みんなの議会

小樽市議会 令和4年第4回定例会 2022年12月14日

(1)浅草横断歩道橋について/(2)今後の町内会運営に対するサポートに関して/(3)新型コロナウイルスワクチンの接種記録について/(4)旧北海製罐(株)小樽工場第3倉庫について

2022年12月14日、小樽市議会の一般質問で、面野大輔議員が「浅草横断歩道橋について」「今後の町内会運営に対するサポートに関して」「新型コロナウイルスワクチンの接種記録について」「旧北海製罐(株)小樽工場第3倉庫について」について質問し、市長 迫俊哉、保健所長 田中宏之、生活環境部長 松井宏幸が答弁しました。

質問者
面野大輔 議員
答弁者
市長 迫俊哉、保健所長 田中宏之、生活環境部長 松井宏幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 面野大輔

一般質問を行います。初めに、浅草横断歩道橋について伺います。産業会館2階の国道側出入口につながる歩道橋です。国道5号をまたぐ浅草横断歩道橋は現在、稲穂小学校や西陵中学校に通学する児童・生徒の通学路に指定されているほか、市民の皆さんが国道を横断するために利用されている北海道開発局小樽開発建設部が管理する歩道橋です。昨今、歩道橋の老朽化による安全性に関する御意見や撤去要望について市民の方から御相談をお預かりする機会もございまして、その都度、管理する小樽開発建設部や本市の担当窓口に対して御説明をいただいておりました。これまでは、老朽化対策を施し、歩道橋の安全管理を確保していく旨、歩道橋の管理方針について伺ってまいりましたが、今年の夏頃に小樽開発建設部小樽道路事務所へ、当該歩道橋に関する今後の方針について改めて問い合わせたところ、撤去に向けて検討しているところだと伺いました。そこで、撤去に向けて幾つか伺っていきたいと思います。初めに、浅草横断歩道橋が設置された時期と理由について御説明ください。次に、管理者である小樽開発建設部は撤去に向けた取組をどのように進め、撤去する理由をどのようにお考えなのか、現在、市で押さえている状況を御説明ください。次に、稲穂小学校、西陵中学校の通学路として現在利用されていると聞いていますが、歩道橋の撤去によって、これまでとは異なる通学路の環境になると考えられます。歩道橋撤去に関して、学校、地域の声などの御意見について小樽開発建設部は把握しているのでしょうか。また、本市としても、それらの御意見を把握するべきだと考えますが、現在の状況をお示しください。当該歩道橋に接する交差点は、国道と道道が交差する道路となっています。道路管理については、小樽市が関与しないことになると考えますが、撤去後の環境については本市も考えていかなければならない立場であると思います。撤去後、横断歩道や信号機など、どのように設置するか、現時点では未定だと思いますが、歩道橋撤去に関する懸念点について、本市はどのように捉えていますか。また、本市としては、その懸念点についてどのような場で求めていく必要があると考えますか。次に、当該歩道橋は小樽市が保有する産業会館の2階出入口とつながっています。私が把握しているのは、年度末頃に設置されている確定申告の会場として利用されており、開場前にはたくさんの方々が2階出入口、歩道橋と接する場所で待っている風景を目にいたします。現在、出入口の利用状況及び産業会館内の店舗や団体の御意見を把握されているのかお示しください。次に、歩道橋撤去に伴う本市の工事の内容と概算金額について、現在想定される範囲でお示しください。この項最後に、浅草横断歩道橋の撤去に対する本市の御見解をお示しください。浅草横断歩道橋に接する交差点は一般車両を含め、路線バスのルートでもあるので、非常に多くの車両が往来する道路になっています。また、小樽駅や小学校、公的機関の施設が近隣に集中しており、大変多くの歩行者も利用するエ-79-リアとなっております。ですから、撤去後の安全性の確保や交通渋滞を引き起こさないような交差点となるように、各機関や利用者の御意見を伺い、丁寧に進めていただきたいと思います。次に、今後の町内会運営に対するサポートに関して伺います。今年の1回定例会予算特別委員会にて質疑をさせていただきました町内会運営に関する市の考え方について、改めて伺いたいと思います。前回伺った際には、今年度の単位町内会への世帯数割単価と総連合町会補助金の増額について、暫定的な措置であると御答弁をいただきました。加えて、町内会が局面する課題についても今年度中に町内会の御意見を伺い、また、町内会にどの程度の業務を担っていただいているのか、その調査、把握に努めていただけるとも御答弁をいただきました。初めに、総連合町会の業務、具体的には、市が発信する情報の回覧件数や総連合町会から推薦を受けて市が設置する委員会などに参加されている町内会長の人数など、総連合町会事務局が貢献している状況を把握、可視化するために町内会の担当である生活安全課が各部署へ照会して、把握に努めていきたいと方針を示されていましたが、現在の進捗状況をお示しください。本市の業務改善においても取り組んでいるように、業務量の把握、可視化することによって業務の負担がどの程度なのか、人員の配置は足りているのか、市補助金が適正なのか、今後、総連合町会に対してどのようなサポートが必要なのかという検討材料として、必要なデータになってくると思います。次に、市補助金の増額要望に対する考え方について伺います。単位町内会への世帯割単価、総連合町会運営費について、大幅な増額と抜本的な見直しについて要望をいただいている状況だとお聞きしています。前回質問の際には、総連合町会側と協議を行い、検討される旨の方針を示していただいておりますが、現在どのような状況なのかを示しください。総連合町会の要望、それから、小樽市の財政状況、財源に鑑み、サポートできること、できないことがあると思います。また、金銭的なサポート以外でも人的なサポート、デジタル化による業務軽減など、様々な視点からしっかりと協議を進めていただき、双方にとって効果的で持続可能な連携方法を模索していただきたいと考えます。次に、他自治体では、町内会運営・振興に関する条例を定めているケースもあると受け止めています。札幌市では、札幌市未来へつなぐ町内会ささえあい条例が令和4年10月6日に市議会で可決され、令和5年4月1日から施行となっています。札幌市のこれまでの検討経過を確認すると、令和2年4月頃から町内会との意見交換会で御意見を伺うための条例素案と支援策案それぞれのたたき台を作成し、条例制定に向けて動き出したと示されています。制定までに、市民ワークショップや全10区の連合町内会連絡協議会等での意見交換、単位町内会からの意見募集、条例素案に対するパブリックコメントの実施など、幅広い意見を集約する取組を進めてきたということです。本市と比べると、少子高齢化、人口減少の推移はなだらかなまちですが、札幌市では条例制定の理由として、多くの町内会では加入率の低下や役員の高齢化、担い手不足などの問題に悩んでおり、今後もこうした状況が続いていくと、町内会の存在自体が難しくなる例が増える。また、町内会活動が停滞することによって地域の活力が低下していくことに対し、危機感を持ち、この条例をよりどころとして、将来にわたって町内会を支援していきたいという理由で制定を進めたそうです。また、ほかの都市では、地域振興計画やコミュニティ振興計画を策定し、具体的な施策の進捗状況を管理、運営し、コミュニティーの振興策に力を入れている自治体もあるようです。全国的に見ても町内会を取り巻く環境は本市と同様であり、よりどころとなる条例や計画を策定し、町内会の活性化を目指す自治体が増えている傾向にあると考えます。本市としても、条例の制定や計画策定を検討し、町内会を取り巻-80-く現状や課題解決のために、何を進めていくべきかなどを明確にして施策を押し進めていく必要があると考えます。各町内会でも、当事者の皆さんは課題を把握し、解決のために様々な取組に尽力をされていることは承知しておりますが、小樽市としてもそのような実態を踏まえ、条例化や計画の策定を視野に入れ、今後の町内会運営・振興に向けて新たな取組について検討を進めていただきたいと考えますが、御所見を伺います。次に、新型コロナウイルスワクチンの接種記録について伺います。国内では、ファイザー社のワクチンが令和3年2月14日に薬事承認され、同月17日から接種が開始されています。その後、モデルナ社、アストラゼネカ社のワクチンも次々と承認がなされ、主に3社のワクチンによって接種が開始されました。ワクチンは、感染や発症予防をする効果、また、重症化を予防する効果が確認され、特に高齢者や基礎疾患の有無などによる条件を基に接種の順番を示し、健康被害や感染対策への影響を最小限に抑えるために順次実施されてきました。当初ワクチンの供給量に先行きが不透明な時期もありましたし、接種後の副反応への不安、SNS上ではフェイクニュースやデマが拡散され、いろいろな観点から接種の推進に課題がありました。そういった課題を一つ一つ解決し、多忙を極めて、接種の推進に努めてこられた職員の皆様、医療従事者の皆様に敬意を表するところです。世界的にもワクチンの接種率が向上するとともに、新規感染者数や重症者数、死亡者数などが減少に転じ、その状況に合わせて、社会的ルールや国際的な往来が緩和され、コロナ禍以前の状況に戻りつつあります。国によっては、状況の違いはあるものの、世界的に推進したワクチン接種により大きな成果が見込まれているところです。しかし一方で、迅速過ぎる薬事承認に対し、懸念する意見も示されているところです。日本薬剤疫学会、日本疫学会、日本臨床疫学会、日本ワクチン学会の4学会からは、「COVID-19に対するワクチン承認後の安全性確保のためには、従前の医薬品・ワクチンの安全性監視の方法論に捉われず、ワクチン供給企業のみならず社会インフラ全体を活用した安全性監視体制の整備に予め取り組み、迅速かつリアルタイムな安全対策の実施を可能にするシステムを承認時までに整備することが肝要と考えます。さらに、複数回接種が必要なワクチンでは、確実な安全性及び有効性を得るために適正な接種スケジュールの遵守が必要であり、その接種記録の管理と医療関係者間での共有は重要であります。これを実現するためには、承認後、COVID-19に対するワクチン被接種者全員を登録、追跡するシステムを構築し、接種記録の共有と接種後の転帰の確認を可能とすることが必須と考えます。」という趣旨の共同声明が出されています。つまり、将来に万一、何らかの事象が起きた際に、いつ、誰が、どのワクチンを接種したかというデータを追跡するシステムと、それらを共有することが安全性の懸念が生じた場合に、社会的影響を最小限に抑えることが可能であるという見解が示されているわけです。現在、ワクチン接種記録システム(VRS)を運用し、国と地方自治体で接種記録を管理されていると聞きますが、将来的に本システムで地方自治体が住民の接種記録を管理、追跡できる構造になっているのか。加えて、本システムで管理されるデータの内容で接種記録として十分な情報量となっているのか御説明ください。次に、本市の公文書保管に関して伺います。従前から、行政が関わる予防接種の記録は法令によって接種記録を保管するよう定められていると伺いますが、現在本市では、接種記録の保存について何年間と規定しているのか、また、どのような状態で保管されているのか御説明ください。次に、新型コロナウイルスワクチンの接種記録はそれ以外の予防接種の記録と異なる点がございましたら御説明ください。次に、新型コロナウイルスワクチンの接種記録の保存期間延長について伺います。-81-東京都小平市、千葉県我孫子市では、国が法令で定める5年間の保存期間を独自に延長したことが報じられています。その理由として、過去の薬害では、医師の診療記録であるカルテの廃棄が救済の壁となったケースもあり、ワクチン接種で将来、健康被害が発生するような事態になった場合に備えての措置だと説明しています。一方、厚生労働省ではワクチン接種記録システム(VRS)が接種券から読み取ったデータや接種を実施した医療機関から自治体に送られる予診票の情報を基に市町村が予防接種法施行令に基づき、接種を受けた人の住所、氏名、生年月日、性別、接種実施日などを記載した予防接種台帳を作り、5年間保存しなければならないとしています。また、接種を受けた人に対し、接種後に交付される接種済証を各自で保管するよう呼びかけています。現在の法制度の下では、5年以上経過してしまうと、自治体の自主的な接種記録の保存期間延長なしでは、接種済証を廃棄、紛失した場合、接種を証明する公的資料がなくなる可能性があります。本来、個人情報はおのおので管理することが大前提ですが、接種済証をこの先、長期間にわたって個人で保管することは困難だと考えます。小樽市としては、接種から5年以上経過した市民が万が一、副反応による健康被害を訴え、接種済証を紛失していても、接種記録が追跡できるように保存期間の延長を検討していただきたいと考えますが、御見解をお聞かせください。しかし、私は、新型コロナウイルス感染症に対するワクチンの接種記録は国が管理することが一番望ましいのではないかと考えます。これから先、国の財源を基に何回のワクチン接種が行われるのか先が見えませんし、記録を保管するにも、紙なのかデータなのかによって、メリット、デメリットも生じてきます。また、個々の自治体によって、それぞれの保存期間にばらつきが生じると、転居した際に追跡することが困難な場合も想定されます。そのような課題が考えられる中では、システムを一元化して、いつでも、誰でも、どこでも接種記録が追跡できる環境を整えることが国の責務であると考えています。次に、旧北海製罐株式会社小樽工場第3倉庫について伺います。同倉庫の無償譲渡が決定してから1年が経過しました。同倉庫の解体に関する情報を北海製罐株式会社から受けた後、第3倉庫活用ミーティングが立ち上がり、保存活用方法を検討し、解体まで約1年間の猶予をいただきました。その後、活用ミーティングからの最終報告を受けて、本市では同倉庫の無償譲渡に向けて北海製罐株式会社と正式に協議を始めました。これまで、資金面では、同社からの支援として寄附をいただいたほか、ガバメントクラウドファンディングを実施して、当面の維持や改修、調査に充てる財源を確保しているところです。来年、小樽運河は竣工後100年の節目の年を迎えます。同倉庫は運河の竣工とほぼ同時期に建設され、歴史的にも、建築物としても、非常に価値のあるものだと聞きます。しかし、経年劣化や海辺特有の塩害など、老朽化の課題も指摘されています。同倉庫を所有する本市としては、活用方法が決定するまで安全に維持し、本格的な活用策を模索していく役割を担っていると考えます。初めに、現在想定している年間の維持管理経費についてお示しください。次に、同倉庫活用の検討に関する進捗状況について伺います。北海製罐株式会社から、解体の打診があって以降、この間に実施した調査や補修、イベントでの利用について御説明ください。次に、今後の活用策を検討する推進体制についてお示しください。次に、活用に向けたスケジュールについてお示しください。続いて、同倉庫の現況について伺います。この間、議会議論においても度々、協議されてきた同倉庫ですが、市民の間からも有効活用に関するアイデアを伺う機会も増えています。具体的には、宿泊施設、美術館や博物館、多目的ホール、工場、スポ-82-ーツ施設、商業施設、デジタル戦略拠点、国内アウトドア施設、撮影所、市役所庁舎、大型お化け屋敷などなど、中には現実的にかなりハードルが高いアイデアがあるものの、市民の皆さんも同倉庫に対する関心が高いということがうかがえる、大変多くの御意見であると考えます。多くの市民の声を受けて保存が決まった施設である以上、現状どのような状態であるかという周知は必要なことだと考えます。また、個人の方をはじめイベント主催者からも現状での利用について意欲的な御意見を伺います。現にこの夏には、イベントのライブステージとして利用された実績もあり、今後の本格的な利活用のアイデアを検討する上でも、可能な範囲で同倉庫の利用促進を検討するべきであると考えます。しかし、当該エリアは都市計画法により工業地域に指定されておりますが、臨港地区の指定もされていることから、港湾法に基づき分区条例で工業港区に指定されております。そのため、分区条例による建築物の用途の規制がかかっており、現状での同倉庫の用途はかなり限定的なものになってしまうということです。現状での当該エリアに係る規制をお示しいただき、最終的な活用策、譲渡が決定した後、どのような手続を進めていく必要があるのか御説明ください。次に、同倉庫は建物自体にも、消防法や建築基準法上の課題があると認識しています。本市が所有する以前は倉庫として稼働しており、その用途に応じた構造設計、必要設備の整備を施され、使用されてきたことと考えますが、今後、本市が考える保全活用策の方向性としては、第3倉庫活用ミーティングから提言をいただいた三つのテーマに沿って進められるのだろうと推察いたします。提言の三つのテーマを確認してみると、多くの市民や事業者が集う大規模な施設になるのだろうと想定され、本格活用を行うに当たっては、大規模改修や整備などが行われるものと考えます。それに先立って、同倉庫に対する市民意識の醸成を図るため、本格活用前にイベントを行うことが有効と考えますが、法令上の規制をクリアするために必要となる整備などについてお示しください。市が所有して1年が経過し、現在活用策を検討している最中だと考えます。しかし、活用に向けて時間がかかるほど施設の老朽化が進行し、維持費用が増加いたします。今回伺ったスケジュールにのっとり、計画的かつ魅力的な活用策の検討を進めていただけるようにお願いを申し上げます。以上、再質問を留保して終わります。(拍手)

答弁 市長 迫俊哉

面野議員の御質問にお答えいたします。初めに、浅草横断歩道橋について御質問がありました。まず、浅草横断歩道橋設置の時期と理由につきましては、道道天神南小樽停車場線から国道5号への左折車両による渋滞解消、歩車分離による歩行者の安全確保及び国道拡幅工事に伴い生じた山側と海側の商店街の分断解消のため、市が北海道開発局小樽開発建設部に要望をし、昭和54年11月に供用開始となっております。次に、小樽開発建設部の撤去に向けた取組と理由につきましては、交差点を通行する車両や歩行者の減少のほか、歩道橋の老朽化や歩道橋撤去後の横断歩道の設置要望などもあったことから、本市をはじめ地域や学校などの関係者から意見を聴取するとともに、警察などの関係機関と撤去に向けた協議を伺っていると聞いております。次に、学校や地域の意見の把握につきましては、小樽開発建設部では、歩道橋の撤去について学校や町内会に意見を聴取しており、撤去することに反対の意見はなかったこと、また、撤去する場合は横断歩道の設置が望ましいなどの意見があったことは、本市としても把握をしているところであります。-83-次に、歩道橋撤去に関する懸念につきましては、交差点の利用状況が変わることから、交通渋滞の発生や歩行者の安全確保について懸念をしておりますが、撤去後の交差点の運用については、小樽開発建設部が警察などの関係機関と協議をしており、その内容について説明を受けていることから、その中で本市が懸念する事項について確認をしております。次に、産業会館2階出入口の利用状況につきましては、これまで2階出入口は確定申告の際にのみ使用しておりましたが、今後、産業会館は確定申告の会場としないことが決定しておりますので、出入口の利用はなくなるものと考えております。また、産業会館内の団体や店舗からは階段の上り下りがある歩道橋は使用頻度が少ないため、撤去された場合でも、横断歩道が設置されるのであれば、会員やお客様などの利用者にとって支障はないものと伺っております。次に、市の工事内容などにつきましては、浅草横断歩道橋と産業会館を結ぶ通路は市が所有しておりますが、その撤去に約600万円、また、撤去に伴う産業会館の壁面補修などに約100万円を想定をしております。次に、歩道橋撤去に関する本市の見解につきましては、人口減少や高齢化などに伴い、歩道橋利用者が減少するなど、歩道橋設置当時と状況が変化していることや、地域の方などから撤去の要望があることから、現状を踏まえれば、やむを得ないものと考えておりますが、本市といたしましては、渋滞発生の抑制と交通安全の確保を図った上で進めていくことが必要であると考えております。次に、今後の町内会運営に対するサポートに関して御質問がありました。まず、町内会が行う業務の把握につきましては、本年10月に生活環境部において、各部に対し、令和3年度及び4年度上半期に市が発信した情報の回覧件数及び市が設置する委員会などに委嘱した町内会長の人数について調査を行い、取りまとめたところであります。次に、総連合町会との協議の状況につきましては、町内会は役員の高齢化や成り手不足、人口減少等に伴う会員数の減少による町内会費の減収など、様々な課題があると認識をしております。こうした課題に今後どのように対応していくのかを町内会役員の皆さんと意見交換をしながら、進めていきたいと考えていることから、去る12月8日に総連合町会会長、副会長、事務局長の三者と協議を行ったところであります。次に、今後の町内会運営と振興に向けての取組につきましては、条例の必要性については、町内会の皆さんの御意見や先進自治体の状況を踏まえて判断したいと考えておりますが、まずは町内会が抱える課題に対して、より実効性のある具体的な施策を打ち出していくことが喫緊の課題であると考えております。次に、新型コロナウイルスワクチンの接種記録について御質問がありました。まず地方自治体がワクチン接種記録システム、いわゆるVRSシステムで住民の接種記録を管理、追跡できるのかどうかにつきましては、各自治体は国が提供するVRSシステムにより、住民基本台帳に登録されている住民の接種記録を管理することになっております。本市では、VRSシステムのデータを市独自の予防接種記録システムである健康管理システムに反映をさせており、これにより接種記録を追跡することは可能であります。また、いずれのシステムにおいても、接種記録として、誰が、いつ、どのワクチンを接種したのかなどを記録しており、十分な情報量であると考えております。次に、接種記録の保存につきましては、予防接種法施行令の規定を踏まえ、文書事務取扱規程に基づき、接種記録を記載した予防接種台帳の保存期間を5年としております。また、接種記録は健康管理システムにより、台帳管理をしており、電子データとして保管をしておりま-84-す。次に、新型コロナウイルスワクチンの接種記録と、それ以外の予防接種の記録との異なる点につきましては、新型コロナウイルスワクチンは、国が提供するVRSシステムを活用いたしますが、その他の予防接種は各自治体が独自のシステムで管理をしている点が異なります。本市の予防接種を記録する健康管理システムとVRSシステムの記録項目は氏名、生年月日のほか、接種医療機関名やワクチンロット番号など、全て同様となっております。次に、接種記録の保存期間の延長につきましては、新型コロナウイルスワクチンの接種記録は予防接種法施行令に基づき、5年保存としておりますが、今後国の動向を注視するとともに、他の自治体の状況も参考に検討してまいりたいと考えております。次に、旧北海製罐株式会社小樽工場第3倉庫について御質問がありました。まず、想定をしております年間の維持管理費につきましては、屋上防水の部分修繕や電気料金などで、年間約50万円の支出が最低限必要なほか、築98年を超える建物でありますので、適宜建物の老朽化に対する改修が必要と考えております。なお、維持管理経費とは別に、ライトアップ経費として年間約10万円を見込んでおります。次に、解体の打診以降の調査や補修につきましては、市への譲渡前には第3倉庫活用ミーティングが北海製罐第3倉庫の解体を回避し、保全・活用を検討するため、当時の所有者である北海製罐株式会社の了解の下、見学会やコンクリート等の劣化調査を実施しております。また、市への譲渡後は屋上防水工事や屋外階段工事などの改修を行ったほか、イベント利用といたしましては、オタルサマーフェス2022において、建物外部の2階ベランダ部分を使用したジャズコンサートの開催や7月下旬からは建物のライトアップを実施しているところであります。次に、今後の活用策を検討する推進体制につきましては、庁内に私をトップとし、関係部長職により構成する第3倉庫保全・活用検討会議を発足したほか、第3倉庫活用ミーティングの後継組織と連携をし、今後の活用に向けた検討を進めているところであります。次に、北海製罐第3倉庫の活用に向けたスケジュールにつきましては、第3倉庫活用ミーティングの最終報告書では、令和4年度から7年度までを準備期間とし、令和8年度から本格活用期間とすることが提言されており、このスケジュールを参考に検討を進めております。当面は本格活用に向けて、分区の指定や都市計画法上の用途地域などの法規制に関する整理を行うほか、本格活用までの間においても、法規制との整合性を図りながら、各種イベントや社会実験などが実施できるよう、関係者と協議を進めてまいりたいと考えております。次に、建築物の用途の規制につきましては、当該用地はいわゆる分区条例におきまして、工業港区に指定をされており、具体的な規制内容としては、倉庫や上屋などの港湾施設のほか、製造事業又はその関連事業を営む者の工場及び事業所などに限定をしております。また、最終的な活用方法が決定した後の手続につきましては、分区条例上、他の港区への変更のみで対応できる場合は、所定の条例改正を行うものであり、無指定区域にする場合は、さらに都市計画法上の地区計画の指定が必要となり、また用途地域の変更手続が必要になる場合があります。次に、イベントで活用するに当たり、必要となる整備につきましては、建物の利用形態により異なりますが、例えば建築基準法による直通階段や防火区画などの改修、消防法による屋内消防線設備や自動火災報知器設備の設置などが必要になる場合があるものと認識をしております。(「議長、5番」と呼ぶ者あり)

再質問 5番 面野大輔

何点か再質問をさせていただきます。まず、浅草横断歩道橋についてなのですが、設置された時期と理由について伺いました。今、北海道開発局小樽開発建設部で撤去するということで、いろいろ取組を進められているということなのですが、撤去される時期などについては把握されているのか、その点について、まずお伺いしたいと思います。それから、産業会館なのですが、確定申告の会場ではなくなったということで、利用実態がないということなのですが、この内容については少し今回の再質問にはそぐわないので、利用促進のことについてはまた別の機会にやりたいと思うのですが、少し寂しいなと思ったところです。次に、町内会の運営に対するサポートに関してなのですけれども、私が前回質問したのはたしか第1回定例会の予算特別委員会のときに、今後の町内会の在り方について検討されるということと、今回の補助金の増額については暫定的な措置であるという御答弁をいただいていて、今回12月8日に、総連合町会の三役、役員の方と協議したということなのですが、12月8日というのは、何回ぐらい町内会の課題解決に向けた協議をしてきて、何回目だったのかということと、あと、12月8日の協議の中で、課題解決に向けた何か具体的な進捗があったのかどうかという、その辺の市の感触について、どのように今感じているのかということを伺いたいと思います。あと、条例化についてなのですが、多分、条例化とか、振興計画みたいなのというのは、かなりハードルが高いとは思っておりまして、私もすぐにやっていただけるとは実は思っていなくて、ただ、札幌市の事例も少し御紹介させていただいたのですけれども、要はどういう課題があるのかというのをデータ化といいますか、情報を一元化するということがまず大切なことなのだろうと思っています。今どういうふうに今回の案件について引継ぎをされるのか分からないですけれども、市役所は人事異動がありますので、何年に1回人事異動した際に、それまで積み上げてきた課題だったりというものをどういうふうに引き継いでいくのかというので少し疑問に思うところがあって、そういう意味でも、条例化とか計画策定とまでには至らないにしても、やはり担当者が替わっても、しっかりそのまま引き継げるような、そういうデータの蓄積というのは必要なのかと思ったのです。実際にこの辺の条例化、計画の策定というのは、他の自治体や何かの事例を見て検討するという、御答弁だったとたしか思いますけれども、それに向けたデータの取扱いというのは今後引継ぎのときに、どういうふうにデータのようなもの、課題を引き継いでいくのか、その辺について少しお聞かせいただきたいです。次に、新型コロナウイルスワクチン感染症の接種記録についてなのですけれども、現在はワクチン接種記録システム(VRS)のシステムで追跡できるということで、そのほかに、市独自の健康管理システムというもので、管理されていると伺ったのですが、こちらの健康管理システムの例えば管理規程でしたりとか、データがいつまで保存されるのかという期間についてはどのように取り決められているのか。また、それが永続的に管理されるという、消去されないということであれば、私が趣旨としている接種記録の延長というものにも多少の解消策にもつながるのかと思いますので、現在運用している健康管理システムについて、その辺のことをお聞かせいただければと思います。次に、旧北海製罐株式会社小樽工場第3倉庫についてですけれども、まず、今後の活用策を検討する推進体制について御答弁をいただきました。庁内でも検討する会議が構成されていて、さらに外部的には、第3倉庫活用ミーティングの後継組織というような形で御答弁いただいたのですが、まず、第3倉庫活用ミーティングの後継組織に対して、どのような成果物を求めるのかというところを伺いたいのですが、例えば、これまでも第3号ふ頭の周辺及び周辺再開発などというのも、かなり具体的な計画をたしか当時、小樽商工会議所の部会か何かから提言をいただいて今に至っていると思うのですが、ああいう形でかなり具体なものまでを求めているのか、それともまたそれとは違うイメージのものを新しい推進体制に要望し-86-ていくのか、少しその辺のイメージについてお伺いしたいと思います。また、推進体制にどういうメンバーが必要なのかという点で、後半部分にエリアの都市計画、分区条例上のお話も御答弁いただきましたし、あと建物の建築基準法とか消防法上の課題も伺いましたけれども、要は本格活用に向けて、どういう法令で、どういう整備が必要なのかという、その辺の法令上のスペシャリスト的な方も推進体制のメンバーの中に含んでいかれるのか、その辺の考えについて、現状で何か御意見というか、考えがあればお聞かせいただきたいと思いました。

答弁 市長 迫俊哉

面野議員の再質問にお答えをさせていただきます。私から、旧北海製罐株式会社小樽工場第3倉庫の今後の保全活用について、御答弁させていただければというふうに思っております。幾つかお答えしなければならないことがあるのかというふうにお聞きしております。まず、第3倉庫活用ミーティングの後継組織につきましては、今NPOの法人登録の作業を進めており、名称もまだ非公開ということになっていますので、後継組織として言わせていただきますけれども、まだそういった過程ですので、私どもからどのような成果物を求めていくのかということについては、これからまだ協議をしていかなければいけないというふうに思っております。非常に創造性豊かな若い方々が理事として加わっておりますので、私としても大変期待をしているところではありますけれども、これにつきましては、庁内にも、今、私が座長になります庁内会議も設置をいたしますし、その後継組織の中には、企画政策室と新幹線・まちづくり推進室の2人の職員をオブザーバーとして派遣をしますので、この2人が両方の組織の間に入って、情報共有した上で、市としてもしっかりと保全活用に向けて取組を進めさせていただきたいなというふうに思っております。ですから、そういった意味で、いわゆる分区条例上の取扱いですとか、都市計画法上の取扱いというのは多少専門的になってまいりますけれども、そういった部分については、オブザーバーが2人入っておりますので、NPO法人のほうで課題となっている案件等については、私どもで引き継いで、これを庁内会議で議論して、フィードバックしていくという形になってくるのではないかというふうに思っております。後継組織につきましては、まだ法人登録前ではありますけれども、月1回の理事会は既に開催をされておりまして、非常に精力的に取り組んでいるなというふうに感じております。正式に登録が済んだ後には、市にも正式に報告があるというふうに思っておりますので、それ以降、本格的な議論になっていくというふうに思っておりますので、御質問がありましたどのような成果物を求めていくかについては、これから協議の中でいろいろ議論を重ねていきたいというふうに思っているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 保健所長 田中宏之

面野議員の再質問にお答えをいたします。新型コロナウイルスワクチンの記録の保存期間に関するお尋ねでございます。市の健康管理システムの管理に関する規程の詳細については、今、私からお答えできるものは持ち合わせていないのですけれども、予防接種法の施行令で定める5年間を超えた保存については、このデータが電子データとして保管をされておりますので、5年を超えて保存し続けることは十分可能であるというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)-87-

答弁 生活環境部長 松井宏幸(生活環境部長は2023年3月まで)

面野議員の再質問にお答えいたします。初めに、浅草横断歩道橋の撤去の時期については、まだ具体的な時期については分かっておりません。それと、町内会のサポートの件での再質問ですけれども、12月8日までの間の協議の回数については、面野議員の第1回定例会後について検討はできていなかったものですから、12月8日以降、初めての協議の場という形になっております。それとこのときに、どのような状況とか話合いをしたかという部分ですけれども、具体的には11月8日に市長に出された要望書がございますので、その中の補助金の考え方ですとか、あとは先ほど言ったように定例的な総連合町会等との話し合う場を設けていなかったものですから、そういった定期的な話合いの場を設けていくことについての考え方について話合いはしたのですけれども、具体的な対応策とか、そういったところの協議までは至っておりません。それと、こういった課題の把握ですとか、可視化をすることについては、どういうふうに引き継いでいくかという部分でございますけれども、ここにつきましては、今言った、このような町内会等の課題について、どういった状況があるかということで、アンケートをする準備を進めておりまして、その中で町内会が実際に町内会活動の中で、どういった業務が課題になっているのだとか、町内会の現状の把握をしまして、アンケートの結果を基に、今後どういった支援をしていくかとか、当然、町内会等ともお話合いはしていくと思いますが、そういった取りまとめたものを今後ベースにして、対応策等については検討していく形になると思います。(「議長、5番」と呼ぶ者あり)

再々質問 5番 面野大輔

再々質問を2点ほどさせていただきます。市長から、第3倉庫の活用に関する推進体制について、若い世代が入って、活発な議論を基に、推進を進めていくということで御答弁いただいたのですが、私の要望の一つとしては、今第3号ふ頭で開発が進んでおります。北運河も以前にNPO法人OBMから北運河の活用策についても御提言いただいたりとか、あと近年で言うと、小樽北運河ツーリズム推進協議会という団体が立ち上がって、観光振興室とも参画されているというお話なのですけれども、それこそオタルサマーフェス2022とか、そういったところにも参画されているとは思うのですが、やはり一帯が小樽の観光の割と主になってくるのかとも思っていますので、おのおのの取組自体を決して否定するものではもちろんないのですけれども、今、別々の団体だったり、組織されたりした方が進められているので、ぜひ、今回、推進体制になるという第3倉庫活用ミーティングの後継の組織には、北運河から第3号ふ頭の真ん中に位置する北海製罐第3倉庫の推進については、一体的に、面でコンセプト、小樽の魅力的な観光資源づくりに励んでいただけるような、そういう人材もぜひ人選として入れていただきたいなと思います。こちらは要望として述べさせていただきました。それから、町内会の課題についてアンケートを実施するということだったのですが、これは大体、年度内に行うという想定でいるのか、いつ行うぐらいのイメージはあるのかということと、あと、どのぐらいの規模で実施するのかなどという概要を、もし今のところ想定しているものがあればお聞かせいただきたいと思ったのですが、いかがでしょうか。

答弁 生活環境部長 松井宏幸(生活環境部長は2023年3月まで)

面野議員の再々質問にお答えをいたします。アンケートの時期ですけれども、年明け、年度内には実施をする予定で今、準備を進めております。それと、アンケートの対象については、全町内会、149町内会に対して今行う予定で考えております。

出典:小樽市議会 令和4年第4回定例会 2022年12月14日 議事録 PDF(97ページ) 間違いを知らせる