小樽市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月2日
新型コロナウイルスワクチン接種について
2021年3月2日、小樽市議会の一般質問で、中村岩雄議員が「新型コロナウイルスワクチン接種について」質問し、市長 迫俊哉、保健所長 田中宏之が答弁しました。
- 質問者
- 中村岩雄 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉、保健所長 田中宏之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 中村岩雄
それでは、質疑及び一般質問をさせていただきます。新型コロナウイルスワクチン接種について。新型コロナウイルス感染症の感染収束の切り札とされるワクチン接種が、国内でも令和3年2月17日から先行接種する医療従事者4万人を対象に始まっています。国が費用を負担し、小樽市が実施主体となる、市民を対象とした新型コロナウイルスワクチン接種を円滑に進めるための小樽市新型コロナウイルスワクチン接種対策本部が2月5日から9月末までをめどに設置されました。また、2月3日付、保健所保健総務課の新型コロナウイルスワクチン接種に係る補正予算の専決処分についての説明資料には、新型コロナウイルスワクチン接種の基本的な流れと、小樽市想定スケジュール、予算額案が示されています。その上でお尋ねいたします。まず、市内医療従事者へのワクチン接種について、北海道が市内医療機関へ意向調査をされたとお聞きしていますが、その対象の範囲、目的、調査内容、結果などをお知らせください。市内医療従事者へのワクチン接種は、どのような体制とタイムスケジュールで行われると想定していますかお聞かせください。基本型接種施設、連携型接種施設の具体名、それぞれの施設での接種人数の想定、どれくらい接種期間を考えているのか、ディープフリーザーの配置、ワクチンの運送方法などできるだけ具体的にお知らせください。次に、市民へのワクチン接種について。一般市民へのワクチン接種は、どのような体制とタイムスケジュールを考えているのかお聞きします。市民へのワクチン接種の通知はどのように行われますか。65歳以上の高齢者、基礎疾患のある人、64歳以下の市民、それぞれについて想定接種人数をお示しください。接種方法について、大きな会場での集団接種、個別接種などがありますが、どのように実施されますか。集団接種を行う場合、スタッフの確保はどうされるのか。経費は市が負担するのでしょうか。個別接種を行う場合、実施する医療機関数はどのくらいとなる見込みでしょうか。接種人数を増やすため、土日、祝日の対応も必要かと思いますがどうお考えでしょうか。小樽は高齢者施設が多い町ですが、施設での接種実施、また、同施設従事者の接種も一体的に実施するのが効率的と考えますが、検討されておりますか。また、小樽市民の30%は札幌へ通院していると言われておりますが、市外の医療機関での接種は可能でしょうか。健康保険組合を通じた職域の接種、被接種者の接種会場への送迎にバスやタクシー事業者の手配、寝たきりで病院に行けないような人のために、訪問接種の検討、医療従事者の確保には協力に十分なイン-94-センティブの付与と離職中の医療従事者の活用もすべきと思います。次に、安全性の確保についてです。ワクチンに関して、科学的で正しい情報を分かりやすく提供することと市民の接種状況について、積極的に提供することをお願いいたします。また、ワクチン接種に伴う副反応、アナフィラキシーショック、万が一健康被害が発生した場合の対応について説明してください。最後に、小樽市の体制について。小樽市として医師会と協調しながらどのような体制を組んでいくのか、大所高所からの市長の考えをお聞かせください。以上、再質問を留保して終わります。
答弁 市長 迫俊哉
中村岩雄議員の御質問にお答えをいたします。ただいま新型コロナウイルスワクチン接種について御質問がありました。まず、市内医療従事者へのワクチン接種についてですが、北海道の医療機関への意向調査につきましては、北海道が医療従事者等の接種体制を構築するために、全ての病院と診療所、歯科診療所、薬局に対し医療従事者等の人数やワクチン接種希望者数について本年1月に調査を実施したと伺っております。結果については、市内の医療従事者等の中で接種希望者は約8割、希望しない方は約2割となっております。次に、市内医療従事者へのワクチン接種の体制につきましては、北海道から基本型接種施設として小樽市立病院にディープフリーザーを配置し、連携型接種施設を小樽協会病院、小樽掖済会病院、済生会小樽病院、札樽病院の4か所として、合わせて5か所の医療機関で接種を行うと伺っております。また、スケジュールについては、3月から開始されると聞いておりますが、各施設の接種人数を含め、詳細はまだ明らかになっておりません。なお、ワクチンの移送につきましては、北海道において検討中と伺っております。次に、市民へのワクチン接種についてですが、まず市民のワクチン接種のスケジュールにつきましては、本市へのワクチン配分時期や配分量は明確になっておりませんが、高齢者を対象とする分について申し上げますと、4月中にワクチン接種を開始する場合を想定し、3月上旬に接種券の印刷を開始、3月中旬に接種券を郵送することを予定し準備を進めております。また、本市の接種対象者数は、住民基本台帳では昨年の12月末現在65歳以上の方は4万6,032人でありました。16歳から64歳の方は4万2,504人であり、このうち基礎疾患を有する方は、国の手引きの推計率を基に算出いたしますと7,083人となっております。次に、接種方法及び集団接種の際のスタッフの確保等につきましては、接種方法は市内医療機関での個別接種や高齢者施設への巡回接種を行うとともに、集団接種を実施する場合の方法について、医師会・薬剤師会等と協議を進めてまいります。集団接種を実施する際の医療従事者については、医師会及び薬剤師会等の協力を得て確保をしていきたいと考えており、必要経費につきましては基本的に国の負担で行うことになります。また、現在、市内医療機関に対して個別接種を実施できるかどうか、実施できる場合の曜日や時間帯などについて調査を実施しておりますので、その結果を参考に土・日・祝日の体制を検討してまいりま-95-す。次に、高齢者施設での接種につきましては、施設に意向調査を行い、医師などを確保できる場合は当該施設で接種いただくとともに、医師などを確保できずに巡回接種を希望される場合には、医師会の協力も得ながら対応してまいりたいと考えております。また、高齢者施設従事者のワクチン接種の順位については、国の手引きでは、高齢者が入所や居住する施設で利用者に直接接する方は、高齢者に次ぐ接種順位となっておりますが、市町村及び高齢者施設の双方の体制が整った場合には、ワクチン流通単位の観点からの効率性に留意をし、同時接種を行うことも差し支えないとなっておりますので、本市へのワクチンの配分量、配分時期などを基に同時接種の可否について検討をしてまいります。次に、市外にかかりつけ医がある場合のワクチン接種につきましては、国の手引きによりますと市外のかかりつけ医での接種は可能となっております。次に、安全性の確保についてですが、まずワクチンに関する市民への情報提供につきましては、市のホームページや報道機関、FMおたるなどの活用により行うとともに、接種券を郵送する際に、国が作成するワクチン説明文書を同封いたします。また、市民の接種状況につきましては、ワクチンの配分量とも関係がありますので、どのような情報提供ができるのか検討をしてまいります。次に、ワクチン接種に伴う副反応、アナフィラキシーショック、健康被害が発生した場合の対応につきましては、ワクチン接種後に体調に変化があった場合には、まず接種した医療機関の医師に相談していただくことになります。また、アナフィラキシーショックなどの重篤な副反応が生じた場合には、救急病院で治療を受けることになります。なお、ワクチン接種をしたことにより健康被害が生じたと厚生労働大臣が認めたものについては、予防接種法により本市が救済給付を行うことになり、その費用は国が負担することになっております。次に、小樽市の体制についてですが、接種体制構築のためには医師会との緊密な連携が大変重要と考えております。これまでも医師会との間では、医師会三役会との情報共有や、2月24日には医師会と本市の共催で、市内医療機関対象のワクチン接種の説明会を行っております。今後も医師会の皆様とは十分協議をしながら、接種を希望する市民の皆さんが安全に安心して接種を受けられるよう、かかりつけ医による個別接種、高齢者施設への巡回接種、在宅寝たきり者への訪問接種などが実施できる体制を構築してまいりたいと考えております。(「議長、4番」と呼ぶ者あり)
再質問 4番 中村岩雄
それでは、一、二点再質問というか、確認ですけれども、まず安全性の確保についてですが、現在もう既にファイザー製のワクチンが接種に使われているわけですけれども、この後、国が確保しているワクチンとしてモデルナ製やアストラゼネカ製などがあると思うのです。ただ、そのまだ認可されていない、あるいはその配分量ですとか、配分時期というのは、明確になっていないわけですけれども、いずれは、例えば一般市民の接種の段階で今のファイザー製の何千万人分というものがなくなるわけですので、いずれはモデルナ製あるいはアストラゼネカ製などのワクチンに切り替わると思うのです。その場合の体制といいますか、それも今切り替わるというか、接種の、例えば方法ですとか、現在考えられている構築されている体制が切り替わることになるのかどうか、今から想定されているのかどうか、その辺を少し確認させていただきたい。-96-それから、最後の安全性の確保についてですけれども、これもそうなのですが、ファイザー製のワクチンの安全性ばかりでなくて、モデルナ製やアストラゼネカ製の海外からの治験が入ってきていると思いますので、これらも含めた市民に対する開示といいますか、お知らせするといいますか、そういうことまで今から想定されているのかどうか、その辺を少しお聞かせいただければと思います。
答弁 保健所長 田中宏之
中村岩雄議員の再質問にお答えをいたします。現在流通しているのは、ファイザー製のワクチンでございますけれども、この後アストラゼネカ製またモデルナ製のワクチンが供給されるという予定になっているところでございますが、もちろん国の認可を経た後ということになりますけれども、これらの3種のワクチンについては、国内に今後、流通してくるということを私どもとしても想定をしております。市民に対する科学的な情報提供と、分かりやすい情報提供という部分にも十分留意してまいりたいというふうに考えております。