小樽市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月9日
人口減対策について
2020年12月9日、小樽市議会の一般質問で、高野さくら議員が「人口減対策について」質問し、市長 迫俊哉、教育長 林秀樹、医療保険部長 勝山貴之、財政部長 上石明が答弁しました。
- 質問者
- 高野さくら 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉、教育長 林秀樹、医療保険部長 勝山貴之、財政部長 上石明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 19番 高野さくら
一般質問をします。人口減対策についてです。日本の将来推計人口 2017 年推計によると、2020 年代初めは毎年 50 万人程度の減少が、2040 年代頃には毎年 90 万人程度の減少スピードまで加速すると推計。そして、日本の合計特殊出生率は 1970 年代半ばに人口規模が長期的に維持される水準を下回り、その状態が今日まで約 40 年以上続いています。このまま人口減少が進めば、行政サービスの維持が困難となり、自治体消滅の可能性も出てきます。そもそもなぜ、これほどまで少子化が進み人口減になってしまったかは、政府によって労働規制緩和が拡大されたことに原因があります。若い方が結婚したくてもできない大きな理由は、不安定雇用、低所得などが大きな理由です。その証拠に、2020 年3月に政府から出された抜本的少子化対策の推進に向けての資料を拝見しますと、25 歳から 39 歳の男性の婚姻率は、年収が 260 万円未満は約 23%ですが、年収 500 万円以上になると約 80%が婚姻していることから、年収が上がるほど婚姻率が高くなっていることが分かります。若い年代の所得向上など労働環境の改善を図らなければ、婚姻数が減少し、少子化が進むことになります。-119-令和2年度地域別最低賃金改定状況では、全国平均は 902 円、北海道は 861 円と、全国平均から見ても北海道の最低賃金は低い状況です。働く貧困層をなくすには、労働者全体の賃金の底上げとなる最低賃金の大幅引上げが必要です。市長はこの間、北海道市長会を通じて非正規雇用労働者の正社員化支援などの雇用維持・拡大を図ることなどの要請を行っています。国では今年7月に経済財政運営と改革の基本方針の中で、感染症による雇用・経済への影響を踏まえて、早期に全国加重平均が 1,000 円になることを目指す方針がなされています。最低賃金が引き上がるよう、国に対してさらに中小企業に対する支援の充実を求める働きかけを行っていただきたいと思いますが、いかがですか。2019 年7月の小樽公共職業安定所管内における平均求人賃金と希望賃金では、希望賃金が 18 万 5,730円に対し、求人賃金は 17 万 3,720 円と希望賃金を1万 2,010 円下回っています。それに比べて札幌圏における求人賃金では、18 万 6,653 円となっており、希望賃金とほぼ同額です。特に転出者の就業業種は医療・福祉が多くなっており、より賃金の高い札幌市などに転出している可能性があります。小樽市は8月末には、65 歳以上が 40%を超えており、より医療・福祉の就業は重要になってくると考えます。小樽市において、特に介護・障害福祉の人材確保が課題だと考えていますが、市として介護や障害福祉に携わる方の処遇改善や人材確保の取組をされているのでしょうか。また、行っているとすれば、どんな取組をしてきたのか聞かせください。私は、新たな人材確保及び資質の向上と定着の促進を図るため、市内の介護サービス事業所などに従事する方に対し、資格取得等に係る経費の一部を補助するといった人材確保対策事業の創設を検討してはどうかと考えます。他都市ではそのような取組もあると聞いていますが、いかがでしょうか。小樽市の人口は、1964 年の 20 万 7,093 人をピークに減少し、近年では年間 2,000 人程度の減少傾向です。このまま人口減が進めば、2045 年には人口 10 万人以上の都市では、全国で唯一人口減少が 50%と予想され、65 歳以上の老年人口は市民の2人に1人の割合になると推移されています。特に自然動態、社会動態の推移を見ると、63 年前から転出者が転入者を上回る社会減が続いています。転出者の約5割は、札幌市となっています。転出者の半分が隣の札幌市に移動していることを考えると、札幌市よりも住んでよかったという魅力的なまちづくりをしていかなければならないと考えますが、市長はどうお考えでしょうか。私は今後、移住を考えている方も含めて、小樽市に住んでいるからこそこんなメリットがあるといった独自施策は必要不可欠だと思います。なぜなら、道内の社会増となっている自治体には、そのまちならではの取組を行い、社会増に結びついているケースが多いからです。例えば、人口が増えているニセコ町では環境こそ町の生命線として、環境や景観の取組がされ、今では世界有数のパウダースノーと言わしめる冬の魅力があります。小樽は四季豊かな自然と海・山に囲まれ、北海道産業の近代化に貢献した多くの歴史的建造物がある貴重なまちです。今年の 10 月に行われた北海道都市問題会議の中でも、市への誇りや愛着の向上が定住意向の向上に効果的ではという話も出されていました。現在、社会教育系施設、スポーツレクリエーション施設などを利用する場合、小・中学生はほとんど無料で施設利用ができます。しかし、おたる水族館は1人 440 円とお金がかかります。私は新しくふるさと学習として小学校で小樽の歴史を学ぶ授業が加わったので、より小樽のことを知る、興味を持ってもらう取組として、おたる水族館を利用する際は、市内の小・中学生は無料で利用できるようにしてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。また、社会教育系施設、スポーツレクリエーション施設などの利用は、市内の高校生も無料にできるようにしてはどうかと考えますが、教育長の見解をお聞かせください。小樽市の合計特殊出生率は、全国や北海道と比べても低く、2015 年は 1.21 でしたが、2018 年には 1.07-120-にまで低下しています。就学前の子供がいる方が多く市外に転出していることが、本市の合計特殊出生率が全道や全国と比べても低くなっている要因と考えられます。では、なぜ市外へ転出しているのかと言えば、児童館や休日保育など、他市に比べて取組が弱い部分があるからだと思います。こうした一つ一つの問題を解決していかなければ、転出抑制はできないと思いますが、市長はどうお考えでしょうか。少子化を改善させるためにも第7次総合計画のまちづくりのテーマの中に、「安心して子どもを生み育てることのできるまち」として子育て支援や教育の充実が言われています。今年9月には妊娠・出産・子育てのワンストップ相談拠点として、保健所内に子育て世代包括支援センターが開設され、以前よりも子育てしやすいまちづくりになることを期待していますが、子育てがしやすいと感じている市民の割合は 22%と低いです。現在は、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、妊娠を避けようとする人が増えていることを考えても、これからも今以上に子育て支援施策をしていかなければなりません。第2期小樽市子ども・子育て支援事業計画ニーズ調査結果報告書では、理想と考える子供の人数が、理想よりも少ないが 51.2%、理想よりも少ない一番の理由は、子育てや教育にかかる費用が高いが54.6%と一番高くなっています。日本共産党として、子育て支援としても子どもの医療費助成の拡充や就学援助支援の対象費目の拡充について求めてきました。就学援助の対象費目は、2019 年度から新たに地方交付税措置の対象費目が拡充されて、クラブ活動費、生徒会費、PTA会費と合わせて卒業アルバム代等の4費目が就学援助の対象となりました。文部科学省が実施した調査を 2016 年度から 2019 年度で比較すると、道内では3または4費目を対象としている市町村が 96 自治体から 130 自治体と増加しており、いずれも対象にしていない市町村は 52自治体から 26 自治体と減少しています。なので、道内 179 市町村あるうち全く行っていないのは、小樽市を含め 26 自治体となっています。市長は9月の新聞報道の中で、小樽で安心して働き、子育てをしてもらうため、札幌市の施策を意識して取り組んでいますと答えていました。札幌市ですら生徒会費は対象としています。教育委員会はPTA会費について予算要望を毎年のように出しています。札幌市の施策を意識しているのであれば、小樽市としても就学援助の対象費目の拡充を行うべきです。実施していくということでよろしいでしょうか。最後に、住宅についてお聞きします。小樽で子育てをしながら住もうと思っても、住む家がなければ転出抑制はできません。市は子育て世帯が少ない負担で利用できる既存借上住宅制度を行っており、今年度の民間事業者の応募要件が緩和された後は、2戸応募があったもののあまり増えてはいません。さらに民間事業者の応募要件を緩和するお考えはないのでしょうか。子育て世帯の方からは、家探しに大変苦労するといった声をよく聞きます。中には物件を探して 10 年かけて家を見つけたという方もいました。子供が小さい頃はアパート等に住んでいる方も、子供の成長やさらに子供が欲しいと考えたときに、一軒家を希望する方は少なくありません。市では、定住人口活性化促進として、空き家・空き地バンク制度も行っていますが、利用が進んでいない状況があります。市内にある売買物件の情報など、購入を検討している方への提供が重要になると思われますが、空き家・空き地バンク等に代わる制度の検討が必要ではありませんか。また、子育て世帯などが市外へ転出することを抑制するため、市内で新築・中古物件を購入する際の住宅取得助成制度の創設を行うことで、人口減少対策としても有効な施策だと思われますが、どのようにお考えでしょうか。-121-以上、再質問を留保して質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 迫俊哉
高野議員の御質問にお答えいたします。初めに、人口減対策について御質問がありました。まず、国への中小企業支援の要請につきましては、多くの中小企業により本市経済と雇用は支えられておりますが、コロナ禍が長期化し収束が見えない中、市内経済はコロナ禍以前の状況には程遠く、大変厳しい状況が続いていると認識をしております。こうした状況の中、中小企業の事業継続への支援と雇用の維持が現下の優先課題でありますので、国に対しては中小企業へのさらなる支援の継続を要請していくことが必要であると考えております。次に、本市における介護や障害福祉に携わる方の処遇改善につきましては、市としての具体的な取組はありませんが、国が定める介護報酬等の中で、介護や障害福祉の従事者に対する処遇改善の加算があり、事業所から給与の一部として従事者本人に給付されております。また、本市の人材確保の取組につきましては、介護職員等を対象とした研修会の実施や講演会を開催しており、これらの取組により従事者の資質の向上や職場定着を図ることで、人材確保にもつながるものと考えております。次に、資格取得等の経費を補助する事業につきましては、現在本市では実施しておりませんが、道内で実施している自治体があることは承知をしており、人材確保対策の一つの方策であると認識をしております。しかしながら、資格取得後の市内事業所への定着など、取組に当たっての課題もありますので、今後研究をしてまいりたいと考えております。次に、人口減少対策におけるまちづくりにつきましては、小樽の強みを生かした地場産業の振興と安定した雇用の確保に優先的に取り組みつつ、安心して子育てができる環境、地域の教育力の向上、生活利便性の確保に努めてまいりたいと考えております。次に、おたる水族館の利用に際し、市内の小・中学生を無料とすることにつきましては、おたる水族館では平成 30 年度に創業 60 周年記念事業として、市内の小・中学生に年間パスポートを贈呈する取組を行っております。この取組が好評であったことなどから、令和元年度からは市内の小・中学校が学校行事で利用する場合には、入館料を無料にする取組を行っておりますので、議員の御提言の趣旨については、一定程度反映されているものと考えております。次に、転出抑制に向けた問題解決につきましては、何か特定の取組を行うことで解決するものではないと考えており、子育て支援や労働環境、住環境の整備などの取組を重層的に行っていく必要があるものと考えております。次に、就学援助の対象費目の拡充につきましては、限られた財源の中での予算措置となることから、教育予算全体での事業の優先順位など、教育委員会とも十分に協議しながら予算編成において判断をしてまいりたいと考えております。次に、既存借上住宅制度における民間事業者の応募要件緩和につきましては、平成 29 年度の制度開始以来、これまで関係団体の意見・要望等を踏まえながら、令和元年度、2年度の制度実施に当たり、二度の応募要件緩和を行ってまいりました。これにより今年度は2戸の応募がありましたので、当面現行要件の下で制度を継続してまいりたいと考えております。-122-次に、空き家対策の新たな制度の検討につきましては、本市と不動産関係団体が連携をし、今年度から空き家利活用推進事業に取り組んでおります。この事業は市が空家実態調査を基に良好な空き家の所有者調査を行い、不動産業者へその情報を提供することで、空き家の市場流通の促進を図るものであります。このことにより、購入を検討している方へより多くの物件情報を提供することが可能になるものと考えております。次に、子育て世代に対する住宅取得助成制度の創設につきましては、現在子育て世代への住宅支援策として、既存借上住宅と市営若竹住宅において、子育て世帯向け住宅を確保しております。しかしながら、対象世帯が市営住宅の入居要件を満たす世帯に限られていることから、住宅取得助成制度を含む新たな子育て世代向けの住宅支援策については、財源の確保などの課題はありますが、人口減少対策としても重要な施策であると認識をしておりますので、他都市の事例を参考に検討をしてまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)
高野議員の御質問にお答えをいたします。初めに、人口減対策について御質問がございました。まず、社会教育系施設、スポーツレクリエーション施設などの高校生の利用につきましては、平成 17年度の使用料・手数料改定の際、負担軽減の観点から高校生の利用料金を一般料金の半額で設定するなど、配慮をしてきているところでございます。高校生の利用料金見直しにつきましては、市長部局の公共施設と料金設定の考え方を一律にする必要がありますことから、次の使用料・手数料改定の際に、市長部局と調整をしてまいりたいと考えております。(「議長、19 番」と呼ぶ者あり)
再質問 19番 高野さくら
幾つか再質問したいと思います。最初に、人材確保のための資格の取得についてお伺いしました。答弁では、研修をやったりしながら今市としても取り組んでいると。資格取得等に係る経費の一部を補助することは考えていないのかということに対しても、研究していくというような答弁だったのですけれども、私は先ほど冒頭でも申し上げたように、福祉関係の職業の方が市外に多く行っていると考えても、また小樽市の高齢化率が上がっているという状況を考えても、やっていかなければいけないのではないかと思うのです。他都市でも行っているというお話でした。道内では、美幌町が介護従事者資格取得支援事業の補助金を 2018 年度から行っています。3年以上の勤務が条件というふうになっているのですけれども、担当の方に直接お話を伺ったのですが、事業を始めて僅か2年で既に2桁の応募があるという話がしていました。それで昨年は、事業所に聞き取り調査を行ったそうなのです。そしたら無資格の方も働きながら補助が受けられる事業だということで、大変好感を得ているという話も伺っています。なので、やはりそういうことを考えても、ぜひ前向きに検討していただきたいと思いますので、その点について再度答弁をいただきたいと思います。次に、転出者の半分が札幌市に行っているという話で、魅力的なまちづくりをしていかなければならないのではないかという質問をして、そうですねというような答弁だったのですけれども、私は本当に重要な問題だと思うのです。なぜかというと、小樽市のこの間の市民アンケート等を見ても、転出者の-123-半分以上が 20 歳代、30 歳代の方だということにもなっていますし、第7次総合計画のアンケート調査の中でも、小学校に上がる前の子育て世代が、子育てをしづらいというふうに答えている割合も高いという状況。そして、子育てしづらいと感じているという市民も 22%いるという状況があるので、やはりこういった若い世代の方が、今の小樽で魅力を感じられていないということがすごく重要だと思います。私はそこを改善しなければいけないのではないかと思うのですけれども、その点についてもやはり小樽市独自のそういった魅力的なまちづくりをしていかなければいけないと思うのですが、その点について市長から再度答弁いただきたいと思います。あと、おたる水族館の入館料無料の話をお伺いしました。おたる水族館の創業 60 周年記念事業の年間パスポートは本当に好評だったと思います。2018 年に創業 60 周年ということで、小・中学生に一年間無料のパスポートが配布されたのですけれども、小・中学生は 5,500 人が利用されたのです。これは小・中学校の在籍人数とほぼ同じ数になっているのです。それで 2019 年の入館来場者数も 40 万 4,296 人となっていて、2017 年よりもさらに4万人近く多い方が来場しているという状況なわけです。市長の答弁では、学校で使うときに無料だからいいのではないかというような答弁だったかと思うのですけれども、こういった本当に大変喜ばれているということ、そして市内の、実際にパスポートを使っておたる水族館に行った方から、本当に楽しかったという話も出ていて、SNSにアップさせたりとかという方もいらっしゃいました。こうしたことが、やはり小樽市民が本当に楽しかったとか、おたる水族館の上も、海岸線は国定公園にもなっている自然豊かなところですので、小樽市のPRにも私はつながっていくことだと思いますし、きっとこうしたことで小樽での思い出が増える、こうしたことがやはり愛着にもつながっていくのではないかと思うので、学校で行くときには無料だとかそういうことではなくて、積極的にやっていただきたいと思いますので、再度答弁をいただきたいと思います。あと、就学援助についてもお伺いいたしました。そうしたら、毎年、教育委員会で費目を拡充して予算要望を出されているわけなのですよね。先ほど私も質問で言いましたけれども、北海道でもほとんどの自治体がもう取り組んでいるということなのです。なので本当にやってないところは、本当に小樽市を含めてもう幾つかしかないわけです。そう考えてもやはり優先して判断していきたいではなくて、やらなければいけないと思うのです。なので、その点についてもお答えいただきたいと思います。
答弁 市長 迫俊哉
高野議員の再質問にお答えをいたします。資格取得支援事業の必要性についてお尋ねがありましたけれども、これについては担当の部長から答弁させていただきたいと思います。札幌市への転出に関しまして、魅力的なまちづくり、あるいは子育てしやすいまちづくりを進めるべきではないかというお尋ねでございましたが、魅力的なまちづくりというのは、多分人それぞれ感じ方が違うのだろうというふうに思っております。昨今、市内の人口の動きを調べてみますと、これは新聞報道などでもありますけれども、小樽市で全体的に人口が減っているわけではなくて、例えば銭函地区あるいは築港・勝納地区などでは、人口が増えていっているのです。ですから人口が増えていっている増加地区では、なぜ増加しているのか、そういったような要因も調べながら、やはり魅力的なまちづくりとはどうあるべきなのか。例えば、銭函地区でありますと、多分、海があって、山があって、自然環境が豊かだと、そのようなことが魅力になっているでしょうし、また、例えば築港・勝納地区ですと、これは想像ですけれども、-124-駅に近くて利便性が高い、こういったようなことが人口増につながっているのではないかというふうに感じます。そのようなことを一つ一つ分析をしながら、魅力的なまちづくりというのを考えていきたいというふうに思っておりますし、子育てがしやすいという小樽のイメージが大変低いということは、私も十分認識をしているところであります。一つ一つの課題を解決していきながら、先ほども答弁申し上げましたけれども、人口問題あるいは少子化対策には特効薬というのはありませんので、様々な事業を組み合わせながら、そして重層的に取り組んでいきながら、この少子化対策あるいは人口流出に歯止めをかけていきたいというふうに思っているところでございます。それから、おたる水族館の入館料を無料にしてはどうかということでございますが、これは高野議員の質問の意図といいますか、ふるさと学習等の一環で、やはりおたる水族館はいいところだから見てもらって、SNSを通じて小樽をPRしてもらえばいいというようなことでお話があったかと思います。ふるさと学習ということであれば、既におたる水族館では学校の行事として利用する場合に入館料を無料にしていて、先ほども答弁差し上げましたが、私どもとしては一定程度、高野議員の御提言の趣旨については反映されているというふうには考えておりますので、別の事業を考えていく必要のほうが有効ではないかというふうに。何かという具体的なことは、お示ししてきませんけれども、既に効果が一定程度あるということであれば、ふるさと学習、ふるさと教育に関する別の事業を考えたほうがいいのではないか、有効なのではないかと思っているところでございます。喜ばれているというお話もありましたけれども、喜ばれているだけでは政策の効果とは言えませんので、その辺も慎重に考えていきたいと思っております。それから、就学支援につきましては、これは本答弁と同じでございますし、今後、教育委員会とも十分協議をしながら、予算編成の中で判断をさせていただきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 医療保険部長 勝山貴之
高野議員の再質問にお答えいたします。介護事業所関係の人材確保の関係で御質問がございましたけれども、先ほどの御質問では、人口減対策としてどれだけ介護の資格取得に対しての支援が必要なのかということで、これが人口減の対策にどれだけ寄与するのかというのは、少し疑問なところはありますけれども、先ほどの御質問の中で介護の人材確保は必要ですよということがございまして、美幌町の例を御紹介いただきました。私どもとしましては、他都市で取組をやっていると一部確認はしておりましたが、美幌町の例というのは、承知はしておりませんでした。そして、確かに介護事業者などでは、人材の確保の定着というのは必要だということが言われていますので、これにつきましては先ほどの市長の答弁にもございましたけれども、取得した後、どれだけ事業所に定着してくるかという課題もございますが、他都市でどのようなことをやっているのか、それがどのような効果があるのか、そういうこともいろいろと広く情報収集をしながら、どのようなことがいいのかということは研究してまいりたいと思っております。(「議長、19 番」と呼ぶ者あり)
再々質問 19番 高野さくら
再々質問したいと思います。魅力的なまちづくりのことですけれども、先ほど市長から答弁がございました。確かに魅力的まちづくりと言っても、人それぞれに違ったりとか、そういう非常に難しい部分は確かにあるかもしれません。-125-しかし、ほかの自治体では具体的にいろいろと、小樽市でも第7次総合計画で言われているけれども、こういったことに取り組みますということで進んでいるわけですし、私は以前、帯広市長のまちづくりを進めるときにどうやってやってくのかという講演を聞いたことがあります。そのときに言っていたのが、2人の子供を産み、育てることができるための世帯収入を得られる仕事と環境づくりを目指したということを語っていました。具体的に2人の子供を産み、育てると明記したことによって、2人の子供を育てるには、どのくらいの収入があればいいのだろうか。どこを支援したらいいのかという施策がより具体的になったということなのです。なので、私はやはり小樽市にとって、この人口減対策は最重要課題というふうに言われていますし、人口減対策と言ってもいろいろとなかなか難しいところも正直あると思います。でも、全道・全国から見ても低い出生率を上げるという努力はしなければいけないですし、先ほど市長は子育て施策をしていくということだったのですけれども、より具体的な取組が必要不可欠だと私は思うのです。こういうところをやっていくというキャッチフレーズ的な、そういうことをやっていかなければいけないのではないかと私は思うのですけれども、その点について伺いたい。もし、子育てしやすいまちとか、具体的にこういうところに力を入れたいとかという思いがありましたら、その点について伺いたいと思います。あと、就学援助の対象費目ですけれども、冒頭で質問でも言ったように、教育だったりそういうところにお金がかかるということで、希望している子供の数より少ないという状況も、実際にアンケートでも出ているわけですし、道教委でもやはり対象費目をやっていないところは広げてきたいということも進めているわけなのです。そういうことを考えたら、北海道でも行っていないところがこれからもどんどん減っていくことになるのです。子育て施策をしていくということでも、北海道でも多くの自治体がやっているわけで、やはり実施しなければいけないと思うのですよね。市長もこれから子育て支援をやっていく、強めたいという話もあるので、そこら辺は優先して云々ではなくて、ほかの自治体はそのほかに眼鏡やコンタクトレンズも入れている自治体もあるわけですから、やはりそこをしっかり捉えて、毎年、教育委員会からもしっかり予算要望が上がってきているので、予算要望が上がってきたときにはぜひ取り組んでいきたいと、そういうことを言っていただきたいと思いますので、その点について伺いたいと思います。
答弁 市長 迫俊哉
高野議員の最初の再々質問にお答えをさせていただきたいと思います。帯広市長のように、特にキャッチフレーズを掲げて市政に当たっているわけではありませんけれども、いずれにしましても、小樽市の大きな課題というのは財政と人口の問題だというふうに思っておりますので、その解決に向けてしっかり取り組んでまいりたいと思っております。具体的な施策ということでございますけれども、今手元にありませんので、一つ一つ御説明申し上げることはできませんが、人口対策会議というものを設けておりまして、その中で御議論いただいた施策というのが既に掲げられておりますので、そういった施策をしっかりと、そして着実に進めていく中で、人口対策それから少子化対策に取り組んでまいりたいと思っているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 財政部長 上石明(財政部長は2023年2月まで)
高野議員の再々質問にお答えいたします。就学援助についてですけれども、繰り返しになりますが、これから新年度予算編成が入ってございま-126-す。これから私も財政部長ヒアリング、そして年明けて市長ヒアリングがございますので、そういった中でしっかり議論はしていきたいと考えてございます。