小樽市議会 令和6年第1回定例会 2024年3月4日
小樽市公設水産地方卸売市場について
2024年3月4日、小樽市議会の一般質問で、小池二郎議員が「小樽市公設水産地方卸売市場について」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。
- 質問者
- 小池二郎 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 19番 小池二郎
次に、小樽市公設水産地方卸売市場についてお伺いいたします。水産卸売市場の開設経緯を振り返ると、水産物産地流通加工センターの事業の一環として、かつて手宮と高島に分散していた市場機能を集約し、卸売業務の円滑化を図るため整備され、昭和53年に地方卸売市場として開設したものと認識しております。開設から40年以上経過していますので、経年劣化や海風による塩害などから施設や設備の老朽化が目立ってきていると感じておりますが、まず、水産卸売市場の設置目的や役割についてお示しください。次に、水産卸売市場を取り巻く環境は、水産資源の減少や漁獲規制、さらには底引き網漁船の減船など大きく変化しており、取扱数量は、昭和53年開設時は5万8,329トンに対し、令和4年度には1万9,915トンまで減少しております。また、全国的な傾向としても、人口減少に伴う食料消費の量的変化、消費者等のニーズの多様化、生産・流通構造の変化による取扱量の減少傾向も相まって、大変厳しい状況にあるとお聞きしております。しかしながら、水産卸売市場は、本市の水産加工業の原材料供給を担っており、地域経済にとって欠かせない施設であるため、今後も安全・安心な水産物の流通拠点として維持存続させる必要があると感じております。こうしたもろもろの状況を踏まえ、本市の水産卸売市場の再整備に関して、どのような課題があると認識されているのか、お示しください。次に、市場再整備基本構想策定に係る事業費を令和6年度予算案で計上されておりますが、事業の内容についてお示しください。施設の再整備に当たっては、将来にわたって多くの利用者が施設を活用されることが望ましく、そのためには、利用者の意見を反映することが重要と考えております。当該水産卸売市場においても、構想を検討する段階で市場関係者からの意見を十分に確認して、構想に反映していただきたいものと要望いたします。最後に、今後の流れについて確認させていただきます。小樽市公共施設長寿命化計画では、当該水産卸売市場の再整備の実施時期は、令和13年度以降の第2期と示されておりますが、施設の老朽化などの状況を踏まえると、可能な限り速やかな再整備が望ましいものと考えております。令和6年度に基本構想を策定した後において、再整備の進め方などの方向性について、お考えをお示しください。以上、4項目めの質問を終わります。
答弁 市長 迫俊哉
ただいま、小樽市公設水産地方卸売市場について御質問がありました。初めに、設置目的につきましては、小樽市公設水産地方卸売市場条例第1条では、「水産物の取引の適正化とその健全な運営を確保し、もって生産及び流通の円滑化を図り、市民生活の安定に資するため」と定められております。また、役割につきましては、地方卸売市場として集荷、選別、決済等、安全で安心な水産物の流通拠点の産地市場として、水産物の適正な価格形成と生産者の販路の確保といった機能を有し、市民生活の安定とともに地域経済に重要な役割を有しております。次に、本市の水産卸売市場の再整備に関する課題につきましては、建設当時と比較いたしますと、取扱量の減少のほか、衛生管理のさらなる改善を求められていることから、今後も本市の水産卸売市場が安全・安心な水産物の流通拠点として持続可能な市場であるためには、経営の安定化が必要であるとともに、陳列物と通路のゾーニングなどの市場内の動線やHACCPの考え方を取り入れた衛生管理に課題があると認識しております。次に、基本構想策定事業の内容につきましては、今後の水産卸売市場の在り方について市場収入の向上策のほか、規模、機能及び物流の効率化を配慮した施設づくりなど、市場関係者の意見も踏まえ、再整備に向けた基本構想を策定するものであります。次に、基本構想策定後の再整備の進め方などの方向性につきましては、市場関係者からも早期の再整備を求められていることから、今後、基本構想で示される市場の規模や機能などに基づき、市全体の財政状況を勘案しながら、早期着手に向けて検討を進めてまいりたいと考えております。