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小樽市議会 令和6年第3回定例会 2024年9月10日

暑さ対策について

2024年9月10日、小樽市議会の一般質問で、松井真美子議員が「暑さ対策について」質問し、市長 迫俊哉、教育長 中島正人が答弁しました。

質問者
松井真美子 議員
答弁者
市長 迫俊哉、教育長 中島正人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 松井真美子

2項目め、暑さ対策についてです。小・中学校のエアコン利用状況についてお聞きします。昨年の記録的な猛暑から、エアコン設置について市議会では全会派で要望し、庁内のいち早い行動によって、全ての普通教室への設置が今夏完了しました。子供たちの学習環境が整えられたことは喜ばしいことです。しかし、実際、食中毒警報が発令された日で、どれだけの教室で稼働されていたでしょうか。7月に保護者から問合せがありました。いまだに冷却グッズを子供に持たせるようにという指示があるばかりでエアコンが使われていない、学校に聞くと、エアコンをつけるのは28度からになっていると言われたのですが、実際にその基準はあるのでしょうかというものです。教育委員会に確認しましたら、目安は28度としているけれども、学校の判断で使用できることも示しているとのことでした。今年7月末までの使用開始を目指して工事を進めてきたと思いますが、2学期から一斉利用ではなく、使用可能となった学校から順次使用開始できたのでしょうか。また、2学期が始まりましたが、全校で使用は可能となっているのでしょうか。物価高騰からエアコンの電気代を気にする教師も見受けられます。学校の電気代は市が負担するものと確認していますが、子供たちの健康と学習環境を守るために導入したエアコンなので使ってくださいと学校に伝える必要性についてどのようにお考えですか。普通教室にはつきましたが、体育の授業や部活動、災害時には避難所としても利用される体育館にエアコンを設置するべきだと思いますが、お考えをお聞かせください。次に、クーリングシェルターについてです。昨年の第3回定例会で、日本共産党の高野さくら議員は、冷房のある公共施設などを住民に開放する指定暑熱避難施設、いわゆるクーリングシェルターを設置することについて質問しました。市長は、市民の健康を守る観点から、本市に適した熱中症対策を推進することは大切なことと考えており、国の動向などを注視しながら有効な対策について検討していきたいと答弁されました。環境省の熱中症予防情報サイトによると、道内でクーリングシェルター、または暑さをしのぐ施設を指定済みか、本年9月までに指定を予定している自治体は、8月14日現在で35市中19市となっています。残念ながら、小樽市はどの項目にも丸がついていません。義務ではないにもかかわらず、真夏日に備え、道内でも札幌市100か所、帯広市20か所、函館市16か所など、クーリングシェルターを指定する自治体は増えています。市役所や図書館などの公共施設のほかにも、スーパーなどの商業施設も誘客につながるメリットがあるということで協力してくれるそうです。市立小樽図書館にエアコンが設置され、「冷やし図書館始めました」のポスターを目にしました。ユニークで面白いとは思いましたが、クーリングシェルターとしてしっかり位置づけをしたほうが分かりやすいと思いますが、いかがですか。今夏、クーリングシェルターを担当する庁内部署をお聞きしましたが、決まっていませんでした。市長も有効な対策を検討していきたいと答弁されているのですから、担当を決めたほうがいいのではありませんか。危険な暑さから一時的に避難できる場所があると分かっていれば安心です。来年度に向け、積極的にシェルターの設置を進め、市民に暑さから避難できる場所があると周知する必要があると思いますが、市長の見解を伺います。街路樹について伺います。環境省のまちなかの暑さ対策ガイドラインでは、街路樹で木陰をつくることを勧めています。日射や地面からの熱を大幅に減らし、体幹運動や暑さ指数を下げるには、葉の茂っている木の上の部分、樹冠を大きくすることが望ましいとしています。世界では、樹冠が地面を覆う割合、樹冠被覆率を高めることが温暖化やヒートアイランドに対して最も効果的で経済的だとして、目標を持って樹冠被覆率を高める取組が進められています。昨年の小樽市の真夏日は22日でした。本市でも温暖化対策は待ったなしの課題です。小樽市温暖化対策推進実行計画【区域施策編】では、2050年ゼロカーボン目標達成に向け、市街地における緑化を推進することで二酸化炭素の吸収源の増加に取り組み、自然と調和した町並みをつくることを掲げています。小樽市温暖化対策推進実行計画【区域施策編】における街路樹に対する市の取組をお示しください。第2次小樽市緑の基本計画によると、2015年の街路樹の高木の植栽本数は約9,500本となっています。道路種別では、市道で約4,000本、国道で約3,900本、道道で約1,600本というのが9年前の状況です。現在の植栽本数はどうなっていますか。また、その植栽状況による温暖化の影響について、市長の見解をお聞かせください。環境省による意識調査で、まちなかの移動で夏に最も暑さを感じるのは、特に自宅周辺や交差点信号待ちという結果が出ています。桜町に住んでいる方から相談がありました。バスを降りて熊碓神社に向かう上り坂、広い道路への日射が強くてぐったりする、歩いている人が暑さからいっときでも逃れられる木陰があるといいのだけれどというお話でした。暑さ対策、温暖化対策には街路樹が効果的ですし、ストレスを緩和することができます。市道桜町本通線に街路樹を植えることを考えてはどうでしょうか。山はあっても、小樽市は緑が少ないという声をお聞きすることがあります。ほかにも緑がないところが見受けられますが、住宅地に街路樹を植える計画についてお聞かせください。夏の炎天下、目の前の信号が赤になったとき、少しでも日射を避けたいと思います。そんなとき、近くに木陰があると本当に助かります。市内中心部の街路樹について伺います。市道浅草線などにはプラタナスなどもありますが、場所によっては樹冠が大きくなく、木陰となる面積が広くないところもあります。また、小樽駅前の国道には街路樹が全くなく、日射を避けられる場所がありません。日本では、街路樹は道路標識などと同じ道路の附属物と位置づけられていますが、長い間、景観を楽しませてくれる緑の文化財のような存在として、多くの観光客も訪れる小樽市中心部でどういったものが望ましいのか、専門家の意見を聞き、関係団体と協議しながら、これからの小樽市のまちづくりとして考えてみてはいかがでしょうか。市長は1月の所信表明で、次世代を見据えたまちづくりとして、森林の整備促進をおっしゃいました。街路樹の長寿命化、景観維持のためには、グリーンインフラとして定期的な点検、整備が欠かせません。次世代に街路地を効果的に残すために、専門的な知識と技術を持つスペシャリストも育成、配置することが必要ではないでしょうか。人の配置も含め、街路樹を維持していくための十分な予算を求めますが、市長の見解を伺います。2項目めの質問は以上です。

答弁 市長 迫俊哉

ただいま、暑さ対策について御質問がありました。初めに、クーリングシェルターについてですが、まず、市立小樽図書館の位置づけにつきましては、気候変動適応法第21条第1項第1号では、指定暑熱避難施設、いわゆるクーリングシェルターの適合基準の一つとして、「当該施設が、適当な冷房設備を有すること。」があります。市立小樽図書館は本年7月に冷房設備を設置しており、スペース的な要件も満たすものと考えられますので、今後、指定について検討してまいりたいと考えております。次に、クーリングシェルターの指定及び周知につきましては、市民の健康を守る観点から、気候変動への適応及び熱中症対策としてクーリングシェルターは必要と考えておりますので、来年度に向けて指定を進め、指定施設の周知を図ってまいりたいと考えております。次に、街路樹についてですが、まず、小樽市温暖化対策推進実行計画【区域施策編】における街路樹に関する市の取組につきましては、「第6章 目標達成のための施策・指標」で、「6.7 自然とまちなみの調和」の項目の中で「身近にふれあえる緑地や街路樹などの保全に取り組みます。」と記載しております。次に、街路樹の現在の植樹本数につきましては、令和5年版小樽市統計書によりますと、国道は3,405本、道道は1,548本、市道は3,230本で、合計で8,183本となっております。次に、街路樹の植樹状況を踏まえた温暖化の影響につきましては、令和元年度の実績では、市内の温室効果ガス排出量に占める市全体の森林吸収分は1%程度となっておりますので、街路樹の減少に伴う温暖化への影響は小さいと考えております。一方で、街路樹の減少は、大気中の二酸化炭素の吸収源の減少につながることには間違いがありませんので、街路樹については、引き続き適切な管理を行いながら、保全に努めてまいりたいと考えております。次に、桜町本通線の街路樹の植樹につきましては、街路樹を植樹する場合は、歩道内に植樹ますの設置が必要となりますが、その場合、小樽市道路の構造の技術的基準等を定める条例と道路緑化技術基準の規定では、歩道幅員が3.5メートル以上必要となります。当該道路の歩道の幅員は2.9メートルしかないため、新たに街路樹を植樹することは困難であると考えております。次に、住宅地の街路樹につきましては、現在、植樹する計画はありませんが、先ほど申し上げたとおり、街路樹の植樹には3.5メートル以上の歩道幅員が必要となることのほか、地域住民の理解が得られるかなど、総合的に判断する必要があるものと考えております。次に、本市中心部における街路樹につきましては、まずは街路樹の現状を把握した上で、これからのまちづくりに適した樹種や配置について専門家に意見を伺ってまいりたいと考えております。次に、専門的な知識を持った職員の配置などにつきましては、現在、専門的知識を持った業者に街路樹の剪定を委託しており、その際、周辺の街路樹も点検していることから、現時点では専門職の配置は考えておりません。また、街路樹を維持していくための予算につきましては、適切な予算の確保に努めていきたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 中島正人

松井議員の御質問にお答えいたします。ただいま、暑さ対策について御質問がありました。小・中学校のエアコン利用状況についてですが、初めに、エアコンの使用開始につきましては7月末の工事完了を目指して進め、その結果、完了した28校で順次使用を開始しました。学校行事等と作業工程が合わなかった1校についても8月9日に工事が完了し、使用可能となり、2学期の始業式からは全小・中学校で使用しております。次に、エアコンの有効活用を学校に伝える必要性につきましては、市教委では、学校に対してエアコンの有効な活用を伝えることが大切であると考えたことから、空調設備の操作や温度設定等について記した小樽市立小中学校空調設備運用ガイドラインを本年5月に改訂し、各学校へ周知したところであります。また、本ガイドラインには温度設定等を示しておりますが、温度の状況は学校の立地や教室内の人数などによって異なることから、各学校における温度設定については、児童・生徒の体調や室内温度を考慮し、校長の判断で調整するよう、改めて通知しております。次に、体育館へのエアコンの設置につきましては、各小・中学校の体育館には大型送風機に加え、移動可能なスポットクーラーを複数台配置するとともに、体育の授業は可能な限り午前中の涼しい時間帯に実施しているほか、暑さ指数が高い日には体育を他の教科に振り替えるなど、暑さ対策を行っている学校もあることを承知しており、まずは今夏の学校の状況を把握してまいりたいと考えております。

出典:小樽市議会 令和6年第3回定例会 2024年9月10日 議事録 PDF(93ページ) 間違いを知らせる