音更町議会 平成19年第4回定例会 2007年12月13日
広告事業の拡大について
2007年12月13日、音更町議会の一般質問で、後藤良勝議員が「広告事業の拡大について」質問し、町長 山口武敏、副町長 寺山憲二、企画部長 西川友則が答弁しました。
- 質問者
- 後藤良勝 議員
- 答弁者
- 町長 山口武敏、副町長 寺山憲二、企画部長 西川友則
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 3番 後藤良勝
通告に従いまして、広告事業の拡大について、一問一答方式で質問をさせていただきます。全国の自治体の多くが財源不足に直面しており、本町においてもその悩みは同じであります。税収の大幅な伸びは見込めない、国庫補助金や地方交付税も毎年減るばかり、これ以上借金もしていられない、しかし住民サービスは簡単に削ることはできない。行政は、今まで、こうした状況に直面すると税や使用料などを値上げして財源を確保してまいりました。また、職員は、担当する事務事業に必要な財源は、予算が確定すればおのずと配分され、歳入を図る努力が必要ありませんでした。それは、行政に稼ぐという概念がなかったからであります。本町では、今年度から、試行的とも言える取り組みで、町の資産を広告媒体として新たな財源確保及び住民へのサービス向上を図るべく広告事業に取り組んでおります。この取り組みによって、より一層の財源確保や住民へのサービス向上を図るとともに、職員が自分の職務に責任と意欲を持つことができるようにするため、この広告事業の拡大を図る必要があるという観点から、町長の考え方をお伺いいたします。1点目として、今年度、広報おとふけと上下水道料金等のお知らせを媒体とした2つの広告掲載に取り組んでおりますが、この広告事業を拡大し、役場全体で取り組む考えがないかお伺いいたします。2点目に、音更町広告掲載基準の第2条で、広告媒体として広報印刷物、ホームページ、町有施設、活用できる町有資産とするとあります。町が民間に委託を行っている事務事業の中で、長い期間、あるいは毎年恒常的に委託を行っている事業への拡大が図れないかお伺いいたします。3点目に、現在、広告料収入は諸収入として取り扱いし、財政所管が集約しておりますが、広告媒体や事業を所管する部署が事業費の財源として使うことができる特定財源とすべきと考えますが、町長のお考えをお伺いいたします。4点目に、広告記載基準で人事の募集に関するものは適当でないとしておりますが、その理由は何か、また、管内に事業所のあるものに限定している理由をお伺いいたします。5点目として、コミュニティバスの運行が一定の効果を上げ、利用状況も安定しているようでありますが、利用者が増してきたり安定してくると利用者の行動範囲も拡大し、それに伴って要望も多くなってくるのはむしろ当然と言えるのかもしれません。利用者の要望にこたえる方策の一つとしてコミュニティバス及び停留所への広告掲載を行い、バス運行の拡大に結びつける考えがないかお伺いいたします。私の質問は以上でありますが、一般質問の最後であります。この後、町長等に厳しく意見を言ったり要求する議員は、もうきょうはだれもおりませんので、ひとつ御安心をいただいて、色よい答弁をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)
もう少し早目にお話を聞いておけば色よい返事もできたのかもしれませんが、とりあえず御回答ということで、お聞き取りをいただきたいと思います。広告事業の拡大に関する御質問についてお答えをいたします。初めに、広告事業を全庁的に取り組むよう拡大すること、毎年恒常化した委託事業への拡大、コミュニティバス及び停留所への広告掲載を行いバス運行の拡大を図ることにつきましては、関連がありますので、一括してお答えをさせていただきます。広告事業は、町の新たな財源の確保及び町民サービスの向上を図ることなどを目的として、本年度から取り組み始めた新たな事業であります。準備段階として、庁内に検討委員会を持ち上げ、町有資産や物品、印刷物などについて、幾つか広告媒体として可能性のあるものをピックアップし、初年度はその中から、比較的ハードルが低く、他の自治体でも取り組んでいる例を参考に、町の広報紙、上下水道事業の料金等のお知らせ並びにホームページを媒体とした広告掲載を行っております。現在、次年度からの予定で、税務課から発送する納付書封筒への広告掲載について具体的な検討を加えている段階であります。今後は、町のホームページや体育館等の町有施設、さらにはコミュニティバスの時刻表などの広告掲載を視野に入れ、検討してまいりたいと存じます。なお、コミュニティバス運行の拡大につきましては、現在の運行体系や料金設定では非常に難しく、さらに路線バスとの競合を避けなければならないことなどから、現時点では拡大する状況にはないと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。次に、広告収入の特定財源化についてでありますが、広告掲載による収入については、本年度の予算に反映しておりませんが、広告事業を全庁的に拡大するため、広告で得た収入の一部を、次年度の予算から担当課に還元してまいりたいと考えますので、御理解を賜りたいと存じます。最後に、人事の募集を認めない理由と管内事業所に限定している理由についてでありますが、人事の募集を認めていないのは、先進的に取り組んだ自治体から聞き取りの中で、採用する企業での労働条件等の実態を町として確認できない部分が多いことや、人材募集に見せかけて商品、材料及び機材の売りつけや資金集めを目的とするケースもあるとのことから、町民の被害を未然に防ぐ観点から不適当であると判断したところでございます。また、管内事業所に限定したのは、十勝管内に拡大いたしましても、管内に事業所等がなければ町民サービスの向上にはつながらないものであるとの判断からであります。いずれにいたしましても、本年度から始めた事業でありますので、事業の拡大等について、必要に応じ要綱の見直しを進め対応してまいりたいと思いますので、御理解をいただきたいと存じます。以上で、答弁とさせていただきます。
質問 3番 後藤良勝
一括で3点ほど御答弁をいただきましたけれども、1点目の全庁的に、全庁というのは役場全体ですね、に取り扱いできないかという点で、再度質問させていただきます。先ほどの答弁では、納税に関する通知書の封筒に考えているというお話がありました。メニューとしてはたくさんあると思うんですよ。封筒一つにしても、全庁的にたくさん各部署で使っているし、役場全体で同じものを使っているものもあるわけですし、非常にたくさんあると思います。それからパンフレット類、それから細かく言えば職員の給与明細、あるいはホームページ、さらに公共施設における、これは普通財産や行政財産、いろいろありますけれども、こういった媒体というのはたくさん考えられると思うんですよね。媒体を、たくさんあるから全庁的にという意味の一つは、ことしは試行的というか、初めてということもあって、ハードルを低くしてという答弁がありますけれども、初年度ということもあって、その辺はわからないでもありません。この広告事業をやることに、やっぱりそれなりの目的、意義をきちっと持って事業に取り組む必要があると思うんですね。私がなぜ全庁的にと言うかというと、もっとその広告収入を、上げるということももちろんでありますが、4万人の町でそれほどたくさんの歳入が上がるというふうには私も思ってはおりませんけれども、少しでも多く上がることに越したことはない。それに加えて、申し上げたいのは、職員の皆さんがやっぱり仕事に対する取り組み方が違ってくると思うんですよ。先ほど、最初に申し上げましたけれども、歳入を考えて仕事する必要がないんですね、はっきり言うと、自分の担当している仕事に予算が張りついたら、それをその範囲でこなせばいいわけですから、だからそうではなくて、たとえ1円でも、自分で頭を下げて、企業主のところへ行ってお願いして、何とか稼いでくると。それを、先ほど特定財源化、担当部署に財源をお渡しするよということについてはやっていただけるようですからあれですけれども、そうやって得た歳入を自分の仕事に財源として使えると、ここに、私は、職員の人たちの意欲が生まれるでしょうし、責任もそこに出てくるでしょうし、やっぱり一つの事業を行うに当たって取り組み方が、意識の持ち方が違うと思うんですよ。だから広告収入を上げるということのみならず、私は、もう一つ、この事業にこういう意義もあるということをしっかり職員みんなに浸透していただいて、そういう意味での全庁的な取り組みができないか、こういうことを申し上げたいと思います。その観点から、もう一度御答弁をいただきたい。
答弁 副町長 寺山憲二(副町長は2008年12月まで)
とりあえず広報と水道のその納付書のお知らせに広告を入れた最初の目的は、職員一人ひとりが経済観念を持つこと、これが一番でして、一般的に役場の仕事は税金と交付税で成り立っていると、そのほかの収入の道を職員一人ひとりが考えながら、その経済観念を持っていただくということが一番の理由であります。2番目については、地元企業を応援したいというようなことを掲げておりますが、もうそれについては付随的なものでございまして、職員の経済観念をもっと持ってもらうということを第一義に考えて導入した事業でございます。これはついては、議員おっしゃるように、当初検討会を立ち上げた段階では、いろんな部署から職員を入れまして検討を加えてきました。例えば野球場であればフェンスに広告を出せないかとか、そういったような、建物にも広告を入れられないかとか、いろんな検討をしてきました。ただ、そのかかるコストの問題と入る広告料の関係から言って、今とりあえずできることということで広報と水道のお知らせに落ち着いたわけでございまして、これが普及してくればいろんな部分で、職員それぞれのアイデアを募りながらこれを広めていきたいというふうに思っております。以上です。
質問 3番 後藤良勝
意識の中では拡大したいという、全庁的に取り組みたいという意識はあるようでありますけれども、先ほどの答弁の中では、当面、納税の封書を考えているということであります。これでは納税の担当部署で取り組むということにしかならない、もっと広く、私は、媒体を広げるということが職員全体に広がるということでありますから、広く取り組みを是非進めていただきたいと思います。もう一つ、それに関連してお話ししたいのは、今、広告代理店にお願いしていますよね。広告代理店はそれなりのノウハウもあるし、広告主も持っているというか、いわゆるお得意さんといいますか、あるわけですから、一概にいいとか悪いとかという話にはならないわけでありますけれども、先ほどの全庁的にという話と関連してお話をすれば、むしろ今、ハードルの低いことをとりあえずやろうとしているわけですから、私は、広告主を探して、お願いして、話が仮にうまくいったと、そうするとそこからの事務処理、これも含めて、ハードルが低いんであればなおのこと、広告の原稿づくりまで含めて職員にやってもらったらどうですか。これは、広告事業をやりますよ、広告代理店に仕事は委託しますよ、広告主が見つかってきてそれなりの広告料が入りますよ、担当部課は何にも関係ない、携わるところが一つもない。そこに私は意義があると思うんですよ。ですから担当部署が、媒体を持っているところがどのようにかかわっていくかということが非常に大きな意義を持っているなと私は思うんですよ。ハードルが低いんであればなおのこと本来業務にかかる負担も軽いわけですから、是非そういう手法をとっていただきたいと思います。それから、委託事業関係ですけれども、今、野球場のフェンスの話もありましたが、特に、指定管理者制度を導入している施設がありますね、ああいうところは非常に施設としては目立つといいますか、多くの人が利用される施設であります。これは指定管理者との兼ね合いもあるわけですから簡単にはいかないかと思いますが、しかし、媒体そのものは町の資産でありますから、契約の中でうたえばできるのかなという気もしますので、せっかくのいい広告媒体としての資産をもう少し積極的に、有効に活用していただきたいなと、そう思いますが、ちょっとこの辺、先ほど答弁が弱かったような気がしますので、指定管理者との絡みも含めて御答弁をいただきたいと思います。
答弁 企画部長 西川友則
本町の指定管理者で事業を行っている、例えば総合体育館、ここに広告を掲載したらどうなのかというお話だと思います。ただ、あくまでも広告掲載する企業の判断というのがあると思います。企業はあくまでも人の目に触れる媒体の数、これが多いか少ないかということで企業も判断すると思います。ただ、有効な本町の主要な一般財源となる、広告収入というのはそういうふうに思いますけれども、ただ、企業がそのような判断に立つかどうかというようなことを十分見きわめながら、今後も媒体をふやしていきたいというふうに思っております。以上でございます。
質問 3番 後藤良勝
この事業を、取り組んだばかりでありますから、余り大きな話といいますか、この時点ではする気はありませんけれども、将来的には、ネーミングライツといいますか、いわゆる命名権、こういったものまでも発展させるぐらいの考えでもって取り組んでいただきたい、そう思います。それで、最後のコミュニティバスの件なんですが、私は、答弁にありました路線をふやすとか、バスをもう一台増便せよとかという観点から申し上げているんではなくて、この拡大の意味は、一つは、町民の多くの方から要望があると思うんですが、停留所なんですよ。担当の方でもかなり以前から聞いていると思いますが、自分たちの行きたいところを通り過ぎてはるか向こうの坂の上でおろされると、何とかならないかとかね、これは、コミュニティバスの問題は、目的なんですが、いただいた資料によると、交通弱者の公共施設の利用、病院、買い物等の足の確保と書いてあるんですね。それで、コミュニティバスの実際の運行は、医療機関も含めて、公共施設という考え方に特定しているんです、そうですね、実際の運行は。町民が生活するということは、病院と公共施設だけでは生活は成り立たないんで、スーパーにも買い物に行けば、ほかの小売店に行くという、あるいは遊びに行くという、いろんな行動があって生活が成り立つわけですから、私は、コミュニティバスをせっかく運行するのに、停留所が公共施設の前だけですよという考え方はいかがなものかなと、実際に住民の要望は非常に広がってきております。だからそういったものを解消するために、停留所に、広告料をもらうんですよ。それで利用の多い、あるいは希望の多い、例えばスーパーとしますか、スーパーが2つ並んでいると、そうすると両方から半分ずついただいた中で、中間に停留所を設けるとか、停留所が一定の250メートルという間隔を、基準を設けているようですから、なかなか難しいのはわかります。しかし、方法を考えればいろんな方法が考えられると思うんですよね。途中、ほとんど家がないとかとまる必要のないところは、250メートルでなくてもいいんですから、長くてもいいんですから、だからそういう中で、1コースを、始発から終点までの所要時間を長くすることなく、中で調節を私はできると思うんですよね。バス自体への広告、そして停留所の広告収入、あるいは使用料になるのか、その辺はちょっとわかりませんけれども、そういった組み合わせの中でもう少し歳入を上げる、そして要望の多いところの停留所に変えていくという、使いやすいコミュニティバスにしていくという、仮に1台さらに運行できるぐらいの歳入が上がるのなら、これはまた1コース新たに考えればいいだろうし、財源がないというのであればですよ、だからそういう考え方がとれないのかどうか、改めてお伺いしたいと思います。
答弁 副町長 寺山憲二(副町長は2008年12月まで)
コミュニティバスの停留所につきましては、要望に応じまして、過去にもふやしてきております。そんな関係の中で、停留所がふやせないというふうには思っておりませんが、議員おっしゃるように、広告をとるかとらないかというのは別にして、コミュニティバスについては利便性のいいような形を図っていきたいというふうに思っています。バスのところへの広告というお話でございましたが、我々も検討はいたしました。コスト上合わないということで、今のところはそれには取り組んでないというような状況でございますが、いずれにいたしましても、停留所につきましては、宅地が造成されたらそこの場所、それから病院等が新しくできたところについてはバス停をふやしてきておりますので、それが、大体1周、8の字に回っていますけども、8の字で2時間というのを基準に決めておりますので、大体この時間で回れるのであれば、バス停についてはふやしていきたいというふうに考えております。
質問 3番 後藤良勝
必ずしもバス停をふやしてほしいということではなくて、位置ですね、お年寄りが、よく施設では、うちの施設の中へ入っていただいて、そこでおろしていただいてもいいですよと、そこまで言ってくれているんですよ。だから広告料をいただいた中で対応すればいいんですよ。ほかの同じような業種のところがあるので、ここだけとめるわけにいかないと言うんだったら、同じように広告料をいただいてバスをとめてあげればいいんですよ。そういう方法をとれないかということを言っている、あわせてお考えをいただきたいと思います。最後にします。この広告料の事業というのは、全国でかなり今、取り組まれるようになっております。一番先駆的なのは横浜市なのかなと。ここで、横浜の事例で恐縮ですけども、非常におもしろいのは、これはごみの収集車のタイヤのホイール、ホイールがあるんですよ。ごみの収集車が走ったら普通はホイールも一緒に回るんですけども、その車のホイールは回らない。タイヤは回るけども、ホイールは回らない、これに広告を出しているんです。そうすると、見たことのない光景ですから非常に人目を引く。もう交差点あたりでほとんどの人が見る、非常におもしろい。そこまで考えれとは申しませんが、できれば取り組んでほしいんですが、先ほど小野議員のやりとりの中で、町長はトップセールスマンだというお話がありました。私の観点から言えば、きょうの質問のテーマから言えば、トップセールスマンかなと、広告塔なのかなと、そう思います。その意味から、町長の公用車にそのホイールをつけて走ってみる勇気はありませんか、お伺いしたい。
答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)
果たして、今、私が愛用しております車でありますけども、もう16年目ぐらいになりますから、エンジンが落ちないか心配して、毎日がそれが気がかりなところでございます。いずれにしましても、そういう広告は初めてなケースなものですから、やはりこれをつくるときも、いろいろ委員会をつくって、その中で、とりあえずあれこれ理想を語るよりもまずできることから一つずつ取り組んでみようと、そういうことでございます。もう一つ記憶にあるのは、同じその公共施設、病院だとか、生命にかかわるようなものであれば問題はないわけですけれども、ただ、一般商店という、買い物ですね、だから余りどぎつくなく、店のど真ん中にとめるとか、そういうことをしないように、やはり一つの商売につながっていくものですから、その辺のところを気をつけてやるようにという記憶がございます。いずれにしても、これをやる以上は、あらゆる意味で拡大をしていく、多少その採算性というようなことがありますけども、それは一つの、公共が行うというようなことですから、そのことがまた甘いと言われるかもしれませんけども、やはりとっかかりはそういう一つの利点もやはり入れながら取り組んでいく必要もあるのかなと、やはりそれまでの環境になれるといいますか、やはりそういうこともまた必要でございますので、とりあえず本当に、今のホイールが回らないような形の中で車が使えるのかどうか、よく運転手さんと相談をさせていただきたいと、そのように存じます。