音更町議会 平成13年第2回定例会 2001年6月25日
統廃合によります学校教育施設の利活用について
2001年6月25日、音更町議会の一般質問で、小針豊議員が「統廃合によります学校教育施設の利活用について」質問し、教育長 宮野章三が答弁しました。
- 質問者
- 小針豊 議員
- 答弁者
- 教育長 宮野章三
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 26番 小針豊
おはようございます。2番手でありますけれども、早速質問させていただきます。今回は、1問のみということで、質問します。統廃合によります学校教育施設の利活用についてであります。近年、少子・高齢化などの社会構造の変化によりまして、小中学校における児童生徒の減少が著しく、とりわけ農村社会におきましては、その現象が顕著にあらわれ、学校の統廃合が当面の課題となりつつあります。ここで問題なのは、統廃合における閉校された施設・設備を、いかに有効的に活用していくかであります。もちろん、地域の意向は十分尊重されなければなりませんけれども、基本的には教育分野におきます社会教育活動、あるいは生涯学習活動など、多様な地域コミニュティ活動の拠点として位置づけ、地域づくり、人づくりに寄与できる施設として活用されることを願うものでありますが、教育委員会としての基本的なお考えをお伺いいたします。そこで第1点目に、当面、来年3月をもつて閉校が決定しております上然別小学校の活用方策についての検討と、地域との協議につきまして、どの程度進んでおられるのか。今後の見通しも含めまして、お伺いいたします。2点目は、この上然別小学校は昭和62年に建築されまして、まだ14年ほどしか経過しておらず、残された耐用年数は45年あると言われておりますが、閉校時における起債の残額や補助金を、もし返還するとした場合、どの程度の金額になるのか、お聞きしたいと思います。最後の3点目ですけれども、この建物につきましては、跡地の活用方策にもよるのですけれども、極めて近代的な構造と設備を擁する建物であるために、閉校後の施設・設備の日常的な維持管理における費用等について、どの程度想定されているのか、お伺いします。以上であります。(拍手)
答弁 教育長 宮野章三(教育長は2003年3月まで)
統廃合による学校教育施設の利活用についてお答えをいたします。13年度をもって閉校します上然別小学校の跡利用につきましては、現在、地域としての利用の方策を検討をしていただいており、近々、検討結果の報告があるものと思いますが、一義的には地域による活用方策を最優先してまいりたいと考えております。ただ、仄聞するところによりますと、地域として全体の活用構想をまとめるのは困難なようでありますので、町としても教育委員会だけの検討にとどまらず、庁内各セクションの若手職員による横断的なプロジェクトチームを立ち上げ、地域の活性化につながる利用として何が一番よいのか、広く意見を聴取することにしているところであり、できるだけ早い時期に具体案をまとめて、道教委と協議の上、明年度から地域の活性化につながる施設利用を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。閉校時における起債の残額と補助金の返還額についてでありますが、公立学校の建設については、公立学校施設整備費補助金等の交付を受けて整備を行っているところでありますので、文部科学大臣の承認なしに、転用・譲渡または貸し付けなどを行った場合は、補助金の全部もしくは一部を返還する必要が生じてまいります。平成13年度末の起債残高につきましては、校舎、屋体、教員住宅、及び用地造成費を含めて1億376万5,000円。また、補助金の未償却額は校舎、屋体、教員住宅分で1億3,903万2,000円で、合わせますと2億4,279万7,000円が未償還額となっております。起債につきましては、繰上償還あるいは償還残年数期間内で償還するという選択は可能でありますが、補助金を返還することなく、跡利用として文部科学省が認める施設は、他の学校としての利用や公民館、図書館、博物館及び青年の家等の社会教育施設、体育館等の社会体育施設、美術館等の文化施設、児童館、保育所及び養護施設等の児童福祉施設、老人デイサービスセンター及び特別養護老人ホーム等の老人福祉施設、身体障害者デイサービスセンター及び身体障害者療養施設、精神薄弱者更正施設等の障害者福祉施設、公害防止施設、防災施設、医療施設、試験研究施設、研修施設並びに庁舎等となっております。また、閉校後の施設・設備の維持管理費につきましては、どのような施設に転用するのか。あるいは利用頻度の度合い等で、若干の違いはありますが、年間を通して利用された場合を想定いたしますと、光熱水費、燃料費、外構清掃、ガラス清掃委託等を合わせて約350万円と試算いたしたところであります。以上です。
再質問 26番 小針豊
一定のお答えをいただいたわけでありますけれども、若干再質問をさせていただきます。まず、1点目の件なのですけれども、地域としてのその利用方策について、出てくれば、そのことを最優先させたいというお答えもあったわけでありますけれども、しかしながら全体的に見ると、なかなか難しいところもあるというようなことでありました。それで、これ新聞報道もされているのですけれども、プロジェクトチームを立ち上げまして、その若手職員の知恵をお借りしたいというような報道であったかと思います。そして早い時期と、先ほど答弁いただいていますけれども、どうなのでしょうね。早い時期というのは、新聞に書かれていたのは年内にもということなのですけれども、年内ぐらいに、僕もどちらかというと、もうまとめないと、その後のいろいろな作業というか、手続きが当然起きるわけですから、もうそんなに余裕はないと思うのですよね。もう6カ月ぐらいですか、年内といいましても。ですから、これはやはり早急にやっぱり、どんどんスケジュールをこなしていって、まとめ上げていただきたいというふうに思います。それと、上然別さんの場合は特殊な事情で、改築というか、建築されておりましたから、残念ながら14年足らずで閉校ということになってしまったわけでありますけれども、もしそのまま補助金の返還等を考えると、今お聞きしましたら、かなりな金額になるわけでありますから、これは到底そんなことにはならないというふうに、私も思いますし、できることならやっぱり最大限、御承知のようにあの立派な施設でありますから、有効的に使う方策を何としても探り出してほしいというふうに思います。それと、僕は冒頭で言っていますけれども、本来的にはやっぱり教育分野というか、教育分野といっても、かなり幅あるわけでありますから、今日的にいえば、生涯学習という部分などは、非常に大きなウエートを占めるわけでありまして、もしそういう分野で生かせるというか、活用をできる、地域だけでなくて全町的に活用できるようなことが考えられるならベストかなというふうに、私自身は思うところであります。いずれにしましても、昔の建物の構造とは違いますから、今の構造は御承知のように、暖房にしても、各部屋ごとにあるわけでありませんし、集中暖房というか、そういう構造でありますし、間仕切りも基本的にないわけですから、オープンですから、使うとしてもなかなか難しいと思います。それで、一部だけ地域が使うとか何とかということもあるのかと思いますけれども、非常に管理上は難しいのかなと思いますし、利用の仕方によっては改築というのか、手を加えないと使っていけないのでないかというようなことも、僕は考えられるのではないかというふうに思っております。それで、これ先ほど教育長の答弁の中にありまして、今は昔と違って、かなり規制が緩和されたというか、そういうことでありますから、最大限音更にとって、本町にとって、今、何の施設というか、どういうものが不足するのか。あるいは、今後想定されるのか。そういうことも、やっぱり広い範囲で御検討をいただけないものかなというふうに思いますし、御承知のように、先ほどの質問にもありましたけれども、今日的にいえば、相当これからはやっぱり厳しい、財政の面では厳しい状況に入らざるを得ないわけでありますから、箱物を新たに建てるなどということは、ここしばらくはまず、難しくなるのでないかというふうに僕は思っていますので、それであるのならば、今ある既存のそういう遊休というか、使われていない施設を、やっぱり最大限リフォームとか、いろいろ手を加えながらでも生かしていくという、そういうような方策を講じていただけばというふうに考えます。それで、もう少し先ほど申し上げていますけれども、年内に、時期的な問題と、今、私のいろいろ言っていますけれども、このことについて、もし今の段階でお答えできる部分があるのでしたら、お答えをとりあえずお願いしたいと思います。
答弁 教育長 宮野章三(教育長は2003年3月まで)
時期的な問題です。新聞に出ております年内というようなこと。年内といいますと12月というようなことになってまいります。それを考えたときに、やはり予算というもの、今、内部改装的なものが生じるのか、生じないのかというようなこともございます。そのようなことで、予算に間に合うような状態で、この利活用を考えていかなければならないだろうというようなことを、この念頭に入れながら、できるだけ早い時期というふうなお答えをしたところでございます。いずれにしましても、活用方針が定まったときにおきましては、この跡地をこのような、先ほど申しましたような文部科学省として認めてもらえる部分について、もう少し幅の広いものになってくるかもしれませんが、それらについて事前に、その道と協議をしていかなければならないというところがございますから、予算に間に合うようなところで道と協議をして、14年度からの活用を考えていきたいというようなことでの御答弁を申し上げました。今、その教育分野というようなことで、生涯学習というような位置づけの中における全町的活用ということで申し上げましたけれども、農村環境改善センターもしかりでございます。この今ある施設、使用しなくなった施設、どのような活用をすべきかと。いろいろと庁議の中でも出しておりますけれども、なかなかこれといった決定打が出てこないというようなことでございます。例えばの話、本当に前には改善センターにおいては、教育委員会が向こうに移ってはどうかというような意見もある。そのようなことを申し上げましたけれども、この場所におきましても、託老所的なものをどうなのだろうかとか、いろいろこの話があります。教育関係において生涯学習、その分野として文化の拠点的なものとしてどうなのだろうかと。絵画とか音楽とか、あるいは陶芸。このようなものとして、ここを拠点として活動をしてくれる方々。声をかけて、そして町民に対して、そのような分野における教室の開催をしてもらうというようなことはどうなのだろうかと。そのようなことも、話の中では出ておりますけれども、まだ今の状態の中においては、地域として、どのような利用構想がまとまってくるのか。一部的なものなのか、全体としてどうなのかと。仄聞するところによると全体構想は難しいというふうに聞いておりますけれども、近々今月中、6月といっても若干しかありませんけれども、それを待った中において、本当に先ほど申しましたように、庁内全体の中で検討を加えていきたいと、このようなことでございます。話は若干出ておりますけれども、まとまった状態になっておりませんので、その辺のところを御理解いただきたいと思います。
再質問 26番 小針豊
最後にしますけれども、いずれにしましてもどうなのでしょうね。今までのやり方というか、取り組み方というのは、そういう事態が発生してから対応するというやり方なのですけれども、これからも恐らくこういうことというのは、ある程度予想されるのですけれども、教育委員会として、基本的なその考え方というのは全然持たないで、その場その場でやっぱり地域との協議というか、地域の声を尊重するという、そういうスタンスで、やっぱり今後とも進めていかれるのか。ある程度、一定の考え方を整理して打ち出すという方法も、私はあるのかなというふうに考えるのですが、その辺のことについてと、もう1点は、これは我が町だけの問題ではありませんで、全国的な恐らく傾向にあると思いますから、他の町村というか、本州までいかなくてもいいのですけれども、少なくても管内とか、道内での今までの事例というか、どういう活用がされているかということの調査等は、当然やるべきだというふうにも思うのですけれども、その辺はどうなっているのかであります。ちょっと行ったり来たりになって申しわけないのですけれども、先ほど教育長も言っていましたけれども、教育委員会が所管する施設の中で、結構こういう部分あるのですね。学校の問題もさることながら、環境改善センター、先ほどおっしゃられました。あるいはファミリーセンターだとか、旧下音更小学校の校舎の一部とかということで、何としてもやっぱり早急に、一定の方向性を打ち出さなければならないという部分、随分抱え込んでいるわけでありまして、私はいたずらにやっぱり時間をかけないで、やっぱりある程度期限を区切って整理していくというか、協議していくという、その作業をきちんともうやるべきだと思うのですけれども、いかがでしょうか。以上、3点お願いします。
答弁 教育長 宮野章三(教育長は2003年3月まで)
過去において、町内の学校統合による閉校、一般的には公民館というような位置づけでの地域の利用がなされたいたのが慣例的な活用方法であったろうと、このように思っております。上然別小学校につきましては、地域会館が隣りにあるというようなことの中において、公民館としての利用ができないと。そのようなことで、何に利用したら、一番地域の活性化につながるのかと、この辺のところがあるわけでございます。教育委員会として、基本的なものを持っていないのかということでございますけれども、将来的にどこの学校が閉校、統合されるのか。その辺のところを想定するというわけにはいきませんけれども、今言われたようなファミリーセンター、改善センター、このような部分について、今後において教育委員会内部において、教育委員とも協議をしながら、今後において、その方向性をどうすべきなのか。あるいは、庁内全体の中においても、そのような廃止になったところの活用方法、あるいは壊すべきものは壊すと。そのような一定の基本的な考えを持っていく必要があるだろうと、このよう思っていますので、今後においては十分、教育委員会あるいは町長部局とも協議をしながら、十分検討を加えていきたいと、このように思っております。
再質問 26番 小針豊
実態調査の件は、まだ出ていません。
答弁 教育長 宮野章三(教育長は2003年3月まで)
よその町村の事例、我々も情報としては持っております。公民館というような利用がほとんどでございます。ただ、いろいろ報道の中にもありますけれども、絵描きさんの拠点にするとか、あるいは陶芸家の拠点にするとか、そのような活用方法もございますけれども、一般的には公民館としての利用がされているのが実態でございます。