みんなの議会

音更町議会 平成18年第1回定例会 2006年3月10日

子供たちの安全を守るため、スクールガードを全町的に広める運動などについて

2006年3月10日、音更町議会の一般質問で、山本忠淑議員が「子供たちの安全を守るため、スクールガードを全町的に広める運動などについて」質問し、教育長 高橋晃、町長 山口武敏が答弁しました。

質問者
山本忠淑 議員
答弁者
教育長 高橋晃、町長 山口武敏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 25番 山本忠淑

通告に従いまして、一問一答方式を選択させていただきます。子供たちの安全を守るため、スクールガードを全町的に広める運動などについて質問をさせていただきます。1点目。少子化の時代でありながら、今、子供が巻き込まれる悲惨な事件、事故が多発しております。そして、どこにでも起きる不安な時代になってきています。国も、スクールガードを中心とした学校安全体制の事業に取り組む姿勢があることから、全国的にボランティア活動が中心の子供の登下校時や日中の安全を守る運動が広がりつつあります。本町も、子供さんの数、学校の数、人口規模からの都市化現象、通学路の状況などを考えますと、子供が安心して通学できる環境を整える必要性があると考えますが、どのように受けとめておられるか、まずお伺いをいたします。2点目。スクールガードボランティアが全町的に広まることは、子供たちの登下校時の安全はもとより、地域の防犯や交通安全、住民の連帯意識が高まるなど、安心して子育てができる音更町として多くの人に住んでいただくための大切な要素になると考えます。しかし、小さな子供を持つ親も働く人が多い時代であれば、子供を守るための社会活動に参加する時間を持てないという現実があります。そこで、現役を終えられた年代の方々を中心に、地域や子供たちの安全を守るという役割を担っていただくためには、参加される方が無理なく、都合のつくときに協力をお願いすることが前提であると言われます。それだけに、より多くの人に参加と関心を持っていただくような啓蒙活動が必要であると思います。パートナーシップによる町づくりの施策の一つとして広めていく考えを持てないものか、お伺いをいたします。3点目として、普段何気なく行っている行動も、子供を守ることにつながります。登下校時に散歩をしていただくこと、庭の手入れをしてもらう、犬の散歩をしてもらうなど、そうしたときに、「おはよう」とか「こんにちは」とか声をかけていただくことが大きな効果があると言われます。大切なことは、つかまえることでなくて犯罪を起こさせないことです。先進的に取り組んだ自治体では、町ぐるみで取り組むことで防犯、防災、変質者や不審者があらわれない、近寄れないよう牽制、抑制効果があると実証されております。本町でも、特定の地域だけに限られることがないよう、この運動を広めようとするなら、町内の実態、学校との連携、ボランティア可能な人員の調査、リーダー養成と組織づくりなど、スクールガードの体制づくりが必要であると考えます。その上で、地域がみんなで取り組む意識を高めることが肝要であると思います。取り組み方の検討を行うよう求めたいと思います。さきの教育行政執行方針の中でも、各学校において子供を守るためにさまざまな取り組みが進められているが、学校だけで子供を守ることができない状況にあり、子供たちの安全確保が大きな課題となっている。地域ぐるみでの防犯パトロールなどの取り組みが校下や町内会ごとにそれぞれ行われているが、さらに関係機関や団体との連携を密にして、地域全体で子供を見守る取り組みをしっかりと構築していくと教育委員長が述べられたことも踏まえて、取り組みに対する考え方をお伺いいたします。以上、よろしくお願いいたします。

答弁 教育長 高橋晃(教育長は2007年3月まで)

子供たちの安全を守るため、スクールガードを全町的に広める運動について、一括してお答えを申し上げます。近ごろ、全国各地で子供を巻き込んだ悲惨な事件が多く起きており、学校内や登下校時、さらには地域での子供たちの安全確保はますます重要な課題となっております。常日ごろから、事件はいつ、どこでも起こりうるといったことで危機感を持ち、安全対策に取り組むことが近々の課題であると思っております。これまでの取り組みといたしましては、学校におけるこれまでの危機管理マニュアルを再点検することや、全小中学校にさすまたを配備し、教職員を対象とした防犯講習会や児童生徒を対象にした防犯教室の開催、こども110番の家マップや不審者、変質者の出没マップを作製し、各学校に配布するなど、また、そして地域と一体となった安全ボランティアの充実に、子供の安全確保に努めているところであります。ただ、この種の事件、事故は、すべて未然に防止することは極めて難しいことでありますが、学校、家庭、地域、社会との連携や協力なしになし得るものではないと考えているところであります。退職された校長先生あるいは教頭先生は、本町には約100名を超えるまでの先生がおられます。退職校長会の事業としても、登下校時にあわせて自宅前や散歩中において子供たちを見守る取り組みをお願いし、御協力をいただいているところでもあります。そのほかにも、郵便局や商工会、大型店やコンビニ、ゲーム店等に不審者、変質者や非行、万引きに関する情報をいただく、あるいはこちらからの情報を提供するなど、また警察や町内の各駐在所等にその協力依頼を要請し、巡回強化をしていただいているところでもございます。そのような中で、これまでのPTAによる組織的な活動に加え、駒場地区のワンワンパトロール隊が昨年10月に会員10名で発足し、朝晩の犬の散歩時に腕章をつけて見回り活動や、宝来の町内会では、いいまちつくり隊の下部組織として、隊員28名で昨年12月にウオーキング・パトロール隊を発足させ、日常の散歩や買い物、犬の散歩などをできるだけ下校時にあわせて腕章をして登下校時の児童の安全を守る活動がなされております。また、教職員、PTAだけでは校区のすべてを網羅することが難しい現状にあるということで、下音更小学校、鈴蘭小学校、下音更中学校では、下音更地区青少年健全育成会が中心となって、子供の安全を守る下音更地区学校支援ネットワークが設立されまして、それぞれの地域での活動を始めております。地域の安全、安心を自分たちの手でといった活動が各地域に着実に広まりつつあることは非常に心強く感じているところでもございます。教育委員会、学校といたしましても、さらに地域の方々に適切に情報を発信しながら、地域ぐるみで子供の安全を守る取り組みとしての協力体制を行政区、防犯協会、そして老人クラブは本町には約5千人の会員数がいるということで、既に協力をしたい旨の意向もいただいております。このように、全町一体となった取り組みに向けての体制づくりをさらに進めることとしておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

再質問 25番 山本忠淑

それでは、答弁をいただきましたので、二、三、再質問をいたします。先ほど申し上げましたように、いろいろ文科省のホームページあるいはスクールガードという関連のホームページ等を見たり、あるいはマスコミ報道などで既にスクールガードという制度を取り組んでいる自治体の事例なども参考にさせていただきながら、私なりに考えてみたときに、子供の安全を守る活動というものはどのような方法で行うかはそれぞれの地域の実情もあることから、今、教育長が述べられましたように、幸いにも町内に自主的な動きがあるというふうに受けとめておられるようでありますけれども、全町的なものまで広めていくという、そういう前提がなければなかなか子を持つ親御さんが安心して子育てができる環境というものはなかなかできてこないだろうと、こういう感じがしてならないわけでありますし、その必要性を強く感じているわけです。自治体によっては、地域ぐるみの学校安全体制整備推進事業といった名称で、今述べられたような既に自主的にスタートしている組織も網羅しながら、自治体が安全管理体制をつくり上げているという自治体もありますし、それから、教育委員会が依頼することで、すべての小学校単位にスクールガードボランティアが組織されている自治体も、これは数え切れないほど全国にあると思います。そういった状況を考えて、まず1点目、このスクールガードという制度というものについての文科省あるいは道教委から各教育委員会に今こういう子供たちが危険な状態にあるということを踏まえて、何らかの通達というものがあるのかどうか、あるいはまた、さきの国会の予算審議等も聞いておりましても、国はある程度予算づけをしてでもこのことに取り組むんだという姿勢を見せておりますが、そういった事業を取り組めるような上部からの通達というものがあるのかないのか、そのことがまず第1点お聞きしたいと思います。それから、先ほども説明ありましたが、昨年度といいますか今年度といいますか、町内で子供が不安を抱くような不審者等の通報が現実に教育委員会に何件かあったのかどうか、そのことをまずお聞きしたい。それから、町教委としては、今、答弁ありましたように、安全確保というものは絶対必要な時代だという認識をしておられるわけでありますけれども、それらを踏まえて、学校や校長会あるいはPTAに何らかの指導といいますか相談をされておられるのか、あるいは今後そういう計画を持っておられるのか、このことについてまずお伺いをいたしたいと思います。

答弁 教育長 高橋晃(教育長は2007年3月まで)

スクールガードの全町的な取り組みから御答弁をさせていただきたいと思います。スクールガードというのは、今現在、我々が進めているボランティアによるいろいろな取り組みすべてをスクールガードというわけでございますけれども、全町的に画一的な一つの考え方で進めるというような御質問かと思いますけれども、そういうふうに進めなければならないものもあろうかと思います。ただ、それぞれの学校ごとにやはり地域性というか条件が異なってきますから、やはりその学校その学校、あるいはその地域、地域の取り組みを大事にしていかなければならない。それと、教育委員会から一方的な取り組みの形を示すのでなくて、やはり地域みずからがどういう安全の方法で取り組むかということを大事にしていかなければならないということも踏まえながら検討していかなければならないというふうに思っています。市街地につきましては、そういう取り組みがすべての学校で進んでいます。やり方は似たような部分もありますけれども、やはりその取り組み方の違いはありますけれども、行われております。そういうような効果もありまして、ここ暮れから今現在にかけては不審者はほとんど、時期的な冬ということもありますけれども、出ていないような状況、これもやはり地域の取り組みもあって出づらいといいますか、不審者が、そういうような状況もつくり上げてきていただいているのかなというふうに認識しております。市街地についてはいろいろな取り組みをしています。一斉下校であるとか、あの事件以来、さまざまな取り組みをしてございます。それと、小規模校、農村部の学校につきましては、たまたま冬でもございましたけれども、100%父兄が送迎を行っている実態にございます。ほとんどが3月いっぱいまでやるというような状況にございまして、登下校、ほとんど100%、特に用事のあるときもあるかもしれませんけれども、今後の考えとして100%送迎を行っているというような実態にあるように認識しております。それから、スクールガードに対しての通達のようなものが文科省とかいろいろなところからあるのかというようなことでございますけれども、これはどんどん来ています。事件以来、1回だけでなくて何回も来ていまして、そのときそのときの取り組みが示されております。その取り組みの内容を要約して御説明申し上げますと、文科省からの緊急対策の6項目というようなものが示されてございます。その一つは、全通学路の安全点検をもう一度やれというような一つの項目とされています。それと、すべての学校で安全教室なりあるいは子供たちの訓練を実施しているというようなことでございます。これらにつきましても、本町はさすまたを配備して警察の協力もいただいて、教職員の教室をやったり、子供たちにもそういうような手をかりて実施をしてございます。それから、地域との情報の共有体制を確立せよ。いわゆる学校とかかわりのある関係者だけではなくて地域に不審者の情報や何かも流して、地域と一体となってというようなことでございますけれども、その情報の共有を広く持ちなさいというようなことでございます。それから、いわゆる安全ボランティア、スクールガードでございますけれども、これらをそれぞれの地域に合わせてもう少し一層充実してくださいというようなことでございます。それから、5番目でございますけれども、路線バスを利用した通学路の安全確保を図れるところは図ることを検討しなさいということもございます。それから、6番目では、全町民に対する協力の呼びかけを一層強めなさい。この六つを文科省の方から、いろいろなその都度その都度の指導はございますけれども、そういうようなまとめた通達が来てございます。町としましても、これに基づいて一つ一つその対応を今図っているところでございます。それから、不審者の実態でございますけれども、平成17年の4月からことしの2月までに青少年センターに通報のあった件数は、全部で52件でございます。そのうち不審者、変質者に関するものは31件、それから不審電話、これは子供たちの家に子供たちの電話番号を教えろだとか名前を教えろだとかこれらのたぐいのものでございますけれども、これらが14件、それから問題行動、これは子供たちが何か物を盗んだり、あるいは何かをしたというような、そういうようなものが4件、そのほか3件でございまして、全部で52件でございます。昨年に比べまして、昨年は30件でございましたから、問題行動は減少しておりますけれども、そのほかのものについてはふえているというような状況にあるところでございます。それから、これらの事件に伴って教育委員会がどのような対応をしているかということでございますけれども、校長会等につきましては、すぐ昨年の事件、続けて起きた2件の事件時に緊急対策会議を校長会を設けまして、一定の取り組みの方法を協議してございます。それと、PTAの研修会が明けてございましたけれども、その中で、私の方からこの取り組みと協力依頼をPTAの研修会でございましたけれども、その中でお願いをしたりしてございます。その都度、各校長会あるいは教頭会も何度も開きまして、そのやり方あるいは町民、父兄に対する情報の提供を具体的にどういうふうにしたらいいのかというようなものも含めまして、そういうような協議を進めているところでございます。以上でございます。

再質問 25番 山本忠淑

私が今回取り上げましたのは、私たちの年代になりますと自分の子供のときには考えられなかった孫たちの安全というものが本当に孫たちが元気に、無事に成長してほしいという強い願いがあって取り上げたわけでありますが、そうした年代の方が非常に本町の人口を考えましても、同じ気持ちの、高齢者とは言いませんけれども現役を引退された方というのは非常に多いと思うのですよ。こうした非常に不安な時代になってしまって、この1年間何もなければいいなと、こんな強い思いを持つ人が本当に多いというふうに受けとめておりますけれども、子供の登下校時だけでなくて、日常的な安全確保についても考慮していかなければならないと思いますし、町内会の自主活動だけに依存するようなことでは、これもまた負担になったり、あるいは長く続かないということにもなりかねないわけでありまして、先ほど音更町の学校数の、あるいは児童数の指摘の発言もありましたけれども、本町の小中学校合わせて4,300名、人口の1割が今そうした小中学校の生徒さんであります。特に市街地7校で2,600名近い子供さんが通学をされておられるわけであります。私は少なくともこの市街地の7校の小学校の通学区域には安心できる体制づくりを構築しなければいけないというふうに思うわけでありまして、先般、これはラジオかテレビで報道されておりましたが、人口2万の町の事例を耳にいたしましたけれども、この町では600名のスクールガードが登録されておりまして、数年前から防犯活動からスタートして、今では肩掛けや腕章などの目印をつけたスクールガードボランティアの方々の温かいまなざしと守りを受けながら、子供たちも自然に声をかけたり笑顔で会話する姿も見受けられるようになっているという、こうした先進地の紹介もされておりました。こうした自治体の取り組みの例からいたしますと、大変多くの方々の協力が必要になってくるというふうに思うわけです。本町としても、これだけ多くの子供さんが学校に通って、あるいは生活をしておられるわけでありますから、先ほど教育長がおっしゃった校長会、教頭会の退職者あるいは教員の退職者、あるいは老人会、役場の退職者の方を初め多くの町民の方々に声をかけて参加を呼びかけて、スクールガードボランティアが町のため、子供のため、そして自分の健康のために役立つという、この満足感、充実感を感じていただけるように、少なくとも研修会やあるいは国が指導しておりますように、スクールガードリーダーの要請、そうした講習会、それから巡回をされるときに着用されるチョッキや腕章の支給などの具体的な検討もされるという考えが私は必要であろうと思うのです。先ほど来の答弁を聞いておりますと、今、それぞれの学校のPTA活動あるいは行政区、町内会活動の中でそういった兆しが見受けられるんだという受けとめをされておられますけれども、この町を誇りに思って、本当に住みよい、いい町なんだという認識を持とうとされるのであれば、少なくとも先ほど通達があった文科省の6項目の通達、もっと積極的に取り入れる、あるいは検討するという姿勢を持たなければ、私は音更町はスクールガードというボランティアが非常に町内にきちんと位置づけられているという思いで、子育ての親御さんが安心できる町というふうに毛頭思えないだろうと思うのです。今後、どんなふうに取り組もうとされるのか、今、PTAが新しい体制が新年度になるとそれぞれできるわけですから、私は校長会やあるいはPTAの連合会や、あるいは先ほどおっしゃった老人会、あるいは行政区の区長の集まり、そういったときに教育委員会が一生懸命こういう町にしたいんだということを訴える姿勢がなければ、私は毛頭そういった機運の高まりはないと思うのです。そして、それをするだけの今この町の条件を考えても、子供さんの数を考えても、どこをとっても取り組まなければいけない大事なことであろうというふうに思います。学童保育所のこともちょっと関心を持って、低学年の方々はほとんど学童保育所に行っておられるから、親が送り迎えしているから心配ないのかなと、こう思いましたが、低学年、市街地の7校で1,370名、学童保育所に入所されている方は三百七十何名。約27%、どの学童保育所と学校との低学年の数を比較しても、約27%の方が学童保育所に入所されているという、たまたまよく似た数字が出てくるわけですけれども、そうすれば7割近い子供さんは学校を終えて家に帰られた後は、やはり近くの公園で遊んだり、私たちの時代であったように山野を駆け回るといいますか、今、立派な公園がたくさんあるにもかかわらずそこに行って遊ぶこともできないような、あるいは親が危ないから家にいなさいよと言わなければいけないような今状態だろうと思うのです。町は大変な予算をかけて、それぞれの市街地に公園を整備していても、子供たちが安心してそこで遊べない、思い切って遊べないという状況があろうと思うのです。これ一つ考えても、行政区長会議で、あるいは老人会で、PTA連合会の集まりで、校長会で、教育委員会が一つの体制づくりをきちんと持って、こうしたいんだという方針を決めて訴える姿勢がなければ、私は輪が広がらないと思うのですよ。教育長さん、先ほど答弁いただいた中では、私が冒頭申し上げました教育委員長のさきのお話の中で取り上げられたことに対する取り組みも期待に沿っていないのではないかなというふうな感じがしてならないのですけれども、もう少し、この18年度になったらそのことに積極的に取り組まなければいけないという認識は持てないものですから、その辺、お伺いしたいと思います。

答弁 教育長 高橋晃(教育長は2007年3月まで)

お話にありましたように、登下校の子供を守るというようなこと、従前は交通安全を中心にそのことがやられてきた状況にあると思うのですね。できるだけ車の通らないところを通学路にしたり、そういうような、基本的には子供の登下校の安全は交通事故を中心にして物事が考えられてきたように思います。それが逆に人通りの少ないところを避けて、今度は人通りのある程度多いところを通学路にするとか、全く物の考え方を変えていかなければならない状況が起きています。そういうことで、もちろん交通事故も含めて考えなければなりませんし、通学路問題一つとっても今までの考え方から脱却して、もっと広い意味で通学路を考えていかなければならないということもあります。あと、公園あたりは、今、御質問ありましたとおり交通事故から見ると安全な場所ということで、そこで遊ばせようとしていたのですけれども、逆に公園あたりは大人がいても不自然でない場所ということで、ほかから見ても、周りの人が見ても大人に不自然に思わないような状況にあって、そこで何かが起きているということがあります。そのことも実際に坂本議員の御質問でもありますけれども、宝来の中央公園であったり、あるいはむつみ公園周辺で不審者の出没ということが多いということも、実際にそういうような状況にございます。そういうようなことで、いろいろな角度から子供たちを守る対策というものを、今までの物の考え方から脱却して、新たな目でまた考え直さなければならないということもございます。そういうことで、教育委員会が何もしていないというわけでもございませんけれども、我々老人あるいは文化関係の集まりだとか高齢者学級だとかいろいろな集まりがあって、私が出る機会があるのですけれども、そのときそのときにそういうような、地域あげての安全をということでお願いをしてまいっています。そういうことで、老人クラブあたりもそのような意向を示していただけましたので、きちんとした形の中で、総会でそういうものもきちんと整理をしていただいて、そういうようなものにつなげていこうと今しようとしているところでもございますし、そういうことで、おっしゃられることはまことにそのとおりだと私ども思っていますので、スクールガードというものは特別なものをつくってスクールガードとするのではなくて、今やっていることがすべてスクールガードでございますから、そういうものを今地域地域、あるいは場所場所でやっているもののばらばら性というものもないわけではない。それをもう少し地域地域の取り組み方を生かしながら確実的なトータルでのまとめといいますか、そういうようなものを整理していって、地域全体で、あるいは町民総ぐるみでというものにつなげていく必要があるのではないかなというふうに考えておりますので、そういうことを前提にして、今年度も取り組みをしてまいりたいというふうに考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

再質問 25番 山本忠淑

それぞれの地域でそれぞれの取り組みの形があるというふうにおっしゃいますけれども、それは本当にありがたいことだと思いますし、それが発展していって、きちんとした、組織化されるということを期待したいわけでありますけれども、私は何回も言っておりますように、やはり国も道もこうした取り組みは必要だというふうに下におろしてきているわけですから、それに我が町の教育行政はどういうふうに対応するのかということの整理をまずしていただかなければいけないと思いますし、そうした計画というものを来年度は持つんだという考えがあるのかないのか。今、それは教育長がおっしゃるように、教育長が出られる場所で一生懸命そのことを訴えていただくことは、これは大事なことでありますけれども、そのことに取り組む窓口がきちんとしていて、初年度はこういうことに取り組むんだということの具体的なものが見えなければ、私は冒頭申し上げましたように、いい方向に発展する、あるいは継続性が期待できるということになるのかどうかということが非常に、子供は毎年成長しますし、そしてまた新しく新入生が入ってくるわけですから、年々積み上げた、理想的な安全対策というものを、マニュアルをきちんと持ってPTA活動にそのことにも取り組んでいただく、各学校でもどう取り組むかということをそれぞれ検討していただく。そしてそれが徐々に集約されるといったような、体系的な取り組みの姿勢というものは持とうとされるのか、先ほどからの答弁の範囲で、状況を見てくださいということなのか。それから、せっかくいろいろな名称で具体的に行動されようとするグループがあるわけですから、学校もあるわけですから、それらの横のつながりも持たなければ私はいけないと思うのです。そして、願わくば、やはり先ほど申し上げましたように、チョッキなのか肩掛けなのか腕章なのか、参加される方が意識を持つということと、子供が安心して、僕たちを守ってくれている人なんだなというふうに安心して声をかけれる人が今いないではないですか。知らない人には声かけたらだめだ、声かけられたら逃げなさいということになっています。こんな不安な状態で子供たちが一歩外に出たら過ごさなければならないという時代は、あるいはそういう町は、私は非常に悲しいことだと思うのですよ。ですから、十分そのことは研究されて、検討されて、重大な関心を持って来年度の教育委員会の、あるいは校長会の、PTAの取り組みを関心を持って見たいと思いますので、もう少しやってみようかなという、こうすることが理想的なんだというお考えがあれば、もう一度答弁をいただいて、私の方の質問はこれで終わりたいと思います。

答弁 教育長 高橋晃(教育長は2007年3月まで)

私の説明が余り上手でないものですから理解をいただいていないわけでございますけれども、我々今取り組んでいることはすべてスクールガードだというふうに認識しております。ただ、進め方、いろいろございますから、今言ったように全町あげて取り組むという形を構築することももちろん大事なことでございますので、それをことしきちんとしたものに、わかりやすいものにしていきたいというふうに考えております。山本議員がおっしゃられているスクールガードというものは別なもので、我々やっているのはそれと違うものをやっているんだというふうに理解されているかに思いますけれども、私どもは今やっていることがスクールガードだというふうに思っていますので、それをもう少し体系化した形でわかりやすく、全町民にわかりやすくすることが大事なんだろうなというふうに考えておりますので、そこら辺を整理して、全町的な取り組みにつなげていきたいというふうに考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

再質問 25番 山本忠淑

やめようと思ったのですけれども、今、ほかの議員からのアドバイスもいただきましたし、それから、今の教育長の答弁で、私もそうは思っていませんので、今取り組んでおられることもスクールガードのボランティアの一つだというふうに認識はしております。したがいまして、それを体系づける、あるいは横の連携をとる、それらの方々に一堂に集まってもらう機会を持つ、研修会をする、そういった企画ができないのかということを先ほどから何回も申し上げているわけでありまして、今のように、ありがたいことだ、こちらの学校の校下にもできた、こちらの行政区にもできたということだけでとらえているのは、これはやっぱり、これだけ全国的に取り組もうとしているわけですから、もっと先進的な自治体の事例も参考にされながら整理をしていただきたい、しなければいけないというふうに強く申し上げておきます。それから、担当が違うものですから申し上げていなかったのですが、この後の私の同級生議員、坂本議員が取り上げるであろうと思って実は余り申し上げるつもりはなかったのですが、宝来連合会の方々が全町内会に防災組織を立ち上げて、たくさんの人方がその講習会に出られたと。そこに防災担当の参事が講師として説明をされているという状況もあります。これも町がそういう方向を目指しておられるわけですから、もっと多くの行政区にそういうのが広まることを期待しておられるのと思います。したがって、今、児童のために、安全を守るための広まりをというふうに申し上げておりましたけれども、私はその防災組織との連携をどんなふうにとられるのかなと。このことも町として整理をしていただかなければ。それは同じメンバーの方々で、あれもこれもというのは大変負担にもなりますし、目的は一つだと思います。ですから、そうした自主組織との連携をどんなふうにとっていくのかということについても、これは教育委員会と担当が違うなんていう考え方でなくて、全町的に取り組むんだということをひとつ考えておられるのかどうか。教育委員会と早急にそのことの詰めをしていただかなければいけないというふうに思っておりますが、その辺の整理について、どんなふうに考えておられるのか、防災組織との関連について、御説明をいただきたいと思います。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

それでは、今の件でございますけれども、大ざっぱに言いますと、行政はそれぞれの分野がありますけれども、役場は一つでございます。これが教育行政であっても町政であっても、これは一体的に考えて取り組んでいかなければならない。先ほどからそれぞれの御意見、考え方等についてちょうだいをしたわけでありますけれども、これらのことについて、これは単なる教育担当、青少年センターの仕事、こういうものだけではなくして、今お話ありました災害等の訓練、そして地域みずからやはりそういうものを立ち上がっていただく。やはり町民の協力なくしてこういう活動というのはできませんし、また、こういう運動というものは長続きをさせなければならないというふうに思っておりますし、何よりも、我々行政はもちろんでありますけれども、そこに住む人方が、あるいは毎年毎年の中でいろいろと変化していく子供の生命にもかかわるような、こういう小中学生の事件というのが起きているわけでありますから、これらにつきましては、今お話のように、まず今それぞれの個々で本当にありがたいことに理解のもとに、地域ボランティア的なそういう組織活動でどんどんどんどん育ってきております。そういう中に割って入るわけではございませんけれども、ある程度それぞれの地域といえども、町内会は別といたしまして、防犯だとか交通安全だとか、そういったものそれぞれの機能を持ってやっておりますし、また上部団体との結びつきといいますか、そういうものもあるのかなと。ですから、まず一たんそれぞれの今活動を実践的にやっておられるようなところを、今あるものを一たん整理をし、そしてそういうものを融合させながら、より効果を上げていく、こういうことが必要ではないかなと。特にこういう問題について何々グループとか何々地域だとかと余り特定するよりも、やはりしっかりした組織体系はきちんとしたものをつくらなければならない。あるいはそういうところのリーダーなりあるいはちょっとした専門的な知識を得るための講座なり研修会、先ほど言われるようなことも考えていかなければならないのかなと。これらの問題につきましては、単なる小中学生と限ったものではございませんので、町も教育委員会と一体となって、これらの具体的な方策について、一挙にすべてをできるとは言いませんけれども、せっかくこの地域で今盛り上がり、育ちつつあるものをより助長させていく、これもやっぱり大きな行政の役割だと、そのように考えてございますので、そんな考え方で取り組んでいきたいというふうに存じますので、御理解をいただきたいと存じます。

出典:音更町議会 平成18年第1回定例会 2006年3月10日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる