みんなの議会

音更町議会 平成21年第3回定例会 2009年9月24日

就業人口の実情を考えた町の施策などについて

2009年9月24日、音更町議会の一般質問で、山本忠淑議員が「就業人口の実情を考えた町の施策などについて」質問し、町長 寺山憲二、建設水道部長 川上雅二、経済部長 西坂賢二が答弁しました。

質問者
山本忠淑 議員
答弁者
町長 寺山憲二、建設水道部長 川上雅二、経済部長 西坂賢二

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 22番 山本忠淑

通告いたしました1問について、質問いたします。これからの本町における市街化区域編入と、宅地開発に対する基本的な考え方、人口増と、就業人口の実情を考えた町の施策などについてお聞きしたいと思います。1点目として、今日までの本町の人口増は、民間による積極的な宅地開発によることが大きかったことは言うまでもありません。特に、平成10年の南宝来地区以降、すずらん台、共栄地区、宝来本通地区、開進地区、そして音更東通地区と、町が市街化区域の編入に努力をして、開発計画を支援してきたことは、大きく町の活力になってきたと考えます。民間企業による宅地の造成及び分譲もほぼ順調で、いずれの団地も近代的な住宅が建ち並び、今年3月に町の人口4万5千人を達成していただくことができました。近年の住宅建築戸数の推移、固定資産税の動向等々の広範な変化を考慮したとき、今後についてはどうあるべきか、大変重要な課題であります。このことに対する考え方について、まずお伺いをいたしたいと思います。2点目として、平成22年度の第6回の都市計画定時見直しを前に、未消化分の人口フレームに相当する宅地開発について、どのように情報提供されて、民間の関心はどのような状況にあったのか、さらに、今後の可能性についての考え方をお聞かせください。3点目として、町の人口の動きによる、就業の場、就業人口についても増加をいたしております。独自の調査をもってしても、それらの実態の把握をして、行政として何をすべきなのか、その役割と施策を検討していくべきと考えます。このことに対する考え方をお伺いいたします。以上であります。よろしく御答弁をお願いいたします。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

本町における市街化区域編入、宅地開発、就業人口に対する考えについて、お答えいたします。初めに、市街化区域編入と宅地開発につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。本町の市街化区域の拡大につきましては、平成15年度の定時見直し時に確保された人口フレームに基づき進めており、本年3月には、第4期総合計画の目標人口である4万5千人を達成したところであります。また、この人口フレームにかかわる次回の定時見直しにつきましては、都市計画法におおむね5年ごとと定められておりますので、本年度、基礎調査を実施し、平成22年度に定時見直しが予定されているところであります。市街化区域の拡大は、帯広圏1市3町のそれぞれの人口や産業の伸び、土地利用の状況などをもとに北海道が決定するものでありますが、北海道全体の人口が減少傾向にある状況を勘案し、道ではコンパクトなまちづくり方針を掲げておりますので、次回の定時見直しにおいて、新たな人口フレームを確保することは難しいものと思われますが、本町の第5期総合計画策定時における目標人口とも整合性を図りながら、国や道との協議を進めてまいりたいと存じます。また、未消化分の人口フレームに相当する宅地開発の可能性についてでありますが、平成15年度の定時見直し時に音更町分として一般保留されておりました2,300人の人口フレームについては、宝来本通地区、開進地区、十勝川温泉地区、音更東通地区などの編入により、その後は450人の保留人口フレームを残しているところであります。これまでには民間開発の動きはありましたが、開発計画の熟度や現住宅地の販売状況などから、具体的な開発計画には至らなかった経緯もありますので、住居系の区域を拡大することは難しいものと考えております。今後は、既存市街化区域内の未整備地や未利用地の開発を積極的に促し、密度の高い市街地形成を推進していくことが必要と考えております。次に、就業の場、就業人口の動向に対する対応についてでありますが、町の産業別事業所数並びに就業人口などの推移につきましては、国勢調査を初め各種統計調査により実態把握に努めているところであります。町内の事業所数については、昭和50年以降順調に増加しておりましたが、平成8年の1,269カ所をピークに、その後はほぼ横ばいで推移しております。また、就業人口につきましては、人口の増加に伴い年々ふえている状況にありますが、就業者の多くは、音更町に居住しながら近隣の市町村で働いているのが実態であります。このことは、平成17年度の国勢調査においても明らかとなっており、就業している町民の二人に一人は町外で働いているという状況にあります。このような調査結果からも、町民の多くが町内で働くことのできるよう、雇用の場を創出していくことが何よりも重要であると考えております。このため、町では企業誘致を積極的に推進する方策として、音更町工場立地促進条例に基づき、町内に立地した企業に対し、固定資産税相当額の補助や土地取得資金の利子補給、雇用増に伴う助成を行ってまいりました。また、国においては、企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律、いわゆる企業立地促進法を、平成19年6月から施行したところであります。これを受けて、平成20年度には、本町を含め十勝管内の1市6町で構成する帯広十勝地域産業活性化協議会を設立し、基本計画の策定を経て国の承認を受けたところであります。これにより、立地した企業に対しては、税法上の優遇措置や低利の融資を受けることが可能となり、また、その企業に対して地方税の減免を行った地方公共団体には、交付税の補てんが受けられるようになったところであります。本町におきましても、本年6月にこれら条例の一部を改正し、制度のさらなる拡充を図っているところでありますが、100年に一度と言われる経済危機の中で、企業を誘致することは、なかなか順調にはいかないのが実態であります。しかしながら、本町の優遇支援措置は、他の自治体と比較しても優位な条件にありますので、今後もIC工業団地を中心とした企業誘致に、より一層努めてまいりたいと考えております。また、町内での雇用の場を創出するためには、町外からの企業誘致に加え、既存の町内企業を育成することも大変重要なことでありますので、商工業者の経営の安定と育成振興を促進するため、昨年12月に商工業振興資金融資制度の融資枠の拡大を図ったほか、振興資金の利子補給、中小企業退職金共済掛金の助成など、中小企業の育成支援に努めるとともに、商店街の活性化を図るため、昨年度より、空き店舗を借りて新たに創業する事業者に対し、改修費や家賃に対する助成制度を創設するなど、雇用の促進に鋭意取り組んでいるところでもあります。さらには、ブロッコリーやニンジンなど地場農畜産物の付加価値を高め、それら特産物のブランド化を目指す商品の開発にも、両農協とともに、専門機関の協力を得ながら挑戦しているところであります。そうした新たな視点での取り組みが、雇用の創出につながっていくことを期待しているところでもあります。いずれにいたしましても、さまざまな方策により雇用の創出を図り、豊かで輝きのあるまちづくりを進めてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。

質問 22番 山本忠淑

わかりやすくといいますか、シンプルに御答弁いただけたと思います。先ほど申し上げましたように、8月末の人口を先ほど調べてまいりましたら、4万5,207人ということであります。3月に4万5千人を越す北海道一の大きな町ということで、寺山町長も、先般、私たちの明治30年に開拓に入植した江波団体のふるさとであります砺波市から表敬訪問をいただいたわけでありますが、その砺波市は小さな町と合併しておりますけれども、4万9千人であります。寺山町長は、北海道一大きな町だと、そしてまた、おいでになった皆さんは、本当にすばらしい活力のある町だというふうな印象を受けて感銘を受けて、実はお帰りになられました。私は、都市計画で宅地造成をするということが、どれだけ大きな町の人口増に影響を与えるかということは、私が申し上げるまでもなく、過去の経過を考えたときに、これにまさるものはなかなかないだろうと。そして、幸いにも本町の場合は、先ほど申し上げましたように、平成10年以降、いずれの宅地造成、分譲もほぼ順調に推移をしております。今後、寺山町制はどんな挑戦をされるのかなと大変大きな関心を持っているところであります。そんな中で、インターネットで都市計画審議会の会議結果が載っておりました。私はこういった会議の結果は極力インターネット等でオープンにしてほしいというふうにお願いをしておりましたので、この関係部局の努力にまず敬意を表しておきたいと思いますが、この6月22日の都市計画審議会の会議の結果を見まして、先ほど答弁でありましたように、北海道が今後コンパクト自治体になっていくという考え方を述べられておりますけれども、本町の今後の都市計画についても、委員の方から、次の見直しにおいて住居系での市街化区域編入をどのように考えているのかという質問に対して、今後は、既存市街地の未利用地において積極的な土地利用を図り、密度の高い市街化を目指すものと思われると、これは北海道がそういうふうに言っておりますけれども、これが本町の今後の都市計画、市街化区域編入に対する考え方というふうにも受けとめられるわけであります。先ほどの答弁も、私が期待をした質問に対する答弁は、町長の答弁の中から、一歩踏み込んだ、今までの経過を踏まえて、今後もさらに挑戦をする考えが伺えなかったように思いますが、その点についての考え方はどうなんでしょうか。

答弁 建設水道部長 川上雅二(建設水道部長は2011年3月まで)

町長からの答弁でも申し上げさせていただきましたけれども、人口フレーム450人を保有しておりますが、次期見直しの段階では、人口増に伴いまして、そのフレームの維持は難しいというお話をさせていただいておりました。町といたしましては、今まで住居系の開発行為並びに区画整理で整備してまいりました残区画数、おおよそ750区画等々がございます。今後につきましては人口フレームが維持されない中で、既存の住居系の整備に、それから未利用地の開発を促進していきたいというふうに考えております。したがいまして、新たな人口フレームで新たな宅地造成というのは、今後難しいであろうというふうに考えております。

質問 22番 山本忠淑

どんな経過で、そういう考え方を固められたのか、私は大変疑念を持つところであります。昨年の8月に、新聞でも報道されましたように、北海道未来総合研究所が、北海道180市町村の2035年の将来推定人口について、一定のシミュレーションを公表されました。非常に中身のある調査のもとに推計を立てられたわけであります。その中に、興味のある予測数値がたくさん載っているわけであります。2005年から2035年の人口伸び率ランキング、音更町は東神楽町に次いで全道2位であります。このことは大きく報道されておりました。これが、何の根拠があってこの数値ができ上がってきているのかということは、町もしっかりと分析をされていると私は思っております。本町の人口がこの10年間でなぜふえたかというのは、住宅建築戸数を見ても一目瞭然であります。この10年間、一戸建ての新築住宅戸数の推移を、固定資産のほうでいただいた資料を見ますと、毎年度300から400の間の新築住宅戸数であります。これは、それぞれの宅地造成で、住環境の整った町外からも音更町に住みたいという願望を受けとめるだけの、それぞれの時代に合った宅地造成がなされてきた結果だと思います。今、部長がいとも速やかに、残区画は750あるから、新たな区画、宅地造成、市街化区域編入は難しいと、これは北海道がそういう考えを持たれるかもしれません。しかし、音更町の特異性というものを考えたときに、北海道のその意向をストレートに受けとめて、山口町制から寺山町制にかわったこの時点で、今後の新たな宅地造成は難しいという判断をされるということは、私は大変大きな今後の総合計画にも影響いたしますし、町の財政にも影響いたしますし、非常に大きな影響を与えることになると思えてならないのであります。固定資産税の推移を見ても、一目瞭然であります。新しく建てられた方の家屋の税があってこそ、今日の町税の伸びを見ることができていると、私は思っております。後ほどに関連いたしますけれども、給与所得者の人数も、間違いなくふえているんです。これは当初は、音更町は住環境のいいところで、老後住むには最も適した町だという評価が高かったから、定年を終えられた方々が、どっと音更町に住んでいただくことになりました。今は違うんですよ。若い世代の方々も、音更町に住居を構えて、そこを起点にしてほかの町村に通勤しても音更町はいい、こういう評判も私はじかに耳にしているわけであります。昨年来、分譲を始めた花園ニュータウン、花園団地の推移をお聞きしました。全区画数は189、売約済みは123ということでありました。約70%近く、65%はもう売約できているわけです。そして、業者の努力、企業の努力によって、さらにまだ伸びております。これは当初計画したよりも、きっと高い数字ではないかと思っておりますし、今も間違いなく近代的な住宅が、目をみはるように次々と建っているわけであります。先ほど答弁ありましたように、既存の宅地の売れ残りをこれから求めてそこに住んでいただきたいといっても、新しい新住民といいますか、音更町に魅力を感じて、音更に住もうかという気が起きるかどうかということが、私は大変微妙な問題だろうと思います。あいているところを探して、音更に住もうかという気持ちが果たして起きるかどうか。新しい団地を造成して、その時代に合った邸宅で、住環境の整った分譲が行われて初めて民間の努力で、そこにまた音更町に住みたいという気持ちが起きてくるんだと思うんです。実は、花園ニュータウンにつきましても、私は2名の方、札幌の方と帯広の方に問い合わせがあって、現地を見ていただきましたら、2名ともすばらしいところだからとすぐ契約をされたという、びっくりするぐらいの状況があったわけであります。住環境がいい、福祉施設がいい、利便性がいい、スポーツ体育施設もいい、文化施設もいい、こんなすばらしい町はない、いいところばっかり言ってもあれなんですが、本当にそういうふうに受けとめていただけるんですね。花園ニュータウンについては、堤防の向こうにパーク場もあると、健康維持にはすばらしいところだと、さらにもっと特筆すべきは、音更町ではパートの仕事もほかの町村よりは多い、可能性がある。ですから、正雇用、正規の仕事でなくても、家計の補てんをできる条件が整っていると、こんなふうに実は町外の方々が評価をしていただいているんです。450の人口フレームの残を、どんな努力をされて、先ほど部長の答弁にありましたように、難しいという結論に至ったのか、私は民間の意欲を行政が抑えるようなといいますか、そぐようなことはなかったのかなと心配をするところでありますが、平成22年度の定時見直しに向けて、まだ時間があるわけでありますが、いろんな角度から申し上げたことも含めて、この450人の、せっかく2,300という人口フレームを持ちながら、450をもう棚上げしてしまうという、そういう受けとめしかできないわけでありますけれども、そのことに対してはどのように、再度お聞きしたいと思います。

答弁 建設水道部長 川上雅二(建設水道部長は2011年3月まで)

先ほど私お話させていただきました市街地拡大につきましては、北海道が決定することとなっております。22年次期見直しでございますけれども、22年に見直しがありますが、北海道全体の人口減に伴いまして、新たな人口フレームは難しいだろうということから、今後人口増、住宅増を伴うにはまず、先に申し上げました既存の宅地開発でありました区画数の残、750とさせていただきましたけれども、そのほかに、町内、市街化区域内での未利用地がおよそ18カ所程度あります。これにつきましては、2千平米以上で調査をさせていただきましたけれども、おおよそ18ヘクタールございます。で、新たな人口フレームが我々のところは難しいということになれば、この市街化区域内の未利用地の造成を誘導していくしかないだろうという考えでございます。ただ、新たな住居系の市街化区域の拡大はできないながらも、既存の市街化調整区域内で住宅が建っているところがございます。それらも、市街化区域内編入等々の道がございますので、それらも総合的に判断しながら、人口増それから住居系の増を図っていくという考えを持ってございます。また、今回450人の残人口フレーム、450人を残しておりますけれども、おおよそ面積にいたしますと、8ヘクタールほどがございます。で、以前に開発者のほうから、興味はございましたけれども残念ながら今の経済状況等々で断念をせざるを得ないという状況下でございました。したがいまして、町のほうからその450人、おおよそ8ヘクタールの面積の開発行為をそいでいるという考えは持っておりませんので、その点、御理解いただきたいと存じます。

質問 22番 山本忠淑

もう1問だけ済みません。

質問 22番 山本忠淑

済みません。一番大事なところなので、昼食で1時間休みますと、質問の意欲もしぼんでしまうので。先ほど申し上げました、未来総合研究所の資料の中に、大変印象に残っているもの。年少人口比率の高い市町村、年少人口ですよ、この高い比率の市町村に、音更町は全道で4番目なんですよ。若い人方が多いということなんですよ。逆に、高齢化比率の低い市町村、これも音更町、全道で4番目なんですよ。29.2%です。これはすばらしいことですよ。これが何ゆえかということをもっとしっかり考えなきゃいけないということなんです。先ほどおっしゃったように、450名、8ヘクタールの市街化区域であります、宅地であります。意欲をもって臨もうとする企業の方々の意をそぐようなことはないとおっしゃったのは、私はしっかり受けとめさせていただきます。売れるか売れないか、人が買ってくれるか、新住民が音更に住んでいただけるかどうかという判断は、民間の努力なんですよ、民間の判断なんですよ。ですから、行政は、民間にそういった意欲を持っていただけるような、相談に応じる姿勢を持っていただかなければいけない。今、部長の答弁はありましたけれども、若干そうでないような受けとめ方が民間に広がっていると私は思うんですよ。音更町はこれ以上宅地造成は認めないかもしれないとか、450人はもう時間切れで間に合わないとか、そういう印象を強く与えているのではないかなと。私は先ほど寺山町制、大きな転換なんですかというふうに申し上げましたが、午前中に一言だけ町長の姿勢を伺って、休憩していただけたら幸いだと思います。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

音更町にたくさんの人が住んでいただけるということは、大変ありがたいことだと思っておりますし、今、総合計画の見直し作業をしておりますけれども、こうした中で音更町の10年後の人口をどの程度になるのかというのが、やはり今回の総合計画の中では一番大きなテーマになるのかなと今思っているところでございます。先ほど建設部長のほうから御答弁ありましたように、私も宅地造成のお話については、若干聞いておりました。そうした中でそれを今回見送ったということは、行政が意欲をそいだということではなくて、やはり融資の問題だとか、今音更町の住宅地、価格も下がってきております。こうした中でやはり、企業としては、造成したは売れなかったはということになれば、企業の存続そのものにかかわりますので、そういった観点から今回は取りやめたというふうに聞いているところでございます。この宅地造成につきましては、観点としては、都市経営という感覚でもって物事をとらえていかなければならないのかなというふうに思っております。今、確かに未来総研のほうが人口は音更町は伸びるというふうに想定をしておりますけれども、その想定も、今の市街化区域、造成した中で十分飲み込めるだけの人口増しかないのかなという感じもしております。その上でまた、外部に向かって団地を造成するということが果たしていいことなのか悪いことなのか、これは総合計画の中でも十分論議をしていただきたいと思っておりますが、ただ、民間が宅地を造成した、音更町はその民間を応援すればいいということではなくて、やはり、民間が宅地造成した後には、道路にしても下水道にしても水道にしても、音更町がこれから管理、運営をしていかなければならない、そうした中に、売れ残った宅地ばかりが残っていて、料金が入ってこない下水道、水道をこれから管理していかなければならないということになれば、町民の皆さんの負担になるということは間違いのない事実でございますので、その辺については、これからの人口の動態を見きわめながら、そして総合計画の中でも十分論議をしていただきたいというふうに私どもも問題提起をしていきたいというふうに考えているところでございます。以上です。休憩(午後 0時04分)

質問 22番 山本忠淑

午前中の答弁をお聞きして、いま少し町の姿勢を正さなければならないという思いを強くしたところであります。町長が御答弁で、都市計画というのは都市経営であるとおっしゃいました。私はまさにそのとおりだと思います。先ほど来申し上げましたように、本町の市街化区域編入によって、都市計画に沿って順調に推移をしてきて、先ほど申し上げましたように、平成11年からひびき野においては740戸、住宅建築戸数であります。すずらん台では226戸、開進では170戸、今、花園においても先ほど申し上げましたような成約率であります。これは町の支援は、まさしく適切な支援があったからという考え方もできますけれども、本町の立地条件を勘案して、民間が判断をして造成をし分譲をした成果であります。先ほどから建設部長の御答弁、決して民間の意欲をそぐものではないというお話がございましたけれども、今、新しい総合計画に取り組もうとしているこの時点で、その論議にゆだねるということなのか、既に人口増は期待できないから、今、過去の造成によって残る7百数十戸のこの分譲地が埋まるまで、新たな造成には積極的に臨まないという姿勢なのか。これは大きな問題だと私は思います。北海道が全土10圏域を対象に、都市計画の基礎調査を進めておるはずであります。帯広圏においては、平成20年度その調査が行われたのかなと思っておりますが、私が危惧するのは、450のフレームを残すことが、次の第6回の計画にどんな影響を与えるのか、後ほど申し上げます、十勝川温泉の市街化区域の編入についても、それがどんな影響を及ぼすのか、非常に危惧するわけであります。ですから、町長がおっしゃった都市経営というものを重視しながら次の造成に判断を下さなければならないという、そのことが、今の状況をそこまで考慮されてのお言葉なのかどうか、既にそういう論議をされて平成22年度に予定されます定時見直しに臨もうとしておられるのかどうか、その辺のことについての考え方、経過をお聞かせいただきたいと思います。

答弁 建設水道部長 川上雅二(建設水道部長は2011年3月まで)

私、申しておりますのは、今後音更町は人口が伸びないということではなくて、まだ音更町では人口増の可能性はあると思っております。ただ、現在定時見直しの作業をやっておる最中でございますけれども、人口の伸びなどにつきましては、帯広圏域1市3町でこの都市計画を進めております。したがいまして、本町だけでいえば、まだ増加する可能性はあると思いますが、圏域全体では減少傾向にあるという推計のもとから、その450の人口フレームを維持するのは難しいだろうと思っております。人口フレームの維持が難しいとなれば、あとは市街化区域内の未利用地の造成等々の誘導、指導を行っていきたいということでございますので、音更町の人口が伸びないからといって、これから宅地造成、住居系の造成ですけれども、それは行っていかないということではございませんので、その辺は御理解いただきたいと存じます。(「人口問題は総合計画にゆだねるのかっていうのは」の声あり)失礼しました。人口に関しましては、これから第5期総合計画の中で十分論議をしていきたいと思っておりますし、都市計画のほうから、今後人口はこれだけですということではございません。十分協議してまいりたいと考えております。

質問 22番 山本忠淑

少し前向きな答弁に受けとめるような感じがいたします。私はそのことを本当に大事なことだと思うんです。今、全道のどの市町村も人口減少策、人口減少をどう食いとめるかという策に、思案、検討の最中だと私は思います。どの自治体も、これ以上人口を減らしたくないという思いで、いろんなそれぞれの立地条件に合った施策を打ち出しております。次の総合計画で本町が人口減少を食いとめる策を考えなければならないのか、今までの経過を踏まえると、さらにふえる要素を考慮して、新たな音更に住んでいただけるような住環境の整備に取り組むのか、これはプラスとマイナスと大きく違うと思うんです。ですからこのことが非常に重要なことだと、私は思えてならないところです。担当者、担当部局は、白紙から前向きに検討する気持ちを持っていただかなければならないし、これからこそ音更町の底力が問われる時代を迎えると、私は思っているのです。時代背景を考えてみましても、定年延長、育児対策、少子・高齢化時代へ向けてさまざまな取り組みがされているんです。ですから、本町こそそうした取り組みを先行的に行って、今非常に好評な本町のこの立地条件というものをさらに前向きに進めていかなければならない。このことは私は強く申し上げておきたいと思います。自主財源が40億を超えるに至っているのも間違いなく人口増のおかげでありますし、それから給与所得者の人数も、その町民税も間違いなく伸びているんです、毎年。これは、積極的な取り組みをしてきた成果だと私は思っております。本町がいつこれ以上減少させてはならないという思いで、その施策に取り組まなければならないのか、いつかあるはずです。しかしそれは、精いっぱい先に延ばさなければならない。このことを強く強調しておきたいと思います。先ほど申し上げました、北海道の調査に対しまして、今、次の計画を検討されている状況のようにお聞きしましたけれども、もう一度お聞きしたいのは、次の計画に450人の人口フレーム未消化、このことはどう引き継ぎされるのか、この点御説明いただきたいと思います。

答弁 建設水道部長 川上雅二(建設水道部長は2011年3月まで)

現在、帯広圏で保留しております人口につきましては、音更町が450人、圏域では1,240人となっておりますけれども、先ほども御答弁させていただきましたとおり、22年度の見直しの時点で音更町の450人、それから圏域の1,240人、これが維持できるかどうかはわかりませんけれども、今のところ難しい方向にあるということでございまして、このうち何ぼ保留できるかというのは、まだ結論に至ってない段階でございますので。ただ、450人の維持はかなり難しいというふうに感じております。

質問 22番 山本忠淑

これは、町の姿勢が大きく影響することだと思うんですけれども、21年度中に何らかの動きが可能であれば、この450人が、今部長が答弁されたように、次年度の見直しに難しい状況だということと関連してくるとお考えでしょうか、どうでしょうかその点は。

答弁 建設水道部長 川上雅二(建設水道部長は2011年3月まで)

この450人、およそ8ヘクタールでございますけれども、21年度中にというお話でございますけれども、都市計画のスケジュールからいきますと、開発者についての協議がない中、スケジュール的にはこの450人の消化というのは難しいというふうには感じております。

質問 22番 山本忠淑

相当申し上げましたので、私の思いは伝わっていると思います。先ほど来申し上げましたように、時代の変化と比例して、家を建てて住もうとする方々のニーズというものは変わってきていると思うんです。私は従来は定年になってから住む場所を探して、そこで家庭菜園でもしながら、お医者さんが近くて、パーク場もあって、お店も近くてというところを求めるということがあったわけでありますが、今は若い人も、これだけ休日が多くなってまいりますと、やはり家庭菜園とか、庭づくりとか、そういうことの要求が非常に大きくなってきていると、宅地業者の方にお聞きしました。非常に今そういうところが求められていると。本町は、市街地に隣接したいわゆる市街化区域に編入可能な土地に、花園ニュータウンが単価が安かったから、交渉で当初の予想以上に成約ができているという状況をかんがみても、そういった余裕のある自分のそれぞれの人生、生きがいのある人生を過ごすためにどこがいいかということを考えたときに、これからは、そういった、余裕のあるスペースで、単価も安くて家庭菜園も庭いじりもできてというところが求められていると思うんです。北海道じゅうにたくさん、音更に住んで、お金を払ってでもそういう条件が整っていれば住みたいと思っている人がいるかもしれません。これを見つけるのは民間なんですよ。ですから、行政をつかさどる皆さんは、先ほどおっしゃったように、都市経営上うんぬんということは、これは二の次だと思うんです。私はこれを見せていただいて、本当に町は上下水道を一生懸命整備されました。しかし、道路は業者がつくってくれているわけですよ。今まで将来の町民に負担を与えるような造成がされたかというと、本町にあってはそういうことはどうなのかなと、その辺のこともこれから、きょうは申し上げませんけれども、本町都市経営上プラスになっているのかマイナスになっているのかというのは、おっしゃったんですから、一定のラインは持っておいでになっていると思うんですが、そういうこともきちっと精査をして、次の時代の検討に当たっていただきたいと強く思いますけれども、トップの考えをお伺いしたいと思います。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

答弁繰り返しになろうかというふうに思いますが、音更町の都市計画については、御案内のとおり、帯広市と周辺3町でもって広域の都市計画圏を設定してございます。帯広圏としての人口増が、今のところ逆に減っているという状況でもって、そういった中で今人口フレームは各圏域で計算はさせませんと、北海道が計算して割り当てをしますという中で、なかなか人口フレームは取れないというのが実態でございます。私たち、民間業者は行政と敵対しているわけではなくてパートナーだと思っておりますから、民間業者が一生懸命宅地造成をやってきていただいたおかげで、音更町の人口がふえているということは十分認識しているところでございます。ただ、これから民間と一緒になってやっていくときに、ただいたずらに、民間がここの場所で宅地造成したいと言っても、やはり行政としては、これからのまちづくりを考える上で、保育園の配置だとか、学校の配置だとかそういったものも全て含めた中で、音更町はこの地域であれば開発可能ですというような形で今までも関与してまいりましたし、道路、下水道、水道全て町の仕様でもって民間開発をしてきたという実態にございます。そうしたことを踏まえながら、これから音更町のまちがどういうふうに変貌していくのか、そういったことも十分含めながら考えていかなければならないだろうなと思っているところでございます。住居系と考え方は全く違うんですけれども、業務系の土地利用というのもあろうかと思います。業務系の土地利用については、さほど行政事業というのが将来的に出てこないということからいえば、業務系の土地利用については、企業誘致等も含めながら積極的な展開を図っていく必要があろうかなというふうには思っておりますが、住居系につきましては、先ほどから御説明しているとおり、人口フレームの問題、それから社会資本の問題なども含めながら、総体的に物事を考えていかなければならないだろうというふうに今思っているところでございまして、人口フレームについても、そういった中で今、地元市町村の計算ではなくて、北海道が全道的な見地から、そして各圏域を客観的に見た中で人口フレームを設定するというようなことでございますんで、地元といたしましては、地元の実態を十分に北海道に伝えながら、市街化の線引きに当たってまいりたいと考えてますので、御理解いただきたいと思います。

質問 22番 山本忠淑

ありがとうございました。先ほど申し上げました、未来総合研究所の資料等も考慮いたしますと、北海道全体の視点と本町の特異な条件と実績とこの辺のことをきちっと強調しながら次の都市計画に当たっていただきたいと思います。最後になりますけれども、就業人口、就業の場、事業所等につきまして、考え方を申し上げたいと思います。私がこの問題を取り上げて、先ほど御答弁がありましたように、国勢調査等の数字しかないわけでありまして、本町が給与所得者の税額が一番今伸びていると思います。ということは、本町に住んでたくさんの方が働いていただけるような、そういう条件の中にあると理解をするわけでありますが、しかしいずれにしても、そういった実態をもっと調査をして掌握をして、そして先ほど町長が、今後仕事の場等について考えていきたいという方向を示されましたけれども、私は、この仕事がある町という、こういうセールスポイントといいますか、税金が安くて仕事がある町、これが一番大事なことだと思うんです。音更町は税金が安い町だと言われております。仕事はそれほどまだあるという評価をいただけないところがありますが、しかし間違いなく、派遣の仕事、パートの仕事等は、ほかの自治体と比較して多いわけであります。そういった条件等もどう生かしていくのか、施策で何らかの応援をできないのか、そういった検討も今後していただきたい。それから、企業立地促進法の助成も受けながらとおっしゃっていましたが、いかんせんIC工業団地については、なかなかかつてのように大企業がそこに張りつくということは期待ができない状況だと思います。しかし、あの団地を眠らせておくことは私はないと思うんです。何らかの発想の転換、方策を検討されて、少しでも貢献できるような知恵を出していただきたいということ。そして、先ほどお話ありましたように、地場産品の有効活用等につながる事業所などが、小規模であっても事業所が立地できるような施策を打ち出していただきたい。そしてもう1点、これは強く要望しお考えを伺いたいのですが、今役場の中の機構を見ますと、産業活性係と商工労働係が別々でございます。これは、私が先ほど来申し上げておりますことから考えますと、もっと一体になって事業所を支援する、働く場の状況はどうなのかという実態調査等も踏まえて、これは一体になってやらなければならないことだと思います。以上のことを申し上げましたが、これらについての御答弁をいただいて、終わりとしたいと思います。

答弁 経済部長 西坂賢二(経済部長は2012年3月まで)

今御質問あったとおり、雇用の場の確保ということが音更町では問題になっているのかなと思います。さきのまちづくりアンケートの結果において見ましても、満足度が一番低かったのがこの項目でございました。そのためにも町内におけます雇用の場の創出が急務であると考えてございます。経済状態が非常に厳しい中でありますけれども、今申し上げました、地場産品の付加価値を高める商品の開発だとかそういったことで、農商工の連携を深めた中で地域の活性化の取り組みを推進して雇用の場の創出を図っていきたいというふうに考えてございます。また、平成23年度には道東自動車道が開通すると、こういった立地条件を生かした中で是非企業誘致に当たりましては、企業がどういったところに進出をしたいのかといったような、自治体で出している支援だとか受け入れ体制だとか、どのようなことを望んでいるのかといったこと、いろいろな御意見を聞かせていただきながら、今後の企業の誘致に当たっては研究させていただきたいと考えております。あと、内部の機構の関係なんですけれども、確かに産業活性化、商工また公社といったような、それぞれの部署で分かれているところではありますけれども、それぞれ一応中に、部署は違いますけれども、それぞれは連携を図りながら業務のほうは進めているということでございますので、御理解いただきたいと思います。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

今、経済部長のほうから一定の御答弁はありましたけれども、今、議員のほうからIC工業団地を眠らせておく手はないのではないかというような御発言がございました。まさにそのとおりだと私も思っているところでございます。今、公社のほうに、できれば10年間程度は無償で貸して、立ち上がり支援をしながら、その間、町のほうからその利子分を補給するというような形の方策がとれないか、ある程度詰まってきている段階ではございますけれども、そういった発想の転換も進めながら、できれば地場産業を振興してまいりたいなというふうに今思っているところでございます。それから、農政のほうにございます産業活性係と商工観光のほうの部分でもって、今いろいろとそれぞれの部分に分かれて事業展開しておりますけれども、これが一体的にできるようなコーディネート役をできるような職員も育てていきたいなというふうに今思っているところでございます。地場産品については、先ほども答弁させていただきましたけれども、町と両農協とそれから普及センター等々入りまして、研究機関の支援もいただきながら、いろいろな方策をとっているところでございますが、これができれば産業活性につながるようなブランド化できるような方策につなげていきたいなというふうに思っているところでございます。また、先日うちの農政課のほうから大谷短大にもお邪魔をさせていただいて、できれば地元の素材を使って音更町からいろんな食品というかそういったものが発信できないか、若い人の感覚を入れながらそういった食材を提供しながら、食品を開発できるというようなこともいろいろと大谷とも連携を図りながら作業を進めているところでございます。こういったことを全て総合的にとらえながら音更町のブランド化産業づくりを進めていきたいと考えておりますので、もう少し長い目で見ていただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。

出典:音更町議会 平成21年第3回定例会 2009年9月24日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる