みんなの議会

小樽市議会 令和4年第1回定例会 2022年3月1日

(1)連携によるまちづくりについて/(2)新型コロナウイルス感染症対応について

2022年3月1日、小樽市議会の一般質問で、佐々木秩議員が「連携によるまちづくりについて」「新型コロナウイルス感染症対応について」について質問し、市長 迫俊哉、病院局長 並木昭義、教育長 林秀樹が答弁しました。

質問者
佐々木秩 議員
答弁者
市長 迫俊哉、病院局長 並木昭義、教育長 林秀樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 17番 佐々木秩

2項目め、連携によるまちづくりについて伺います。小樽市では、小樽市自治基本条例に基づく基本原則の一つである協働によるまちづくりを推進するため、近隣の自治体や大学、事業者などと協定等を締結し連携、協力して取り組んでいます。そして、こうした取組が市政や市民生活に大きな好影響をもたらしていることは様々な場面に表れていますし、今後、万が一の災害等の際には大きく貢献していただけることと思います。そこで、本市の連携先とその内容、これら様々な連携策が本市の施策に具体的にどのように関わってきているのかなどについて、連携先ごとにお聞きしていきたいと思います。まず、ほかの自治体との連携についてお聞きします。北しりべし定住自立圏共生ビジョンについて、小樽市と積丹町、古平町、仁木町、余市町及び赤井川村は2010年、北しりべし定住自立圏形成協定を締結し、小樽市はその中心市の役割を担っています。人口減少、少子高齢化が進展する中、近隣地域を一つの圏域と捉え、地域の活性化を図るのがこの定住自立圏共生ビジョンです。まさに、その懸念が現実になってきている現状で、そうしたマイナス要因対応だけでなく、北後志圏広域観光の拠点としての本市の強みを生かすプラスの側面や、公共交通機関の維持など新し-63-い問題も出てきて、その役割は重要になっています。現在は、第3次北しりべし定住自立圏共生ビジョンに沿って取組中だと思いますが、開始から12年になる北しりべし定住自立圏共生ビジョンの果たしてきた役割、とりわけ中心市としての小樽市の役割や成果、今後のビジョンについてお考えをお聞かせください。続いて、さっぽろ連携中枢都市圏構想について。小樽市は、札幌市を中枢都市としてその近隣自治体とともに、さっぽろ連携中枢都市圏を形成しています。その目的は、地域において圏域の中心都市が近隣の市町村と連携し、コンパクト化とネットワーク化により人口減少、少子高齢化においても一定の圏域人口を有し、活力ある社会経済を維持するための拠点を形成することと説明されています。そのために、様々な資源を活用した連携の強化や、行政のコスト削減、運営の効率化が必要とされ、具体的な連携事業が提示されていました。取組の期間は2019年から2024年まで。5年のうち3年を経過しています。そこで、本市が参加している事業の主なものについての進捗状況や、その中で特徴的な事業がありましたらお聞かせください。以前の質問で、デメリットとして結果的に中核的な自治体である札幌市にかえって人口が流出してしまうのではないかという心配を指摘しましたが、この点については現段階ではどのように判断されますか。2点目、事業者との連携について。事業者との連携には、ホームページによると、連携協定、パートナーシップ協定、包括連携協定など何種類かあるようです。まず、連携協定の名称の違いについての説明と、それぞれの締結件数、連携分野の傾向はどのようになっていますか。こうした協定では、市と事業者が対等なパートナーとしてお互いの強みを生かしていくことが基本でしょう。市から見ると、行政だけでは難しい最先端の市民サービスの提供や行政コストの見直し、少子高齢化による人材不足の解消など、行政課題の解決に様々なメリットがあります。その一方で、対等な関係というのであれば、連携における事業者側のメリットは何があると考えていますか。また、これまでに本市が事業者と結んだ連携協定は、災害など万が一の際や今後何かあった場合というものが多いのですが、これまでの協定締結によって可能になったことなどをお示しください。一般的に課題として、包括連携協定の効果は自治体、事業者とも実感できていないことが挙げられていますが、本市においては、課題とすればどのような点が挙げられますか。事業者との連携について、今後の可能性についても伺います。こうした本市が結んだ連携協定先の一覧、全体像がなかなか市民に伝わっていないのは、事業者にとっても残念なのではないでしょうか。何か方策をお願いしたいのですが、いかがでしょう。3点目、大学との連携について。大学、研究機関との連携は、市が進める事業に対して、大学における治験や研究成果を基に、科学的根拠を付与する上で重要な役目を果たしていますし、何より学生の皆さん、若い世代の発想や活動がまちを活性化してくれていると感じます。連携を結んでいるのは小樽商科大学、北海道科学大学、北海道職業能力開発大学校となっていますが、例えば、小樽商科大学との連携については2008年に包括連携協定を締結し、それぞれが有する資源を有効に活用し、地域が抱える諸課題の解決に努めてきているとのこと。そうした中で、商大生が小樽の活性化について本気で考えるプロジェクト、通称、本気プロは、小樽商科大学の特徴的な授業の一つとなっており、現在も学生の皆さんが小樽の活性化をテーマとして具体的なアイデアを企画し、学生の皆さんが自ら実施すべく取り組んでいて、今ではその活躍が市民にも広く知られているところです。参加した学生に伺うと、商大生というネームバリューもあって市民の方が温かく迎えてくれた。その一方で、半年という限られた時間の中で町の活性化アイデアを提案や実施しても、結局市民の方に継承されるに至らない、継続性に課題があると感じているようで、結果、自らが大学を休学してその-64-事業を継続している方もいるそうです。例えば、こうした連携活動の成果や課題把握、学生へのフォローなどについて、大学側との協議などはどのようになっていますか。これまでの大学と連携した主な取組、今後の展開について御説明ください。連携によるまちづくり全体として、今後、中長期的にこうした連携を持続させていくためには、連携先の小樽市への思いや善意に期待して、本市がしてもらうばかりではなく、本市が連携先に貢献していくことも考え、フィフティー・フィフティーの関係となるよう配慮すべきですし、こうした事業を進める際、危惧される点として、それぞれの思惑や目指すゴールの不一致などが解消されず、結果、成果が得られない例があるそうです。よって、市のまちづくりの方向性をしっかりと理解していただき、同じ方向性を持って連携事業を進めるべきです。それらの点について、市のお考えをお示しください。

答弁 市長 迫俊哉

ただいま、連携によるまちづくりについて御質問がありました。初めに、他の自治体との連携についてですが、まず北しりべし定住自立圏の果たしてきた役割などにつきましては、北しりべし定住自立圏は、生活機能の強化、結びつきやネットワークの強化及び圏域マネジメント能力の強化、これら三つの分野で取組を行い、圏域の活性化のため、自治体間の連携を促す役割を担っております。中心市として本市は、都市機能を生かし、小児科及び周産期医療体制や、成年後見センターと消費者センターを圏域全体として維持しているとともに、小樽港クルーズ推進協議会が実施するポートセールスの取組に圏域自治体の観光協会にも御参加をいただき、広域観光の推進を行っております。また、今後の共生ビジョンにつきましては、デジタル社会や脱炭素化に向けた課題についても連携を模索していきたいと考えております。次に、さっぽろ連携中枢都市圏構想に参加をしている事業についての進捗状況などにつきましては、まず主な事業と進捗状況といたしましては、経済に関する分野では、「販路拡大に向けた支援」において、札幌食と観光国際実行委員会が主催する海外展示会や商談会に参加をしているほか、「共同プロモーションや観光資源の活用等の推進」において、さっぽろ連携中枢都市圏観光協議会に参画し、ウェブによる魅力発信を行っております。また、生活関連の分野では、「消防の連携・協力の推進において、札幌市が設置した実火災訓練装置を用いた研修に参加しているほか、「圏域外からの移住促進」において、北海道さっぽろ圏移住フェアに参加しております。特徴的な事業としては、「公立夜間中学校の共同活用に向けた取組の推進」において、令和4年4月、札幌市が道内で初めて開校する公立夜間中学校である札幌市立星友館中学校で小樽市に住所を有する方も入学の対象となり、事情により中学校に進学できなかった小樽市民にも学びの機会を確保することができたところであります。次に、さっぽろ連携中枢都市圏での取組による札幌市への人口流出につきましては、これまで本市が参画してきた連携中枢都市圏の事業は本市の人口が札幌市へ流出する要因となるものはなく、連携事業のうち「企業によるまちづくり活動の促進」において、圏域自治体とともに13の企業とパートナー協定を締結することができ、それらの企業と連携してまちづくりを進めることは、むしろメリットであると考えております。次に、事業者との連携についてですが、まず連携協定の名称の違いなどにつきましては、協定の名称は-65-連携項目が様々な分野の取組を想定する場合は包括連携協定とし、一定の分野のみを想定する場合は連携協定としております。また、協定締結による対等な関係性を強調する場合は、パートナーシップ協定としておりますが、いずれも協定の締結する事業者との協議により名称を決定しております。また、本市が事業者と協定を締結している件数につきましては、包括連携協定が10件、連携協定が40件、パートナーシップ協定が15件となっております。連携分野の傾向につきましては、防災に関する分野が最も多く、続いて経済、健康、市民の安全・安心の分野が多くなっております。次に、連携による事業者側のメリットにつきましては、自治体とともに地域の活性化や住民サービスの向上などの社会貢献に取り組むことで、事業者のイメージや取り扱う商品などのブランド価値の向上につながるほか、社会に貢献しているという自覚が従業員に芽生えることにより、仕事へのモチベーションの向上につながることなどであると聞いております。次に、協定締結により可能となったことにつきましては、災害時における資材や広報などの協力をいただけるほか、がん対策や認知症予防、食育、熱中症などをテーマにした市民講座やイベント等の啓発事業の実施、高齢者の見守りへの協力や小学生などを対象にした工場見学と出前授業の開催などが挙げられます。次に、事業者との連携に当たっての課題につきましては、協定締結後、具体的な取組に至らない場合があることが課題となっておりますので、協定の実効性を担保するため、連携方策の検討が行われる必要があることから、協定の締結先やその内容について、広く職員に周知するよう担当する企画政策室に指示をしております。また、連携した具体の取組について、継続性が図られるためには、市と事業者双方にメリットが感じられることが重要であると考えております。次に、事業者との連携における今後の可能性につきましては、一例として、市では特定健診の受診率の増加を目指すための取組を行っておりますが、協定を締結した事業者による民間の知見を生かしたセミナーなどの啓発事業を併せて実施することにより、市が実施している取組の効果をより上げることができるとともに、目指す目標に効率的に到達できることが考えられますので、連携した取組が具体的かつ継続的なものとなるよう事業者と協議をしながら進めてまいりたいと考えております。次に、事業者との協定締結の全体像を市民の皆さんにお伝えすることにつきましては、本市が締結している協定の締結先や内容等について、市のホームページなどで全てをお知らせできておりませんので、全てを掲載した一覧によって市民の皆さんに本市の協定締結の状況が理解いただけるよう、情報発信をしてまいりたいと考えております。次に、大学との連携についてですが、まず大学と連携した活動の協議等につきましては、小樽商科大学とは、大学が開催する小樽商科大学地域連携会議において、実施した事業の報告、協議などを行っているほか、必要に応じて北海道科学大学、北海道職業能力開発大学校を含め、各校の地域連携担当と適宜意見交換を行っております。次に、大学と連携した主な取組につきましては、大学も地方への貢献が求められている中で、協定を締結した各大学からは、本市が審議会等を設置する場合に教員の方に委員として参画していただき、専門的な見地から御意見をいただいております。また、北海道科学大学とは講師派遣による小学生を対象にしたジュニアスポーツ講座の開催、小樽商科大学とは本市の人口減少の要因を調査・分析し、その歯止めをかける効果的な施策を研究するための共同研究を行っております。今後の展開につきましては、大学の持つ専門的な知見により、市政の推進に御協力をいただきながら、-66-先ほど申し上げました共同研究のように本市の課題解決に向けた具体的なテーマについて、より深い連携を図る必要があると考えております。次に、連携によるまちづくり全体としてについてですが、連携する相手方に市のまちづくりの方向性を理解していただくことにつきましては、連携協定締結に当たって事前に本市の課題や施策の実施状況などを相手方にお伝えしながら、その意向も伺い連携事項を決定させていただいております。また、締結後に行う取組の協議や実施に当たっては、十分に意見交換を行いながら、相手方にもメリットが感じられるよう配慮しながら進める必要があると考えております。

質問 17番 佐々木秩

3項目め、新型コロナウイルス感染症対応について伺います。現在、オミクロン株による第6波が猛威を振るっている現状で、その対応に当たる保健所をはじめ、市内医療機関、ワクチン接種に関わる諸機関や各学校、保育施設の関係者の皆さんにおかれましては、度重なる感染者の増大で心身ともに疲労の極にあるとお聞きしています。そうした中で、議会において、その方々に質問をすることでさらなる負担をおかけするのは忍びないのですが、広く市民の皆さんにその御尽力の様子を伝え、一層の御協力をお願いするためにも答弁をよろしくお願いいたします。1点目、第6波への保健所の対応について。小樽市保健所は、新型コロナウイルスオミクロン株の感染者急増を受けて、逼迫する保健所業務の負担軽減を図る措置として、これまで保健所が担ってきた様々な業務を感染者自らや各施設が行うことで、積極的疫学調査の重点化が図られるよう変更をされています。従来の対策は、新変異株オミクロン株の猛威によって継続断念に追い込まれたということになりますが、保健所の機能を維持し、感染者を必要な医療につなぐには、今回の処置変更はやむを得ないと思います。しかし、その影響が市民の皆さんに及んでいないかが心配されます。そこでお聞きします。積極的疫学調査の重点化が図られるよう変更されたことによる、重点化の対象とならない施設、一般事業所への影響はどのようなことになっていますか。また、この変更による保健所の業務量の変化についてと患者への支援が効果的に行われているのかをお聞きします。次に、いわゆる、みなし陽性の市内実態についてお聞きしますが、これまでみなし陽性と診断された人数は発表されている集計数に含まれていますか。また、みなし陽性の方のその後の病状の把握は確実にされていますか。2点目、感染症拡大の影響についてお伺いします。小・中学校や保育所、幼稚園などでの感染も広がっています。全国的に休園する保育所などが急増、自治体から保護者に登園自粛のお願いがなされる場合もあり、結果、子供の預け先がなくなった保護者が困惑しているそうです。市内の認可保育所と認定こども園及び幼稚園における休園の状況とその影響についてお聞きします。また、保育所などにおける2歳以上の子供に対するマスクの着用について、報道では国の推奨方針への対応に苦慮されている事例も目にしますけれども、入所児童のマスクの着用についての対応はどのようにされていますか。消防本部に関わってお聞きします。-67-救急搬送困難事案とは、救急隊による医療機関への受入れ照会回数4回以上かつ現場滞在時間30分以上の事案のこと。総務省消防庁は2月15日、その救急搬送困難事案が7日から13日までの1週間に全国52の消防で計5,740件あったと発表しました。本市での救急搬送困難事案の実態について伺いますが、新型コロナウイルス感染症の影響のなかった2019年と比較して2020年以降の救急搬送困難事案の状況はどうなっていますか。また、新型コロナウイルス感染症の影響についてもお答えください。小樽市立病院では、新型コロナウイルス感染症に対する臨戦態勢の中、緊張感の持続を強いられ、さらにスタッフの方々からも感染者が出ている状況での勤務は本当に大変なこととお察しいたします。そうした中でも感染者の受入れは続いており、病院の状況の一端は病床使用率で表されています。ただ、全国的にスタッフ御自身や家族の感染によりスタッフが足りず、実態として空床はあっても稼働させられない場合が増えていると聞きます。コロナ病棟の実態は市立病院ではどうなっていますか。また、そこから波及して一般病床の不足や新型コロナウイルス感染症感染者以外の一般患者の受入れに影響は出ていませんか。今後、感染がさらに拡大した場合の対応策についてお考えをお聞かせください。3点目、小・中学校の対応について。第6波では、多くの小・中学校で3学期が始まって以降、学級閉鎖等が相次ぎ、学校や若年層への対応が鍵と言われていますが、教育現場では学びの保障と感染拡大防止の両立に苦慮している状況です。さらに、学校で感染者発生の際、業務の逼迫する保健所の代わりに感染の可能性のある方を調べる新たな業務で、管理職をはじめ相当の負担がかかっています。発生した学校での様々な困難な状況を市教委は把握されていると思いますが、第6波による市内小・中学校の感染状況とその対応概要と、濃厚接触者となった教職員が自宅待機となり、結果、教職員が不足し授業等に影響した事例はありませんでしたか。保健所からの業務移管による学校での対応の変化についてと、市教委のサポート体制についてお聞かせください。また、新年度予算で新型コロナウイルス感染症対策としての事業はどのようなことを予定していますか。一番心配なのは、既に始まっている中学校3年生の高校入試です。既に私立高校の入学試験が始まっていますが、各中学校での入学試験に向けた学習面でのフォローはどうなっているでしょうか。4点目、5歳~11歳のワクチン接種について伺います。厚生労働省は5歳から11歳までの子供に使うワクチンを特例承認、接種の準備を進め、それを受け2月3日の北海道新型コロナウイルス感染症対策本部会議では、5歳から11歳向けのワクチンが2月下旬から3月中旬にかけて順次、各市町村に届くことが報告され、既に各市町村に配分量と日程が通知されているとのことです。その情報と本市での5歳から11歳までの子供へのワクチン接種の対象者数、日程や接種体制についてお示しください。5歳から11歳までの子供へのワクチン接種により、基礎疾患のある子供の重症化を防ぐ効果も期待される一方で、健康な子は感染しても重症化しにくいとされ、専門家には慎重な意見もあり、さらに国内でのこの年齢層への接種が認められたのは初めてで、成長途上にある子供への接種は副反応や長期的な健康への影響を懸念する保護者も少なくありません。あくまでも接種するか、しないかは個人の選択の自由であり、その判断は尊重されるべきで、実質的な強制にならないよう配慮が必要ですし、判断するための感染予防の利点と副作用のリスクなどの情報提供は国や自治体の役目です。ワクチンについての保護者への事前の情報提供や説明についての予定はどうなっていますか。また、接種開始後の副反応等の情報開示も速やかにされるべきと考えますが、いかがですか。-68-ワクチンの有効成分の量は12歳以上の3分の1で、子供用の別製品になるとのことです。接種会場が大人と同じ場合は打ち間違え等は許されません。細心の準備が必要だと思いますが、接種準備等についての医療機関での留意点などについて御説明ください。5歳から11歳までの子供のワクチン接種に関わり、学校、保健所の対応についてもお聞きします。学校や保育所などで接種した子としない子が共に感染対策をしながら、ふだんどおりに過ごしていける取組が求められます。既に小学校6年生や中学校での取組があると思いますが、小学校、保育所などでの接種、未接種の差による差別、いじめへの対応や未然防止対策等、心の負担へのケアなどについてお聞かせください。

答弁 市長 迫俊哉

ただいま、新型コロナウイルス感染症対応について御質問がありました。初めに、第6波への保健所の対応についてですが、まず積極的疫学調査の重点化により、重点化の対象とならない施設や一般事業所への影響につきましては、これまで保健所が実施していた濃厚接触者の特定を陽性者本人または各施設や事業所が市ホームページに掲載した資料などを参考に自ら行っていただくこととしており、施設などの負担は増えているものと考えております。この重点化は、医療機関や高齢者施設などで陽性者が発生した場合の感染対策に適時的確に取り組むためのものであり、重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患を有する方への効果的な支援につながっていると考えております。なお、保健所の業務量につきましては、日々の新規感染者がこれまでにない規模で発生しており、自宅療養者の健康観察業務も増加していることから、業務量総体は著しく増加をしております。次に、みなし陽性の公表と病状把握につきましては、みなし陽性と診断された場合でも陽性者に含めて集計、公表しております。これらの方にも陽性者と同様に健康観察を実施して健康状態を把握し、病状が悪化したときには必要な支援を行っております。次に、感染症拡大の影響についてですが、まず市内の認可保育所等における休園状況と影響につきましては、今年の1月から2月25日までの休園延べ件数で申し上げますと、全部休園が16件、一部休園が11件となっております。休園となった場合には、保護者は急に仕事を休まなければならないこともあり、職場との調整など就業に影響が出るほか、場合によっては収入源が懸念されるなど影響があるものと認識しております。次に、2歳以上のマスク着用への対応につきましては、国からは無理なく可能と判断される子供に限り着用を進め、子供や保護者の意向に反して無理強いすることのないよう通知が来ております。本市では、施設によって対応は様々ですが、公立保育所におきましては、昨年1月から3歳以上の子供には可能な限り着用することとし、保護者の御理解もあって定着している状況であります。子供の発達や安全な保育をする上で、本来マスクを着用しないことが一番ですが、市内の各施設に対しては、国からの通知内容や公立保育所の事例も参考にしながら対応していただくよう周知をしております。次に、本市における救急搬送困難事案の状況につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響がなかった令和元年が38件、影響の出始めた令和2年が47件、令和3年が97件、令和4年は2月末現在で23件となっており、年々増加傾向となっております。また、新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、陽性者及びその疑いのある方の搬送が救急搬送困難事案の約半数となっていることから、少なからず影響があるものと考えております。-69-次に、5歳から11歳までの子供のワクチン接種についてですが、まず本市へのワクチン配分量と配送日程につきましては、2月3日付の北海道からの事務連絡によりますと、2月28日から3月6日までの間に500回分、3月7日から3月20日までの間に1,300回分の、合わせて1,800回分の配分が確定しております。4月4日の週からは週単位で配送される予定ですが、配分量はまだ決まっておりません。また、接種対象者数は4,355名であり、接種券の送付は2月21日に先行して身体障害者手帳や精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方、自立支援医療の精神通院医療受給者、小児慢性特定疾病の該当者148名と、3月から4月までに12歳に到達する方107名の合わせて255名に送付をいたしました。2月28日にはそのほかの対象者4,100名に一斉に送付をしております。なお、接種開始日程及び接種体制につきましては、小樽市医師会と相談の上3月14日の週から接種を開始する予定としており、接種体制は市内の委託医療機関9か所で個別接種により実施してまいります。次に、ワクチン接種に関する保護者への事前の情報提供や説明の予定につきましては、国が示している小児へのワクチン接種の考え方やワクチンの有効性、安全性に関する情報について、市のホームページに掲載していることを接種券に同封する案内文書でお知らせをいたします。また、市内の接種委託医療機関9か所で、国が作成したリーフレットを配付していただく予定としております。このほか、保育所、幼稚園、小学校など、合わせて76か所に5歳から11歳までの子供のワクチン接種の開始に関するリーフレットやポスターの原稿をメールにより提供するとともに、国の作成したリーフレットの配布を依頼いたしました。また、副反応等の情報開示につきましては、現行のワクチンと同様に副反応疑いの報告は国の審議会において評価されるもので、市といたしましては、こうした情報を市のホームページに掲載していきたいと考えております。次に、接種準備等についての委託医療機関における留意点などにつきましては、12歳以上と5歳から11歳までの子供では、ワクチンの種類が異なることから、複数のワクチンを扱う場合には接種間違いを防止するため、市が送付した接種券つき予診票を持っているかどうかの確認や、母子健康手帳によるワクチン接種歴と接種間隔の確認に加え、接種量の確認などを確実に行うことが必要であると考えております。このため、接種委託医療機関には、国が作成した予防接種を適切に実施するための間違い防止チェックリストを2月16日に送付し、改めて注意喚起を促したところであります。次に、保育所などにおけるワクチン未接種による差別などへの対応につきましては、保育所などにおいても接種を受けていないことを理由にした不当な差別や偏見がないよう、厚生労働省が作成したリーフレットを対象世帯に配布し、周知、啓発してまいりたいと考えております。また、差別があった場合の相談窓口についても、市のホームページで周知をしているところであります。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 病院局長 並木昭義(病院局長は2025年3月まで)

佐々木議員から新型コロナウイルス感染症対応についての御質問がありました。当院における感染症拡大の影響についてですが、市内の感染患者拡大に伴い、当院においても職員自身や家族の感染などにより、看護師、看護助手21名を含む最大で37名の職員が出勤できない日がありました。依然として人員に余裕がない状態が続いておりますが、看護師が不足している病棟については、他病棟からの応援などで人員を確保し、北海道から要請に基づくコロナ患者受入れ病床23床は全て受け入れる体制をとっております。また、一般患者の受入れへの影響につきましては、これらの状況に加え、当院でしか対応できない脳神経疾患の患者や救急患者の入院需要にも対応していかなければならないため、緊急を要しない入院や手術-70-が延期になるなどの影響が出ているところであります。今後、さらに感染が拡大した際には、さらなる予定入院の延期や外来診療の一部縮小などの対応も想定されますが、コロナ禍における緊急対応であることを市民の皆様に御理解いただきながら、引き続き地域の基幹病院としての責務を最大限果たしてまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)

佐々木議員の御質問にお答えいたします。ただいま、新型コロナウイルス感染症対応について御質問がありました。初めに、小・中学校の対応についてですが、まず小・中学校での感染状況とその対応につきましては、今年に入ってから昨日までの感染者数で申し上げますと、小学生257名、中学生73名、教職員27名となっており、そのうち学校において感染の拡大が懸念される場合には、国や北海道の通知に基づき臨時休業を実施することとし、本市におきましては中学校1校で学校閉鎖を実施したほか、小学校では16校で延べ82学級、中学校では10校で延べ18学級の閉鎖を実施しております。また、教職員が自宅待機になったことによる授業等への影響につきましては、時間割の変更や管理職などが学級に入り授業を進めるなど、影響を最小限に抑えるよう全教職員で対応しているところであります。次に、保健所からの業務移管による学校の対応の変化につきましては、これまでは保健所が疫学調査を行い、濃厚接触者等を特定しておりましたが、現在は保健所が作成した接触者のリストアップと対応方法【学校編】に基づき、学校が感染の可能性のある方の特定作業を行っております。また、市教委のサポート体制につきましては、児童・生徒及び教職員の感染が確認された場合の対応を適切に行うための実施手順を示したほか、夜間・休日も学校が保護者からの連絡を受け、速やかに市教委へ報告や相談ができるよう、緊急用携帯電話を配備するとともに、必要に応じて保健所からの助言を提供するなど、体制強化を図っているところであります。次に、新年度予算における新型コロナウイルス感染症対策の事業につきましては、児童・生徒の安全・安心な学習環境の確保を図るため、学校が必要な保健衛生用品等を充実するほか、臨時休業期間のオンライン学習に向けた対策としては、端末を効果的に活用するためのICT支援員やヘルプデスクを配置するとともに、端末持ち帰り時の破損を防ぐためのソフトケースなど、附属品を整備いたします。また、コロナ禍における児童・生徒の心のケアにも対応するため、スクールカウンセラーの時間数を拡充しサポート体制を充実するなど、学びの保障と感染拡大防止に取り組んでまいりたいと考えております。次に、各中学校での入学試験に向けた学習面でのフォローにつきましては、中学校3年生においては受験の対象となっている教科について1月中のできるだけ早い時期までに学習を終えられるよう、余裕を持って指導計画を作成しております。また、臨時休業となった学校においては、学校再開後、学習できなかった内容について受験までに確実に指導することとしております。なお、臨時休業中には1人1台端末を活用し、受験対策に必要な課題を提示したり、同学年の授業を配信したりするとともに、学習に不安がある生徒の相談に応じるなど、きめ細かな対応に努めているところであります。次に、5歳から11歳までの子供のワクチン接種についてでありますが、小学校での接種、未接種の差による心のケアなどにつきましては、本年2月24日に道教委を通じて国の事務連絡があり、保健所から協力の要請を受け、小学校と保護者に対して厚生労働省が作成したリーフレットを配布するとともに、接種の-71-有無によって差別やいじめなどが起きることのないよう、ワクチンの接種は強制ではないこと、周囲にワクチンの接種を強制してはいけないこと、身体的な理由や様々な理由によってワクチン接種をすることができない人や、接種を望まない人もいることなどについて、児童の発達段階に応じたきめ細かな指導を行い、保護者に対しましても理解を求めているところでございます。なお、児童・生徒に心の負担や不安があった場合には、担任や養護教諭などによる心のケアに努めてまいります。

出典:小樽市議会 令和4年第1回定例会 2022年3月1日 議事録 PDF(79ページ) 間違いを知らせる