みんなの議会

小樽市議会 令和2年第2回定例会 2020年6月16日

教育子育て関係

2020年6月16日、小樽市議会の一般質問で、佐々木秩議員が「教育子育て関係」について質問し、市長 迫俊哉、教育長 林秀樹、総務部長 中田克浩が答弁しました。

質問者
佐々木秩 議員
答弁者
市長 迫俊哉、教育長 林秀樹、総務部長 中田克浩

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 17番 佐々木秩

5項目めの質問に入らせていただきます。教育子育て関係について。子育てに関する各種相談業務への新型コロナウイルス感染症の影響について伺います。乳幼児健診は発達の遅れがないか、病気が隠れていないかなどを確かめる目的で、母子保健法で定められた1歳6か月児、3歳児の健診のほか、本市では 10 か月児にも実施されています。しかし、新型コロナウイルス感染症対策として 2020 年4月 22 日から5月 29 日に実施が予定されていた乳幼児健診が延期されていたとのことです。この健診は、育児不安の保護者に寄り添う相談の場としての役割も大きい-78-と聞いています。また、母親・両親教室(にこたまクラブ)は、妊娠中の母親や父親を対象に、月1回の開催で出産の知識を学んだり、妊娠中の生活の注意や育児の実技体験など、待望の赤ちゃんを迎える準備をするための教室ですが、残念ながら9月まで活動中止となっています。乳幼児健診や子育てに関する各種教室が延期となった影響について、急を要する相談への対応はどのように行ったのか、子育て中の保護者の不安や孤立感に寄り添うための今後のフォロー等について伺います。こうした中、厚生労働省の1月から3月の調査では、新型コロナウイルスとの因果関係は不明なものの、児童の虐待対応件数が1割から2割増加、同じような傾向が札幌市でも見られるそうです。そこでお聞きしますが、本市において国や道の緊急事態宣言中の3月から5月の児童虐待等の状況はどうなっていますか。また、市として取り組んでいることはありますか。2点目、小・中学校関係について伺います。本市においても去る6月1日から小・中学校が再開されました。今回再開にこぎ着けたことは、多くの教育関係者や、何より小・中学生自身、保護者の皆さんの努力があってのことと思います。まず、教育委員会として、学校再開への思いと、今後、子供たちが平常の学校生活に戻るまでの間、特段配慮すべき留意点についてお伺いします。それらの点と多く重なってくるとは思いますが、何点か確認をさせていただきます。まず、学校における感染症対策についてお聞きします。道外では残念ながら緊急事態宣言解除後に感染が増え、小学校においてもクラスターが発生した事例もあります。油断は禁物、感染リスクはゼロにならないことを前提に学校でも対応していく必要があります。文部科学省は児童・生徒及び教職員の感染リスクを可能な限り低減するために、学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル「学校の新しい生活様式」を作成しています。その中で、それぞれの地域の感染リスクの状況に応じて、学習活動内容や部活動、給食の取り方など、具体的に学校の行動基準を3段階のレベルに分けて示しています。そして、どのレベルにあるか、どのような行動様式を取るかは、自治体の学校設置者が判断することになっています。そこでお聞きしますが、本市はどの地域の感染レベルに属していると判断されていますか。また、その判断の根拠は何ですか。それによって本市の学校での今後の活動はどのように進められることになりますか。努力にもかかわらず、児童・生徒または教職員の感染が判明した場合の対応について、教育委員会としてどのような判断をしていくのか、現段階でのお考えをお示しください。児童・生徒の心身への目配り、心のケアについてお聞きします。新型コロナウイルス感染症に起因する様々な悩みやストレス等に関し、必要に応じて養護教諭やスクールカウンセラー等による支援もされてきたはずですが、学校再開後も引き続きのケアが必要です。目まぐるしい環境の変化が子供にふだんとは違う言動として現れる適応障害を引き起こすことも予想されていますし、中学校3年生の生徒にとっては進学に伴う不安も一層深まることでしょう。こうした子供たちの心の状態の把握や、寄り添うための対応は進んでいるでしょうか、伺います。次に、児童・生徒の学びの保障について伺います。休校が長く続き、再開後も何かと支障が出てくる中でも、教育の機会均等が保障され、学習内容と質、公平性の確保が図られなければなりません。特に、受験学年の生徒、保護者の不安が大きくなっています。5月 31 日までの休校措置の間、長期間休校の影響について、現場の教員方が登校してきた児童・生徒の様子や保護者とのやり取りから把握していることはありますか。また、そのマイナス面の影響を最-79-小限にとどめるための今後の方策についてお聞かせください。6月1日、再開した小・中学校では、失われた授業と学校生活の時間を取り戻すことになります。学習内容は文部科学省の定める指導要領に示されていますが、それに基づいて各学校が編成した教育課程、年間指導計画の見直しが早急に必要になっています。学習内容は原則としては、年度内に終えることとは思いますが、ひたすら時数消化を第一目的にすれば、あまりに無理な詰め込みに陥り、それでなくても大きなストレスを抱える子供たちや教員の今にも増す負担となってしまうでしょう。児童・生徒の過度な負担とならないよう、十分配慮し、柔軟な対応をお願いします。そこで、夏季休業、冬季休業の期間短縮や土曜授業、7時間授業も考えられるのか、それら実施の場合、配慮すべきことは何ですか。続けて、学校行事の開催について伺います。各旅行行事、運動会、文化祭、学習発表会等の実施の可否や内容について、基本的に各校において難しい判断をすることになると思います。というのも、行事を中止し、学習の遅れを取り戻すために教科の学習ばかりになれば、ただでさえストレスのたまっている児童・生徒への負担となりかねないからです。そこで、学校行事の現時点での各校の状況と、各校が判断する際の留意点についてお聞きをします。続けて、部活動について、まずは新型コロナウイルス感染症に関連してお聞きします。今年の全道・全国中学校体育大会については、主催者において、全国的な感染状況等を踏まえ、生徒の安全・安心を第一に考慮して、中止の決定がなされたところです。部活動に参加する生徒にとっては、極めて残念なことであり、大会関係者にとっては苦渋の決断であったと考えます。特に、熱心に部活動に取り組んできた3年生にとっては、これまでの活動の大きな目標が失われてしまいました。そこで、部活動を含む学校教育活動が安全に実施できるような状況と、運営方法の確立が前提ですが、生徒の意向や心情を踏まえ、何とか市内中体連大会、もしくはその代替大会は実施してほしいと考えますが、市内大会開催について、小樽市中学校体育連盟のお考えは伺っているでしょうか。次に、中学校の部活動について、新型コロナウイルス感染症対応とは少し離れた質問です。昨年第2回定例会で部活動について質問しました。その中で、部活動参加生徒数が減少していることが示され、その理由については、市教委としての把握は、勉強に集中するため、塾に通うためであるとのことでしたが、私からは主に経済的事情により部活動をしたいのにできない生徒が大勢いる現状について指摘しました。お金のかかる用具や楽器代、年々広域になっていく大会への参加費が各家庭の経済的負担になるからです。よって、個人の負担を減らすことで、多くの子供たちが文化・スポーツの面でも同じスタートを切れる機会が与えられるように公的支援等を求めました。その際、教育長からは、現在でも各種助成は行われているものの、部活動に参加する場合の各家庭の経済的負担について、教育委員会として実態を押さえていないので、まずは実際にどれくらい経費を要しているのか調査していきたいとの御答弁がありました。その調査結果についての概略と、それに対する教育委員会としての見解をお聞かせください。以上、再質問を留保し、代表質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 迫俊哉

ただいま、教育子育てについて御質問がありました。初めに、子育てに関する各種相談業務への新型コロナウイルス感染症の影響についてですが、まず、乳幼児健診や各種教室が延期となった影響につきましては、健診の対象者全員に健診再開後の受診日を-80-個別通知したこと、母親学級と両親学級の対象者には、妊娠中の生活のアドバイスを記載したテキストを個別に郵送したことで、この間、混乱や苦情はなく、大きな影響はなかったと認識をしております。また、急を要する相談は、相談内容に応じて電話や来所相談、家庭訪問で個別に対応をしております。今後のフォローにつきましては、乳幼児健診は6月1日に既に再開し、各種教室は9月以降再開することにしており、子育て世代包括支援センターは当初予定されていた9月に開設することにしております。各種教室等、全ての事業を再開するまでは、子育て中の保護者に寄り添うため、電話や来所相談、家庭訪問で個別の対応を行ってまいります。次に、児童虐待等の状況と市の取組につきましては、本年3月から5月の児童虐待の対応件数は、前年の同時期に比べて 13 件増の 22 件で、内訳は子供の面前で親が家族に暴言や暴力を振るい、子供の心を傷つける心理的虐待が 18 件、子供自身への身体的虐待が4件であります。いずれも新型コロナウイルス感染症との因果関係は不明ではありますが、外出自粛などの生活様式の変化によるストレスが影響している可能性もあるのではないかと考えております。市の取組としては、支援が必要な世帯への電話による状況把握や児童相談所などの関係機関と連携し、家庭訪問による相談を行っているところであります。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)

ただいま、教育子育て関係について御質問がございました。初めに、小・中学校関係についてですが、まず、学校再開への思いと、今後、特段配慮すべき留意点につきましては、子供たちには長期にわたり学校生活から離れていたことによる不安やストレスの解消を図るとともに、これまでの学習の遅れを取り戻し、一日でも早く通常の学校生活に戻れることと、何より子供たちが感染しないことを切に願っております。今後、特段配慮すべき留意点といたしましては、学校の新しい生活様式に基づき、三つの密を避けることや、マスクの着用、手洗いなどの感染症対策を徹底するとともに、子供たちの心のケアに努めていく必要があるものと考えております。次に、本市の地域の感染レベルなどにつきましては、国から示されました学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル「学校の新しい生活様式」に基づき、各自治体の衛生主管部局と協議の上、判断することとされております。本市におきましては、衛生主管部局でございます保健所と協議した結果、感染症の発生状況が落ち着いていることや、医療提供体制等の状況を踏まえ、学校の行動基準ではレベル1と判断したところでございます。これらを踏まえまして、現在、教育活動を再開しており、本マニュアルに基づき感染リスクを可能な限り低減させながら、授業や給食、部活動などを安全に進めてまいりたいと考えております。次に、児童・生徒または教職員の感染が判明した場合の対応につきましては、臨時休業の必要性を検討するために作成した小樽市立学校における新型コロナウイルス感染症発症時の対応ガイドラインに基づき、小樽市教育委員会連絡会議において感染した児童・生徒の教職員の学校における活動の態様や、接触者の多寡のほか、地域における感染拡大の状況や感染経路を保健所と協議の上、臨時休業の実施の有無や規模、期間を検討し、小樽市新型コロナウイルス対策本部会議の協議結果を踏まえながら、教育委員会において地域一律ではなく学級単位、学年単位、または学校全体の臨時休業の判断をいたします。次に、児童・生徒の心の状態の把握や寄り添うための対応につきましては、学校におきましては、学校再開後も引き続き、学級担任や養護教諭等を中心とした、きめ細かな観察等により児童・生徒の状況を的確に把握し、一人一人に応じた健康相談や教育相談を実施するとともに、必要に応じスクールカウ-81-ンセラーや学校医などと連携した適切な支援を行っております。また、新型コロナウイルス感染症に関する偏見や差別が生じないようアンケートを実施するなど、小さなサインを見逃すことなく、これまで以上にきめ細かく見守り、いじめや不登校の未然防止、早期発見、早期対応に努め、児童・生徒への指導を徹底してまいります。次に、臨時休業による児童・生徒への影響につきましては、保護者から学習の遅れについて心配する御相談が多数寄せられており、特に中学校3年生におきましては、進学や成績に対する不安の声があったと学校から報告を受けております。これらのことから、学校再開後はこれまで指導できなかった内容を確実に指導することができるよう、授業時数を確保するための取組を行うとともに、授業の重点化を図り、学校での授業と、授業を補完するための家庭学習や放課後学習を効果的に組み合わせるなどして、学びの保障に努めてまいります。次に、夏季休業、冬季休業の期間短縮や土曜授業等につきましては、長期休業中に小学校は 18 日間、中学校は 19 日間の登校日を設ける取組や、土曜授業は実施せず、5時間授業の日を6時間授業とするなどして、こま数を増やす取組を効果的に組み合わせ、授業時数を確保するよう学校に通知しております。その際、児童・生徒の実態に合っていない学習が進められたり、一度に多くの学習課題を課し、児童・生徒に過度な負担を生じさせたりすることのないよう、児童・生徒の状況や発達の段階などを十分配慮しながら進めていく必要があるものと考えております。次に、学校行事につきましては、学校で行われる感染リスクのある主な行事につきましては、子供たちの健康・安全を第一に考え、1学期中の実施を見合わせることといたしております。2学期以降につきましても、感染症対策に万全を期す必要があるため、主な行事につきましては、実施内容や方法を工夫するなどして、各学校で実施をするよう指導しているところでございます。なお、修学旅行などの宿泊を伴う行事の実施につきましては、6月 12 日付の道教委からの通知を踏まえ、感染症対策の徹底に努めた上、実施するよう指導してまいります。次に、市内の中体連大会の開催につきましては、小樽市中学校体育連盟から、今まで熱心に部活動に取り組んできた3年生の心情に配慮し、中止となった各種目において独自に大会を実施することを前向きに検討しているところであるとお聞きしているところであります。部活動は学習意欲の向上や責任感、連帯感の涵養、人間関係の形成など教育的意義が高く、とりわけ中体連の大会は生徒にとって中学校時代の心に残る思い出の一つであると考えておりますので、教育委員会といたしましても実施することとなった場合は、競技会場の確保など必要な支援を行ってまいりたいと考えております。次に、部活動に参加する場合の各家庭の経済的負担の調査結果の概要と見解につきましては、生徒が1年間活動する際に個人負担することとなる部費や用具代、交通費などについて、昨年度、各中学校へ調査いたしましたところ、文化部活動では平均 5,000 円程度、運動部活動では平均3万円程度、年間でかかっております。例えば、運動部活動における各競技別の個人負担で申し上げますと、バドミントン部では約2万円から5万円、バスケットボール部では約 5,000 円から5万円の学校があり、同一競技であっても学校により大きな相違が見られる結果となりました。教育委員会といたしましては、このたびの調査を分析した結果、特に各種大会や練習試合に参加するための交通費などの遠征費が学校や競技によって大きな格差があることから、それらの経費の在り方について、改めて学校関係者と協議を進めてまいりたいと考えております。(「議長、17 番」と呼ぶ者あり)

再質問 17番 佐々木秩

何点か再質問をさせていただきます。-82-1点目は、市長に何点かにわたって市長の決断、リーダーシップについてお聞きをしました。日本国内だけではなくて、世界でリーダーが新型コロナウイルス感染症についての決断を迫られました。その思いを言葉にして発信をし、その結果がそのリーダーの力量、評価につながっているという現状があります。国や道の判断が最優先というものも、お聞きしていてもたくさんあるようですけれども、やはり市が主体的に判断すべき課題というのも、またあるというふうにお聞きしております。政策判断の際には様々な要素が複雑に絡み合って、時には有形無形の圧力が方々からあるということもあるのでしょう。しかし、市長におかれましては、ぜひぶれずに最善の判断をしていただきたいと考えます。そこで、この件だけではないかもしれないのですが、市長にお聞きしておきたい。市長が決断をされる際の最終的なよりどころ、原点はどこにあるのか。これについてお聞きをしておきたいと思います。抽象的な話ですが、申し訳ありません。それから、再質問の2点目、コロナ禍からの今後の取組、臨時交付金活用についてですけれども、私たちも党として、これまで市に申し入れ、要請をしてきましたが、それにしてもこの活用の立案のスピードが非常に速い。スピード感を持ってやらなければならないというところは十分に理解するところなのですけれども、それにしても、その速さのせいで私たち議員が、その後、いろいろなところから、市民の皆さんから聞いてきた要望などをその中に反映させてもらうということができる前から、もう決まってしまうということが続いています。ぜひ今後の、また2回目の臨時交付金その他についてくるときには、私たち議員の、市民からの声なども反映する機会をぜひ持ってほしいというふうに思いますが、いかがでしょうか。これからの観光施策について伺います。感染予防対策と経済・観光復興策のバランスについて市長のお考えをお聞きしました。ステップ1、ステップ2ということで、ステップでお答えを頂いておりましたけれども、やはり一旦そのステップが進んだ段階で、一旦復興に舵を切ると決断をした際には、ぜひ市長が自ら先頭に立って、札幌の皆さん、小樽へようこそというような旗をぜひ振っていただきたい。それがやはり市民の皆さんにも、市長がそこまでやっているのなら大丈夫なのだなというアピールにもなると思います。どうか、そういうふうな行動を取っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。それから、道と札幌市との連携協議、これについては必要だということでしたけれども、具体的にどのような連携協議が必要とされていたのか、もしくはこれからされるのか。その具体的な内容について示していただきたいと思います。それから、避難所の感染症対策について一つ。マニュアルの改正がいつ頃になるのかというのが一つ知りたいところです。というのは、先ほどから伺っているように、臨時交付金を活用していくのだということであれば、当然そのマニュアルの中に、どれどれのものがこれだけ必要ですという具体的に必要な資機材購入経費、それは決まってこないと思うのです。そういうところを考えますと、まずマニュアルができるということが必要なのではないかと考えたものですから、そのマニュアルの改正と、それからこの交付金活用の立案と、この辺のタイミングについてお伺いをします。それから、歴史文化関係についてお伺いをしました。非常に前向きな御答弁を頂きまして、大変ありがたいことです。市民の皆さんも、取り組んでいる皆さんも大変お喜びになると思います。一つ、 ウェブ上での公開についてということで、SNSやその他ホームページで、これについて前向きに検討していくということでお話を頂いたと思うのですけれども、こうした文化遺産のデータベースのウェブ上での公開の検討状況について、どの程度、話が進んでいるのかお聞かせいただきたいということ-83-が一つ。もう一つは、市としての連携支援を行うところで、市教委の学芸員もそういうところに加わっていただけるというお話を頂きましたが、もう一つだけお願いしたいのは小樽商科大学で、特にこういう分野で活動をされている方がいらっしゃいますし、学生の皆さんもいらっしゃいます。そことの連携についても、市教委が間に入って進めていただくことはできないかどうか、これについてお答えを頂きたいと思います。

答弁 市長 迫俊哉

佐々木議員の再質問にお答えをいたします。最初に、私のリーダーシップ、それから今の状況における決断のよりどころ、あるいは原点などについてのお尋ねがありましたけれども、改めてこうした有事に当たりまして、市長のリーダーシップが問われているということを実感しておりますし、また小樽市自体の組織力、こういったものも問われているなということを実感をしております。こういった中で私のよりどころ、原点といいますか、これは一つに私の政治姿勢の中に「備える」ということがありますけれども、まさに今、感染の拡大に備えていかなければならない。このことが最重要だなというふうに考えております。それからもう一つは、これは市長としての役割として、市民の皆さんの生活と暮らしを守るということが一番大きな市長としての役割でありますから、今まさにこのコロナ禍においては経済対策を通じて雇用を守る。このことを通じて、市民の皆さんの生活を守っていく、支えていく。このことにつながっていくのではないかというふうに考えております。ただ、このことは新型コロナウイルス感染症に限らず、市長として市政を進めていく上で政治姿勢として備えていく。そして市長として、市民の皆さんの生活と暮らしを守っていくということについては、不変だというふうに思っているところでございます。それから、2点目として、臨時交付金の活用に当たっての市民の皆さんの要望についてお尋ねがございましたが、これまでも臨時交付金の活用に当たりましては、特に経済対策につきましては経済団体ですとか、あるいは経営者の皆さんの御意見などもできるだけ聞き取りながら策定してまいりましたけれども、私としても市民の皆さん、あるいは経営者の皆さんの御意見を頂きながら政策を進めていくということは理想だというふうに思っておりますので、ぜひそういった議員の皆さんを通じた市民の皆さんの要望についてはお聞かせをいただければというふうに思っております。ただ、臨時交付金につきましては、実施計画を国に提出する期間が決められております。今回についてはまだ未定でございますけれども、それに合わせた形で御要望をお聞かせいただければ、私どもとしてはできる限り参考にさせていただきたいというふうに思っているところでございます。それから、観光のアピールについてでありますけれども、まずは、やはり感染の拡大に備えていくことが最重要だというふうには考えておりますが、その上で経済対策を段階的に進めていくというのは御答弁のとおりであります。ただ、小樽にとりましては観光がやはり一番、企業あるいはその事業者が多く、大きな影響を受けているということでありますので、今後、観光についても段階的に進めていき、多くの皆さんに小樽にお越しいただきたいというふうに考えております。そういった観点から、今回先議いただくことになっております経済対策の中では、動画あるいはユーチューブを使いながら、内外にこの小樽の状況をPRさ-84-せていただくことになりますし、また観光のクーポン券につきましては、これは国あるいは北海道の観光施策と連携あるいは連動することによって、効果を最大限発揮できるように努めていきたいというふうに思っているところでございます。また、先日、道教委が小・中学校の修学旅行を道内にという記事を読んだ記憶があるのですけれども、やはりこの機会に児童・生徒の皆さんにぜひ小樽にお越しいただきまして、小樽の歴史や文化を学んでいただき、将来のリピーターになっていただきたい。そういう思いもしているところでございます。それから、4番目の北海道と札幌との連携につきましては、まだ具体的な取組については考えておりませんけれども、やはり今申し上げましたように、観光をはじめとした経済対策で何らかの連携ができないか、こういったことを考えているところでございます。時期を見て、北海道、札幌との協議を行ってまいりたいというふうに考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 総務部長 中田克浩(総務部長は2021年3月まで)

避難所のマニュアルの改正について、私から答弁させていただきます。災害はいつ起こるかも分かりませんので、感染症を含めた道のマニュアル改正に伴った改正の時期ですけれども、できるだけ速やかに改正作業は進めたいと思ってございますが、現時点で着手したばかりの段階ですので、その辺を踏まえて対応していきたいというふうに思ってございます。道の改正に伴いまして、居住空間における離隔の確保とか避難所の運営職員の増員、そういうような部分も改正していくことになりますけれども、その辺の部分については庁内、庁外の関係部分との協議が必要ですので、時間が多少かかると思います。ただ、議員から質問がございました感染症の対策用品、道のマニュアルで示されているもので言いますと体温計、消毒薬、石けん、それから間仕切り板等につきましては、ある程度運営に関する改正とは別に、並行的に、その必要数を検討できると思いますので、それについてはなるべく早く必要数を押さえながら、臨時交付金の充当、活用を間に合うような形で考えていきたいというふうに思っているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)

佐々木議員の再質問にお答えをさせていただきます。まず、小樽市歴史文化基本構想内の小樽文化遺産データベース、これの公開情報発信に関する検討状況ということでございますけれども、まず、歴史文化基本構想に掲げられた小樽文化遺産というのは、この冊子の中にもございますが、約 2,700 件が登載されていまして、一覧表では約 130 ページに及ぶものになっています。そういう状況ですので、それを単純に公開しただけでは市民の皆さんにとっても非常に利用しづらいというか使いにくいという課題があるというふうに思っています。そういったことから、今、市民に分かりやすいものにするためにどうしたらいいかというところを少し検討していまして、それぞれのデータの中に写真であるとか年代、所属先だとか簡単な説明を加えた形でコンパクトにまとめていけないかということを現在検討しているところです。市民の皆さんに御協力を頂いて収集したデータでございますので、それを有効に活用していくということが我々としても大切なことだと思っていますので、よい形でウェブ上で公開できるように検討していきたいというふうに思っております。それから、小樽商科大学の教員にもお手伝いを頂いて、市民、町会の取組に参画をしていただきたいというお話でございました。我々としても、そのとおりだというふうに思いますので、一度、小樽商科-85-大学の関係する教員にもお願いをしてみたいというふうに思っていますし、それから、例えば小樽市総合博物館でありますとか小樽市文化財審議会でありますとか、さらには小樽市総合博物館協議会等もございますので、そこら辺の専門の教員にもいろいろとお手伝いできないかということも併せて検討してみたいというふうに思っております。(「議長、17 番」と呼ぶ者あり)

再々質問 17番 佐々木秩

1点だけ再々質問させてください。きっと再質問のときに私の意図がうまく伝わらなかったと思うのですけれども、経済・観光復興策のバランスについての市長の考えの中で、舵を切った際には、ぜひ市長自ら先頭に立って旗を振ってほしいと、札幌の皆さん、小樽へようこそと。それをしてほしいというのが質問の趣旨だったのですけれども、いろいろとそれ以外にもお答えいただいたのですが、例えば今の市長のお答えの中にもあった動画とか、そういう宣伝のための動画みたいな中に市長が登場するものを作るとか、そういうようなことも含めて、市長に立ってほしいということをお願いしたのですが、その辺についてもう一度。

答弁 市長 迫俊哉

佐々木議員の再々質問にお答えをいたします。これから小樽観光の復興に向けまして、多分様々な事業を市としても、あるいは民間事業者の方々も、いろいろなことを計画されて前に進めていくのだろうというふうに思っております。そういった中で一つ例示されましたけれども、動画ですとか、あるいはユーチューブですとか、そういったものに私が出てPRをするということも十分考えていかなければいけないと思っていますので、そういった形でリーダーシップを発揮していきたいというふうに思っておりますし、この後の観光客の誘致ですとか、あるいは再びクルーズ船の誘致だとか、そういったことに当たっても積極的にリーダーシップを発揮しながら、小樽観光の復興に向けてリーダーシップを発揮していきたいというふうに思っているところでございます。

出典:小樽市議会 令和2年第2回定例会 2020年6月16日 議事録 PDF(94ページ) 間違いを知らせる