小樽市議会 令和5年第4回定例会 2023年12月11日
(1)小樽港の臨港地区内の分区について/(2)新たな看護学校の今後について
2023年12月11日、小樽市議会の一般質問で、平戸理史議員が「小樽港の臨港地区内の分区について」「新たな看護学校の今後について」について質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。
- 質問者
- 平戸理史 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 平戸理史
続いて、第4項目、小樽港の臨港地区内の分区について質問します。小樽港の臨港地区内の分区における構築物の規制に関する条例は、臨港地区において、条例制定以前には、都市計画の用途地域の規制しかなく、様々な用途の建物が立地し、港湾機能や港湾活動に支障が生じることが懸念されたことから、臨港地区内の土地利用の目的や方針を明確にすることにより、各地区の特性に合わせた港湾の利用促進を図るため、平成8年に制定されたものであります。本定例会の議案中、小樽港の臨港地区内の分区における構築物の規制に関する条例の一部を改正する条例案が提案されました。この機会に、分区のうち、まず、無指定区域について伺います。無指定区域は、臨港地区の指定面積のうち、商港区に次いで広く、全体の約25%に当たります。小樽港港湾計画では、その多くが港湾空間ゾーニングでいう都市機能ゾーン、観光・商業・物流施設など、柔軟な運用により周辺地域と調和した空間と位置づけられております。この無指定区域の基本的な考え方をお示しください。次に、修景厚生港区について伺います。修景厚生港区において、所要の改正として、港湾法の一部改正によって新たに港湾施設とされた港湾情報提供施設、港湾の利用に関する情報を提供する案内施設などを構築可能な施設として追加するとあります。この法律は、いつ改正されたものを指しますか。あわせて、その概要をお知らせください。修景厚生港区は、その景観を整備するとともに、港湾関係者の厚生の増進を図ることを目的とするとありますが、今回の条例改正により、運河公園周辺では具体的にはどのような施設が建設可能となるのでしょうか、お知らせください。以上で、4項目めの質問を終わります。
答弁 市長 迫俊哉
ただいま、小樽港の臨港地区内の分区について御質問がありました。初めに、無指定区域につきましては、国から発出された運用指針によりますと、港湾を一体的に管理運営する必要性から臨港地区に含める必要があるが、一般的都市機能を有する土地利用に対応して、分区を定めず、必要に応じて地区計画等による建築規制を行う区域としていることから、本市におきましては、築港、色内、港町地区を無指定区域とし、それぞれの地区の特性に合わせた地区計画を定めております。次に、港湾法上の港湾情報提供施設につきましては、官民が連携して、港を拠点とした地域住民との交流や観光振興の促進など、地域の活性化を図ることを目的に、港湾の利用に関する情報を提供するための見学施設や案内施設などが、平成28年7月に、港湾法第2条第5項第8号の3に規定する港湾施設に追加されたものであります。次に、分区条例の修景厚生港区における具体的な施設につきましては、今回の条例改正により、新たに宿泊施設の建設が可能となったほか、飲食・物販施設の面積要件などを緩和したことから、例えば既存の石造倉庫などを活用した宿泊施設や飲食・物販施設が建設可能となります。
質問 7番 平戸理史
続いて、5項目め、新たな看護学校の今後について質問します。12月1日付の北海道新聞報道によると、心優会はウイングベイ小樽での看護学校の開設撤退後に、心優会が運営している野口病院を移転新築し、当病院に看護学校を併設する方針を決めたとのことで、11月24日に開催した市と小樽市医師会、心優会との協議会でその旨が表明されたと書かれていて驚きました。このことについて、11月24日の協議会でどのような方針が示されたのか、お聞かせください。その記事では、開校までに2年ほどしかなく、設置場所や1学年の定員数など未定な部分が多いため、北海道の設置認可が得られるかは不透明となっていますとありますが、新たな看護学校の開設に向けて具体的に決めなければならないことは何かをお聞かせください。開校時には、暫定的に必要となる、それらに係る経費は心優会が負担し、市の負担が発生することはないのかを含めた今後の支援の見通しをお聞かせください。ここで、先般、小樽市が実施したアンケートについて伺っておきます。新たな看護学校が開校し、正看護師の資格を有した卒業生を送り出せるようになるまで順調に進展したとしても、最低でも3年間の空白期間ができることに対する問いであります。このアンケートの実施日、目的と対象、アンケートの設問内容、回答結果の概要についてお知らせください。このアンケート調査結果から、市はどのような対応をお考えなのか、お聞かせください。また、野口病院の入る小樽駅前第1ビルや隣接する心優会所有のビルを含めた小樽駅前第1ビル周辺地区再開発について、今後の事業スケジュールを年度ごとに時系列で御説明ください。報道では、野口病院と学校は、2025年度中の着工、完成は早くても2029年4月の予定ということですが、小樽駅前第1ビル周辺地区再開発の全体計画にどのような影響があるのか、お聞かせください。仮に予定どおり看護学校が開校しても、卒業生が市内に残ってくれる保障があるのかについても大きな問題です。卒業生が結局、市外の病院に勤務してしまうのであれば意味がないことになります。本来の目的は、市内の看護師不足を少しでも解消することですから、卒業生が市内に残らないのであれば、本末転倒になりかねません。札幌市の高等看護学校では、定員不足が顕在化しつつあると聞いています。そうであれば、小樽市でも苦労して開校した看護学校が慢性的な定員不足に陥り、補助金なしでは学校が存続できなくなる可能性も想定されます。そもそも看護学校の経営は、生徒が充足されても収支とんとんで、利益を生み出すことを目的とした収益構造ではないはずです。とすれば、看護学校の生徒の充足率が100%と仮定した場合に、負担できる運営費は算出でき、それが上限になると思います。その収支差額を市で負担するのか、医師会や市内の医療関係など、オール小樽で負担するのか、負担の期間はいつまでかなどの見通しについてお聞かせください。ここに至っては、本来の目的に立ち返り、市内での看護学校設立にこだわらなくてもよいのではないかとの声もあります。一部には、小樽市から札幌市の学校に通学する生徒に対して、交通費や授業料などを補助したり、卒業後、小樽市内の病院に勤務した場合は家賃補助をするなどの優遇制度を設けたほうが地元定着に一定の効果が見込まれるのではないかとの意見もあります。このことについて、市の今後の取組をお聞かせください。以上で、5項目めの質問を終わります。
答弁 市長 迫俊哉
ただいま、新たな看護学校の今後について御質問がありました。初めに、11月24日の看護学校検討協議会で心優会から示された方針内容につきましては、新たな看護学校について、将来的に同法人が運営する病院の移転に合わせて看護学校を併設し、それまでの間、暫定的に使用する校舎を確保して、令和8年4月の開校を目指したい旨の意向が示されたところであります。次に、新たな看護学校の開設に向けて具体的に決めなければならないことにつきましては、定員、教員等の人材、カリキュラム、実習先のほか、学生の確保方針や募集計画などがありますが、これらのことを検討する上で前提となるのが学校の開設場所であり、これを決定することが最優先事項であると考えております。次に、今後の支援の見通しにつきましては、現時点では開設場所や開設に関わる経費等の詳細が決まっておりませんので、今後、これらが明らかとなった段階で検討してまいります。次に、看護職員に関するアンケート調査につきましては、令和9年度から11年度までの3年間、現時点の見込みで、市内看護学校からの正看護師の供給が減少することについて、市内医療機関への影響を把握し、今後の検討の参考とする目的で行ったものであり、調査期間は本年9月11日から29日まで、市内医療機関80か所を対象として実施し、43か所からの回答があり、53%の回答率でありました。調査項目は、看護職員の居住地、看護職員不足の見通し、実施している看護師確保対策、行政に期待する支援策などとなっております。主な回答結果といたしましては、市内に居住する看護職員は約8割であり、2割が市外から勤務していること。11年度までの看護職員確保の見通しについて、不足する見込みであるとの回答は、病院で87%、診療所で43%であること。また、看護師確保対策として、独自に奨学金制度を設けている病院が11か所あること、行政に対して、看護学校に対する運営支援のほか、看護師の住居確保に対する支援などが望まれていることなどとなっております。市といたしましては、これらの結果を踏まえて、新卒者や既卒者の有効な確保策などについて検討してまいりたいと考えております。次に、駅前第1ビルの再開発スケジュールにつきましては、小樽駅前第1ビル周辺地区再開発準備組合からは、再開発の事業計画策定に向けた検討をしている段階であることから、現段階ではスケジュールを示すことはできないと聞いております。次に、野口病院等の新築による再開発への影響につきましては、ただいま申し上げましたとおり、準備組合からは、再開発のスケジュールが未定であるため、野口病院等の新築による影響は現時点では判断できないと聞いております。次に、学生の定員割れが生じた場合の収支不足に対する支援につきましては、医師会の御意見も伺いながら検討してまいります。次に、看護師確保に向けた方策につきましては、新卒者の確保のほか、潜在看護師の掘り起こしや現任職員の離職防止の取組などがありますが、その中で看護学校への支援は、新卒者確保のための有効な方策の一つであると考えております。ただいま議員から御提示のありました、市内医療機関へ就職する際の支援なども有効な方策と考えますので、医療機関アンケートの調査結果を踏まえるとともに、医師会や看護協会などの御意見も伺いながら検討してまいります。