小樽市議会 令和5年第4回定例会 2023年12月11日
第6期小樽市障害福祉計画等について
2023年12月11日、小樽市議会の一般質問で、新井田邦宏議員が「第6期小樽市障害福祉計画等について」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。
- 質問者
- 新井田邦宏 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 新井田邦宏
2項目め、障害者福祉について。第6期小樽市障害福祉計画及び第2期小樽市障害児福祉計画について、今年度で実施計画の3年目となっており、また、次の3年間で令和8年度までの第3期小樽市障害者計画の終盤となります。障害の有無にかかわらず、全ての人が住み慣れた地域で助け合い、支え合い、幸せに暮らしていくことができるよう、共生社会の実現に向け、取り組んでいただいております。実施においては、ちょうど新型コロナウイルス感染症の発生、蔓延の中で、精神的にも身体的にも寄り添う障害福祉においては、かなりのハードルがあり、計画の遂行も困難を極めたのではないかと推察します。第1章、計画策定の趣旨等の「6 第6期障害福祉計画・第2期障害児福祉計画の策定に当たって」のところで、(1)計画の見直し体制ということが記載されております。それによると、「障害者総合支援法の規定に基づき設置している「小樽市障がい児・者支援協議会」において協議を行いました。」とあります。各傘下部会や福祉や介護等関係機関、当事者や御家族の方などから幅広い意見を伺っているようであり、重要な協議会となっていることが分かりますが、運営体制の部分で各部会などからの地域課題等について協議する場として、事務局会議が毎月開催、その事務局会議の協議を調整して、隔月開催の幹事会で解決への検討をする、そして全体会へと地域課題の整理をした上で提言をするという体制が図示されております。この事務局会議や幹事会、全体会の開催は、計画に記載のとおりに行われて、地域課題等の吸い上げ体制、協議体制、解決への体制は整っておりますでしょうか、お聞かせください。また、計画どおり開催されていなければ、その理由をお示しください。計画の中の、第4章、令和5年度における成果目標の設定、「2 精神障がいにも対応した地域包括ケアシステムの構築」の説明の中で、「本市において、精神障がい者の地域移行を進めるための成果目標を設定するに当たっては、本市の第5期障害福祉計画の成果目標となっていた保健、医療、福祉関係者による協議の場の設置について達成できていませんので、これを引き続き第6期障害福祉計画の成果目標とし、後志圏域地域生活移行支援協議会等の意見も参考にしながら、取組を進めます。」とあり、また、第4章の「5 障がい児支援の提供体制の整備等」の中の説明の「重度の障がいのある子ども及び医療的ケアを必要とする子どもとその家族が、適切な支援を受け、安心して地域生活を送ることができるよう、第5期障害福祉計画期間中から、関係機関が意見交換や情報交換などにより連携を強固にするための協議の場の設置の検討を進めており、令和3年度に設置し、定期的に開催する予定です。」とありました。これら二つの協議の場というのは設置されたのでしょうか。また、設置されていれば、開催頻度やどういった関係機関とどのような協議がなされているのか、協議された内容はどのように反映しているのか。また、設置されていなければ、その理由もお聞かせください。第4章の「7 障害福祉サービス等の質の向上を図るための取組に係る体制の構築」という部分では、国の基本指針に定める目標として、「令和5年度末までに、障害福祉サービス等の質を向上させるための取組に関する事項を実施する体制を構築することを基本とする。」とあり、「本市の職員が障害者総合支援法等の具体的な内容を理解し、利用者が真に必要とするサービス等の提供を行うことができるよう、北海道が実施する障害福祉サービス等に係る研修や専門知識の向上のための研修への積極的な参加を図ります。」とあります。コロナ禍において、北海道が実施する研修に市の職員が何人参加できたのか、令和3年度から5年度まで年度ごとにお答えください。また、障害福祉サービスの質の向上は図られたのか、お聞かせください。日常的にも業務に携わる中で、質の向上を図られているかと思いますが、さらなる向上をしていける体制をぜひお願いいたします。第5章の障害福祉サービス、計画相談支援等の種類ごとの見込量の「6 「障害児通所支援」のサービス利用見込量」について、児童発達支援において、平成30年度から令和2年度まで年々利用者及びサービス利用延べ日数が増加しております。放課後等デイサービスの利用量も増加しており、本計画の計画期間中においても増加傾向で見込みを立てておりました。令和4年第4回定例会にて、我が党の秋元議員が、年々利用者数の増加により、相談体制や受給者証発行までの時間に影響が出ているのではないかとのことで、相談員の増員や利用状況の把握についての質問をいたしておりましたが、令和3年度から令和4年度までの実績と令和5年度末までの見込みで、各年度の児童発達支援及び放課後等デイサービスの利用量をお聞かせください。また、その結果を踏まえて、来年度からの計画ではこれらのサービスの利用量はどうなるとお考えか、お聞かせください。迫市長が力を入れる子育ての分野でもあります。先を見越してニーズの把握が重要になると考えます。計画の第8章の計画の推進等の「2 計画の点検・評価」について、「毎年度、障害福祉サービス、障害児通所支援及び地域生活支援事業などに係る施策や事業について、その進捗状況を点検・評価するとともに、「小樽市障がい児・者支援協議会」の意見などを踏まえ、次期障害福祉計画・障害児福祉計画の策定に反映させます。また、障害福祉計画等における成果目標等について、少なくとも年に1回は実績を把握し、国等の障害者施策や関連施策の動向も踏まえながら、「小樽市障がい児・者支援協議会」において分析及び評価を行います。」とありますが、毎年度の施策や事業の進捗状況の点検や評価、そして少なくとも年に1回の成果目標などの分析、評価は行われているのでしょうか。行われているのであれば、その開催頻度と開催方法、どのような協議なのか、その協議内容はホームページ等で公開はされないのか。また、分析、評価が行われていなければ、その理由をお示しください。こちらも新型コロナウイルス感染症の蔓延があって、もしかしたら開催が厳しかったことも考えられますが、今後、同じようなことがあった場合にはオンラインなどの開催方法の検討もあり得るのではないかと考えます。全体を通して、令和5年度までの実施計画で、まだ数か月残しておりますが、本計画の実施状況はどこまで達成できたか、市長の見解をお示しください。福祉の分野においても市長のリーダーシップが必要となると考えます。練り上げられた計画と推進する組織力とそのリーダーシップによって、いかようにも打開、切り開いていけるのではないかと考えます。障害福祉においても多様化が進む中で、いかに全ての人が住み慣れた小樽市で幸せに暮らしていけるのかという部分は変わらないと思います。次の第7期小樽市障害福祉計画・第3期小樽市障害児福祉計画の策定と推進に期待を寄せるところであります。以上、2項目めの質問を終わります。
答弁 市長 迫俊哉
ただいま、第6期小樽市障害福祉計画等について御質問がありました。初めに、小樽市障がい児・者支援協議会の事務局会議、幹事会及び全体会につきましては、令和4年度までは計画どおり各会議を開催し、地域課題の協議等の体制を整えておりました。その後、幹事会及び事務局会議につきましては、会議の形骸化や役割分担が不明確である等の課題があったことから、今年8月から事務局会議の開催を休止し、令和6年3月をめどに幹事会と事務局会議の在り方を検討しているところであります。次に、第6期計画で成果目標に設定した協議の場の設置につきましては、精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築のための協議の場は設置できておりませんが、今後、設置に向けて関係機関と協議を進めてまいります。また、重度の障害のある子供や医療的ケアを必要とする子供とその家族の支援のための協議の場につきましては、医師や医療機関に勤務する者、児童福祉施設に勤務する者、障害児関係団体関係者等で構成する協議会を令和3年9月に設置し、年間2回程度、会議を開催しています。協議内容につきましては、医療的ケアを必要とする子供の実態把握や具体的な支援の在り方などについて協議を行っており、令和4年10月からは、保育所や小学校等の医療的ケアを必要とする子供が日中活動を行う場所に看護師等を派遣する事業を開始したところであります。次に、北海道が実施する研修会への本市職員の参加につきましては、令和3年度が2名、4年度が5名、5年度は5名の見込みであります。このほかに発達障害への理解に関する研修や医療的ケア児コーディネーター研修等を積極的に受講し、障害福祉サービス等の専門知識が増えたことで、事業所からの問合せに対しても的確に対応できるようになったと考えております。次に、児童発達支援及び放課後等デイサービス利用量につきましては、令和3年度3月の実績は、児童発達支援が延べ1,495日、放課後等デイサービスが延べ2,806日、4年度3月の実績は、児童発達支援が延べ1,628日、放課後等デイサービスが延べ3,149日、5年度3月の見込みは、児童発達支援が延べ1,721日、放課後等デイサービスが延べ3,460日となっております。また、来年度からの計画におきましても、これらのサービスの利用量が増加していくものと見込んでおります。次に、計画の進捗状況の点検、評価などにつきましては、小樽市障がい児・者支援協議会において行っております。開催頻度は、通常は年1回程度ですが、計画の策定作業がある年度は3回程度開催しており、開催方法は、新型コロナウイルス感染症の感染予防のため、令和2年度は書面開催、3年度の第1回はオンライン開催、3年度の第2回目からは対面とオンラインの複合開催としております。協議に当たっては、計画に登載されている事業や施策の進捗状況や成果目標の達成状況を書面でお示しし、地域包括支援センターの職員や障害者団体の関係者、障害福祉施設を運営する法人関係者等の障害福祉に関する専門知識や知見をお持ちの委員の方から御意見をいただく方法で行っております。また、協議内容のホームページでの公開は現在行っておりませんが、今後、検討してまいります。次に、現計画の達成状況につきましては、コロナ禍による社会生活への影響や障害のある方の高齢化や重度化により、施設に入所している方の地域生活への移行者数や就労訓練を行う施設利用者の一般就労への移行者数等達成できていない目標もあります。しかしながら、障害のある方の重度化、高齢化に備えた地域生活支援拠点等の整備や医療的ケアを必要とする子供とその家族に対する支援体制を構築することができたことなど一定の成果があったものと考えております。