音更町議会 平成22年第4回定例会 2010年12月14日
道の駅の将来計画について
2010年12月14日、音更町議会の一般質問で、山本忠淑議員が「道の駅の将来計画について」質問し、町長 寺山憲二、経済部長 西坂賢二、産業連携課長 津本明伸が答弁しました。
- 質問者
- 山本忠淑 議員
- 答弁者
- 町長 寺山憲二、経済部長 西坂賢二、産業連携課長 津本明伸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 22番 山本忠淑
通告をいたしました道の駅の将来計画について質問をさせていただきます。今日、どこの地方にあっても道の駅の位置づけは年々大きくなってきていると思います。来年秋に予想されます高速道東自動車道の札幌・十勝間の開通、よつ葉乳業十勝主管工場の2年後の改築、落成、そして目指す音更十勝特産物のブランド化等々、期待できる環境の変化とこの地の条件を考慮するとき、本町の道の駅は将来どうあればよいか、真剣に検討されるべきと考えます。町がどこまでかかわりを持つことが長い視点で考えたとき好ましいのか、町民や民間の自主性を喚起する必要があるならどんな将来計画をまとめることがよいのか、広い観点での検討協議の場を立ち上げる時期に来ていると考えます。そこで、関連する次のことについての考え方をお伺いいたします。1点目、現在の特産センターの運営状況と課題についてお聞かせをください。2点目、道の駅としての利用敷地の現況、面積的な問題点についても、あれば説明をいただきたいと思います。3点目、併設しております特産振興会の皆さんが開設されておられる農産物直売所の利用状況と運営される組織の状況について、知り得る範囲で説明をいただきたいと思います。4点目、今年施行されました物産協会によるテント直売所開設の状況についてお聞かせをいただきたいと思います。そして5番目として、将来のあり方、計画づくりに当たり、行政、農業団体、商工会等が主導となるのではなくて、意欲と行動力のある若い世代の皆さんを中心に、多くの町民に参画いただいた中で、将来の道の駅、特産センター、地場産品直売所等のあり方について議論を開始し、町民参加によるシンボル的事業の創造に向けて計画を固め、町民に示すこと、実行に移す必要があると考えます。町の見解をお伺いいたします。以上、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
道の駅の将来計画についての御質問にお答えいたします。初めに、特産センターの運営状況と課題及び利用敷地の現状、面積的な問題点の御質問については、関連がありますので、一括してお答えいたします。現在の特産センターにつきましては、平成3年にふるさと創生資金を財源に建設され、平成8年度に「道の駅おとふけ」として国土交通省道路局長より登録書の交付を受けております。運営につきましては、建設と同時に、地場産品の宣伝普及及び産業の振興に係る物品の展示販売のほか、地域の活性化に資する催し物の場所の提供などを目的として、音更町物産協会との業務契約により行っているところであります。運営上の課題としては、建設当初から調理施設がないため、人気のソフトクリーム以外はテイクアウトやその場で食べる商品がなく、他の道の駅と比較すると集客力に大きな差が生じているところであります。また、施設用地は、平成2年6月、音更町農業協同組合との土地貸借契約で、2筆、4,112平方メートルを無償で借り受けて現在に至っておりますが、面積的な問題点から、駐車スペースが狭いために大型バスが立ち寄れないといったことや、おはよう青空市においても、駐車場を利用したイベントのために、利用されるお客様に御不便をおかけしている状況にあります。一方、建物は、建設から約20年経過しているため老朽化が著しく、本年度は傷みの激しい部分の修繕を実施しましたが、ボイラーなどの設備・機械関係も修理を繰り返しておりますので、更新が必要な時期が近づいている状況にあります。次に、農産物直売所の利用状況と運営されている組織の状況についてでありますが、農産物直売所の経過を御説明いたしますと、特産センターを建設する以前からこの用地には音更町農業協同組合が直売所を設置し、数年後に音更町特産振興会に引き継がれて運営されてまいりました。そのため、特産センター建設時に直売所を取り込むことを検討しましたが、施設の面積をふやすことができなかったことから、常設テントを設置することとして、平成3年8月に音更町特産振興会とこの使用許可について覚書を取り交わし、農産物直売所が運営されております。利用状況につきましては、5月から7月までは第2及び第4日曜日に、また、8月10日から最終予定の12月15日までは毎日開設しておりますが、利用客は1日30名から50名程度と聞いております。なお、現在の音更町特産振興会の構成員は10名であります。次に、物産協会によるテント直売所開設の状況についてでありますが、現在実施されている高速道無料化社会実験によって人の流れにどの程度の影響があるのか、また、将来を見据えた農産物や特産品の新たな情報発信エリアとしての可能性を検証するため、株式会社柳月に御協力をいただきまして、スイートピアガーデン正面サイドにおいて、音更町物産協会が中心となり、両農協やJAおとふけ食品とともに、町も連携して「おとふけマルシェ」として実施いたしました。実績につきましては、6月から10月までの土曜日と日曜日に44日間実施したところ、マルシェの来場者数は1万1,156名で、このうち、高速道の利用実態を把握するためのサンプルアンケート調査で4,364名の方々から回答をいただいたところであります。また、観光客への対面による産直野菜販売の可能性と、地場農産物の関心度や信頼性による購入嗜好などについて、一定の感触を得ることができました。最後に、行政、農業団体、商工会が主導するのではなく、意欲と行動力のある若い層の皆さんを中心に多くの町民に参画いただいた中で、特産センター、道の駅、直売所等のあり方について議論し、町民参加によるシンボル的なセンター構想の創造に向け、計画を固めて、町民に示す必要があるのではとの御質問でございますが、道の駅につきましては、総合計画審議会でも話題になったところであり、今後、道の駅を包括した拠点づくりの検討を行わなければならないと考えておりますが、現在進めている産業連携アクションプラン策定の中でも、ワークショップを開催して、道の駅を含めた音更の魅力発信の新たな拠点について議論されることになると思いますので、そうした結果を踏まえて今後検討してまいりたいと存じますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
質問 22番 山本忠淑
御答弁ありがとうございました。全体的に私が期待をしたよりもはるかに整理をされておられて、シンプルで、中身がさっぱり理解できないところもありますので、再質問でもう少しさせていただきたいと思います。1点目の特産センターの運営についてでありますけれども、今答弁いただきましたように、限られた施設と駐車場の条件で懸命な努力を毎年度されていることは認めております。しかし、道の駅としての位置づけをしているわけでありますから、人気を高めるための条件をクリアするためには、現在の施設や駐車場の面積、そして物産協会の組織構成の実態等考えたときに、今のままで、ここ近年の状況等を考えて、お考えになったときに、改善をする余地があるのかどうか、まずその点について考え方をお聞きしたいところでありますけれども、あわせまして、この特産センターの年間のおおよその売り上げと、そして、町が人件費等の助成をしているところでありますけれども、その辺の数字の説明もあわせてしていただいた上で、どう改善をしようと努力されているのか、その点についてまずお聞かせをいただきたいと思います。
答弁 経済部長 西坂賢二(経済部長は2012年3月まで)
改善についてまずお話しさせていただきたいと思いますけれども、今御答弁でもありましたように、限られた施設でございまして、その中でいかにやっていくかということでございまして、満足度調査などの報告によりますと、トイレ等が非常に悪いといったようなことがございました。その点については、従前は従業員がそれぞれ掃除をしていたわけでございますけれども、社会福祉協議会等に委託をかけ、毎日掃除をするような形で、少しでもよい形で利用していただけるような改善策はとらせていただいているところでございます。また、施設等についても、20年というようなことで、かなり老朽化してございますので、できるだけ支障のないような形で、今年度も700万ほどかけて修繕をさせていただいて、利用者の方にはよりよい形で利用していただくというようなことで考えてございます。あと、特産センターの売り上げ等数字の関係については、課長のほうからお答えさせていただきます。
答弁 産業連携課長 津本明伸(産業連携課長は2012年3月まで)
今、数字的な部分についてでございます。まず、特産センターの売り上げでございますけれども、22年度の実績についてはまだ集計してございませんので、昨年度と一昨年の2カ年で御説明いたしますと、20年度が総売り上げが3,720万ほどになってございます。21年度につきましては4,017万円ほどになってございます。22年度につきましては、今のところ、やはり高速道路が開通したことによって若干人の入りもふえてございますので、去年を若干上回るのではないかというふうに理解してございます。それと、町のほうの支援でございますけれども、一般管理費として約37万ほど助成している部分と、人件費相当分といたしまして260万ほど物産協会のほうに助成してございます。以上でございます。
質問 22番 山本忠淑
この特産センターの実情については、おおよそ今御説明いただいたところで、理解をするところであります。特に、1億円、創生事業で建てたこの建物が、非常に修理を必要としている状況にあると。トイレのほうもそういう状況にあるということのようでありますので、その辺のことについては大きな問題点としてとらえなければいけない。また、特産センターの売り上げについても、努力をされておられますけれども、なかなか難しい状況にあるというふうに考えざるを得ないと思います。次、農産物の直売所の利用状況と、その運営されている組織についても御説明をいただきました。非常に限られた面積の中で、長い間振興会の方々が努力されている経過は私もよく承知しているところであります。やはり一般的には道の駅に併設されていると。テントであっても併設されているわけでありますので、道の駅の一つというふうに、道の駅の中の施設というふうに思われるところであります。また、農協、町からのそれなりの協力体制もある状況の中で努力をしていただいているということであります。しかし、開店する日数が非常に限られているということがまず一つあります。店があいていないということは、閉店しているという印象を与えるという問題点もあるのではないかと思っております。それから、町内たくさんのそれぞれ直売所がありますけれども、一番メーン通りで、条件的にはいいところに位置しているところでありますので、できればやはりもっと多くの農業者の方々が持ち込むような組織の再編といいますか、そういう条件づくりも必要な状況にないのかなと思っているわけでありまして、これら課題の一定の整理をする時期に来ているだろうというふうに私は思いますが、この辺については、物産協会の事務局と特産振興会の方々とのそういった1年に1回なり何回なりの話し合いの機会等もあるのかないのか。そして、今後どうするというふうなお話もしておられるのかどうか、その点についてお伺いいたします。
答弁 産業連携課長 津本明伸(産業連携課長は2012年3月まで)
私のほうから、若干知り得ることというか、日常の中でどういうかかわりを持っているかという観点から御説明いたしますと、物産協会の事務局、実際やっているところは当課でございます。それと、特産センター、特産振興会の代表者の方とも、打ち合わせというよりも、日々かかわりを持ちながら取り組ませていただいているというのも事実でございます。その中で、施設につきましては、今特産振興会と覚書を取り交わして運営していただいているような状況でございますけれども、実際としては、電気料等の施設についてはその振興会の会のほうから町のほうに入れていただいているという部分でございまして、不特定多数の方がいつでもかつでも今のテントの状況の施設の中で販売できるという状況下には現状はないという部分でございます。しからば振興会のほうに、仲間に入って一緒にやれないのかという議論かと思いますけれども、実際今運営されている方が、エリアとして音更農協管轄の農業者の、生産者の方がやっていただいている部分におきまして、野菜的なものを直に運営している方が少なくて、なかなかその辺の協力体制に至っていないのかなというふうに思ってございます。それと、現状の今の直売所の方におかれましても、よそから仕入れをして今の道の駅の箇所で販売するという状況はつくってございません。あくまでも音更でとれた生産物のみで販売をするという部分で努力しているというふうに認識してございます。その辺のこともございまして、時期的に今の構成員の中で出荷できる素材が若干手薄になったりする時期的なものもございまして、若干時期的に早い時期は店があいていないというような状況になるんだというようなお話はしてございます。以上でございます。
答弁 産業連携課長 津本明伸(産業連携課長は2012年3月まで)
話し合いはしてございますけれども、なかなか今の状況の構成員の中では、通年、例えば5月から11月いっぱい、すべて毎日オープンするというのは現状としては厳しいということでお話は伺ってございます。
質問 22番 山本忠淑
今説明いただきましたように、これはむしろお願いをして継続していただいているというような状況も私はあるというふうに認識しているところでありますので、非常に難しい問題点多々あるというふうに、この点についても問題意識を持っているところであります。次に、「おとふけマルシェ」という、今はやりの言葉で申し上げますと。そういう取り組みをされた。これは、寺山町長がこの4月に、産業連携課ですか、を配置されて、課長以下熱心に、幅広く今その任に当たっておられることは私は大変評価しているところでありますけれども、特に今、先ほど御説明いただきました高速道無料化社会実験等の状況変化を踏まえて、柳月さんの理解をいただいて、テント、出張販売を試みたと。これは非常に、そういう努力をされたことも大きく認めるところでありますし、先ほど報告ありましたように、きっと当初予想した以上の反響があったのではないかなというふうに思っております。しかし、いかんせん、町の担当職員と両農協の職員の皆さんの御協力をいただいてこの1年乗り切ってこられて、一定の成果を得たという実態だと思います。したがいまして、それを踏まえて、もうシーズンオフになったわけでありますから、今後に生かす道筋をどのように考えていけばいいのか。1年でやめることにもなりません。しかし、かといってかわりの場所を、今年度これだけの成果を上げたような場所はきっとないというふうに思うところでありますが、その辺のこの成果を踏まえての考え方については、私が通告させていただいておりますので、それなりの考え方を持っておられるのかなというふうに予測しますが、どのようにお考えになるのかお聞かせいただきたいと思います。
答弁 経済部長 西坂賢二(経済部長は2012年3月まで)
「おとふけマルシェ」、私どもも思っていなかったぐらいに予想外のことだとかも直接お話しすることによって知ることができました。それで、できれば、ことし1年でなくて、来年も引き続き継続してやれないかということで、ちょっと内部では検討させていただいたんですけれども、やはりJAさん、あと、町が出てやるということが非常に無理があるだろうということで、できれば、柳月さんの場所の提供は来年度も可能な部分がございます。それで、どなたがといいますか、今直売やられている方は町の中に数軒あるわけでございますけれども、それらの方があの場所でやっていただけるんであれば、我々とすれば、町としては支援をしていきたいなというふうな考え方も持っております。本当に直接、あそこはスイートピアガーデンということで、スイーツが目当てで来られているお客さんが大半なのかなという、意識的にそう思っていたんですけれども、実際やってみてお話聞きますと、やはり十勝の野菜の評価というのは非常に高くて、札幌の方面に帰られる方はよく買っていただきまして、また、札幌からも何度か来られているお客さんも中にはいらっしゃいました。それと、多少無理があるにもかかわらず本州まで野菜を持って帰られる方もいらっしゃいましたので、そういった方の、やはりこたえていかなければならないのかなと思っております。それで、できれば引き続きやっていきたいなというような思いは持っておりますけれども、何分にも、そういう方がいらっしゃれば続けたいなというふうなことで今考えているところでございます。
質問 22番 山本忠淑
今、部長の答弁をお聞きしますと、同じ体制で来年度もテントで即売することを考えてはいないと。委託をする方向を検討するということでありますので、その点について、私は、全体的に申し上げておりますように、将来計画を整理して、そして、そこに至るまでにどんなステップを踏んで目的とする道の駅構想にたどり着くのか、その辺の考え方を整理しながら、確かにあの場所で「おとふけマルシェ」という名称でスタートさせたことは、これはやはり大切に育てていかなければならないというふうに思っております。柳月さんが、通っておわかりのように、先日新聞でも報道されておりましたが、5億の工場拡大をして、高速道の開通によるお客さん、顧客の求めるものに対応するための既に投資をされているわけであります。私は、いつかお聞きした中で、お菓子だけ買って満足して帰られる方はいないと。やはりトランクに地元の野菜、特産物を積んでお帰りになるような、そんな流れにならなければいけないというふうに柳月の社長が申しておりましたけれども、私はまさにそのとおりだと思うんです。ですから、そういった考え方を持ちながら、来年度、このマルシェをどんな形でか継続されるということであれば、十分その委託する先についても、将来きちっとメンバーが広がって、音更の物産が広くそこに集められるような将来構想のもとに取り組んでいただきたいというふうに思います。最後に申し上げました道の駅のことについてでありますけれども、答弁では、総合計画の中でも声があったと。あるいは拠点づくりの検討を行わなければならないということで、産業連携アクションプランでこの調査を委託しているというふうに私はお聞きしたんですけれども、まずその調査をする調査の内容と、どんな目的を持ってその調査をされたか、その点についてお聞きしたいと思います。
答弁 経済部長 西坂賢二(経済部長は2012年3月まで)
産業連携アクションプランにつきましては、9月の定例会で、国の緊急雇用創出推進事業を活用して実施するものでございまして、公募型のプロポーザルによって業者を選定してございます。11月に業者のほう決まりまして、今作業のほうに移らせていただいてございます。まず一つは、町の魅力と地域イメージの調査と評価をするということと、また、それに基づいて町の魅力を創出していく。そして、町の地域ブランドづくりとPRの基本戦略の策定をするという業務を委託させていただいてございます。音更の場合、来年度の高速道路全面を見据えた中で、インターチェンジがあるわけでございますので、そういった地域資源を活用した魅力発信が必要であるということもありますので、その魅力発信のための施設づくりも視野に入れたプランもあわせて策定していただくということで考えてございます。今後、町民の方を対象にワークショップを開催するということで考えてございまして、おおむね4回程度開催したいなということで予定をしてございまして、1回目は今月の18日に実施をしたいというふうに考えてございます。実際、メンバーにつきましては、おおむね35ぐらいまでの若い方だけを選ばせていただいてございます。それで、委託したコンサルがコーディネーターとなりまして、あと、アドバイザーには旅行代理店だとかレストランオーナーだとかそういった方を招きながら、各種メンバー、各種、いろんなところからのメンバーで開催して、いろいろな意見をもらおうということでございます。
質問 22番 山本忠淑
町民の方に参加いただいてワークショップを始めたいということでありますが、そのことにつきましても、私は、今質問に取り上げさせていただいておりますように、やはり将来計画にどう結びつけていくかという一つの動きというふうに考えなければいけないと。そこに結びつけていかなければいけないというふうに思っております。これ、本町の道の駅がどうあるべきかということは非常に町民の関心が高いわけでありまして、何年も前に宮村議員も取り上げておりましたが、それ以降何の動きもないと。先ほどもそういうふうに言っておられました。したがって、そういうふうに非常に関心の高い方々の思いを集約して将来像をまとめ上げることがまず必要だというふうに思うわけですけれども、そうした動きが余り見えないということであります。道の駅の条件は、先ほどから申し上げておりますように、農畜産物の直売所、特産・物産センターとか、あるいは駐車場、トイレ、それから、何か食べられるものがあるところというふうなことが一般的に想定されるところでありますけれども、十勝では、間違いなく一番人気なのは中札内の道の駅だと言われております。私がいつかお聞きした中で、中札内の道の駅は初めからああいう形になったわけでないと。極めて質素な直売所から、一番重視をした、目立つところに大きな看板を2枚上げて、そして車を運転する人方に立ち寄っていただいたと。道の駅に寄る人は車を運転する人がまず中心であるということを重視したということにお聞きをいたしました。そしてトイレを利用する、人が集まる、売れるものが集まる、物産を売る店ができる、食べるものが求められると、こういう流れになったというふうにお聞きをしたことがあります。1回立ち寄った人がリピーターになっていただけるような内容を備えなければ人気の出る道の駅にはなり得ないというふうに思っているわけであります。そこで、冒頭にも御答弁いただきましたように、道の駅として登録、認証を受けるには国土交通省に申請をしなければならないということであります。音更町には今1カ所の道の駅でありますけれども、果たして1カ所でいいのかどうか、それも検討の中に入るのかなと思っております。十勝川温泉にも直売所と、町が設定したガイドセンター等の施設もあり、駐車場もあります。いろんな角度から考えなければいけないのかなと思っております。先般、私たち公正クラブと清新クラブで四万十町、有名な四万十町、ここには四万十町と四万十市があるわけですけれども、私たちは四万十町に調査に行ってまいりました。この町は人口2万、1万9千余りであります。面積だけは、音更町が4万6千平方キロメートル、四万十町は6万4千平方キロメートルということで、初め、町の御説明で、音更町よりは広いところですと、こういうふうに言われました。この町には、二つの町と一つの村が平成18年に合併をして今四万十町になっているわけでありますが、87%ぐらいが山林の町でありまして、音更町が50%の農地を有しているのに比較すると、まあ想像できるところでありますけれども、三つの道の駅がありました。私たちは、その中の一つのとおわという道の駅を訪ねることができました。ですから、それぞれの条件に合った道の駅というのはやはり必要なんだなと、こういうふうに実感をしてまいったところでありますけれども、そういった観点から、この道の駅を国交省に申請をして認められるまでにはどういったプロセスで、どんな条件をクリアするとこれが認証されることになるのか、その点、知り得る範囲でお聞きしたいと思います。
答弁 経済部長 西坂賢二(経済部長は2012年3月まで)
道の駅の設置に当たりましては、自治体と、国や道などの道路管理者と協議して計画書をつくるわけでございますけれども、それに基づいて国交省に登録申請をすると。認定を受けることによって道の駅というふうに名乗ることができるというふうになってございます。ただ、スケジュール的にどのぐらい、内容等についてはちょっと承知してございません。ただ、道の駅の基本的なものがございまして、例えば、無料でできる十分な駐車場スペース、あと24時間利用可能なトイレ、あと道路や地域の情報を提供する案内サービス施設があると、その三つが兼ね備えていなければならないということになってございます。以上でございます。
質問 22番 山本忠淑
実際申請する状況になりますと、いろんな条件をクリアしなければならないというところがあると思います。もう一点、特産センターというのはどうしても必要だと思います。しかし、場所の条件等が非常に大事になってくると思っております。インターチェンジが近くて交通アクセスがよくてという本町の絶対的な有利な条件というものが私はあると思うんです。そして、今後計画されるとすれば、この本町だけの物産にこだわるということにはならないと思うんです。高速のインターをおりて、道央の方々、あるいは広く府県からもおいでになる方々は、十勝に来たという認識を持って本町におり立つことになるのかなと。そんなふうに思ったときに、この十勝に来られる交流人口、観光人口等を想定されたときに、特産センターについてはやはりオール十勝的な考え方を念頭に置きながら将来構想を持っていかなければならないのかなというふうに思うところであります。したがいまして、物産協会が、先ほど答弁で冒頭ありましたように、スタートした時点と、物産協会が今果たしておられる役割、原点と相当違ってきていると私は思っています。将来に向けては非常に物産協会の役割は大きくなってくると思うんですが、この辺のことの認識については、最終的に町長にしっかりお聞きしたいと思ってはいるんですが、担当としては、物産協会の、せっかく聞くところですから、物産協会の構成と、組織ですね。それと、もしその件についてどうあるべきかというふうな論議がなされている経過があるとすれば、その点だけちょっと先にお聞きしたいと思っています。
答弁 産業連携課長 津本明伸(産業連携課長は2012年3月まで)
現在の物産協会の組織の構成でございますけれども、町と両農協、よつ葉乳業、郵便局、コカ・コーラ、商工会の構成で組織してございまして、毎年総会開催してございますけれども、現状では、物産協会の今後のあり方についての突っ込んだ議論というのはまだ一度もされていない状況でございます。以上です。
質問 22番 山本忠淑
私が期待するのは、音更町物産協会、将来的にはやはりこの協会にすぐれた営業活動をしていただける方を配置して、そして運営と、それから、広く音更の物産を広めるための努力をしなければいけない組織だと思っております。今、両農協はもちろん、よつ葉乳業もコカ・コーラも、構成員の皆さんそれぞれがみずから、それぞれの企業の産品を広める企業活動をしておられる状況の中で物産協会を構成しているということでありますから、非常に物産協会としての組織のあり方というのが難しいというふうに思っております。最近、新聞で、JAおとふけと首都圏生協のパルシステムとの十勝食料自給推進協議会の立ち上げ、それからまた、商工会の皆さんが知恵を絞られて音更ブランド研究会を設立されたと、こういう非常に明るいニュース、これは私は、寺山町長が就任以来ずっとこのことを強調されている産業連携の農商工連携の形が見えてきたのかなというふうには思います。先般、町民の方々が、財団法人都市農山漁村交流活性化機構、今、まちむら交流機構という略称で言われているようでありますが、ここが開催しております地産地消人材育成派遣事業の経営強化全国研修会というのがあったようでありますが、自費でそこに参加しておられる町民もおられるんです。そして、我が町に期待をしている。町の活力の一つのバロメーターとして道の駅はやはり必要だと。そして、農業の活性化のためにも、自分たちがつくったものをみずから持ち込む、そして買っていただく、つくる張り合いと売る張り合いを共有する動きをこれから高めていかなければならないと、こういうふうに思っていただいている方が町内にたくさんあると思うんです。よつ葉乳業が100億の投資をして、立派な工場がもう見えてきておりますが、2年かかったら相当立派な、東洋一の工場になるかと思います。しかし、その企業に期待しても、よつ葉乳業さんが、あの敷地の中とか、あるいはあの工場の近くに何らかのそういったセンター的なものを考えるということは私はないと思うんです。それは非常に食品を生産する企業としては難しいところでありますので、どうしてもあの敷地の中に、見学コースはつくられるにしても、そんなに日常、一般の町民の方、そして観光客の方がどんどんお入りになるということにはならないと思っております。したがって、どうしても行政が何らかの仕掛けをしなければならないというふうに私は常日ごろから考え、今回調査をした内容を踏まえても、どうしても寺山町長はこういう状況を踏まえて判断をする時期に来ているのではないかなというふうに思うところであります。総体的に今までの申し上げたこと、答弁の中身等を考えて、町長はどのようにこの問題に対処されようとするのかお聞かせいただきたいと思います。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
来年11月には道央圏と高速道路がつながります。そうした中で十勝の魅力というのを発信するということは、十勝で言えば、表玄関は清水のインターになるのかもしれませんけれども、私どもは音更帯広インターが十勝の中央玄関だというふうに表現をさせていただいておりますので、それなりの十勝の魅力発信を音更町として、十勝を、各町村と連携しながら魅力を発信していくということが大事だろうというふうに思っているところでございます。これが釧路まで開通するまでの間というと、期間的には10年ぐらいございましょうか。高速道路が釧路までつながるということになれば、十勝は通過点になるということも懸念されますので、それまでの間にしっかりとして、十勝でおりてもらうという工夫を仕立てていくことが大事なのかなというふうに思っているところでございます。また、先ほど来、道の駅のお話でございますが、先ほど西坂部長のほうから答弁させていただきましたように、道の駅の必須要件というのは、24時間トイレがあいていること、無料で使える駐車場があること、それから、道路だとかその周辺のインフォメーションが出せることと。この三つの要件でございます。今、音更町に曲がりなりにも道の駅が1カ所ありますが、必ずしも物産館だとかレストランだとか、そういうものがついたのが必須要件にはなっておりませんけれども、たとえ道の駅の指定を受けなくても、我々としては、そういった道の駅として示されている機能を果たしながら、そして、そこに物産、レストラン、そういった直売施設だとか、そういうものが張りつけるような施設を、議員おっしゃるように行政主導ではなくて、町民の皆さんの力をかりながらつくっていくという努力をしていきたいというふうに思っているところでございます。以上です。
質問 22番 山本忠淑
町長の認識は、常日ごろからおっしゃっていますので、高いものがあるというふうには思っております。しかし、私が先ほどから申し上げていますのは、余り先延ばしできる問題ではないんではないかということなんです。もっとわかりやすく言うと、寺山町長は今任期中にこの問題に当たる気持ちがあるのかないのかということ。私は、検討する、協議をする場を早く立ち上げたほうがいい、立ち上げるべきだと言っているんですが、そのことに対する考えをしっかりもう一度お聞かせいただきたいと思うんですが、その先に、せっかく行ってきて買ってきたものがあるんです。非常にじゃらんで私たち勉強したときに感心した、全国放送された、四万十町のとおわという道の駅で一番売れ筋の、地元のおかみさんたちがつくっている新聞バックですけれども、非常に配慮した、その時々の記事をちゃんとここにメーンにして、これは私は400円も出して買ってきたんですが、こっちは200円なんですけれども、これが、久野議員も買ってこられたようですけれども、売れてしまって、毎日なくなるんですよ。ですから、本当に町民の方々が関心を持って、その直売所、特産物、特産センターを一生懸命守っていこうとする意識が育っていくといろいろおもしろいことが起きてくると。そして、やがてきちっと赤字にならないような施設の運営がなされる、こんなことがやはり証明されているのかなと思いました。ですから、この道の駅をどうするかという問題に取り組む意思があるのかないのか、そしてどんなスタンスでこれを取り組もうとしておられるのか。私は、先般、帯広市議会での論議をインターネットで見たときに、ある議員が市長に、やるのかやらないのかと聞いたら、市長はやりますと言いました。それしか答弁しないんですよ。ですから、トップの答弁というのはやっぱり意思表示をしなければいけないというふうに思いました。今任期中にこの問題に取り組む意思があるのかないのか、私はお聞きしたいと思います。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
議員の御発言、行政主導ではなくというような最初の御質問の趣旨でございますので、私たちとしては、民間をどうやってその意見を聞きながら解決していくかということを検討しなければいけないというふうに思っていますけれども、いずれにいたしましても、道の駅ないしは物産直売所、そういったものを今建設する場所というのは市街化調整区域でありますし、農地であります。そうした法律的な問題もございますので、今どこの場所にどうすれということは申し上げるわけにはまいりませんし、個人の土地でございますのでそうはいきませんが、その熟度を高める努力はしていかなければならないと思っていますし、それに参加するデベロッパーも必要でございますし、それに参加する農業者の方、それから商業者の方、そういったものが必要なんだろうというふうに思っております。今、金融機関ともお話し合いをさせてもらっておりますし、いろんな方とお話し合いをさせていただいているところでございまして、それをどういった形で発展形にするのか。できれば近い、近日中というか近年度中にそういった構想をまとめるべく努力をすると。そのために今産業連携アクションプランというのを立てておりますので、また、総合計画もそういった論議がされていますので、そういった形では、私としては実施に向けて努力をしていきたいというふうに考えているところでございます。