小樽市議会 令和2年第2回定例会 2020年6月16日
新型コロナウイルス感染症対策について
2020年6月16日、小樽市議会の一般質問で、秋元智憲議員が「新型コロナウイルス感染症対策について」質問し、市長 迫俊哉、医療保険部長 勝山貴之、教育長 林秀樹が答弁しました。
- 質問者
- 秋元智憲 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉、医療保険部長 勝山貴之、教育長 林秀樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 秋元智憲
次に、最後の項、新型コロナウイルス感染症対策に関連し質問いたします。今回発生した新型コロナウイルス感染症は、昨年 12 月 31 日、中国からWHOに対して行われた原因不明の肺炎クラスターの発生という報告から世界的なニュースとなりました。経済をはじめとする日常生活にも大きな影響を与えるなど、日を追うごとにその深刻さは増しています。収束のめどすら見えない中で、市民からの不安の声も多く聴くところです。市として感染予防はもとより、市民の不安解消を図るために、正確で信頼できる情報の提供に取り組んでいただきたいと思います。そこで、情報発信という観点から何点か質問いたします。小樽市内において、3月 12 日に初の感染者が確認され、6月 12 日時点で、検査人数 238 人、陽性が累計で 19 人、患者数がゼロ人、死亡した方が2人、陰性確認が累計で 17 人とのことです。感染者が確認されてから、記者会見等で発表に至るまでの流れについて説明してください。-63-市民からは、感染情報が少なく、感染予防対策をすることすらできないという声を聞きます。個人情報やプライバシーなど十分に配慮した上で、感染に関わる情報提供を望みますが、現在、市が情報を発信する上で、どこまでの情報を、どんな根拠に基づき判断をされているのか。また、感染者情報で施設名を公表する場合としない場合の判断理由についても、市民に分かりやすく説明してください。次に、情報発信の手段についてです。必要な情報をタイムリーに提供することは、非常時には大変に重要であることは言うまでもありませんが、日頃から市政に関する情報の周知については、これまでも様々議論されてきたところです。現在、各自治体では様々な方法で情報発信を行っており、SNSやメールは多くの自治体で既に実施されてきておりますが、そのほかにも防災アプリの活用や防災行政無線を使った情報発信など工夫されているところであります。本市として、これまで情報を受け取りにくかった市民に対して、新しい取組などが必要と考えます。他の自治体で広がりつつある取組に、ヤフーの防災アプリを活用した情報発信があります。私もスマートフォンにこのアプリをダウンロードし、日頃使用しております。アプリで小樽市を登録することにより、現状でも市内の地震や豪雨、不審者情報などを知ることができます。さらには、自治体がヤフーと災害協定を結ぶことにより、全てのサービスが無償で利用でき、市独自の情報を発信することができるようになります。また、スマートフォンを持っていない方々の対策として、防災行政無線の機能を利用して新型コロナウイルス感染症の情報を発信しているところもあります。本市も防災行政無線の機能を利用した登録制メールの運用も急ぐべきだと思います。ヤフーの防災アプリや登録制メールの導入について、市長のお考えを伺います。また、防災行政無線を利用した登録制メール運用のめども伺います。次に、災害時の避難所体制について伺います。4月、内閣府は、避難所での新型コロナウイルスの感染を防ぐために、都道府県に対して通知がされ、それを受けて北海道は、5月 12 日付で北海道版避難所マニュアルの改正についてを道内各市町村防災担当課長に通知いたしました。内容は、北海道版避難所マニュアルに基づき地域の実情に合わせて避難所マニュアルの見直し等を行ってくださいというもので、特に、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく基本的対処方針の取組を徹底、避難所施設の鍵の管理を含め、施設管理や初動体制の再確認、地域の実情を踏まえ、事前にできることに取り組むとしています。道からの通知を受けて、市として取り組む内容について、どのように整理されているのか、お聞きいたします。次に、道の避難所運営マニュアルでは、避難所の運営主体は避難所生活をする住民が主体となって行うことが望ましいとされ、その運営をバックアップする体制の確立は、市町村の災害対応業務の根幹の一つとしています。しかし、本市では、避難所の運営主体を住民としていながらも、実情は市職員が運営主体とならざるを得ず、住民はそのサポート的役割を担っているものと感じますが、これまで住民が主体となるための訓練や連携はどのように行われてきたのか、お知らせください。また、改正された道の運営マニュアルでは、避難所運営者の育成を行うともされていることから、市では今後、積極的に住民が主体となって運営されるよう、避難所運営者の育成を行っていくべきと思いますがお考えをお聞かせください。次に、避難所での感染症対策についてです。先ほど議案第2号のマスクの備蓄でも質問いたしましたが、避難所でのコロナウイルス感染症対策を進める必要が出てきています。これまでの避難所は3密になりやすい環境であり、その解決策の一つとして、道のマニュアルでは、可能な限り多くの避難所の開設が挙げられています。それは、避難所の収容人数を考慮し、指定避難所以外の避難所の開設など可能な限り多くの避難所の開設を図るとともに、-64-ホテルや旅館の活用等も検討とされています。過去には、宮城県北部地震で 1,000 人規模の避難所でのインフルエンザ患者が多数発生したり、名取市の 200 人規模の避難所でも複数のインフルエンザ患者が発生したことなどからも、早急に対応策を検討していただきたいと思います。災害関係協定で避難所に指定されている施設のほか、指定されていない宿泊施設等との災害関係協定締結も進めるべきと考えますが、お考えを伺います。また、現在、避難所に指定されている施設では、主に体育館などに避難することになると思いますが、避難所機能の絶対数を確保するために、同じ施設内の部屋や空き教室の利用も検討してもらいたいと思いますが、いかがですか。次に、避難所での衛生材料の供給について伺います。本市では、災害発生時、七つの事業者と災害時衛生材料等物資供給の協力に関する協定を結んでいると認識しています。小樽市地域防災計画には、これら七つの事業者との主な協定内容として、一般薬品、衛生材料の供給及び運搬となっています。そこで、衛生材料とは具体的に何か、また、各避難所への物資提供に当たり、必要数量の把握と提供のタイミングについて、その連携方法をお知らせください。北海道のマニュアルには、災害発生時、避難所開設後、各避難所から物資の要請は現実的に困難な場合が多いため、プッシュ型支援で物資を送る体制を整えておく必要があるとされています。本市でのプッシュ型支援に対する対応方法や、現在、市指定の避難所で備蓄品として不足しているものや支援物資など、具体的に決まっているものがありましたらお知らせください。以上、再質問を留保し、質問を終わります。
答弁 市長 迫俊哉
ただいま、新型コロナウイルス感染症対策について御質問がありました。初めに、情報発信についてですが、まず感染者が確認されてからの記者会見等発表までの流れにつきましては、PCR検査の結果、陽性が確認された場合には、直ちに北海道に報告を行うとともに、記者会見を行うまでの間に、当該感染者から病状の経過や感染に至るまでの行動歴等について聞き取りを行い、情報を把握、整理した上で記者会見等で公表をしております。次に、感染者の公表時の内容と根拠につきましては、感染症法第 16 条において規定されており、感染症の発生状況や原因、予防等に関する情報について、新聞や放送、インターネット等適切な方法により、積極的に公表しなければならないとされております。この規定に基づき、具体的には年齢や性別、職業、感染経路などの情報について、感染症対策の必要性と個人情報の保護を比較衡量の上、会見等で公表をすることとしております。次に、施設名を公表する場合としない場合の判断理由につきましては、接触者の特定が困難である場合や施設等において複数の感染者が発生するなど、感染拡大が予測される場合には、状況を総合的に勘案し、施設名公表の可否について判断をいたしております。次に、情報発信の手段についてですが、スマートフォン向けの民間事業者の防災アプリによる本市の情報発信につきましては、防災アプリの活用により災害時に位置情報を利用した情報発信については、避難所へのマップの表示ができるものと認識しており、道内の他都市でも導入が進んでいることから、本市でも導入に取り組んでまいりたいと考えております。また、防災行政無線の機能を利用した情報発信につきましては、登録いただいた各自のメールアドレ-65-スへ災害時における避難所の開設などの情報を一斉送信するものであり、その運用のめどは市民の皆様へ本年7月頃に周知をし、登録の募集を開始いたしたいと考えております。なお、今回のような新型コロナウイルス感染症に係る情報を登録アドレスに送信することにつきましては、他都市の状況なども踏まえまして、その可否について検討してまいりたいと考えております。次に、災害時の避難所体制についてですが、まず、北海道版避難所運営マニュアルの改正による本市の取組につきましては、今後、具体的な整理を行ってまいりますが、避難所においては三つの密の防止の観点から、居住空間における離隔の確保、体温計や消毒薬等の備蓄、避難所の運営職員の人員増などが想定されますので、庁内外の関係者と調整を図りながら改正作業を進めてまいりたいと考えております。次に、住民が主体となるための訓練につきましては、これまでも町会で訓練を担当している方から、訓練想定や項目を伺った上で、本市が訓練に関する助言や支援を行いながら、実地訓練等を定期的に実施してきております。また、連携につきましては、総連合町会とともに、町会における自主防災組織の結成の促進に向けた啓発活動を進めてきたところであります。次に、住民主体で避難所運営を行う運営者の育成につきましては、避難所は被災者が一定期間、共同で生活を送る場所であり、適切な運営体制を早期に確立する上で重要であると認識をしております。本市では、昨年 11 月に避難所の開設訓練を実施いたしましたが、今年度は避難所運営に主眼を置いた訓練を計画しており、その中で、市職員や地域住民を対象とした運営人材の育成に取り組んでまいりたいと考えております。次に、避難所での感染症対策についてですが、まず、宿泊施設等との災害関係協定につきましては、朝里川温泉地区の宿泊施設等と、災害時における小樽市と朝里川温泉地区宿泊施設等の協力に関する協定を既に締結しておりますが、今後は、朝里川温泉地区以外の宿泊施設にも協定の締結を打診してまいりたいと考えております。次に、避難所における体育館以外の空き教室等の利用につきましては、避難所運営マニュアルでは、原則小・中学校に関しては体育館を居住空間と定め、その他の空間においては施設管理者と協議の上で決めることとなっております。しかしながら、今回の感染症拡大の事象等を勘案いたしますと、今後においては感染症患者や要配慮者、授乳のための母子の利用空間などの確保について、施設管理者と協議を進めてまいりたいと考えております。次に、避難所での衛生材料の供給についてですが、まず、協定に係る供給物資につきましては、風邪薬などの一般薬品やマスクやガーゼなどの衛生材料を対象と想定しております。また、物資供給時の連携方法につきましては、各避難所から衛生材料等の要請があった際、それらの必要量を本市で把握をし、集計した上で事業者に要請を行い、本市または事業者が指定する者が迅速に避難所へ運搬を行うこととしております。次に、災害時のプッシュ型支援への対応につきましては、避難所の要請にかかわらず、国や北海道から物資が輸送されてくるプッシュ型支援では、まずそのときに空いている市有施設で一旦受入れを行いますが、物資の具体的な選別、各避難所への運搬方法などにつきましては、今後、他都市の受援計画を調査してまいりたいと考えております。また、避難所で不足する備蓄品や支援物資につきましては、避難期間が長期にわたる場合には、食料品のほか、被服類や生活雑貨など物資全般が不足するものと想定をしているところであります。(「議長、9番」と呼ぶ者あり)
再質問 9番 秋元智憲
4点、再質問させていただきます。まず、1点目なのですけれども、教育委員会のGIGAスクール構想のインターネット環境の件ですが、今、小樽市の調査をしているということなのですけれども、まずこのめどについてお示しください。それと、二つ目は、今まで国や道や市が行ってきた支援から外れた方々に対する支援ということでお聞きしましたけれども、先日、令和2年度第二次補正予算が成立されまして、先ほど本質問の中でもお話しさせていただきましたが、倍増以上というかなりの予算規模になりました。第2弾のときは約5億数千万円の小樽市への交付額だったと思いますけれども、それを多分、超えることは間違いないのかと思います。昨日もどなたかお聞きになっていましたけれども、既に予算成立しましたので、あとはこの交付額がはっきりするまでだと思いますが、既にもうどういう事業を行っていくのかというのを多分議論されていると思いますけれども、あと予算づけの部分だと思うのですが、そういう細かい点はもうほぼ整っているという考えでいいでしょうか。予算の配分額が分かってから細かい事業内容を議論するというよりも、既にほぼ細かい内容まで詰めていただいていて、交付されてすぐ事業予算化できるという考えでいいのか、その辺について伺います。あとは、文化芸術支援についてのお話で、小樽市民会館、小樽市公会堂、小樽市民センターの3館について、今まで減免、免除といったことをやってきたというお話で、今後、さらにその減額をどうするか検討しているということですけれども、ぜひ、この件も早く結論を出していただいて、関係する団体の方や、文化団体の方や、アーティストバンクに登録されている方にも周知していただいて、今まで文化芸術活動ができなかった方々に対して、いち早く支援できるという、こういう対策をしっかりと行っていただきたいと思います。期間を決めて、ある意味では、会場によっては、団体によっては、個人によっては、無料ということも、もしかしたらあり得るのかもしれないと思うのですけれども、ぜひ、その辺も検討いただきたいと思いますので、まずは、いち早くということをお願いして、もう一度、いつぐらいまでに結論を出すのかお示しいただきたいと思います。それと、介護施設の支援なのですけれども、先ほど 241 件の相談があり、介護報酬の件や衛生物品の不足について相談があったということで、先ほど言ったとおり介護報酬などについては、今後、国の中でも検討されると思いますけれども、衛生物品の相談については、その時点で、市としてどういう対応をされたのか、また今後どのように対応されていくのか、これについても伺いたいと思います。
答弁 市長 迫俊哉
秋元議員の再質問にお答えをいたします。まずは、国の第二次補正予算に関わります臨時交付金の関係でお尋ねがございましたけれども、前回の1兆円に対しまして、今回2兆円が地方自治体に配分されるということでございまして、地方自治体の配分額につきましても、この一両日中に我々にも報告があるということで伺っておりますが、この2兆円の臨時交付金につきましては、国からも早くから自治体に配分されるということでしたので、市といたしまして、私からも各部局に対して、幅広くこの対応に当たるようにという指示をしているところでございます。まだ細かい点について詰め切れていないところもありますけれども、今後、議会の合間を縫いながら、各部からヒアリングを行いまして、先ほどお話がありました、これまで支援の行き届いていない業種、方々に対しての支援なども含めて検討をさせていただきたいというふうに思っているところでございます。それから、文化芸術施設の減免等につきましては、国の考え方からいきますと、集客施設については-67-段階的に増えていきますけれども、やはりキャパシティーの2分の1という制限はしばらく取れないのだろうなというふうに私どもとしても考えております。そういった中で、文化芸術活動を行う場合についての、いろいろな支障があるわけですから、市としても可能な限り、この減免にはお応えをしていきたいというふうに考えておりますし、時期については明示できませんけれども、可能な限り早く対応させていただきたいというふうに思っているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 医療保険部長 勝山貴之
秋元議員の再質問にお答えいたします。介護施設への衛生物品の支援の関係でございますけれども、衛生物品につきましては、各介護施設へ、道なりからマスクを配られることがございました。そのときに、各施設に聞き取りをしまして、マスクや消毒液が足りているのかどうなのかを確認して、足りないと言っているところについてはこちらから、寄附をもらったものとかもございましたので、そういうものを提供させていただいているというところでございます。今後につきましても、必要に応じて聞き取りなどを行って、まだ不足していると、直接市に、マスクですとか消毒液が足りないので何とかしてほしいという声は寄せられてはいないのですけれども、こちらから聞き取りなどをして、そのときにまた足りないということがあれば、必要に応じて供給をしていくなり、あと、この後、どのような支援がいるのかということも検討していきたいというふうに考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)
秋元議員の再質問にお答えをさせていただきます。ただいま市教委で実施している家庭学習のための必要な調査でございますけれども、一度、国の調査が実はございましたが、まだまだ細かい点を精査しないと、その調査結果を使えないということがございまして、それを踏まえて現在、個々に、例えば端末はあるけれどもインターネット環境がない、逆のケースもありますし、いろいろなケースが考えられるということで、今それにわたっての詳細の調査をしているところでございます。できれば、今、一生懸命にやっていますけれども、今月中には調査結果をまとめていきたいというふうに考えております。