小樽市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月17日
第3号ふ頭及び周辺再開発について
2024年6月17日、小樽市議会の一般質問で、面野大輔議員が「第3号ふ頭及び周辺再開発について」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。
- 質問者
- 面野大輔 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 17番 面野大輔
第3号ふ頭及び周辺再開発について伺います。3月25日、国際インフォメーションセンターと施設内のポートマルシェotarueがオープンしました。本施設は、もともと運河プラザで運営していたインフォメーションと売店が機能移転する格好となり、みなとオアシス小樽の代表施設であり、第3号ふ頭へのクルーズ船寄港増や周辺再開発によるにぎわい創出の中心的役割であるとされ、建設されました。私は、建設前の当該施設の進捗について議会へ報告をいただいた際には、何度も質問をさせていただきました。そんな思い入れの強い施設なので、第3号ふ頭周辺に用事がある際には、ポートマルシェotarueの前を通り、館内の客入りや駐車場の状況などを拝見しています。平日や週末、クルーズ船寄港時などと様々な場面を拝見していますが、私の通るときは活気のあるような雰囲気は確認できませんでした。オープン後、約3か月がたち、小樽国際インフォメーションセンターやポートマルシェotarueが第3号ふ頭周辺のにぎわいづくりに与えている影響についてどのような所感をお持ちなのか、お聞かせください。次に、株式会社小樽観光振興公社が運営する有料駐車場について伺います。公社がもともと運営されていた小樽地方合同庁舎横の観光駐車場とポートマルシェotarueに隣接する駐車場の収容可能台数と料金体系、加えてオープン後の両駐車場の利用状況について御説明ください。次に、今後のイベントについて伺います。以前の委員会の報告の中で、国際インフォメーションセンター内では、小樽市や後志で取れる野菜などの物販を展開する旨の御説明をいただきましたが、現在、施設前の広場では、どのようなイベントで使う予定かお示しください。次に、観光船ターミナルについて伺います。前定例会の経済常任委員会の報告では、再開発事業の進捗において、観光船ターミナルは34号上屋を解体した後、この跡地に多目的ホールを併設した複合施設として小樽市が建設することとし、令和5年度に基本・実施設計、令和6年度に現地着手する計画で進めていると示されました。報告で示された令和5年度に設計した観光船ターミナルの概要について御説明ください。観光船ターミナル周辺には、便益施設を設置する当面の利用エリアや、バス及びタクシーの乗降場所のほか、将来ニーズに対応できる拡張エリアがありますが、それらの全体の面積と観光船ターミナルの建築面積と拡張エリアの面積はそれぞれどの程度の面積を予定していますか。次に、令和6年度は現地着手する計画であると示されていますが、観光船ターミナル完成後の維持管理や運営方法の検討は現時点でどうなっているか、御説明ください。観光船ターミナルと併せて整備する小型船だまりでは、主に市内に点在する観光船の発着場所を集約すると伺っておりますが、発着場所を何か所整備する予定ですか。次に、おたる潮まつりについて伺います。昨年は57回目の開催でコロナ禍が明け、4年ぶりの通常開催となったこと、また、最終日には東京ディズニーリゾート40周年のプログラムとして、スペシャルドローンショーがおたる潮まつり会場で開催され、同日行われた花火大会も例年以上の盛り上がりで、おたる潮まつりは幕を下ろしました。そして、第58回を迎える今回は、第3号ふ頭が新たな幕開けをした年となり、実行委員会をはじめ関係者の皆様は開催に向けて御尽力されているところだと思います。第3号ふ頭及び周辺再開発に伴うおたる潮まつりへの影響について伺いますが、昨年の出店募集では3区域で合計25区画だったとおたる潮まつりのホームページに掲載がありました。一方で、今年の募集は2区域で16区画と大幅に減っています。この出店枠減少の原因は、再開発によるものなのか。また、今後も今年同様の出店枠となるのか、御見解を伺います。次に、クルーズ船について伺います。国の直轄事業として2014年から着手した第3号ふ頭の岸壁改良工事が令和5年度末に完了し、新年度から第3号ふ頭16・17番岸壁では、14万トン級の大型クルーズ船の受入れが可能となりました。これまで勝納ふ頭へ寄港していた11万トン級のダイヤモンド・プリンセスは既に4度目の寄港を終え、現在、未定になっておりますが、秋には13万トン級のカーニバル・パノラマが第3号ふ頭へ初寄港するかもしれません。今シーズンは初寄港のクルーズ船も目立ち、第3号ふ頭のにぎわいづくりや今後のポートセールスへの機運も高まっているのだろうと期待しているところです。これからは、寄港数の増加策に加えて、帰港中の乗客の皆さんがどのようにして小樽市を楽しんでいただくか、そして、再び来訪したくなっていただくかという観点も必要な要素だと考えます。初めに、小樽港への滞在時間は船によって違いはありますが、他港と比較して長いのか短いのか、いかがでしょうか。次に、クルーズ船寄港時にガイドを務めている方からお話を伺う機会があり、第3号ふ頭のメリットやデメリットについて伺いました。メリットとしては、やはり、下船後すぐに観光地である小樽運河が近いことや、勝納ふ頭と比べると景観がよいことであるとおっしゃられていました。一方、デメリットは、下船する方の目的は様々だが、割と多いのは日用品を買い求めるために下船する方が結構いらっしゃるとのことです。勝納ふ頭の場合は、イオン小樽店を含めウイングベイ小樽というショッピングモールが近隣にあり、大変重宝していたという御意見もあります。場所が変わればよいこととそうではないことが発生してしまうことは当然ですが、できる限り乗船客のニーズを捉え、今後の魅力的な港づくりに生かしていくことは重要なことだと思います。そこで、小樽港で下船する乗客の動向を把握されているのか。また、課題としてどのように捉えているのか、お聞かせください。京都舞鶴港のホームページでは、ちょいたびサイトという観光客向けのポータルサイトとリンクし、そのサイト内には、3~4時間、5~6時間、7時間以上の観光モデルコースを紹介しています。そのほかにも観光エリアや個別に施設が紹介され、グーグルマップとリンクされており、初めて来訪する方にも割と分かりやすいつくりになっています。小樽市では、小樽観光協会が運営する、おたるぽーたるがございますが、小樽港や第3号ふ頭のホームページはまだありません。主体が小樽港なのか、第3号ふ頭なのか、みなとオアシスとしてなのか、選択肢は幾つかありますが、クルーズ船の乗客に特化した独自のホームページやSNSなどを活用し、情報発信に努めるべきだと考えますが、御所見を伺います。次に、寄港地観光プログラムの開発について伺います。クルーズ船の滞在時間は限られており、寄港地での周遊観光も同様に時間が制約された中で、乗客は周遊ルートの計画を立てるわけです。先ほど申し上げた乗客へ向けた情報発信のほか、寄港地観光プログラムを開発することにより、市内の周遊者増加策を検討する必要もあるのだと考えます。船会社では、乗船に係る一般的な料金のほかに寄港地観光プログラムの参加費での収益も大きなウエートを占めていると言われています。船会社と連携し、乗船客が小樽市を巡りたくなるようなプログラムの開発を検討していただきたいと考えますが、現在、船会社等と連携した寄港地観光プログラムはございますか。次に、地域観光資源の多言語解説整備支援事業の有効活用について伺います。昨年度、観光振興室では、日本遺産候補地域である「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽〜「民の力」で創られ蘇った北の商都〜」の英語解説文整備支援事業が観光庁に採択され、本事業を進めたと伺っております。先日、北海道新聞にて、「「優れた英文解説」に選定」として掲載されていました。従来の多言語解説というのは、日本語で解説された文章を後から翻訳するといった手法で、ネーティブからすると無理のある文章になっていると言われていました。皆さんも経験があると思いますが、外国人が日本語化した文章にはどこか違和感があると感じたことはないでしょうか。その違和感を解消するため、原文からネーティブライターが文章を作るという事業です。クルーズ船の中には、大半が英語圏の乗客という客船もあると聞きますが、本事業で多言語化したコンテンツはネーティブに対して今まで以上に小樽の魅力をお伝えできる貴重なコンテンツとなっていることと考えますが、小樽港へ寄港するクルーズ船の乗客へ事前にこのような情報をお届けできる方法はございますか、御見解をお示しください。道内では唯一優れた英文解説と認定された本事業を生かすには、こういった取組も必要だと考えます。ぜひ、ポートセールスの際には、小樽港の優位性、また、乗船客が小樽のまちを歩きたくなるようなきっかけとして活用していただきたいと思います。第3号ふ頭及び周辺再開発に関しては、以前から官民連携において、にぎわい創出のため協議が進められ、計画完了まであと数年のところまで来ました。これからのキーポイントは、当該再開発区域の中でも水際線を生かせる最も魅力的な場所と表現されている34号上屋の跡地に、今後、建設予定の観光船ターミナルと将来動向、ニーズを見極めてから検討を進める拡張エリアがどのような形で整備されるかが重要な位置づけになってくるものだと考えます。以上、4項目めの質問を終わります。
答弁 市長 迫俊哉
ただいま、第3号ふ頭及び周辺再開発について御質問がありました。初めに、国際インフォメーションセンターについてですが、まず、小樽国際インフォメーションセンターやポートマルシェotarueが第3号ふ頭周辺のにぎわいづくりに与えている影響につきましては、小樽国際インフォメーションセンターの来場者数を見ますと、オープンから5月末までで7万6,536人となっており、ゴールデンウイークやクルーズ船が入港した日においては、特に多くの方が訪れていると伺っております。また、観光案内所の利用人数につきましては、コロナ禍前の運河プラザにあったときと比較いたしますと2倍となっており、この施設が周辺への回遊に寄与しているものと考えております。また、ポートマルシェotarueについても、運河プラザで物販を行っていたときの売上げとの比較では倍増していると伺っており、コンセプトとしている小樽・後志地域の特産品を取り扱うアンテナショップとしての役割も果たしているものと考えております。次に、観光駐車場の収容可能台数につきましては、これまで株式会社小樽観光振興公社が運営をしていた小樽地方合同庁舎横の小樽観光駐車場第2が199台、新たに開設したポートマルシェotarueに隣接する小樽観光駐車場第1が90台、合計で289台が収容可能となっております。料金体系につきましては、双方とも同様の体系となっており、1時間300円、その後1時間ごとに300円、最大料金当日24時まで1,000円となっております。オープン後の利用状況については、5月末までで駐車場第1は5,116台、駐車場第2は9,188台、合計で1万4,304台の利用があったと伺っております。次に、国際インフォメーションセンター前の広場でのイベント使用につきましては、みなとオアシス小樽運営協議会のイベント部会による集客のための社会実験事業として、農産品などの販売やキッチンカーによる飲食の提供などを予定しております。次に、観光船ターミナルについてですが、まず、観光船ターミナルの概要につきましては、1階には待合スペースや券売所、観光船事業者の事務室、24時間利用可能なトイレなどを配置し、2階には様々なイベント等で利用できる多目的ホールと展望テラスを配置しております。また、太陽光発電システムの導入や、ZEB Readyに対応する施設としております。次に、観光船ターミナル周辺の全体面積などにつきましては、周辺全体で約2,600平方メートルであり、そのうち観光船ターミナルの建築面積は約800平方メートル、将来の拡張エリアは約700平方メートルを予定しております。次に、維持管理や運営方法の検討につきましては、現時点では日常の維持管理の方法や施設の使い方など、細部の整理を行いながら業務委託や指定管理者制度の導入など運営方法を検討しているところであります。次に、小型船だまりの発着場所につきましては、物揚場で2か所、三つの桟橋で10か所、合計で12か所を整備する予定であります。次に、おたる潮まつりについてですが、出店募集枠が昨年度と比べて減少した原因につきましては、祭り会場内の雑踏対策によるものであり、おたる潮まつり実行委員会と警察などの関係機関が協議して決定したと聞いております。また、今後のおたる潮まつり出店募集枠の見通しにつきましては、第3号ふ頭及び周辺再開発に関わる観光船ターミナルや緑地の工事中、工事後において増減があるものと考えております。次に、クルーズ船についてですが、まず、クルーズ船の小樽港の滞在時間につきましては、発着地以外の寄港地においては、早朝に入港して夕方に出港する場合が多く、他港においても同様であります。次に、下船する乗客の観光動向の把握につきましては、ツアー客については、バスの台数と大まかな行き先、フリー客はクルーズターミナル内の観光案内所で案内した件数と行き先を把握しているところであります。本年は、これまで13回の寄港があり、特に大型船の寄港時には市内各所に乗客の姿が見られるなど、新たな人の流れを実感しております。また、乗客を市内に誘導する上での課題につきましては、多言語対応の案内板やパンフレットなどの充実、案内・通訳ボランティアの確保、観光関連施設や飲食店における受入れ体制などがあるものと考えております。次に、クルーズ船の乗客に特化した独自の情報発信につきましては、本市が加盟している環日本海クルーズ推進協議会においてホームページを運営しており、その中で、お勧めの観光プランをクルーズ船の乗客に情報発信しているほか、観光振興室の職員等が前の寄港地から乗船し、船内で観光PRを行っておりますが、乗船客の反響を見ながら内容を充実してまいりたいと考えております。次に、船会社等と連携した寄港地観光プログラムにつきましては、例年11月に東京で開催をしているクルーズプロモーションに船会社等をお招きし、本市及び北しりべし地域の観光情報を提供するなど、寄港地観光プログラムを造成する際の参考にしていただいており、バスツアーの行き先に組み込まれているところであります。次に、小樽市の魅力を伝えるコンテンツを事前にクルーズ船の乗客へお届けすることにつきましては、地域観光資源の多言語解説整備支援事業の英語解説文は、今年度、小樽市日本遺産推進協議会がパンフレットの作成やウェブサイトの整備等を予定していることから、これらを活用してクルーズプロモーションなどで船会社等にPRしてまいりたいと考えております。また、クルーズターミナル内の観光案内所においても、乗客に対し直接案内をしてまいりたいと考えております。