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小樽市議会 令和2年第1回定例会 2020年2月26日

小樽市公共施設再編計画(案)について

2020年2月26日、小樽市議会の一般質問で、高橋克幸議員が「小樽市公共施設再編計画(案)について」質問し、市長 迫俊哉、教育長 林秀樹が答弁しました。

質問者
高橋克幸 議員
答弁者
市長 迫俊哉、教育長 林秀樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 高橋克幸

次に、小樽市公共施設再編計画(案)についてであります。総務省では、平成 26 年策定の公共施設等の総合的かつ計画的な管理の推進についてにより、各自治体に対し、全ての公共施設等を対象に管理等に関する基本的な考え方を示す公共施設等総合管理計画及び個別施設計画である長寿命化計画の策定を要請いたしました。これに対し、本市において公共施設等総合管理計画を平成 28 年に策定し、この基本的な方針に基づき平成 30 年度には「①対象施設の選定」「②個別施設の現状評価」「③施設の再編方針や再編手法の検討」。令和元年度では、「④対象施設における再編素案」が作成され、昨年第3回定例会の中で提出されたわけであります。議会においては、公共施設の再編に関する調査特別委員会を設置し質疑が行われてきました。そして、令和2年2月には、小樽市公共施設再編計画(案)が作成され、素案で複数の選択肢が示されていた各施設の絞り込み案として議会に提案されました。そこで何点か伺います。施設別の全体像の中で中段に記載されている施設、体育館、市民会館、勤労女性センター、勤労青少年ホームの四つの施設についてであります。体育館の説明では、新・市民プールの整備方針が定まるまで現施設を当面維持。市民会館の説明では、整備方針が定まるまで必要な保全を行い、現施設を当面維持。勤労女性センター、勤労青少年ホームでは同じ説明で、在り方や整備方針が定まるまで現施設を当面維持とあります。これら全て当面維持で共通していますが、これが公共施設再編計画(案)なのでしょうか。これでは先送りしたと言われても仕方がないと思われますが、見解を伺います。整備方針が定まるまでとは、いつまでに決定するのでしょうか。当面維持とは、具体的にどのように維持されていくのか、お答えください。市民会館の必要な保全を行いとは、どのような保全を考えているのか、お示しください。-84-今後のスケジュールでは、公共施設再編計画の策定が令和2年度に実施され、続いて個別計画である長寿命化計画の策定に進む予定であります。長寿命化計画の策定で、再編施設の整備時期及び単独で残す施設の改修内容と改修時期を整備コストの平準化を勘案し設定するとあり、公共施設等総合管理計画の見直しに進む流れとなっています。先ほどの四つの施設はどのようになるのか決定していないため事業費の試算もできず、計画時期も未決定の中で、どのようにして全体コストの平準化ができるのでしょうか。この点についてお答えください。また、今後の公共施設再編計画の策定や長寿命化計画の策定についての考え方やスケジュールも含め、市長の見解を伺います。博物館分室(収蔵庫)についてであります。現在、主に収蔵されている旧石山中学校には、小樽の歴史や文化など、その時代に培われた多くの遺産とも言うべき収蔵資料がおさめられております。この旧石山中学校から旧北手宮小学校及び移設する教育委員会に分けて移転する計画となっております。どのように2カ所に分けて収蔵するのか、考え方と主な収蔵資料について、また、今後のスケジュールについてお示しください。旧北手宮小学校も築年数もふえ、屋上防水や建物の維持管理に必要な改修工事も必要と考えます。収蔵資料の中には、管理上、特に検討の必要があるものも多くあると思いますので、今後の考え方についてお示しください。また、関連して、博物館の展示資料、収蔵資料などの防災対策や資料のデジタル化などによる保存対策はどのように検討されているのか、お答えください。以上、再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 迫俊哉

ただいま、小樽市公共施設再編計画(案)について御質問がありました。初めに、四つの施設の当面維持などについてですが、まず、体育館等の四つの施設が当面維持となっていることにつきましては、体育館は、その規模や機能に加え、新・市民プールとの併設についての検討が必要なこと。市民会館は、その建設場所の確保や施設規模等の検討が必要なこと。勤労女性センターと勤労青少年ホームについては、それぞれの将来の役割を踏まえたあり方の検討や整備方針の検討が必要なことから、再編計画案ではこうした整備方針等が定まるまでの間、これまでどおり現施設を継続使用していくという方向性を定めたものであります。次に、整備方針が定まる時期につきましては、現段階ではその時期をお示しできませんが、いずれの施設も老朽化が進んでいる建物のため、できるだけ早い時期に整備方針を定めるよう努めてまいりたいと考えております。また、当面維持とは、これまでどおり現施設を継続使用していくために建物や整備等について必要な維持管理や補修を行っていくものであります。次に、市民会館の必要な保全につきましては、同館の整備方針が定まるまでの間は、利用者の安全にかかわるもので、緊急性の高いものや施設の運営上必要なものを優先して必要最低限の施設改修をしながら、当分の間、維持していくことを考えております。その場合、舞台のつりものワイヤーや滑車などの交換、外壁補修、大ホールのシャンデリアのワイヤー交換、音響設備、高圧受電設備の更新などについて段階的に行う必要性があると考えております。-85-次に、当面維持する施設を含めた再編に係る全体コストの平準化につきましては、再編計画において、あり方や整備方針が定められていない施設は、当面これまでどおり現施設を継続使用していくことから、来年度策定する長寿命化計画の中で継続使用していくために必要な維持補修等の費用や実施時期を検討し、全体コストの平準化を行ってまいります。次に、公共施設再編計画と長寿命化計画の策定についての考え方やスケジュールにつきましては、今回お示しした再編計画案は今定例会後、パブリックコメントや若者世代等との意見交換会を実施した後、それらも参考にしながら6月までに再編計画として策定いたします。この計画を踏まえて、実行計画である長寿命化計画を令和2年度末までに策定いたしますが、その後に整備方針が定まった施設については、適宜、長寿命化計画の見直しを行い、その中で反映させてまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)

ただいま、小樽市公共施設再編計画(案)について御質問がありました。初めに、博物館分室(収蔵庫)についてでございますが、まず、博物館資料の収蔵につきましては、収蔵資料の一括管理の観点から、旧石山中学校で収蔵している博物館の資料は、基本的に旧北手宮小学校に集約したいと考えておりますが、一部、教育委員会が移転する商業高校には学校・教育史関係の資料を収蔵し、博物館の調査研究に役立てることを検討しております。また、今後のスケジュールにつきましては、旧北手宮小学校の環境整備を行った後に実施する予定ですが、時期については長寿命化計画を進める中で協議してまいりたいと考えております。次に、収蔵資料の管理の考え方につきましては、本館、運河館に加え旧北手宮小学校も含めて総合的な資料の管理が必要と考えております、そのため旧石山中学校の博物館の収蔵物を旧北手宮小学校で受け入れる方向で検討しておりますことから、今後の方針として施設の老朽化により雨漏り等が発生している旧北手宮小学校の屋上防水工事を実施するなど、適切な資料保存のための環境整備を計画的に進めてまいりたいと考えております。次に、博物館の展示資料、収蔵資料などの防災対策につきましては、毎年実施している消防設備点検などの指摘事項について対応し、資料の安全な保存対策に努めてきているところでございます。本年1月には重要文化財旧手宮鉄道施設で防火訓練を実施いたしましたが、その際には重要資料を搬出する訓練も盛り込むなど消防本部の協力を得ながら取り組んでいるところでございます。また、収蔵資料のデジタル化につきましては、平成 18 年度以降は資料を受け入れる際にデジタルデータで保管し、それ以前のものについても随時デジタル化を進めるなど適切な保管に努めているところでございます。(「議長、11 番」と呼ぶ者あり)

再質問 11番 高橋克幸

3点、再質問させていただきます。まず1点目、特定健診について再質問いたします。非常に小樽の特定健診の受診率が低いという説明を受けていましたけれども、人口 10 万人以上の市で最下位というのは問題ですよね。お聞きしたところ北海道でも下位のほうだというふうに伺いました。もっと広げていくと、日本全国的に見ても本当に下位のほうなのだという、驚くべき状況なのだということをお聞きしたわけです。先ほど直近5年間の数字をお聞きしましたけれども、受診率は上がっているのです。少し希望が持てるかと思うのですが、ぜひやっていただきたいと思っているのは、データヘルス計画では令和5年に 30%と-86-いう結構高い数字です。何とか全道平均まで行こうという数字だと思うのですが。今、令和2年度ですから、5年度を含めると丸4年あります。私は、やはりある程度意識を持って、毎年このぐらいずつという受診率の数値目標を設定したほうがいいのではないかと、きれいにいくかどうかは別にして、そのぐらい意識を持ってやらないとこれは上がっていかないのではないかというふうに非常に心配をしております。また、直接のペナルティーはないようですけれども、財政支援制度もその中では受けづらくなるというお話も聞きましたので、やはり健康を重視する小樽としては、この特定健診の受診率の向上というのは、本当に力を入れてこの4年間やっていかなければならないのではないかと思います。ぜひ目標を定めて、しっかり毎年取り組んでいっていただきたいと思いますので、その辺の意気込みと対策、方法について、あれば聞かせていただきたいと思います。2点目はGIGAスクール構想についてであります。先ほど教育長にお話を伺いました。議案説明のときにもお話ししましたけれども、私ども武雄市に行って本当に感銘を受けて、2014 年に行きましたから、もう6年前になるわけです。もうそこでは先進市で既に取り入れて、市の全小学校がやっていたという状況で、しかも先ほども少し説明しましたけれども、翌年にはもう効果が出ているという状況であったというふうに伺っています。本質問でもお聞きしましたけれども、ハードだけそろえても意味がないのです。先ほど説明した予習教材と授業計画というのが非常に大事であると。大事なのは教える側、教員方の力量が非常に求められるというふうになってくると思います。そうなると、学校別に研修を行うということがありましたけれども、ぜひ教育委員会としては、全体として出おくれがなるべくないように、底上げできるように工夫してほしいのです。その辺もよく見ていただきたいと思いますし、同じ学校内でも年齢的な差別もありますし、こういうものは不得意なのだという教員方もいらっしゃるかもしれません。そういう中で、どういうふうにそれを穴埋めできるのか、底上げできるのかということも含めて、これは真剣に取り組んでいただかないと、せっかく国が予算を出して整備しても効果が上がらないと意味がありませんので、この点はぜひお願いしたいとも思いますし、その辺を具体的に。今すぐという内容はないかもしれませんけれども、私は早く準備を進めてほしいのです。どういう準備を進めていかなければならないのかというのはいろいろあるかと思いますけれども、今わかっている範囲でお答えできるものがあればお示しいただきたいと思います。それから、3点目は地方自治体のICT化、5GとRPAの件です。先ほど市長からも御答弁いただきましたけれども、なかなか前に進んでいくのだというような御答弁ではなかったというふうに思います。やはり認識がまだ低いのかというふうに思っていますので、まず一つやっていただきたいのは、この5Gと、それから特にRPAの活用を、では具体的にどうやったらできるのか、先ほども費用対効果ということもありましたけれども、私がセミナーの中で説明を受けた中では、ほとんどの市で効果があるというふうに言われているようです。なので、担当の人、1人だけがわかっていてもこれはしようがない話で、できれば市長、副市長も。デモを見せてもらいましたけれども、なるほど、そういうことなのかと、本当にすごいなというふうに思いました。そういう面で、やはり幹部の方々が認識を新たにしていただけなければ、一つの課で、1人の職員で、これがいいとか悪いとかと言っても進みませんので、ぜひとも市長にこの辺の認識をもっと深めていただいて、特にこのRPAについては早急に取り組む考え方を持っていただきたいと。まず、調査研究でも結構ですので、認識を新たにして、もう一度そこから見直していただきたいと思いますので、その辺についてお答えをいただきたいと思います。-87-

答弁 市長 迫俊哉

高橋克幸議員の再質問にお答えいたします。まず、特定健診についてですけれども、全く議員指摘のとおりでございまして、全国的にも下位にあるというふうには認識をしておりました。この問題につきましては、やはり市民一人一人の医療費の問題などから、健康寿命の延伸というのは大きなテーマになっておりますから、それを解決することにもなりますし、何よりも御答弁申し上げましたけれども、受診率が交付額を決定する大事な要素になっているということも鑑みますと、この問題にはしっかり取り組んでいかなければならないということで、新年度予算には新たな受診勧奨策としての事業を盛り込んだところでございます。令和5年度で 30%という目標を掲げておりますけれども、今後どういった目標を掲げることができるのか、担当と十分検討し、着実に前進させていきながら、この目標をクリアできるようにしっかり取り組んでいきたいというふうに思っているところでございます。それから、ICTの関係でお尋ねがございましたけれども、全体的に見てICTの取り組み自体、小樽市役所はほかの自治体と比べますと、おくれているというような認識は持っているところでございます。また、その一方で、職員の負担軽減ですとか、あるいは作業の効率化といったことについてもしっかり取り組んでいかなければいけないというふうに考えておりますので、今、議員からは、このRPAの取り組みについてしっかりと認識を持つようにというような御指摘をいただきましたけれども、私も含めて全庁的にこのRPAのメリット、こういったものがしっかり認識できるような取り組みを庁内でも進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)

高橋克幸議員の再質問にお答えをさせていただきたいと思います。GIGAスクール構想に関連しての御質問でございますけれども、議員御指摘のとおり、ハードをそろえれば、それで済むものではもちろんございません。そこがスタート地点となるわけで、どういうふうに子供たちに活用していくのかということが一番求められることだというふうに思っております。そういう点から、全ての教員の指導力向上、これは間違いなく絶対必要なことだというふうに思っておりますので、私どもとしても早い段階から準備を進めていくことが大切であるというふうに考えております。そういった中にあって、年度内に小樽市教育情報化推進委員会という組織を立ち上げるということを今考えておりまして、その委員会を活用して教科等の指導における効果的な活用方法、議員から武雄市の事例なども御紹介いただきましたので、そういった先進的な事例を委員会の中で協議したり、そして、学校でそれぞれ協議した中で、その活用について市としての政策をまとめて、学校にそれを反映させていくというような取り組みが必要かというふうに我々も今考えておりまして、そういったことを通じて教員の研修会も含めてしっかりやっていこうということで、今準備を進めておりますので、今後小樽市の子供たちがそういう形でしっかりと学んでいけるように取り組んでまいりたいというふうに考えております。

出典:小樽市議会 令和2年第1回定例会 2020年2月26日 議事録 PDF(100ページ) 間違いを知らせる