音更町議会 平成16年第2回定例会 2004年6月14日
子育て支援環境づくりの推進について
2004年6月14日、音更町議会の一般質問で、小野信次議員が「子育て支援環境づくりの推進について」質問し、町長 山口武敏、民生部長 山川光雄が答弁しました。
- 質問者
- 小野信次 議員
- 答弁者
- 町長 山口武敏、民生部長 山川光雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 21番 小野信次
おはようございます。このごろの朝の天気が久々にいいというよりも、日を追って作物に適切な日光を当ててくれているということで、史上最高ということが更にまた今年も続きそうなのかなと思うと、思わず今日来た皆さんの顔がほほ笑んでいるということで、私も一番バッターとして、質問項目とは異なりますけれども、穏やかに、にこやかに質問させていただきたいと思います。それでは、通告に従いまして質問させていただきます。子育て支援環境づくりの推進について。安心して子育てができるまちづくりのために、乳幼児保育の拡大や延長保育の拡大など、保育サービスの充実に努力されている点については一定の評価をするところであります。今後も引き続き、第2次ハッピーチャイルドプランに基づいて、さらなる施策の展開を望むものであります。さて、子育て支援の核をなす子育て支援センターが柳町保育園に併設され、現在まで一定の成果を上げていることはさきの12月の定例でもお話しさせていただきましたが、本来の成果、目的を達成されているかなというふうに思います。子育て支援環境づくりの推進に向けて、次の点について見解と考え方を伺いたいと思います。一つ目、子育て支援センターが果たしてきた役割をどのようにとらえているかをお伺いし、また、課題をどのように認識しているかについてお伺いをいたします。二つ目、子育て支援センターの充実のために、例えばワークショップを実施するなど子育てで悩みを持っている方の意見を積極的にくみ上げる場を設けるべきではないかと考えます。また、子育て支援センターの今後のあるべき姿をどのようにとらえるかもお伺いいたします。三つ目、国立十勝療養所跡に鈴蘭保育園改築のための改築用地を確保していることは周知のとおりであります。建設までのスケジュールはどのようになっているのでしょうか。また、保育園及び併設予定の子育て支援センターは町が運営するのか、それとも民間委託を考えているのかについてもお伺いをいたします。以上であります。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)
子育て支援環境づくりの推進についての御質問にお答えをいたします。まず、子育て支援センターが果たしてきた役割及び課題並びに今後のあるべき姿につきましては、関連がございますので一括してお答えをさせていただきたいと思います。子育て支援センターは、育児に関する相談や情報提供、親子同士の交流や育児サークルに対する支援などを主な目的に、親子遊びの広場や定期的な保健師相談日を設けるなど、子育て家庭が抱えるさまざまな不安や負担感の軽減を図っているところであります。また、育児クラブと連携をとりながら、子育て親子が楽しめる行事などを企画、実施し、利用者の交流、親睦の輪を広げ、気軽に利用できる雰囲気づくりに努めてきたところであります。プレイルームの一日当たりの利用実績を見ましても、設置した平成13年度の利用は19人でありましたが、平成15年度は25人と、年を追うごとにふえており、一定の効果は上がっているものと考えておりますが、この背景には、核家族化の進行や近所づき合いの希薄化によって、相談相手もなく、育児に関する悩みを一人で抱え込み、解消できないでいる親が増加してきていることも一因であると推察をしております。第2次ハッピーチャイルドプランが目指す「健やかに子供をはぐくむまち」「安心して子育てのできるまち」の実現のためには、健全な親子関係に基づいて子供が健やかに成長できる環境づくりが重要と考えております。先ほど申し上げましたとおり、子育て支援センターの役割からいいますと、まずは利用しやすい、参加しやすい環境を整えることが大切であり、子育てのOBや育児サークルのマンパワー、更にはボランティア活動との連携を深めるとともに、そのネットワークを確立する環境づくりもまた必要なことと考えております。また、小野議員からはワークショップという提言がございましたが、子育てという大きな目的に向かって利用者自らが考え、問題解決を目指す活動が生まれ育ち、このことが民間組織の手で子育て支援センターが運営されることにつながっていくのであれば、それも子育て支援センターの一つの将来像と言えるのではないかと思います。最後に、鈴蘭保育園の改築スケジュールについてでありますが、国の補助採択の見通しや町財政の問題もございますので、確定的とは申しませんが、鈴蘭地域の人口増に対処するため、できるだけ早い時期に移転、改築を実現したいと考えており、平成19年度開設を目途に、今年度は現施設の老朽度調査を実施することにいたしております。また、保育園の建物本体や子育て支援センターの建設管理等に関しましては、効率・効果的な保育園の運営やサービスの質的向上を更に進める方策として、社会福祉法人自らが設置、運営する形の民設民営方式で考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。以上でございます。
質問 21番 小野信次
答弁をいただきました。おおむね理解をするところもありますけれども、再質問をさせていただきます。最近ですけれども、国の発表といいますか、出生率でついこのごろ、2002年までは1.32人だったと。しかし、2003年において、年金の問題も一定の方向に向かったということもあるのでしょうけれども、1.29人ですよというような話がこの間発表になりました。子育て支援環境づくりということの中で私もずっと、一定の間隔を置きながら、お話を聞きながらまたさせていただいているわけですけれども、今問題になっている、支援センターがともかくということよりも、少子化に対してどうあるべきかということもかなりなことなのかなというふうに思いますし、認識として、そのことは少子化現象が、よく言われるのですけれども、経済的な理由と意外と言われやすいですけれども、実際問題は、それももちろん当然あるのですけれども、根が深いところにあるのかなというふうに思っています。それで、町が積極的に子育て支援ということで柳町を含めて取り組まれている中、あるいはボランティアによる育児サークル等が活動されている中で、本当にそこに関心を持たれ、またそこで活動されているお母さん方というのは、どのようなことでそこへ参加しているのかなという実態をやはり的確に見ていっていただきたいなというふうに思いますので、皆さんも御存じだと思うのですけれども、音更町内で特に今まで活動された、そして今年の3月をもってファミリーセンターがなくなるということで、そこで活動されて、集まっていた人たちの中で、このお母さん方が機関誌をもって自分の考え方を明かにしていたという中で一言、利用者の声として、子育て支援について話されていることをちょっと読ませていただきます。これは、通常、そのボランティアで子育て支援をやっている場所を「ぽれぽれ」と称してやっていたわけですけれども、今までの「ぽれぽれ」の主催の皆様、本当にお疲れさまでした。今思い出してみると、下の子が産まれ、上の子が反抗期と赤ちゃん返りで育児に行き詰まり、毎日いらいらし、ついつい上の子に手が出ることもしばしば。でも、いらいらすると自分を抑えられなくなっていました。そしていつも何でまたたたいてしまったのだろうと反省ばかりしていました。そのようなとき、ああ、木曜日だ、あるいは子育て支援センターに行こうといった私に、久しぶり、元気だった。子供は見ていてあげるから、お茶でも飲みなと、そこで活動されているボランティアの皆さんが言ってくれる。そして、自分の今の現状を話し、思わず涙してしまいます。その後、ほかのお母さん方と世間話をし、久々に笑った気がします。本当にあのときは救われました。いつも気軽に遊びに行ける「ぽれぽれ」がなくなるのは本当に残念です。今まで本当にありがとうございましたというようなことで、この中からうかがい知れるのは、やっぱり子育ての中での自分との葛藤ということがかなり重要なポイントかなというふうに思います。そのようなことで、先ほど答弁の中にありましたが、マンパワーの利用の方法として、今後どういうふうに、僕は一つの課題としてお伺いした点から再質問します。ファミリーセンターの廃止に伴い、子育てOBによる純粋な子育て支援ボランティア、これは6年間続かれたわけですけれども、その活動が現在休止しているのも事実で、しかしそれはそれの一定の経過としてよかろうと思います。しかし、やはりそこで一部のメンバーの人たちによって、何とかこういった機会を自分たちでもつくってみたいということで今、公園バージョンという遊びなどで、自らの企画で活動されていることも事実です。従来、先ほどおっしゃっていた柳町の場合は1日25人で年間に約6,000人の利用者ということで、それもまたすごいのですけれども、相まってそういったことをまた自分からも企画されている人たちも、人数か減るかなと思うと、お子さんがいなくてボランティアで出てきた人たちは引退をしつつ、また子供を持った人たちが集まってこういったことをやっていると。こういった人々のノウハウというかそういうアイデアを生かすべきではないかと。そして、ハッピーチャイルドプラン、言ってみれば第2次ハッピーチャイルドプランの取り組む主な事業という中で、支援センターの増設及び移動子育て支援センターと、この移動子育て支援センターという認識の中で、こういった人たちのノウハウを生かせるような移動子育て支援センターの開設は考えられないのかということが1点。それと、もう一つは、現在の子育て支援センターのさらなる充実のために、今お話ししたように自主活動をされている方々のためにも、また、先ほどお話がありましたように、町としても今後の鈴蘭保育園、そして併設される子育て支援センターについても、民設、民営という将来目標が出されて、それがあるならばなおさら、先ほど提言と言われましたけれども、ワークショップ等による、その道の専門家あるいは非専門家という、その区別のない、参加者の自由な討論や交流が特に必要ではないかと。そういったことが今後の新しく開設される、新しくというのは改築、開設にあわせての運営方法も含めてその目標を持たれているわけですから、そういったものを速やかに生かしていけるとともに、利用者の自立、そして自主活動にもつながっていくのではないかと考えるのですが、具体的にこういったことに取り組む姿勢が本当にあるのかどうかというのをお聞きしたいと思います。3点目は、現在、支援センターに保育士さんを置かれておりますけれども、今後も、今の現況から見て、それが必要と考えておられるのかどうか、この3点をお伺いいたします。
答弁 民生部長 山川光雄(民生部長は2008年3月まで)
ただいまいろいろな御意見をいただきました。それで、移動支援センターの開設ができないかという御質問でございますが、ハッピーチャイルドプランの中で、2回ほどハッピーチャイルドプランというものをつくってまいりまして、子育て支援というものを進めてきたという現状にございます。それで、最初に柳町に子育て支援センターを第1号として開設をしたというのがスタートでございまして、それから平成13年、14、15、3年が経過いたしております。その中で、実績としてはかなり上がっているのではないかというふうに理解をしているところでございます。今お話ありましたように、子育てを終わった方々の、OBの方々のいろいろな活動をこれからの子育てをされる方に生かしていただくということは大変重要なことというふうに考えております。次の子育て支援センターの構想といたしましては、鈴蘭保育園の移転改築にあわせまして、第2号といいますか、次の支援センターを開設していきたいというふうに考えているところでございます。それで、今御質問ありましたように、移動子育て支援センターの開設ということでございますけれども、この件につきましては、多分マンパワーを生かした子育て支援センターという考え方であろうかと思いますので、今まで育児サークルが4団体ほどございましたけれども、現実には今お話ありましたように、休止される団体も出てきているというような実態もございますので、それらOBの方々が活躍をしていただけるような場をつくっていくという必要性はあろうかというふうに考えておりますので、今後検討させていただきたいというふうに考えております。次に、支援センターにおきます利用者の自主活動にどう取り組むかというような御質問をいただきました。この件につきましては、確かに利用者の方々が独自に運営をしていただけるのが一番すばらしいことではないかなというふうに考えております。道内でも室蘭の地区では全て自主運営をされているという支援センターがございまして、先日、職員を派遣いたしまして研修をさせたところでございます。そのようなことで、この件につきましても、これからそのように取り組めるような、既存の支援センターの中でもどのようなことができるか検討してまいりたいというふうに考えます。それと、3点目ですが、現在、柳町保育園に職員を1名、それから臨時職員を1名ということで、2名体制で柳町の支援センターを運営いたしております。当初、支援センターの運営につきましては、自主運営というような考え方もあったようでございますけれども、音更で初めてつくるというような中で、地元で柳町の支援センターの運営協議会というものを設置していただきまして、関係者が集まって、支援センターの運営にこれからどうしたらいいかというようなことで、いろいろな御意見をいただきながら柳町の支援センターを開設したという経緯がございます。その中で、保育士の配置というようなことをさせていただいたというようなことでございます。今後、保育士を配置するのかどうかということにつきましては、これからの柳町の支援センターの運営の中で検討を加えさせていただきたいというふうに思います。そして、第2番目になります予定の鈴蘭保育園の支援センターが、移転、改築とともに考えておりますので、その支援センターのあり方も含めまして、将来に向けて今の体制をどのようにするかということにつきまして検討させていただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
再質問 21番 小野信次
今、三つほどの再質問について、おおむね、1番目、2番目の質問に対する回答は、私もそう思います。是非そういうことを念頭に置いて、今後、すばらしい、夢の持てる保育園、そして併設される支援センターに向けてひとつ努力をされていただきたいなというふうに思います。一番最後に質問した、現在の支援センターに保育士を置かれているがという分野で、今後も必要かどうかということについては、今、部長から説明がありましたように、その特性、そして地域性も含めて私も理解のするところです。しかし、歴史も、平成13年から始まって深まってきている中で、当初は私自身も見ていて、でき得たらむしろ親御さんそれぞれの中での目指すは自主運営がよかろうかなというふうにも考えましたけれども、どうも伺っていると、やはり、言ってみればジャンルが特定されていないで、全ての年齢のお子さんを持つ親御さんが集まってきているので、とりわけそこでサポートがやはり必要だという実態にあるということも、私も利用者を含めて聞いているところです。そのような中で、これからの保育士さんの役割としては、私が思うのは、親御さんの多岐にわたる、これからそこを利用するための活動のきっかけ、取っかかりになるサポートができることが一番いいのであろうなと。そうすれば、ある面では遠くから見守ってあげるというスタイルがいいのかなというふうにも思います。そういったことの充実を、相互理解、そして利用者に図っていくようなことがなければ、現在の支援センターに置かれている保育士さんの必要はなくなってしまうのかなというふうに僕は思っているからです。例えばどのようなサポートがあるかと自分自身で考え、また利用者から聞いてみますと、1週間同じパターンではなくて、やはり1日1日に特色を持たせることによって、親御さんがそこに来る目的、そして親しみができて安心感を与えられるのではないかということだそうであります。そういう中から、では具体的にどうなのかといくと、例えば、やはり初めて音更に転勤で来られて、その転勤で来られた親御さんが小さなお子さんを持っているときの行き場が、割かしいきなり行けるところが少ないという中で、子育て支援センターが音更にあるということを従来からお聞きになっていて来られるので、そこをまず行き場として使うというようなお話がございました。また、1週間1週間を、先ほどお話ししたように特色を出すという中では、時には、その曜日によって年齢を固定してやってくださることも、それも一つひとつ積み上げていってのサポートの部分なのかなと思いますけれども、そういった今後の利用の仕方、要望のありようもあるというふうにお聞きをしましたので、そういったことをこの保育士さんが今後やってくださるならば、更に保育士さんはあそこにおられてもいいのかなというふうに思います。そうでなければやはり、先ほどお話ししましたように、利用者そのもの、そして、そこにプロであろうがプロでなかろうがお互いにコンセンサスを持ちながら、その親子、そして親御さんの支援に対してどうするかということの勉強をして、自立に向けていくことも更に考えていくべきことであろうというふうに思います。ただ、今お話ししましたように、保育士さんに対してそういったこれからお考えが持たれるようなひとつ、サポートとして十分こなせるようなお考えもひとつ持たれていただければ幸いというふうに思います。その点、どういうふうにお考えになるか、ちょっとお伺いして、最後の質問といたします。
答弁 民生部長 山川光雄(民生部長は2008年3月まで)
ただいま柳町保育園の保育士の配置につきまして御意見をいただきました。職員は一生懸命やるということで、いろいろな企画をいたしまして取り組んでいるところでございます。これが仮に民間の方と申しましょうか、OBの方で、子供を育てた経験の豊富な方が対応されると、また違う面も出てくる場合もあろうかというふうに考えます。そのようなことで、今後の柳町保育園の支援センターのあり方につきまして、もう一度検討を加えて、更に充実した、そして利用しやすい支援センターに向かって取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。