音更町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月14日
議事録に件名の記載なし
2018年6月14日、音更町議会の一般質問で、松浦波雄議員が質問し、町長 小野信次、保健福祉部長 重松紀行が答弁しました。
- 質問者
- 松浦波雄 議員
- 答弁者
- 町長 小野信次、保健福祉部長 重松紀行
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 16番 松浦波雄
おはようございます。通告に基づき質問いたします。産後ケアとは、「分娩施設退院後の母親の身体的・精神的回復と、母親役割獲得を目的としたケア」と言われています。我が国では平成20年に産後ケア専門施設が誕生し、現在では専門施設や病院、助産所において、宿泊型、日帰り型、訪問型の形態により行われています。産後ケア誕生の背景には、出産年齢の上昇や核家族の増加、入院期間の短縮化などにより、産後の母親は育児技術を十分習得できずに、サポートの少ない環境への退院を余儀なくされる場合があるなど、母子とその家族を取り巻く社会情勢の変化があります。これに対し、育児不安の軽減や虐待予防の観点から産後ケアが注目されるようになってきました。厚生労働省は、平成32年度末までに妊産婦等を支える地域の包括支援体制の構築を全国的に整備する方針を示し、地域に応じた産後ケア事業の実施を勧めています。音更町においても平成29年7月から産後ケア事業に助成を始めたところであります。このような背景を踏まえ、産後ケアについて次の4点について伺います。1、昨年度から開始した産後ケア事業の利用状況は。2、利用者の声は。特に改善要望はありますか。3、現在、十勝管内の産後ケアは日帰り型のみですが、母子とその家族を取り巻く社会情勢の変化により、今後は十勝管内自治体や関係機関の連携のもと、宿泊型や訪問型の事業構築が必要と考えますが、町の認識は。4、夫やパートナーに対して町はどのような啓発活動を行っていますか。以上、御答弁をお願いいたします。
答弁 町長 小野信次
おはようございます。産後ケアについての御質問にお答えをいたします。初めに、産後ケア事業の利用状況についてでありますが、産後ケア事業は、産後の心身の不調や育児不安に関する支援を受ける環境がない産婦に対して、助産師が中心となって医療機関や対象者の居宅等において、身体的回復と心理的な安定を促進するとともに、母子とその家族が健やかな育児ができるよう支援するもので、本町では、平成29年7月から、産後4カ月未満の母親と子供を対象に、デイサービス型産後ケアを実施しております。実施に当たっては利用登録をお願いしており、これまでの登録者の総数は55名となっております。29年度の利用状況は、7月から本年3月末までの9カ月間で24名の方が、延べ47回利用されており、回数については、1回が9名、2回から4回が15名となっております。次に、利用者の声や改善の要望についてでありますが、利用されている方はその理由として、「産後の生活や産婦自身の体調への不安を感じている」とした方が78.7%、「授乳や乳房の管理、乳児の体調や発育状態への不安を感じている」とした方が59.6%で、その両方とした方が42.6%となっております。産後ケアでは、こうした不安に対して、助産師が個別に相談に乗り、適切なアドバイスをすることで身体的・心理的な支援を行うほか、授乳や沐浴、おむつ交換などの具体的な指導を行っております。利用者からは、産後ケアそのものに対しての改善の要望は現在のところ寄せられてはおりませんが、「疲れが取れた」、「授乳に専念できた」、「自分自身の時間が過ごせた」「同じ町の人と知り合いになれた」などの声があり、おおむね産婦に寄り添った支援ができているものと考えております。次に、宿泊型や訪問型の事業構築に対する認識についてでありますが、十勝管内における産後ケア事業の実施状況は、デイサービス型は本町を含め1市3町、訪問型は2町で実施しておりますが、これらのサービスを併用して実施している自治体はなく、宿泊型は実施する事業者がない状況となっております。また、本町で訪問型を実施する場合は業務を委託する必要がありますが、受託可能な開業助産師が少ないなど課題を抱えており、現状では難しいものと思っております。本町の産後ケア利用者からは、宿泊型、訪問型についての要望は今までのところありませんが、今後、利用されていない方には、その理由等の聞き取り調査を行うとともに、利用されている方に対しては、利用ニーズの深掘りをするほか、近隣自治体との情報交換を行うなど、産後ケア事業の充実を図ってまいります。最後に、夫やパートナーに対しての啓発活動についてでありますが、夫やパートナーへの啓発として、母子健康手帳の交付時に合わせて、親になるための心構え、夫、パートナーの役割などを記載した母子健康手帳副読本や父子手帳を交付しております。また、パパママ教室を年6回開催し、その中で、産後の産婦の心身の変化や支援方法についての講座を初め、沐浴体験や妊婦体験、先輩パパ・ママからの体験談を聞くことができる講座を設けるなど、産後ケアの啓発を行っております。本年度も多くの方が受講できるよう個別に通知を行うとともに、ホームページや広報紙での周知のほか、新たに導入した電子母子手帳でもこの情報を配信することとしております。近年、核家族化が進む中で、産婦はそれぞれ不安を抱えているものと認識しております。退院直後の母子の心身の安定と育児不安の解消のための支援は極めて重要であると考えており、利用しやすく、利用してよかったと思われるような支援体制を構築し、産後も安心して子育てできる環境に努めてまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
質問 16番 松浦波雄
御答弁ありがとうございました。では最初に、1点目の昨年度から開始した産後ケア事業の利用状況でございますが、もう少し数字的なところを押さえておきたいので、以下の点について伺います。お母さんの利用された年齢構成、それと赤ちゃんの利用月齢、それと大まかな居住地域、大体どの地域の方がどれぐらい受けておられるのか。あわせて、今答弁の中にもざっくり利用につながるまでの流れがありましたが、もう少し詳しくこの利用につながるまでの流れを簡単にお答えください。また、利用者の特徴、どのような方が利用されているのか、差し支えない程度でお答えをお願いいたします。以上です。
答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)
それでは、ただいまの御質問につきましてお答えいたします。まず年齢構成でございますけれども、二十歳から24歳の方が3名、25歳から29歳までの方が4名、30歳から34歳の方が10名、35歳から39歳の方が4名、40歳以上の方が3名となっております。次に、利用の月齢でございますけれども、0カ月の赤ちゃんが4名、1カ月が9名、2カ月が13名、3カ月が21名となっております。それと居住地域につきましては、木野地区が19人、音更地区が5人、それから利用につながるまでの流れでございますけれども、まず申し込みにつきましては、母子健康手帳交付時に面談を行いまして、産後ケアの利用希望者や産後ケアが必要と思われる方に対しまして仮登録を勧めます。続きまして、赤ちゃん訪問時におきましても、該当者につきまして再度事業を紹介いたしまして、利用の希望がある方については申請を行っていただいております。その後、利用の決定をさせていただきまして利用を開始するという流れになってございます。続きまして、昨年度、29年度の利用者の特徴でございますけれども、全般的に経産婦の利用割合が多いという実態と、あと、支援者が近くにいらっしゃらない、あと、支援者が近くにいらっしゃっても、仕事をしておりまして、実際の支援を受けられない方が利用しているというような実態でございます。あと、利用の理由につきましては、第1子、初産婦につきましては母乳管理や授乳の方法、子供の、赤ちゃんの取り扱い、あと経産婦では腰痛や肩こり、不眠等での体調不良や上の子への対応など育児の悩みについての利用が多いということでございます。以上でございます。
質問 16番 松浦波雄
数字的なものについては大体理解できました。その中で、平成29年度赤ちゃんの出産数については約320人程度ぐらいあったと思うんですけれども、昨年度9カ月間で24人の方が産後ケアを受けられたと。この実績からすると、この1年間に計算すると、ざっくりの目安として、出産された方の約1割、この方がデイサービス型の産後ケアの要望があると私は考えますが、町の認識とこれは一致しているんでしょうか。
答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)
ただいまの出生者数に対しましての産後ケアの利用者数の割合ということでございますけれども、昨年1年間で322名の方がお生まれになっております。その中で、この産後ケアの申し込みにつきましては4カ月たってからということでございますので、昨年7月から実施しておりますので、4月1日から生まれた方については御利用できるということですので、およそ具体的に母体、母数が何人ということはちょっと、4カ月というその判断の状況がございますので言えないんですけれども、出生者数に対しては、今、議員おっしゃられたとおり1割というふうな認識は持っているところでございます。以上です。
質問 16番 松浦波雄
数字的な押さえも含め、おおむね認識が一致したようでございますので、次の質問に入ります。私の質問の2点目と3点目、これをあわせて質問いたします。利用者からは本当に好評で、いろんなよい評価をいただいていると。改善要望等は今のところ受けていないということについては理解いたしました。私も何人かの音更のお母さんに聞いて、また、ほかの自治体が行った聞き取りのアンケート、このような結果によると、音更の方で、先ほどの答弁と大体似たような内容にはなるんですけれども、困ったとき、悩んでいるときに相談に乗ってほしいということ、これがやっぱり一番大きなニーズなのかなというふうに思っています。音更については、これは保健婦さんなどが専門的なアドバイスをやっておられるのかなというふうには理解しております。次に、やはり家事などについても、料理、掃除、買い物、自分が不在のときの赤ちゃんの世話、沐浴など家庭内においてのサポートも、多くはないといえ、こういう要望もあると思います。つまり、これは訪問型の要望もあるのかなと思います。過去の議事録を見ると、これについても検討してみたいというようなことが見られたんですけれども、町の今この訪問型に対する検討状況、これについて具体的にはどういう状況なんでしょうか。
答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)
ただいまの御質問でございますけれども、産後ケアにつきましては育児手技、沐浴の仕方ですとか授乳の仕方というものについてのアドバイスですとか心理的なケアをするということでございまして、家事等につきましては、ホームヘルプサービスということでまた別なサービスになってございます。そういった中で、訪問型につきましての検討でございますけれども、確かに訪問型、御自宅に行くわけですから、御自宅で通常お使いのソファーですとか授乳の器具ですとかそういったものを使ってやるということで、とても訪問型につきましてはメリット等はございます。また、デイサービス、今やっている事業につきましても、家から離れてリフレッシュした中で、また別なところでリラックスできるという特徴がそれぞれございます。それで、私どもも訪問型についてはニーズがあればぜひ今後実施していきたいということで考えておりますけれども、今調査はしているんですけれども、昨年の調査では、先ほど答弁でも申し上げましたけれども、ニーズがなかったということでデイサービスで行っているというのが一つございます。それともう一つ、実際やっていただける助産師さんという方が音更町もしくは管内にいらっしゃるのかどうかということもございまして、その辺につきましては、今後もしニーズがございましたら実施に向けて検討していきたいというふうに考えているところでございます。以上です。
質問 16番 松浦波雄
音更町は基本的にはそれぞれの家庭に全戸訪問をして、そしていろんな聞き取りをやっているというのは私のほうでも把握しております。しかし、先ほども言ったように、やはり家庭のいろんな家事を手伝ってもらいたいというニーズに応えるための施策として金沢市の例を挙げてみたいんですけれども、金沢市では、出産、育児、家事などを手伝ってくれる人がいないお母さんにヘルパーを派遣しております。これは町で言うところの訪問型とは違うのかもしれませんが、ただ、こういうお母さんを支援するという意味ではこういうようなヘルパーを派遣していると。その援助内容は3つございまして、1が、まず育児援助、具体的には沐浴の手伝い、授乳の手伝い、おむつ交換、2として家事援助、調理、食事の片づけ、洗濯、掃除、買い物、3として兄弟姉妹の世話、これは、ほかに子供がいたら大変ということでございますので、そういう兄弟姉妹の育児の手伝いというこの3つのことをヘルパーさんにやってもらっているというようでございます。平成29年度の金沢市の出生数は約3,800人、このサポートを受けた人は86人ということでございます。比率で言えば約2.3%ということで、音更では余り要望がないようだというような声はあるようですけれども、やればやっぱりこれぐらいの割合は必要としていると思われるのかなと思っております。それと、音更の場合は、帯広市のケアセンターまで出向くというのは、特に冬、大変なお母さんいるんじゃないのかなと思うんです。十勝では、少ないながらもこのようなサポートをする事業者もあるようでございます。先ほどもちょっと答えていただきましたが、こういうようなヘルパー派遣についても検討してもらいたいと思いますが、町の考えをもう一度お聞かせください。
答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)
ただいまの御質問でございますけれども、今町として公的にその家事サポート等についての事業は実施しておりません。町内でそういった必要な方につきましては、帯広市にある民間のサポート、ヘルパーステーション等を利用していただいているという状況でございます。またこちらにつきましてもニーズ等を把握しながら、どのようなサポートがいいのかということは引き続きちょっと検討したいと思っておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。
質問 16番 松浦波雄
では御検討のほどよろしくお願いいたします。次に、先ほど改善要望等は余りなかったということでございますが、ちょっと中にはこういう制度を知らなかったというお母さんもやっぱりいらっしゃるんです。それについてはなぜかというと、今町でやっているように、例えば母子手帳を渡すときに説明するというのはございましたが、お母さん、いっぱいいっぱいのときにたくさん説明されても覚え切れないというのが実情だと思うんです。忘れてしまうと。帰ったら、もう疲れて寝たいと。そのうちに忘れてしまうというようなことはあると思うんです。これも要望になるんですけれども、これについては、1回言ったから、もしくは家庭訪問したからというのでなくて、もっと繰り返し伝える工夫をしてもらいたいというふうに思います。それは直接でもあるし、チラシでもあるし、もしくは郵送とか、忘れた、その時期ぐらいになってきたらそういうことを伝えるとか何らかの形をしないと、あら、そんなことがあったんだというようなことは、やっぱりそういう声はあるわけなんです。それについていかがでしょうか。
答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)
周知の方法でございますけれども、今、議員おっしゃられたとおり、母子健康手帳交付時と、あと赤ちゃん訪問時、それとファイルに育児ケア、産後ケアのチラシ等を入れてお渡ししているということでございます。いずれにいたしましても、1カ月、2カ月というのはお母さんも必死だと思います。ファイル等では送っているんですけれども、さらに何か有用な、有効な手だてがあるかどうかさらに検討したいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
質問 16番 松浦波雄
その点についてはよろしくお願いいたします。次に、宿泊型の事業構築が必要なのではないかという質問に入っていきます。厚岸町の例を挙げますと、生後6カ月未満の乳児とその母親が、トータル7日以内で釧路町にある助産院において宿泊型を利用できます。もちろんデイケア型も受けることができます。平成29年度、厚岸町の出生数は52人、宿泊型の利用者数は3人、9日の利用でありました。ケアセンターまで1時間弱と移動に比較的時間がかかりますが、厚岸町では6%ぐらいのお母さんが宿泊型を利用している。このことからすれば、制度が実現すれば、音更町でも20人前後の利用が見込まれるのではというふうに私は見積もっております。これは、病院や助産所、または産後ケアセンターなど宿泊できる受け皿がないとできないというものは理解しております。そして、音更町の単独でもできないと。これも理解しております。そこで私としては、近隣の自治体が協力していかなければいけないと思う次第でございます。まずはこのような制度の実現に向けて近隣の自治体と話し合いの場を設けていただきたいと思いますが、町の考えをお聞かせください。
答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)
宿泊型の導入でございますけれども、産後ケアにつきましては本町におきましては昨年7月から実施しておりまして、まだ、先ほども申し上げましたとおり、公募型もやられていないということで、やっていないということでございます。さらに宿泊型ということでございますけれども、議員もおっしゃられましたけれども、残念ながら管内に受け入れてくれる施設がないということでございますので、ちょっと時間をいただきながら、こちらについても検討させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
質問 16番 松浦波雄
私言いましたが、これは当然受け皿にしろ、音更町単独ではできないというのは理解しておりますので、本当に実現に向けて努力していただければと要望しておきます。そして、実際にこの宿泊型を受けたお母さんたちの声なんですけれども、不安なときに宿泊型を利用することで第2の実家のように安心して過ごせたと。それと、乳児の対応について自信のなかったことを、それでいいよと支持してもらえて心強かった、気分転換になった、乳児の出産で赤ちゃん返りの上の子とゆっくり遊ぶ時間がとれた、このようにお母さんがゆっくり休めて不安を解消できると、やはり非常にそういうメリットが大きいとございますので、繰り返しますが、本当に実現に向けて努力していただければと要望いたします。この3点目の最後になるのですが、私は、今行っている町の産後ケアの拡充を求めたいというふうに思います。先ほど紹介した厚岸町の例で言えば、デイケア型は生後6カ月まで、それと10日以内、金沢市ではヘルパー利用が20日以内となっております。それぞれ利用状況を確認しましたが、全員が限度いっぱい使っているわけではないんです。しかし、必要な人は限度いっぱいまで利用していると。もし産後鬱状態になってしまったら、そこでやらなければいけないことがたくさんあるというのはやはりつらいことじゃないのかなというふうに思うんです。そこで、生後4カ月までではなくて、もう少し延ばしてやるとか、また、利用日数を4日より多くする、このように拡充してはどうかと思いますが、町の考えをお聞かせください。
答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)
ただいまの御質問、拡充ということでございますけれども、今現在4カ月、4回ということで実施しております。これにつきましては厚生労働省のガイドラインに基づきまして4回、4カ月ということで実施しておりますけれども、冒頭議員さんのおっしゃられたとおり、地域の実情に合わせてということもございますので、今後、先ほども申し上げましたけれども、まだ始まったばかりの事業でございますので、拡充等につきましてもいろいろ実情を見ながら、あとニーズを聞きながら対応していきたいと考えておりますので、御理解していただきたいと思います。
質問 16番 松浦波雄
いっぱいいっぱいになっているお母さんについては、やはり支援の手を差し伸べるような形をしていただければというふうに思います。次に、4点目の夫やパートナーに対する啓発でございます。町でもいろいろな措置をとっているという御回答でございました。でも、それは本当に全ての夫やパートナーに伝わっているのかというところです。それで、特に男というのはわかっているようでわかっていないというのが本当のところだと思うんです。そして、町のほうで伝えている内容、それは本当に母親の子育ての大変さがわかる内容なのかというふうに思います。実際その320人の、322人ですか、の対象者のうち、何人ぐらいが町が行っているいろいろなそういう啓発活動に参加されているのか。そして、もし万一妊産婦さんから、お母さんから夫が余り協力的でないという相談を受けたならばどう対応しているのか、またはどう対応するつもりなのか、そこら辺を2点お聞かせください。
答弁 保健福祉部長 重松紀行(保健福祉部長は2021年3月まで)
大変申しわけございませんけれども、具体的なちょっと人数は申し上げられないんですけれども、第1子の生まれた方の約半分のお父さんについてはパパママ教室に参加していただいているということでございます。それと、どのように今伝えているかということで、指導しているかということでございますけれども、答弁にはなかったんですけれども、子育て支援センター、子ども福祉課の所管になるんですけれども、そちらのほうでも、妊娠中から父親のみでも参加できるような事業につきまして、パパママデビューですとか、カンガルーの日、きのっこサンデーといった名称のようでございますけれども、そのような事業をやって啓発等には取り組んでいるところでございますけれども、なかなか私どもが直接、保健師等が直接父親に会う機会というものはないものでございますから、母親を通して父親の育児参加につきましては、生まれる前から始まる、妊娠期から既に準備段階であるというようなことですとか、生まれてからの幼児時期が一番その要望等が、子供からの要求等がないものですから育児には一番参加しやすい時期というようなこと、この時期に積極的にお父さんも子育てにかかわっていただきたいというような旨のことを母親のほうから伝えていただくというように指導しているというようなことでございます。以上でございます。
質問 16番 松浦波雄
やはりこの産後ケアについては、母親のケアはもちろん大切なんですけれども、夫や家族、そこの理解がないとそのケアはなかなか思うようにいかないというのが本当のところだと思うんです。それで、例えば今音更でやっているいろいろなスマホを利用した、あるんですけれども、それを例えばお父さんのスマホ、お父さん、父親専用のスマホのアプリとか、何かそういうものができないのかなというふうに思いますので、そこら辺も含めて検討してもらえばなというふうに思います。質問の最後になりますが、私には4人の子供がおりますが、当時自分では理解して手伝っていたつもりだったんですけれども、2人の孫の産前産後の手伝いをするうち、当時の私としてはやはり仕事を口実に実際はやっていなかったんだなというのが本当に実感しております。そこで、町には私のように後で後悔するような人がいないように、本当に今言ったように啓発活動についてはしっかりやっていただければというふうに思っております。あわせて男性の育児休暇取得の啓発、奨励、これについても積極的に推進してもらいたいというふうに思います。東京都の統計によれば、妊娠、出産期の死因第1位は自殺であります。これは、妊娠、出産を迎える女性は精神的にアンバランスになりやすく、特に出産直後は、子育ての重圧も重なり、不安に陥りやすい状況です。現在は核家族や少子化の影響で身近に頼れる人がおらず、1人で悩みを抱え込むことも珍しくありません。全ての女性が、出産による心身の変化から、個人差あれど不安定になるリスクを抱えています。10人に1人が産後鬱になっているという報告もございます。音更町の母親たちが前向きに子育てに向き合えるように、これはボランティアの活用も含めて産後ケアのさらなる充実を要望して、質問を終わります。
答弁 町長 小野信次
今松浦議員さんから産後ケア、これは特にこうして最近の、ましてやここ1週間ぐらいの中で、子供を育てるという中で、産んだ子供をどうやって育てていくのかという中でのまさに今のタイムリーなお話だというふうに思います。そして、ついこの間の、本当にまだ幼い子供が、育児放棄とは言わないけれども、こういうことが積み重なって虐待を受け、そして、まだ幼児なんだけれども、文字を書くようになって、許してという言葉で言うというぐらいなことで、本当にまさに、これは世の中全体ではないけれども、やはり今松浦議員から御心配されているようなことが、都市であろうが、こういった町であろうがやはりちゃんとしていかなければならないということで始まったのがこの平成29年からの産後ケアであります。そういった中で、今るるお話をいただきました。何と言いましても、お互いがこのことを1年やり出して、どういう認識にあるかという意思確認をこういった形でしていただきますことにもやはり事実本当にありがたいなというふうに思いますし、また、初めてのお産の産婦の方が一番こういうことに利用されているのかというお話を伺いつつも、町からの調べた中では、言ってみれば経産婦の方に多いということは、さっき松浦議員から指摘がありましたように、金沢市でしたか、そこでやられているように、家事支援だとか、あるいは多子世帯になったときにそれをどうやってまたケアしてあげるか。本来は親としてそのことを果たすというのが役割であるということは誰しもわかっている中ですけれども、今おっしゃられたように、核家族化、そしてまた複雑な中で子供を育てていくという中で、あらゆる手で、音更町も子育て支援センターをつくってもう随分になるわけです。私たちの世代ですから、もう20年近く前からそういうことをやったわけですけれども、しかし今の時代にじゃどうするのかというのがまさに今のこの産後ケアのお話だというふうに思いますし、また、部長からもお話しありましたように、1年間の中でいろんな検証も今受けて出されてもおりますし、そういったことを今後、検討というよりも、どういうふうに研究していったらいいのかということをぜひ今の発言、そして提案をいただいたことも含めて、改めて次に向かってこのことを生かせるものがあれば生かしてまいりたいというふうに思っておりますので、どうかこれからもそういった意味では、お互いに人づくり、人を育てるという意味では認識を共通しながらまたこれからも御指摘、御提言をいただければというふうに思います。どうぞ御理解のほどお願いいたします。ありがとうございました。