音更町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月15日
健全な財政運営と来年度予算編成について
2017年12月15日、音更町議会の一般質問で、山川光雄議員が「健全な財政運営と来年度予算編成について」質問し、町長 小野信次、企画財政部長 渡辺仁、副町長 高木収が答弁しました。
- 質問者
- 山川光雄 議員
- 答弁者
- 町長 小野信次、企画財政部長 渡辺仁、副町長 高木収
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 3番 山川光雄
通告に従いまして一般質問をさせていただきます。健全な財政運営と来年度予算編成についてであります。町民の福祉向上を図るには財源が伴います。そのため、施策実現には健全な財政運営が重要であることは言うまでもありません。施策を推進する財源は、国からの地方交付税が歳入の25%から30%のウエートを占めており、重要な財源となっています。しかし、国の予算の交付税総額が縮小してきているため、過去5年間では55億円程度から52億円程度に減少している実態にあります。来年度は、基金残高が多い自治体は地方交付税を減額するという報道もあります。もう一つの収入の柱である町税は増収傾向にあり、歳入の25%程度を占めていますが、入湯税は減少傾向にあります。これら交付税と税収等を合わせた一般財源は横ばいの状況でありますが、収支不足は借入金や基金からの繰入金で賄い、公共施設の耐震化などに取り組んできたと思います。このような家計は自治体運営の構造的宿命ですが、厳しい状況を乗り越えるために、町は財政運営計画、平成28年から32年までを策定し、取り組んでいます。しかし、その計画では経常収支比率や実質公債費比率の上昇が見込まれており、財政の硬直化が懸念されます。地方財政に対する国の動向により、計画を変更せざるを得なくなる可能性もあるのではないかと危惧をしておりますが、現計画を実行するに当たって町長は特にどの項目を重要と捉えておられるのか、また、町民への負担を伴う項目があるのか、お伺いいたします。次に、来年度の予算編成については、地方交付税の額がはっきりしない中ですが、庁内には一定の方針が示されていると思います。第5期総合計画やまち・ひと・しごと創生総合戦略などの重点施策をお伺いいたします。また、町長が就任時に述べておられた町政運営の基本姿勢のもと、タウンミーティング等での町民の声を予算に反映されるか、さらに、しがらみのない町長として、活力ある役場づくりと職員の能力を最大限に発揮してもらうために、知恵と工夫のある職員提案型予算の導入を検討してはと思いますが、あわせてお伺いいたします。よろしくお願いをいたします。
答弁 町長 小野信次
健全な財政運営と来年度予算編成についての御質問にお答えいたします。本町の財政運営計画は、第5期総合計画が目指す将来像の実現に向け、町財政の根幹である町税や地方交付税を初めとする歳入と各種事業と連携した歳出の見通しを中期的に示すことにより、財政の健全化を維持していくための計画であり、現在の計画期間は、平成28年度から32年度までの5年間となっております。本計画における収支の見通しについては、総合計画実施計画との整合性、社会情勢の変化等を踏まえて毎年度、適時見直しを行うこととしており、本年度におきましても、当初予算と政策予算の確定額や前年度の決算額をベースに計画期間内の収支見通しを見直しております。本計画期間内においては、財政収支の均衡を図るとともに、社会情勢の急激な変化や災害の緊急時にも柔軟に対応できる一定規模の積立基金を確保していくことが重要であると考えております。また、財政指標につきましては、経常収支比率については、除雪費等の増減によって変動しますが、ほぼ横ばいで推移する見通しであります。実質公債費比率は上昇傾向となるものの、将来負担比率は後年次に向けて減少傾向となる見通しで、いずれの指標も国から早期の健全化を求められる基準に達するようなことはないものと見込んでおります。なお、各種事務事業を実施していく上で、国の財政状況が厳しい中で、補助金などの動向によっては、個別の事業において事業期間の延長や規模の縮小などが生じることは想定されるところであります。また、国の制度改善等によって町民の負担が増となることはあり得るものと思われますが、本計画はそうした状況に応じて収支の均衡を図っていくために策定しているものであり、計画の見直しによって町民負担が発生するというものはありませんので、御理解をいただきたいと存じます。来年度の予算編成に当たっては、選択と集中のもと、創意工夫と柔軟な発想を持って、前例にとらわれることなく、全ての事務事業をゼロベースで見直すことを基本とし、経常的経費の節減と投資的経費の抑制、平準化に努め、新規や拡充する事業については、事業内容を見きわめ、積算根拠を明確にするとともに、新たな視点による歳入の確保などにより、必要な財源をみずから調達する考え方で臨むこととしております。来年度予算に係る重点施策について、現段階でお示しすることは困難でありますが、総合計画に掲げる七つの重点施策に関連する事業や、人口減少対策に係る総合戦略に掲げる事業については着実な推進を図り、将来像の実現と人口維持に努めてまいりたいと考えております。私は、町政執行方針において、まちづくり基本条例に基づき、協働のまちづくりを進めていく上で、町民の皆さんの声にしっかりと耳を傾け、まちづくりを進めていくということを申し上げました。これまで5回タウンミーティングを実施しておりますが、子育て中のお父さん、お母さんを初め、老人クラブの方々、介護や福祉等の仕事に携わっている方々などと意見交換をさせていただいております。これ以外にも町民の皆様からいただいている貴重な御意見、御提案につきましては、しっかりと役場内部で検討し、予算措置が伴うかのいかんにかかわらず、まちづくりに反映させていきたいと考えております。職員提案型予算の導入につきましては、毎年の予算要求時に合わせて、職員から業務改善、経費削減など行政改革に係る提言を募集しているところであります。予算編成に当たっては、各担当からの要望が課、さらに部の予算要求として財政当局に提出されますが、所管の職員に対しては、それぞれの段階において、町民要望を踏まえながら、先ほども申し上げましたように、創意工夫と柔軟な発想を持って取り組むよう指示しているところでありますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
再質問 3番 山川光雄
再質問をさせていただきます。地方交付税につきまして最初に述べさせていただきましたけれども、先ほども質問の中で、国の動向等が非常に気になるところでございまして、まず地方交付税についてお伺いをさせていただきますが、今年度の地方交付税の見込み額についてまず最初にお伺いをしたいと思います。昨日の新聞報道で、12月分の特別交付税が配分されました。当初予算では地方財政計画で出口ベースで2.2%の減額ということで、それから算出して今年度50億2,400万円を当初計上されておりますけれども、現時点で、現在の収入見込み額についてお伺いをしたいと思います。
答弁 企画財政部長 渡辺仁(企画財政部長は2021年3月まで)
本年度の地方交付税の見込み額という御質問でございます。議員からの御指摘のとおり、本年度の予算としては50億2,400万円というふうに見込んでいるところでございます。それで、既に交付決定されたものにつきましては、普通交付税で48億2,117万3千円、特別交付税で9,193万5千円の、合わせまして49億1,310万8千円が交付決定を受けています。特別交付税はこの後3月にまた追加分がありますが、これがまだ示されていないということで、これはまだわからない部分でございます。ですので、今の段階としては、普通交付税は予算額よりも0.85%程度上回ったというのが今のところでありまして、あとは、特別交付税が予算どおりに来れば、当初の見込みを多少上回るのかなという見込みではあります。以上でございます。
再質問 3番 山川光雄
ありがとうございます。当初予算で見込んだ数字より若干ふえるかなというような決算見込みというふうにお聞きしました。いずれにいたしましても、29年度の交付税につきましては、前年よりも減額ということは間違いないというようなことだと思います。次に、来年度なんですけれども、来年度の交付税については、これもいろいろ報道の域なんですけれども、現在出口ベースで2.5%の減というような報道もされております。なかなか来年度の交付税を推計するというのは難しいかとは思いますけれども、今現在どのように、今年度見込み額よりさらに減額になるのか、その辺も含めて見込み額をお聞かせいただきたいと思います。
答弁 企画財政部長 渡辺仁(企画財政部長は2021年3月まで)
平成30年度の見込みということでございます。おっしゃるとおり、今、これは国の概算要求に絡みまして総務省のほうで仮試算をした数字が基本となっておりますけれども、出口ベースで2.5%の減ということであります。ですので、年明けて1月過ぎれば正式な地方財政計画が出ますので、詳しいそういった見込みは立てられると思いますけれども、今のまま、今の状況では私どももこの数字を参考にせざるを得ないと。ですから、これを基礎にしまして、前年度の対比というものも考えながら見込んでいかなければならないのかなという考えでおります。以上でございます。
再質問 3番 山川光雄
ありがとうございます。今年度が50億そこそこの金額の見込みで、来年度も、今のところ国では2.5%の減額、想定されるわけでありますが、そういたしますと、金額的に数字を想定しますと50億は切ると。49億程度になるのかなというふうに私は思っているところであります。そういたしますと、交付税なんですけれども、平成22年に交付税が56億ありましたが、今年度、来年度といきますとやっぱり6億から7億ぐらいの22年から比較しますと減額が見込まれるというような厳しい地方交付税になるのかなというふうに捉えているところであります。ただ、これは町税の税収に絡んでまいりますので、これが数字として全額予算として減るということではないというふうに私は捉えておりますので。そのようなことであります。これもいろいろと新聞報道しか情報が私はありませんので、それで申し上げますけれども、財政制度等審議会という国の制度審議会では、自治体の基金残高が最高になっていると。なので地方交付税を抑制すべきだという提言をされたという報道であります。また、財務省もそれにあわせて同じことを言っているわけですけれども、基金の総額は、要するに貯金ですね。自治体の貯金は5年連続で前年度を上回っていると。集計をすると。5年連続で、28年度はその残高が最高になっているというようなことを言っているようでありますし、財務省は、交付税を減らしても自治体の財政運営は成り立つというようなことも述べていたという報道があります。それで、この基金のことなんですけれども、この基金というのは、どの程度が標準的な基金の残高なのかというようなことをお聞きしたいなというふうに思うわけであります。基金には運用基金と積み立て基金とがありますけれども、この新聞報道によりますと、大阪大学の教授の方は、自治体が蓄える基金残高の適正評価は難しいというようなことも述べております。そのようなことで、恐らくこの基金というものをどのように今後国として考えているのかというところをお聞きしたいわけでありますが、現在の基金の今後の使い道を考えている部分があるのか。また、国は地方自治体に基金残高についての調査をしたという報道もございます。そのようなことで、その調査の件でありますとか、その後国から基金の取り扱いについて何か指導が来ているのかどうか、その辺のところもあわせてお伺いいたしますのでよろしくお願いいたします。
答弁 企画財政部長 渡辺仁(企画財政部長は2021年3月まで)
基金についてということでありますけれども、まず基金について、地方自治体がこれだけあるのが望ましいとか、こういった基金のお金があれば望ましいというような、国からのそういったものもありません。ですから、各町がそれぞれの判断で基金を持っているということになります。本町の場合は、今までも議会等で御説明していると思いますけれども、地方交付税を算定するに当たっての標準財政規模と。一般財源としての標準的な規模、これは税、それから交付税、それから臨時財政対策債、足し上げたものですけれども、これの半分程度が望ましいだろうと。そういうことによって突発的な災害とかのそういったものに備えるべきであろうという答弁を今までさせていただいております。その考え方は変わっておりません。ですので、本町の標準財政規模におきましては、28年度の決算では118億ということでございます。大体120億弱で推移をしているということであれば、今本町の持っている積み立て基金は50億でありますので、決して国が、今、議員さんがおっしゃったような持ち過ぎだとかそういったものには当たらないものと担当としては考えているという部分でございます。それから、国の調査でありますけれども、これについては、国から28年度末の残高の状況、それから平成18年度末との比較と。それから今後の見通しということで調査がありました。本町からは、28年度末の残高の状況を説明するとともに、3年から5年の見込みとして、明らかに支消されるもの、それは庁舎でありますとか、そういった目的基金はなくなっていきますので、そういった見込みを報告をさせていただいたということでございます。それから、この調査に基づいて国から基金に対する指導というものは一切ございません。以上でございます。
再質問 3番 山川光雄
ありがとうございます。どの程度の基金残高が適正なのかということで今お答えいただきました。標準財政規模の半分ということでありまして、60億というお話をいただきまして、現在57億ぐらいあるんですか。積み立て基金だけでいきますと48億ぐらいと思います。これには役場庁舎の耐震化の基金も積んでおりますので、財政調整基金とか減債基金等の使い方というものが、これから国から何か出てくるのかなとは思いますけれども、その辺のところをしっかり答えていただいて、基金については適正な基金を積み立てていると。要するに災害等の場合に、緊急の場合に応じるお金として積んでいるんだということを明確に示していただきたいなというふうには思います。この適正金額について、他の自治体ではこういうような決め方をしているところもあります。標準財政規模のおおむね18%を最低必要額というような捉え方もしている自治体もございます。先ほど部長のほうから、半分、50%ぐらいというようなことでありますので、今のところそういった範疇で基金というのは必要な金額が積み立てられているというふうに理解をしたところでございます。次なんですが、この地方交付税についての今議論をしている中で、なぜこのような形に5年続けて交付税が減らされるかということなんですけれども、まず私は国の財政が破綻しているんではないかというふうに思っておりまして、国が借金が865兆円、その他を含めると1千兆円になっているというようなことが報道されておりまして、29年度の国の予算は、社会保障費、国債費、地方交付税などの財源に、所得税、消費税、法人税、税外収入などの収入で3分の2しか収入がないと。3分の1は地方交付税を配ったり社会保障関係費等に使うお金で、3分の1は足りないので国は借金をしていると。その積み上げが約1千兆円もなるようになったということでありまして、この金額を見ますと、29年度の国家予算が1年間に約58兆円と。865兆円の借金があって、国の予算の15年分も借金残高が残っていると。こんなような国の財政でありますから、当然のことながら地方交付税についても減額の話が出てくるのかな。ましてや積み立てている基金を、基金というのはいろんな節減をしながら緊急の場合に備えてきているわけですから、そういうものも今後減らしていかなきゃならんというような、これがその背景にあるのではないかなというふうに考えております。それで、この間、全国の議長会で特別決議をされたというふうに聞いてございまして、基金については、行政改革を実施する中で、不測の事態による税収減や災害への対応に備えて、さまざまな課題に対処するために積み立てている。基金の増加を理由に歳出の削減を行わないというようなことで議長会で決議をされたというふうに聞いてございます。町村長もいろんな行政課題について中央行動されていると思いますけれども、この地方財政についての報道について、この交付税についての部分だけで結構ですけれども、どのような行動をされて、どういう要求をされているのかお伺いをしたいと思います。
答弁 企画財政部長 渡辺仁(企画財政部長は2021年3月まで)
町村としての地方交付税制度の充実強化に対する国に対する要望ということと思います。まず十勝管内としては、十勝圏の活性化期成会、これが毎年新年度の要望をしておりますけれども、そこの重点要望として地方交付税制度の充実強化ということをうたっております。これについては、今、議員から御質問いただいております、基金残高を理由とする交付税配分の抑制を行わないこと、それから、地方創生推進のために確実な地方交付税措置を行っていただきたいという要望を十勝管内としては行っておるものでございます。それから、先ほどの一般質問でも、重堂議員の一般質問でもありましたけれども、ことしの全国町村長大会でも、その中の一つとして、基金の増加をもって地方財政計画の歳出の適正化を速やかに行うべきとの議論があるが、地方は、徹底した行政改革等を行い、財政支出の削減に努めながら、災害、将来の税制の変動や公共施設の老朽化等に備えていると。単に基金の増加傾向を理由に地方歳出を削減することは到底認められないというようなことを強く申しているということでございます。以上でございます。
再質問 3番 山川光雄
ありがとうございます。次に、町税についてお伺いをいたしますが、町税については近年増収傾向にあると思います。町民税、固定資産税、軽自動車税、市町村たばこ税、入湯税などでありますが、ちょっと調査をいたしますと一つ気になる点がございまして、入湯税なんですが、宿泊客の減少で年々減少してきているというような実態にあることがわかりました。観光を経済の成長と位置づけておりまして、税収減についての減少とこれからの増収等に期待をしたいと思います。地方交付税は、税収がふえれば交付税は減るという、こういう仕組みになっておりますので、交付税は、基金だけではありませんので、税収がふえれば交付税も減ってくるというようなことになるんですが、税収の25%はその自治体が独自に収入を得たということで、国は25%の税額は加算されないことになっているとは思いますけれども、その自主財源をふやすためには町税の確保が重要であると思います。今後におきましても入湯税を含めまして各税目の賦課徴収に当たっていただくように、これについては意見として申し上げさせていただきます。次に、財政運営計画でありますけれども、計画につきましては、収支の不均衡が生じるので財政運営計画を立てているというような目的がございます。28年から32年の財政運営計画であります。28年からですから、27年度に作成して5年間の計画を立てられたということになるんですが、28年を1年経過いたしました。29年ももう最終盤のほうにかかってきておりますので、現時点においてこの財政運営計画が今どのように進んでいるのか、この辺のところをお聞かせいただきたいと思います。
答弁 企画財政部長 渡辺仁(企画財政部長は2021年3月まで)
財政運営計画の現在の状況ということと思います。財政運営計画につきましては、今御質問を頂戴したとおり、5年間の中期的な、一般財源をベースに収支を見通すということでございます。それで27年度に策定したときは28年度が当初ということで、このときは実質収支見込みをゼロとしておりました。28年度の決算につきましては、決算議会でも見ていただきましたけれども、一部繰り越しするぐらいになったということで、この計画につきましては、答弁もさせていただいておりますが、毎年の実績で見直すということ、それから29年度においては予算に今度は置きかえるということになります。そして、そういったものをもとに30年から32年度も見直しをしながら進めていくというような進め方をしております。それで、ことしの8月に、今言った見直しをした後の見通しというものを公表させていただいておりますけれども、これでいきますと、策定当初は5カ年の、5年間では4億程度のマイナスだったというところが、今回の見直しでは7千万まで圧縮をできているというような状況でございます。ただ、これは今後の事業の進捗によってはまた毎年変化するものでありますので、このままいくというものでもないというふうに思っております。以上でございます。
再質問 3番 山川光雄
当初立てたときには収支の不均衡、4億2千万でしたですか、あると。これを何とか解消しなければならないということでありまして、今お聞きしますと7千万まで縮減することができたということで、非常に喜ばしい限りであります。それで、財政運営計画の項目的に申し上げますと、歳出では6項目、歳入では3項目の見直しについて大項目で挙げておられます。それが順調に推移していくということで理解をしたいと思います。それで、その中で経常収支比率と実質公債費比率についてお伺いをしたいと思うのでありますが、その5年間の計画では経常収支比率は約90%、今、28年度決算で87.1%でありまして、これが89.9%まで5年間で上昇する、32年まで。というようなことで計画ができ上がっております。この5年間で経常収支比率は一度も下がることなく、ずっと上がっていくというようなことで、この数値が一般的には80%を超えると財政構造の弾力化が失われるというふうに言われております。その一般的な弾力化の80%は常に超えているという状況です。それで、十勝管内を見ますと、平均が83.6%でありまして、80%を超えている市町村は10市町あります。音更は高い順番で6番目に入るというような実態にあります。それから、実質収支については町債残高がふえてくるという見込みで、これも5年間で右肩上がりになるというような計画になっております。これにつきましても、管内は平均8.6%ですから、平均以上は、8の市町で平均を超えている。これにつきましては、いろんなその町村の事業がございますので、借り入れも当然多くなったり少なくなっているところもあろうかと思いますが、この計画の中で、改善をするというのであれば、経常収支比率も若干下がってくるという計画が本当の計画ではないかなというふうに思って今回質問させていただいておりますけれども、5年間で経常収支比率、実質公債費比率、これ事業で借り入れがふえてくるという見込みを立てておられますけれども、5年間でそういう計画でありますけれども、これが、ずっと右肩上がりが32年以降も上がっていくのかなという、ちょっとこの心配がありますので、改善、次の財政運営計画、33年から多分立てられると思いますけれども、その話を先にするのはちょっと早いかとは思いますけれども、今申し上げましたように、28年から30年まで右肩上がりになる、33年以降はそれが解消されるというふうな見込みを持っておられるのか、その辺のところをお伺いしたいと思います。
答弁 副町長 高木収(副町長は2020年3月まで)
今財政運営計画、御質問にもありましたように平成32年度までの計画になっておりますので、随時決算ベースで前の年のやつを置きかえながら収支の符合を図っているという状況です。その32年度までの中で、財政指標のことで、経常収支比率、それから実質公債費比率というようなことで、右肩上がりというわけではないですけれども、徐々にちょっと上がりつつあるんじゃないかというお話でした。この上がってくる要因というのは、一つには、歳出面でいうと扶助費、社会保障関係費、これが毎年大きく伸びているというのが一つ大きな理由になります。実質公債費比率ということになれば、これは3年間の平均ということなものですから、大きく変動するということはないんですけれども、これも少しずつ上ってくるというのは、そういった扶助費の関係もあるんですけれども、やはり音更町はいろんな事業をまだ、発展している町なものですからいろんな事業、大型の事業をやっていると。その大型の事業をやったことによって起債を起こさなければならないと。借金しなければならないと。交付税措置のある有利な起債を選択するようにはしているんですけれども、なかなか全部そういうわけにまいりませんので、当然そうしますと後ろの年次に行くに従って公債費ということで借金の返済、これがかかってきますので、大きな事業を過去、そして現在もやっている、そういう町の発展している形態の中で、どうしてもそこの公債費、借金の返済がやっぱり大きな一つのウエートを占めていると。この辺が経常収支比率や実質公債費比率がちょっと上がりぎみになっているということの要因かなと。それに対して、歳入のほうなんですけれども、おかげさまで町税については今のところ、若干ですけれどもふえている傾向にあると。その分交付税は、御指摘のとおり交付額は徐々にちょっと減っている傾向にあるということなものですから、25%は町税のうちの自主財源ということでありますけれども、これはやっぱり25%ですから、大半を占める町税、交付税の割合から言えば、歳入も大きく伸びる要素は実はないと。そういう中で今申し上げたような歳出があるということの中でこういう財政指標になっているということでございます。その32年度以降ということになると、これはなかなか見通すことは難しいのかなと正直思います。まだ音更町、これからも、抱えている第5期総合計画の中でも積み残した事業というのもございますし、またその後の新しい計画というのも当然策定していく中では大きな事業も想定されると思いますので、そういったことのバランスの中で、身の丈に合ったという言い方をしますけれども、歳入を踏まえながら歳出は計上していくといったことでやっていきたいと思っていますけれども、この計画以降の年次までの見通しとなると、今ここではちょっとはっきり申し上げられないのかなというところでございます。
再質問 3番 山川光雄
では最後にさせていただきますけれども、いずれにしましても、経常収支比率等が上がってまいりますので、その率がかなり高いということだけは御認識いただきたいなというように思います。予算編成についてお伺いをいたしますが、事業については、今予算査定をしているので、述べられることはないということはよく理解をいたします。役場の耐震化などは、これはもう積み立てしておりますので。また、橋の長寿命化等もございます。そういった防災・減災対策については優先的に進められるものだというふうに思っております。そのほかに、いろいろあろうかと思いますが、人口減少対策なんですが、まち・ひと・しごと創生総合戦略、これについては移住・定住対策とか出会いの場の創出とか、観光による交流人口とかいろいろございます。また、ふるさと寄附金でも3億程度、ことしは幾らになっているかちょっとわかりませんが、そういったふるさと寄附金の増収も検討されて進められると思います。そのようなことで、最後にいたしますが、財政健全化は行政の永遠のテーマだというふうに考えております。財政健全化を進めるには歳出の削減と自主財源の確保しかないのではないかと私は思っております。いろんな歳出の削減、今広域行政もやっておりますし、電算化のクラウド化もこの町は進んでいるというふうには理解はしております。ただ、他の自治体を見ますと、人口減少対策、それからいろんな少子高齢化対策などで厳しい財政状況、運営をされております。北海道においては職員給与削減継続というようなことも出ておりますし、十勝管内では特別職の給料を減額するというようなことも考えられているというようなこともちょっと耳に挟んでいるわけでありまして、今後におきましても財政運営につきましては歳出の削減と自主財源の確保に取り組んでいただきますようにお願いを、要望させていただいて質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
答弁 町長 小野信次
今、山川議員さんのほうからこの町の財政運営ということでいろいろお話しいただきました。先ほど最初にお話しされておりましたように、やはり今、地方財政の厳しさという反面、国が国がと言っているんですけれども、御存じのように、今山川議員のほうからも言っていただきました基金の話、それから、今議長会を初め町村会でも国に申し出をしているというのは、正直申し上げて財務省と総務省の。皆さんも御存じだと思うんです。それで、その中で一番地方をどう考えているんだということを声を荒げて言っているのが、6団体の中で全国知事会の京都の知事さんであります。しかし、それは京都だけじゃなくて、我々含めて、今もお話しありました、これから健全な財政を運営していくという意味では、音更はイの一番に財政健全化というのを過去に取り組んでおりますし、また、今回のように財政に関する運営計画ということで、また28年から32年までということで取り組んでおりますが、そういった、地方がこれだけの努力をしている中で、そのことを、言ってみれば昔のように右肩上がりのときの経済の中での、言ってみれば使い切り予算というか、来年度に向けてお金を残しちゃうと交付税が減ってきますよというような時代と大きく変わってからもう約25年ぐらいになると思います。そういった中で、今御指摘にあったことは私たちも、町村会はもちろんそうですし、議長会もその都度、国が国がと。誰が地方に目を向けているのだという、そこのところを、今渡辺部長からもこの間の町村会での申し入れについて細かくお話をしていただきましたけれども、これからも、そこは今山川議員からも御指摘あったように、あらゆる自主財源の確保ということで地方は、今お話ししていただきましたふるさと寄附金の話も、そういった意味では我が町も、名高い町で何十億というところもあるかもしれませんけれども、我が町としての最善の努力という中でのふるさと寄附金についても、地元の皆さんを初め、有能なそれぞれの企業さんの皆さん方のネームバリューもあって今日までこの自主財源も確保できているというのを本当に、今改めて、こういう御質問をいただきながら感謝をしたいなというふうに思います。これからも、今お話にありましたように、そうはいいながらも、先ほど重堂議員のお話の中でもいろんなお話しありましたけれども、十勝だけを見ても、1市18カ町村ありますけれども、それぞれの町回りが違うと思います。そして、今副町長からもお話しありましたように、発展途上というよりも発展をしている、さらにはまた人口減少問題という中で皆さん方が一生懸命努力をされて今の4万5千というこの維持をしているということも、ただ自然に任せているわけでなくて、こうした議会初め町も含めて、町民の皆さんも含めてその知恵を出して頑張っているなというふうに思いますし、人口も先月と今月ではまた、我が町も人口ちょっとふえていますので、そういった意味では今後も、今御指摘をいただいたことをしっかりと受けとめながら、また、副町長からの答弁にもありましたけれども、身の丈というのは、常に足の軸位置をしっかりと見定めながら前進していくという意味だというふうに思いますし、その中での財政規模も今御指摘のように確保しながら、そしてあらゆる知恵を結集しながら今後の財政運営にともども歩んでまいりたいと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。