みんなの議会

幕別町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月8日

子育て支援環境整備について

2023年3月8日、幕別町議会の一般質問で、岡本眞利子議員が「子育て支援環境整備について」質問し、町長 飯田晴義、保健課長 宇野和哉、こども課長 平井幸彦が答弁しました。

質問者
岡本眞利子 議員
答弁者
町長 飯田晴義、保健課長 宇野和哉、こども課長 平井幸彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 岡本眞利子

通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。1、子育て支援環境整備について。少子化は、2020 年からコロナ禍の影響もあり、想定を上回るスピードで進み、虐待や不登校、自殺の増加など子どもをめぐる課題は深刻化しており、さらには、子どもを持つこと自体に将来の不安を持つ若者が増えているとのことです。2021 年の全国での出生数は、約 81 万人と人口動態調査開始以来最少を記録し、想定を6年上回るペースで少子化が進んでおり、このほか固定的な性別役割分担意識を背景に、家事、育児の負担についても依然として女性に偏っている現状がうかがえます。これらの課題を克服し、希望すれば誰もが安心して子どもを産み育て、十分な教育が受けられる社会づくりが重要と考えます。今年4月からは「こども基本法」が施行され「こども家庭庁」も設置されます。幕別町としても、子どもや若者、男女共同参画の視点から子どもも、親も「希望を持って幸せを実感できるまち」「住み続けたいまち」に構造改革を進めるべきと考え、以下について伺います。(1)「伴走型相談支援」と「経済的支援」を一体的に行う出産・子育て応援給付金が実施されておりますが、ゼロ歳から2歳の子育て世代が孤育て(孤立した状態の育児)に陥りやすいといいますが、今後見守り訪問事業について具体的にどのように進めようとしているのか。(2)現場に寄り添う伴走型支援については、人材の育成や確保のための整備体制の確立は。(3)幼児教育、保育の無償化はゼロ歳から2歳児までは住民税非課税世帯のみが対象であるが、所得制限の緩和や第2子以降を無償化するなどの対象拡大への考えは。(4)医療費助成を高校3年生まで拡大することについての、町の考えは。2、支え合い助け合う地域社会の構築について。高齢者人口は 2025 年には全国で 3,677 万人に達し、その後も高齢人口は増加傾向が続き 2042 年には 3,935 万人でピークを迎えます。本町においても高齢化率は令和2年度で 33.6%と急速に進んでいます。今後地域社会においては核家族化により、高齢者の日常を支える取組がますます重要になります。そこで高齢者をはじめ、自立が難しい人たちが安全に安心して暮らせる、支え合い助け合う地域社会になること、また人生 100 年時代を迎え、住み慣れた地域で安心して過ごせる環境づくりは、本町におきましても重要な課題の一つと認識しております。そこで以下について伺います。(1)見守り協定(食の自立支援サービス利用者)以外の見守り体制の状況は。(2)健康ポイント、ボランティアポイント等の状況と、今後の普及促進についての考えは。(3)「デジタル推進委員」による高齢者支援強化についての考えは。(4)認知症の人も家族も、安心な地域づくりの構築についての考えは。以上であります。

答弁 町長 飯田晴義

岡本議員のご質問にお答えいたします。はじめに「子育て支援環境整備について」であります。日本の少子化は、結婚観や価値観の多様化を背景にした晩婚化や未婚化により急速に進んでおり、2021 年の年間出生数 81 万 1,622 人に対して 2022 年は速報値で 79 万 9,728 人まで減少し、2017 年に国立社会保障・人口問題研究所が「日本の将来推計人口」において推計した出生中位推計 87 万 2,000人を大きく下回る見込みとなっております。国においては、令和3年 12 月 21 日に「こども政策の新たな推進体制に関する基本方針」を閣議決定し、常に子どもの最善の利益を第一に考え、子どもに関する取組・政策を我が国社会の真ん中に据えた「こどもまんなか社会」の実現を目指すための新たな司令塔となる「こども家庭庁」を5年度から設置し、次元の異なる少子化対策に取り組むこととしたところであります。町においても「こども家庭庁」から発せられる施策の動向を注視しながら、岡本議員が言われるような住み続けたいまち、子どもを産み育てる希望の持てるまちとして、次代を担う若者に選んでもらえるよう、なお一層、子育て環境の充実や定住対策など各種施策の推進に努めなければならないものと考えております。ご質問の1点目「今後見守り訪問事業について具体的にどのように進めようとしているのか」と、ご質問の2点目「伴走型支援について、人材の育成や確保のための整備体制の確立は」については、関連がありますので、併せて答弁させていただきます。本町では、本年1月から「幕別町伴走型相談支援事業」として、育児に時間を取られ、社会との関わりが薄くなりがちなゼロ歳から2歳の低年齢期の子育て世帯を対象に、妊娠時から子育てまでの一貫した伴走型相談支援を、平成 29 年4月に設置した「幕別町子育て世代包括支援センター」において実施するとともに、妊娠・出産時に「出産・子育て応援給付金」を給付する経済的支援を一体的に実施しているところであります。伴走型相談支援では「出産・子育て応援給付金」の申請を契機に、妊娠届出時の面談やアンケートの実施、妊娠8か月頃をめどに実施する妊婦訪問のほか、出産後の新生児訪問等を実施する中で、アンケートの回答や「幕別町子育て応援サポートブック『まくはぐ』」を活用し、子育てに係る見通しをご本人やご家族と一緒に作成するなど、妊婦や世帯の状況に応じて親身になって悩み事等に対応しているところであります。さらには、継続的な支援を必要とする方に対して、随時、家庭訪問を実施するほか、希望者を対象に、月に1回実施している「パパママ教室」や、月に3回実施している産前産後サポート事業の「ママカフェ」等の場を活用して、お母さん同士の交流や栄養士による離乳食に関する栄養指導、助産師による個別相談等を実施しているところであります。また、人材の育成・確保については「幕別町子育て世代包括支援センター」に配置している保健師や助産師等の専門職員を対象に、母子保健や育児に関する相談等に適切に対応するための研修会への参加や、ケース検討会等を通じて知識の習得や情報の共有化を図っているところであります。ご質問の3点目「幼児教育、保育の無償化について、所得制限の緩和や第2子以降を無償化するなどの対象拡大への考えは」と、ご質問の4点目「医療費助成を高校3年生まで拡大することについて、町の考えは」については、関連がありますので、併せて答弁させていただきます。国は、子育て世代を応援し、生涯にわたる人格形成の基礎を培う幼児教育の重要性や幼児教育の経済的負担の軽減を図るなど少子化対策の観点から、令和元年 10 月から幼児教育、保育の無償化をスタートしているところであり、その対象は3歳児から5歳児とし、ゼロ歳児から2歳児においては住民税非課税世帯のみ無償とされたところであります。本町においては、北海道が平成 29 年度に創設した「多子世帯の保育料軽減支援事業」を活用し、ゼロ歳から2歳児に対しては、住民税非課税世帯に加えて、住民税所得割額 16 万 9,000 円未満の世帯の第2子の保育料を無償としているところであります。また、子どもの医療費助成については、子育て世帯の経済的な負担を軽減し、子どもの保健と福祉の増進を図ることを目的に、全国の自治体で実施されているところであり、本町におきましても、平成 23 年 10 月から小学校卒業までの医療費を無料化し、27 年 10 月からは所得要件を撤廃し、助成の対象範囲をさらに中学校卒業までに拡充し、次代を担う子どもたちの健やかな成長と安心して子どもを育てられるまちづくりに取り組んできたところであります。幼児保育の無償化及び高校3年生までの医療費助成については、いずれも子育て支援策の中で重要な施策であり、かつ極めて政治的な判断を要するものでありますことから、現時点での私からの答弁は控えさせていただきます。次に「支え合い助け合う地域社会の構築について」であります。高齢化社会が進む中、本町においても、令和5年1月末時点での 65 歳以上の高齢化率は 33.9%と、介護保険制度が始まった平成 12 年の高齢化率 19.0%と比べて 14.9 ポイント増加するなど、高齢化が進み、高齢者が安心して住み慣れた地域で生活し続けるには、日常の生活を支える取組がますます重要となっていると考えております。本町においては、介護が必要となった高齢者が、住み慣れた地域において社会全体で温かく支え合い、安心して介護サービスを利用できる環境の中で暮らし続けられるよう「医療・介護・介護予防・住まい・生活支援サービス」を切れ目なく提供できる「地域包括ケアシステム」の深化・推進に取り組んでおります。この「地域包括ケアシステム」が十分に機能するためには、高齢者に対する必要な支援を行うことに加え、地域で暮らす高齢者自身や家族が、社会参加活動などを通じて地域とのつながりを深め、高齢者の持つ知識や経験を還元しながら、自分らしく生き生きと人生の最後まで暮らすことが非常に重要となっています。本町では「高齢者福祉計画・介護保険事業計画」に基づき「第6期幕別町総合計画」に掲げる、「みんながつながる 住まいる まくべつ」を実現するため、特に地域とのつながりが希薄になりがちな高齢者単身世帯へのつながりを確保し、地域全体で共に生きていく長寿福祉社会の実現に向け、各種事業を進めているところであります。ご質問の1点目「見守り協定(食の自立支援サービス利用者)以外の見守り体制の状況は」についてであります。本町では、高齢者等に食事を提供する食の自立支援サービスにおいて、利用者への宅配時に安否確認を行っているほか、平成 25 年9月に立ち上げた「幕別町高齢者見守りネットワーク」に登録している事業所「幕別町地域見守り活動に関する協定」を締結した郵便局や新聞販売店等、また日々見守り活動をしている民生委員の協力を得て、行方不明者の発見や異変等の情報を共有するための連絡体制を構築し、地域全体で高齢者を見守っております。また、認知症の方の徘徊等の捜索時には、ご家族などから連絡を受けた帯広警察署が、管内市町村や関係機関と情報を共有する「十勝高齢者・見守り SOS ネットワーク」や「幕別町高齢者等 SOS ネットワーク」を活用し、行方不明者の早期発見・早期保護に向けて、迅速な対応を行うほか、徘徊の可能性がある高齢者のご家族に対して携帯型の徘徊探知機を貸与し、徘徊の予防・早期発見ができる「徘徊高齢者家族支援事業」を実施しております。さらには「生活支援体制整備事業」において、生活支援コーディネーターが、日常生活の中でのご近所同士の声かけや見守りなどのほか、地域サロンや趣味のサークルなど身近な地域活動を実践する人材を発掘し、紹介することで、より多くの方に住民同士の地域における支え合い活動の重要性、価値について理解を深めてもらう活動を実践しているところであります。今後におきましても、こうした事業を通じて、地域が連携し、共に支え合いながら、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らせるまちづくりを推進してまいります。ご質問の2点目「健康ポイント、ボランティアポイント等の状況と、今後の普及促進についての考えは」についてであります。本町では、住民の健康に対する意識づくりや、健診受診に対する意識の高揚につなげることを目的に、健診や健康づくり講座への参加にポイントを付与し、ポイントをためられた方に町指定のゴミ袋等をプレゼントをする「まくべつ健康ポイントラリー」を実施しておりましたが、近年は参加者が固定化することなどにより、健診受診率の向上が見られず、事業効果が薄れてきたことから内容を見直すこととし、令和4年度については休止しております。また、高齢者が地域貢献や社会参加をすることで元気になってもらうことを目的に、町内の指定する介護施設等でボランティア活動を行っていただいた方に、1ポイント 100 円を交付する「介護予防ポイント事業」を実施しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、介護施設等において入室制限等の措置が取られたことから、令和4年度については実質的に事業が休止状態にあります。このため、この2つのポイント関連事業については、令和5年度中の開始を予定している「行政ポイント制度」の中の一つの事業として位置付けが可能かどうか、現在、内容を検討しているところであります。ご質問の3点目「『デジタル推進委員』による高齢者支援強化についての考えは」についてであります。国は、様々な分野で進められているデジタル化に際して「誰一人取り残されないデジタル化」を実現するため、特に普及が必要な世代として高齢者を挙げ、デジタル化を推進・支援するために「デジタル活用支援推進事業」を実施、令和4年5月から「デジタル推進委員制度」を創設し、国の「デジタル活用支援推進事業」に関わる地域の人材を認定した上で、デジタル化の推進に対応する取組を始めております。「デジタル推進委員」は、デジタル機器等の操作に不慣れな方に対し、講習会等においてデジタル機器・サービスの利用方法などを教えるほか、それらの利活用をサポートする役割を担い、国が実施する ICT 事業で活動する方や、地域コミュニティの活性化を図る取組を行う団体に所属し、デジタル庁が指定する動画を視聴した方、地方公共団体が実施する事業で活動する方等が応募対象で、デジタル庁の認定を受けることになります。本町としましては、デジタル機器の普及を目指すために、高齢者の方がどんな情報やイベントに興味を持ち、どうしたらデジタル機器を活用したいと思えるかを、開発などが進むアプリやコンテンツの説明会等に参加し、研究しているところでありますので、「デジタル推進委員」の活用を含め、誰もがデジタル化に取り残されない社会の実現に向けた取組を進めてまいりたいと考えております。ご質問の4点目「認知症の人も家族も、安心な地域づくりの構築についての考えは」についてであります。国が平成 27 年に策定した「認知症施策推進総合戦略」、いわゆる新オレンジプランによりますと、我が国における認知症を有する高齢者の数は、24 年の約 462 万人から、高齢化の進展に伴い、37 年には約 700 万人前後となり、65 歳以上の高齢者の約5人に1人に達すると見込まれております。認知症の方が、介護が必要な状態となった後も、最後まで地域で暮らし続けるためには様々な支援が必要となりますが、特に認知症となった高齢者が自宅で生活を続けるためには、同居する家族の精神的・肉体的な負担も大きく、また地域住民の理解が大変重要となってまいります。本町では、平成 28 年4月から、認知症の診断・早期対応に向けた「認知症初期集中支援チーム」を専門医療機関と連携して設置し、初期段階で必要な方が支援を受け、自立した生活を送ることができるよう体制を整備しているほか、28 年3月から「幕別町地域包括支援センター」に「認知症地域支援推進員」を配置し、医療機関や介護サービス事業所とご家族との連携支援や、認知症の方とそのご家族への相談支援を行っております。また、認知症についての理解を深め、お互いを理解する場である「認知症カフェ」の開催を支援するほか、認知症に関する知識と理解を持った人を養成する「認知症サポーター養成講座」を開催し「認知症サポーター」を増やすことで、認知症の方や家族を温かく見守る地域づくりを進めております。それらの活動を通じ、認知症の方や家族に対する生活面に早期から支援を行うとともに、認知症の方もメンバーの一員として地域の活動に参加したり、外出支援や見守り活動などを通じて地域での生活を楽しみ、引き籠もりがちな生活になることを未然に防ぎながら、認知症という病気に対する住民の理解を深めるとともに、地域で支え合うという意識の醸成とネットワークづくりを引き続き進めてまいります。以上で、岡本議員のご質問への答弁とさせていただきます。

再質問 7番 岡本眞利子

では、再質問をさせていただきます。先ほど答弁でもございましたが、先日、2月 28 日に厚生労働省が発表しました人口動態統計の速報値によりますと、2022 年国内の出生数は 79 万 9,728 人で過去最少となり、80 万人を割り込んだのは、1899 年の統計開始以来初めてのことといいます。厚生労働省では、核家族化、地域のつながりの希薄化により、孤立感や不安感を抱く妊婦、そして子育て家庭があるとのことから、安心して出産、子育てまで一貫して相談に応じ、多様なニーズに即した必要な支援につなげる伴走型相談支援体制を充実するとしております。そのために、国では、各自治体が経済的支援を一体的に実施する事業に対して補助金が支給されており、経済的支援として大きな効果があるものと認識をしております。そこで1番の質問なのですけれども、伴走型相談支援についてであります。この伴走型相談支援と申しますと、妊娠期から出産、産後、そして育児期などの各段階に応じた全ての妊婦や子育て家庭に寄り添った相談体制という意味でありますが、その中で、我が町といたしましても、妊娠届時、また妊娠8か月前後、そして出産届で、乳幼児家庭全戸訪問というふうに言われておりますが、これは今までのことであり、今後、伴走型相談支援というのは、もっとより深いのではないのかなと思いましてお聞きしたところでありますが、この点については、うちの町としてはどのような考えをお持ちかお聞きいたします。

答弁 保健課長 宇野和哉(保健課長は2024年3月まで)

伴走型相談支援が始まりまして、身近に寄り添ってということを考えたときに、面談のスケジュールとかは以前と大きく変わってはおりませんが、まず一つ、母子健康手帳を交付した際、答弁にもありましたように、子育てサポートブック「まくはぐ」を使って、今までは妊婦の方にお渡しして読んでくださいというような形だったのですけれども、その内容を一緒に保健師等と確認して、今後の見通しを立てることで、よりその後に何が控えているかということを一緒に考えていただいて、不安を取り除いていただこうということを考えています。これが変わった点の一つです。それから、生後 28 日までをめどに新生児訪問を行うわけですけれども、その後、訪問というのは定期的には組んではおりませんが、3か月、7か月、1歳半の健診時に、基本的に問診時ですとか、最後の健康相談ですとか、そういったところで、より不安をお持ちの方に対してその場でも聞き取りを行うなどして、必要があれば家庭訪問をこちらから行うというようなことも考えております。

再質問 7番 岡本眞利子

ご答弁も関連してお答えいただきましたので、ちょっと私のほうも関連しながらお聞きしたいと思います。本町では、産後ケア事業ということで実施をしておりますが、退院後、心身のケア、育児のサポートを行っておりますが、この訪問は1度のみでしょうか。

答弁 保健課長 宇野和哉(保健課長は2024年3月まで)

新生児訪問、産婦訪問については、定期的に組んでいるのは1回でございます。産後ケア事業というお話がありましたけれども、産後ケア事業に関しましては、訪問型と通所型がございますけれども、利用される方に対しては基本的に2回、継続支援が必要な方については延長して使用していただくというようなことで対応しております。

再質問 7番 岡本眞利子

私が調査したところによりますと、何人かのお母さん方に聞いてみますと、お腹が大きくなって、そして心配事が特に多いということで相談ができる体制ですけれども、こんなことを電話かけて聞いていいのかなという心配があったり、また2人目、3人目になると、前回もこうだったから大丈夫かなという思いがあるそうなのですけれども、子どもができてうれしいという1人目の赤ちゃんのときに、生まれる前はすごく心配なのだという声を伺いました。そのことに対して、どこに電話をしたらいいのだろう、包括センターでいいのですけれども、その電話をするのがとても敷居が高くて、こんなことを聞いたら返事してもらえないのではないか、こんなことを聞いたらおかしいと思われるのではないかという声があって、なかなか相談ができない。まして地方から引っ越してきて、幕別町に住んだときに、周り近所が働かれている主婦の方が多かったりでなかなか聞くことができない。そして、ご親戚がそばにいないとかというときに、すごく不安だという声を伺ったのですけれども、そんな中で、1回の訪問、また必要があったら聞いてくださいというような状況では、妊婦の方にとっては不安が多いのかなというふうに思うのです。また保健師さんにしても、助産師さんにしても、人数が足りているわけではないので、余裕がそんなにないのではないかなというふうに私は推測したところなのですけれども、もちろん訪問されるのは保健師さんとか助産師さんだと思いますが、相談というのは決まっているわけではないですよね。その人その人がそれぞれ相談が違うと思うのですが、その中で、1人の保健師さんが、1人何分、1人何件という計算にはならないと思うのですが、それでは寄り添ったという相談対応になるのかなというところが危惧するところであって、現在のこの保健師さんなどの人数で、そのような寄り添った相談が受けることが大丈夫なのかなということが心配されますので、その点についてはいかがでしょうか。

答弁 保健課長 宇野和哉(保健課長は2024年3月まで)

妊娠されたお母様が、初産婦さんか、経産婦さんか、あとは周囲の経験者がいる、サポートがあるかどうか、そういった環境によって、やはり悩みとかも様々なのかなと私どもも押さえております。先ほど言いました新生児訪問、出産が終わった後の産婦さんへの訪問ですけれども、確かに1回でございますが、母子健康手帳の交付時に面談させていただいたときに、聞き取った保健師、それから地区担当の保健師へとその内容は引き継ぐわけですけれども、そういった中で、どの保健師、どこに相談していいかというようなことはお話しさせていただいております。内容についても、これは面談した保健師とその妊婦さん、世帯とのよりよい関係を構築するといいますか、聞きやすい環境をつくるということにほかならないとは思うのですけれども、悩みとか心配事だけではなくて、私どもの担当のほうからは、例えば子育てに関する明るい話題ですとか、いい話ですとか、そういった話も織り交ぜながら、より相談しやすい関係を築いていければよいのかなと思っております。保健師の体制ですけれども、現在、私どもの保健師は、本町側に6人、そして忠類側に2人、札内の相談室にも保健師がおりまして窓口では対応しておりますが、今の出生数が大体 140 から 150 人ということで、地区担当からすると、すごく多いというわけではないですけれども、今までケースに応じて訪問できなかったというようなケースとか、それから例えば妊娠期の訪問が遅れてしまったですとか、そういう特殊なケースを除いてはございませんので、この体制で対応できていると考えております。

再質問 7番 岡本眞利子

どこの町でもそうなのですけれども、保健師と保育士の人材が不足している、先ほども町長おっしゃっていましたけれども、保健師さんや保育士さんの数をそろえていくというのは、大変なことだなということは認識しておりますが、やはり人数、もちろん暇では困るのですけれども、本当に一人ひとりに寄り添った相談ができるような体制を取っていただきたいと思います。もちろん保健師さん一人ひとりは、スキルアップについては研修なんかがされているかとは思うのですが、どんなことにも気軽に相談ができる体制ということでしていただきたいなというふうに感じるところであります。また、先ほどの面談の件なのですけれども、面談の対象者も、国では夫、パートナー、同居家族など、一緒に面談することを推奨しておりますが、本町ではどのようにされているかお聞きいたします。

答弁 保健課長 宇野和哉(保健課長は2024年3月まで)

一緒に妊娠届を出されて母子健康手帳を受けられる方は、当然そのまま面談させていただきますし、訪問した際にいらっしゃる状況があれば、一緒にお話を聞きたいと考えております。この伴走型相談支援になって、積極的にご家族とともにとか、皆さん一緒にというような考え方が示されていますので、妊婦さんにもそのようなお話をさせていただいて、面談のほうを進めていきたいと考えております。

再質問 7番 岡本眞利子

やはり家族も一緒にというふうになると、本当に妊婦さんの悩み、またお子さんを産んだお母さんにとっては、とても心強いのではないかなというふうに思いますので、その点はまた進めていただきたい。また、さらに伴走型相談支援ですので、今までとは違った形できちっと、もうちょっと深入りをしていただくというような形でしていただきたいなというふうに申し上げたいと思います。では、3番目の質問ですが、幼児教育、保育の無償化ですけれども、国では、新しい経済政策パッケージということで、平成 29 年 12 月8日に幼児教育の無償化、そして待機児童の解消、高等教育の無償化ということを掲げておりまして、それを踏まえて、令和元年 10 月より、幼児教育の無償化ということが実施されておりますが、働く親にとっては重要な存在である保育園であります。ゼロ歳から2歳において、親の収入に応じて保育料が異なり、認可保育園でも年子で2人となると金額も大きくなるわけで、仕事をしている意味がなくなります。したがって、預けて働くということもできないということを伺いました。そんなことから、孤育て、孤立をしてしまう子育てになってしまう可能性もあるのではないかなと思います。したがって、ゼロ歳から2歳の6割は、保育園を利用していない未就園児といいます。そこで、専業主婦家庭でも定期的に利用ができる保育園制度にすることはできないものか、お伺いいたします。

答弁 こども課長 平井幸彦(こども課長は2023年3月まで)

ゼロ歳から2歳というところでの6割というところが、本町に当てはまるかどうか分かりませんけれども、現在、入所の希望という中での保育園に入所している子どもたちの保育料においては、答弁にもありますけれども、所得制限という制限はありますけれども、いわゆる所得の多い世帯というところの一部2子目が有料という現状でございます。

再質問 7番 岡本眞利子

その部分は分かるのですが、預けられない、保育園を利用できないという未就園児に対しまして、専業主婦でも保育園の空き状況を見ながら利用ができるようにすることはできないかということをお聞きしたのですが、その点についてはいかがでしょうか。

答弁 こども課長 平井幸彦(こども課長は2023年3月まで)

現状におきましては、ゼロ歳から2歳、その上の年齢も含まれますけれども、いわゆる就労がなくても、一時保育という形で子育て支援センターのほうで実施してきている、そこの利用定員の中で受入れはできている状況ですので、そこのところは実施できているということの回答とさせていただきます。

再質問 7番 岡本眞利子

ありがとうございます。私の理解のほうがちょっとずれていたのかなというふうに感じます。最近では、独自でゼロ歳から未就学前まで、所得制限なしで完全に無料という子育ての優しい自治体が増えつつあるそうですが、本町としてはどのように考えますでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

これは答弁で申し上げたように、極めて政策的判断を要する案件であります。理想は理想として、私もそうなればいいなと思いますけれども、これはやはり財源の問題もありますし、限られた財源をどこに重点的に配分をしていくかということになりますので、本当にまさに政策的判断だというふうに思っております。理想は理想として思いながらも、これは私の任期も4月末まででありますので、その後の町長が政策として考えていただければいいのではないかと思います。

再質問 7番 岡本眞利子

町長のおっしゃることよく分かりました。最後のまとめなのですけれども、岡山県奈義町というところ、ご存じだと思うのですが、人口が5,600 人で、高齢化率が 33.5%。出生率が 2019 年で 2.95%ということで、奇跡の町というふうに言われている町だそうです。町長の考えとして、子育て中の人たちに笑顔をつくろうということで、奈義町の応援宣言をしている町だそうです。この内容を見ましても、すばらしいのですけれども、子育て支援ということで、乳幼児、児童生徒の医療費無料化、法定外ワクチン接種助成、チャイルドホーム、放課後児童クラブとか、チャイルドシートバンクということで、いろんな子どもに対して優しい施策を出していたりということで、その子育て宣言の中に「行政の役割を自覚し奈義町として子育て支援に一層力を入れ、『子どもたちの元気な声と笑顔があふれ子育てに喜びを実感できるまち』『家庭・地域・学校・行政みんなが手を携え地域全体で子育てを支えるまち』を目指し、ここに『奈義町子育て応援宣言』を行います」ということで、平成 24 年に宣言をしているそうなのですけれども、そのように、今、全国で出生率は 1.36%のところを、2005 年からV字回復をし、現在は 2.95%、すばらしい町ということで伺ったのですけれども、全ての子どもたちに対して、あらゆる角度から支援体制を取ることで、切れ目のない支援につなげていただきたいということを申し上げて、次の質問に移りたいと思います。大きな2番目の質問ですが、日本では高齢化が進み、2025 年には認知高齢者が約 700 万人、65 歳以上の高齢者の約5分の1が認知症に罹患すると見込まれております。本町においても、高齢化率が平成 22 年で 25.9%、27 年で 30%、令和2年で 33.6%と急速に進んでおります。団塊の世代が 75 歳以上になる令和7年、2025 年に向けて、単身高齢者や高齢者のみの世帯、認知症高齢者の増加が予想され、様々な課題に対応していかなければなりません。そこで、1つ目の質問の高齢者の見守り体制ですが、食の自立支援サービスを利用している方などは、安否確認ができたり、またご近所の方の気づきの点で、カーテンが開いていないとか、電気がつけっ放しなどの確認などで分かりますが、その中には、人のお世話になりたくないとか、干渉してほしくないなどという高齢者もいるようでありますが、そのような方を本町としては、どのように見守っていられるのかお聞きいたします。

答弁 保健課長 宇野和哉(保健課長は2024年3月まで)

関係性を拒否される高齢者の方というのは、なかなかこちらから能動的にどうしたらいいかということを考えるのは難しいとは思うのですけれども、先ほど岡本議員がおっしゃられたように、周囲から状況を把握するということは十分可能で、実際に事例発表会とかでも、あそこのうちの電気がついていないですとか、カーテンが開いていないですとか、そういったことを近所の方が気づいて、特に本人に接することなく民生委員さんを通じてお話をいただいたりというようなこともしておりますので、地域の民生委員の方ですとか、見守りネットワークに入っている事業所の方ですとか、やはり地域に点在するそういった体制をうまく活用しながら、見守っていくことが大切かなと考えております。

再質問 7番 岡本眞利子

私も、今、課長のお答えのとおり、そのとおりだと思うのですが、なかなかそういう方に民生委員さんも苦労されているということで、特に、今、民生委員の成り手もないということでありますが、関わらないというわけにもいかないので、地域で本当に見守りネットワークを進めながら、本当に見守っていかなくてはいけないかなというふうに感じるところであります。では、2番目の質問に移りたいと思います。健康ポイント、そしてボランティアポイントの件なのですが、これ2番とそして3番目がちょっとリンクしてしまうのですが、現在ではまく Pay も始まりまして、まく Pay にもひもづけができるようにということで今、考えていらっしゃるということなのですが、このことについて、いつぐらいを目途に考えているのかお伺いいたします。

答弁 保健課長 宇野和哉(保健課長は2024年3月まで)

時期は、新年度に入ってから時間がかからないように、各課で検討は進めていると思います。また、まく Pay にひもづけというお話もありましたけれども、そのポイント事業が行政ポイントとして、今どういうふうに活用していったらいいかということも含めて、検討している最中でございます。

再質問 7番 岡本眞利子

この健康ポイント、ボランティアポイントにつきましては、コロナが広がる前までは、高齢者の方も一生懸命参加して、ポイントがたまるのを楽しみにということで、健康維持にもつながるということでされていたのですが、このようにコロナになってからはなかなかそういうことができない、また受入れの企業にしても受け入れてもらえないということで、この厳しい状況ということは把握しているのですが、できるだけ何か目に見えるような形で、早めに進めていただきたいなというふうに思います。そして、3番目のデジタル推進委員なのですけれども、今このまく Pay の件に対しましても、結局はデジタルということを考えますと、高齢者がデジタルには疎いということで、なかなか厳しい状況ということもあるのですが、高齢者や障がい者のデジタルに不慣れな方々に対して、スマートフォンの使い方や、オンライン行政手続などを丁寧に教えてくれる、デジタル推進委員の配置なども考えていくべきではないかなというふうに思います。高齢者のデジタル格差対策としまして、まず関係機関とも連携して、スマホ教室の推進なども効果があると考えますが、その点ではいかがでしょうか。

答弁 保健課長 宇野和哉(保健課長は2024年3月まで)

デジタル化の推進全体のことになりますと、ちょっと私から答弁すべきものではないかもしれませんが、高齢者に限って申し上げますと、やはりデジタルディバイドといいますか、今、格差というお話がありましたけれども、高齢者、なぜそのデジタル機器を使わないのかという情報白書によりますと、やはり生活に必要ではないと思っていらっしゃる方がまだ多数いらっしゃるということと、ご家族が一緒で、その方に教えてもらえばいいというような考え方の方がたくさんいらっしゃるというのが現状のようです。私どもも保健の事業ですとか、その他の行政サービスの事業で、必要な電子機器の使用方法等については、担当者が適切に説明をするということで対応していくと思いますけれども、デジタル推進委員自体がちょっとボランティアの活動で、また、今、携帯ショップですとか、キャリアさんのところが中心にデジタル推進委員になっておられると考えておりますので、まずはデジタル格差といいますか、使ってもらえるのがどんなことなのかというようなことをしてから、例えば地域サロンのオンラインをやるとかといったら、そのときに説明をするとか、そういった対応をしていきたいなと考えております。

再質問 7番 岡本眞利子

現代社会におきまして、デジタル化が急速に進む中、国では「誰一人取り残さない、また人に優しいデジタル化」を掲げておりまして、住民一人ひとりに寄り添った支援という観点からも、本町においても、もっと積極的に進めるべきではないかなというふうに私は感じるところであります。そこで、進めることによりまして、やはり行政手続が簡単になったり、またこの先オンライン診療を受けたりということも可能になってくるのではないかなというふうに思いますので、まず携帯会社などと、関連機関としっかり連携を取っていただいて、行政主導でそういうスマートフォンの使い方などを勉強できる、そういう講座などもちょっと進めていくべきではないかなというふうに思います。高齢者がデジタル化を分かっていただくことによりまして、今のまく Pay によっても、皆さんが使いやすい、また企業が使いやすいような状況にもなるのではないかなというふうに私は考えます。ちなみに、今後うちの役場にデジタル課という課の設置も考えていく必要もあるのではないかなと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。

答弁 町長 飯田晴義

自治体 DX については、本当にこれから何をデジタル化していくのだというのはもうこれからの話で、今、具体的まではいっていないですけれども、帯広圏1市3町では、共通する点が住民生活の面でも非常に多いものですから、そこでどういったことに取り組めるのかなということを、今、検討している最中でありまして、その取り組む内容によって、どう普及させていくかということが出てくるかというふうに思いますので、これ、ニワトリが先なのか、卵が先なのかというところ、そんな議論にもなりますけれども、やはりまず何をデジタル化していくのだ、そのことによってこんなに利便性が高まるのだよということを訴えていかないと、ただ使いなさいでは、これは進まないわけでありますので。携帯の話は携帯会社でやってもらえばいい話で、自治体の DX については、取り組む以上は普及させなければならないということで、それも必要なものを普及させていくということに尽きるのだというふうに思いますので、その際に、専門家が必要とするのであれば、それは雇うのか、あるいは委託するのか、こういう選択が出てくると思います。ただ、デジタル課を設置するということになると、専門職を配置するということになりますので、果たしてこれが効率的な行政運営からするとどうなるか、ずっとそこにいなければならないということになりますので、そこはいかに効率、効果的にやれるかということを踏まえた中で、人員配置については検討しなければならないものというふうに考えております。

再質問 7番 岡本眞利子

やはりこのデジタル化というのは、本当に私もある程度の年齢になってなかなか厳しい面があるのですけれども、やはり職員の中では、いつもこのようにパソコンや何かを使われておりますので、そのような状況の中から、大変詳しい方がいらっしゃると思いますので、そんな方が窓口に、住民に接していただくだけでも違うのではないかなというふうに思います。また、今回のマイナンバーカードにつきましても、最初は必要ないというような状況できていた高齢者の方も、窓口の方が全部やってくれて、そして写真も撮らなくてもできたというようなこともお聞きして、大変喜んで、親切にしてくれたよということもお聞きしまして、やはりそのようなことで、行政もまず第1段階として、デジタル課というような課も今後考えていくこともありかなというふうに思いますので、ちょっとお伝えしたいと思います。それでは最後の質問になりますが、認知症の人が安心して暮らし続けられる地域づくりを進めるという観点からも、認知症の人や家族の支援ニーズと、ステップアップ講座を受講した認知症サポーターを中心とした支援をつなぐチームオレンジを、国において 2025 年を目標として、全市町村で整備を目指すとしております。チームオレンジ構築に向けて、コーディネーターの育成等を、本町はどのように取組を行っているかお聞きいたします。

答弁 保健課長 宇野和哉(保健課長は2024年3月まで)

認知症に対応する体制でございますけれども、現在、地域包括支援センターで認知症支援推進員ということで、私どもの保健師がこれに当たって対応しております。また、お話にありましたとおり、認知症サポーターの養成講座も進めておりまして、現在、延べ 2,310 人の方が認知症サポーターとなられています。コーディネーターといいますか、中心となる地域包括支援センターと、地域にいらっしゃる認知症サポーターの方と連携しながら、地域づくりを進めているところでありますけれども、認知症サポーター養成講座については、なかなかコロナ禍で大きな講座ができなかったこともありますので、認知症に理解のある方をたくさん増やして、対応を進めていきたいと考えております。

再質問 7番 岡本眞利子

認知症サポーター講座は、2005 年からスタートしておりまして、現在では 2,312人、私もその中の一人になっていますが、本町でも多くの方が養成講座を受講されております。これをさらにステップアップ講座に充実させ、実践の場をつくっていくことが重要ではないかと思います。その中で、できることを広げていくということが大変大事ではないかなと思いますので、その点は今後、認知症になってもこの幕別町で、住み慣れた町で住んでいきたいという思いを受けながら、生活をしていただきたいということになると思いますので、ぜひともまたサポーターをどんどん増やしながら、今コロナでなかなかできなかったということは承知しておりますが、この先さらに進めていきたいということを申し上げてまいりたいと思います。最後になりますが、空気を変えるような取組をしないと、若者が進学、就職、そして結婚を機に町外に流出してしまわないよう、また高齢の方が住み慣れたこの幕別町で暮らしていけるような対策を講じていただきたいということを申し上げて、私の質問を終わります。

出典:幕別町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月8日 議事録 PDF(37ページ) 間違いを知らせる