小樽市議会 令和4年第1回定例会 2022年3月1日
歴史文化関係について
2022年3月1日、小樽市議会の一般質問で、佐々木秩議員が「歴史文化関係について」質問し、市長 迫俊哉、教育長 林秀樹、保健所長 田中宏之、消防長 土田和豊、総務部長 佐藤靖久が答弁しました。
- 質問者
- 佐々木秩 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉、教育長 林秀樹、保健所長 田中宏之、消防長 土田和豊、総務部長 佐藤靖久
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 17番 佐々木秩
4項目め、歴史文化関係について伺います。1件目、国の制度活用について伺います。昨年第1回定例会の一般質問で、国の制度である、歴史まちづくり法伝統的建造物群保存地区制度の活用に関わる庁内作業の進展について伺った際の答弁では、歴史を活かしたまちづくり庁内検討会議において、国の制度の活用に向けて取り組んでいる。歴史まちづくり法については、国土交通省から助言をいただきながら、法に基づく歴史的風致維持向上計画の策定に必要な諸条件の整理を進め、伝統的建造物群保存地区制度の活用については、核となる建造物の国の指定や登録について文化庁と協議中とのことでした。1年が経過し進捗状況についてお知らせください。市制施行100周年、来年には全国町並みゼミが本市で開催されるという予定の中で、何らかの動きを示してほしいところですが、いかがでしょう。2点目、地域遺産に関わってお聞きします。去る2月9日、旧三井銀行小樽支店が国の重要文化財に正式に指定されました。また、昨年9月には花園公園設計図など新しく3件の文化財が小樽市指定文化財に指定されています。国及び市文化財の指定追加は喜ばしいこと、改めて小樽市文化財審議会メンバーの皆さんをはじめ関係者の皆様の御尽力に敬意を表します。これで、本市に所在する国指定重要文化財の建造物は3件、小樽市指定文化財は有形文化財5件、無形文化財1件、無形民俗文化財2件、史跡1件の計9件となりました。日本遺産認定時に指摘された文化財の少なさ克服のためにも、今後につながる成果と考えます。本来、歴史と文化のまち小樽には有形無形の文化財に相当する価値ある事物はまだまだ潜在しています。そこでお聞きします。昨年第1回定例会一般質問で、国の登録有形文化財制度の活用についてお聞きした中で、所有者との事前協議を進めている建造物があり、今後、市から文化庁に調査を依頼する予定とのことでしたが、この件は現在どうなっていますか。今後の文化財指定と今回指定した3件の指定後の保存活用策についての展望を伺います。そうした地域に潜在する歴史遺産の一つの例として、住ノ江の火の見やぐらについて伺います。近年、明治期以降の日本の近代化を支えた工場などの設備や機械、鉄道、港湾、発電所などの建造物をはじめとする遺構を近代化遺産として評価、保存する動きが強まってきています。その中で、近代防災体制の一翼を担ってきた火の見やぐらも単なる邪魔者として撤去されるのではなく、文化財としてその意義を評価し末永く保存されるようになってきました。現在、全国に残る火の見やぐらのうち、登録有形文化財(建造物)に指定されているのは、文化庁のデータベースによると、建物に附属するものも含めて11件あります。住ノ江の火の見やぐらは1927年、昭和2年、住ノ江町会事務所建設に併せて建設され、1986年、昭和61年、会館建て直しの際に現在地に移設されています。その直線と曲線の組合せによるデザイン性や-72-時を経ているにもかかわらず堅牢性を維持していることなど、全国的にもその存在価値が改めて評価されています。火の見やぐらは火事や災害の際、いち早く発見、半鐘を鳴らしてその危険を地域に知らせる役目を担ってきましたが、現在はその役目を終えています。しかし、火の見やぐらは消防団の地道な日常活動のシンボル、地域を守るのは地域住民自らでという心意気の象徴にもなっています。また、大火の続いた小樽において、長く住民の安全・安心を守ってきたという歴史的価値、地域の景観になじんだランドマーク的価値を再認識し、地域遺産として私たちも大事にしていきたいものです。ただ、所有、維持管理を含め、この火の見やぐらを取り巻く課題が多いとお聞きしていますので、それらを誠意解決するためと、広く市民にその存在と遺産としての価値を知り、協力を求めるために時間が欲しいところです。何とか北運河のはしけの二の舞にならないようにしたいとの思いで、有志の方も維持、保存を関係各所に働きかけていこうとしています。先ほどの11件のうち、住ノ江の火の見やぐらと同時期に建てられた大型鉄骨造のやぐらは、石川県金沢市の浅野川大橋詰火の見櫓など3件、文化庁が示す登録基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」などを満たしていることとのことですが、住ノ江の火の見やぐらも決して見劣りするものではないと思います。そこでお聞きします。市として把握されている住ノ江の火の見やぐらの現状について伺います。この火の見やぐらの評価についての市教委の考えをお聞かせください。この件に関わり、もう一つ伺います。火の見やぐら1基だけを何の背景も予備知識もなく国登録有形文化財にと言われたら、市としても唐突感が否めないのではありませんか。それもそのはずで、本市においては、さきに述べたこうした建物以外の明治期以降の近代化遺産については、体系的調査がされておらず、例えば橋、郵便ポスト、水道局の和田式耐寒共用栓、消防の消火栓など面白いもの、観光的にも生かせそうなものが見過ごされているのです。現に、この質問作成中に消防本部の調査で、市内ではほかに4基の火の見やぐら、もしくはそれに類するものが現存していることが分かりました。歴史文化のまちを標榜する本市としては、こうした近代化遺産や1992年の調査では行われなかった戦後の建物も含めて、体系的な歴史遺産調査を行い、その結果をバックデータとして集積し、次世代に渡していくことが大切ではないでしょうか。市のお考えをお聞きします。体系的な調査の重要性は1992年の歴史的建造物実態調査が現在の歴史文化を活用した観光やまちづくりの基礎となっていることからも明らかです。今の私たちが過去の遺産を食い潰すだけに終わることは許されないのではないでしょうか。市内では、歴史文化的価値が見過ごされている事物を地元の皆さんが主体になってその価値を捉え直し保存活用の動きをつくっていく活動が動き始めています。現在のこうした地域の活動の動き、それに対する市教委の協力の様子についてお聞かせください。また、今後のこうした市民活動への市教委の協力についてのお考えをお聞かせください。こうした地域での活動のモチベーション喚起のためにも、活動団体の交流会、発表会の開催や、研究の対象となった地域遺産の文化財としての価値を認めていくことなどについて提案しますが、いかがですか。最後に、ここまで歴史文化に関わる質問をしてきて気づいたことは、その仕事が多岐にわたり、質、量ともに相当なものだということです。これを担う職員、とりわけ学芸員の方は大変な負担になるのではありませんか。歴史文化を市の一つの柱とするからには、来年度の人事等で配慮が必要と考えますが、いかがでしょう。以上、再質問を留保し、会派代表質問を終えます。(拍手)-73-
答弁 市長 迫俊哉
ただいま、歴史文化関係について御質問がありました。初めに、国の制度活用についてですが、歴史まちづくり法の進捗状況につきましては、昨年の第3回定例会において令和6年度までに歴史的風致維持向上計画を策定することを報告し、現在は、これまでに受けた国土交通省の助言に基づき、今後の進め方や計画策定上の課題を整理するとともに、基礎となる区域の設定や計画策定に向けた庁内の体制づくりを準備しているところであります。また、伝統的建造物群保存地区制度の進捗状況につきましては、具体的な進展はありませんが、文化庁の担当調査官からは、現在検討している枠組みでは保存地区にはなじまないとの見解が示されておりますことから、まずは実現性の高い歴史的風致維持向上計画の策定を優先することとしたものであります。次に、地域遺産に関わってですが、住ノ江の火の見やぐらの現状につきましては、関係者の話によりますと、この火の見やぐらは消防団第6分団が所有をしており、現在は使用していないとのことであります。また、建設から約95年が経過し、全体的に老朽化が進んでおり、補修には多額の費用が必要なこと、さらには地震や台風などの自然災害による倒壊のおそれもあることから、解体する方向で検討していると伺っております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)
ただいま、歴史文化関係について御質問がありました。初めに、地域遺産に関わってについてですが、まず国の登録有形文化財制度活用の進捗状況につきましては、昨年11月に文化庁の担当調査官に調査を依頼し、建造物1件の現地調査が完了しております。今後、所有者側の準備が整いましたら、市教委から図面や写真などの説明資料を文化庁へ提出する予定となっております。次に、今後の文化財指定につきましては、歴史文化基本構想の策定過程で調査した文化遺産の中から、特に小樽市文化財審議会において評価を受けたものについて、市指定文化財の指定に向けた調査を引き続き行ってまいります。また、今年度指定した3件の保存活用策については、いずれも総合博物館で収蔵しているものでありますが、花園公園設計図については、現在、特別公開を行い多くの方々に御覧いただいております。稲垣益穂日記及び西川家文書については、常設展において公開するほか、市民の皆さんに当時の生活の様子を紹介する講座を行うなど、できるだけ多くの方々に指定文化財の魅力を知っていただけるよう努めていきたいと考えております。次に、住ノ江にある火の見やぐらの評価につきましては、市教委として物件の詳細を承知しておりませんので、所有者側から評価の依頼がありましたらどのような方法で評価できるのか、まずは小樽市文化財審議会委員の皆さんに御相談してまいりたいと考えております。次に、戦後の建物も含めた体系的な歴史遺産調査につきましては、平成31年度に策定をいたしました歴史文化基本構想において、戦後の建物なども含めた体系的な調査を行いましたので、現時点では改めて調査を行うことは考えておりません。次に、地域の活動に対する市教委の協力につきましては、これまで朝里地域のまちづくり団体から、朝里神社で発見された松前神楽の猿田彦面や、朝里川の川岸にある奥の院と呼ばれる盤石の価値について相談を受けた際に、民俗学を専門とする小樽市文化財審議会委員や地質学を専門とする学識経験者を紹介-74-し、市教委の学芸員とともに助言を行っております。また、塩谷地域の住民から船絵馬の由来や歴史的価値について相談を受けた際には、学識経験者を紹介するなどの協力を行っており、今後もこうした相談があった場合にはニーズに即した協力をしてまいりたいと考えております。次に、地域での活動の喚起につきましては、身の回りにある遺産を資源として捉え、町内会活動やまちづくりの魅力として生かしていくためには、地域のことを最もよく知っている住民が主体となって活動することに大きな意義があるものと考えておりますので、今後も愛着あふれる地域づくりに取り組む皆さんと連携を図りながら、地域での活動をしっかりとサポートしてまいりたいと考えております。次に、文化財を担当する学芸員の配置につきましては、これまでの文化財の保存業務に加えて、今後は活用に関する取組や市民へのレファレンス業務の増加が見込まれますので、状況を見ながら総務部に相談してまいりたいと考えております。(「議長、17番」と呼ぶ者あり)
再質問 17番 佐々木秩
それでは、何点か再質問をさせていただきます。まず、副市長の公募提案をさせていただきました。そこのところで一つ誤解をしないでいただきたいと思うのですけれども、私は決して現在の市職員の皆さんの能力や努力が不足しているから外部から人材を求めようと言っているわけではないということはきちんと抑えていただきたいと思うのです。むしろ、やはり現在の市の職員の皆様方には、それぞれの分野、担当での長年培ってきたプロフェッショナルとしてのその職務の様子を見て尊敬の念を持っています。ただ、やはりそういう中であっても現在、社会の変化、激しさの中でいち早くスピーディーに変革を進めるというようなことで、特にお話のあったデジタル分野やマーケティングなど、そういう専門の分野等では、やはり民間の知識、経験、そうしたものが必要になると。その中でやはりそういう人から吸収していくというのも職員の皆さんの人材育成につながっていくのではないかというふうに考えてこうした質問をさせていただいております。そこで、先ほどお話のあった民間からの人材登用ということで、先ほど副市長を補佐するCIOという役職、立場の方を民間から登用するというようなお話がありました。それで、先ほどの本質問の中でも話しましたように、私たちとしては、ある程度、複数の、例えば課や部に対してそれなりの権限を持った、そういう人をお願いしたいというお話の中でこの話を提案をさせていただいているのですが、このCIOの方はどの程度の権限を市の中でお持ちになる予定なのか。それから、職務の内容とか、例えば出席できる会議だとか、そういう権能みたいなところはどこら辺になるのか少し具体的にその方の説明をお願いしたいと思います。2件目です。連携によるまちづくりの中で、北しりべし定住自立圏共生ビジョン、それから、さっぽろ連携中枢都市圏ビジョンについて伺いました。その中でいろいろな実績があるということもお聞きしましたが、一つ気になるのは、こうした中で新型コロナウイルス感染症の広域的な対応というのは話題にはならないのでしょうか。例えば、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種、北後志等では、たしか連携してやることによって非常に効率的に、早期にワクチン接種を終えたというようなお話がありましたけれども、そういうようなことも含めて、小樽市が北後志や、札幌のところでそういう広域的な経済対策もそうでしょうし、それから、ワクチン接種や、患者の対応等を含めた連携の中でこういうことが扱われるという。また、話題になるようなことはなかったのかどうかお聞きします。それから、新型コロナウイルス感染症対応の中で、保健所が業務を移管したところで業務量の変化につ-75-いて伺って、少し業務量が減って、少し効率的に動けるようになったのかと思ったらどんどん患者の感染が増えてかえって著しく増えているというようなお答えだったと思います。新聞等で報道されていたのは、自宅療養者のためのセット、日用品とか食料だとか、そういうものを箱でお届けするというものがなかなか届かない、遅れているというようなお話がありました。それについては、少しはこの業務移管によって改善されたのかどうか、その辺のところについてお答えください。それから、地域遺産に関わってお聞きをします。先ほどの住ノ江の火の見やぐらの件です。新聞でも報道されました。その記事では、どうも7月にも、もう解体の見通しだと。保存はもう困難だというようなニュアンスの記事になっていました。何というか解体は決定しているのだというような感じの記事ではありましたけれども、私は直接この消防団の第6分団長とお会いしてお話をお聞きしました。そうしたところ、その分団長もしくは分団の皆さんの真意というのは、これ以上、消防団で所有、維持管理していくのは難しい、それは確かだと。しかし、所有や維持管理を引き受ける方がどなたかいるのであればお渡しをして引き受けてもらいたい。だから、そうであれば、また状況も違ってくるので7月まで何らかのお話があるのであればお聞きしていくということなのです。さらにそのときにおっしゃっていただいたのは、もしそういう所有についての話や何かが進む中で、例えばお祭りや何かのときにイベント等をやる、例えば火の見やぐらを使ってライトアップ等をするというようなことを企画されるようであれば、私たち消防団もぜひ協力していきたいというようなことまで言っていただいております。そういう意味からは、まだ完全に解体と決まったお話ではなく、まだ可能性を残した話になっています。こうしたお話というのは把握されているのかどうかお聞きしたいと思います。その上で、先ほどかなり老朽化も進んでというお話が現状のところでありましたけれども、一方で、火の見やぐらについての専門家の方が過去に、2年ほど前になりますけれども、現状を確認したときには、まだまだこの火の見やぐらについては堅牢性を維持しているのだというようなお話もありました。いろいろな見方がきっとあるのでしょうけれども、北海製罐株式会社小樽工場第3倉庫もそうでしたが、きちんとした調査をして、それがどういう状況にあるのかという確認も必要だと思うのです。その上でどうこうという話にきっとなるでしょうから、そのための、例えば調査だとか、それから、管理をしていくためにも所有権の問題だとか、その他も含めて様々な情報がこれから必要になります。何とかこの限られた時間の中でそうしたことをやった、最大限手を尽くした上で解体となればそれはしようがないですけれども、それまでの間に可能性あるのであれば様々なことをしていきたいというふうに市民団体の方々はおっしゃっています。まだ市民団体を発足していないのですけれども、これからになるのですが。そういうための情報提供や協力について、なかなか専門家でなければ分からないところもありますので、市でしていただけるのかどうか、それについてお知らせください。最後の再質問です。先ほど教育長から評価が定まっていないと。所有者から評価の申出があった場合はどう評価できるのか、小樽市文化財審議会委員等と相談をしていくというお話がありました。これは前にも質問をしたときにそういうお答えだったと思うのですけれども、これは素朴な疑問なのですが、小樽市内の文化遺産の評価というのは、所有者からの評価の申出がなければ動けないものなのでしょうか。行政側から結果的に何もしない、できないまま、そのことが文化財を失っていくことにつながってしまわないかという心配があります。小樽市歴史文化基本構想の第5章の中にこういうふうに出ています。「小樽の多様な文化遺産の価値を見出すためには、地域に存在する小樽文化遺産の定期的、継続的な調査と研究に取り組む必要がある。」「これにより、地域の中に新たな視点が生まれることが期待され、潜在する小樽文化遺産の掘り起-76-こしや、新たな価値の発見につなげることが可能となる。」この新たな価値発見とか、それから、小樽文化遺産の新たな発見というのは、何というか、このままただ所有者の意向を待っていたのではいたずらに失われていく、朽ち果てていってしまう、そのようなことになりかねないと私は思うのですけれども、あなたの所有する文献にはこんな歴史的文化価値があるかもしれませんよ、調べてみませんかというようなちょっとした働きかけ、お知らせすることというのは小樽文化遺産の掘り起こしに必要ではないかと思いますので、最初のところに戻りますけれども、評価の申出がなければ動けないものなのでしょうかというところについてお聞かせください。
答弁 市長 迫俊哉
佐々木議員の再質問にお答えをさせていただきます。私から1点だけお答えをさせていただきたいと思いますけれども、ワクチンの接種ですとか、陽性患者等の受入れに関して、北しりべし定住自立圏共生ビジョン、あるいは、さっぽろ連携中枢都市圏ビジョンの中で話題にならなかったのかという御質問でございますが、この二つの連携の枠組みの中ではこういったことが話題になったことはございません。実際に患者の受入れ等は行われておりますけれども、これとは別の枠外で行われるというふうに私は認識をしているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 保健所長 田中宏之
佐々木議員の再質問にお答えをいたします。私からは、自宅療養セットの配送に関わることについてお答えをいたしますが、この自宅療養セットの配送が遅れているということで、自宅療養をされている方々には大変御迷惑をおかけしているということを、この場をお借りしておわび申し上げたいと思います。なぜ遅れているかということですけれども、保健所の業務が大変逼迫しているということと、あと、このセットの配送を委託をしている業者が大変莫大な取扱い量になったということで、どうしてもその段階でも配送が遅れてしまうということが現時点でも起こっているということで、申込みを受けてから二、三日かかってお届けをするという状況が続いているところでございます。保健所も様々な形で業務の効率化を図ってまいりまして、そのことで自宅療養セットを配送する担当者を現在は置きまして、その者らが中心となって配送の手続を行っておりますが、今後ともできるだけ速やかにこのセットが送れるように努めていきたいというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 消防長 土田和豊
佐々木議員の再質問にお答えをいたします。私からは、住ノ江の火の見やぐらについて2点お答えをいたします。まず、消防団第6分団の考え方につきましては、御質問にございましたとおり、第6分団といたしましては、もし新たに所有や維持管理を希望される方がおられましたらお渡しをしたいということが一つ。それから、その期限は7月を目途として考えているということでございます。また、火の見やぐらを活用したイベント等の協力の依頼があれば、できる限り対応をさせていただきたいということでお話を伺っております。2点目でございますが、市としての情報提供等に対する協力でございますが、今後、御質問にあった趣旨で私どもに御相談があった場合につきましては、お話を十分伺った上で、消防団第6分団、関係部局等-77-と協議をいたしまして可能な範囲で御協力をさせていただきたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 総務部長 佐藤靖久(総務部長は2023年3月まで)
佐々木議員の再質問にお答えさせていただきます。私からは、外部人材の活用ということで、CIO補佐官の御質問にお答えさせていただきたいと思います。権限と職務の内容ということで御質問があったかと思いますが、このCIO補佐官については委託ということで来ていただくことになりますので、権限というのは、基本的には有しないという形になるかと思います。それと職務の内容でございますが、この方につきましては、現時点でもITアーキテクト業務委託料ということで実際にいろいろシステム課の助言等をいただいている状況になってございまして、この方についてDXの助言業務を追加させていただくということで今回CIO補佐官委託経費ということでつけさせていただいたということになってございます。このことから、基本的にはCIOであります副市長を補佐するということではございますけれども、主には情報システム部門への助言支援が中心になるということで、各部横断してということにはならないかというふうに思っているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)
佐々木議員の再質問にお答えをさせていただきます。文化遺産の評価について、所有者からの申出を待つのではなくて、市自らが動いてそういうものを評価していくということだというふうに理解しておりますけれども、市内にある、特に個人とか民間の方が所有しているものを実際に詳細に調査もせずに価値があるかもしれないのでというような形で声をかけていくということは、文化財行政をする担当として、その責任を考えますと現実的には難しいのではないかというふうに考えております。先ほど議員からお話あったように、御答弁でもさせていただきましたが、住ノ江の火の見やぐらも含めまして、現時点で文化遺産に挙げられていないものについては、朝里地域だとか塩谷地域から御相談を受けた際にいろいろな対応をさせていただいていますけれども、そういうことで所有者などから評価などの相談がございましたら、個別に御協力をさせていただきたいというふうに思っております。(「議長、17番」と呼ぶ者あり)
再々質問 17番 佐々木秩
1件だけ再々質問をさせていただきます。副市長の公募のところで、CIOの権限や仕事の内容について御説明をいただきました。お聞きしたところによると、委託でやると、助言支援にとどまるので権限等はないのだというお話でした。だとすると、私がこの本質問でいろいろと副市長を民間から公募をというところで言った役割とは異なるものだということが分かりました。という部分については、引き続き、やはり民間からそのような権限を持った人を登用してほしいという部分については変わりありませんので、こうした方の必要性が今後出てくると私たちは思っています。情報収集やそうしたことについての情報提供などができるように、そういう部分については進めておいていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 総務部長 佐藤靖久(総務部長は2023年3月まで)
佐々木議員の再々質問にお答えさせていただきたいと思います。今、委託でということで、権限はないということでお話はさせていただいたのですが、情報システム課への必要な支援、助言を行うことで、少し組織は変わりますけれども、そこの職員の人材育成にはいろいろ御支援をいただきたいというふうに思っているところでございます。実際にデジタル化の方を民間から登用するとなりますと、やはり、給与面とかでいろいろ制約があるということもございますし、今回組織を変革するということもございますので、その中で人材の活用というのを最大限図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。(「議長、17番」と呼ぶ者あり)
再々質問 17番 佐々木秩
今の質問は、そういう民間登用の情報等を集めておいていただきたいという意図だったのですが、今の答弁とは少し意図が違うかと思うのですが、いかがでしょう。
答弁 市長 迫俊哉
佐々木議員の再々質問にお答えをさせていただきます。本答弁の中でも少し触れさせていただいているのですけれども、私どもは、決して民間人の登用を否定しているものではありませんで、特に副市長の場合、公募という御質問だったものですから、公募となるとなかなかやはり、いろいろな課題もあるということで御答弁をさせていただいたわけであります。民間人の登用そのものを私ども否定するものではありませんので、今、御提言がありましたような情報収集などについては、これからもやっていきたいというふうに思っておりますし、必要な箇所に適切な人材がいればそれはそれで検討していく価値もあるのかというふうに思っております。今、明言はできませんけれども、そういった心がけだけはしておきたいというふうには思っているところでございます。