小樽市議会 令和4年第4回定例会 2022年12月13日
オーガニック給食推進について
2022年12月13日、小樽市議会の一般質問で、小池二郎議員が「オーガニック給食推進について」質問し、市長 迫俊哉、教育長 林秀樹が答弁しました。
- 質問者
- 小池二郎 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉、教育長 林秀樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 小池二郎
オーガニック給食について、最初に消費者団体ママエンジェルスが本年3月から4月にかけて、インターネット上で意識調査をしました。その結果の一部を御紹介しますが、回答数は1万3,733件、回答年齢で一番多かったのは30歳代、40歳代の子育て世代でした。アンケート内のオーガニックのお米や野菜を購入したことがありますかとの問いに対し、はいが90%、いいえが6%、分からないが4%。いいえと回答した方の理由で一番多かったのが値段が高いと感じる、次がいつも買物するお店に売っていないでした。お米や野菜を購入する際、重視することはの問いに対し、安全性、農薬化学肥料が少なく環境に優しいものが一番多く、次に旬なものでした。さらに学校給食についてで、オーガニック給食を導入してほしいかとの問いに、はいが92%でした。このように安全性の高い食材やオーガニック給食を求める声は大変大きなものがあります。SDGsの中にもある持続可能な社会の取組の一つとして、みどりの食料システム戦略があり、その中で有機農業にも力を入れ、栽培されたものを学校給食などに積極的に取り入れるよう、国も予算を設けて取り組んでおります。学校給食に活用できる国の予算は、農林水産省の政策である、みどりの食料システム戦略の中で、オーガニックビレッジに手を挙げた自治体に対しての助成に加えて、文部科学省から出ている感染症対策の充実と学校健康教育の推進の中にも予算が設けられており、進めるにはよいタイミングと感じます。このみどりの食料システム戦略の中で、オーガニックビレッジに手を挙げた自治体は、現時点で北海道では安平町だけになりますが、導入に向け進めている自治体もあります。そこで質問ですが、本市の有機農業の現状とオーガニック給食に対しての御見解をお示しください。アンケートは本市で行ったものではありませんが、その結果から照らし合わせると、本市の給食が安心・安全で、何よりおいしいと感じられること、さらに子供たちの健全な育成はもちろん、食育、地産地消、-69-郷土愛を育むことにもつながり、子育て支援の一つとしても、人口減少対策としても考えられることから、オーガニック給食の導入を検討すべきと考えますが、御見解をお示しください。オーガニックビレッジは、有機農業の生産から消費までを一貫し、農業者のみならず事業者や地域内外の住民を巻き込んだ地域ぐるみの取組が必要であり、課題が多く難しいことは認識しておりますが、これら全てを本市だけで行うのではなく、後志管内周辺自治体との連携、協力となれば、生産から消費までの課題をクリアすることができるのではないかと考えます。単独の自治体で取り組むよりも、地域活性化への多面的なよい影響が見込められることから、まずは周辺自治体への聞き取りや話合いの場をつくっていただきたいと考えますが、御見解をお聞きいたします。以上、再質問を留保し、質問を終わります。
答弁 市長 迫俊哉
小池議員の御質問にお答えをいたします。ただいま、オーガニック給食推進について御質問がありました。まず、本市の有機農業の現状につきましては、有機肥料を用いて農薬を使わず環境への負担をできる限り軽減した農業生産を試行的に取り組んでいる生産者はおりますが、新おたる農業協同組合に確認したところ、完全な有機農業に取り組み、安定した有機農産物の出荷が可能な生産者は把握していないと聞いております。次に、周辺自治体との話合いの場につきましては、オーガニックビレッジの取組については、有機農業にまとまって取り組む地域の形成などが重要であることから、まずは後志管内の有機農業の現状や課題など、生産状況を把握する必要があるものと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)
小池議員の御質問にお答えをいたします。ただいま、オーガニック給食推進について御質問がありました。まず、オーガニック給食に対する見解につきましては、文部科学省においてオーガニック給食の定義づけはされておりませんが、農林水産省では化学肥料や化学合成された農薬を使わず、遺伝子組換え技術を利用しないことを基本に、環境への負荷をできる限り低減して生産された有機農産物や、その加工食品を有機JAS認定しオーガニックと表示できるとしておりますので、オーガニックの表示がある食材の利用は、より安全・安心で環境に優しい給食の提供が可能になるものと考えております。次に、オーガニック給食の導入につきましては、オーガニック表示のある食材の使用は、より安全・安心な給食の提供につながるものと考えておりますが、本市の学校給食において供給するためには、現状として生産量が極めて少なく数量の確保が難しいことや、通常の農産物より価格が高く、直ちに導入することは難しいものと考えており、その活用については今後の検討課題であると考えております。(「議長、3番」と呼ぶ者あり)
再質問 3番 小池二郎
再質問させていただきます。御答弁のとおり、有機農業の推進というのは、なかなか難しいところで、ましては小樽市だけではできないということなので、市長の答弁にもございましたけれども、後志管内の地域の方にも聞き込みをしていただきたいということもお願いしたいところではあるのですが、質問の中で、オーガニック給食の導入-70-は子育て支援や人口減少対策の一つと考えられるので、検討していただきたいという質問もさせていただきました。昨日、髙木議員の人口減少に対する再質問の市長の御答弁で、人口戦略調整会議の中で何点か例をお示しされていましたが、その中で以前私が質問した放課後児童クラブの時間帯や環境の整備とかも出ていましたけれども、同じようにオーガニック給食、今、子育て世代が大変注目している一つかと思います。こういった施策をほかの自治体よりもできるだけ早く取り入れるべきだと思いますので、いま一度、人口減少対策の観点から、子育て支援の観点から、市長のオーガニック給食に対する御見解をいただけたらと思います。
答弁 市長 迫俊哉
小池議員の再質問にお答えをさせていただきます。なかなか有機農業の現状について、私どももこれまで十分把握しておりませんし、あまり農業が盛んではないというそういった土地柄もあるのだというふうには思っておりますけれども、今、御指摘がありましたとおり、こういったオーガニック給食の推進が子育て世代に今注目をされているということも、実は今初めてお聞きをするような状況ですので、この有機農業の状況ですとか、あるいはオーガニック給食の他の自治体の取組も十分参考にさせていただきまして、まずはいろいろと調べさせていただきたいというふうに思っております。ただ、私たちがふだん目の向いていない方向にも子育て世代が注目をされているのだということは改めて認識をいたしましたので、そういった観点で少し調べさせていただきたいというふうに思っておりますので、御理解いただければというふうに思っております。