みんなの議会

音更町議会 平成24年第2回定例会 2012年6月18日

堆肥舎の整備に関して

2012年6月18日、音更町議会の一般質問で、大野晴美議員が「堆肥舎の整備に関して」質問し、町長 寺山憲二、経済部長 津本明伸、建設水道部長 木下幸俊が答弁しました。

質問者
大野晴美 議員
答弁者
町長 寺山憲二、経済部長 津本明伸、建設水道部長 木下幸俊

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 5番 大野晴美

通告に従いまして、堆肥舎の整備に関して一般質問させていただきます。家畜のふん尿が地下水などに浸透して環境を汚染することを防止するために、家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律が平成11年11月(猶予期間があり。平成16年より本格実施)に施行され、一定の規模以上の畜産農家に対し、適正なふん尿処理が義務づけられました。これまで、家畜のふん尿の素掘り貯留、野積みの解消のために、畜産環境整備リース事業や畜産公共事業などを活用して堆肥舎の施設整備を実施してきていることと思うが、昨今の新聞報道によりますと、確認申請が行われていない実態があり、大きな問題となっています。そこで一つ目、本町での畜産農家の戸数及び堆肥舎数、また、そのうち確認申請が必要なものの数、そのうち確認申請がなされているもの。2点目、公共事業等で行っている堆肥舎の整備・利用状況について。3点目、堆肥舎が完成したときの検査等はどこで行っているのか。以上です。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

堆肥舎の整備に関しての御質問にお答えいたします。初めに、本町における畜産農家の戸数及び堆肥舎数と建築確認の申請状況についてでありますが、本町における畜産農家の戸数につきましては、平成24年5月末現在、牛、馬、豚、鶏などの家畜を飼養する農家の合計で144戸となっております。堆肥舎数につきましては131棟で、建築確認申請が必要であったものは98棟、このうち申請手続をしているものは、4棟であります。次に、公共事業等で行っている堆肥舎の整備と利用状況についてでありますが、堆肥舎の整備につきましては、財団法人畜産環境整備機構によります畜産環境整備リース事業等を活用したものが、平成10年から平成22年度までに75棟、道営土地改良事業を活用したものが、平成10年度から平成16年度までに8棟、非公共事業の扱いとなりますが、国のバイオマスの環づくり交付金を活用したものが平成17年度に1棟となっております。このほか、家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律、いわゆる家畜排せつ物法の管理基準が適用となり、新たに堆肥舎等を整備しなければならないにもかかわらず、リース事業や他の助成事業の対象とならない農業者を救済するため、町や農協等関係団体で構成する協議会により実施した堆肥舎建設等推進事業を活用したものが、平成13年度から平成16年度までに48棟となっております。利用状況につきましては、家畜排せつ物の不適切な管理を解消するため、道と市町村に家畜排せつ物管理適正化指導チームが設置されており、本町では、農協等関係機関・団体で組織する営農対策協議会畜産部会が指導チームとなり、毎年、道と合同で畜産農家への立入調査を行っております。その中で堆肥舎の利用実態についても確認しているところであります。結果として、おおむね良好に利用されている状況ではありますが、一部空きスペースができる冬期間などを利用し、麦かんや農機具を格納している事例もあり、改善指導を行っているところであります。また、平成10年度にリース事業や公共事業等による堆肥舎整備が始まって以来、既に12年が経過しておりますが、この間の畜産農家を取り巻く経営環境は、申し上げるまでもなく大きく変化しており、本町におきましても、残念ながら8戸が離農、3戸が畑作専業への経営転換を余儀なくされたという状況であります。これらの方々の堆肥舎につきましては、離農された方の1棟が、既に解体・除却されているほかは、他の畜産農家が利用するなど、おおむね有効に活用されております。最後に、堆肥舎が完成したときの検査等はどこで行っているのかについてでありますが、一義的には、建築主であり受益者である農業者自身が検査を行うことになりますが、補助事業等による整備の場合には、補助事業者等である財団法人や道、町、農協などが検査を別途行うほか、事業等によっては、第三者に委任して検査を行う場合もあります。一般的に、補助事業等で整備する場合の手続といたしましては、補助要綱等で決められた要件に従い、事業計画書や目的物の設計書などを作成した上で事業申請を行い、補助採択がなされます。着手した後は、要綱等で定められた書類のほか、着工前の写真、施工段階での写真、完成写真や法令等により求められる証明書類の写しなどを添付し、工事完了後に、補助事業者に完成届を提出することになっております。補助事業者がこの完成届を受理した後は、事業実施者である農業者や施工業者等の立ち会いのもと、現地確認や書類等により、設計どおりの施工となっているかなどの検査を行い、不備があれば手直しを指示し、後日、再度検査を行うという方法により適正な施工の確保を図っているところであります。以上、答弁とさせていただきます。

再質問 5番 大野晴美

それでは、再質問させていただきます。初めに、リース事業やほかの助成金の対象とならない農業者救済のために、町や農業協同組合、その他団体等で構成する協議会などにより実施した堆肥舎建設等推進事業があると答弁にはなっていましたけれども、この48棟ですか、この中で確認申請を行っていないものは何件でしょうか。

答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)

今の御答弁にもございました音更町の堆肥舎建設推進事業によりまして整備いたしました48棟のうち、確認申請の対象となるものは29棟でございまして、そのうち28棟が確認申請をなされていないということでございます。

再質問 5番 大野晴美

48棟ではなく29棟と。

答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)

29棟のうち28棟が。

再質問 5番 大野晴美

28棟ですか。

答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)

はい。

再質問 5番 大野晴美

はい、わかりました。では、次に建設部長にお尋ねします。建築基準法第6条、建築物の建築等に関する申請及び確認、この目的は何でしょうか。

答弁 建設水道部長 木下幸俊(建設水道部長は2014年3月まで)

建築基準法第6条の建築物の建築等に関する申請及び確認の目的についてでございますけれども、建築基準法の第1条に目的を定めてございます。それにつきましては、読み上げますと、「この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もって公共の福祉の増進に資することを目的とする」という規定がございます。そこで、建築確認につきましては、この目的を達成するための手続ということになります。そこで、建築物の用途、構造、防火の安全性など一定規模以上の建築物で計画した建築物が建築関係法令に適合しているかどうかにつきまして、建築主事が確認するものでございます。以上でございます。

再質問 5番 大野晴美

確認申請が必要であったもの、一番最初の答弁のときにいただいた中では、リース事業等々の中で、町内では98棟のうち94棟が申請されていないということ、特に協議会が実施した堆肥舎建設等推進事業を活用したもの、これは29棟中28棟が申請をしていなかったということなんですけれども、この家畜排せつ物等を初めとする堆肥舎のことに対する町長の、音更町がメンバーであったとかそういうことをすべて網羅して、町長のこのことに、申請が出されていなかったということに関しての認識をお伺いしたいと思います。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

確認申請の目的については今部長のほうから御答弁したとおりでございますが、この協議会でもって設置した堆肥舎については、先ほどの答弁にもありますように、平成16年が法律の施行でございますから、そういった家畜排せつ物法で畜産農家が罰則を受けることのないようにという形で、補助対象またはリース事業に対応できないところについては、そういった町と農協とがお金を出し合った協議会の中で急ぎ設置させていただいたというような形で、16年までに間に合わせたいというような形でいたしました。それが、我々の認識というか、の中では、先ほどの建築確認の目的であります人の命というのが、堆肥舎の場合はほとんど人が出入りしないというようなこともあって、そういったその確認申請がなされなかったのかなというふうに今思っておりますけれども、いずれにいたしましても、この堆肥舎等については北海道議会でも取り上げられて、新聞でも報道されているとおりでございます。この問題についてはひとり音更町だけの問題ではないというふうに認識しておりますし、今道も調査等をしております。後日指導等もあるのかなというふうに思っていますが、それらに準じた形で音更町も対応してまいりたいというふうに考えているところでございます。

再質問 5番 大野晴美

では次に、そもそも国が堆肥舎の整備を義務づけたのは何の目的ですか。質問いたします。

答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)

今の大野議員の御質問は、国がこの堆肥舎の整備をどういう目的を持って定めたのかという御質問かと思います。今ほど町長のほうの答弁にもありましたように、この堆肥舎の整備につきましては、家畜排せつ物法によりまして平成16年の11月に本格施行されたものでございます。今の御質問でありますけれども、整備義務の目的といいますか、この法律の背景には大きく二つの要因がございます。まず一つは畜舎環境の問題の解消でございまして、畜産の経営規模の拡大や高齢化による農作業の省力化が進んだ結果、家畜排せつ物の野積みや素掘りでの保管と言った不適切な管理により水質汚濁など地域の環境問題が生じて、畜産農家みずから環境保全に取り組むことが必要になったことが一つございます。もう一つにつきましては資源の循環型農業の必要性でございます。堆肥につきましては有機性の高い資源でございますので、地力を高め、農業の持続的発展を進める土づくりに積極的に活用することを期待するというこの大きな二つを背景にこの法律が制定されたものと理解してございます。以上でございます。

再質問 5番 大野晴美

これも報道なんですけれども、建築確認申請がされていない堆肥舎の一部に倒壊や、または床や腰壁等に亀裂が入っているという報道がされていましたけれども、そういう事例はありますでしょうか。

答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)

調査の結果、現在まで倒壊等をしたものはございません。またあと、まちと振興局の合同チームによる調査の結果、調査している範疇では、腰壁等、底板等、わかる範疇では亀裂等の確認はございません。以上でございます。

再質問 5番 大野晴美

では、倒壊等とか亀裂とかそういう部分、安全性の部分は今のところ問題ないというふうに理解いたしました。先ほどの答弁の中で、本町では、営農対策、それこそ先ほど言われた安全パトロール、これが毎年、道庁、道と合同で立入検査を行っているということですが、これは年1回と考えてよろしいんでしょうか。

答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)

パトロールの件数でございますけれども、答弁書にもございますように年1回という形で、これにつきましては、毎年11月上旬から12月、比較的堆肥舎の中に堆肥が少ない時期でございますけれども、この1カ月の間に十勝振興局のほうで、各市町村1日の割り当てで、いついつ音更町に調査に入るという日時指定がございまして、町及び農協と関係団体とも協力し合いながら年1回の調査となってございます。

再質問 5番 大野晴美

その調査を行っても、本当に安全に管理されているという結果で来ていることだと思いますけれども、町民の方からは苦情や通報はないんでしょうか。あれば件数とかをお知らせいただきたいんですけれども。

答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)

今お話しあったように、苦情ですとか通報的な情報が町のほうにあるのかということかと思いますけれども、実際には年に数件ございます。昨年及び22年、23年、各3回ずつ電話での情報がございました。以上でございます。

再質問 5番 大野晴美

3回ずつあったということなんですけれども、その苦情の内容と、どのような対応をされたのかお尋ねします。

答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)

まちへの通報の内容的には、河川に隣接する畑のきわに堆肥が野積みされていて、大雨等降るときに流出するのではないかと。危険というかおそれがあるんでないかというような情報で、指導してほしい、または明渠や河川等が濁ってにおいがするという情報もあるのも事実でございます。通報を受けたときは速やかにうちの職員が対応して、現地に向かって調査を行ってございます。確認したところ、畜産農家というか堆肥舎の部分ではなくて、家畜排せつ物法の適用外となる畑作農家さんの畑のきわに堆積している堆肥でございまして、堆肥を畑に散布するまでの期間、作業に邪魔にならないように畑のきわに堆肥を野積みしているわけでございますけれども、その保管状態が多少悪いというような形の中でそういう情報が多少入ってございます。それで、現場の状況などで当然地先の方もわかりますので、そのときに、速やかにそういう状況、悪い状況なり、流出しないだとかそういう、例えば飛散しないだとか、そういうことを防ぐようにシートで覆ってもらうだとか、一部多少はやっぱり液汁が出ているような部分については土のう等で囲ってくださいというような指導はしてございまして、その後、数日後にも一応職員のほうは確認にも行っているというような状況でございます。また、あと河川等の濁りですとかにおいにつきましては、一時的というか一過性的なものなのかわかりませんけれども、いずれにしても、河川についてはなかなか、現場に行って確認した折にはもうそういう状況にはないということにしか判断できていないという状況でございまして、ただ、そのときは念のため、上流部に畑の堆肥の堆積している状況がないかというところも一応パトロールは行ってございます。以上でございます。

再質問 5番 大野晴美

今の部長の答弁でしたらば、堆肥舎の設備、施設が悪くて漏れ出したり何かしたのではなくて、畑作の方々が一時的に置かれたものの液汁とかそういうもので苦情が入っていることが多いということですよね。多いというか、そうだということですよね。倒壊や腰壁の亀裂部分が発生している事例がないのに、実はことしの5月の27日10時ごろ町民の方から、ある河川で釣りをしていたところ、30分から40分の間水が突然濁り出したと。においがしてきたと、そういう連絡が来たんです。この日時と時間帯もきちんとはっきりしていることと、施設がきちんと設置されているわけですから、堆肥舎から漏れ出るということはちょっと考えにくいんですけれども、そうすると故意に流したのかなと。現実的にこうしたふん尿の流出が実際はあると私は思うんですけれども、町として何らかの対応をもっと重点的にとられたらいかがかなと思いますけれども、その辺の考えを伺います。

答弁 経済部長 津本明伸(経済部長は2017年3月まで)

先ほども御答弁させていただきましたが、町の指導チームにおきましては、河川へのふん尿の流出というものは現実として確認はできておりません。ただしかし、例年、数件ではありますけれども、今大野議員おっしゃったように、5月の27日というようなことでございますけれども、その案件についてはちょっと町のほうには情報は来ていないということでございます。そういった通報もあるのも正直言って事実でございます。よって、家畜排せつ物法の適用があるなしにかかわらず、畜産農家と畑作農家が連携し合いながら、やっぱり有機性の高い堆肥でございますので、適切に家畜排せつ物を保管・管理していただき、さらに有効活用を図ることが非常に重要なことだと思ってございますし、あと、実質家畜排せつ物法では、現実として北海道知事が適正に管理するよう指導助言、また勧告・命令といった権限をすべて有してございますけれども、町としてもやはり注意を喚起するためのチラシ配付や、今後農協等とも協議させていただきまして、町の指導チームによる環境の配慮といった視点から、意識啓発関係ですとか、またさらに町の指導チームによる巡視回数をふやすとか、これは、振興局に回数をふやしてくれと求めても、なかなか振興局でも実質そういう回数がふやせるような状況でもないというふうに思ってございますので、我々も、例えば農業者を摘発するというような意味合いでなくて、やはり安心・安全な部分で、やっぱり消費者から理解していただくような形の中で農業経営をやっていくというのが根っこでございますので、その辺の部分も含めて、町及び農協とも協力しながら、パトロールの回数、巡視回数をふやして指導していきたいなというふうに思ってございます。また、町で、今商工観光課のほうで、国の雇用創出の事業で委託事業ございますので、ことしの部分についてはもう申し込みもすべて終わって、町のほうの予算も終わっていますけれども、ひょっとしたら下半期にまた追加の部分が来るかもしれませんので、またそういう部分が来れば、そういう部分の事業を取り込んでパトロール業務の委託業務等可能性がないのかということも検討していきたいと思いますし、また次年度にもそういう制度があれば、そういう制度に乗って回数をふやしていくだとか、細かい部分でいけば、どこの畑に堆肥が置いてあるぐらいのマップといっても、なかなかやっぱりその年に農家さんも移動するケースもありますけれども、でも、一定程度の把握も必要かなという部分もありますので、その辺について町としても努力してまいりたいと思いますので、御理解賜りたいと思います。

再質問 5番 大野晴美

ありがとうございます。本当に行政と農家の方と協力し合って、環境に配慮して安全で安心な農作物をつくって消費者に提供する、そのことが私たち、私も農業者ですけれども、農業者自身を守ることだと私は考えていますので、その点よろしくお願いいたします。最後になりますけれども、コンプライアンスの観点も含めて町長のほうから、安心で安全な農産物をつくり消費者に提供する農業政策について一言意見をいただきたいと思います。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

音更の農産物は安全で安心ですというブランドをしっかりとつくっていくということはこれからは大事だろうというふうに思います。ということからいけば、音更町の農業者すべて、農薬を使うにしても何にしても、法律の範囲内でしっかりと安全に、農薬基準やなんかを守っていただいて安全な農作物をつくっていただいていると思っております。そうした中で、これからもそういった、農薬に限らず、すべて安全・安心のためのコンプライアンスはしっかりと守っていただいて、音更のブランドというのか、そういうものをしっかりとつくるために関係機関挙げて努力していくことが一番望ましいと思いますし、そういった努力をしていきたいというふうに思っております。以上です。

出典:音更町議会 平成24年第2回定例会 2012年6月18日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる