小樽市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月17日
接遇マナーについて
2025年6月17日、小樽市議会の一般質問で、小池二郎議員が「接遇マナーについて」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。
- 質問者
- 小池二郎 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 19番 小池二郎
次に、接遇マナーについて質問いたします。オール小樽でのおもてなし力の向上に取り組むため、小樽観光協会が中心となり進めている小樽おもてなし認証が令和6年度から始動されており、本市では、小樽市役所本庁舎において、経済産業省が創設したおもてなし規格認証の取得を目指し、職員の研修や職場環境の改善に取り組み、おもてなし規格認証機構による審査を経て、令和6年11月30日付で、小樽市役所本庁舎が全国の自治体初となる紺認証の取得に至っています。おもてなし規格認証のホームページでは、「市民の皆様に快適に過ごしていただくため、また観光都市小樽として、「オール小樽」で日々おもてなし力の向上に取り組んできました。」「引き続き、職員が「おもてなし」を意識し、更に対応がレベルアップするよう取り組みます。」と掲載がありました。このことについて、本当にすばらしい取組だと思います。そこで、本市において、さらなる接遇向上に向けて質問させていただきます。私自身も販売店での接客の経験があり、接客については多少知識があるのですが、私が社会人となり、その勤め先の初日の研修は電話対応でした。そこで学んだことは、電話が鳴ってから、できるだけ3コール以内に出る、3コール以上鳴った後に電話に出た場合、お待たせいたしましたと冒頭につけることや、電話を切るときは、基本、相手より先に切らない、相手が切らなかった場合は3秒たってから切ることなどを学びました。私が研修を受けたのは20年以上前であり、時代の変化や、職場・職種によって運用が違うため、このようなマナーが本市では当てはまるかどうかは分かりません。もちろん、このような電話対応のマナーを活用されている職員の方もいましたが、残念ながら電話対応のマナーが不十分であると思ったことが正直何度もありました。議員という立場のため、市民という感覚ではなかったのかもしれませんが、特に気になったのは電話を切るときのマナーです。もちろん、このようなことを気にしない人は何とも思わないかもしれませんし、そもそもマナーを知らない方もいますので、こういったことが気になる方は、接客マナーを勉強した方や経験がある方になるのかと思います。しかしながら、民間でいうと、接客レベルの高いとされているホテルや料亭、高級レストランなどでは、基本的に相手によって接客マナーが変わることはないと思われます。私自身も、職員の皆様への対応、マナーがしっかりできているとは思いませんので、反省すべき点もあると思いますが、恐縮ですが、今回は本市の接遇向上に向けて質問させていただきます。私は民間での接客経験しかありませんので分からないのですが、民間におけるお客様としての接し方、言葉遣い等のマナーと、市職員の市民、来訪者との接し方、言葉遣い等のマナーに違いがあるのか、市の見解をお聞かせください。また、基本的にどのような考えで接遇をしているのか、お聞かせください。ある他都市の接遇マニュアルでは、接客と接遇の違いについて記載がありました。お客様に単に接することが接客であり、接遇とは、相手、市民、来訪者を思いやる心を持って接することであり、お客様に対して、おもてなしの心を持って接することであると記載されています。また、別の他都市の接遇マニュアルには、接遇とは、応接、接待、処遇などから合成された言葉で、仕事などの目的を持った人と人が接触し、お互いが気持ちよくスムーズに、その目的を果たすための心構えや方法とされています。接遇の基本としては、挨拶、身だしなみ、表情・態度、言葉遣いの四つであり、職員がこれらの基本的技術を身につけ、おもてなしの心を持って、よりよい接遇応対を実践することで、市民サービスが確実に向上すると接遇の基本に記載がありました。では、本市の考える接客と接遇の違いについて、御見解をお聞きいたします。また、本市においても、接客ではなく、接遇という考えの下、市民や来訪者と接しているのでしょうか、お答えください。次に、以前の議会の答弁で、職員は接遇の研修を受けているとお聞きしておりますが、どのような研修なのか、研修の頻度や全職員が研修を受けているのかなど、詳しくお聞かせください。次に、電話対応のマナーについてお聞きいたしますが、先ほども述べましたが、電話に出るとき、切るときのマナー、それ以外では話すスピード、声のトーン、言葉遣いなど、気をつけることは多くあると思いますが、本市では、電話対応においてどのようなマナーを取り入れているのか、お聞かせください。受付、窓口業務は全職員が対応するわけではないかもしれませんが、電話対応は多くの職員がされると思います。電話対応は、相手の顔が見えないことから、窓口業務の対応と比べて、より丁寧さが必要であり、難しいと一般的に言われております。その中で言葉遣いについてですが、一般的に敬語は大きく分けて三つあります。相手の動作や状態を立てて言うことで相手に敬意を表す尊敬語、話し手自身の動作を低くいうことで相手に敬意を表す謙譲語、言い回しや表現を丁寧にすることで相手に敬意を表す丁寧語の3種類です。相手によって使い分けることもあると思いますが、基本的に本市ではどのような言葉遣いをすることとされているのか、お聞かせください。そのほかに、接遇の基本として気をつけることは、挨拶、身だしなみ、表情・態度などがありますが、これらにおいて、本市ではどのように職員は心がけているのか、また、これら基本的な接遇技術を身につけるためにされている取組があればお聞かせください。そのほかにも、クレーム対応、配慮を要するお客様への対応、外国人の方の対応などが考えられますが、様々な対応が必要とされる中で、どのような対応をされているのか、お聞かせください。これまで質問した内容は、他都市の接遇マニュアルには記載されていることですが、そもそも本市において、接遇マニュアルがあるのか、お聞かせください。もし、ないのであれば、接遇の向上のためにも作成すべきと考えます。もちろん接遇マニュアルがなくても質の高い接遇をされている職員もいるとは思いますが、各部署、職員によってばらつきがあれば、1人の職員の不注意や不適切な対応があった場合、市役所全体の信頼を失ってしまいます。どこの部署でも、どの職員においても、質の高い接遇、向上に向けて、マニュアルが必要と考えますが、見解をお示しください。また、マニュアル作成だけでなく、そのマニュアルを基にした研修も重要であると考えます。入職1年目でも10年目でも、経験年数にかかわらず、3年や5年に1回など、定期的に繰り返し接遇の研修を受けることで、各職員の接遇に対する意識改革、質の高い接遇力を身につけることができるのではないかと考えます。御見解をお聞きいたします。以上、3項目めの質問を終わります。
答弁 市長 迫俊哉
ただいま、接遇マナーについて御質問がありました。初めに、市職員の市民との接し方等につきましては、民間におけるお客様との接し方等と違いがあるものではなく、挨拶や言葉葉遣いなどの基本的な接遇マナーを踏まえた上で、市民目線に立ち、親切で丁寧な対応をすることが必要であると考えております。次に、接客と接遇の違いにつきましては、相手に不快と感じさせないよう、最低限のマナーを保ち、対応する接客に対し、接遇はおもてなしを意識して、心の籠もった対応を行うことであると考えております。本市においては、昨年、市役所本庁舎において、おもてなし規格認証を取得しましたが、本庁舎以外に勤務する職員も含め、おもてなしを意識した対応を行うよう努めているところであります。次に、接遇の研修につきましては、新規採用職員研修と60歳を超えた定年延長職員及び再任用職員を対象とした研修において、接遇に関する内容を盛り込み、毎年度継続して実施しているほか、昨年度までは会計年度任用職員を含む全職員のうち希望者を対象とし、接遇とクレーム対応に関する研修を実施いたしました。また、これらとは別に、市役所のおもてなし規格認証取得に関連する取組として、おもてなしについての考え方を深めるセミナーを本庁舎外に勤務する職員も含め、希望者を対象に、毎年度、複数回、実施しているほか、外部団体が主催する研修にも職員を派遣しております。次に、電話対応につきましては、接遇の研修において、3コール程度以内で速やかに出ること、所属と名字を名のり、状況に応じた挨拶をすること、明るく丁寧な言葉遣いで、はっきりと話すこと、相手が切ってから受話器を置くことなどを周知しているところであります。次に、言葉遣いにつきましては、接遇の研修において、丁寧語を使用することを基本とし、相手や状況に応じて、尊敬語と謙譲語を正しく使用することなどを周知しているところであります。次に、挨拶や身だしなみなどにつきましては、市民や来庁者には、笑顔や柔らかい表情で接し、来庁者と擦れ違ったり、目が合った際にも挨拶か会釈をするよう心がけること、身だしなみについては、夏季軽装の期間をはじめ、公務にふさわしい服装かどうかを職員各自が意識し、社会常識を逸脱するような服装は避けることなどを職員に周知しております。また、基本的な接遇技術を身につける取組として、接遇の研修においても、挨拶や身だしなみの基本について周知をしているところであります。次に、様々なお客様への対応につきましては、クレーム対応では、相手の話をしっかりと聞き、説明を適切に行いながら、行き過ぎたクレームには組織として毅然と対応することとしております。また、高齢者や障害者など、配慮を要する方には、ゆっくりと時間をかけた説明や必要に応じて動作の補助や付添いを行うなど、よりきめ細やかな対応を行うこととしているほか、外国の方には多言語対応の翻訳機や電話通訳サービスなどを利用して意思疎通を図るなどの対応をしております。次に、接遇マニュアルにつきましては、今後マニュアルの作成を進め、職員や職場間で接遇レベルの差がなくなるよう努めてまいりたいと考えております。次に、定期的な接遇の研修につきましては、おもてなし規格認証に関連する取組として、おもてなしについて研修する機会を今後も設ける予定であり、接遇の基本に関する定期的な研修も含め、全職員の接遇意識がより一層向上し、おもてなし規格認証にふさわしい対応となるよう取り組んでまいります。