みんなの議会

音更町議会 平成17年第4回定例会 2005年12月13日

「大勢の傍聴の方ということで、少々緊張しております」

2005年12月13日、音更町議会の一般質問で、佐藤和也議員が質問し、町長 山口武敏、助役 藤井勉が答弁しました。

質問者
佐藤和也 議員
答弁者
町長 山口武敏、助役 藤井勉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 佐藤和也

おはようございます。大勢の傍聴の方ということで、少々緊張しております。皆さん方にわかるような議論ができれば幸せだなと思っております。それでは、通告に従い、一般質問を行います。外部監査制度を導入する考えはないかお伺いいたしたいと思います。一括でさせていただきます。地方分権の進展により、地方公共団体の事務事業は拡大しつつあります。そして、より一層の自己決定、自己責任が求められております。また、これに伴い、地方自治体の財政制度も、より複雑化、広範囲化しております。加えて本町においては、厳しい財政状況の中、財政健全化5カ年計画が始まり、町民の方々にも負担を強いることがふえつつあります。町政の執行に当たっては、一層その責任が重くなり、今まで以上に透明性と公正な事務執行が求められております。その意味で、監査の果たすべき役割は、より大きくなりました。監査機能の一層の充実強化が求められるところであります。本町においては、来年度から監査委員事務局が置かれますが、もともと監査室を設置し、職員を配置していたもので、このことによって監査機能が高まるわけではありません。そこで、現在の監査制度を補完し、より専門性、独立性、透明性を高めるために、外部監査制度を導入することが有益であると私は考えます。御承知のとおり、この外部監査制度は、平成9年の地方自治法の改正により、地方公共団体の行財政の自主性、自立性を強化するため導入されたものであります。都道府県、政令都市、中核都市については、法律で導入が義務づけられております。その他の市町村については、条例を定めることによって、税理士や公認会計士、弁護士などと外部監査契約を締結し、現在の監査委員に加えて、外部監査制度を導入できることになっております。町は、現在の監査制度のみで、今後も専門的監査や客観的監査が可能だとお考えでしょうか。外部監査制度についての認識をお伺いし、導入の考えはないかお伺いいたします。以上です。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

外部監査制度の導入に関する御質問にお答えをさせていただきます。外部監査制度につきましては、平成12年の第1回定例議会において、佐藤英議員から同様の質問があり、一定の御答弁を申し上げておりますが、この制度は、地方分権の時代を迎える前提として、地方公共団体の自主性と自立性を強化するため、地方公共団体の組織に属さない外部の専門的な知識を有する者による監査を導入することにより、地方公共団体の監査機能の独立性と専門性を一層充実するとともに、外部からの目による監査を導入することにより、監査機能に対する住民からの信頼感を一層高める観点から、平成9年の地方自治法の一部改正により創設されたものであります。これにより、都道府県や政令で定める指定都市、及び中核市においては、外部監査制度の導入が義務づけられたところでありますが、その他の市町村については、条例で定めることにより導入することができることになっております。現在、道内では、法的に導入が義務づけられている北海道と札幌市、旭川市の3カ所で実施していると伺っております。外部監査制度の導入に当たっては、地方公共団体が外部監査人と契約を締結しなければなりませんが、この契約には、包括外部監査契約と個別外部監査契約の二つの類型があり、包括外部監査契約は、地方公共団体の事務事業及び財務会計全般について、会計年度ごとに外部監査を行い、監査結果報告書の提出を受ける内容となっております。また、個別外部監査契約は、直接請求や議会の監査請求、住民監査請求など、地方自治法で定める監査請求があった場合に外部監査を行い、監査結果の報告を受ける内容であり、いずれも議会の議決を得て契約が締結することになっております。なお、外部監査契約の相手方としては、地方公共団体の財務管理や事業の経営管理、その他行政運営に関してすぐれた識見を有する者となっており、弁護士、公認会計士、税理士、国の行政機関において会計検査に関する行政事務に従事した者などのほか、その他政令で定める者とされております。外部監査は、契約期間中の事故等を考慮して、2名以上がチームを組んで実施するのが一般的で、その費用も相当高額になると聞いております。また、包括外部監査は、外部の専門的な知識を有する者が、監査委員とは異なる目で監査を行う点に意義がありますが、監査そのものは、監査委員の行う監査と本質的に異なるものではないことから、そごを来すことのないように十分な調整と配慮が必要とされております。確かに外部監査制度は、地方分権が進展する中で、地方行政の公正の確保と透明性の向上を図る上において一定の効果があるものと思われますが、本町では、今年度から監査委員事務局を設置するなど組織機構の見直しを行い、体制の充実を図ったところであります。本町には、お二人の監査委員さんには、時には厳しい日程の中で大変御苦労をおかけいたしており、本町におきましては、かなりレベルの高い監査を行っていただいていると受けとめております。現在のところ、外部監査を早急に導入することにはなりませんが、地方制度調査会の答申では、将来的には全ての地方公共団体に導入する方向が盛り込まれていることから、今後、導入による費用対効果や監査委員監査と外部監査の役割分担、外部監査室の整備など、先進地の状況を具体的に調査研究しなければならないものと思っておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。

再質問 3番 佐藤和也

再質問をさせていただきたいと思います。今お聞きしておりまして、外部監査制度についての説明が大半だったように聞いております。これから先進地の視察もしたい、研究もしたいというようなお話だったかと思いますけれども、お聞きしておりましての感想は、余り積極的ではないと。その理由はということになりますと、今お聞きしていて思ったのは、一つには、費用対効果、かかる費用、先ほど町長の方でも、かなり相当高額になるのだというお話がございました。つまり、今大変厳しい財政状況ですから、これ以上お金を使いたくないのだというようなことかと思うのですけれども、一つには、その費用対効果があったのかなと。もう一つは、現在の監査委員さんとの関係、先ほど言われていましたのは、本質的には同じではないかというふうなことで、では、今の監査の方とどういうふうに折り合いつけていくのだということかと聞こえたのですけれども、そんなところで、私は、実は私の会派では、この外部監査について、昨年と今年、先進地の視察に行ってまいりました。そのことをまずお話しして、外部監査制度というのはどういうものかということを少しお話ししながら、今ネックと思われた2点について本当にそうなのかということを、改めて質問してみたいと思います。昨年、神奈川県の相模原市に行ってまいりました。ここは人口62万人の中核都市でございました。私たちも勉強する最初ということで、どんなところ、どうしたらいいだろうかということで行ってまいりました。そして、視察が終わって、帰りですね、玄関口まで出たときに、職員の方が、実はこの近くで、小さいというと失礼ですが、人口の少ないまちで外部監査を導入されたところがありますよと、それも議員提案でされたのですよということを聞きまして、もうそのときは遅いので、戻りまして、いろいろ調べました。そして、今年そこに行ってまいりました。同じ神奈川県の城山町というところでした。人口は2万3千人でした。お伺いしましたら、町議の選挙のときに公約に掲げて、これを外部監査を入れたいのだということで複数の方が当選されて、その方々が提案をされて条例化されたということでございました。そして、もう1カ所が、香川県の坂出市、ここにつきましては、人口が5万7千人ほどということで、これは、逆に今度は市長さんが乗り気で、やる気で、やろうということで提案をされて条例化し、導入していると、全く反対なのですけれども、でき方としては。そういったところに行ってまいりました。その中で、今ありました、まず一つ、費用対効果についてなのですけれども、これにつきましては、異口同音に言っておられました。費用対効果は、多分わからない。または、はっきり言ってくださったところが1カ所ありまして、合いませんと、単年度では。そこはですね、約500万かかっていました。年間、外部監査の委託契約の金額が500万でした。たまたまテーマが補助金とか、そういったことでしたので、その指摘どおり削減できたら、どうなのだということを試算してみたそうです。そのときに、補助金が310万ほかがあって、合わせて約400万ほどは削減できるのかなと。それでもやっぱり100万は足りないということはおっしゃっていました。ただし、全く同じように、その三つのところで言われたことは、決して単年度の費用対効果では図れないものがあるのですと。それは何でしょうかとお聞きしたら、職員の意識が変わりましたということでした。つまり、今までは、行政の常識、または当たり前、役場の常識、ですから、法律に触れていないし、これで間違ってもいないし、過去もやってきたし、問題はないのだと。監査の指摘も受けなかったということが、実は外部監査を入れることによって、指摘を受け始めた。最初は、どうしてこんなこと言われるのだろうということをかなり議論されたそうです。しかし、議論が進むにつれて、職員の方々は、今まで自分たちが当たり前と思ったことは、実は違っていたのだということに気がついたと。そして、それからは、事あるごとに、次の予算も含めて、どのように考えていくのがいいのだろうということをし始めたと。ですから、その結果、次年度以降、むだなこともなくなるし、考え方も変わったわけですから、事業の執行についても変わっていく。累積していった場合に、恐らく何年かたっていくことによって、十分その費用は賄えるのではないかと。何よりもお金ではなくて、職員の意識ですと。そして、非常に緊張感が出ましたということをお話しされました。私は、大変この厳しい財政状況は理解しております。ただ、財政健全化で5カ年の計画でもって今進めております、これが毎年毎年クリアされて、5年たった時点で、その瞬間は健全化された形になっていると思います。私は、特別委員会でもお話しさせてもらいましたけれども、この5年間に必要なことは、1年1年クリアすることと同時に、また再びおかしくならないような体質をつくることだと。5年をたった時点では、健全化していると同時に、それから先は二度と元に戻らないようにしていくこと。例えれば、ダイエットでリバウンドがないようにということなのでしょうか。そういったことが必要ではないかと。そのためには、こういった外部監査を入れて、違う見方の指摘を受けること。それを、ただ指摘を受けるだけではなくて、十分に意見の交換をしながら、それを続けていくこと。その結果として、私は、財政も健全化し、そして、それが維持される。職員の方の意識も変わるということにつながるのではないかと。ですから、費用対効果ということについては、私は、単年度で見るのではなくて、長い目で見てもいいのではないかと考えております。その意味で、ひとつ質問としてなのですけれども、我がまちで、この、もし外部監査制度を入れるとしたら、一体幾らぐらいの費用がかかるのか、この点についてお伺いしたいと思います。それから、もう1点、今の監査の方との関係なのですけれども、それにつきましては、私はやはり今現在は、町の部局の中、組織の中に置いている監査室、そして、町長が任命される監査委員さん、これは、外から見たときに、やっぱり決して今の方々が、どう、個人ではないのです。これは、やはりこの監査という制度ができたときから、非常に時間、年月たっているということで、そういった意味で持っている問題なのだろうと思っています。今では、大変に情報公開であるとか、オンブズマンであるとか、昔とは違った形で、住民の方々も非常にそういったことは気にしていらっしゃって、それに対して、きちんとこたえるという意味での外部監査だと。ですから、目指すものは全く一緒だと思います。ただ、手法が違うのだというところで、これは、あとは町長の判断なのだろうなというふうに思います。先ほど、私は、一番最初のときに、監査委員室ができると。だけれども、最初、説明聞いている中で、人員が変わらないし、中身も変わらないのですから、監査機能が強化されたとは思わないと最初言わせていただいたのですが、先ほど町長は、それがあるからという話だったのですが、本当にそういうこと、そういうような仕組みの変更になっているのか、そこもちょっとお伺いしたいなと思います。それから、これから勉強されるということですから、この質問しても、ちょっとどうなのかと思いながら用意していた部分が、ほかの町村ではどういうふうになっているということ、北海道、確かに3カ所しかないと思います。この外部監査については、調べてみましたら、どうも西の方が多くて、北の方、東の方が少ないということになっているようですけれども、その辺何か、先ほどは北海道ということで言われていましたけれども、ほかの全国のところでどのような効果が起きているとか、どうだとかということを、もしお持ちでしたらお答え願いたいし、なければ結構です。あともう1点だけ、今の監査制度、先ほど町長も一生懸命やっていただいて、レベルが高いのだと、それは私も同感です。そこで、どんどん事務量ふえていませんでしょうか。または中身が厳しくなってきていませんか。どんどん事務事業おりてきて、もちろんきていますし、幅が広がっていますし、あれだけ丁寧に監査をされているということは、今の監査の方々、大変な御努力、わかります、内容的なことはわかりますけれども、その意味で、負担といいますか、過去から比べてどうなっているのか、もしわかるものであればお教え願いたいと。以上について再質問をしたいと思います。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

いろいろと御意見といいますか、いろいろ監査の必要性、あるいは視察の結果によるその効果、そういうものを身をもっていろいろ経験されたお話をいただきました。正直申し上げて、この監査外部なり、あるいは個別外部なり、包括外部と個別外部というようなこの監査手法があるようでございますけれども、私ども一般的にはどうかというと、何か事故、事件が起きたときに、その外部監査というような感覚が、正直申し上げて非常に強い。そういうような、一般的には、そういうような実態の中でいろいろ耳にすることがあるわけでございます。今、監査のあり方といいますか、そういうようなことで非常にこれから地方分権、法政事務といいますか、こういうのが非常にふえてまいります。従来のひとつの慣例というような安易な受けとめ方だけでは、やはり今後の自治体を運営管理していくというようなことにはならないというようなこと、相当やはり突っ込んだ事務改善をしていかなければなりませんし、どちらかというと、自分たちでひとつの囲い込んでしまう、こういうような傾向もなきにしもあらずというようなことでございます。いずれにしましても、私どもは、予算があり、そういう中で町民の必要な事業展開をしているわけでありますけれども、どちらかというと、そういうのが長いひとつの経験の上に、どうもあぐらをかきつつある、こういったことからいたしまして、やはり外部監査などを入れて、ひとつの新機材、先ほどお話ございましたように、一番の効果は何か、やっぱり職員の意識改革だと。それは、今までの受けとめ方ががらり変わってきている、こういうことでございます。その基本になるのが、やはり公金であるということ、あるいは税金であるということ。それから、公共でありますから、全て差し引きそろばん、費用対効果ということだけで行政ができるかというと、必ずしもそういうことにはならない。やはり行政といたしましては、やはりそういう中にも、一部経済性といいますか、私ども公金だからというようなことだけではなくして、プラスこの公金をいかに運用していくかというようなことからすれば、やはり予算そのものがもちろん公金でありますから、そういう中で、いかにした効率性だとか能率だとか、そういうようなことも一面これからの行政展開の中には、やはり考えていかなければならない大事な一つであるというふうに思っているところでもございます。これらの考え方、最後の方で私先ほど申し上げさせていただきましたけれども、新しいといいますか、今度は調査会の方でも、いずれ地方自治体の大きい、小さいにかかわらず、全てこの監査請求制度を導入していくのだというような一定の方向づけがなされております。議員さんの会派研修などで、昨年、今年というふうに行ってこられたように聞いておりますし、資料もお持ちであるというようなこともお聞きしております。是非できれば、その資料を中心にして、視察研修されたその内容等について、担当職員と、ひとつ資料を生かしていただいてですね、意見の交換会なり勉強会なり、こういうものをまずさせていただきたい、そのようにも思いますし、また、これらのことをやっぱり専門的に取り入れていくということになると、なかなか非常に弁護士さんだとか公認税理士だとか、いろいろな方々が専門的になってございますし、また、現在の監査制度といいますか、そういうものとの兼ね合いがあると。私ども知る範囲内では、そういうものとの食い違いといいますか、そういうことの起きないようなことをきちんとやらないとだめですよと、こういうような、資料でもちょっと拝聴したところでもございます。いずれにしましても、このことについては、私どももやはり新たな感覚で取り組んでいかなければならないし、先ほどもお話ししましたように、非常にこれからの事務雑多な中でやっていかなければならないという中におきましても、やはり何としましても、やっぱりひとつの効率といいますか、そういうものを考えていかなければなりませんし、先ほど言いました、ひとつの税金とは、あるいは公金とはという、そういうようなものについても、単に必要だからということだけではなくして、やはり町民が負担するもの、あるいは行政が負担するもの、こういうものをやはりしっかりわきまえたこれからの行政展開をしていかなければならない、そのように思いますので、是非これらのことは、単に費用対効果というようなことも、一つには考えていかなければならないことかもしれませんけれども、必ずしもこれは、やはり今までの長い歴史の流れの中を、流れを変えていくというようなことでありますから、なかなか一長一短にはいかないというのが現実なのかもしれませんけれども、議員がおっしゃるように、やはりこれからの新しい時代を迎えていくに当たりましては、やはりこういう制度的なものをどんどん活用していかなければならないというようなことでございます。我がまちでこれを取り入れたらというような全体予算額というようなお話もございましたけれども、国の制度の中で、包括外部監査と、あるいは個別外部監査と、こういう二つの制度がありますよと。これは、それぞれの町村では、現段階義務づけにはなっておりませんけれども、条例の中で置くことができる、こういうようなことでございますけれども、そういう組織をつくったりすることは簡単でありますけれども、問題は、中身が問題でありますから、そして、そのことのやっぱり十分なる意図、目的というものをしっかりつかんで、これ、やらなければ、単なる形式論になりかねない。そして、かなり高度な専門的な知識を必要とするといった場合に、そういう人材がこのまちの中で、あるいはこの十勝管内の中で、あるいは場合によっては、札幌と遠方からもと、こういうようなことになるのかもしれませんけれども、こういう補助制度が、例えば包括的というようなことになれば、およそ2千万の中の770万ぐらいだったですか、そのぐらいの金額だと思いますけれども、そういう助成制度があるというようなことでもございますし、個別外部については、およそ380万ぐらいだったでしょうか、そのぐらいの助成制度がありますよというようなことでございます。ただ、これが地方交付税の中の特交といいますか、特別交付税という中での手当としてございますので、これらの制度的なものがあるということは、やはり日本のこの地方自治体のあり方というものを大きく変えなければならないし、そして、各自治体が積極的にこれを取り入れていきなさいと、その分国も支援しましょうというような制度でございますから、十分これらの、正直申し上げて、一部始終についての中身、うちの職員も十分なるその辺の掌握して、いまだいないのではないかなというようなことがございますので、十分私も含めて、これらの必要性等について、もう一度ひもをときながら勉強しながら、今議員がおっしゃるようなことに、できるだけ今後その方向に向けて十分努力してまいりたいなと、そのように思っておりますので、御理解をいただきたい、そのように存じます。

答弁 助役 藤井勉

お話にありました組織の関係でございますけれども、これにつきましては、今まで条例上監査室というものを設けていなかったわけですけれども、このたび条例を制定して、名実ともに認知をしたということでございまして、ただ、組織の中身としては、大きく変わるものではありません。それから、西高東低といいますか、その辺につきましては、どのようなことでそのようになっているのかですね、申しわけありませんが、確実にこのような理由であるというようなことについては、持ち合わせておりません。それから、今の監査の中での負担の関係でございますけれども、確かに監査事務の内容については、自治法の改正等によって、だんだん幅が広くなっていることも事実でございます。まして常勤でなくて非常勤という形でお願いをしておりまして、かなり厳しい負担になってきているのかなというふうには認識をしておりますけれども、現況の中では、ミス等がかなりふえてきておりますので、負担は多いかと思いますけれども、何とかこのような中でお願いを申し上げていきたいなというふうに思っているところでございます。

再質問 3番 佐藤和也

最後の質問になるわけですけれども、今のお話伺っていまして、まず町長のお話ですけれども、一般的、総論としては、そんな答えになるのかなということは、ある程度は理解しますけれども、中で何点か、ちょっと私としては首をかしげざるを得ないところがありました。事故や事件が起きてからやるのが外部監査というような言い方ありましたけれども、それは全く違うのではないだろうか、それが起きないためにやっているのが監査ではないのでしょうか。その辺の考え方が、私とは全然違っているのだな、そういう理解だったら、外部監査どころではないだろうと。通常の監査きちんとなるのだろうかというような疑問さえ沸いてきます。それから、もう1点、私たちの会派の資料をもとに、職員の方と意見の交換なりしてという話、それはやぶさかではありませんけれども、積極性といいますか、自分たちでということはないのでしょうか。私たちが調べたことをもとにやるだけでいいのでしょうか。お聞きしましたら、ちょっと私もインターネットの会議録検索したので、佐藤英議員が12年に取り上げたということが、実は13年からしか見られなかったもので、わからなかったのですけれども、12年当時に、既にこの件について質問をされている。もう今何年でしょう、17年ですか、これでまだ更にこれからも勉強しながら、歴史が変わるようなことだから、そう簡単にはなかなかいかないのだということ、一体いつになったら、これはでは、入れる、入れないではなくて、きちっと勉強されるのでしょうか。勉強される、研究される、調べて、うちにはやっぱり無理ですというのであれば、それはそれで理解するところですけれども、今現在、まだ勉強もされていないという状態。議員が議会で質問して、ある程度の答えもらって、それでも勉強もされない。職員とやってみてください、そんなことで、それこそそういう考え方自体が、私は、それがもし行政の常識だとしたら、全く非常識だと思う。私は、その辺非常に残念でなりません。監査の方と外部監査の方、食い違いが起きないようにしなければいけないから、大変だということはわかりますが、それは話し合いをして、その年の外部監査の方のテーマを何にするかを決めれば済む話で、それは根本の問題では全くありません。手法の問題です。やり方の問題です。そんな細かいことは、何とでもなるのではないでしょうか。大元として、本当にできないという理由が、私は聞いていて感じなかったです。どうかもう少し真剣に検討いただきたいなという意味で、最後になりますが、紹介して、そして、今私の話を受けた後で、もう一度だけ聞きたいと思います。今私持っていますのは、これは、包括外部監査の通信簿という題で、2005年8月に、全国市民オンブズマン連絡会議が日本中の外部監査を入れたところについて調べて、そして、ここはいいよ、または、ここは注意しなければいけないよということを出したものです。その中で、実は、今ここに持ってきていますのは、オンブズマン大賞といって、優秀賞、一番上のランクですね。これは、この年2カ所あったと聞いています。そのうちの1カ所の分。これが、実は私どもの行ってきた坂出市だったのです。これについてちょっと紹介をしたい。是非とも外部監査というのは、こういうことなのだということが、多分ただ聞いていて、監査、外部監査といってもわかりにくい部分があると思いますから、少し読み上げる形になりますけれども、聞いていただきたいなと思います。たまたま昨日遊休地についての話が出て、いろいろ一般質問ありまして、議論もされました。その辺にかかわる部分ですけれども、読ませていただきたいと思います。利用されない財産、資産がただ保有されている。もしくは有効に活用されていない状態では、管理コストなどが発生するのみのものであり、むしろ債務に近い。資産とは、支出されてから、現在また将来に向けて便益を生み出すものに限られる。預金や有価証券以外の資産は、保有することによりコストのみを生じるものであり、売却することで初めて財政を含む市政に、この場合は市ですから、市政にプラスとなると。例えば遊休地は、最低でも草刈りなどの維持コストが発生する。また市町村においては、民間が保有していれば徴収できる固定資産税がなくなることも間接的に負担しているコストである。このようなものを、埋没原価または機会損失というというふうに厳しく定義づけています。そして、行政財産というのは、使用に供された時期の市民が使用するが、公債は、公の債、公債は後の世代の税負担により返済され、次世代への負担の移転が問題となる。政策の変化などにより、目的を果たさなくなった施設などが存在する場合、問題は顕著である。当初の意思決定に基づき、取得された資産が本来の目的に効率的に使用されているならば、公債は、耐用年数を超えて発行されていないはずであり、公平はある程度保たれていると考えられる。世代間の公平も、資産は行政目的に従って有効活用されているか否かが留意すべき監査要点であると認識するということで、非常に専門的な見方をして、きちんと住民の方が納得できるような形から入っていっているわけです。そして、これに基づいて、実際にこの市の遊休地全てを拾い出して、そこに対してランクづけまで行っています。そのようなことを、この監査の場合には、実は本文は180ページほどあるのです。そこまでのものをきちんと監査をしていると。ですから、考え方、どういう視点で見ているかというところが全く違ってきているのだということを、私はわかってほしいなと思って、今読み上げました。そして、最後にします。この監査の方に対して、大賞を出した側のオンブズマンの方々の評価の部分です。そして、実はこの坂出市の監査をされたのは、女性の監査人で、しかもかなり若い方でいらっしゃいました。この方が、監査報告書の後書きに、この監査したことについては、命を削るレポートであったという書き方をされていました。3年間この水準で続けるということは、並大抵ではなかったろう。とここに書いてあることは、坂出市民にとっては、この外部監査は、費用に対して十二分の価値ある報告であったと思われる。ここは700万円です。700万円レベルでも、一般市民からすれば高いと思われるだろう。しかし、この費用で、それに見合う価値の報告書がつくられるなら有意義であると。当該自治体の長と職員らの協力が前提であるが、この程度の費用であれば、法的に義務化されていないほかの自治体でも、外部監査をやってもらう十二分の価値があると思われる。そして、ちょっと私たちにも、どうなのでしょう、耳が痛いのか、ただし、職員や議員がどう活用するかを注目したい。実際に行ってきた坂出市で聞きましたら、実は、この監査があってからは、議員の一般質問のかなりの部分が、この監査報告書を見て、その中から拾って出してきているようですということもありました。蛇足になりますけれども。そういったように、外部監査というのは視点が違うのだということを理解していただきたいなというふうに思います。町長、最後にもう一遍だけ、私今こういう形で、これは非常に先進地でもすぐれているところの話ですから、どこまでそうなるかはわかりませんが、やっぱりこれを決めていくのは、職員が勉強して、どうだろうではなくて、ひとえに町長のリーダーシップにかかっているのではないのかというふうに思います。今すぐに導入しなさいということではなくて、どうかこの勉強なりを本当に真剣にやっていただきたい。できれば、いつぐらいまでには勉強はするのだと、やっぱり、多分この外部監査入ると、どんなものでもそうでしょうけれども、やりますといったときに、いつまでという必ず期限が切られると思います。民間は必ずそう、いつ、だれが、どこまで、いつまでということをきちんとできなければいけないのだろう、その辺がまずスタートから、一生懸命やりますと言われても、いつやるのだろうなと。12年に質問されても、まだ、いまだに勉強もまだこれからですということだと、非常に納得いかないものがありますので、最後その辺だけお答えいただいて、私の質問は終わりにします。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

先ほどもいろいろお話をさせていただきましたけれども、正直申し上げて、この市町村の中でのこの外部監査制度というのは、十分なる認識、中身について承知していないというのが現状だろう、そういうふうに思います。まずは学びということから、第一歩をやっぱり考えていかなければなりませんし、やっぱりそうなりますと、先ほどお話ありましたように、監査そのものの目的というのは、当然あるわけでありますけれども、附帯要件として、職員の意識が大きく変わった。場合によっては、議会の物の考え方、意見、中身まで違ってきたと、こういうようなお話でございますから、そういうような実感を抱く意味合いにおいても、正直申し上げて、やはりまずは、先輩議員たちが今まで視察研修行っておられていますから、そういう方々の資料も、この際やはり勉強させていただいて、そういうものから、まず第一歩を踏み出していきたいというようなことで申し上げております。先ほどもひとつの外部監査というような、ひとつのイメージ的なものとしては、どうしても何か事件が起きてからというのが一般的な考え方でありましたけれども、先ほども言いましたように、これから地方分権一括法というようなことで、4千項目の仕事がどっと市町村に流れてくる。そうなりますと、やっぱりこれは根拠法令といいますか、そういうものが基本になりますので、私どもとしては、やはりそういう時代がもう来ていることも間違いございませんし、ただひとつの概念的な物の流れというような、時代とともに流れるが、やっぱり変われば、やはり私どもも、仕事の中身も人間の意識も合わせ持ってやはり変えていかなければならないというふうに自分自身言い聞かせながら、そういう考え方で、これはもう職員ともども、やはりこれからの時代の新しいひとつの生き方、考え方、そういう中で、やはり取り入れていかなければならないのかなというふうにも思いますし、また、この町の中にも、職員研修というようなことで、いろいろな形のテーマを設けながらやってございますから、場合によっては、これもひとつ、一テーマといいますか、それだけを専門にということが理想かもしれませんけれども、まず、深く広く、まずは広く知るという意味合い、それから、その必要性、そういうものをやはり抱かないと、ただ単に、ただ研修の1項目ということだけではなくして、実際にそういう実践されているところもございますから、やはり場合によっては、職員をそこに派遣して勉強させてくると、こういうことも、中身にとっては必要かなというふうに思っております。いずれにしましても、今すぐ大上段に構えてというようなこと、正直いってならないのかなと思いますけれども、議員が今おっしゃるように、そういうひとつの事例も示しながらのお話でございますから、そういうこともひとつ研さんしながら、町の行政運営の中で是非取り入れていきたい、そのように考えてございますので、御理解をいただければなと、そのように存じます。

出典:音更町議会 平成17年第4回定例会 2005年12月13日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる