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小樽市議会 令和2年第2回定例会 2020年6月16日

(1)新型コロナウイルス感染症による本市財政への影響について/(2)小樽市内の看護師養成について

2020年6月16日、小樽市議会の一般質問で、中村岩雄議員が「新型コロナウイルス感染症による本市財政への影響について」「小樽市内の看護師養成について」について質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。

質問者
中村岩雄 議員
答弁者
市長 迫俊哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 中村岩雄

それでは、質問に先立ち、新型コロナウイルス感染症で亡くなられた皆様の御冥福と、なお病床にある方々の一刻も早い御回復をお祈りを申し上げます。また、感染症対策に指揮を執られる市長をはじめとする市職員の皆様、医療などの第一線で対応に当たられている皆様ほか関係各位に対しまして、深甚なる敬意を表し、感謝を申し上げる次第であります。今後も共にこの感染症を乗り越えるべく、私どももまた決意を新たにしたいと存じます。それでは、質疑及び一般質問をさせていただきます。-86-新型コロナウイルス感染症による経済への影響としては、財務省が本年4月 27 日に公表した全国財務局管内経済情勢報告概要においても、北海道管内は1月公表時点では、景気は「緩やかに回復している」としておりましたが、今回は新型コロナウイルス感染症の影響により経済活動が抑制され、足元では観光で悪化が見られるなど、極めて厳しい状況にあるとしております。また、小樽商工会議所も同日公表した小樽市経済動向調査結果においても、企業の景況感を示す業況判断DIはマイナス 41.8 ポイントで、前年同期と比べマイナス 33.5 ポイント低下するなど、新型コロナウイルス感染症の流行が全ての業種における業況を悪化させている状況にあります。このように新型コロナウイルス感染症の流行は市内経済へ大きな悪影響を与えており、国においては大規模な補正予算を編成するとともに、本市においても臨時交付金などを活用し、経済対策や衛生対策などの施策にスピード感を持って対応されておりますが、今後とも国の動向に注視しながら、さらに効果的な対策を講じていただきたいと思います。一方で、この新型コロナウイルス感染症は本市の財政状況にも大きな影響を与える問題であると思います。政府は令和元年 12 月5日に令和2年度予算編成の基本方針と、同年 12 月 18 日に令和2年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度を閣議決定し、令和2年度の経済見通しを総合経済対策を円滑かつ着実に実施することで、我が国経済は雇用・所得環境の改善が続き、経済の好循環が進展する中で、内需を中心とした景気回復が見込まれるとしており、これらを踏まえた上で令和2年度の地方財政計画が示されております。この地方財政計画は、地方財政全体の歳入と歳出を合理的な方法で積算し、その収支の状況を明らかにすることによって地方財源の保障を行うための仕組みであり、本市を含む各自治体は、この地方財政計画を参考として令和2年度予算を編成されたものと思います。よって、国においては雇用・所得環境の改善が続き、経済の好循環が進展すると見込み、地方の税収は伸びるものとして地方財政計画を策定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の流行により、その見込みは大きく変わることとなり、本市財政にも大きな影響がある市税などの一般財源の確保といった問題が生じてくるものと思います。そこで質問させていただきます。新型コロナウイルス感染症により、企業及び従業員に大きな影響が予想されますが、本市においては今年度の市税課税額にはどのような影響が生じるのかをお示しください。国は地方税法などの一部を改正し、徴収の猶予制度の特例を設けましたが、本市における直近での相談状況についてお知らせください。新型コロナウイルス感染症の影響により、市税なども含めた歳入が減少する見込みの中で、今後の財政運営についてはどのように考えているのか、お示しください。小樽市内の看護師養成について質問いたします。先般、小樽看護専門学校を運営する学校法人が令和3年度以降の入学者の募集を中止し、令和5年3月に閉校することが報道されました。同校は准看護師を対象として看護師の養成を行う学校であり、准看護師資格を持ち、地元で働きながら看護師を目指す学生が多く、准看護師養成校である小樽市医師会看護高等専修学校からも多数入学しており、重要な進学先とされております。そのため、これまで小樽看護専門学校への進学を目指していた小樽市医師会看護高等専修学校の学生には動揺が広がっていると伺っております。将来看護師になるという夢を持って入学し、看護師の資格を取り、その後の人生設計を考えている学生には大変大きな問題であると認識しておりますが、小樽看護専門学校の閉校について、どのように受け止めているのか、お示しください。また、少子化の影響から、小樽看護専門学校及び小樽市医師会看護高等専修学校の受験者数も年々減少し、経営的にも厳しい状況にあると伺っております。少子高齢化が進む本市において、看護職員は地域医療及び看護施設において必要不可欠であり、地元で働く看護職員を養成し、確保することはますます重要-87-になると思いますし、各学校それぞれの問題ではなく、小樽市全体の問題として経営母体を越えての検討を要する時期と考えます。看護職員の養成・確保に対する小樽市の見解をお尋ねいたします。以上、再質問を留保し、質問を終わります。

答弁 市長 迫俊哉

中村岩雄議員の御質問にお答えいたします。初めに、新型コロナウイルス感染症による本市財政への影響について御質問がありました。まず、今年度の市税課税額に与える影響につきましては、個人市民税は前年の所得等により課税され、固定資産税・都市計画税は、その年の1月1日時点の資産の所有者に課税されるものであるため影響はありません。一方、法人市民税は決算額に基づいて課税され、その影響額は決算期によって違いがあるものの、今後の決算には新型コロナウイルス感染症の期間を含むため減額が見込まれます。また、入湯税についても観光入込客数の激減などにより、同様に減額するものと見込まれます。次に、市税の徴収猶予の特例制度の相談状況につきましては、6月 12 日現在で 381 件相談を受けており、個人では収入、法人では収益が減少したことにより、納期内納付が困難であるとの理由から、徴収猶予の特例制度の申請受付は 52 件となっております。次に、今後の財政運営につきましては、歳入においては新型コロナウイルス感染症により市税への影響は今年度から生じる可能性があるほか、徴収猶予制度の特例によりさらなる市税の減少が見込まれることから、本市としても新たに創設される猶予特例債や減収補塡債の借入れにより、一時的な減収に対応する予定であります。また、歳出においては、事業の休止などで今後執行できない事業について精査し、予算の組替えで財源を捻出してまいりたいと考えております。次に、市内の看護師養成について御質問がありました。まず、小樽看護専門学校が閉校することにつきましては、小樽・後志はもとより、道内の看護師を育成する3年間の夜間定時制の学校として看護人材の養成のために重要な役割を果たしてきており、閉校となることは地域医療にとって大きな問題と考えております。次に、看護職員の養成・確保につきましては、まずは小樽看護専門学校の存続に向けた取組が必要と考えておりますので、当該専門学校を運営する法人からの聞き取りや関係機関との協議を進めているところであります。今後とも看護職員の養成・確保について、関係機関と協議を継続してまいりたいと考えております。(「議長、4番」と呼ぶ者あり)

再質問 4番 中村岩雄

それでは、簡単に再質問をさせていただきます。看護職員の件ですけれども、今後も関係機関と協議ということで市長に答弁いただきましたけれども、その辺、もう少し具体的な答弁といいますか、どのようなところを考えているのか、お聞かせいただきたいと思います。

答弁 市長 迫俊哉

中村岩雄議員の再質問にお答えをいたします。小樽看護専門学校の存続に向けた関係機関との協議についてお尋ねがございましたけれども、小樽看護専門学校の閉校につきまして、昨日も答弁させていただきましたが、5月下旬の学校の理事会で閉校が決定されたということで、その後、私どものほうに報告に参りました。まだ期間が2週間程度ということで、具体的な動きについてはまだまだこれからだというふうに思っておりますけれども、小樽看護専門学校の閉校に伴う影響というのは看護人材の育成、輩出だけではなくて、若い世代の人口流出にもつながるということで、いろいろな角度から考えていかなければならない問題であり、私どもとしても看過はできない問題だというふうに認識しております。関係機関として考えられるのは、一つには学校法人があると思いますし、もう一つには小樽市医師会、こういった機関があると思いますし、あるいは補助金が北海道から出ていますので、場合によっては北海道との協議も必要になってくるかと思いますけれども、具体的にはまだまだこれからになりますが、そういった関係機関と協議を進めさせていただきながら、来春には医師会の生徒が卒業されますので、スピード感を持って取り組んでいかなければならないと考えているところでございます。

出典:小樽市議会 令和2年第2回定例会 2020年6月16日 議事録 PDF(102ページ) 間違いを知らせる