小樽市議会 令和2年第2回定例会 2020年6月17日
(1)寄附制度に関連して/(2)海水浴場について/(3)港湾や北運河について/(4)新型コロナウイルス感染症による児童・生徒への影響について
2020年6月17日、小樽市議会の一般質問で、山田雅敏議員が「寄附制度に関連して」「海水浴場について」「港湾や北運河について」「新型コロナウイルス感染症による児童・生徒への影響について」について質問し、市長 迫俊哉、教育長 林秀樹、産業港湾部長 徳満康浩が答弁しました。
- 質問者
- 山田雅敏 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉、教育長 林秀樹、産業港湾部長 徳満康浩
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 23番 山田雅敏
それでは、一般質問を行います。最初に、寄附制度に関連して伺います。平成 27 年度税制改正において、特例控除額の上限を、所得割額の1割から2割に引き上げるとともに、-108-ワンストップ特例制度としてふるさと納税を創設しました。29 年度には、寄附額に対して返礼割合の高い返礼品によるふるさと納税の自治体間の激しい寄附金獲得合戦が繰り広げられ、過熱状況が続いていました。そこで、本市ふるさと納税創設からの状況をお聞かせください。また、ポータルサイトなど仲介業者に手数料のパーセントと支払われる金額の推移、各事務経費等についてお聞かせください。さらに、会員や一部の市や町に寄附を特別に呼びかけるメールマガジンは、市町村がお金を出して枠を買っている広告と聞いています。ある広告枠は大きさによって5万円から 15 万円で、しばしば申込みが殺到し、広告枠は抽せんになると聞いています。本市ではこのようなメールマガジンの利用をしているのか、お聞かせください。今やふるさと納税を集めるには欠かせないのがインターネットのポータルサイトと聞いています。各市町村の御礼の品を見比べ、クレジットカードで決済できる便利さは、まるで通販サイトと見違えるほど、今やその数は 10 サイト以上と聞いています。そこで、本市の利用サイト数は幾つなのか、お聞かせください。次に、総務省自治税務局による、ふるさと納税制度の健全な発展に向けたこれまでの取組について、平成 29 年から 30 年にかけて総務大臣通知が発出され、各自治体に見直しの要請がされ、平成 31 年3月には地方税法改正案が成立し、令和元年6月1日から、ふるさと納税の対象となる地方団体を総務省が指定することになったと聞きました。では、この見直し要請はどのようなものなのか、地方税法改正による総務大臣によるふるさと納税指定制度に本市がどのように対応したのか、また、指定がされなかった場合どうなるのか、お聞かせください。次に、あるテレビ局が調査した平成 29 年東海3県の全自治体調査を例に出すと、179 億円の寄附で、ポータルサイト経由の寄附は全体の 93%、このうち 19 億 6,000 万円が手数料と聞きます。これはポータルサイト経由の寄附の 11%と聞き、この割合を全国のふるさと納税の総額 3,653 億円にそのまま当てはめると、約 370 億円がポータルサイト側へ流れた計算になります。慶應義塾大学の土居教授によると、ふるさと納税は自治体に宛てた、特に公益性の高い寄附として、税の仕組み上優遇されているものと指摘、その寄附の1割以上が市町村に届かず業者に利益をもたらす状況には疑問があると聞く。ふるさと納税の返礼品が3割に抑えられている現下、体験型や小樽の特産品の発掘、またはPR費など、本市は将来、どの点に力点を置いていくのか、目標金額の設定など必要と考えますが、本市の方針など、お考えをお聞かせください。次に、報道によると、加西市では、みんなで支え合う新型コロナウイルス感染症対策基金を創設、加西市民や事業者や全国の皆さんに広く寄附を呼びかけ、この難局を乗り切るために、医療や福祉、地域振興など、新型コロナウイルス感染症対策に必要な支援をするために設置された基金と聞きます。加西市ではこの基金の財源として、正規職員約 600 名から特別定額給付金相当額の 10 万円ずつを寄附形式で集めることを想定した予算を組んだと聞きますが、職員からは半強制的な寄附だと反発する声があります。また、加西市以外にも自治体職員に寄附や負担を求めようとする動きが各地で出ていると聞きます。私は、特別定額給付金について、加西市の半強制的な寄附の方法は、職員などからの反感を招いており、あくまでも寄附は自発的な行為の下、善意で行うものと考えます。市長の所感をお聞かせください。本市でも同様に新型コロナウイルス感染症等対策支援基金を創設され、寄附が順調に集まっていることは喜ばしいことと思います。北海道は第2波が過ぎ、他地域は第2波に備え、新型コロナウイルス感染症が終息するまで1年から3年と言われている中、この基金の目標額や使途について、どのように考-109-えているのか、お聞かせください。次に、市民からの善意が寄附という形で困っている方々にいろいろな形で役に立つことが、今後ますます望まれるところです。この厚意という思いを広め、善意の意思が醸成できるよう、寄附が文化になるように望みます。市民が本市に寄附をしやすい申込み方法などの改善についてお聞かせください。次に、海水浴場について伺います。本市の六つある海水浴場の中でも、おたるドリームビーチは、昨年市が債権放棄をして、本来あるべき健全な運営が行われると期待している1つです。最初に、日本を代表する海水浴場として、神奈川県江ノ島海岸を参考に、ルールやこれに付随するガイドラインについて伺います。平成 27 年シーズンまでは、神奈川県がパトロール実施計画を作成、28 年シーズンからは地域の実情に応じて行政機関、海水浴場組合などの協議会、住民が連携して海水浴場のパトロールを実施していました。この平成 28 年シーズンから、神奈川県では海水浴場ルールの遵守の実効性を高めるため、ルール違反したことにより占用許可を取り消された場合の海の家は、翌年度以降の一定期間、海の家の占用許可を受けられないとする審査基準の改正を行ったと聞きます。さらに平成 29 年度には、海の家が占用許可の取消しなどを受けた場合には、翌年度以降の一定期間、その海の家の占用を許可しないこととする審査基準の改正を行い、法的根拠について明確にしました。今年度、神奈川県は県内 13 市町村の海水浴場関係団体に、新型コロナウイルス感染症対策のガイドラインを示したと聞きます。まさに、3密を徹底的に避けたもので、専門家の意見を聞きながらまとめたと聞くが、あまりにも厳しい内容で、茅ヶ崎市が海水浴場の開設を断念したと聞きます。最初に、この神奈川県の定めたガイドラインはどのようなものなのか、要点をお聞かせください。最近のニュースでは、海水浴場の開設について、神奈川県相模湾沿いの藤沢市、鎌倉市、逗子市、葉山町、横須賀市の5市町は、6月1日、今夏について、海水浴場を開設しないと正式に発表、千葉県では6月中旬に海水浴場の開設の有無について態度をはっきりすると聞いています。そこで、本市の対応をお聞かせください。本市では平成 28 年6月に、おたるドリームビーチ海水浴場運営対策協議会がルールを作成していると聞きます。昨年のおたるドリームビーチ海水浴場の状況について、開設から閉設時の原状回復、通路、駐車場などにトラブル、問題はなかったのか、クラブ化とともに海岸での飲食や騒音、ごみなど、迷惑行為や苦情についてお聞かせてください。また、前例のない新型コロナウイルス感染症対策に、海水浴場組合、市はどのように対応するのか。また、これからシーズンとなる各海の家の指導、監視パトロールはどのように行いますか、お答えください。次に、港湾について伺います。北運河から青の洞窟へ向かうボートや、塩谷漁港からカヤックで洞窟へ向かう人々、運河や港内観光であふれていたカナルボート、新型コロナウイルス感染症による観光自粛やステイホームなど、動きの止まった観光事業、観光船あおばと、屋形船もしかり、この止まった流れを再度動き始める原動力として、市の政策が重要と考えられます。青年会議所やボランティア団体と連携しながら、個性あふれる話題性のある施策が人々を引きつけると考えます。そこで、まずお聞きします。現在、本市港湾計画の改訂作業を行っていると聞きますが、港湾計画の改訂により、小樽港のビジョンをしっかり定めることも、市の施策として重要と考えます。この港湾計画の改訂作業の進捗状況についてどの程度進んでいるのか、小樽港長期構想の策定作業と併せてお聞か-110-せください。次に、第3号ふ頭及び周辺再開発事業についてお聞きいたします。昨年の議会では、この事業を進めるに当たり、経済界や観光業界との間で、第3号ふ頭を核とした魅力づくり連絡会議を開催し、意見交換を行いながら整備方針を整理していきたいということでした。今後の小樽観光にとって、第3号ふ頭基部周辺の再開発を進めていくことは非常に重要と考えています。この連絡会議での意見交換の内容や進捗状況をお聞かせください。次に、港湾や係留施設を利用する遊漁船や観光船が安全に利用するために、最低限のルールやマナーが必要と思います。たばこやペットボトル、ごみのポイ捨てが後を絶ちません。コロナ禍以前の青の洞窟観光では、観光船のツアー会社が二十数社に増え、会社の係留場所の違いで出航時間やコースが違い、多くの観光客があちらこちらで見かけられました。では、このような観光船の係留許可のときのマナーや安全指導と、小樽港を発着場所とした海上観光ルートが何種類あるのか、お聞きいたします。また、このような観光船の係留場所の集約が必要とも感じていますが、北運河のはしけの撤去後の活用など、観光船の係留場所の集約をどのように考えているのか、お聞かせください。次に、北運河地区全般の利用についてお聞きいたします。北運河では、市民団体の有志で、運河上や岩壁歩道の清掃活動をしていると聞きます。近年、きれいになった岸壁の歩道は、観光客が多く訪れ、人力車などが通行しているのを目にします。また、一本中に入った旧国鉄手宮線のオープンスペースの歩道は、手宮方面から小樽駅方面まで続く歩道を多くの市民が利用し、植樹した木や花が市民を楽しませています。そこでお伺いしますが、運河公園広場を中心に、コロナ禍でなくなったイベントや催し、企画について、今後の再生・再開について、今後どのように取り組んでいくのか、現状や本市が行う対策などをお聞かせください。次に、新型コロナウイルス感染症による児童・生徒の学習への影響について、お聞きします。文部科学省によると、小・中学生を対象にしたデジタル端末機器の購入費を大幅に増やしていると聞きます。これは新型コロナウイルス感染症の感染拡大に対応する緊急経済対策の一環で、小・中学生全員にパソコンやタブレット端末を1台ずつ配る政府のGIGAスクール構想が今年中に配備される見通しと聞きます。また、全国でも最も普及する佐賀県では 1.8 人に1台、愛知県では 7.5 人に1台と、自治体間でパソコンの格差があります。全国平均では 5.4 人に1台と聞きます。道や本市の小・中学校におけるパソコンの整備状況と、休校が続く中、学びの機会を保障する、アプリを使った簡単なオンライン授業など、パソコン利活用について、現在の状況をお聞かせください。次に、6月5日、文部科学省は、小・中学校の教科書のうち、授業外で学ぶことができるとする通知を全国の教育委員会に出し、その内容を例示したと聞きます。この概要について、お聞かせください。この通知では、オンラインや学習指導員の活用、地域や家庭との連絡、個別指導など、配慮が示されたとも聞きます。本市では英語の教科書やプログラミング教育が始まる中、教える内容の肥大化や教員不足など問題がある中、増員される学習指導員について、子供たちの学習の支援を担保するようよろしくお願いいたします。最後に、就学援助などについてお聞きいたします。今回の新型コロナウイルス感染症の影響で、多くの小・中学校が長期休業を強いられ、この間、給食が食べられなくなった子供たちのために、約3割の自治体が、就学援助を受けている世帯へ昼食代の支給を決めたと聞きます。例えば、コロナ禍で出費がかさんだり、経済状況が困窮した家庭など、子育て-111-支援の一環として、富山県滑川市は今年度小・中学生の給食費約1億 3,200 万円を無償化したと聞きます。また、千葉県浦安市は、6月から8月、市立の小・中学校に通う約1万 2,600 人の給食費を徴収しないと聞きます。目的は新型コロナウイルス感染症による家計負担の軽減で、予算は約1億円と聞きます。山口県下関市でも1学期分の給食費を無償化、愛知県岡崎市、豊田市も給食再開から3か月間は無償とする方針と聞きます。昼食代の支給を決めた多くの自治体でも、手続に時間がかかり、実際の支給が学校再開後になった例があったと聞きます。そこで、本市は休校中の子供の食の支援について、具体的な取組をしていましたか。お尋ねいたします。次に、神戸市では、大型連休明けから就学援助の対象者約1万 5,000 人の家庭に、米やレトルトカレー、サバの缶詰など 20 品目 3,000 円相当の品物を届けたと聞きます。では、小・中学校が休校した日から学校給食センターで発注して調達した食材は使用されなくなったと考えます。どのように処分したのか、お聞きいたします。次に、学校給食の実施率は 100%に近い都道府県が多い一方、神奈川県の中学校では学校数で半分もなく、滋賀県、京都府では7割程度と聞いています。給食の事情に詳しい跡見学園女子大学鳫咲子教授によると、給食がないと弁当などを用意できない生徒がきちんと栄養を取れる機会が減ってしまう。給食は広い意味で社会保障であり、子供の貧困が社会問題化する中、貧困救済としての給食の役割は何ら変わらないと言います。では、この食のセーフティーネットとして、子ども食堂の役割が重要と考えますが、この間の活動を分かる範囲でお聞かせください。子供を支援する団体や公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンなども、休校中の職員による見守りを求め、文部科学省は4月 21 日、全都道府県教育委員会に対し、2週間に1回程度、学校が電話などで心身の状態を把握するよう通知していますが、本市の教育委員会では、小・中学校に通知した後、児童・生徒の見守りはできたかどうか、具体的な状況をお聞かせください。再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 迫俊哉
山田議員の御質問にお答えいたします。初めに、寄附制度に関連して御質問がありました。まず、本市のふるさと納税制度創設からの状況につきましては、平成 20 年度に本市の歴史的な産業遺産等を生かし、個性豊かなふるさとづくりに資することを目的とした、小樽ファンが支えるふるさとまちづくり資金基金を設置するとともに、寄附者へは本市の総合博物館や文学館、美術館などの入館料が減免される小樽ファン認定証を贈呈しておりましたが、より多くの方々に応援していただくため、平成28 年度に市外居住者の寄附者に返礼品の贈呈を行うこととしました。その際、寄附される場合に、寄附金の使い道の選択肢を増やすため、小樽市ふるさと応援基金を新たに設置したものであります。さらに本年5月 25 日には、小樽市新型コロナウイルス等感染症対策資金基金を設置し、新型コロナウイルス等の感染症対策への寄附もふるさと納税の対象としたところであります。次に、ポータルサイトへの支払い額及び事務経費等の推移などにつきましては、まずポータルサイトへの支払い額は、平成 28 年度から令和元年度までは定額制で、年額約5万円となっており、30 年度に限り、寄附者を増やすための機能の付加分として、約5万円を加算して支払っております。-112-なお、今年度からはポータルサイトの定額制が廃止されたため、毎月寄附額の5%を支払っております。その他返礼品の調達や発送などの事務経費は、平成 28 年度約 600 万円、平成 29 年度約 3,900 万円、平成 30 年度約 4,900 万円、令和元年度約 5,500 万円となっております。また、ポータルサイトによるメールマガジンにつきましては、現在、本市では活用しておりませんが、サイト増設に伴い、その有効性を検討してまいりたいと考えております。さらにポータルサイトの数につきましては、現在一つのサイトでありますが、今年度中に二つのサイトを増やして、合わせて三つのサイトにする予定であります。次に、総務省によります、ふるさと納税制度の見直し要請等につきましては、一部自治体において過剰な返礼品や広告などが見受けられたことから、平成 29 年に総務省から返礼割合を3割以下にすることや、返礼品を地場産品にするよう見直しの要請がありました。その後、31 年3月の地方税法改正法の成立により、総務大臣によるふるさと納税指定制度が創設され、その指定基準において、ふるさと納税の募集を適正に実施すること、返礼品は返礼割合を3割以下とすること、返礼品は地場産品とすることが示され、この基準を満たした自治体が指定を受けられることになりました。本市におきましては、返礼品の中に地場産品かどうか判断が難しいものがありましたので、後志総合振興局に確認をした上で返礼品の整理を行い、令和元年6月1日に総務大臣の指定を受けたところであります。なお、仮に指定が受けられなかった場合は、本来、寄附者が受けられる寄附金の特例控除が対象外となるものであります。次に、ふるさと納税の本市の方針につきましては、より多くの方々に本市の魅力を伝え応援していただきたいと考えておりますことから、ポータルサイトを増やし、併せて魅力ある地場産品の返礼品を発掘することや、既存品のリニューアルなど、強化に努めていきたいと考えております。また、小樽市収支改善プランにおいて、平成 30 年度の寄附額と比較して、毎年 1,000 万円ずつ増加させる目標を設定していることから、その目標が達成できるよう、今後も寄附額の増加を図ってまいりたいと考えております。次に、職員による基金への寄附につきましては、議員の御指摘のとおり、寄附は職員が自発的に判断して行われるべきものと認識をしております。次に、基金の目標額や使途につきましては、今回の基金の設置目的は、新型コロナウイルス等感染症に対応する経済対策や医療従事者への支援等であることから、今後、使途については、この目的を達成するために効果的な事業を厳選し実施する財源として活用したいと考えております。なお、基金の目標額は、寄附される方々の善意の結果でありますので、特に設定はしておりません。次に、市民が寄附しやすい申込み方法の改善につきましては、新型コロナウイルス等感染症対策資金基金の設置により寄附者が増加していることから、改めて寄附申込書の様式の見直しなどを行い、寄附される方々が利用しやすくなるよう改善してまいりたいと考えております。次に、海水浴場について御質問がありました。まず、神奈川県が定めた海水浴場等における新型コロナウイルス感染症の感染防止対策ガイドラインにつきましては、例年、県下の海水浴場に、県内外から 300 万人を超える多くの来場者があり、感染リスクの高い、いわゆる三つの密状態となることが想定されることから、県がその対策として、専門家の意見を基に定めたものと承知をいたしております。このガイドラインの要点につきましては、一つ目として、ソーシャルディスタンスの確保のため、砂-113-浜に一定の間隔で目印の設置を行うこと。二つ目として、ライフセーバー等監視人用に、マスク、フェイスシールドなどの個人防護具を備えること。三つ目といたしまして、浜茶屋などの飲食店等施設の密集を避けるために、施設の利用を完全予約制とすること。四つ目は、イベントは中止すること、五つ目といたしまして、開設する場合は地元自治体の了解を得ることなどを定めており、これら全ての事項を完全に遵守できない場合には、海水浴場の開設をしないよう求める内容であると承知をいたしております。次に、今年の海水浴場に対する本市の対応につきましては、市内では、今年も六つの海水浴場組合が北海道に開設届を提出し、6月下旬からの開設に向けて、現在準備を進めているところであります。海水浴場は、各組合が開設し、適正な管理運営を行うことにより海岸の秩序が保たれ、安全で快適な環境が維持できると考えていることから、本市といたしましても、海水浴場開設に向けて、各組合と安全面や衛生面で連携した取組を進めてまいりたいと考えております。次に、昨年のドリームビーチ海水浴場の状況につきましては、特段苦情は寄せられておらず、大きなトラブルはなかったものと認識しております。次に、海水浴場における新型コロナウイルス感染症対策につきましては、海水浴場の開設に当たり、本市及び開設者に対して北海道から通知があり、北海道が策定した新型コロナウイルス感染症対策に関する基本指針に基づき、新北海道スタイルを実践するほか、北海道コロナ通知システムの活用など、感染症防止対策の徹底について要請されております。この内容につきましては、各海水浴場組合のほか、関係機関で構成する小樽市海水浴場管理運営連絡協議会において、周知と取組の徹底を要請したところであり、各組合においても、開設期間中の入場制限、マスクの着用や小まめな手洗い、テーブル、椅子、トイレなどの消毒洗浄などのルールを定めているところであります。また、海水浴場の開設期間中には、小樽警察署、小樽海上保安部、北海道などの関係機関と連携し、パトロール等を実施する予定であり、必要に応じて各組合や事業者への指導を行ってまいります。こうした取組を通じて、利用者に安全・安心な海水浴場を提供してまいりたいと考えております。次に、港湾や北運河について御質問がありました。まず、小樽港港湾計画改訂等の進捗状況につきましては、小樽港長期構想の策定につきましては、小樽港の目指すべき姿や基本目標、これらに基づいた将来のプロジェクトなどの素案を検討する第3回小樽港長期構想検討委員会を本年3月に開催予定でありましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から延期をいたしております。現在、7月の開催に向けて調整をいたしており、最終的には11 月頃に予定をしている第4回委員会後に取りまとめを行い、計画どおり年内に策定してまいりたいと考えております。また、港湾計画の改訂につきましては、本年1月から既存施設の利用状況や取扱貨物量などについて整理、分析を行っており、4月からは企業ヒアリングを行いながら、将来の貨物量推計や港湾整備の計画などについて検討していく予定でありましたが、長期構想の第3回委員会開催と企業ヒアリング時期の遅れにより作業に影響が生じたことで、当初の目標であった令和3年3月から同年7月へ変更してまいりたいと考えております。次に、第3号ふ頭を核とした魅力づくり連絡会議の進捗状況につきましては、令和元年6月の第1回以降、これまで計6回開催し、埠頭周辺の利用状況、土地利用に関わる規制、他港の整備事例などの情報共有のほか、この区域に導入すべき機能、整備コンセプト、民間投資も見据えた施設の配置計画などについて、意見交換を行っております。-114-現時点では、既存施設の利活用や官民の役割分担などの課題を整理している段階であり、具体的な内容をお示しできる状況ではありませんが、今後も引き続き会議を進め、本年末をめどに意見集約を図ってまいりたいと考えております。次に、観光船につきましては、まず、係留の許可をするときの条件につきましては、ごみのポイ捨てや、利用者の車両の路上駐車を厳に慎むこと、また、小樽市港湾施設管理使用条例及び同規則や関係法令を遵守することとしております。また、小樽港を発着場所とした海上観光ルートの種類につきましては、大別して積丹方面、浜益方面、青の洞窟、小樽港内、小樽運河をそれぞれ周遊するルートの合わせて5ルートがございます。次に、観光船の係留場所の集約につきましては、北運河のはしけの撤去後の場所についても活用を検討しておりますが、現在、策定作業を進めている小樽港長期構想の中で観光船を含めた小型船舶の係留場所について検討を行っており、効率的で安全に運用が図られるよう整備したいと考えております。また、乗船場所については、乗船客の利便性や安全性などを考慮し、第3号ふ頭基部に小型船だまりを設けて、できる限り集約したいと考えております。次に、運河公園でのイベントにつきましては、例年5件程度のイベントが実施されておりますが、今年度につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響で、直近のものは中止または未定となっている状況であります。5月 25 日の緊急事態宣言の解除を受け、イベント開催の動きが見込まれますが、開催に当たっては感染拡大の場とならないよう、北海道が示している新北海道スタイルの遵守を主催者に呼びかけてまいりたいと考えております。次に、新型コロナウイルス感染症による児童・生徒への影響について御質問がありました。子ども食堂の活動状況につきましては、市内の子ども食堂は、現在民間で実施している5か所がありますが、国・北海道の緊急事態宣言を受け、利用者の安全に配慮して、3月以降休止していたことを確認いたしております。緊急事態宣言終了後は、1か所が6月初旬から再開をしており、ほかは今後の状況の推移を見ながら判断するとお聞きしているところであります。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)
山田議員の御質問にお答えいたします。初めに、新型コロナウイルス感染症による児童・生徒への影響について御質問がございました。まず、北海道と本市の教育用コンピューターの整備状況につきましては、平成 30 年度における教育用コンピューター1台当たりの児童・生徒数は、北海道が 4.9 人、本市が 9.0 人であります。また、臨時休業期間中の学びの機会を保障するICTの利活用につきましては、学校によっては授業動画や教員によるメッセージ等を配信し、家庭のパソコンやスマートフォン等で視聴できるようにしたところがあり、市教委におきましても、小・中学校の学年ごとに、教科書に沿った算数、数学の授業動画と、ALTによる英語の授業動画を合わせて 28 本作成し、本市の児童・生徒向けに限定して配信をしており、多いものでは視聴回数が 1,200 回を超えた動画もあり、大変好評でありました。次に、文部科学省からの通知の概要についてでありますが、6月5日付の学校の授業における学習活動の重点化に係る留意事項等についての通知は、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、長期休業中における登校日の設定や1日当たりの授業こま数を増加するなど、授業時数確保の取組を最大限行ったとしても、なお年度当初に予定していた内容の指導を本年度中に終えることが困難な場合に、あくまでも補完的な取組として、学習指導要領に定める内容が効果的に指導ができるよう、家庭など授業以外の場で取り扱うことの例が具体的に示されたものであります。-115-次に、臨時休業中の児童・生徒に対する食の支援の具体的な取組につきましては、臨時休業が長期間となり、給食を提供することができなかったことから、児童・生徒に対する健康の保持増進と生活困窮世帯への家計補助として、児童・生徒1人当たり 1 万円を特別給付金として支給する準要保護世帯特別給付金給付事業を実施しており、5月末時点で就学援助の認定を受けている世帯に対しましては、6月12 日に支給したところでございます。次に、学校給食センターで調達した食材の処分につきましては、4月 20 日以降の臨時休業に伴い、4月 30 日分まで発注しておりました給食食材につきましてはキャンセルの依頼を行いましたが、一部キャンセルできなかった食材がございました。キャンセルできなかった長ネギと削り節につきましては、買い取った上で、有効に活用していただけるよう、社会福祉施設や小樽市立病院に引き取っていただきましたが、給食用にカットして解凍いたしました豚肉につきましては、衛生面から転用が難しいため、食材業者に対応を依頼いたしました。次に、休校中の児童・生徒の見守りにつきましては、小学校では家庭訪問や電話連絡、個別に登校した児童との面談により、児童一人一人の心身の健康状態を把握しており、中学校ではこれらに加え、学校によってはメールによる相談窓口を開設し、不安や悩みの相談にきめ細かく対応しております。(「議長、23 番」と呼ぶ者あり)
質問 23番 山田雅敏
今回、海の家の開設ということでお聞きしましたが、苦情などトラブルは何もなかったということでお答えをお聞きしました。では、そういう聞き取りはどちらから、この協議会から聞いてお答えを頂いたのか。その点と、それから、前例のない新型コロナウイルス感染症に対して、組合また市はどのように対応するのかでは、そういう会合を持って基本指針、新北海道スタイルを遵守するように会合を行ったとありますが、そのほか、この遵守するのに、市は、例えば最初と最後は、その開設と閉設のときには現場を見に行くのか、行かないのか、その点についてお聞かせいただいて、あとは予算特別委員会でお聞きいたします。よろしくお願いします。
答弁 産業港湾部長 徳満康浩(産業港湾部長は2022年3月まで)
海水浴場のことについて、私から再質問にお答えいたします。苦情やトラブルはなかったかという、どこから聞いたかという話でございますけれども、海水浴場の管理運営連絡協議会の事務局を、小樽市産業港湾部観光振興室でやってございまして、当然、各組合員と連絡、意見交換等やってございますので、昨年のそういう海水浴場の開設期間の終了後に、協議会なり各組合との意見交換の中でそういう話は聞いていない、トラブルはなかったということでの話でお答えしたところでございます。あと、海水浴場の開設時の最初と最後に確認に行くのかというところでございましたけれども、当然、海水浴場開設のときには、各組合に、オープニングとかもございますので行っておりますが、終了後については、全海水浴場に行っているかどうかは、少し確認できておりませんけれども、周辺のところには行ってございます。一応我々は、新北海道スタイルの遵守ということで、各組合にお話ししておりますし、先般の協議会を開催したときも、それを遵守していただきたいということで。その前に、ちょうど北海道の海の担当の部局も市の観光振興室に来ておりまして、新北海道スタイルの海のバージョンみたいな形のものを示していただきましたので、そのペーパーを示した形でお願いしたというところございます。-116-