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小樽市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月1日

新型コロナウイルス感染症対策について

2021年3月1日、小樽市議会の一般質問で、中村吉宏議員が「新型コロナウイルス感染症対策について」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。

質問者
中村吉宏 議員
答弁者
市長 迫俊哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 15番 中村吉宏

本市の新型コロナウイルス感染症対策に関して伺います。まず、年末年始に市内で発生した集団感染について伺います。この年末年始以降、市内では、病院、高校等で集団感染が発生しました。公表感染者数も増加し、1月26日公表分で20人、1月27日は35人、1月28日は33人と、多くの市民がこの情報に驚愕と恐怖を覚えたところであります。道が示す感染警戒ステージの指標で、1週間10万人当たりの感染者数がステージ5で25人であるのに対し、本市では一時104.7人に達しました。市内感染状況とともに不安視していたことは、病床数の確保と医療体制の状況です。市内では高齢者が罹患し発症しているにもかかわらず、医療機関の病床数に不安があるとのことで自宅待機を勧められ、自宅で看病する家族に大きな不安が生じた事例も耳にしております。そこで伺いますが、本年1月の新型コロナウイルス感染症病床数と実際の稼働率をお示しください。その数について、本市として十分対応できていたと考えるか否かをお示しください。さらに、65歳以上の感染者で、症状を発症しているにもかかわらず自宅待機をお願いした人数をお示しください。また、感染症を受け入れた医療機関において医療従事者が十分に配置されていたのか。さらには、以前のように医療従事者に過度な負担がかからなかったのか疑問です。各医療機関における新型コロナウイルス感染症病棟における人員配置に問題はなかったのか。さらには、医療機関全体で人員不足などの問題は上がっていなかったのかお示しください。感染は、高齢者施設や保育所等でも発生しております。抵抗力が不十分な可能性のある高齢者や子供を、特に施設内での感染から守ることが必要と考えます。この点、市としてどのような対策を行っているのかお示しください。次に、新型コロナウイルス感染症予防ワクチンについて伺います。我が国では、本年2月17日より新型コロナウイルス感染症ワクチンの接種が開始されました。医療従事者から優先に接種が行われております。今後、高齢者の方、その次にそれ以外の市民の方々への接種が開始されるということです。まず伺いますが、本市における市民向けのワクチン接種のスケジュール感、及び会場設定や接種の案内、-25-接種当日の流れなど、どのように行う予定なのかお示しください。また、これまで進められてきた接種の状況から、いろいろな課題が示されております。このワクチン接種は、肩口付近への筋肉注射により行うものですが、長袖着用の場合、肩口を露出するまで時間がかかり、高齢の方が接種する際は脱衣を要する場合もあるとの指摘もあります。接種に時間を要することで、1日の予定接種数に変更が生じる場合もあり、薬剤廃棄等の状況が生じ、全体的な接種スケジュールが遅滞するおそれもあります。具体的接種方法などは地方自治体それぞれに状況が違うので、その状況に合わせた接種方法を各自治体で用意するというのが国の方針であります。これら課題も含め、本市として実施に際しての具体的検討や計画が行われているのかお示しください。また、副反応等の状況が報道されている一方で、接種しない場合のリスクも専門家より情報発信されております。本市の市民の方々も接種への不安をSNS等で発信していますが、これを払拭するべく情報発信を行うべきものと考えます。報道等で情報が氾濫している状況ですが、本市行政としてしっかりと情報をまとめ、市民の方が安心してワクチン接種に臨む環境づくりも課題と考えます。市の考えと市民周知に向けた方法をお示しください。以上、2項目めの質問を終わります。

答弁 市長 迫俊哉

ただいま、新型コロナウイルス感染症対策について御質問がありました。初めに、本市の新型コロナウイルス感染症対策に関してですが、まず本年1月の新型コロナウイルス感染症病床数と実際の稼働率につきましては、北海道が三次医療圏ごとに病床を調整しており、病床数の詳細については公表を差し控えることとされておりますが、概略といたしましては、市内で30床程度を確保しているうち、最大で8割程度の病床利用となりました。また、本市の対応につきましては、感染者が急増した1月中は、市外の医療機関の協力を得ながらも入院先の確保に時間を要し、すぐに入院できない場合もあり、対応に苦慮した期間があったと認識をしております。次に、症状のある65歳以上の感染者で自宅待機となった人数につきましては、本年1月の1か月間で28人となっております。次に、新型コロナウイルス感染症病棟における人員配置につきましては、病院内で調整をし、支障なく対応できたと聞いております。また、医療機関全体の人員不足につきましては、クラスターが発生した施設においては、看護職と介護職が不足する事態が生じたため、北海道の制度を利用し、職員の派遣による支援を受けたと聞いております。次に、高齢者や子供を施設内での感染から守るための対策につきましては、昨年6月に高齢者や障害者の施設を対象とした感染予防に関する研修会を開催いたしました。本年1月以降の感染者数急増の際には、介護保険事業所や高齢者施設等に向け、感染拡大防止対策徹底に関する通知を改めて発出をしております。さらに、国や北海道から通知される感染対策情報を市内保育所や高齢者施設等に周知するとともに、感染拡大防止に必要なマスクや空気清浄機等の備品を購入するための経費を補助するなどの対策も行っております。また、障害福祉や介護保険等の施設の新規入所者や就労者に対する新型コロナウイルス感染症の検査費用を助成する事業も実施をいたします。-26-次に、新型コロナウイルス感染症予防ワクチンについてですが、まず市民のワクチン接種のスケジュールにつきましては、本市へのワクチンの配分時期や配分量は明確になっておりませんが、4月中にワクチン接種を開始する場合を想定し、3月上旬には接種券の印刷を開始し、3月中旬には接種券を郵送することを予定し、準備を進めております。接種体制は、市内医療機関での個別接種、高齢者施設への巡回接種を行うとともに、医療機関の意向調査の結果により、実施の可否を判断することにしておりますが、集団接種を実施する場合には、その方法について小樽市医師会、小樽薬剤師会等と協議を進めてまいります。次に、ワクチン接種の実施に際しての課題や具体的な検討につきましては、1月中旬から医師会三役会での情報共有や意見交換を行うとともに、2月25日には医師会と共催で市内医療機関を対象にワクチン接種についての説明会を行いましたが、一番の課題は、ワクチン接種の開始時期や配分量がいまだ明確となっていないため、院内で具体的な準備を進められないということでした。具体的な接種計画を作成するため、現在、市内医療機関及び高齢者施設に意向調査を実施しておりますので、その結果を基に医師会、薬剤師会等と協議を重ねながら接種計画を作成してまいりたいと考えております。次に、市民が安心してワクチン接種を受けられるような環境づくりにつきましては、ふだんの健康状態を熟知する身近なかかりつけ医でワクチン接種を受けられることや、コールセンターを設置して市民の相談や予約受付の際に丁寧な対応ができることを目指して体制づくりを進めております。また、市民周知の方法につきましては、市のホームページや報道機関、FMおたるによるワクチンの正しい情報の提供や北海道が解説する相談窓口の紹介を行ってまいります。

出典:小樽市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月1日 議事録 PDF(43ページ) 間違いを知らせる