小樽市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月10日
総合体育館について
2019年9月10日、小樽市議会の一般質問で、面野大輔議員が「総合体育館について」質問し、市長 迫俊哉、教育長 林秀樹が答弁しました。
- 質問者
- 面野大輔 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉、教育長 林秀樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 面野大輔
次に、総合体育館について伺います。小樽市総合体育館は昭和 49 年8月 10 日に落成、開館の式典が行われて以来、およそ 45 年間スポーツレクリエーションを通して市民の健康増進や教育振興などの役割を果たし、多くの市民の皆さんに親しまれてきました。また、各種競技団体の全道大会や全国大会、国際試合などさまざまな競技大会を開催し、多くの市外の方が小樽へと足を運ぶきっかけとなる施設です。施設の大きな工事としては、昭和 61 年には、はまなす国体の体操・新体操競技の会場として、現在の第四体育室が増築され、また、平成 17 年から 18 年度にかけてアスベストの除去工事が行われました。そんな中、現在アスベストの影響によって施設のボイラーの使用を中止しています。平成 17 年に行われたアスベスト除去工事以降、これから工事を予定している対象箇所の経緯について御説明ください。次に、アスベストによる人体への影響は潜伏期間が長く、その上、発症すると非常に重い病気になる可能性があると言われていますが、今回のケースで当該箇所からのアスベストの飛散、または関係者が吸い込んでしまうなどのおそれはあり得ませんか。次に、アスベストの管理には基準が設けられ、各施設において点検されていると思います。昨年も、市有施設内でアスベストを含む建材の不適切処理が行われるなど、問題になっていました。管理や点検をしているから心配ない、問題ないという観点ではなく、いまだアスベストが残存する施設においては、財政面や人の出入りの多さなどを考慮し優先度を決め、計画的に除去工事を行っていただきたいと考えますが、いかがですか。次に、総合体育館の利用状況について質問いたします。現在、小樽市では人口減少、少子高齢化など人口問題に直面しており、総合体育館の利用状況や使用料-73-の低下を懸念しておりますが、直近5年の個人と団体の利用者数、また、使用料についてお示しください。次に、現在は指定管理者制度のもとで総合体育館は運営されているところですが、近年の指定管理者における委託料を含めた収支について御説明ください。次に、現在指定管理者による管理を行っている公の施設一覧で示されているとおり、総合体育館は平成27 年4月から来年3月までの5年間となっています。これまで、ほかの施設でも老朽化が進み、市の公共施設の管理計画に位置づけられている施設で、管理期間が基本の5年から3年に短縮されるケースもありますが、総合体育館についてはどのような扱いになるのでしょうか。加えて、今後の指定管理者を決定するスケジュールについても御説明ください。次に、総合体育館の老朽化について質問いたします。私自身も年に数回総合体育館へ行く機会があり、時間があれば施設内を歩き回り、実際に老朽化を肌で感じています。約 45 年もの間使用されている施設なので、現在の設備と比べると古いものもありますし、壊れている設備もあります。ある利用団体の方からは、市外から参加者を募る大きな大会を誘致したいが、現状の総合体育館ではなかなか声を上げにくいとの御指摘もありました。具体的なところでは、アリーナ海側の男子便所のほとんどが使用禁止になっていたり、電球が切れて薄暗い廊下になっていたり、メーンの通路の壁にビニールシートが張られていたり、時計がずれていたりなど、私が短時間で気づいただけでも数カ所確認できるほどでした。現在、指定管理者から施設や設備の修理について要望が寄せられていたり、教育委員会として改修が必要と認識している点をお示しください。次に、老朽化した設備等の補修の考え方として、新設の時期が明確に示されれば、補修の方法や度合いも変わってくるものと考えます。新設するという方針があるのであれば、その時期がおおよそ何年度になるか目安を示すべきだと考えます。ある程度の年度を示すことで、改修工事をするのかしないのか、手をつけずに、いわゆる我慢して最低限の改修、補修にとどめて施設を維持していく、このような選択肢もあり得るのではないかと考えます。今後、公共施設の個別施設計画として、今回素案として示された再編計画とあわせて、長寿命化計画も策定していくこととなります。この計画の中で、新築する場合のスケジュールについてどのように示していくおつもりなのか見解を伺います。次に、総合体育館の耐震性についてです。平成 26 年度に実施した耐震診断の結果では、必要とするIs値 0.675 に対し、最も低いIs値が 0.055となり、必要な値の 10 分の1以下であり、耐震補強が必要な施設です。学校を除くほかの市有施設で総合体育館と同様に耐震診断によるIs値が必要とするIs値未満であった施設はありますか。施設名とIs値をお示しください。次に、総合体育館は災害時に指定避難所として開設することとなっていますが、総合体育館が指定避難所として指定されている基準について御説明ください。次に、総合体育館は地震発生時の指定避難所であり、耐震化がなされていませんが、例えば、伊達市では老朽化した体育館の整備を図るため、総合公園だて歴史の杜を防災拠点として地域防災計画の中で位置づけ、防災公園として整備することで国土交通省の社会資本整備総合交付金を活用したと聞いております。平成 24 年度にオープンした伊達市総合体育館は、有珠山噴火災害の教訓を踏まえ、地震等大規模災害時における住民避難、救護活動の拠点となる施設として整備され、平常時は市民の憩い、文化、スポーツ活動の交流の場となっています。毛布 2,100 枚、畳 900 枚を常備し、避難所として想定しているため、トイレを通常の2倍、シャワー設備も完備されています。また、停電を想定し、採光のためアリーナ窓などを広くする非常用電源設備があり、生活用水確保のため併設された温水プールの水を体育館に排水できるような設備もあると伺っています。防災拠点整備の観-74-点から、小樽市においても小樽公園を防災公園として地域防災計画の中で位置づけ、体育館を整備していくことを検討できませんか。次に、駐車場について質問いたします。参加者が多く集まる大会、特に市外からお越しになる方が多いと駐車場はすぐに満車状態です。さらに、花園グラウンドで朝野球を開催している日は沿線が路上駐車で車があふれ、警察が注意を促すほどの状況になることが多々見受けられます。しかし、パトカーの注意喚起では、体育館の中で運動をしているとアナウンスも聞こえませんし、主催者側も駐車禁止に配慮し、館内放送にて市役所駐車場への移動を喚起しますが、市外から来られている方は土地カンもないことから、移動にも苦戦をしているようです。駐車場の増設、または正式な周知が必要と考えます。そこで、現在正式に総合体育館の駐車場として用意されているキャパシティーは何台ですか。また、大きな大会などで駐車場が満車になると見込まれた際には、どのような対策がとられていますか。次に、駐車場の増設に当たって伺います。迫市長就任直後の議会において、新・市民プールの建設地として前市長が予定地として挙げた花園グラウンド案は見送り、旧緑小学校跡地を含めて検討する旨の答弁をいただきました。現在、公共施設再編素案が示され、体育館においては統合、複合を含めて各素案の中で旧緑小学校跡地に新設する方向性でありました。どのタイミングかで旧緑小学校は解体を行うものと予想しますが、公共施設の再編の中で協議をすると相当遅くなってしまい、総合体育館の駐車場満車問題は先送りになってしまうので、早目の解体を行い、駐車場として活用すべきと考えますがいかがでしょうか。また、どれほどの需要があるか定かではありませんが、一部を市営駐車場として開設し、使用料を徴収するという仕組みに関しては、手続上可能なものなのかを含めて見解を伺います。以上、この項の質問を終わります。
答弁 市長 迫俊哉
ただいま、総合体育館について御質問がありました。初めに、アスベストが残存する施設において計画的な除去工事を行うことにつきましては、現在、除去や囲い込み等が未実施の施設は、今回除去工事を行う総合体育館を除いて6施設ありますが、定期的な劣化状況の確認によりアスベストの飛散のおそれがないと判断していることから、経年劣化調査を継続しております。庁内アスベスト対策委員会では、アスベスト含有材の劣化状況などのほか、利用形態、利用者数などを総合的に判断し、優先順位の高いものから順次除去や囲い込み等の対策工事を行ってきたところであり、これら6施設についても財政状況を見きわめながら、今後の劣化状況に応じて対応してまいりたいと考えております。次に、総合体育館の建設スケジュールにつきましては、公共施設等総合管理計画は令和 40 年度までの計画期間となっており、長寿命化計画もこれに合わせた計画期間となっておりますが、具体的なスケジュールは、直近の 10 年間で整備する内容をお示しすることとしております。なお、総合体育館を含めた個々の再編施設の事業着手時期は、別途策定される市営住宅や学校施設の長寿命化計画を踏まえながら、費用の平準化も考慮して調整していく予定であります。次に、総合体育館及び学校を除く市有施設で耐震診断の結果、必要とするIs値 0.675 未満であった施設につきましては、本庁舎本館がIs値 0.28、同じく本庁舎別館が 0.158、市民会館が 0.08、保健所が0.237、総合福祉センターが 0.266、また、稲穂改良住宅を含む小樽駅前第一ビルは必要とするIs値 0.54-75-に対して 0.14 となっております。次に、指定避難所の基準につきましては、指定避難所の基準は、総合体育館に限らず、災害対策基本法第 49 条の7、同法施行令第 20 条の6に基づき、小樽市地域防災計画に定めております。その主な内容といたしましては、被災者等を滞在させるために必要かつ適切な規模であることや、速やかに被災者等を受け入れ、または生活関連物資を被災者等に配布することが可能な構造、または設備を有するものであることのほか、災害による影響が比較的少ない場所であることなどと規定しております。次に、小樽公園を防災公園として地域防災計画に位置づけ、体育館を整備していくことにつきましては、新たに体育館を整備する際には、避難所機能の向上など防災の視点も必要になるものと認識しておりますので、それらを踏まえて隣接する小樽公園を防災公園として地域防災計画へ位置づけることも検討してまいりたいと考えております。次に、旧緑小学校の早期解体による駐車場の確保につきましては、総合体育館の建築とあわせて旧緑小学校を解体することで仮設工事や基礎工事等の経費を削減できることなどから、公共施設再編計画の中で協議することが望ましいと考えておりますが、一方で、駐車場不足の問題は十分認識しておりますので、解体工事に係る財源も含め駐車場の確保についてできるだけ早期に検討する必要があると考えております。次に、旧緑小学校跡地の一部を市営駐車場とすることにつきましては、他の市営駐車場の開設状況を踏まえると、周辺にお住まいの方を対象とした月極などの有料駐車場として開設することは制度上可能であると考えます。また、市営駐車場としての整備については、イベント開催時などで総合体育館周辺の混雑状況を踏まえ、当該地における市営駐車場の必要性を十分に検討した上で判断していく必要があると考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)
面野議員の御質問にお答えをいたします。ただいま、総合体育館について御質問がございました。初めに、総合体育館のアスベスト除去工事の経緯につきましては、総合体育館は平成 17 年8月から平成 18 年4月までの9カ月間臨時休館し、アスベスト対策工事を実施しております。その際に、アリーナ、機械室などのアスベストを含んだ吹きつけ材は全て除去しておりますが、煙突の断熱材は、その当時規制対象ではなかったため除去されておりませんでした。その後、平成 26 年に国の石綿障害予防規則が改正され、煙突断熱材が規制の対象となりましたことから、教育委員会では定期的に空気中の石綿粉じん濃度測定を実施し、基準値内であることを確認してきたところでございます。今年度に入り、5月 24 日に開催されました庁内アスベスト対策委員会において、目視検査を行うことが決定され、6月 28 日に検査を実施したところ、煙突の横管の一部に劣化が見られましたことから、小樽市アスベスト対策マニュアルに従い、同日直ちに煙突の使用を中止し、囲い込みを実施いたしました。暖房を使用する冬期を控え、早急な対応が必要となることから、当該断熱材を除去するための対策工事を専決処分により進めることとしたものでございます。次に、当該箇所からのアスベストの飛散のおそれにつきましては、これまでも空気中の石綿粉じん濃度測定を煙突の周囲とボイラー室の2カ所で毎年実施しており、近年では本年6月 20 日の測定調査におきましても、異常のないことを確認しております。また、現状では煙突は既に囲い込みを行っておりますことから、当該箇所からアスベストが飛散することや関係者が吸い込んでしまうおそれはございません。また、これから進める工事につきましては、アスベストを飛散させないようクリーンルームを設置する-76-など、万全な安全対策を講じてまいります。次に、近年の個人・団体の延べ利用者数につきましては、平成 26 年度が個人利用4万 2,954 人、団体利用7万 3,528 人、計 11 万 6,482 人。27 年度が個人4万 5,297 人、団体6万 4,699 人、計 10 万 9,996 人。28 年度が個人4万 6,856 人、団体7万 5,812 人、計 12 万 2,668 人。29 年度が個人4万 9,760 人、団体7万 2,194 人、計 12 万 1,954 人。30 年度が個人4万 5,814 人、団体6万 4,250 人、計 11 万 64 人となっております。また、使用料につきましては、26 年度が 1,360 万 5,045 円、27 年度が 1,374 万 5,355 円、28年度が 1,368 万 8,690 円、29 年度が 1,448 万 3,910 円、30 年度が 1,345 万 1,520 円となっております。次に、近年の指定管理者における委託料を含めた収支につきましては、過去3年間の指定管理業務収支でお示しいたしますと、平成 28 年度が収入として市からの指定管理委託料 5,841 万円、自主事業収入 371万 4,700 円、収入合計 6,212 万 4,700 円、人件費、管理費などの支出合計 5,926 万 8,736 円、差し引き 285万 5,964 円。29 年度が、収入として指定管理委託料 6,019 万 7,000 円、自主事業収入 314 万 700 円、収入合計 6,333 万 7,700 円、支出合計 6,128 万 5,833 円、差し引き 205 万 1,867 円。30 年度が、収入として指定管理委託料 6,082 万円、自主事業収入 349 万 6,000 円、収入合計 6,431 万 6,000 円、支出合計 6,205 万7,286 円、差し引き 225 万 8,714 円となっております。次に、指定管理者の指定期間とスケジュールにつきましては、総合体育館は現在の指定期間が令和2年3月 31 日で満了となりますことから、令和2年4月1日以降の指定管理者を決定するため、小樽市公の施設指定管理者選考委員会において、公募により選考することといたしております。指定期間につきましては、運用に関する指針では原則5年としておりますが、現在、公共施設の個別施設計画を策定中であり、総合体育館については、今後建てかえの可能性もございますことから3年といたしております。また、決定のスケジュールにつきましては、本年7月 31 日に募集の告示及び募集要項の配布をし、その後8月9日に公募説明会を実施。現在、9月2日から 17 日までの期間で申請書の受け付けをしております。10 月に入り、選考委員会により事業者からのヒアリングを実施した上で候補者を選定し、11 月の教育委員会による選定の後、12 月の市議会第4回定例会に議案として提出する予定でございます。市議会におきまして議決をいただいた後、指定管理者指定の告示を行う予定といたしております。次に、指定管理者及び教育委員会における改修の必要性の認識につきましては、主なものといたしまして、災害時における避難所としての役割から耐震性が求められていることを初めといたしまして、施設の老朽化により外壁の剥離や雨漏りが発生しているほか、電気設備の経年劣化や地下トイレが使用できなくなっているなど、多くの改修が必要な状況となっております。次に、駐車場の収容台数と大きな大会時の対策につきましては、総合体育館の利用者駐車場は 51 台分となっております。また、大きな大会開催時には、市役所や教育委員会庁舎の駐車場のほか、旧緑小学校敷地を駐車場として開放し、使用していただくよう大会の主催者に対して御案内をしているところでございまして、これによりおおむね 300 台程度の収容が可能となっております。