みんなの議会

厚岸町議会 平成16年第4回定例会 2004年12月15日

(1)家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律について/(2)町の行った研究・調査の成果の保存、管理、利用について

2004年12月15日、厚岸町議会の一般質問で、室﨑正之議員が「家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律について」「町の行った研究・調査の成果の保存、管理、利用について」について質問し、町長、農政課長、水産課長、総務課長が答弁しました。

質問者
室﨑正之 議員
答弁者
町長、農政課長、水産課長、総務課長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 1番

さきに通告いたしました一般質問通告書に従いまして、ご質問申し上げます。1問目は、家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律についてであります。いわゆる家畜排せつ物法というふうに縮めて言われておりますが、これが11月1日から全面施行になりました。今までの猶予期限というのが過ぎました。それを迎えて、この家畜排せつ物法の精神を含めて、我が町における状況と問題点についてお答えをいただきたい。それと、これに関しまして町の行った対策ないし支援策、そして今後の方針についてご説明をいただきたいわけであります。2番目といたしまして、町の行ったといいますか、行っているでもいいんですが、研究・調査、そういうものについての成果の保存、管理、利用の体系システムについてお聞きいたします。厚岸町ではいろいろな機関・部署において調査・研究が行われておりますが、その積み上げをしていくためには、すなわち、次の世代、次の担当者がまたそれを積み上げていく、その基礎資料として今までのデータが生きていかなければなりません。そのための成果、データの保管、管理、利用は、どのような体系体制、要するにシステムをもって行われているか。水鳥観察館、カキ種苗センターなどを例に挙げてみましたが、他に適当な部署があれば、あわせて例に挙げて、具体的に説明していただきたいわけです。各部署におけるすべてのものを具体的にということになりますと、会期が何日あっても足りませんので、ごく代表的なものを例に挙げながら、具体的にこのような形で行っているということについてのご説明がいただければ、幸いであります。以上、よろしくお願いいたします。

答弁 町長

1番、室﨑議員のご質問にお答えいたします。まず、家畜排せつ物法の関係についてでありますが、平成11年11月1日に家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律が施行されていますが、この実質的施行は、5年間の猶予期間を経て、今年11月1日となっています。この法に定める管理基準達成のため、農協など関係機関と連携のもと平成16年10月末を目標に、個別農家の必要な施設の整備を進めてきております。現在までの整備状況でありますが、町内の管理基準適用農家は 122戸ありますが、現在まで公共事業等で施設を整備した農家は 104戸で、全体の85%が恒久的施設を設置しており、釧路支庁管内の全体の平均整備率より本町の整備率が高い状況となっております。また、恒久的施設を整備していない残りの18戸については、シート等を使用した簡易施設や恒久的施設設置までの応急的施設での対応も進めております。問題点としては、今後経営規模拡大等で現有施設に容量不足が生ずるなどの問題も出てくるものと考えられますし、恒久的施設には多額な整備費の負担が生ずるため、一部の農家では、本格施設の整備に取り組めない状況もあります。また、堆肥化を促進するための各酪農家の管理の取り組みが十分できていない等の課題もありますし、所有農地全体に堆肥を行き渡らすことができるよう、その体制づくりも必要であります。次に、町の行った対策ないし支援策についてでありますが、家畜排せつ物は、適正に管理して有機資源として牧草地に還元し、良好な土づくりのために活用しなければなりませんが、今回の法施行に向け、町、農協など関係機関で「畜産環境整備緊急指導チーム」を設置し、管理基準を達成できない農家への事業取り組み対応や、適正管理を進めるため、現地指導等に取り組んできたところであります。家畜ふん尿は、この取り扱いいかんによっては土壌や河川の汚染、さらには悪臭の発生につながるため、パドックの清掃、堆肥散布の方法、曝気・攪拌の実施など、環境対策を重点的に「広報あっけし」やチラシにより積極的に農家への普及に努めてきていました。また、施設整備は、公共事業の補助や各種制度を活用し整備を促進してきているものの、多額な事業費を要するため農家の負担軽減がどうしても必要でありますので、町の支援策として、これまでに町単独による助成や畜産基盤再編総合整備事業等で実施しているパワーアップ事業の町費の助成を行うなど、本法律施行への対応を進め、畜産排水による環境への負荷低減を図るよう、積極的に農家の支援策を講じてきております。今後の方針でありますが、町内の農家から発生する家畜排せつ物の取り扱いは、基本的に堆肥化し牧草地に適切な資源循環を行い、環境の保全を図りながら酪農畜産業の振興に努めていかなければなりません。このためには、草地利用型酪農を推進し、良質な堆肥づくりを進め、排出されるふん尿の全量が適正に牧草地に還元できるような体制づくりと、今後、頭数規模拡大による施設の容量不足に対応する方策については、現在、釧路太田農協が共同処理施設設置の計画を進めており、町としても、連携しながら推進していかなければならないと考えております。また、法施行後において、家畜排せつ物施設の管理基準を適正に確保されるよう、新たに関係機関により「家畜排せつ物管理適正化指導チーム」を設置しており、町内の酪農畜産農家に対して指導、点検をしてまいります。次に、町の行った研究・調査の成果の保存、管理、利用の体系についてでありますが、まず、水鳥観察館についてお答えをいたします。ご案内のとおり、水鳥観察館は、平成7年にオープン以来、本年度末をもって開館満10周年を迎えるところであります。研究・調査の成果としては、同館周辺野鳥記録、タンチョウ行動記録、カモ類分布調査、オオワシ・オジロワシ飛来数調査など数十種に及びますが、これら成果は、同館開館以来、継続してデータ収集を行ってきており、経年的データとして保管・管理するとともに、その一部については水鳥観察館ホームページへの掲載、本の森厚岸情報館への提供などにより、一般に利用できるよう公開しているところであります。今後は、さらに正確なデータ収集等を継続してまいりますが、このデータ収集に当たっての体系体制としては、特に厳密な基準等を定めて行っているものではないのが現状であります。これらデータ収集の基本的な考え方は、専門機関等の発行する既存の文献資料から引用、また、できる限り正確性や信頼度を高めるため、専門員等による調査の実施、統計的な見地から、定点、同時季、同時刻等による収集に努めてきているところでありますが、例えば、オオハクチョウなどの野鳥飛来数のデータなどは、単に生息の有無のみではなく数値的管理を伴うため、そのデータについては、毎年特定の日時などにカウントするなど、一定の基準を定め、統計的なデータとして精度の高い収集を行うことが望ましいことは、言うまでもありません。以上のことから、これらのデータ収集方法については、過去のデータとの連続性等を確保しつつ、一定の基準等を定める必要があると考えておりますので、今後それらに手法等につきまして、類似関係機関等の指導・助言を仰ぎながら、研究してまいりたいと考えております。次に、カキ種苗センターについてでありますが、厚岸湖・湾の水環境については、長期間にわたるデータの蓄積が必要なことから、幾つかの観測定点を設定して、プランクトン量、水温などの数種類の項目に注目し、観測・分析しております。こうして得られたデータは、カキ種苗センターにおいて保管・管理されております。具体的には、厚岸湖内のプランクトンの季節変化を明らかにし、厚岸湖の環境に関する基礎データを得るため行っている厚岸湖内プランクトン調査では、平成12年11月から、カキセンター職員と協力いただいている漁業者が、定期的に曜日、測定時間、場所を定め、測定機器を使用し各種データを取得・収集し、野帳に記録、さらには、海水の一部を持ち帰りクロロフィルa量を測定し、野帳に記録したデータは、パソコンに入力して保存しております。このほか、調査研究では、厚岸湾内水質調査、シングルシード養殖試験調査、マガキDNA分析実験、植物プランクトン種判別方法開発を行っております。これまで、過去の試験や進行中の調査研究結果及びカキえもん海面養殖における漁業者個々のノウハウは、技術情報を提供検討することが重要であり、これらのデータにつきましては、シングルシード養殖技術検討会で報告され、検討会報告書は本の森厚岸情報館へ提供し、一般に利用できるよう公開しております。厚岸湖・湾の水環境に関するデータは、漁業協同組合や釧路地区水産技術普及指導所に提供し、漁業協同組合では各漁業班総会時に資料配布し、それ以外にも組合員のために応じて随時配布しておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。以上でございます。

質問 1番

2度目の質問に入らせていただきます。まず、1問目の家畜排せつ物法の関係でありますけれども、これは、ここで町長のご答弁にもあるように、いきなりぽんとやられても農家が大変なわけですから、そして、そのし尿が地下浸透しないようにするし尿だめをつくって、それに屋根と壁をつけなければだめだということになっているわけですから、経費も非常にかかるわけです。それで、5年間の猶予期間を置いて、それまでにきちんとしなさいという法律の施行形態であったというふうに理解しておりますが、その5年がたちまして、新たな段階に入ったというふうに、関係者はいろいろなところで言ったり書いたりしているようです。それで、その法律の施行についてということで、農林水産省の畜産局長から、平成11年11月1日に各都道府県知事あてに文書が出ているのですが、そういうのを読みますと、要するに、地下浸透したり、周りの河川に家畜の排せつ物がどんどん流れ込んだりしないようにさえすればいいという法律ではないですね、これは。これを有効に利用し、処理の高度化を図る、そのための全体的な法律であるということが言われているわけですので、町の支援策にしましても、まずは、最低限罰則規定の適用にならないようにするためにどうするかということは、これは本当に大事ですし、そのためにいろいろな方策を、あるいは、費用の応援から始まって、やり方やいろいろなものについての支援ということは当然だと思いますが、それをもってすべてということにはならないと思うんです。この家畜排せつ物法の趣旨にのっとった支援が必要であろう。それから、もう一つ言えますことは、いろいろな規制法が出てまいります。そうすると、差し当たって最低限のところをクリアすることでやれやれとやっていますと、また次の何年か後にそれより強い規制に入ってきたときに、また慌てなければならないということの繰り返しは、実は、その規制を受ける対象者にとってはつらいことになってしまうということがあるわけで、常にその流れを見ながら一歩先に行くということが本来の行政の支援ではないかと、そのように思うわけです。その意味から、今のご答弁を聞いていますと、まず、最低限、罰則規定だとか何だとかの勧告とか、それに、なおかつ効果がなければ罰則だよというような、50万円以下の罰金でしたか、そういうようなところまでこの法律は規定しているわけですけれども、そういうような対象にならないように最低限のところということで、大変ご苦労もなさったと思います。これは、関係諸団体と一緒に、随分いろいろやられたことは聞いています。その上で、厚岸町は管内でも非常に整備率の高い町であるという点では、私は高く評価しております。ただ、今のお話を聞いていまして、その先です。いわゆる、家畜排せつ物の高度利用に関する部分でどういうことをやってきたのかということが、余り具体的にご答弁が出てきていない。この点について、この何年かの間に具体的にどんなことをやってきたのか、もう少し具体的にご答弁をいただきたい。それで、というような抽象的な話だけでも、質問としても余りにも雲をつかむようなことになりますので、多少具体的に申し上げますが、平成15年3月第1回定例会の予算審議の中で、私は似たような観点から質問をしております。そのときに答弁の担当課長は、ゼロエミッションの、大別にあります、私らは簡単に堆肥センターと言っていますが、有機物何とかセンターです。そこでのシステムというものは非常にいいんだということを強調なさっていますよね。ただ、同じプラントを各農家がつけろといっても、これは経費の関係でとても難しいと思います。ただ、あのように空気を送って曝気して、そして、好気性菌による発酵をさせて、攪拌を繰り返すことで、40日で高温の高速優良堆肥ができるということが、目の前で実証しているわけです。これをどのようにこれから農家の中に普及させていくかということで、その方向を模索していくというふうにおっしゃっていましたが、あれから今日に至る、2年とはいいませんが、1年半以上ですが、この間具体的にどういうことをなさってきたか。それで、このゼロエミッションというものから結実したこの方法について、さらに展開をしていくというお話をしておりますので、これをどのように進めてきたか。これについてお答えをいただきたいんです。また、硝酸体窒素の問題がありますが、我が町の場合には、硝酸体窒素が土中にどんどんとたまって、そして、いろいろな害を及ぼしているというような話はないというふうには思っております。ただ、今の町長の答弁にもありましたように、例えば、 100町歩ある畑のうちの10町歩の部分にばかり肥料をやっていたら、そういう問題は出てくるかもしれません。ですから、満遍なく肥料の過多がないように行き渡らせるためにはどうするかという方策ということで、町長の答弁の方でもおっしゃっていると思うんですが、こういう部分で、硝酸体窒素の問題や、土壌の関係でその他いろいろあると思います。そういうものについても研究をしていくというふうにおっしゃっているんですが、それはどのようにこの1年半で進んできましたか。これらについてもお答えをいただければ幸いです。なお、過日、私、ほかのこともありまして資料をいただいたんですが、たまたま見ましたら、なるほどなと感心させられました。それは、町営牧場の堆肥舎、それから、今の有機肥料をきちんとつくるためのセンターの牛ふんをどんと置くわけです。そのほかもろもろの有機肥料の原料です。そこからいろいろな水分が出ます。そうすると、水を通ってわきの、池といったらいいのかな、水をためる場所があります。そこのところで、見るからに汚いと言ったら失礼ですが、そういういろいろな物がたまっておりました。そこで、実験として曝気をなさったんです。今年の5月20日から検査をなさっているようですが、当初に比べまして、SSというのは、いわゆるいろいろ浮遊して濁らせるものです。これが、5カ月の間に40分の1になっているんです。それから、BOD、生物酸素要求量、要するに汚れの部分ですが、これが、大ざっぱに言って30分の1になっているんです。物すごい効果が出ているんです。そして、要するに、ぶくぶくとやるだけですから、経費も非常に安くできる。こういうものは、それぞれの農家の中に取り込める技術であるというふうに思われます。実は、ちょっとある農家の方にお話をしましたら、物すごく興味を示しまして、それなら自分のところでも安くできるしというので、そのデータをくれないかと頼まれまして、お願いに行ってもらったというのがこの資料なんで、私もこれを見てびっくりしたんですが、こういうものを各農家に示して、そして、同じものをつくるという意味ではなく、こういうものを生かしながら、安い経費で、今のこういう法律の趣旨をそれぞれのところでまっとうしていけるようにすることが、非常に大事だと思うんです。今の時代ですから、金さえかければいろいろなものがあると思うんです。しかし、なかなか先立つものはそう簡単にはありません。したがって、どの町村でも、今、この家畜排せつ物法が適用になると、頭を抱える農家は、やはり、多少、それは地域によって違うでしょうけれども、あります。それから、そういうものをきちんとつけているところでも大変です。それは、やはりお金なんですよ。だから、少しでも安い経費でいい効果のあるものをつくることができれば、要するに、安い経費というのは、負担が少なくできれば、それに超したことはないわけです。そういう意味で、こういう非常に先進的なことをやっている我が町ですから、いろいろな指導、あるいは相談、あるいは一緒に計画をつくっていくというような作業を進めていると思いますので、そういうことを具体的にこの場でご披瀝いただきたいわけです。次に、2問目にまいります。2問目の質問の仕方が、私自身ももっと上手に書けないかなというふうに思っておりまして、余り意が伝わらなかったのかなということで反省をしながら、今、答弁をお聞きしたわけです。思いついたのがと言っては大変失礼なんですが、調査研究とかということにぱっと頭に浮かぶことが、カキ種苗センターであるとか水鳥観察館であるものですから、一つの例示として挙げました。それで 「いやいや、私のところでももっとこんな、ことをやっている」というのが出てくれば、大いに結構な議論になるだろうなと思ったんですが、カキ種苗センターと水鳥観察館のことだけしか出てこなかった。これは、決して、他に適当なところがないと言っている意味ではないというふうに思って質問を続けますので、その点はご了解いただきたい。その上で、答弁書に沿って聞きますが、水鳥観察館というのは、できて10年なんです。ところが、答弁書によりますと、いろいろな調査研究の継続をしているんだけれども、厳密な基準等を定めているものではないし、それらは必要なんだと。この10年間、そういうことについてはどう考えてやってきたのかというふうに、この答弁から思ってしまうんです。それは、いろいろなレベルがありますので、私の考えているような低いレベルで言っているのか、もっともっと高い部分で言っているのかというあたりは、もっと具体的にお話をいただきたい。それで 「精度の高い収集を行うことが望ましいことは言うまでもありません」、と、非常に強い調子で言ってて、10年間何だったんですかということになりますので、このあたりもう少し具体的にお話をいただきたいんです。それと、水鳥観察館という独立したところですので、そこで公開すれば、確かにそれでいいわけですし、それから、水鳥観察館は、非常にホームページもしっかりしていて、いろいろな方がそれを外部からも見ているということもよくわかっておりますが、だから情報館と提携しなくてもいいということにはならないと思います。例えば、水鳥に行ってももちろん全部わかるけれども、情報館でも、その項目だけでもわかるとか、いろいろなやりとりの仕方はあると思うんです。そのあたりは、インターネットを使ってきちんとやっているのかどうか。そういうことを含めて、そこのところも一言触れていただきたい。それから、答弁が出ていますから、先にそれに従いながら言っていって、後からもうちょっと補足します。カキ種苗センターに関しましても、こんなものをやっているんですというふうに言っていますが、もう少し具体的な話が出てこないと、ちょっとわからない部分がいろいろあります。これは、水鳥に関しても、カキ種苗センターに関しても同じなんですが、これは一つの観測データですよね、お話になっている対象は。観測データの場合には、こういう形でこの程度の精度で観測していますということがわからないと、次の人はそれを資料として使えませんですね。ですから、様式というのは、10年前も、30年前も、今も、全くおなじ精度でなければならないということではないと思うんです。ただし、30年前のときにはどういう精度だったのか、どういうやり方でやってたのか、10年前はどうだったのか、今はどうなのか。10年たてば今のことが10年前になりますが、そういうことが客観的にきちんとわかって使えるデータでないと、次には使えないという話がありますので、そういうことがどうなっているのかということなんです。パソコンに入力しておいてもいいんです。あそこの棚に入れておいてもいいんです。私が聞いているのは、そういうことではないんです。そのデータが、次の世代に使えるためにどういう形で管理されているのかというシステムについてお聞きしております。それで、その後、その公開に関しては、非常にきちんとした方法をとっているということが言われておりますので、この点については、なるほどなと思いました。それで、私の方で考えた、水鳥とカキセンターの話を聞いているわけではなくて、それは一例示であって、町全体の話でお聞きしているわけで、ちょっとその点を意識してお聞きいただければありがたいんですが。一つのそういう研究データ、調査データの作成に当たっての基準、それから、今言ったように、どういう精度で行われたかというようなことは、これは作成に当たっての基準と同じことでしょうが、次の人が、自分なりに評価して基礎として使っていけるためには、そういうことがわかる注釈が必要だと思うんです。それから、やはり、その人でなければ読めないような形になっていてはうまくないわけで、だれでも読めるように様式が必要だと思います。それで、情報公開条例をつくるときに、当時の総務課長、今の助役さんですか、中心になられまして、文書類目表というのときちんと整備なさいましたですよね。あれ、早く言うと目次ですよね。あれぐらいきちんとできなければ、情報公開条例は生きないのと同じように、こういうデータが、みんなでいろいろな形で利用していくためには、この文書類目表に当たるようなものが、やはり、きちんと整備されていかなければならないと思うんですが、そういうシステムというのを町で考えているのかどうか。それから、それをもう一歩進めていくとデータバンク制度になるでしょうけれども、そこまでの話を今すぐに、今日の答弁を聞いている中でもってできているのかと言う方がやぼなような気もしますけれども、そういうところまで行き着かなければならない方向に向かっていかなければならないものだろうと思っておりますのでそのあたり。それから、保存に関してなんですが、実は、一般文書でいうところの文書類目表のようなのがきちんとできていなければ、どこがどのような形で管理しているのかはわかりません。どこにあるのかわからない書類や情報やデータというのは、いつの間にかなくなってしまいますよね。ですから、保存ということに関しては、まず、きちんと整理されることが大事だろうと。それで、その上でなんですが、一般文書とこういう成果とは違うと思うんです。一般文書の場合には、例えば、これは3年、これは5年、これは10年とかというのは、保存年限をもって廃棄していくことが、そういうシステムになっていますよね。けれども、こういうものは、ずっと30年、50年積み上げていかなければ一つのものが出てこないようなものはたくさんありますし、また、そういう形で、ずっと厚岸町のもろもろがわかっていることが大事なもの、これは、科学的な部分でも、それから、いわゆる自然科学的なものでも、社会科学的なものでも、同じようなことだと思います。その保存年限や管理方法について、一般文書と同じ扱いでは、やはりうまくないと思う。そういうシステムはどうなっているのか。次に、利用なんですが、庁舎内でのそれぞれの仕事の中で、例えば、今、建設課でもって持っているデータがあったとする。建設課長さんがこっちを見ていたから、ふっと気がついたんで言ったんで、それだけですから、何も問題ありませんから。それから、総務で持っているものがある。でも、使うときには、データとしては、やはり、厚岸町の持っている成果としていろいろな仕事の中に利用していくことになりますよね。そういう自分の課だけが抱えているのではなくて、この町全体で使っていくデータの利用、そういうシステムはどうなっているのか。それから、これは情報公開条例のときにもいろいろやったんだけれども、公開できるものとできないものとがありますよね。それは、情報公開条例あたりでもって言ってくれば、最後には審査委員会に諮って、それでもだめなら訴訟でというようなことになるでしょうけれども、そんな話は今別にして、やはり、Aさんが担当のときにはぼんぼん出しました、Bさんになったら出しませんでしたというようなものではない。やはり、これは基準があるはずです。そういう点ではどうなっているのか。それで、公開との関係でいうと、先ほど町長の答弁の中で、非常に強調していただいているんですが、情報館への提供ということは、これは一般町民並びに町の外に人たちに対する公開として非常に積極的な制度です。このあたりはどうなっているのかということもお聞きしたいんです。それで、ちょっと気がついたんですが、前後しますが、カキ種苗センターに関してちょっとお聞きするんですけれども、今お聞きすると、観測データの話だけが例として挙がっておりました。公開との関係でいうと、カキ種苗センターの場合には、公開できない資料も持っておりますよね。それは、カキ種苗センターの仕事そのもの、それから、カキ種苗センターそのもののつくり上げた研究、こういうもののデータというものは、企業秘密の問題があって、全部を簡単に公開できないんではないかという気もするんです。そういうものについてはどのようになっているでしょうか。特に、前にカキ種苗センターを実質的に現場で動かしていた係長さんなどの話を聞いていますと、たしかヤンマーという会社と、それから松下電器ですか、それと厚岸町とが共同研究してあのシステムをつくり上げてきたと。なおかつ、現場において、非常に何年にもわたって改良をしてきている。それから、餌料の圧縮というのか、濃厚にする方法、そういうことも町で研究して開発したと。それで、販売もできるようになったというような話も議会でもお聞きしましたし、また、あそこにお伺いした際にもいろいろと聞いています。これは今の観測データとはまた別の成果の問題ですが、そういうものについてはどういう形で保存され、どのように、今後まだ改良していかなければならないですから、まさに積み上げていかなければなりませんね。そういう点でどうなのか。それから、そういうものは観測データと同じようにぼんぼん公開してしまうのか。それとも、企業秘密やいろいろな、そういう関係があるので、他にも、今、いろいろとシングルシード方式によって物をつくっていこうとしている自治体も出てきていますから、いわば商売がたきがたくさん出てきているわけです。そういう中で、1つの基準を持って、これからこれは、こういうわけですからちょっと外には出せませんというようなことをやっているのかどうか。その話もあわせてお聞かせをいただきたいんです。以上が、2回目の質問でございます。

答弁 農政課長(農政課長は2004年12月まで)

家畜排せつ物の法律の関係についてお答えをさせていただきます。おっしゃられましたとおり、この家畜排せつ物法につきましては、ふん尿を貯留するのみでなく、それをいかに利用していくか、これがうたわれているわけでありまして、厚岸町におきましても、そういった高度活用を理念に、これまでいろいろなことをやってきていたわけであります。日本の酪農畜産家から出る家畜排せつ物については、 9,000万トン出るというふうに言われております。この量につきましては、国内で使われる化学肥料と匹敵をするというふうに言われているわけでありまして、この家畜排せつ物を高度に活用すると、その化学肥料の分が経済効果として出てくるということでございまして、農家にとっても、この高度活用については非常に大きな課題であるのではないかというふうに思っているところでございます。それで、昨年の一般質問の段階でも堆肥センターのことについてお答えをさせていただいておりますけれども、厚岸町が目指してきた資源循環の大きな成果としての堆肥センター、これをどう今後実際の現場に結びつけていくかということは、非常に大きな問題ではないかというふうに思っております。これを即地域の酪農家に普及をしていくというのは、前回申し上げておりますけれども、なかなか難しい、経済的な問題が非常に大きな問題として残るわけでありまして、なかなかできないということでありまして、これをいかに活用するか、どういう部分を見習うかという部分については、やはり、1つのヒントとしては、空気、エアレーション、曝気をするという部分が大きな見習う内容だというふうに思っているところであります。町といたしましても、農家の法をクリアする、現在のところは、この11月まで、どうしてもこの管理基準を達成するという、そういう部分に向け全力を注いできたわけでありますけれども、やはり、今後については、こういった利活用をどう進めるかという部分については、私どもも、基本的なきちんとした考え方を持ちながら進めていくことが、非常に大事ではないかというふうに思っております。特に、この曝気だとか、堆肥の切り返し、攪拌、こういったものについては、日常、農家においてやっていただきたいというようなことで、町の広報紙や何かを通じて普及を図っているところでございます。これまで恒久的施設については、どうしても曝気の装置、これをつけてくださいということで、これまで事業でやったものについては、ほとんどのものが曝気、攪拌の装置はついているところであります。これをいかに農家の方々が活用していただけるかということについては、今後の指導を強化をしていく必要があろうかというふうに思っているところでございます。言われました硝酸体窒素の問題についても、やはり、ふん尿を生で多量に投与をする、この問題がありまして、土中に硝酸体窒素として残ってしまう。そのことが、作物はもとより周辺の水域にも非常に悪影響を与えるということが言われているわけでありまして、特に、血液の中に一緒に入りまして、ヘモグロビンと一緒に結合して体内で酸素欠乏を起こすというようなことも言われておりまして、これをいかに解消していくかという部分については、やはり、そういった堆肥に、ふん尿に手をかけて、そういった曝気だとか攪拌を徹底していく、このことが最大のポイントだというふうに認識をしているところでございます。農家におきましては、牧草を2回刈るわけでありますが、その後、短期間の間に、この膨大なふん尿を堆肥として投与をしていかなければならないということでありまして、なかなかそこまで手が回らないというような状況にもあるわけでありまして、そういったものを今後解消する必要があるというふうに考えております。それで、先ほど町長の方からもちょっと触れておりますけれども、今後においては、入れ物の容量がオーバーしてしまうというような状況もありまして、それと同時に、全農地への還元、これが現在のところは遠隔地においてはなかなか行き渡らないような部分もある。こういった部分もあわせて解消をしていく方法として、現在太田農協の方では、協同というか、堆肥センター、個人のものを1カ所に集めて、それを堆肥化して、遠隔地の草地に散布をするという施設を今考えているところでありまして、これにも、やはり、攪拌、熟成をさせるところが一番大事でありまして、それを全農地に満遍なく散布をすることによって多投与が避けられると、そういった環境問題が解消できる一つの方策ではないかというふうに考えております。それで、言われておりました町営牧場におけます曝気装置、液化の装置でありますけれども、これについては、非常に安価な形でやれる。工事費については、あわせて36万円程度の金額で実施をできたわけでありまして、それは年間運転をしておりますけれども、大体電気料は月1万円程度で済むという、そういったものでございまして、先ほど言われたような、液肥化の成果が得られるというふうな施設であります。こういったものを各農家に普及させるために、やはり、私どももいろいろな会議の中でも普及をさせる、それから、見ていただくというようなことも進めておりますし、こういった生で使わないという、いろいろな、そういった取り組みが今後の大きな課題として、私どももいろいろな施策を講じていかなければならないというふうに考えておるところでございます。

答弁 水産課長(水産課長は2004年12月まで)

私の方からは、カキセンターに関連してお話をさせていただきます。まず、1点目の、調査研究システムの関係の、もう少し具体的にというお話であります。いつ、どこで、どのようにという視点から申し上げたいと思います。厚岸港内のプランクトン調査を例にいたしますと、この調査につきましては、毎週1回、水曜日、時間も決めていまして、午後1時30分という時間も設定してございます。場所でございますけれども、厚岸港内の弁天裏の現場ということで、クサ島という島がございますが、その地点を定点として観測をしてございます。それで、だれがということになりますと、当センター職員、それから、協力していただいております漁業者、一応2名登録されてございますが、どちらか都合のよい人について、協力をしていただいております。それから、どのようにということでございますけれども、採集器を使いまして、上層と、それから下層という、海面の上下でございますけれども、それを採集をいたしまして、それを持ち帰り、センターでクロロフィルa量の測定を行います。それから、現場では、水質の測定機器を使って、1メートルごとの水温、それから水素溶濃度、それから溶存酸素量、それから塩分濃度をその現場で測定することになってございます。それで、その場で記録すると。それから、自動記録式水温計を設置してございますので、これについては1時間置きに水温のデータを収集する、そういう内容であります。データ処理については、まず、現場で収集したデータは、野帳に記録をいたします。それから、その野帳データについては、エクセルで作成した様式に打ち込み、それを保存します。定期的にバックアップもいたします。それから、自動記録式水温計で得られたデータについては、決まった様式に変換をして、グラフにまとめてございます。これが、具体的にというお話についてであります。それから、次に、精度でございます。精度の関係でありますけれども、これらについては、例えば、国、あるいは道、関係機関からデータの照会があったときに、それらをきちんと提示できるようにしておかなければいけないというふうに考えています。ただ機械だけありましても、使いこなせる技能、調整できる技能、それから数値を確認できる技能が必要かと思いますけれども、当職員については、この点については全く問題がないというふうに考えてございます。あと、さらに、マニュアル化については、具体的にまだマニュアル化というところまでは行っておりません。ただし、水温計を例にとりますと、例えば、何々社、それから形式、製造番号、それ等大まかなものは、きちんとしたことでまとめてございまして、これらについては、きちんとまとめておくようにということで、これは大学の先生の指導があったということでございまして、その指導に基づいて、大まかなものはまとめて書いてございます。今後、至急マニュアル化が必要と考えてございます。それから、次に、3番目、公開できるものと、それからできないものということで、あとこれらの提供についてもう少し可能かというお話でありましたけれども、これらについては、町として、できるものについて可能かどうか、これらの資料編を考えられますけれども、これらについて可能かどうか、課としても、センターとも協議をして、調整をしたいというふうに考えております。それから、次に、30年後、それから50年後の関係のお話も承っておりましたけれども、データの蓄積については、もちろん長ければ長いほどいいというふうに思っております。最低でも、一応10年は必要ではないのかと。短期間のデータですと、今年のように暑い夏もございますけれども、こういった年に結論を出すのはちょっと無理があるのではないかということで、やはり、30年、50年というスパンで考えて、そういったデータどりが、蓄積が必要ではないかと思います。今現在、平成12年11月からということで、まだまだ考察を導き出すには至っていないわけでありまして、現在は、まだ蓄積期間かなというふうに思っております。それから、次に、厚岸町の成果だけでなくて、ほかの課、あるいは町全体として、この成果のシステム化と利用ということのお尋ねだったと思うんですけれども、厚岸町にあります釧路管内の水産技術普及指導所という機関がございます。あるいは、北海道大学の臨海実験所等もございます。これらの成果を提供するということについては、より多角的な、そういった見方で厚岸町の水環境を評価されるということもありまして、非常に大事なことかと思います。これらの情報については、これまでもいろいろな形で連携、あるいは提供をしてございますし、今後とも、そういった意味で、また別な視点で厚岸の水環境ということが見ていただけるということで、今後とも連携をしていきたいというふうに考えてございます。それから、次に、様式の関係については、先ほど、1点目の具体的な形について答弁をということで、一応お話はしましたけれども、決まったデータとか、例えば、データシートということで、エクセルで様式が定まってございまして、これらについては、実施した日、あるいは曜日、それから時間、天候、水深、水温、塩分、溶存酸素、これらすべて網羅する形の様式として既に定まってございますので、ご理解をいただきたいと思います。それから、最後に、ヤンマーと松下の関係でございます。厚岸町としましては、ヤンマー、あるいは松下と協議して、合意の上で、事前に同意を得てから、この研究成果を発表するということで、協議済みでございます。それで、餌料の生産研究ということに、そういった研究につきましては、研究データについては、各センターのパソコンで管理保管はしてございます。それから、マニュアル化につきましても、餌料用微小藻類の培養方法についてというふうにして、マニュアル化をしてございます。それから、あと、研究発表でございますけれども、餌料の濃縮研究ということで、平成15年9月に日本水産増殖学会というところに、濃縮技術の改良と活用ということで、論文として発表をしてございます。これらにつきましても、先ほど申し上げたとおり、事前に協議して、合意の上で発表したということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。以上です。

答弁 総務課長(総務課長は2004年12月まで)

私の方からは、一般文書以外の、いわゆる調査研究などの成果品、これが、担当現課のみならず、いわゆる行政全体として活用できるようなシステム、これが構築されているのかというようなご質問の趣旨というふうに受けとめさせていただいて、お答えをさせていただきたいと思います。ご案内のように、現在、行政資料等の収集等につきましては、情報館の方におきまして行われているということでございまして、これは管理規定に基づいた収集がされておりまして、そのリスト等につきましても、公開といいましょうか、私どもの方に知らされております。ただし、ご案内のように、これは、どちらかといいますと統計資料であるとか、あるいは町民向けに発行された資料というのが主でございまして、いわゆるすべての行政にかかわるような部分、いわゆる限定されたものになっている。これは、収集管理規定に基づいて収集されている関係上、そうならざるを得ないわけでございますけれども、そのような状況になっているということでございます。今、質問議員さんの方からいろいろ提言的な形の中でのお話もいただきましたけれども、現在、文書類目表、いわゆる一般文書での管理、これは、ご案内のように整備をさせていただきまして、現在6分類での分類の中で管理を行ってきている。しかし、それは一般文書の管理でございまして、おっしゃられるように、いわゆる研究であるとか、調査であるとか、そういった資料、これはまた別のものというふうなものになるということは、おっしゃられるとおりでございます。こういった部分での、管理保管方法のいわゆる一定のシステム化、こういうものがきちんとしたものができ上がっているのかという部分につきましては、残念ながら、現在明確に、これを何年間保存する、どういうものをどういうふうにするという、細部にわたってまでのこういう調整が行われてございません。それぞれの成果品を持たれている担当現課においての判断の中にゆだねられてきているというのが実態でございます。ただ、おっしゃられるように、私も、これから組織のスリム化、それに伴います効率的な行政執行、こうったことを考えますと、やはり、そういったものが、どこにあるんだ、どういうものがあるんだという部分について明確にして、それを今後の行政に生かしていくという部分については、必要なことだろうというような思いで聞かさせていただいております。いわゆる資料目録、すべての部分に配布することは無理でしょうけれども、こういった資料がどこの部署にありますという、いわゆるライブラリー的なものでございますけれども、こういったものが何とかできないかなと、それを全職員が共有することによって使える体制ができないのかなと、現在こういうような思いでおります。そういう共有する文書の中におきましては、既に、パソコンの中、いわゆる電子文書化しまして、共有しているものもございます。代表的なもので申しますと、厚岸町の統計資料などというのもそうなんでございますけれども、そういった電子文書での、いわゆる共有化が図れるものがどの程度まであるのか。あるいは、図書室の方でも、現在備えつけといいましょうか、そういうようなものの中で資料を備えつけている部分もございます。これは十分なものかといいますと、そういうものではございません。これも、担当現課での判断にゆだねられて出てきているものが備えつけられているということでございますから、そういったような部分も含めまして、どうあるべきか、どうするべきかという部分について、今後研究と検討をさせていただいて、ぜひともライブラリーという形で共有をするような形を進めてまいりたいというふうに思っておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。

質問 1番

3回目です。まず、1点目目から言いますと、家畜排せつ物法というものの施行、猶予期間は5年しかないと、その間に、最低限罰則の適用などというような状況になるような農家をつくらないで、何とかやっていきたいということで、全力をかけて努力なさっていたということは、私もよく存じているつもりです。その意味では、全体の85%が恒久的施設を設置するというところまでこぎつけられた、これは、ひとり厚岸町の力ではありません。もちろん、関係団体もろもろ、それからそういう意識の高い農家の皆さん、そういうみんなの力が相まってここまで来たわけですけれども、もちろん、その担当者が非常に苦労していたのはよくわかっております。ですから、その上でお聞きするんですが、平成15年3月にお聞きしたときも、排せつ物法の関係で手いっぱいなんで、ほかのところまではどうにもなりませんということをおっしゃった。けれどもやりましょうと、これはやらなければならないんですということもおっしゃった。そして、今お聞きしたら、また同じことをおっしゃる。だから、この1年半の間どのようなことをやっていたんですかということをお答えいただきたいと、こういうふうに言っているんです。どうも、そのあたりが、何回聞いても同じ答弁の繰り返しになるような気がしてしようがないんですが、いやいやそうではないというのであれば、きちんとお答えをいただきたい。それから、例えば、この町営牧場堆肥舎廃汁水質検査、これについても、こういうデータをきちんと農家にみんな配布していますか、そして、きちんとした説明をしていますか、そういうことなんです。今お聞きしたら、設置料36万円、これは、あの施設ですよね。各農家でなら、もっと小さいもので安くなるかもしれない。それはわかりませんけれども。電気料だって年に1万円程度、こんなことでやれるような。ただし、条件がいろいろありますから、必ずこの同じことをやりなさいというものではもちろんないとは思うけれども、モデル的にやってみたら、こんな値段で、こんなことをやって、これだけびっくりするような効果が上がりますよというような話が、具体的に届いていないような話も聞いているんで、そのあたりどういうふうに進めてきたのか。もちろん、聞く方に意識も知識もなければ 「何か言っているわいな」で終わる、でしょうから、私が聞いたごくわずかの農家の方が「いやいやそんなことを聞いたことがなかった」ということを振り回すわけではありません。葦の髄から天井をのぞくようなことは言いませんけれども、あなたたちとしてはどうやっていたのか、そういうことなんですよ。それから、今の切り返し、それから送風装置とかというふうに国の方では言っていますよね。高度化施設というんですか、そういうものをつけていくように、恒久装置の場合にはほとんどついているというんですが、それをきちんと使ってもらうようにというような言い方があって、ちょっとひっかかったんですが、これは、ちゃんと使わなければならない義務化がされているんではないかと思うんですけれども、そのあたり、運用の中ではどうなっているのかちょっとわからなかったので、そういう具体的なところを含めてお聞かせ願いたい。それから、高度化施設をつくった場合には、補助金だとか、融資だとか、あるいは税金の関係で非常に有利な扱いになるというような制度にもなっていますよね。そのあたりの説明も、簡単でいいですから、そういうものがあるんですということです。これが、やはり、差し当たっての間に合わせのビニールを敷いて云々というようなことでは、そういうような条件には当たらないと思うんです。ですから、国も今は好気性発酵を進めているのではなかろうかということが、この局長通達などからも読めるんですけれども、そのあたりを含めて、もう少しそのあたりを説明してください。それから、要するに、多頭化がどんどん進んできますので、現有施設では賄い切れないという状況が出てくるということですね、先ほどからあふれてしまうというようなおっしゃり方をしているのが。それで、農協が共同処理施設設置の計画を進めているというお話が今出ていました。それで、これについてはどういう施設を考えているんですか。おわかりになる範囲で結構ですから。それで、例えば、大別の堆肥センターのような高速、そして高温処理、そういうものが図られる、そして安価にできる、そういうようなものを目指しているのかどうか。この点についても、どういうシステムでやろうとしているのか、わかる範囲でいいですから、説明をしてください。いずれにいたしましても、今後、町としてはどういう方針でこの後具体的に進めていこうとしているのか。現在これとこれをやっていこうと思っている、これは、これから次年度予算の関係いろいろあるでしょうから、必ずやりますとは言えなくても、こういうふうにしてこういうふうにしてやっていきたいんだというものがあるんであれば、この際ご披瀝をいただきたい、そういうことであります。それで、罰金云々についても、先ほど聞いていると、どうもいま一つ、どう進めるか考えたいとかいうような話で終わりがちなんですけれども、もうちょっとそのあたりを。それから、河川との関係でいいますと、前から何回か話は出ているんですけれども、クリプトスポリジュウムであるとか、ノロウイルスであるとか、そういういろいろな問題もありますよね。それから、河川汚染なんていうことになっては、これは大変な問題です。ですから、そういうあたりからも、やはり、いろいろなことを進めていかなければならないと思うんです。そういうことで、前のときにも、担当者はそういうことを含めて答弁してくださっているんですが、今回も、やはり、それは姿勢といいますか、思いとしては同じなんだろう、そのように思いますけれども、具体的にどうするかということなんです。それから、2問目です。2問目で、私の方で2回目のときにはちょっと申し上げたつもりなんですけれども、最終的に総務課長が言ってくださったように、私が聞いているのは町全体なんです。水鳥だけがぴしっとしている、カキセンターだけがぴしっとしている、ほかのところは考えてないというのではだめなんです。これは、全体のものです。といいますのは、この調査とか研究とかというものを行った成果というものは、お金のかたまりなんです。金なんですよ。また同じことをやって、賽の河原の石積みになったんでは、これはすごいむだなんです。そして、同じことの積み重ねでは、ある高さにまでしか行かないです。箱を積み上げるようにしていかないと、高いところには行けないですよね。そういう意味で、仕事はそれぞれ一人一人がやるし、データは共有するというのは、これは組織の中での基本でしょうから、そういう意味からいって、こういうことをお聞きしているわけです。それで、いろいろと基準というものが、今までのものを見てくると、一定はなかなかできないと。あのときはこれが一番いいだろうなとやったけれども、それから何年かたつと、もっといい方法が見つかった。それはわかる。だから、後から振り返ったときに、このデータはこういう形で観測していますとか、そういうことがわかるようにする、そういう意味での注釈なり、基準なりというものも非常に大事ではないのかということなんです。私の方で聞かなかったようなことまでいろいろ詳しくご説明いただいたんで、それはそれで非常に大事な話をお聞きしたので、それはよろしいと思います。ただ、情報館との関係でいいますと、現在、統計資料だとか町民向けのものが情報館に送られているというお話でした。それらについては、まず間違いなく情報館に入っているわけですね。情報館長の方で、もしそちらの方でありましたら、お答えをいただきたい。それから、全体的な話で先に言いますが 「ライブラリーのような形にきちんと、できていけば、これは最高であるという思いを持っております」というご答弁をいただきました。何年ぐらいで実現させようと考えているか、めどについてお答えをいただきたい。それから、声が小さくてちょっと聞き取りづらかった。このごろちょっと耳が弱くなっているものですから。それで、もう一度確認するんですが、何か発表については学会で行っていると。カキセンターの構築の、それから、カキセンターで行っていることについてのいろいろな成果です。それはいいんですけれども、そうではなくて、この後、カキセンターにも今いい名前がついて、そして、どんどん改良していかなければならない。そうすると、もちろん、カキセンターそのもののシステムだって改良していかなければならない。それから、建って10年も建ってくると、いろいろなほころびも出てきますよ。そのときに、同じに直すんではなくて、やはり、改良しながら直すということも必要でしょう。そのためには、今までどういうふうにつくってきたのかというデータが全部なければだめですよ。最初それをずっとやっていた方がずっといればいいんだけれども、これは行政は常にあることなんですが、今回は、はっきりと人が変わってしまっている。そうすると、あの人ならわかるけれども、この人ならわからないというものでは、データの蓄積になりません。そういうことを聞いているんです。それで、これは確認だけ。細かい話を聞いてもしようがありませんからなんですが、ちょっとそこが今聞き漏らしたのでお聞きしますが、人が変わっても、そういう形で積み上げるべき内容について、きちんとしたデータがカキセンターにおいて保存されていて、それを利用して積み上げる体制になっているというふうに聞こえたんだけれども、それでよろしいんですね。以上で終わります。

答弁 農政課長(農政課長は2004年12月まで)

堆肥センターの関係についてお答えします。家畜排せつ物の関係についてお答えをさせていただきます。この法律施行に伴いまして、入れ物は何とかできて、めどが立ってきたという状況にあるわけでありまして、今後につきましては、やはり、先ほど来申し上げておりますソフトの面というか、その取り扱い、管理、堆肥化を促進する、こういう面にかかってくるというふうに思うわけであります。具体的にどう進めるかという部分につきましては、やはり、管理をしている農家の意識を高めていくということが、これが最大のポイントだというふうに、私ども思っているわけであります。しからば、どういうふうにその意識を高めていくかという部分につきましては、やはり、環境教育と同じような形だというふうに思っております。これを進めるのには、やはり、現場を見ていただく企画をしたり、それから、技術的な部分の指導については普及センターがいろいろな形でやっておりますし、それらと連携をしながら、普及センターの機関紙に、ああいった町の堆肥センターの事例、それから、町営牧場の曝気の成果というか、数値的な事例だとか、そういうものを具体的に挙げながら取り組まなければならないというふうに思っております。農家の方は、確かに手間がかかるし、金もかかるという部分があろうかと思いますけれども、そのことをやることによって、自分たちに経済効果として返ってくるという部分がありますので、きちんとした、そういうある程度方向を持ちながら、我々は普及に努めていくというふうに考えているところであります。それから、この法律の中では、そういった附帯施設をどう活用するかという部分については、とりあえず入れ物だけをつくりなさいという、そういった先行的な法律でありまして、具体的な、どう活用し、促進をしていくかという部分については、法律ではなかなかうたっておりません。一つには、その攪拌の施設を設置するのは義務的なものになっておりまして、これをつけなければ、例えば、他の補助制度が使えないだとか、税制の上での、この施設を設置しますと、償却率が引き下がるだとか、それから、固定資産税の特例として、5年間の固定資産税が半分になるという特例措置がございますので、そういったものが受けられないという、そういう部分での利活用の促進、これがうたわれている程度でございまして、法律には、そういった具体的な促進を図る方向については示されていないのが実態であります。そういう部分については、やはり、私ども自治体において、そういう理念をもとに、この有効な活用方法、促進を図る方策を進めていかなければならない。具体的には、そういうソフト的な普及活動というふうに認識をしております。それから、農協の現在計画をしている施設でございますが、これにつきましては、防衛庁の事業を今考えておるところでありまして、今後協議を進めることになっているわけであります。それで、どのようなものをつくるのかと申しますと、農協の所有する牧場、それから、草地利用組合という法人がございまして、あわせて約700 ヘクタールの採草地、それから放牧地を所有しております。そこの部分について、先ほど申し上げたような内容で、堆肥が行き渡ってないという現状があるわけであります。それと、もう一つは農家の容量不足。農家の施設については、現状の所有規模で、造成をする段階では規模が積算されるということでありまして、必然的に、現在若干ずつではございますけれども、頭数規模がふえておりますので、そういった部分では、施設をつくった人も、容量が完全ではないという実態があります。それから、未整備、現状で簡易施設で対応している未整備農家についても、そういった状況があるわけでありますが、それを活用して、農家がその施設へ運搬をして、そこで堆肥化を図るという施設であります。具体的には、町の堆肥センターみたいな、ああいう立派なものではなく、コンクリートの床を持ちまして、自然にそこへ積みながら、液と固体の部分を自然の形で分離を図ると。それから、もう一つは、スラリー状のものを貯留する大きな施設だと。大体現在のところ、数量的なものは、はっきりまだ出ておりませんけれども、1万 5,000立方程度のものは収容できるという、そういった施設を計画をしております。一応、平成17年度、18年度で整備をする予定になっておりまして、この施設ができれば、今まで堆肥が行き渡っていない、そういった公共草地に行き渡らすことができる。そのことが、草地に吸収率がよくなりますので、水質汚濁等のそういう部分では環境汚染の問題も解決していくし、いろいろな面で成果が上がるというふうに思っております。以上でございます。

答弁 水産課長(水産課長は2004年12月まで)

1点目のシステムの改善の関係でございますけれども、今の生産を続けながら、今後とも改善を行っていきたいと、そんなふうに思います。なおかつ、データにつきましては、エクセルで保存し、今後ともデータの蓄積を行っていきたいというふうに思っております。それから、餌料の濃縮の研究のことでございますけれども、この研究については、既にもう終わってございます。これらのデータについては、センターでパソコンで管理、保管してございます。それから、これらについては、先ほど申し上げましたが、餌料用単細胞珪藻類濃縮技術の概要と活用ということで、成果として平成15年9月に日本水産増殖学会で発表をしてございます。それから、餌料生産の管理データについては、現在、餌料の生産を行っている段階でありますけれども、これらについては、マニュアル化をしてございます。それから、最後に、種苗の生産研究の関係ですけれども、このマニュアルについては、現在まだ生産をしてございます。種苗の生産の工程表というマニュアル的なものはございますけれども、さまざまなカキの種苗生産については、まだ試験の段階でございます。飼育形態等を毎年変更しながら、マニュアルを変更しながら行っているという状況でございますので、ご理解をいただきたいと存じます。

答弁 総務課長(総務課長は2004年12月まで)

行政資料のライブラリー、いつまでに整備するのかという部分につきまして、お答えをさせていただきたいと思います。提言いただきました内容に基づきまして、新たな発想で、新たに取り組むというようなことになります。これから入り口に入りまして、その辺の関係を詰めていくわけでございますけれども、例えば、収集する資料によりましても、非常にさまざまな種類がございまして、どれを収集対象にするのか、可否、それを判断するのもちょっと難しい部分もあるのかなというふうに思っております。それで、最初から100 %完璧なものというのは、これを求めるということは非常に難しいというふうに考えておりますし、これは、やはり、積み重ねによって、最終的には立派といいましょうか、使えるものにしてまいりたい、このように考えております。それで、いつまでという部分につきましては、これから精力的に取り組んでまいりまして、これは1課だけではなく、各課共通の考え方の中で資料を提示していただいて、それをまとめていくという作業になってまいります。出していただけるものから出して、集められるものから集めて、それを見て、次の展開といいましょうか、加えていくというような作業を進めながら取り組んでまいりたいというふうに思っておりますので、ここでいつまでという期限については、ご勘弁をお願いしたいというふうに思いますけれども、趣旨に沿った形での取り組みは、早急に進めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくご理解をお願いいたします。

答弁 水産課長(水産課長は2004年12月まで)

申しわけございません。先ほどのご質問で、前任者がいなくてもデータの活用ができるかとの確認のご質問だったと思うんですけれども、統一した様式をもちまして、作成、それから保存し、いつでも取り出せるというふうになってございますので、ご理解をいただきたいと存じます。

出典:厚岸町議会 平成16年第4回定例会 2004年12月15日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる