みんなの議会

音更町議会 平成15年第1回定例会 2003年3月10日

家畜排せつ物管理の適正化及び利用の促進に関する法律、いわゆる家畜排せつ物法に関して

2003年3月10日、音更町議会の一般質問で、後藤良勝議員が「家畜排せつ物管理の適正化及び利用の促進に関する法律、いわゆる家畜排せつ物法に関して」質問し、町長 山口武敏、民生部長 吉井隆徳、経済部長 大熊宏が答弁しました。

質問者
後藤良勝 議員
答弁者
町長 山口武敏、民生部長 吉井隆徳、経済部長 大熊宏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 25番 後藤良勝

おはようございます。通告に従いまして、2問について質問をさせていただきます。1問目は、この4月から実施される障害者支援制度についてであります。従来の障害者が受けるサービスの内容や施設の決定を、自治体主導で行っていたものが、一定の範囲内で障害者自身が選択できる制度で、大規模な社会福祉の構造改革と言われております。この制度によって、障害者が自分の望む福祉サービスを受けられるよう、利用者の提案次第で地域に合ったサービスを作り出すきっかけができるという、そういう展望と、サービスを選んで地域で暮らすという理念はよしとして、サービス基盤が整わず、更には、財政難から制度の行く末に不安を募らせる声が多くあるのも事実であります。そこで、まず、児童を含む在宅の身体障害者の数と、知的障害者の数をお伺いいたします。2点目に、現時点での支援費制度の申請件数をそれぞれお伺いいたします。3問目は、将来における支援費制度の課題を、音更町としてどのように捕えているのかお伺いいたします。次に、家畜排せつ物管理の適正化及び利用の促進に関する法律、いわゆる家畜排せつ物法に関してお伺いいたします。家畜排せつ物法は、近年、畜産経営の急激な大規模化が進み、一方では、高齢化に伴う農作業の省力化などから、本来、農産物や飼料作物の生産に有効に活用されるべき家畜排せつ物の利用が困難になり、野積みや素堀りから、地下水や河川の汚染を招き、地域の環境問題の原因にもなり、今後、資源循環型農業に転換していくためにも、その適正な管理と有効な利用を促進する必要性から、平成16年10月末をもって期限とし、平成11年に制定されたことは、御承知のとおりであります。猶予期限まで1年6カ月余りとなりましたが、施設整備費の多額な負担や、助成を受けられる農家は限られております。十勝支庁が先月全道に先駆けて、管内3カ所で家畜排せつ物処理講習会を開催いたしました。このときの説明では、管内の堆肥舎の整備状況は、何らかの形で整備済みは40%であります。戸数にして1,100戸。要整備戸数は1,500戸であります。今後の見込みとして、畜環リースを15年度で200戸、16年度で200戸、その他補助事業などで300戸を見込んでおります。結果的に800戸が未整備で残ると見込んでおりますが、本町における整備状況、未整備数はどうなっているのか。また、未整備戸数に対する対応をどのように考えているのかお伺いいたします。以上、2問について御答弁をよろしくお願いいたします。(拍手)

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

1点目の支援費制度の課題についてお答えをいたします。まず、障害児を含めた身体障害者及び知的障害者の居宅数でありますが、身体障害者につきましては、手帳の交付数で見ますと、現在1,660名となっており、介護保険が適用になる65歳以上の方を除きますと、627名となります。このうち施設入所サービスを利用している方を除きますと、577名となり、更に、このうち内部障害を除き、肢体不自由、視覚、聴覚障害の一、二級の重度の方が185名となっております。なお、このうち18歳以下の子供さんについては、30名となっております。また、知的障害者につきましては、242名となっており、このうち施設入所サービスを受けている方を除くと、119名であります。このうち子供さんが37名の実態にございます。次に、支援費支給申請件数についてでありますが、御承知のように、昨年10月から支援費制度の施行に向けた支援費支給申請事務を開始し、町広報紙やホームページの掲載、パンフレットの配布、現利用者に対する申請奨励などを行うなどして、申請の受理と、それに基づく聞き取り調査を鋭意行ってきたところであります。現在までの処理件数を申し上げますと、まず、施設訓練等支援費の支給申請件数でありますが、身体障害者更正、療護、授産の16施設で56名、知的障害者更正、授産、通勤寮の42施設で116名、合わせて172名の方が申請をされ、すべて聞き取り調査を終了しております。居宅生活支援費の支給申請につきましては、ホームヘルプサービス、デイサービス、ショートステイの三つのサービスそれぞれに申請していただいており、身体障害者の方が14名、知的障害者の方は、グループホーム利用希望を含め41名、障害者の方が39名、合わせて94名となっており、これらの方々は、施設同様、聞き取り調査を終了しており、施設、居宅を合わせた申請者数は、266名となっております。なお、3月中旬までには、それぞれに支給者証を発行する、現在準備を進めているところであります。次に、将来における支援費制度の課題についてでありますが、制度がまだ施行されておりませんので、その問題点について申し上げる段階ではないと思っておりますが、サービス提供基準の点で考えますと、居宅サービスにおいては、新たなサービス事業者ができる予定にもなっておりますので、現状において、おおむね対応可能な状況にあります。ただ、施設サービスの面において、特に、身体障害者療護施設や知的障害者更正施設において多くの待機者がおり、施設整備については、以前からも強い要望があるところでありますが、今までも申し上げてまいりましたように、必要性は感じつつも、それぞれが広域的な性格を持つ施設であり、法律的な設置、運営を十分に考えていかなければならないと考えております。また、御承知のとおり、このたびの支給費制度の施行に合わせ、知的障害者へのサービス提供に関する事務が町村に委譲されましたが、身体障害者を含め、障害者それぞれに対応は異なってまいりますので、今まで以上に相談業務体制の充実が必要になってくるものと思っております。更に、介護保険制度の見直し作業の中で、その給付対象に障害者が加わることを一つの焦点として、この3月から国の社会保障審議会において、来年の通常国会への法案提出を目途に論議が交わされる予定になっております。これは、高齢者と障害者の介護には重なる部分が多いことから、介護保険の機能強化と障害者ケアの充実を目指すものと言われておりますが、今後、十分な検討がなされるべき問題と考えておりますし、経過に注目をしてまいりたいと存じます。なお、私も、不幸にして障害者を持つ保護者の方と懇談しておりますが、お話しを聞けば聞くほど、夢と希望を持てない気の毒な実態にあることは、十分承知をさせていただいております。当事者の対策も必要でありますが、保護者の精神的、肉体的な負担の上からも、その対応などについて、国の制度などを調査し、前向きに考えてまいりたいと存じます。次に、2点目の家畜ふん尿の適正管理についてお答えをいたします。家畜ふん尿の適正管理のため、堆肥舎設置などの管理基準を定めた、いわゆる家畜ふん尿排せつ物法が平成11年11月に施行され、経過措置により5カ年の猶予期間が設けられ、現在3年を経過したところであります。現在の状況といたしましては、法の対象となる家畜農家は、平成15年2月末現在で136戸、このうち整備済みの農家は57戸で、41.9%の整備率となっております。今後の計画としては、残る79戸を平成16年10月までに整備を進めるため、個別に整備計画を立て、道営畑地帯総合整備事業、畜産環境整備リース事業及び町と農協による中小規模畜産農家を対象とした堆肥舎等整備事業などにより整備を進めていくこととしております。希望される整備方法の聞き取り調査では、道営事業が3戸、リース事業29戸及び町、農協の単独事業と簡易施設を含めて41戸、その他6戸となっておりますが、特に、リース事業の予算配分枠は厳しく、リース事業希望者が、町、農協の単独事業にシフトしてきている状況にございます。いずれにいたしましても、これらの事業を並行して実施してまいる考えでありますが、平成16年度までに整備を完了するためには、国、道のリース事業の配分枠拡大が不可欠でありますので、今後、一層強く要請をしていくとともに、農協など関係機関と十分協議をし、対応してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。なお、国におきましては、14年度末でこれらの基準に達成すべく、施設がおよそ50%というふうに伺っているところでもございます。国においては、法制化され、これから2年後にこれらの法令に基づいて、対象施設ということになるわけでありますけれども、国も、これらの処置としての予算化を図って、当初おりましたけれども、その間にBSEの発生というようなことがあり、相当これらのリース整備事業の分を食い込んだというようなことを聞いているところでもございます。いずれにしましても、一方で法制化されると、こういう農家にとりましては、大変なことでございますから、いずれにしても、やはり国のリース事業の予算の拡大を図る。あるいは、あと2年に控えております、これらの法規制対象を1年でも延期する。こういうようなことで、現在いろいろと国の機関等とも折衝をさせていただいているところでもございます。このようなことから、本町におきましても、先ほど申し上げました充足率でございますので、これらに漏れるものがあるとするならば、町、農協とも、十分また農協さんとも相談をさせていただきながら、これらの対応策について十分検討させていただきたいと、そのように考えてございますので、御理解をいただきたいと存じます。以上でございます。

再質問 25番 後藤良勝

若干再質問をさせていただきます。支援費制度でありますけれども、障害者御本人あるいは保護者の方々、それからサービスを提供する事業者、更には、専門家の間で様々な疑問や不安を出されているということは、各種報道等によって御存じであろうと思います。実際に、今の答弁をいただきますと、実施した場合に、さほどそういった不安はないであろうという今の答弁でありますけれども、本当にそういった不安がないのか、利用する方々が思いどおり利用できるのか。私は、どうも今の答弁、楽観的過ぎるのではないかなと、そういう印象を持っております。例えば、支援費を自治体が支払うときに、障害者の方々を、障害の程度によって3区分に分けておりますよね。これ1区分と2区分の差が520円ぐらいなのですよ。そして、2区分、3区分がまた520円ぐらい。つまりさほど差がないわけですよ。そうすると、サービスを提供する方は、これ、この程度の差であれば、手のかかる重度の方々ではなくて、軽度の方々を優先的に入れた方が運営しやすいだろうと、こういう現実が生まれてくるのではないかと。したがって、軽度の障害者を優先的に受け入れる傾向が強まるのではないか、こういう不安が一つあります。この辺をどのようにお考えなのかお伺いしたい。それから、先ほどの答弁の中で、窓口での相談業務を強化しなければならないだろうという答弁をいただきました。確かにそのとおりだと私も思います。しからば介護保険で言うケアマネージャーのような組織、システム、体制、何らかの相談業務に対応する方法を取るべきではないか、これが2点目であります。それから、この支援費制度が居宅生活することを大きなねらいとしております。つまり地域で共に暮らすという、この支援費制度の理念からすると、当然社会へ出る、社会参加をする、そういう機会がふえてくるわけであります。したがって、外出時に世話をするガイドヘルプ事業、こういったものの充実は、当然必要になってくるであろうと。この辺3点について、再度お伺いしたいと思います。それから、2点目の家畜ふん尿処理の問題でありますけれども、まず申し上げたいのは、家畜を飼われている方々も、それから自治体もそうですけれども、ある意味では、意識改革が必要ではないか。つまり、よく耳にする言葉に、多額の費用を使って施設を整備しても、生産につながらないとよく聞きます。私は、畜産農家の方々が儲けるために、あるいは実際には儲かったのでしょう。そのために排出されるものでありますから、排出されたもので生産につながらないという考え方は、いかがなものかと。廃棄物処理法では、排出物は自らの責任で処理すべきであると。そして、実際にそれが履行されていないという事実があるわけです。そういう観点から、視点を少し変える必要があるのではないかということを、前段にまず申し上げておきたいと思います。この家畜排せつ物法は、もとをただせば、環境基本法、昭和46年に制定されております。ここまでさかのぼるのであります。基本法ができてから、水質汚染防止法や廃棄物処理法ほか各種の法の整備がされております。それに基づく対応が、規定があるにもかかわらず、自治体も農業者も対応が不十分であったと。したがって、世論が高まり、実際に環境に負荷を与えていると、こういうことから、11年に家畜排せつ物法ができたと。この30年近くの間、言ってみれば、真剣に取り組んでいなかったと、そういうことであります。先ほど答弁の中で、国や道の予算の枠拡大をお願いして、そして何とか16年10月までの期限内に対応したいと、そういう答弁がありました。確かに一自治体では対応のできない予算の規模でもありましょう。しかし、この排せつ物法の基本は、環境に負荷を与えるということなのです。今ここで国に対して枠の拡大を要求し、それを待つということにはならない。厳しい言い方かもしれませんけれども、16年までに整備できなかったら、その後の状況を考えていただきたい。依然として地下水に浸透し、河川を汚すという現実を放置しておくと、こういうことになるわけですよ。基本法の中に、環境を保全し、国民の健康で文化的生活の確保を目的としていると。そして、加えて地方公共団体の責務がうたわれております。堆肥舎が未整備で、依然として、先ほど申し上げましたように、地下水の汚染、河川の汚染、こういう状態が継続することに対して、環境の観点からもう一度お伺いしたいと、そう思います。これは経済部長が答弁いただけるかな。もう一つ角度を変えて御質問させていただきます。環境保全を所管する担当部長として、民生部長にお伺いします。先ほどから言っておりますように、地下水の汚染、あるいは河川の汚染状態が継続すると、こういうことが予想されるわけですけれども、まちの環境を保全して、4万町民の健康を確保しなければならないという立場から、民生部としては、どのように受け止めているのか、考えをお伺いしたい。それから、もう1点民生部長にお伺いしたいのは、環境基本法の中に、環境の日というのが決められております。何月何日であるのか、試験問題みたいで恐縮ですけれども、環境の日いつであるのかお伺いしたい。以上、再質問とします。よろしくお願いします。

答弁 民生部長 吉井隆徳(民生部長は2004年3月まで)

支援費制度の1点目の関係でございますが、それぞれ議員さんの質問等にございますけれども、支援費制度につきましては、今回新たに制度が変わるわけでございまして、障害者自らがサービスを選択しまして、居宅サービスや施設サービスを受けるというようなことで、法的に変わるわけでございます。それぞれ支援費の関係で、軽度の方を施設が優先的に入れるのではないかというような御質問でございますけれども、基本的には、それぞれ制度の理念を持って、それぞれの施設については的確な入所をされていくというふうに思っております。ただ、これも新たな考え方で運営されるわけでございますけれども、私どもは、そういうような形で、この趣旨に乗った形で事業者として的確に認定といいますか、希望者の対応に沿うようにしていくだろうというふうに思っております。町的な考え方によりますと、それぞれの施設サービスについては、現状の中で今やっている事業等が継続的に実施されますし、不足の分については、措置制度で従前の形でやっていくというようなことを踏まえておりまして、やはり運用していく中で、いろいろなことが出ていけば、そのような対応をしようというふうに思っております。それから、窓口の対応のケアマネージャー的な対応等につきましては、当然これから私どもの対応としては、窓口で十分な相談というものを現状の中でやっていくというふうに考えてございますけれども、精神、知的に関する問題等については、かなり難しい相談も出てまいりますので、それぞれ保健センターとも十分連携を採りながら進めてまいりたいという考えでございます。これも状況を見ながら、対応については、ある程度柔軟性を持った対応をしていきたいというふうに思っております。それから、居宅サービスの中の介護ガイドヘルパー等についての御質問でございますけれども、それぞれ居宅サービスについては、ホームヘルプサービスを実施していくわけでございます。それらの中で、身体障害者、知的障害者のホームヘルプサービスをやっていくわけでございますが、必要であれば、ガイド的なヘルパーも当然考えていかなければならないというふうに思っておりますし、そういうことで考えているところでございます。以上、1点目の関係については、そういうことでございますので、御理解を賜りたいというふうに思います。2点目の関係については、ちょっと私の方から先にお答えを申し上げる関係もございますので、お答え申し上げますけれども、それぞれ環境問題については、単に民生部というようなものではないだろうというふうに思いますけれども、所管している関係で、いろいろなものがございます。それで、国においては、公害問題としては、自然環境保全法、あるいは地球環境問題としましては、地球温暖化対策法、家電リサイクル法、環境アセスメント法、ダイオキシン対策法など、それぞれ環境に非常に必要な法律が伴ってございます。このようなことから、私どもも、それぞれ町村としての役目として、町の取り組むいろいろな施策をやっているわけでございます。既に議員さん御承知のとおり、不法投棄、あるいは野外の焼却等の禁止の広報啓発、あるいはごみの減量化、あるいは草刈りに対する町内会の補助、公害対策審議会等の開催、騒音、それから振動、悪臭の規制、不法投棄等も含めまして、それぞれ町の全部ではないですけれども、いろいろな形でやらさせていただいております。もちろん水に対しても、大きい形で言えば、町民の水問題としては、大きく捕えていかなければならないと思っております。当然役場全体として、事務担当者の中で、水問題としてもいろいろな部局でやってございますけれども、十分そういう連携を深めながら、町民の方の安全な水供給に対しても考えていくということも踏まえております。そういう意味で環境の調査もやってございますけれども、もうちょっと大きな面でそれぞれやっていかなければならないということでございます。これから取り組む問題として、非常に大きな課題でございますので、それらを含めて、十分そういうような形で進めてまいりたいと思います。環境の日については、余り詳しくはございませんけれども、6月5日にあるという程度でございますけれども、そういうことも、すべて住民あるいは国民の方、そして住民の方が一体となって環境を守るとして定められているというふうに考えてございますけれども、今申し上げましたとおり、まだまだこれからやることはたくさんあるというふうに認識してございますので、それぞれ議員さん等の御示唆等あるいは御指導をいただきながら、そういうものを進めてまいりたいというふうに思っています。私の分の答弁は、以上とさせていただきます。

答弁 経済部長 大熊宏(経済部長は2003年3月まで)

今お話しのございました、真剣に行政、農家が取り組んでいないのではなかったのかというような御質問でございました。11年に、この家畜排せつ物法が制定されまして、その後各酪農家の皆さんにも、町、農協一体となった中で、この法に関します説明を行わさせていただいたところでございます。ただ、この間、口蹄疫の発生、あるいはBSEの発生というような観点から、非常に肉の価格等がやはり下がったというような部分もございまして、できますれば、農家の方としては、やはり最終年度に近い感じの中で整備をいたしたいというのが実態であったというふうに思ってございます。そのような中で今日に至っているわけでございますけれども、いざここに参りました段階では、あと1年半で整備をしなければならないというような状況に至っているところでございます。そのような中で、先ほど町長から御答弁もさせていただきましたが、平成15年度の予算あるいは16年度の予算におきましても、同額を計上するとした仮定をさせていただいた中で、まだ未整備として残る部分につきましては、今のところ21戸が残るというような状況にございます。そのようなことで、あと畜環リース事業の拡大、枠の拡大と、または、あるいは町と農協で行っております中小規模の整備につきまして、予算の増額を図って一気に整備をいたしたいというような考え方を持っているところでございますが、あいにく非常に厳しい町の財政状況にもございます。そのようなことから、今のところ、1年でも延長が可能であればというようなところでの要請もさせていただいているところでございます。そのようなことが可能となるということでございますれば、従前どおりの予算の中で計上させていただければ、整備が可能でないのかなというふうに思っているところでございますが、あくまでも法律は法律でございます。期限がございます。そのような中で整備をするということになりますと、非常に厳しい状況にあるというのも実態でございます。先般、酪農振興会の役員の皆様方もおいでをいただきまして、いろいろ協議をさせていただきました。この法律につきましては、やはり生産者の皆様それぞれが自分の問題として解決をしていただかなければならない部分であるというようなお話しもさせていただいたところでございます。そのようなことで、今後とも十分農業団体の皆さんと協議をさせていただきながら、また、生産者の皆さんも含めまして協議をさせていただきながら取り進めをさせていただきたいというような考えでいるところでございます。以上でございます。

再々質問 25番 後藤良勝

再々質問させていただきます。支援費制度については、これから実施ということで、実際にスタートしてみなければわからない状況もかなりあるわけですから、先ほどの答弁の中で、しっかり見極めて対応したいということですから、利用者にとって、どうあるべきか。一番いい方法はどうなのかということを常に頭に置いて、前向きに検討、対応していただきたいとお願いしておきます。それから、家畜ふん尿処理でありますけれども、民生部長、環境の日6月5日、さすがよく御存じだなと感心して聞いておりました。なかなか環境の日というのは、影が薄くて、国民の間にも浸透していないわけでありますけれども、6月5日環境の日、法律をかざして申し訳ないのですけれども、国、地方公共団体は、環境の日の趣旨にふさわしい事業を実施するように努めなければならないと、きちっと責務がうたわれておりますので、ひとつ積極的に推進していただきたいと、そう思います。そこで、最後に町長にもう一度お伺いしますが、再質問のこのやりとりをお聞きになって、町長自身どういうふうにお感じになりましたか。建前ではなくて、率直に本心をお聞きしたい。基本的に言えることは、先ほどから言いますように、環境保全に関する認識が、やっぱり我がまちは、取り組みとして極めて低いのではないかと。全般的に言えることですけれども、そう思います。町政全般を見渡して、各部の対応ではなくて、町政全般を見渡して、まず、我がまちの環境保全の基本理念というものをしっかりつくるべきだ。そして、各分野ごとの目標を立てて対応するべきだと。先の環境に対する取り組みの質問の中で、町長は、スタッフ制をとって対応したいという答弁をされたと思いますが、果たしてそれで十分かな。僕は、スタッフ制も一つの方法でしょうけれども、やっぱりこの範囲の広い、深い環境問題に対応するには、スタッフ制、いや、手法を変えるだけでは、どうも心もとない。チーフを1人置いて、そして専門的な知識を持った方々が、学校の教員の方々を含め、各試験場のOBの方々、知識を持った方々が社会にはたくさんいるわけですから、そういう方々を迎えて、真剣にこの環境というものを取り組んでいかなければいけないのではないかと、それぐらいの体制を採れないものかと、そう思います。家畜のふん尿も、それから農薬の問題もしかりであります。更には、地球の温暖化という対策もしかりであります。昨年度我がまちは、粗生産250億、今までにない粗生産だと手放しで喜んではいられないのであります。特に、温暖化について言えば、もうその兆候が現れておりますし、北海道の農業が、十勝の農業が産業の基盤だということであれば、この50年近くかけて品種改良がどんどん進んできて、そうして何とか大きな凶作のない今の農業が確立したわけですよ。温暖化で全部崩れますよ。今の品種では合わなくなる。今まで出たこともない疫病が出てくる。基幹産業の農業は危機ですよ。そんな100年も200年も先の話でないですよ。15年、20年、30年、これぐらいの先の話でしょう。そういう意味では、先ほど言いましたように、環境保全に対する認識というものが、私は極めて低い。もう今手をかけなければ間に合わないと、それぐらいのところに来ていると、私はそう思います。そういう意味では、私は、自治体も含め、農業者の方々が、こういったふん尿の問題、農薬、それから地球温暖化、こういうものにもっと敏感になっていただいて、危機感を持っていただきたい、そう思います。環境対策にはお金がかかるかもしれない。しかし、失うものは、もっともっと大きいと私は思います。そのような観点から、最後に町長に御答弁をいただいて、質問を終わります。よろしくお願いします。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

特に環境に対する取り組みなり、私の考え方を正すと、こういう御意見であったと思います。いずれにしましても、今の環境問題、今生きている人間が、この環境を破壊していると、そういうことであることだけは間違いないのではないかなと。また、これらの問題については、議員も承知の上でお話しされていると思いますけれども、単に音更町のみならず、これは国を挙げて、世界観的なやっぱり考え方を持って取り組んでいかなければ、この自然環境を守ることは非常に難しいと、そういうようなことでもございます。先ほど来、まちとしてできることから始めなければならないというふうに思っておりますけれども、いずれにしましても、この環境保全のためには、安い、高いの中で、これらが取り組み方が変わっていくというものではないと思います。たとえ高かろうが、やはりこの宇宙環境あるいは自然環境、こういう物を守っていくためには、やはりこれらのことの高い、安いではなくして、やはりこれからの世を創っていくといいますか、こういうものを考えますと、やはりこれらを音更町としても、そういう中にあって何ができるかというようなことになるのではないかなと。先ほどからも、ひとつの農業を例えてとの話で、農業だけだということを議員は言っているものではないと思いますけれども、農業にとりましても、今もう顔の見える生産者、そういうようなことでありますし、また、食糧生産という生命産業に携わる農業としては、やはり何といいましても、食の安全、安心ということが、これからも生産者の皆さんに問われるという時代でもございます。ただ、これらのこの宇宙の安全とか、そういうものから言いますと、なかなか侵略戦争的な要素があり、原爆等の問題も、これらの問題が今盛んに騒がれているところでもございますから、こういう点からおきましても、これは大変な事態になるのではないかなと、そんなふうに思います。いずれにしましても、なかなかこの環境、自然というものが、目にはっきり見えてこない。そんな面で、非常に行政としては手落ちの中の一つに、正直申し上げて、あるのかな。あるいは何かの一つの現象が出て、それに対応していく。どちらかというと、常に言われております行政の後手後手という、こういうこともよく言われているわけでございますし、私どもも、やはりこういう問題について、単に、これはもう世界的な、あるいは日本的な国家において、やっぱりこういうものは進められていくべきだというようなことで、比較的他人事のような、そういう無責任なところもあったのではないかなと、そんなふうに反省もするところでもございます。いずれにしましても、やはりこれらの問題というのは、今後も行政の中においても、一番大きな課題は、やはり自然環境を守る。こういう保全、安全、こういうものに対するやはり取り組みというのが非常に大切になってくるのではないかな、そんなふうに思っております。町といたしましても、先ほど部長から言いましたように、この資源の保護ということもございましょうし、また、これらを再利用するリサイクル、こういうことも、やはり自然環境を守るということから非常に大切なことでもございます。特に、これからは宇宙環境といいますか、宇宙に対するダイオキシンだとか、こういったものも、規制が相当厳しくなってきております。それらにつきましては、なかなか1町村ではできないというようなことから、これらの処理問題等については、広域的な一部組合の中で施行をさせていただいているわけでございます。率直に申し上げて、音更町として、具体的にこれらの問題についてどう対処しているかということについては、一般的に、行政でどこもかしこも行われているような、そういうものに今対応しているというのが、正直申し上げての実態でございます。今後、議員がおっしゃるように、やはりこれは、多少お金の問題ではなくして、やはり長い目で人間が住む、本当に環境にふさわしいような、こういうものを、今あるものを守っていく。こういうような考え方で、今後認識を新たにしながら取り組んでいかなければならないのかな。正直申し上げて、議員もおっしゃるように、本当にこれらのものを完全に守っていくということになりますと、多額な費用というものが伴うのも実態でございます。基本的に、やはりこれらの自治体に対する責任といいますか、こういうものもございますし、また、それらの原因を創っている当事者なり、原因者なり、こういうものの人方の認識というものも、やはり新たに持った、啓蒙的な意識改革といいますか、そういうことも大切なことではないかなと、そのように思いますので、今申し上げましたようなことを一挙にできるとは思いませんけれども、議員がおっしゃるようなことに十分意を配しながら取り組んでいかなければならないというふうに思います。この後の質問等の中にも、この環境条例の考え方といいますか、こういうものも、やはりまちはまちとして作っていかなければならないことになるのかな。そういうひとつの、人間的なひとつの意識の中に、そういうものを植えつけるための意識改革として、このような問題も、やはりまちとして取り組んでいきたいものだというふうに思っておりますので、御理解をいただければなと、そのように存じます。

出典:音更町議会 平成15年第1回定例会 2003年3月10日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる