によると、人口10万人以上50万人未満の自治体でも、ごみ排出量が605グラムの自治体があります。音更は800ですけれども。リサイクル率52%という自治体もございますので、そういう先進事例を含めてさらに研究を進めていただければと思います。いずれにしろ、美しく住みよい、生活環境のよい音更町であってほしいと思います。新しいくりりんセンターも計画されていることから、町のさらなるごみ対策を要望して、質問を終わります。
答弁 町長 小野信次
今松浦議員が、ごみの問題というのは従来から語られたことですけれども、特に今年、コロナの影響というよりも、コロナの年というから余計感じるのかなというふうなことで、私も松浦議員さんからこの通告書をいただいたというきっかけに、改めて、先ほど担当のほうでお話しいたしましたけれども、ポイント、20か所は全部見ていませんけれども、見させていただきました。そして、今年はクリーン作戦を春先やらなかったからという話も一応答弁の中には上げさせていただいておりますけれども、そうはいいながらも、答弁の中にもありますように、事業者の皆さん方、そして町内会の皆さん方、そして各種ボランティア、老人クラブの皆さん方、農村部においては農地・水事業をやっている方々、あらゆる方々がその事業を今年は休んでいるわけでないんです。しかしながら、松浦議員さんが御指摘のように、若干でなくて、目にちょっと余る場所もある。そういったことを町なかじゃなくて、農村部にあっても事実そういうところが見当たる。そして、そういうところを見て歩いたときに、通勤で生活ごみを置かれていくのか、あるいは退社のときに置かれていくのか、こういった問題も浮き彫りになってきている。それはなぜかというと、まていに袋にごみ入れて縛ってちゃんと投げているというか置いてある。でもその中で、担当とも話したんだけれども、領収書が入っていて、名前だけ切り抜いてあるんだよ。だから、こういう話、見ないで幾ら話してもしようがないの。それで私は担当とふだん、そしてさっき松浦議員が御指摘になった市街地の中、ざっくばらんに話ししますけれども、どうやって喚起したらいいのか。広報でもやっている、それから、交通安全と同じように立て看板を立てると今度、これからまちづくり懇談会あるんだけれども、こんなに看板が必要なのかとまた言われる、正直言って。しかし、それはそれとして、なぜこんなにこの時期に、うちの町だけじゃないという話もしていただきましたけど、どういうふうになっているんだろうということを、そしてどういう喚起方法があるのか。答弁の中であれやこれや検討させていただくという答弁になっておりますけれども、今松浦議員からいろんな事例を出していただきました。やはり研究するには値あるというふうに思っています。なおかつカメラの話も出ましたし、それからアプリの話も出ました。今までは今までとして、これからどういう方法がいいのかというよりも、どうやったら、生活者というかそこの住民だけじゃなくて、道路を利用する人たち、特に私はこの間、歩いて気がつくというよりもやっぱりひどいなと思うのは、はっきり皆さんいるから皆さんも見てほしい。5線、翠柳大橋の南側、行って御覧になってほしい。どういうふうな喚起方法がいいか。あと住宅地の中、特定した場所は当然言えませんけれども、人のごみ置き場にごみを持ってきてわざわざ置いていく人が、人なのか何か分からないけれども、動物ではないと思う。そういった事例が増えてきているということはやっぱりモラルの問題。それと、去年と今年とどうだというふうに担当にも聞いたりしたけれども、やっぱり今年感じる、肌感というよりも、やっぱりちょっと多いんじゃないかと。これは多分うちの町だけじゃないというふうには思います。そういうことも含めてやっぱり我々もここで一回、今松浦議員さんから指摘が、指摘というよりも一緒に考えようやということだから一緒になって考える機会にしたいなと思いますし、こういうときにそういった実態として、コロナでみんな緊張して生活をしているという中で、しかしながらそういったところも手を抜かないというよりも、そういうところへもしっかりと目を向けながら、生活空間を大事にして、そして、この町が好まれる町、住んでいて本当によかったというふうに思い続けられる町の環境だけは整えていかないと、春先というより、ちょっと月は忘れたけれども、6月か7月かのときに、東京在住者だというんだけれども、音更が好きでということで来たら、あまりにも町がごみが多いという私に直接のはがきをよこされました。そのぐらいだから、今回の指摘というよりも、いい機会を与えていただいたと思うし、松浦議員さんがおっしゃるように、町民一人ひとりがそういう考え方を持ってほしいということを、これからも知恵をちょっとおかしいただきながらしっかりとまた周知をしてまいりたいと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。